JPS63290246A - 溶接部靭性の優れた低温用鋼 - Google Patents

溶接部靭性の優れた低温用鋼

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JPS63290246A
JPS63290246A JP12406087A JP12406087A JPS63290246A JP S63290246 A JPS63290246 A JP S63290246A JP 12406087 A JP12406087 A JP 12406087A JP 12406087 A JP12406087 A JP 12406087A JP S63290246 A JPS63290246 A JP S63290246A
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steel
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weld zone
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Takahiro Kubo
高宏 久保
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修 古君
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Kawasaki Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、溶接部靭性の優れた低温用鋼に関し、とく
に液化天然ガス(LNG)用鋼材など一160°C以下
のような極低温での使用において溶接部靭性が重要な要
因となる低温用鋼についてその特性の改善を図ったもの
である。
(従来の技術) LNGタンクなどに用いられる鋼材には、低温での高靭
性が要求される。その際とくに問題となるものの一つと
して溶接部における低温靭性がある。
従来からこの問題を解決するために種々の手直てが講じ
られていて、たとえば特開昭61−133312号公報
ではC量の低減化が、また「鉄と鋼(19B2)4、 
P、168)では極低P化や極低S化が提案されている
(発明が解決しようとする問題点) しかしながらこれらの方法では、溶接継手部とくに70
0〜900°Cまたは1350°C以上に再加熱される
熱影響部に対する要求靭性を十分に満足することはでき
ず、たとえば上記溶接継手部の脆性破壊発生試験におけ
るCOD値がポツプインの発生により低い値となること
が避けられなかった。
しかも前者の低C化法では、母材強度の点からSi、 
Mnの低減に限界があり、従って、700〜900°C
に加熱される熱影響部の靭性が低いという重大な欠陥が
あった。
この発明は、上記の問題を有利に解決するもので、溶接
部における低温靭性に優れた低温用鋼を提案することを
目的とする。
(問題点を解決するための手段) 上記した目的は、下記各項に掲げる構成により、有利に
実現される。
(1)  C:  0.04〜0.12wt%(以下単
に%で示す)Si:0.02〜0.30%。
Mn :  0.05〜0.4%。
p : o、ot%以下、 S : 0.005%以下、 Ni:6.5〜12.0%。
八Il?  0.01 〜0.10% Ti :  0.004〜0.015%を含有して、残
余は実質的にFeから成る組成(以下基本成分と略記す
る)。
(2)基本成分にさらに、0.005〜0.06%のN
bおよび0.005〜0.07%の■のうち少なくとも
1種の成分を含む組成。
(3)基本成分にさらに、0.02〜0.40%の門0
を含む組成。
(4)基本成分にさラニ、0.005〜0.06%ノN
bおよびo、oos〜0.07%のVのうち少なくとも
1種と、0.02〜0.40%のMoとを含む組成。
(作 用) この発明において鋼の成分組成を上記の範囲に限定した
理由は次のとおりである。
C: 0.04〜0.12% Cは、十分な高張力を得るために有用な元素であるが、
含有量が0.04%に満たないと前述したとおりSi、
