JPS632901A - 植物ウイルス病防除剤 - Google Patents

植物ウイルス病防除剤

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JPS632901A
JPS632901A JP61146004A JP14600486A JPS632901A JP S632901 A JPS632901 A JP S632901A JP 61146004 A JP61146004 A JP 61146004A JP 14600486 A JP14600486 A JP 14600486A JP S632901 A JPS632901 A JP S632901A
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plant
virus
epsilon
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Masahiro Fujii
正弘 藤井
Yutaka Morita
裕 森田
Jun Hiraki
純 平木
Masakazu Hatakeyama
昌和 畠山
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    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01NPRESERVATION OF BODIES OF HUMANS OR ANIMALS OR PLANTS OR PARTS THEREOF; BIOCIDES, e.g. AS DISINFECTANTS, AS PESTICIDES OR AS HERBICIDES; PEST REPELLANTS OR ATTRACTANTS; PLANT GROWTH REGULATORS
    • A01N37/00Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing organic compounds containing a carbon atom having three bonds to hetero atoms with at the most two bonds to halogen, e.g. carboxylic acids
    • A01N37/44Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing organic compounds containing a carbon atom having three bonds to hetero atoms with at the most two bonds to halogen, e.g. carboxylic acids containing at least one carboxylic group or a thio analogue, or a derivative thereof, and a nitrogen atom attached to the same carbon skeleton by a single or double bond, this nitrogen atom not being a member of a derivative or of a thio analogue of a carboxylic group, e.g. amino-carboxylic acids
    • A01N37/46N-acyl derivatives
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S530/00Chemistry: natural resins or derivatives; peptides or proteins; lignins or reaction products thereof
    • Y10S530/806Antigenic peptides or proteins
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y10S930/01Peptide or protein sequence
    • Y10S930/29Polyamino acid or polypeptide with an uninterrupted series of peptide repeating units

