JPS6328888Y2 - - Google Patents

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JPS6328888Y2
JPS6328888Y2 JP4553283U JP4553283U JPS6328888Y2 JP S6328888 Y2 JPS6328888 Y2 JP S6328888Y2 JP 4553283 U JP4553283 U JP 4553283U JP 4553283 U JP4553283 U JP 4553283U JP S6328888 Y2 JPS6328888 Y2 JP S6328888Y2
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JP
Japan
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bottom stop
fastener
pieces
synthetic resin
fastener tape
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JP4553283U
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JPS59150318U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、スライドフアスナーの、熱可塑性合
成樹脂製下止め片よりなる下止め部に関するもの
であり、エレメントが合成樹脂製であつても、ス
ライドフアスナー全体としての外観的な調和をと
ることができ、また下止め部を比較的薄肉に形成
できると共に、下止め片とフアスナーテープとの
一体性が大で、長期に亘つて安定した下止め機能
を発揮でき、更にはスライダーの後口部からエレ
メント通路内へ進入しうる大きさの下止め部の形
成をも可能ならしめるスライドフアスナーの下止
め部の構造を提供することを目的としている。
従来のスライドフアスナーの下止め部は、エレ
メントが仮令合成樹脂製であつても、金属製の下
止め具が取り付けられるケースが多く、外観的に
異質のものの存在により、異和感が生ずる欠点が
あつた。
他方、電気工事用衣服とか落雷防止用衣服に
は、全合成樹脂製のスライドフアスナーの使用が
望まれており、この要望を満たすため、下止め部
形成位置にエレメントを存在させ、その表裏両面
から熱可塑性合成樹脂フイルムを当接し、一体に
溶着させた構造のものも提案されているが、下止
め部が大体積の大型のものとなり、美観をそこ
ね、しかも強度が不足し、また下止め具溶着の
際、合成樹脂がテープ部に浸透してしまい、フア
スナーテープが柔軟性を失い、この部分が折曲に
より割れたり、ほつれ等の原因となり、さらに連
続自動成形化が困難である等の問題を有してい
た。
本考案は、スライドフアスナーの下止め部を、
実用新案登録請求の範囲に記載する構成とするこ
とにより、エレメントが合成樹脂製である際の外
観の調和をとることができ、下止め部を比較的体
積の小さい小型のものたらしめ、またフアスナー
テープの柔軟性を失わずにフアスナーテープとの
結合の一体性が大きく、長期に亘つて安定した下
止め機能を発揮できるようにし、しかも、下止め
部の連続自動成形をも可能ならしめたものであ
る。
以下、図示実施例に基づき、本考案の構成を説
明する。
第1図ないし第9図は第1の実施例を示してお
り、噛合している合成樹脂製のエレメント列1の
下端の左右のフアスナーテープ2,3の表裏両面
には、熱可塑性合成樹脂製の下止め片4,5がエ
レメント列1の下端に接して配置され、表裏の下
止め片4,5の一方、図示例では表の下止め片4
には外表面から内表面に向けて、溶着用の凹部
6,7が、それぞれ左右のフアスナーテープ2,
3に対し複数個形成されており、この凹部6,7
は、図示例では左右のフアスナーテープ2,3の
芯紐8,9に近接したテープ主体部に対応して形
成されている。
凹部6,7の底肉部10,11は、フアスナー
テープ2,3を、第4図に示されるように貫通
し、その外底面において裏の下止め片5の内表面
に溶着部12,13で溶着され、この溶着部1
2,13により、表裏の下止め片4,5は一体に
結合され、かつフアスナーテープ2,3とも一体
に結合されている。
上述の第1図、第2図および第3図に示される
下止め部14は、第5図ないし第8図に示される
構造の下止め片素材15を用いることにより、以
下に説明するごとくにして形成される。
上述の下止め片素材15は表裏の下止め片4,
5が、フアスナーテープ2,3の挿入される間隔
部Wと、芯紐8,9の挿入される間隔部Vを存し
て対向され、両下止め片4,5は後端において、
間隔部V間に位置する連結部16において一体に
結合されている。
上述の下止め片素材15は、連結部16の反対
側の前端から、エレメント列1の下端に向け、フ
アスナーテープ2,3の端部を前記間隔部Wおよ
び間隔部Vを利用して挿入し、第1図に示される
ごとき位置にセツトされる。
次いで第9図に示されるように、アンビル17
の突部18を下止め片4の凹部6,7に嵌入し、
下止め片5の外表面に超音波ホーン19を当接
し、超音波溶接加工を行なう。
この加工により、前記突部18の端面18aと
超音波ホーン19との挟圧された部分は溶融する
ので、フアスナーテープ2,3が熱可塑性合成繊
維製であれば、該テープ2,3の突部18に当応
する部分は溶融し、また凹部6,7の底肉部1
0,11と下止め片5との当接表面も互に溶融
し、第4図、第9図に示されるように、凹部6,
7の底肉部10,11はフアスナーテープ2,3
を貫通して下止め片5の内表面に溶着される。こ
のとき、フアスナーテープ2,3の突部18に当
応する部分の溶融分は、溶着部12,13並び
に、前記底肉部10,11とフアスナーテープ
2,3の当接部20,21等に接着剤的に位置
