JPS6328887Y2 - - Google Patents

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JPS6328887Y2
JPS6328887Y2 JP14122282U JP14122282U JPS6328887Y2 JP S6328887 Y2 JPS6328887 Y2 JP S6328887Y2 JP 14122282 U JP14122282 U JP 14122282U JP 14122282 U JP14122282 U JP 14122282U JP S6328887 Y2 JPS6328887 Y2 JP S6328887Y2
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JP
Japan
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fastener
element row
synthetic resin
slide fastener
welding layer
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JP14122282U
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JPS5946117U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、熱可塑性合成樹脂製のエレメント列
を有するスライドフアスナーの止具の改良に関す
るものであり、エレメント列の上または下端部に
設けられる止具の、横引力に対する引裂き強度を
向上させ、しかも止具の厚さを厚くすることなく
所定の強度を維持できるようになし、またエレメ
ント列に対し異物感を与えることなく外観を良好
に保たせると共に、加工工程、加工時間を短縮で
き、かつコスト的にも廉価たらしめうるスライド
フアスナーの止具を提供することを目的としてい
る。
従来のスライドフアスナーの止具としては、単
に、エレメントを溶融一体化したもの、あるいは
実公昭51−4848号のごとく熱可塑性合成樹脂のエ
レメント列の上面からテープ部に亘つて合成樹脂
片を加圧溶融して左右エレメントを包被した止具
が知られている。
上記前者の場合は、スライドフアスナーの開閉
時に、スライダーの停止をスライダーの連結柱を
直接止具に衝接して行なうため、往々にして止具
を破損し、スライダーの停止機能が喪失したり、
横引力に対し引裂き強度が弱く、外観も悪い欠点
がある。
また後者の場合は、一定の強度を得るには止具
が嵩高となり外観を損ねるばかりでなく、材料の
コスト高となり、また上面から合成樹脂片を加圧
溶融したものであり下面側の連結強度が弱く、横
引力に対し引裂き強度が低い欠点がある。
たとえば、第1図に示されるクツシヨンカバー
Aの側面Bのクツシヨン挿脱口Cに取り付けられ
るが如き用途に使用されるスライドフアスナーに
おいては、スライダーが引き下げられ、左右のエ
レメント列が開離された状態で、クツシヨン等の
内容物の挿脱が行なわれるため、左右のフアスナ
ーストリンガー間に相反する方向への大きな横引
力が作用し、この横引力は、スライドフアスナー
の下側においてはスライダーによつて受支される
ものの、スライドフアスナーの上側においては止
具によつて受支されることとなる。
このため、上側の止具としては、大きな横引力
に対抗できなければならず、上記従来の止具では
引裂き強度が充分でない。
本考案は、実用新案登録請求の範囲に記載され
るように、止具の上面では、熱可塑性合成樹脂体
を左右のエレメント列とフアスナーテープ部分と
に亘つて一体に溶着させて第1の溶着層を形成
し、止具の下面では、左右のエレメント列の噛合
部を溶融させ一体に結合させ、かつ凹陥させた第
2溶着層を形成させることにより、嵩が低く、し
かも横引力に対する強い引裂強度のものたらしめ
ると共に、熱可塑性合成樹脂製のエレメント列に
対して異物感を無くし、外観を良好ならしめたも
のである。
以下、図示例についてその構成を説明する。
第2図乃至第6図は、ジグザグ型のフアスナー
エレメントを用いたスライドフアスナー1に、本
考案を適用した実施例を示しており、上下の止具
2,3に、本考案が適用されている。
止具2,3は、上下対称構造とされている外は
すべて同一構造なので、以下、上側の止具2につ
いてその構成を説明する。
止具2は、スライドフアスナー1の上面4にお
いて、熱可塑性合成樹脂製の噛合するエレメント
列5の上面から、その左右両側のフアスナーテー
プ部分6,7に亘つて、テープ状の熱可塑性合成
樹脂体8が覆せられ、該エレメント列5とフアス
ナーテープ部分6,7とに一体に溶着された第1
の溶着層9を備えている。
この第1の溶着層9は、後述するように超音波
加工によつて溶融、形成されるものであり、周縁
部10は、強く押圧されて薄肉に圧扁され、フア
スナーテープ部分6,7との一体接着性をより強
大ならしめられており、その内側部11は、やゝ
肉厚とされ、周縁部10が薄肉に圧扁され脆化し
た性質を補強している。内側部11のうち、上端
部側の周縁部10に寄つた位置は、内側部11よ
り更に厚肉とされた膨大部13とされ、スライダ
ー12が止具2に当接した際に、該スライダー1
2のフランジ部に当接し、停止させるスライダー
停止部とされている。
エレメント列5の上面に相当する部分は、著し
く厚肉の止具主体14とされ、該エレメント列5
と、テープ状の熱可塑性合成樹脂体8とが完全に
一体に結合した溶融結合部を形成している。
上述の止具2は、スライドフアスナー1の下面
15においては、エレメント列5の噛合部16が
溶融して一体に結合され、かつ凹陥させられてい
る第2の溶着層17を備えている。この第2の溶
着層17も超音波加工によつて、溶融、形成され
るもので、噛合部16は完全に一体に結合されて
いる。