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は植物ウィルス病防除剤に関するものである。よ
り詳しくは、ポリリシンを活性成分として含有すること
を特徴とする植物ウィルス病防除剤に関するものである
(従来の技術とその問題点) 植物ウィルス病は通常−旦感染すると全身感染をおこし
て罹病植物は枯死し易く、収穫または除去するまでは伝
染源として、虫媒伝染や接触伝染により他の健全植物を
次々と感染させて被害をさらに拡大さゼる。これらの植
物病源ウィルスとしてはたとえば、ナス科植物に感染す
るタバコモザイクウィルス(以下TMVと略記)、ジャ
ガイモウィルス(以下PVXと略記)、ナス科、ウリ科
、アブラナ科などの植物に感染するキュウリモザイクウ
ィルス(以下CMVと略記)などがある。
これらウィルス病の防除手段として、虫媒伝染性ウィル
ス病、たとえばCMVによるキュウリモザイクウィルス
病などについては、従来より媒介昆虫の駆除あるいは同
昆虫の発生時期を回避するための播種時期の変更、抵抗
品種の栽培などの試みがなされている。しかしこれらの
方法も十分な防除効果をあげるまでには至っていない。
又うイルス病の蔓延を防止するために罹病植物の抜き取
り作業も行われているが、他圃場からの保毒毘虫の飛来
を防止することは困難で労力の割に実効を一1二ばてい
ない。
一方接触伝染によって感染するTMVなどは、虫媒伝染
はしないが、栽培器具や土壌に付着して混入し栽培管理
作業時に作物に感染する。これを防除するために栽培器
具、土壌、衣服、手指などの消毒に多大の経費と労力を
費やしている。しかし、このような方法によってもウィ
ルス病の防除は十分な効果をあげていない。
又、最近トマトのTMVでは弱毒TMVを防除に用いる
ことが試みられている。しかしこの弱毒ウィルスは他の
品種、又は作物について必ずしも弱毒であるとの保証は
なく、かえって接触させたトマトが伝染源となる恐れが
あること、及び多量のトマト苗に弱毒ウィルスを接種し
ているうちに強毒ウィルスが混入する恐れがあることな
どの問題があるため全国的に汎用されるまでには至って
いない。
上述のように植物ウィルス病に対する防除対策としては
、物理的除去あるいは耕種的防除に顛っているのが現状
である。しかしその防除効率は低く、植物ウィルス病の
被害が甚大なだけに植物ウィルス病の防除は農業にとっ
て重大な課題である。
1ン1−の事実からこれまで植物ウィルス病防除剤を創
製する目的で故多くの天然物や合成化合物の抗・″ノイ
ルス活性物が検耐されてきた。その結果、抗ウィルス活
性を有するいくつかの物質が発見された。まず植物体内
でウィルス増殖を抑制する、いわゆる増殖抑制剤として
は2−チオウラシル、8−アザグアニン、5−フルオロ
ウラシルなどの核酸類似物質が見出された。ところがこ
れら物質の中には、宿主の核配・蛋白の代謝を■害し植
物に薬害を与えるものがあり、また−般に高価でがつ実
際圃場での防除効果が低いため実用化には至っていない
また接触感染■止剤として、アルギン酸ソーダが実用化
されている。しがしその適用はタバコのTMVに限られ
防除効果も十分とはいえない。がつCMVなどの虫媒伝
染性ウィルスのアブラムシ伝染には効果がない。
本発明者等番よかかる欠点を改善し安全で且つ優れた防
除効果をもつ薬剤について研究した結果、ポリリシンが
植物ウィルス病防除作用を持つことを見出し本発明を完
成したのである。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、ポリリジンを活性成分として含有すル植物ウ
ィルス病防除剤である。
本発明に用いるポリリシンはりシンのポリマーである。
リジンは1分子中に2つのアミノ基を有する必須アミノ
酸であるが、これから得られるポリリシンは、α位のア
ミノ基とカルボキシル基が縮合したα−ポリリシンとε
位のアミノ基とカルボキシル基が縮合したε−ポリリシ
ンの二つが存在する。
化学的な手法で合成を行った場合は、通常α−ポリリシ
ンが得られる。このα−ポリリシンのHBr塩は試薬と
して1シグマ社(米国、SIGMAChemical 
Company)より市販されており、これを使用する
ことができる。これに対しε−ポリリシンは、例えば醜
酵法によって製造される。この方法では、ストレプトミ
セス属に属する成る種の微生物を好気的な条件下で培養
することによってε−ポリリシンが得られる(特公昭5
