JP2004169688A

JP2004169688A - 吸気システム

Info

Publication number: JP2004169688A
Application number: JP2003349048A
Authority: JP
Inventors: Eberhard Storz; エーベルハルト・シュトルツ
Original assignee: Dr Ing HCF Porsche AG
Current assignee: Dr Ing HCF Porsche AG
Priority date: 2002-11-20
Filing date: 2003-10-08
Publication date: 2004-06-17
Also published as: US6997967B2; EP1422413A3; EP1422413A2; US20040093839A1; EP1422413B1; EP1422413B8

Abstract

【課題】本発明の課題は、選択的に、異なるエンジン類、および多様なエンジンルームコンセプションのための使用に適している、エアフィルターハウジングを提供することである。
【解決手段】エンジン類の多数のタイプのためのエアフィルターハウジングを、使用可能とするために、このエアフィルターハウジングは、浄化空気室から分岐する排出口を備えており、その際、それぞれの排出口が、使用されるエンジンの様式に応じて、選択的に、密に閉鎖可能である。
【選択図】図３

Description

本発明は、請求項１の上位概念に従う、自動車の内燃機関のエアフィルターによる、未処理空気および浄化空気のための吸気システムに関する。

ドイツ連邦共和国特許公開第１９９４０６１０号明細書（特許文献１）から、内燃機関のためのエアフィルターが公知であり、このエアフィルターは、フィルターエレメントを有するエアフィルターハウジングを備えており、このエアフィルターが、未処理空気のための流入口を有する第１のハウジング室、および、それに引き続いての、浄化空気のための排出口を有する第２のハウジング室を備えており、この排出口が、空気導管と結合されている。
ドイツ連邦共和国特許公開第１９９４０６１０号明細書

従って、本発明の課題は、選択的に、異なるエンジン類、および多様なエンジンルームコンセプションのための使用に適している、エアフィルターハウジングを提供することである。

この課題は、本発明に従い、請求項１の特徴によって解決される。従属請求項は、更に有利な特徴を内容としている。

本発明でもって主として得られる利点は、浄化空気のための２つの排出口を有するエアフィルターハウジングの構成によって、６もしくは８シリンダーＶ形エンジン、または８もしくは１２シリンダーＷ形エンジンのような異なるエンジンが、１つの同じエアフィルターハウジングを使用可能であることにある。この目的で、本発明により、この浄化空気のためのエアフィルターハウジングが、この浄化空気のための、向き合って対峙する排出口を有するハウジング部分を有しており、且つ、それぞれの浄化空気のための排出口が、使用されるエンジンに依存して、閉鎖可能であり、且つ閉鎖されていない排出口が、空気導管と結合可能である。

エンジン類の構成、もしくはエンジンルームのコンセプションは、浄化空気のための空気排出口が、
−走行方向に見て− 走行方向か、それとも走行方向と逆に開放されていることを結果として生み出す。この目的で、本発明により、更に、第１の構成において、浄化空気排出口は、 −車両の走行方向Ｆに関して− 走行方向に開放されており、且つ、それぞれに、この走行方向Ｆとは逆に開放された空気出口開口部を有している空気導管１２、１３と結合されており、その際、ハウジング部分内における更に別の浄化空気排出口が、密に閉鎖されている。

更に別の構成において、浄化空気排出口は、 −車両の走行方向に関して− 走行方向と逆に開放されており、且つ、それぞれに、この走行方向に開放された空気出口開口部を有している空気導管と結合されており、その際、ハウジング部分内における更に別の浄化空気排出口が、密に閉鎖されている。

この２つの空気排出口を有するエアフィルターハウジングの構造により、簡単な方法で、異なるエンジンに対する適合が可能であり、その際、浄化空気排出口は、蓋、またはこのハウジングの排出口内に成形された壁部を介して、閉鎖可能である。

ハウジング部分内における使用されない排出開口部の閉鎖は、附設して形成された壁を介して行なわれ、この壁が、エアフィルターハウジングの製造の際に、同時に附設するように射出成形、もしくは形成され、従って、この壁は、このハウジングと共に１つの部材から成るように形成されている。このような壁が存在しない場合、クリップ留め可能な、またはハウジング部分に固定可能な蓋が使用され、この蓋が、密な閉鎖を保証する。

エアフィルターハウジングとの浄化空気導管の結合のために、周囲に延在するフランジを有する接続用短管が設けられており、このフランジが、ハウジング部分のカラー部と、強固に、且つ密に結合可能である。

本発明の実施例を図に示し、且つ、以下において詳細に説明する。

内燃機関のための、図１によるエアフィルターハウジング１、１ａは、未処理空気４のための流入口３、３ａを有する第１のハウジング部分２、および、フィルターエレメント（図示されていない）を介して分離された、それに引き続いての、浄化空気８、８ａのための排出口６、７を有する第２のハウジング部分５を備えている。

