JPS63288860A - 紙葉類処理装置の搬送機構 - Google Patents
紙葉類処理装置の搬送機構Info
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- JPS63288860A JPS63288860A JP12534187A JP12534187A JPS63288860A JP S63288860 A JPS63288860 A JP S63288860A JP 12534187 A JP12534187 A JP 12534187A JP 12534187 A JP12534187 A JP 12534187A JP S63288860 A JPS63288860 A JP S63288860A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[発明の目的]
(産業上の利用分野)
本発明は、例えば銀行業務自動化の分野において用いら
れる紙葉類処理装置、特に分岐される搬送路を備えた紙
葉類処理装置における搬送機構の改良に関するものであ
る。
れる紙葉類処理装置、特に分岐される搬送路を備えた紙
葉類処理装置における搬送機構の改良に関するものであ
る。
(従来の技術)
複数種類を有する銀行紙幣を取扱う紙葉類処理装置、例
えば紙幣計数・区分装置においては、当然のことながら
券種の異なる紙幣をそれぞれの集積部に導くための分岐
搬送路か用意される。即ち、紙幣取込み部から装置内に
取込まれた各種の券種は、共通の搬送路において金種や
真偽の判別・損傷程度の判定等のチェックを受けるが、
この処理を終えた各界は次の段階でそれぞれの分岐搬送
路へ向うべく選別されることになる。そして、この場合
の選別手段としては、送られて来る紙幣に接触してそれ
を機械構造的な案内作用により所定方向へ導くゲート部
材と、該部材の案内姿勢や位置を金種や真偽等の判別信
号に基いて変更する駆動手段(例えばソレノイドやモー
タ)とから構成された機械構造的なゲート機構が、一般
的な選別機構として使用される。
えば紙幣計数・区分装置においては、当然のことながら
券種の異なる紙幣をそれぞれの集積部に導くための分岐
搬送路か用意される。即ち、紙幣取込み部から装置内に
取込まれた各種の券種は、共通の搬送路において金種や
真偽の判別・損傷程度の判定等のチェックを受けるが、
この処理を終えた各界は次の段階でそれぞれの分岐搬送
路へ向うべく選別されることになる。そして、この場合
の選別手段としては、送られて来る紙幣に接触してそれ
を機械構造的な案内作用により所定方向へ導くゲート部
材と、該部材の案内姿勢や位置を金種や真偽等の判別信
号に基いて変更する駆動手段(例えばソレノイドやモー
タ)とから構成された機械構造的なゲート機構が、一般
的な選別機構として使用される。
一方、処理すべき紙幣群の中には、流通過程において頻
繁に使用されたため、損傷券には至らないまでも「紙」
としての腰が可成り弱くなっている券も相当に含まれて
いるため、このような腰の弱い券が前述の機械構造的な
ゲート機構に送られて来た場合には、その腰の弱さに起
因してジャム等のトラブルを惹き起す虞れがあった。
繁に使用されたため、損傷券には至らないまでも「紙」
としての腰が可成り弱くなっている券も相当に含まれて
いるため、このような腰の弱い券が前述の機械構造的な
ゲート機構に送られて来た場合には、その腰の弱さに起
因してジャム等のトラブルを惹き起す虞れがあった。
(発明が解決しようとする問題点)
以下、この問題を第1O図乃至第13図を用いて更に詳
しく説明することにする。
しく説明することにする。
第10図は従来の紙葉類処理装置における搬送機構の一
例を示す斜視概略構成図、第11図はそのローラ搬送部
の断面図、第12図は従来装置における搬送機構て送り
出された紙葉類の搬送状態を示す説明図、第13図(A
)乃至(C)は従来装置における搬送機構て送り出され
た紙葉類の先端状態の変化を示す経過説明図で、図中、
