JPS63289395A - 脈動する液体流用の減衰素子 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分瞥〕 本発明は、入口開口からケース内部へ延びる閉じた流れ
通路を持ち、自動車の内燃機関用燃料供給系に生する圧
力振動を平滑化及び減少するため、入口開口及び出口開
口を持つケースに組込まれる、脈動する液体流用の減衰
素子に関する。

〔従来の技術〕

脈動する液体流用のこのような減衰素子はドイツ連邦共
和国特許出願公開第３４２１００７号明細書から公知で
あり、振動又は騒音の減衰のため燃料導管フィルタのケ
ースへ組込まれている。

減衰素子はほほらせん駄に延びる管の形の流れ通路を含
み、この管はほば３６０°の角にわたって湾曲している
。液体振動の減少は、ここでは流れの転向により、また
主として流れ通路の振動する壁が外側にｌＩＪ接する液
体により減衰せしめられることによって行なわれる。こ
の減衰素子は簡単にこしんより構成されるが、その減衰
効果が限られているので、一連の使用事例において振動
減衰についての高度の要求に充分応じてはいない。更に
減衰素子は非常に長い個々の通路により動作するので、
減衰素子従ってフィルタにおける流通抵抗の望ましくな
い増大のおこる可能性がある。

更にドイツ連邦共和国特許出願公告第２７２５７８７号
明細書から、ケース内に減衰素子を設けられた液体フィ
ルタが公知であり、減衰手段としてはね荷重を受ける膜
が設けられて、流入する液体流に直接対向している。そ
れにより良好な減衰特性は得られるが、特にばねが密封
されてガスを満たされる空間内になければならないので
、減衰素子は比較的多額の費用を必要とする。

〔発明が解決しようとする課題〕

本発明の課題は、充分な減衰特性を持つ簡単でこじんま
りした安価な減衰素子を提供することである。

１１を解決するための手段〕 この課題を解決するため本発明によれば、少なくとも１
つの第２の流れ通路が、第１の流れ通路に対して並列に
入口開口とケースの内部空間との間に接続され、流れ通
路がほぼ直線状に延びている。

〔発明の効果〕

本発明による減衰素子は、簡単かつこじんまりした構造
を維持しながら液体振動の効果的な減衰が可能となり、
従って自動車の内燃機関用の燃料供給系の騒音が著しく
減少せしめられる。

液体振動の減少は、並列接続されて直線状に延びる比較
的短い複数の流れ通路により行なわれ、これらの流れ通
路は到来した脈動する液体流を分割し、転向し、異なる
流速及び容積流量を持つ部分流に分解して、比較的小さ
い流通抵抗にもかかわらず、有効な振動減少従って騒音
の減衰を可能にする。減衰素子は安価に製造可能で、そ
の場所を節約する構造により特に導管フィルタＩＮ造の
液体フィルタに設けるのに適している。

従属請求項にあげた手段により、請求：１Ｊ１１に示し
た減衰素子の有利な発展と改良が可能であ（７）・ る。減衰素子が請求項２ないし４により構成されている
と、減衰素子の効果が特に有利な影響を受ける。請求項
５による構成は、請求項１ないし４の特徴と共に、最適
な減衰効果が得られる特に有利な組合わせを生ずる。減
衰素子が岐体フィルタに使用されていると、請求項８及
び９による構成は特に適切である。即ちその場所を節約
する構造により、減衰素子をフィルタケースとフィルタ
素子との間に容易に設けることができる。それ以外の有
利な構成は、特に簡単かつ安価なｉｉｌＭａと有利な振
動減少を助長する他の請求項から生ずる。

〔実施例〕

第１図は液体フィルタ１０の部分的縦断面を示し、この
フィルタのケース１１は互いに対向する端面１２及び１
３に入口開口１４及び出口開口１５を持っている。

ケース＋１はその内部空間１６にフィルタ素子１７を収
容し、このフィルタ素子はここでは中心管１８を持ち液
体流を軸線方向に通される巻きフィルタ素子として構成
されている。内部空間１６においてケース１１の端面】
２とフィルタ素子１７の端面１９との間に減衰素子２１
が設けられて、流れに関して液体フィルタ１０の入口側
で入口開口１４とフィルタ素子１７との間に接続されて
いる。