 Mnを増加する必要が生じ700〜900″Cに加熱
された部分の靭性が低いという問題があり、一方0.1
2%を超ても靭性を1貝うので、0.04〜0.12%
の範囲とした。
Si : 0.02〜0.30% Siは、この発明の特徴の一つであり、それというのは
、Siの低減は溶接部靭性改善に顕著な効果を示すから
である。しかしながら、0.02%未満にしても漸進的
効果は認められないので下限を0.02%とした。一方
0.3%を超えるとかえって靭性の劣化を招くだけでな
く強度が過剰に上昇するため0.3%を上限とした。
Mn : 0.05〜0.4% Mnも、Siと同様にこの発明の特徴の一つである。
Mnの低減もSiの低減と相まるごとにより)容接部靭
性改善に顕著な効果を示す。しかしながら0.05%を
下回る低減は漸進的効果を示さないので、下限を0.0
5%とした。Mnはこの範囲で低減すれば漸進的に溶接
部靭性を改善し、とくに0.3%以下で顕著である。し
かし、一方0.4%を超えると靭性を劣化させるだけで
なく強度を過剰に上昇させるため0.4%を上限とした
P≦0.01%、S≦o、oos% P、Sはいずれも、母材および溶接部の靭性を害するの
で極力低減することが望ましいが、それぞれ0.01%
以下、0.005%以下の範囲で許容できる。
Ni : 6.5〜12.0% Niは、この発明の低温用鋼には必須の元素で、低温に
おいて高靭性を与える効果を有するが、6.5%未満で
はその効果に乏しく、一方12%を超えて多量に添加し
てもその効果は飽和に達し、また不経済でもあるので、
6.5〜12.0%の範囲に限定した。
Affi:0.01〜0.10% Affiは、脱酸上必要な元素であるが、0.01%未
満ではその効果に乏しく、一方0.10%を超えると清
浄性を損うので、0.01〜0.10%の範囲とした。
Ti : 0.004〜0.015% Tiは、この発明の特徴の一つであり、それというのは
、Ti成分は、鋼中においてTi窒化物を形成し、この
Ti窒化物が溶接部靭性とくにCOO値の向上に好影響
を及ぼすので、溶接部靭性を改善するために添加される
ものである。乙かしながら、その含有量が0.004%
未満では溶接部靭性の改善効果が認められず、一方0.
015%を超えて含有させるとかえって靭性の劣化を招
くので、その含有量は0.004〜0.015%の範囲
に限定した。また、TiはSL、 Mn低減による母材
の強度低下を補う元素でもある。
上記C,Si、 Mn、 P、 SL Ni、 Aff
、 Tiの各限定量をもってこの発明による低温用鋼の
基本成分とするが、この発明ではさらにNb : 0.
005〜0.06%。
V : 0.005〜0.07%のうち少なくとも一種
または/およびMo : 0.02〜0.40%を含有
させることもできる。
これらの限定理由について次に説明する。
Nb : 0.005〜0.06%、   V : 0
.005〜0.07%。
Nbおよび■はいずれも、析出強化により強度を向上さ
せるのに有効に寄与するが、両者ともo、oos%未満
では添加効果が少ないので0.005%を下限とし、一
方Nbは0.06%、またVは0.07%を超えるとか
えって靭性を損うのでそれぞれ上限をNb:0.06%
、V:0.07%に限定した。
Mo : 0.02〜0.40% Moは、固溶強化および焼入性向上により強度を改善す
るのに有用な元素であるが、0.02%未満ではその添
加効果に乏しく、一方0.40%を超えるとかえって靭
性を損うので、0.02〜0.40%の範囲に限定した
そして、上記成分範囲であれば、母材の製法は、いずれ
でも良く、例えば、圧延後直接焼入れ一二相域焼入れ一
焼もどしくDQ−Q’ −T) 、圧延後直接焼入れ一
焼もどしくDQ−T) 、圧延後再加熱焼入れ一二相域
焼入れ一焼もどしくRロー〇’−T)および圧延後再加
熱焼入れ一焼もどしくRQ−T)などの従来法で良い。
ただし、コストの点からはDローTあるいはRQ−Tが
好ましく、勿論かかる製法で製造してもこの発明鋼は−
160’C以下−196°Cでも十分な母材靭性を示す
(実施例) 表1に示す種々の化学組成になる鋼を、スラブ加熱温度