全体を100の符号て示すのは、ローラ搬送部110と
一般的なゲート機構部120とから構成される従来の代
表的な搬送機構である。
例を示す斜視概略構成図、第11図はそのローラ搬送部
の断面図、第12図は従来装置における搬送機構て送り
出された紙葉類の搬送状態を示す説明図、第13図(A
)乃至(C)は従来装置における搬送機構て送り出され
た紙葉類の先端状態の変化を示す経過説明図で、図中、
全体を100の符号て示すのは、ローラ搬送部110と
一般的なゲート機構部120とから構成される従来の代
表的な搬送機構である。
この中でローラ搬送部110は、上下に平行に設置され
た2本のローラ駆動軸111・112と、該駆動軸11
1−112のそれぞれに一体回転し得るように堅く嵌合
された複数のローラ113・114と、少なくとも前記
駆動軸の一方111の端部に固定された駆動プーリ11
5と、該プーリ115を所定方向へ回転させるための適
宜のベルト手段116とから成り、他方のゲート機構部
120は、その一端が適宜のロータリーソレノイド12
1に結合し所定角の範囲内で揺動可能に構成された操作
軸122と、該軸122上に固定された複数の切換え羽
根123とから成る。
た2本のローラ駆動軸111・112と、該駆動軸11
1−112のそれぞれに一体回転し得るように堅く嵌合
された複数のローラ113・114と、少なくとも前記
駆動軸の一方111の端部に固定された駆動プーリ11
5と、該プーリ115を所定方向へ回転させるための適
宜のベルト手段116とから成り、他方のゲート機構部
120は、その一端が適宜のロータリーソレノイド12
1に結合し所定角の範囲内で揺動可能に構成された操作
軸122と、該軸122上に固定された複数の切換え羽
根123とから成る。
この場合、前記複数のローラ113・114はそれぞれ
の接紙面(外周面)が断面図的に平坦である硬い合成ゴ
ム材等から作られ、複数の切換え羽根123は、第13
図示のように、その上側面が平坦面123aに下側面か
凹の曲面123bとして形成された金属材または合成樹
脂材で作られ、しかも、両者が図示のように互いに対向
して配設される。
の接紙面(外周面)が断面図的に平坦である硬い合成ゴ
ム材等から作られ、複数の切換え羽根123は、第13
図示のように、その上側面が平坦面123aに下側面か
凹の曲面123bとして形成された金属材または合成樹
脂材で作られ、しかも、両者が図示のように互いに対向
して配設される。
このような構成の搬送機構100において、そのゲート
機構部120の状態が送られて来る紙幣Pを下向き方向
へ案内する状態にある時に、これに対して前述したよう
な腰の弱い紙幣Pが例えば搬送ベルトに乗って送られて
来たとすると、ローラ搬送部110においては、第11
図及び第12図に示すように上下のローラ113・11
4間に挟持されながら障害なく矢印方向へと進行し得る
が、紙幣の先端Pfが切換え羽根123の下側曲面12
3bに達した時点では、第13図(A)から同図(B)
への変化図に示すように紙幣Pの先端部分の成る範囲が
湾曲し始めることになる。この現象はこの紙幣Pの腰の
弱さに起因して生じるものであるから、紙幣Pの進行に
つれて益々湾曲がひどくなり、やがては同図(C)に示
すように複雑に折曲がることになる。即ち、ジャム現象
の発生となる。このことは、単に紙幣を取扱う処理装置
だけの問題てはないので、これの改善策の出現が強く望
まれている。
機構部120の状態が送られて来る紙幣Pを下向き方向
へ案内する状態にある時に、これに対して前述したよう
な腰の弱い紙幣Pが例えば搬送ベルトに乗って送られて
来たとすると、ローラ搬送部110においては、第11
図及び第12図に示すように上下のローラ113・11
4間に挟持されながら障害なく矢印方向へと進行し得る
が、紙幣の先端Pfが切換え羽根123の下側曲面12
3bに達した時点では、第13図(A)から同図(B)
への変化図に示すように紙幣Pの先端部分の成る範囲が
湾曲し始めることになる。この現象はこの紙幣Pの腰の