減衰素子２１はコツプ状蓋２２を含み、この蓋の外周面
２３には半径方向外方へ突出する４つの管片２４ないし
２７が一体に形成されている。

４つの管片２４ないし２７は同じ半径面内にあって、そ
れぞれ直線状に延びる貫通孔として構成される流れ通路
２８ないし３１を持っている。

第２図に更に示すように、４つの管片２４ないし２７は
異なる長さに構成され、その長さは第１の管片２４から
第４の管片２７まで反時計方向に均一に減少している。

それに応じて流れ通路の長さも第１の流れ通路２８から
第４の流れ通路３１へ均一に減少している。更に流れ通
路２８ないし３１の流通断面も異なるように選ばれ、第
１の流れ通路２８が最大の断面を持ち、断面が第４の流
れ通路３１の最小断面まで規則的に減少している。減衰
素子２１のコツプ状蓋２２は同時に中心管１８用の密封
閉鈴蓋として構成され、こうして入口間１１］１４に近
くで対向する入口至３３を形成し、この入口室から４つ
の流れ通路２８ないし３１が、ケース１１の端面１２と
フィルタ素子１７の端面１９との間に構成される流入室
３４へ星状に通じている。ケース１１と減衰素子２１と
の間に設けられる密射環３５は、入口室３３を流入室３
４から公爵している。同時にこの密Ｍ環３５は、振動が
減衰素子２１からケース１１へ伝わるのを少なくしてい
る。

自動車の内燃機関用の燃料供給系の運転の際、浄化すべ
き液体流は入口開口１４から液体フィルタ１０へ供給さ
れる。燃料は続いて減衰素子２１及びフィルタ素子１７
を通り、出口開口１５を経て更に流れる。主として電気
燃料ポンプに基因して振動する脈動する液体流は、並列
接続されている４つの流れ通路２８ないし３１を通る際
、液体振動を著しく減少せしめられ、生ずる騒音もそれ
により減少する。その際流れ通路２８ないし３１は並列
接続される絞りのように動作して、圧力振動の減少を行
なう。流れ通路の数、位置、長さ及び断面の大きさを互
いに整合させることによって、減衰素子２１の振動減衰
効果を特に有害な振動数範囲へ有利に向けることができ
る。中心管１８とケース端面１２との間に減１衰素子２
１を構成しかつ支持することによって、減衰素子２１か
らケース１１への有害な振動伝達が大幅に抑制される。

簡単かつ安価に構成される減衰素子２１は、その場所を
節約する構造により、液体フィルタｌＯの流入室３４内
へ簡単に収容される。

第３図は液体フィルタ４２へ組込まれる第２の減衰素子
４１の縦断面を示し、この減衰素子は第１図による構造
に対して次のように相違し、同し部分には同し符号を付
けである。

この第２の減衰素子４１はほばスリーブ状の挿入部材４
３を持ち、この挿入部材は中心管１８の開放端へフラン
ジ４４が当るまではめられている。挿入部材４３の内側
端面には、異なる長さの２つの管片４５．４６が一体に
形成されて、互いにかつ液体フィルタ４２の縦軸線に対
して平行に延びている。

両方の管片４５．４６は挿入部材４３と共に２つの流れ
通路４７１４８を持ち、これらの流れ通路は、挿入部材
４３の他方の端面で半径方向に延びる開口４９を経て、
液体フィルタ４２の流入室３４に接続されている。第２
の減衰素子旧は、中心管１８内に設けられる隔壁５１と
共に、今や中心管１８自体の中に構成される入口室３３
を区画し、この入口室がケースに固定されて挿入部材４
３へ入り込む管片５２を介して、入口開口１４に接続さ
れている。

第２の減衰素子４１を矢印Ａの方向に見た第４図に示す
ように、両方の流れ通路４７．４８は管片５２と同じ面
内にある。

運りに中に到来した脈動する液体流は、管片５２を経て
直ちに入口室３３へ導かれ、この入口室からほぼ直線状
に延びる流れ通路４７．４８を経て流入室３４へ流れる
。到来する液体振動は、転向を伴って絞り作用する流れ
通路４７．４８を燃料が通る際、著しく減少せしめられ
る。液体振動が絞られることなく入ることができる比較
的大きい入口室３３の構成は、中心管１８において騒音
減衰作用を助長する。＠２の減衰素子４１は中心管１８
内で使用可能な空間を特に有利に利用し、従ってフィル
タ素子を巻きフィルタ素子として構成されている液体フ
ィルタに特に有利に適している。

本発明の思想から逸脱することなく、図示した実施例の
変更がもちろん可能である。例えば並列接続される流れ
通路の数、その異なる長さ及びその流通断面を、そのつ
どの条件に合わせることができる。管片も周囲にわたっ
て不均一に減衰素子に分布させることができる。管片上
に短いゴムホースをはめて、減衰効果を更に強めること
も可能である。