41220″C1圧延仕上げ温度:900°Cの条件で
10mm厚まで圧延し、直ちに水冷し、ついで570°
Cで70m1nの焼もどし処理を施した。
その時の母材強度および靭性(VE−196)について
調べた結果を表2に示す。
次に、表1に示す種々の化学組成になる鋼について、最
高加熱温度1350℃とし、最高加熱温度到達後、直ち
に冷却し、ついで800〜500°Cを30sで冷却す
る溶接再現熱サイクルを付与し、その時のvTrsおよ
びδCをそれぞれシャルピー衝撃試験とCOD試験によ
り求めた。その結果を第1図a。
b〜第3図a、 bにMn含有量、Si含有量およびT
i含有量との関係で示す。
さらに発明鋼Nα2および比較@ No、 15につい
て、最高加熱温度を500〜1000°Cに変え、最高
加熱温度到達後直ちに冷却される溶接熱影響部に相当す
る熱サイクルを付与したときのシャルピー衝撃試験結禾
(vE−t*h)についての調査結果を第4図に示す。
従来鋼では700〜1000°Cに加熱したとき脆化す
るが(このような熱履歴は、溶接時に必ず表れ、ポツプ
インなどの原因ともなる)、発明鋼では脆化しない。
また、さらに第5図a、 b、 cには、800°C加
熱時のシャルピー試験結果をMn、 SiおよびTil
との関係で示したが、この発明の適正範囲ですぐれた靭
性を示している。
(発明の効果) かくしてこの発明によれば、低温靭性とくに溶接部靭性
に優れた低温用鋼を容易に得ることができ、有利である
【図面の簡単な説明】
第1図a、b〜第3図a、 bはそれぞれ、Mn。 SiおよびTi含有量とvTrsおよびδCとの関係を
示したグラフ、 第4図は、最高加熱温度とシE−196との関係を示し
たグラフ、 第5図a、 b、 cはそれぞれ、Mn+ Siおよび
Ti含有量とシB−196との関係を示したグラフであ
る。 第1図 (a) Mn4−有量(%) 第2図 Si8有量(%) (b) (bt 第5 (a) (C) Ti昔宵量c%) (b)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、C:0.04〜0.12wt%、 Si:0.02〜0.30wt%、 Mn:0.05〜0.4wt%、 P:0.01wt%以下、 S:0.005wt%以下、 Ni:6.5〜12.0wt%、 Al:0.01〜0.10wt%および Ti:0.004〜0.015wt% を含み、残余は実質的にFeの組成になる溶接部靭性の
    優れた低温用鋼。 2、C:0.04〜0.12wt%、 Si:0.02〜0.30wt%、 Mn:0.05〜0.4wt%、 P:0.01wt%以下、 S:0.005wt%以下、 Ni:6.5〜12.0wt%、 Al:0.01〜0.10wt%および Ti:0.004〜0.015wt% を含み、かつ Nb:0.005〜0.06wt%、 V:0.005〜0.07wt% のうちから選んだ少なくとも一種を含有し、残余は実質
    的にFeの組成になる溶接部靭性の優れた低温用鋼。 3、C:0.04〜0.12wt%、 Si:0.02〜0.30wt%、 Mn:0.05〜0.4wt%、 P:0.01wt%以下、 S:0.005wt%以下、 Ni:6.5〜12.0wt%、 Al:0.01〜0.10wt%および Ti:0.004〜0.015wt% を含み、かつ Mo:0.02〜0.40wt% を含有し、残余は実質的にFeの組成になる溶接部靭性
    の優れた低温用鋼。 4、C:0.04〜0.12wt%、 Si:0.02〜0.30wt%、 Mn:0.05〜0.4wt%、 P:0.01wt%以下、 S:0.005wt%以下、 Ni:6.5〜12.0wt%、 Al:0.01〜0.10wt%および Ti:0.004〜0.015wt% を含み、かつ Nb:0.005〜0.06wt%、 V:0.005〜0.07wt% のうちから選んだ少なくとも一種を、 Mo:0.02〜0.40wt% と共に含有し、残余は実質的にFeの組成になる溶接部
    靭性の優れた低温用鋼。
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