即ち、スライドフアスナー1の上面4側の止具
2相当位置に、前述の周縁部10、内側部11、
膨大部13、止具主体14を成形する金型を配置
し、スライドフアスナー1の下面15側の止具2
相当位置に、前述の凹陥している第2の溶着層1
7を形成しうる突起部を有する超音波ホーンを配
置し、前記金型と超音波ホーンとの挾圧と該ホー
ンの振動とにより、第3図乃至第6図に示すよう
に溶融させ、成形するものである。
第2図に示される下側の止具3は、膨大部13
に相当する膨大部が下側に寄つて形成されている
外は、全く同一構造とされている。
以上説明した実施例は、エレメント列5がジグ
ザグ型のフアスナーエレメントによつて構成され
たものであるが、エレメント列がコイル型のフア
スナーエレメントによつて構成されている場合
は、第7図に断面として示す如き構成となる。即
ち、第1溶着部18は、先の実施例とほとんど同
一構造に形成されるが、第2の溶着部19が、左
右のフアスナーテープ20,21の対向端縁2
2,23間を通して超音波ホーンを作用させ、形
成される点で相違しているが止具としての作用は
全く同一である。
本考案の実施に当り、フアスナーテープとして
ポリエステルが使用されエレメント列もポリエス
テルである場合には第1の溶着層を形成する熱可
塑性合成樹脂体としては、上側が6ナイロン、下
側をポリエステルとしたフイルム体が使用されて
いる。なお、エレメント列が6,6ナイロン製の
場合でも同一のフイルム体たる熱可塑性合成樹脂
体を使用しうる。
本考案に係るスライドフアスナーの止具は、以
上説明した構成であり、止具の上側にエレメント
列の上面からフアスナーテープ部分に亘つて一体
に溶着された第1の溶着層があり、止具の下側
に、エレメント列の噛合部が溶融して一体に結合
された第2の溶着層があるので、止具による左右
のフアスナーストリンガーの連結強度が著しく大
きくなり、横引力に対する引裂き強度が著しく向
上される効果がある。
また第2の溶着層が凹陥して形成されているの
で、止具全体としての嵩、即ち厚さを低くするこ
とができ、しかも所要の強度を保持しうる効果も
ある。
更に、エレメント列と同様の熱可塑性合成樹脂
体により上面の第1の溶着層を形成し、下面の第
2の溶着層は、エレメント列の噛合部を溶融させ
て形成したものであるから、止具がエレメント列
に対して異物感を生ぜず外観を良好に保ちうる効
果もある。
加工に当つても、テープ状の熱可塑性合成樹脂
体を所定寸法にカツトし、スライドフアスナーと
上部形成位置に載置し、超音波加工を施せばよ
く、加工工程、加工時間、使用資材の量等を、従
来のものに比減少させうるので、コストを低くし
うる効果も有している。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案に係る止具を形成したスライ
ドフアスナーの1使用例を示す斜面図、第2図は
本考案に係る止具を形成したスライドフアスナー
の正面図、第3図は第2図に示すものの上側の止
具の拡大正面図、第4図は第3図に示すものの拡
大背面図、第5図は第3図中−線断面図、第
6図は第4図中−線断面をやゝ縮少して示し
た図、第7図は別の実施例の第5図同様の拡大断
面図である。 1:スライドフアスナー、2,3:止具、4:
上面、5:エレメント列、6,7:フアスナーテ
ープ部分、8:熱可塑性合成樹脂体、9:第1の
溶着部、12:スライダー、15:下面、16:
噛合部、17:第2の溶着部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 熱可塑性合成樹脂製のエレメント列5を有する
    スライドフアスナー1において、止具2,3は、
    その上面に、噛合したエレメント列5の上面から
    フアスナーテープ部分6,7に亘つて覆せられた
    熱可塑性合成樹脂体8が、該エレメント列5とフ
    アスナーテープ部分6,7とに一体に溶着された
    第1の溶着層9を備えると共に、該止部下面に、
    エレメント列5の下面のエレメント噛合部16が
    溶融して一体に結合され、かつ凹陥させられてい
    る第2の溶着層17を備えていることを特徴とす
    るスライドフアスナーの止具。
JP14122282U 1982-09-17 1982-09-17 スライドファスナーの止具 Granted JPS5946117U (ja)

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JP14122282U JPS5946117U (ja) 1982-09-17 1982-09-17 スライドファスナーの止具

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JP14122282U JPS5946117U (ja) 1982-09-17 1982-09-17 スライドファスナーの止具

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Publication Number Publication Date
JPS5946117U JPS5946117U (ja) 1984-03-27
JPS6328887Y2 true JPS6328887Y2 (ja) 1988-08-03

Family

ID=30315917

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4116827B2 (ja) * 2002-06-20 2008-07-09 Ykk株式会社 スライドファスナーの止部

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JPS5946117U (ja) 1984-03-27

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