9−20359月)。
すなわち、ストレプトマイセス属に属するポリリシン生
産菌であるストレプトマイセス・アルプラス・サブスピ
ーシーズ・リジノボリメラス(Streptomyce
s albulus 5ubsp、 Iysinopo
lymerus)階346−D株(微工研菌寄第383
4号)を培地に培養し、得られる培養物がらε−ポリリ
シンを分離、採取することによって得ることができる。
勿論、本発明に使用されるポリリシンは何等その製造法
を限定されるものではない。
本発明は、」二連のα−ポリリシンおよびε−ポリリシ
ンのいずれを用いても目的を達成しうる。
しかし、ε−ポリリジンの方が植物ウィルス病防除剤と
してより好ましい。
その理由は、本発明に用いるポリリジンはα−ポリリシ
ンでもε−ポリリシンでもよいが、効果の点からは下記
デークーが示すようにε−ポリリジンがα−ポリリシン
よりウィルス病感染阻止効果が若干大きいからである。
従って、本発明を実施するときはε−ポリリシンを使用
する方がより好ましい結果が得られる。
第1表 ポリリシンの感染阻止効果 このテストはα−ポリリシン臭化水素酸塩或いはε−ポ
リリシン塩酸塩の各種濃度の液を作成し、これをTMV
 (2μg/ml)を等世情合後直ちに、それぞれサム
メンNNタバコにカーボランダム法によって接種し、感
染によって生じた局部病斑を数えた。各ポリリシンの濃
度は遊離のポリリシン濃度で示しである。対照には蒸留
水とウィルスの等世情合液を用いた。
感染阻止率は次の式によって算出した。
感染1tJI +l:率 対照区の局部病斑数 ×100% ポリリシンは一つの構成アミノ酸分子中に一個のil 
Ljlアミノ基を持つのでフリーの形のポリリシンとし
ても用いられるが、il常、無機酸もしくは有機酸の塩
として用いられる。α−ポリリジンの場合は、合成反応
時に用いる原料面の制約から、HBr塩として得られで
いるが、これ以外の形の塩を用いてもかまわない。ε−
ポリリシンは通常塩酸塩の形で得られることが多いが、
フリーの形でのポリリジンとして得ることもできる。塩
酸塩、硫酸塩等の無機酸塩、プロピオン酸塩、バルミチ
ン酸塩等の有機酸塩等、いずれの形であっても本発明の
目的に使用しうる。
本発明に用いるポリリシンのウィルスに対する防除効果
については、第1表に示したような感染阻止効果の他に
ウィルスに対する増殖阻害効果もある。すなわち、各種
濃度のε−ポリリシン塩酸塩をペトリ皿に入れ(径9c
m、液量20m1)その前日ニTMV (2μg/ml
)およびPVX(10μg/ml)を接種したウィルス
感染葉から、径2cmのディスクをコルクポーラ−で打
ち抜いて浮遊させた。3日間自然光の下で室温で培養し
たのち、ディスクを十分に水洗し、1%K z HP 
O4を10倍量添加して乳鉢で磨砕した。TMVの磨砕
液はサムスンNNに、PVXはキサンチタバコに接種し
て局部病斑検定を行った。結果は、第2表の如くである
。対照区には感染葉ディスクを蒸留水に浮遊させた。
l)濃度はiW離ε−ポリリシン濃度基準このようにε
−ポリリシンは1100PP以」二の処理によって50
%前後の増殖阻害効果を示す。
本発明のポリリシンを植物ウィルス病の防除に用いる方
法としては、 ■ポリリシンのlO〜500PPM水溶液を防除対象植
物にスプレー或いは塗布する。
■摘心、芽かき、支柱結束等の作業を行う時に、ポリリ
シンの100〜500 PPM水溶液でハサミ等農器具
の消毒、手指の消毒を1〜数本の作物を処置する毎に繰
り返す。
■播種前にポリリシンの100〜500 PPM溶液で
種子を一定時間浸漬する。
といったことで実施することが出来る。特に接触感染ウ
ィルスについては、摘心、芽かき、支柱結束・誘引とい
った農作業の前に、作業対照植物にポリリシン水溶液を
植物全体にスプレーすることが有効である。
本発明のポリリシンを植物ウィルス防除剤として防除で
きるウィルス病としては前記したTMV、PvXなどの
他にCMV (キュウリモザイクウィルス)、WMV(
カポチャモザイクウィルス)、TIJMV(カブモザイ
クウィルス)、CaM■(カリフラワーモザイクウィル
ス)等がある。
これらウィルスによる植物ウィルス病を防除するに当り
、その防除効果を上げるために、■農薬用展着剤との併
用 ■アブラムシに対する防除剤との併用 を行うことも可能である。この併用或いは製剤化によっ
て、単独で用いる場合を上まわる防除効果をあげること
が出来る。
本発明のポリリシンを植物ウィルス病防除剤として使用