弱さに起因して生じるものであるから、紙幣Pの進行に
つれて益々湾曲がひどくなり、やがては同図(C)に示
すように複雑に折曲がることになる。即ち、ジャム現象
の発生となる。このことは、単に紙幣を取扱う処理装置
だけの問題てはないので、これの改善策の出現が強く望
まれている。
本発明は、この事情に鑑みてなされたもので、機械構造
的な案内作用をもって紙葉類の搬送方向を変更するゲー
ト機構部と、腰の弱い紙葉類との組合せが予測される場
合であっても、スムーズに紙葉類の搬送方向を変更し得
る新規な紙葉類処理装置の搬送機構を提供することを目
的とする。
的な案内作用をもって紙葉類の搬送方向を変更するゲー
ト機構部と、腰の弱い紙葉類との組合せが予測される場
合であっても、スムーズに紙葉類の搬送方向を変更し得
る新規な紙葉類処理装置の搬送機構を提供することを目
的とする。
[発明の構成]
(問題点を解決するための手段)
この目的を達成するための本発明の構成は、紙葉類処理
装置の搬送機構において、装置内を所定方向へ搬送され
る紙葉類の幅方向へ間隔を置いて並設された、複数の挟
持搬送手段を構成する各挟持部材の対峙接紙面を、紙葉
類の進行方向と直交する方向において断面形状が凹凸係
合の形状になるように成したことにある。
装置の搬送機構において、装置内を所定方向へ搬送され
る紙葉類の幅方向へ間隔を置いて並設された、複数の挟
持搬送手段を構成する各挟持部材の対峙接紙面を、紙葉
類の進行方向と直交する方向において断面形状が凹凸係
合の形状になるように成したことにある。
(作 用)
この構成に基〈本発明の作用は、特に、機械構造的作用
により紙葉類の進行方向を変更するゲート手段に対向す
る紙葉類送り出し部において、押出される紙葉類に対し
その進行方向の曲げ剛性を高め得る凹または凸の変形部
分を形成することによって、紙葉類の進行方向の変更動
作を確実なものにすることにある。
により紙葉類の進行方向を変更するゲート手段に対向す
る紙葉類送り出し部において、押出される紙葉類に対し
その進行方向の曲げ剛性を高め得る凹または凸の変形部
分を形成することによって、紙葉類の進行方向の変更動
作を確実なものにすることにある。
(実施例)
以下、図示の一実施例に基いて本発明を詳述するが、そ
れに先立って、本発明を適用する紙葉類処理装置の一例
に係る概要を第7図乃至第9図を参照しながら説明をす
る。
れに先立って、本発明を適用する紙葉類処理装置の一例
に係る概要を第7図乃至第9図を参照しながら説明をす
る。
第7図はその主要構成において一般的な構成を有する例
えば紙幣計数・区分装置のような紙葉類処理装置の外観
図、第8図はその内部主要部に係る概略構成図で、図中
、1は紙葉類処理装置の本体、Pは該処理装置で取扱う
べき紙幣でそれぞれサイズの異なる複数の券種の紙幣を
意味する。2は区分集積すべき紙幣Pに対して必要な指
示を与えるための操作表示部で、そこには、例えば紙幣
計数・区分装置としての処理操作を可能ならしめるよう
な操作部材・手段または表示欄、例えば、区分集積処理
の結果を金額または枚数のいずれかで表示すべきかを選
択する金額/枚数切換手段・区分集積処理を終えた金額
を金種別に且つ合計を伴って表示する金額表示欄・装置
を始動するための開始釦・トラブル排除後に装置を再開
するための再開始釦・装置を停止するための停止釦・計
数釦・表裏釦・金種釦・紙幣の種類や数量等を指定及び
入力するためのテンキー・取引番号や口座番号等を入力
するためのアスタリスク釦等の操作部材・手段・表示欄
が、それ自体公知の適宜手段によってそれぞれ配設され
ている。3は処理すべき紙幣Pを適量ストックして順次
に装置内に取込む紙幣取込み部、4及び5は該処理装置
でそれぞれの目的とする処理を終えた紙幣が排出される
第1及び第2の集積部て、その設置数は装置設計の段階
て任意に決定されるものである。6はリジェク1へすべ
き紙幣が排出されるためのりジェクト集積部、7は前記
紙幣取込み部3に上下動可能且っ俯仰可能に構成された