【図面の簡単な説明】

第１図は減衰素子を組込まれた液体フィルタの一部を縦
断した図、第２図は第１図のＩＩ−ＩＩ線による横断面
図、第３図は同様に液体フィルタに組込まれた第２の減
衰素子の縦断面図、第４図は第３図による減衰素子を矢
印Ａの方向に見た図である。 １０、４２・・・液体フィルタ、ＩＩ　・・・ケース、
１４・・・入口開口、１５・・・出口開口、＋６・・・
内部空間、２１．４］・・・減衰素子、２８〜３］、　
４７゜４８・・・流れ通路。 クテル・ハフランク

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １　入口開口からケース内部へ延びる閉じた流れ通路を
   持ち、自動車の内燃機関用燃料供給系に生ずる圧力振動
   を平滑化及び減少するため、入口開口及び出口開口を持
   つケースに組込まれるものにおいて、少なくとも１つの
   第２の流れ通路（２９、３０；３１；４８）が、第１の
   流れ通路（２８；４７）に対して並列に入口開口（１４
   ）とケース（１１）の内部空間（１６）との間に接続さ
   れ、流れ通路（２８ないし３１４７、４８）がほぼ直線
   状に延びていることを特徴とする、脈動する液体流用の
   減衰素子。 ２　複数のなるべく３つないし８つの流れ通路（２８な
   いし３１）が設けられていることを特徴とする、請求項
   １に記載の減衰素子。 ３　流れ通路（２８ないし３１；４７、４８）が互いに
   異なる長さであることを特徴とする、請求項１又は２に
   記載の減衰素子。 ４　流れ通路（２８ないし３１；４７、４８）の断面が
   異なる大きさであり、最も大きい断面が最も長い流れ通
   路（２８）に属していることを特徴とする、請求項１な
   いし３の１つ又はそれ以上に記載の減衰素子。 ５　減衰素子がコップ状蓋（２２）含み、その周面（２
   ３）から管片（２４ないし２７）が星状に外方へ突出し
   、それぞれ流れ通路（２８ないし３１）を持っているこ
   とを特徴とする、請求項１ないし４の１つ又はそれ以上
   に記載の減衰素子。 ６　４つの管片（２４ないし２７）が設けられて、特に
   片持ち的に内部空間（１６）へ突出していることを特徴
   とする、請求項５に記載の減衰素子。 ７　減衰素子がスリーブ状挿入部材（４３）を持ち、こ
   の挿入部材の一方の端面から互いにかつ挿入部材（４３
   ）の縦軸線に対して平行に延びる管片（４５、４６）が
   出て流れ通路（４７、４８）を持ち、これらの流れ通路
   が挿入部材の他方の端面で半径方向に延びる開口（４９
   ）に終っていることを特徴とする、請求項１ないし４の
   １つ又はそれ以上に記載の減衰素子。 ８　ケース（１１）が液体フィルタ（１０）の一部であ
   り、その互いに対向する端面（１２、１３）に入口開口
   （１４）及び出口開口（１５）が設けられ、このケース
   の内部にフィルタ素子 （１７）が収容されていることを特徴とする、請求項１
   ないし７の１つ又はそれ以上に記載の減衰素子。 ９　減衰素子（２１）の流れ通路（２８ないし３１）が
   、ケース（１１）の端面（１２）とフィルタ素子（１７
   ）の端面（１９）との間の範囲特にケースの入口側（１
   ４）に設けられていることを特徴とする、請求項８に記
   載の減衰素子。 １０　フィルタ素子（１７）が軸線方向に液体流を通さ
   れ、かつ中心管（１８）を持っていることを特徴とする
   、請求項７ないし９の１つに記載の減衰素子。 １１　減衰素子（２１）が中心管（１８）の閉鎖蓋（２
   ２）に一体化されていることを特徴とする、請求項１０
   に記載の減衰素子。 １２　減衰素子の軸線方向に延びる管片（４５、４６）
   が中心管（１８）へ入り込み、中心管（１８）が管片（
   ４５、４６）から離れた所に隔壁（５１）を持ち、この
   隔壁が減衰素子（４１）と共に入口開口（１４）に接続
   される入口室（３３）を区画していることを特徴とする
   、請求項７及び１０に記載の減衰素子。 １３　減衰素子（２１、４１）が可撓性密封環（３５）
   を介してケース（１１）に支えられていることを特徴と
   する、請求項１ないし１２の１つに記載の減衰素子。 １４　管片（２４ないし２７）の流れ通路を延長する短
   いホース片が管片（２４ないし２７；４５、４６）上へ
   はめられていることを特徴とする、請求項６ないし１３
   の１つ又はそれ以上に記載の減衰素子。