するに当たってのメリットは、防除効果が高いというこ
とにプラスして、その安全性が高いという点にある。本
発明に用いるε−ポリリシンの塩酸塩のマウスでの経口
投与における急性毒性は、I−1’)S。で5 g/k
g以−Lである。又、微生物を用いての変異原性テスト
、ウサギを用いての皮膚刺激−次試験、眼粘膜刺激−次
試験でも異常が認められなかった。
(発明の効果) 以」二、ポリリシンを使用した本発明の植物ウィルス病
防除剤は、従来の防除剤に比べて優れた防除効果を示す
ので、有用植物のウィルスによる被害を回避することが
でき、又農作業の作業効率の向上もはかれるので、その
実用的効果は大きい。
(実施例) 実施例1゜ 鉢植えの12葉期のタバコ苗(品種サムスンNN)にα
−ポリリシン基準で200 PPMの濃度に調整したα
−ポリリジン臭化水素酸塩水溶液を、各葉均−にスプレ
ーした。スプレー30分後、あらかじめ調製しておいた
TMV (lμg/ml)を常法によりカーボランダム
で汁液接種した。
発病調査は接種4日後の局部病斑を調査し、本文第1表
に記載した方法にしたがってTMVに対する感染阻1に
率(%)を求めた。
対照剤としてアルギン酸ソーダ水溶液5000PPMを
用いた。
試験は1群5株を用い、実験は2回反復した。
テスト結果を第3表に示す。
第3表 1)濃度はα−ポリリジン基準 実施例2゜ ε−ポリリシン200n+g及びラウリルサルフェート
ナトリウム11001I1を、水に均一に溶解せしめて
11とする(ε−ポリリシン200PPM永和液)。
鉢植えの10葉期のタバコ(品種キサンチーNC)の葉
面に前記の如く調製したε−ポリリシン200PPM永
和液を各葉均−にスプレーした。スプレー1時間後、あ
らかじめ調製しておいたPVX (5#g/ml)を常
法によりカーボランダムで汁液接種した。発病調査は接
種4日後の局部病斑を調査し、実施例1と同じ方法に従
ってpvxに対する感染阻止率を求めた。
試験は1群5株を用い、実験は2回繰り返した。
テスト結果を第4表に示す。
第4表 実施例3゜ ε−ポリリシン200mg及び展着剤としてのキサンタ
ンガム200mgを水に均一に溶解せしめて11とする
(ε−ポリリシン200PPM永和液)。
発芽5日梅の鉢植えキュウリの子葉に前記ε−ポリリジ
ン永和液を15m1/ポット宛均−に葉面に散布した。
スプレー1時間f& CM Vを常法によりカーボラン
ダムで汁液接種した。接種14日後にキュウリ苗の上葉
に現れているモザイク病斑を有する株数を調査し次式に
従って感染阻止率(%)を算出した。
試験は温室内で1区10株を用い、テストは2回繰り返
した。
感染阻止率(%) この結果を第5表に示す。
第5表 1)濃度はε−ポリリシン基準 実施例4゜ 前作でピーマンにタバコモザイク病が発生したハウスで
ピーマンの越冬栽培を行った。ハウスに定植(定植時!
U110月上旬)したピーマンに定植1週間後から7日
おきに、ε−ポリリシン塩酸塩(ε−ポリリシン基準で
250PPM)水和液を1アール当り20I!の割合で
散布を繰り返し、散布後に誘引作業や収穫(もぎとり法
)を行った。3月までに合計20回の散布で最終的には
発病株発生率は36%であったのに対し、無敗布置では
発病株発生率は100%であった。収量はε−ポリリシ
ン塩酸塩散布区は無敗布置に対して重量で32%増加し
た。
この結果を第6表に示す。
第6表 実施例5゜ 実施例1のα−ポリリシン臭化水素酸塩の代わりにε−
ポリリシン酢酸塩を用いた他は実施例1と同様の実験を
行った。
発病調査は接種4日後の局部病斑を調査し、前記第1表
に記載した方法にしたがってTMVに対する感染阻止率
(%)を求めた。
対照剤としてアルギン酸ソーダ水溶液5000PPMを
用いた。
試験は1群5株を用い、実験は2回反復した。
テスト結果を第7表に示す。
第7表 1)濃度はε−ポリリシン基準

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ポリリシンを活性成分として含有する植物ウィル
    ス病防除剤。
  2. (2)ポリリシンがε−ポリリシンである特許請求の範
    囲第1項記載の植物ウィルス病防除剤。
  3. (3)ポリリシンがポリリシンの有機酸或いは無機酸の
    塩である特許請求の範囲第1項記載の植物ウィルス病防
    除剤。
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