バックアツプ板である。
えば紙幣計数・区分装置のような紙葉類処理装置の外観
図、第8図はその内部主要部に係る概略構成図で、図中
、1は紙葉類処理装置の本体、Pは該処理装置で取扱う
べき紙幣でそれぞれサイズの異なる複数の券種の紙幣を
意味する。2は区分集積すべき紙幣Pに対して必要な指
示を与えるための操作表示部で、そこには、例えば紙幣
計数・区分装置としての処理操作を可能ならしめるよう
な操作部材・手段または表示欄、例えば、区分集積処理
の結果を金額または枚数のいずれかで表示すべきかを選
択する金額/枚数切換手段・区分集積処理を終えた金額
を金種別に且つ合計を伴って表示する金額表示欄・装置
を始動するための開始釦・トラブル排除後に装置を再開
するための再開始釦・装置を停止するための停止釦・計
数釦・表裏釦・金種釦・紙幣の種類や数量等を指定及び
入力するためのテンキー・取引番号や口座番号等を入力
するためのアスタリスク釦等の操作部材・手段・表示欄
が、それ自体公知の適宜手段によってそれぞれ配設され
ている。3は処理すべき紙幣Pを適量ストックして順次
に装置内に取込む紙幣取込み部、4及び5は該処理装置
でそれぞれの目的とする処理を終えた紙幣が排出される
第1及び第2の集積部て、その設置数は装置設計の段階
て任意に決定されるものである。6はリジェク1へすべ
き紙幣が排出されるためのりジェクト集積部、7は前記
紙幣取込み部3に上下動可能且っ俯仰可能に構成された
バックアツプ板である。
第8図において単なる線状路として図示された8は、例
えば第9図に示す主モータ22によって駆動されるベル
ト搬送手段等から成る搬送部で、前記バックアツプ板7
に押圧されて装置内に取込まれた紙幣Pを所定の手順に
従って区分し且つ前記各集積部4・5・6へと排出する
経路を構成する。9は前記紙幣取込み部3から搬送され
て来る紙幣Pの種類(金種・券の表裏・券の正損)及び
真偽等を判別検知するための紙幣判別部、10は該紙幣
判別部9を通過した紙幣Pを第1及び第2集積部4・5
の方向とりジェクト集積部6の方向とへ分離選別するた
めの第1ゲート部で、例えば第9図に示す第1ソレノイ
ド23により作動される。11は有効区分対象である紙
幣Pを第1集積部4の方向と第2集積部5の方向とへ分
離選別するための第2ゲート部で、例えば第9図に示す
第2ソレノイド24によって作動される。
えば第9図に示す主モータ22によって駆動されるベル
ト搬送手段等から成る搬送部で、前記バックアツプ板7
に押圧されて装置内に取込まれた紙幣Pを所定の手順に
従って区分し且つ前記各集積部4・5・6へと排出する
経路を構成する。9は前記紙幣取込み部3から搬送され
て来る紙幣Pの種類(金種・券の表裏・券の正損)及び
真偽等を判別検知するための紙幣判別部、10は該紙幣
判別部9を通過した紙幣Pを第1及び第2集積部4・5
の方向とりジェクト集積部6の方向とへ分離選別するた
めの第1ゲート部で、例えば第9図に示す第1ソレノイ
ド23により作動される。11は有効区分対象である紙
幣Pを第1集積部4の方向と第2集積部5の方向とへ分
離選別するための第2ゲート部で、例えば第9図に示す
第2ソレノイド24によって作動される。
12は前記紙幣取込み部3に紙幣Pがストラフされてい
るか否かを検出するストック検出器、13は前記紙幣取
込み部3から取込まれた紙幣Pの枚数を計数するための
取込み券通過検出器、14は前記第1集積部4に搬送さ
れて来る紙幣の枚数を計数するための第1通過検出器、
15は第1集積部4に紙幣が集積されているか否かを検
出する第1集積検出器、16は前記第2集積部5用に設
けられた枚数計数用の第2通過検出器、17は同じく第
2集積部S用に設けられた第2集積検出器、18及び1
9は前記リジェクト集積部6用に設けられたりジェクト
券通過検出器及びリジェクト集積検出器、20はこの3
個所の集積部4・5・6へ向う紙幣の合計枚数を計数す
るための総数チェック検出器、21は前記第1及び第2
の集積部4・5へ向う有効紙幣の枚数合計を計数するた