し、下止め片4,5同士の溶着および底肉部1
0,11とフアスナーテープ2,3との溶着、一
体化に役立つている。勿論当接部20,21等に
おいても、底肉部10,11の表面は僅かに溶融
し、前記一体化を強固にしている。
第10図は、第2の実施例を示しており、第1
図に示される第1の実施例における表の下止め片
4の溶着用の凹部6,7に相当する溶着用の凹部
22,23を長円凹部としたものであり、他の構
成はすべて第1の実施例と同一構成であつて、こ
の第2の実施例では、表裏の各下止め片とフアス
ナーテープとの結合の一体性がより強固となつて
いる。
第11図は、第3の実施例を示しており、下止
め部24の幅Xを噛合したエレメント列25の全
幅Yと等しくし、表の下止め片26に形成されて
いる溶着用の凹部27,28を芯紐29,30の
位置に設定し、芯紐29,30を貫通して表裏の
下止め片を一体に結合したものである。
この第3の実施例によれば、エレメント列25
が進入するスライダーのエレメント通路内へ、そ
の後口部から下止め部も進入でき、スライドフア
スナーの下端におけるエレメントの開離状態を整
然たらしめうるものである。
上述の各実施例とも、溶着用の凹部が表の下止
め片にのみ形成されているが、この凹部は裏の下
止め片に形成されてもよく、また表裏の下止め片
に交互配置で形成されても、対応位置に形成され
てもよい。
また各実施例ともフアスナーテープが熱可塑性
合成繊維製とされているが、該フアスナーテープ
は非熱可塑性繊維製でもよく、その際は溶着用の
凹部の形成位置に予め該凹部の外周面が貫通する
孔部を穿設しておき、この孔部を通して表裏の下
止め片を溶着させればよい。
本考案は、以上説明した構成のものであり、下
止め部が熱可塑性合成樹脂製であるため、エレメ
ントが合成樹脂製である際のスライドフアスナー
全体としての外観の調和を図りうる効果がある。
またエレメント列の下端のフアスナーテープ部
分に表裏の下止め片を配置して形成する下止め部
であるから比較的薄肉に形成できる効果も有して
いる。
そして、表裏の下止め片が溶着用凹部の底肉部
において、フアスナーテープを貫通して一体に溶
着され、フアスナーテープを強固に挾圧支持する
構造であるから表裏の下止め片とフアスナーテー
プとの一体性が強大であり、下止め部に対してフ
アスナーテープが移動することなく、長期に亘つ
て安定した下止め機能を発揮し、さらにはフアス
ナーテープに浸透した溶着部は、表裏の下止め片
間に位置しており、折曲による割れ、ほつれ等が
生じない効果もある。
また上述の諸効果を少しもそこねることなしに
スライダーの後口部から、このエレメント通路内
へ進入しうる大きさの下止め部の形成をも可能と
する効果も有している。
【図面の簡単な説明】
第1図は第1の実施例の拡大正面図、第2図は
第1図の右側面図、第3図は第1図の底面図、第
4図は第1図中−線断面拡大図、第5図は第
1図に示されるものに使用されている下止め片素
材の拡大斜面図、第6図は第5図の左側面図、第
7図は第5図中−線断面図、第8図は第5図
に示されるものの矢視底面図、第9図は第1図に
示されるものの加工状態を示す断面図、第10図
は第2の実施例における下止め片素材の拡大正面
図、第11図は第3の実施例の拡大正面図であ
る。 1:エレメント列、2,3:フアスナーテー
プ、4,5:下止め片、6,7:凹部、10,1
1:底肉部、12,13:溶着部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. エレメント列の下端のフアスナーテープの表裏
    両面に、熱可塑性合成樹脂製の下止め片が、エレ
    メント列に接して配置され、前記表裏の下止め片
    の一方には溶着用の凹部が形成されており、該凹
    部の底肉部は、フアスナーテープを貫通して他方
    の下止め片に溶着されていることを特徴とするス
    ライドフアスナーの下止め部。
JP4553283U 1983-03-29 1983-03-29 スライドフアスナ−の下止め部 Granted JPS59150318U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4553283U JPS59150318U (ja) 1983-03-29 1983-03-29 スライドフアスナ−の下止め部

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4553283U JPS59150318U (ja) 1983-03-29 1983-03-29 スライドフアスナ−の下止め部

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59150318U JPS59150318U (ja) 1984-10-08
JPS6328888Y2 true JPS6328888Y2 (ja) 1988-08-03

Family

ID=30176048

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4553283U Granted JPS59150318U (ja) 1983-03-29 1983-03-29 スライドフアスナ−の下止め部

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017104008A1 (ja) * 2015-12-15 2017-06-22 Ykk株式会社 止具を有するスライドファスナー

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Publication number Publication date
JPS59150318U (ja) 1984-10-08

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