第１の実施形における図３に、比較的に詳細に図示されているように、エンジンの両方の側面において、エアフィルターハウジング１、１ａが配設されている。流入口３、３ａを通して、未処理空気４が、ハウジング部分２内における第１の室２によって収容され、且つ、フィルターエレメントを通して、引き続いての更に別のハウジング部分５の第２の室５内へと導かれる。ここから、浄化空気８ａは、排出口７へと導かれ、この排出口と、共通の、および走行方向Ｆに開放された空気出口開口部１５を有する空気導管１０、１１が接続している。ハウジング５内におけるこれら排出口７は、走行方向Ｆとは逆に開放されており、その際、更に別の排出口６は、その場合に、密に閉鎖されている。

図４において、エアフィルターハウジング１、１ａの更に別の実施形が図示されており、この実施形の場合、浄化空気８のための排出口６は、走行方向Ｆに開放されており、且つ、それに対して、この走行方向Ｆとは逆の排出口７が、成形された壁部Ｗ、または蓋を介して、密に閉鎖されている。これら排出口６に、結合導管１２、１３が接続されており、これら結合導管が共通の空気出口開口部１４を有しており、この空気出口開口部が、この走行方向Ｆとは逆に開放されている。

図２において、拡大された図で、エアフィルターハウジング１、１ａのハウジング部分５の室内における、浄化空気のための排出口６、７が示されている。この排出口６、７内において、接続用短管１６が組み込まれており、この接続用短管が、周囲に延在するフランジ１７を有しており、このフランジが、組み込み状態において、このハウジング部分５のカラー部１８に対して当接しており、且つ、このカラー部と強固に結合されている。
この接続用短管１６内において、結合導管１０、１１、もしくは１２、１３は、組み込み可能である。

未処理空気のための空気流入口、および浄化空気のための空気排出口を有するエアフィルターの透視図である。断面における、浄化空気導管のための、エアフィルターハウジング内に組み込まれた接続用短管の図である。２つのエアフィルターハウジング、および、走行方向と逆に開放されている浄化空気のための空気排出口を共に示した透視図である。２つのエアフィルターハウジング、および、走行方向に開放されている浄化空気のための空気排出口を共に示した透視図である。閉鎖する蓋をハウジングの排出口において有している、図３の線Ｖ−Ｖに沿った断面図である。

符号の説明

１、１ａエアフィルターハウジング
２第１のハウジング部分
３、３ａ流入口
４未処理空気
５第２のハウジング部分
６排出口
７排出口
８、８ａ浄化空気
１０空気導管、結合導管
１１空気導管、結合導管
１２結合導管
１３結合導管
１４空気出口開口部
１５空気出口開口部
１６接続用短管
１７フランジ
１８カラー部
Ｆ走行方向
Ｗ壁部

Claims

自動車の内燃機関のエアフィルターによる、未処理空気および浄化空気のための吸気システムであって、その際、
このエアフィルターがエアフィルターハウジングを備えており、このエアフィルターハウジングが、フィルターエレメントを用いて、２つのハウジング室に分割されており、その際、
１つのハウジング室が未処理空気のための流入口を、および、引き続いてのハウジング室が、浄化空気のための排出口を有している様式の上記吸気システムにおいて、
エアフィルターハウジング（１、１ａ）が、浄化空気（８、８ａ）のために、向き合って対峙する、この浄化空気のための排出口（６、７）を有するハウジング部分（５）を有しており、且つ、
浄化空気のためのそれぞれの排出口（６）または（７）が、使用されるエンジンに依存して閉鎖可能であり、且つ、
閉鎖されていない排出口（６）または（７）が、空気導管（１０、１１）もしくは（１２、１３）と結合可能であるように構成されていることを特徴とする吸気システム。
浄化空気排出口（６）は、 −車両の走行方向（Ｆ）に関して− 走行方向（Ｆ）に開放されており、且つ、それぞれに、この走行方向（Ｆ）とは逆に開放された空気出口開口部（１４）を有している空気導管（１２、１３）と結合されており、その際、ハウジング部分（５）内における更に別の浄化空気排出口（７）が、密に閉鎖されているように構成されていることを特徴とする請求項１に記載の吸気システム。
浄化空気排出口（７）は、 −車両の走行方向（Ｆ）に関して− 走行方向（Ｆ）と逆に開放されており、且つ、それぞれに、この走行方向（Ｆ）に開放された空気出口開口部（１５）を有している空気導管（１０、１１）と結合されており、その際、ハウジング部分（５）内における更に別の浄化空気排出口（６）が、密に閉鎖されているように構成されていることを特徴とする請求項１に記載の吸気システム。
浄化空気排出口（６）または（７）は、蓋、またはこのハウジング（１，１ａ）の排出口（６）または（７）内に成形された壁部（Ｗ）を介して、閉鎖可能であるように構成されていることを特徴とする請求項１から３のいずれか一つに記載の吸気システム。
浄化空気排出口（６、７）は、空気導管（１０、１１）もしくは（１２、１３）のための接続用短管（１６）と結合されており、この接続用短管が周囲に延在するフランジ（１７）を備えており、このフランジが、ハウジング部分（５）のカラー部（１８）と結合可能であるように構成されていることを特徴とする請求項１から４のいずれか一つに記載の吸気システム。