めの有効券チェック検出器である。尚、予め指定されて
いた各区分枚数と、前述の各集積部4・5・6へ向う紙
幣用に設けられた3個の検出器14・16・18により
区分計数された各枚数とが一致した場合を、一般に集積
限界(満杯)と称している。
るか否かを検出するストック検出器、13は前記紙幣取
込み部3から取込まれた紙幣Pの枚数を計数するための
取込み券通過検出器、14は前記第1集積部4に搬送さ
れて来る紙幣の枚数を計数するための第1通過検出器、
15は第1集積部4に紙幣が集積されているか否かを検
出する第1集積検出器、16は前記第2集積部5用に設
けられた枚数計数用の第2通過検出器、17は同じく第
2集積部S用に設けられた第2集積検出器、18及び1
9は前記リジェクト集積部6用に設けられたりジェクト
券通過検出器及びリジェクト集積検出器、20はこの3
個所の集積部4・5・6へ向う紙幣の合計枚数を計数す
るための総数チェック検出器、21は前記第1及び第2
の集積部4・5へ向う有効紙幣の枚数合計を計数するた
めの有効券チェック検出器である。尚、予め指定されて
いた各区分枚数と、前述の各集積部4・5・6へ向う紙
幣用に設けられた3個の検出器14・16・18により
区分計数された各枚数とが一致した場合を、一般に集積
限界(満杯)と称している。
第9図は本実施例に係る紙葉類処理装置の制御システム
を示すブロック図で、図中、40は該紙葉類処理装置の
制御全般を司る主制御部、41は該紙葉類処理装置に設
けられた各機構を動作させる機構制御部で、他の符号が
付されたブロックは前述した通りのものである。
を示すブロック図で、図中、40は該紙葉類処理装置の
制御全般を司る主制御部、41は該紙葉類処理装置に設
けられた各機構を動作させる機構制御部で、他の符号が
付されたブロックは前述した通りのものである。
而して、本発明の特徴部分である、前記第1及び第2ゲ
ート部10・11のいずれかを含む搬送機構50は、第
1図の斜視概略構成図に示すように、ローラ搬送部51
とゲート機構部120とから構成される。そして、この
中で前記ローラ搬送部51は、上下に平行に設置された
2本のローラ駆動軸52・53と、該駆動軸52・53
の各々に一体回転し得るように堅く嵌合された複数のロ
ーラ部材54・55と、少なくとも前記駆動軸の一方5
3の端部に固定された駆動プーリ56と、該プーリ部材
56を所定方向へ回転させる適宜のベルト手段57とか
ら成る。
ート部10・11のいずれかを含む搬送機構50は、第
1図の斜視概略構成図に示すように、ローラ搬送部51
とゲート機構部120とから構成される。そして、この
中で前記ローラ搬送部51は、上下に平行に設置された
2本のローラ駆動軸52・53と、該駆動軸52・53
の各々に一体回転し得るように堅く嵌合された複数のロ
ーラ部材54・55と、少なくとも前記駆動軸の一方5
3の端部に固定された駆動プーリ56と、該プーリ部材
56を所定方向へ回転させる適宜のベルト手段57とか
ら成る。
この場合、前記2本のローラ駆動軸52・53は装置本
体1の適宜の軸受1aにより軸支され、且つ、適当な付
勢力で互いに引寄せる方向に両者間を付勢する手段(図
示せず)によって付勢される。更に、前記上側のローラ
部材54は、第3図に示すように、その外周面の中心部
に例えば1本の溝54bを有する円板部材54aと、該
溝54b内に堅く嵌合した例えば合成ゴム等の高摩擦材
料で形成されたリング部材58から構成され、また、下
側のローラ部材55は、その外周面の中央部に例えば2
本の溝55bを有する円板部材55aと、該溝55b内
に堅く嵌合した例えば合成ゴム等の高摩擦材料で形成さ
れた2本のリング部材59とから構成される。そして、
前記リング部材を巻き付けた状態の各々の円板部材54
a・55aは、3本のリング部材58・59をもって凹
凸形状の係合断面を構成するように、各部材の形状・寸
法が設定される。尚、他方のゲート機構部120につい
ては従来のものと同様の構成であるのでその詳細は省略
する。
体1の適宜の軸受1aにより軸支され、且つ、適当な付
勢力で互いに引寄せる方向に両者間を付勢する手段(図
示せず)によって付勢される。更に、前記上側のローラ
部材54は、第3図に示すように、その外周面の中心部
に例えば1本の溝54bを有する円板部材54aと、該
溝54b内に堅く嵌合した例えば合成ゴム等の高摩擦材
料で形成されたリング部材58から構成され、また、下
側のローラ部材55は、その外周面の中央部に例えば2
本の溝55bを有する円板部材55aと、該溝55b内
に堅く嵌合した例えば合成ゴム等の高摩擦材料で形成さ
れた2本のリング部材59とから構成される。そして、
前記リング部材を巻き付けた状態の各々の円板部材54
a・55aは、3本のリング部材58・59をもって凹
凸形状の係合断面を構成するように、各部材の形状・寸
法が設定される。尚、他方のゲート機構部120につい
ては従来のものと同様の構成であるのでその詳細は省略
する。
・ 次に、このように構成された本発明の実施例につ
いてその作用を説明する。
いてその作用を説明する。
装置の作動開始に先立って処理目的に合致した動作モー
ドの指定操作を行なうが、この場合、例えば、当該処理
作業において五千円券・千円券・五百円券の3種の紙幣
を混合的に取扱うケースでは、操作表示部2に配設され
たそれぞれの対象釦・手段を操作して例えば「計数モー
ドで、100枚混合計数」と指定し、また、金種指定の
処理を目的とした動作モードの場合には、例えば[金種
選別モード、100枚計数、−千円券指定]と指定する
。そして、これらの指定操作の後に装置か始動されると
、主制御部40・機構制御部41がそれぞれの動作モー
ドに従って該処理装置内の各機構を所定の通り動作させ
ることになる。即ち、装置内に取込まれた各紙幣Pは、
搬送部8に沿って移動すると共に所定のチェックを受け
ながら目的とする集積部4・5・6へと向い、その処理
量が、第1集積検出器15・第2集積検出器17・リジ
ェクト集積検出器19により計数されて、操作表示部2
の金額表示欄に表示される。
ドの指定操作を行なうが、この場合、例えば、当該処理
作業において五千円券・千円券・五百円券の3種の紙幣
を混合的に取扱うケースでは、操作表示部2に配設され
たそれぞれの対象釦・手段を操作して例えば「計数モー
ドで、100枚混合計数」と指定し、また、金種指定の
処理を目的とした動作モードの場合には、例えば[金種
選別モード、100枚計数、−千円券指定]と指定する
。そして、これらの指定操作の後に装置か始動されると
、主制御部40・機構制御部41がそれぞれの動作モー
ドに従って該処理装置内の各機構を所定の通り動作させ
ることになる。即ち、装置内に取込まれた各紙幣Pは、
搬送部8に沿って移動すると共に所定のチェックを受け
ながら目的とする集積部4・5・6へと向い、その処理
量が、第1集積検出器15・第2集積検出器17・リジ
ェクト集積検出器19により計数されて、操作表示部2
の金額表示欄に表示される。
さて、このような過程をたどって移動する各紙幣P+は
、目的とする集積部4・5・6へと向う段階で先ず第1
ゲート部10のローラ搬送部51に至り、第1図に示す
ように上下一対のローラ部材54・55の間に挟持され
て前方へと送り出される。この時、ローラ部材間に位置
した紙幣P2のローラ挟持部分は、3本のリング部材5
8・59に押圧されて第4図示のような凹変形部分Pc
を形成するが、この凹変形部分Pcは、ローラ搬送部5
1とゲート機構部120との間隔文が適当な距離である
場合には、第5図に示すようにその形を保った状態て矢
印方向へと押出される。そのため、凹変形部分Pcがこ
の押出され部分の紙幣に対してあたかもキールのような
作用を果たして、押出され部分の紙幣に対してその縦方
向の曲げ剛性を付与することになる。
、目的とする集積部4・5・6へと向う段階で先ず第1
ゲート部10のローラ搬送部51に至り、第1図に示す
ように上下一対のローラ部材54・55の間に挟持され
て前方へと送り出される。この時、ローラ部材間に位置
した紙幣P2のローラ挟持部分は、3本のリング部材5
8・59に押圧されて第4図示のような凹変形部分Pc
を形成するが、この凹変形部分Pcは、ローラ搬送部5
1とゲート機構部120との間隔文が適当な距離である
場合には、第5図に示すようにその形を保った状態て矢
印方向へと押出される。そのため、凹変形部分Pcがこ
の押出され部分の紙幣に対してあたかもキールのような
作用を果たして、押出され部分の紙幣に対してその縦方
向の曲げ剛性を付与することになる。
従って、送られて来た紙幣が例えば「損券」であって、
予め紙幣判別部9からの信号て下向き方向へ案内する姿
勢にある切換え羽根123の下側曲面123bに、その
先端Pfか衝接するような第6図示のケースであっても
、押出された紙幣P3はその縦方向曲げ剛性を保ったま
ま湾曲して下方へ向うことが出来るようになる。この現
象は、紙幣Pか第2ゲート部11て選別される場合でも
、また、送られて来た紙幣Pが腰の弱い券である場合に
も生じる現象であるので、本発明の搬送機構50を使用
する場合には、従来のような腰の弱い券であることに起
因するトラブルの発生を防止することが可能となり、処
理装置全体としての信頼性及び稼動率の向上を図ること
が出来るようになる。
予め紙幣判別部9からの信号て下向き方向へ案内する姿
勢にある切換え羽根123の下側曲面123bに、その
先端Pfか衝接するような第6図示のケースであっても
、押出された紙幣P3はその縦方向曲げ剛性を保ったま
ま湾曲して下方へ向うことが出来るようになる。この現
象は、紙幣Pか第2ゲート部11て選別される場合でも
、また、送られて来た紙幣Pが腰の弱い券である場合に
も生じる現象であるので、本発明の搬送機構50を使用
する場合には、従来のような腰の弱い券であることに起
因するトラブルの発生を防止することが可能となり、処
理装置全体としての信頼性及び稼動率の向上を図ること
が出来るようになる。
尚、搬送ベルトに乗って搬送部8上を移動して来る紙幣
Pが「正券」である場合には、その紙幣P4は、前記切
換え羽根123の上側平坦面123aに案内されてその
まま直進することになる。
Pが「正券」である場合には、その紙幣P4は、前記切
換え羽根123の上側平坦面123aに案内されてその
まま直進することになる。
そして、目的とする一連の処理作業が終了した後は、主
制御部40からの指令に基き、または、適宜のリセット
操作により装置を始動前の状態に復帰させるようにする
。
制御部40からの指令に基き、または、適宜のリセット
操作により装置を始動前の状態に復帰させるようにする
。
以上一実施例について説明したが、本発明はこれに限定
されるものではなく、その要旨を変更せさる範囲内で、
種々に変形実施することが可能である。例えば、図示実
施例ては処理対象を紙幣として説明したが本発明は他の
紙葉類にも適用することが出来るものであり、また、図
示例では3本のリング部材を用いて部分的な凹凸部を形
成したが、事情が許すならば他の本数により形成するよ
うにしても良い。また、切換え羽根式のゲート機構部に
ついて説明したが、紙葉類の腰の弱さに起因するトラブ
ルを発生する虞れのある他の分離選別機構にも充分本発
明を適用することが出来る。
されるものではなく、その要旨を変更せさる範囲内で、
種々に変形実施することが可能である。例えば、図示実
施例ては処理対象を紙幣として説明したが本発明は他の
紙葉類にも適用することが出来るものであり、また、図
示例では3本のリング部材を用いて部分的な凹凸部を形
成したが、事情が許すならば他の本数により形成するよ
うにしても良い。また、切換え羽根式のゲート機構部に
ついて説明したが、紙葉類の腰の弱さに起因するトラブ
ルを発生する虞れのある他の分離選別機構にも充分本発
明を適用することが出来る。
更に、図示実施例ではローラ搬送部を用いたが、木質的
に同じ作用を果たしさえすれば他の形式の搬送部を対象
としても良い。
に同じ作用を果たしさえすれば他の形式の搬送部を対象
としても良い。
[発明の効果]
以上述べた通り本発明を用いる時は、機械構造的な案内
作用をもって紙葉類の搬送方向を変更するゲート機構部
と、腰の弱い紙葉類との組合せが予測される場合であっ
ても、スムーズに紙葉類の搬送方向を変更し得る新規な
紙葉類処理装置の搬送機構を実現することが可能となる
。
作用をもって紙葉類の搬送方向を変更するゲート機構部
と、腰の弱い紙葉類との組合せが予測される場合であっ
ても、スムーズに紙葉類の搬送方向を変更し得る新規な
紙葉類処理装置の搬送機構を実現することが可能となる
。
第1図は本発明を適用した紙葉類処理装置の搬送機構に
係る一実施例の斜視概略構成図、第2図はそのローラ搬
送部の断面図、第3図は第2図におけるA部拡大図、第
4図は第2図におけるA部の作用説明図、第5図は本実
施例の搬送機構で送り出された紙葉類の搬送状態を示す
説明図、第6図は本実施例の搬送機構により送り出され
た紙葉類の先端状態を示す説明図、第7図は本発明に係
る搬送機構を組込む紙葉類処理装置の斜視外観図、第8
図はその内部主要部の概略構成図、第9図は第7図の紙
葉類処理装置の制御システムを示すブロック図である。 第10図は従来の紙葉類処理装置における搬送機構の代
表例を示す斜視概略構成図、第11図はそのローラ搬送
部の断面図、第12図は従来装置における搬送機構によ
り送り出された紙葉類の搬送状態を示す説明図、第13
図(A)乃至(C)は従来装置における搬送機構で送り
出された紙葉類の先端状態の変化を示す経過説明図であ
る。 P−紙幣 p、−p2・P3・P4−移動状態の紙
幣Pf−紙幣先端 Pc−凹変形部分l−紙
葉類処理装置本体 1a−軸受 2−操作表示部 3−紙幣取込み部4−第1集
積部 5−第2集積部6−リジェクト集積部
7−バックアップ板8−搬送部 9−紙
幣判別部l〇−第1ゲート部 11−第2ゲート
部22−主モータ 23−第1ソレノイド2
4−第2ソレノイド 4〇−主制御部41−機構制
御部 5〇−搬送機構51−ローラ搬送部
52・53−ローラ駆動軸54・55−ローラ部材
54a・55a−円板部材54b・55b−溝
56−駆動プーリ57−ベルト手段
58・59−リング部材120−ゲート機構部
123−切換え羽根123a−上側平坦面 12
3b−下側曲面58す〕り音ぢじrギ 5P、4図 第6図 第9図 轄 鼎 箪 を 番 aす 第10図 第11図 弔13図
係る一実施例の斜視概略構成図、第2図はそのローラ搬
送部の断面図、第3図は第2図におけるA部拡大図、第
4図は第2図におけるA部の作用説明図、第5図は本実
施例の搬送機構で送り出された紙葉類の搬送状態を示す
説明図、第6図は本実施例の搬送機構により送り出され
た紙葉類の先端状態を示す説明図、第7図は本発明に係
る搬送機構を組込む紙葉類処理装置の斜視外観図、第8
図はその内部主要部の概略構成図、第9図は第7図の紙
葉類処理装置の制御システムを示すブロック図である。 第10図は従来の紙葉類処理装置における搬送機構の代
表例を示す斜視概略構成図、第11図はそのローラ搬送
部の断面図、第12図は従来装置における搬送機構によ
り送り出された紙葉類の搬送状態を示す説明図、第13
図(A)乃至(C)は従来装置における搬送機構で送り
出された紙葉類の先端状態の変化を示す経過説明図であ
る。 P−紙幣 p、−p2・P3・P4−移動状態の紙
幣Pf−紙幣先端 Pc−凹変形部分l−紙
葉類処理装置本体 1a−軸受 2−操作表示部 3−紙幣取込み部4−第1集
積部 5−第2集積部6−リジェクト集積部
7−バックアップ板8−搬送部 9−紙
幣判別部l〇−第1ゲート部 11−第2ゲート
部22−主モータ 23−第1ソレノイド2
4−第2ソレノイド 4〇−主制御部41−機構制
御部 5〇−搬送機構51−ローラ搬送部
52・53−ローラ駆動軸54・55−ローラ部材
54a・55a−円板部材54b・55b−溝
56−駆動プーリ57−ベルト手段
58・59−リング部材120−ゲート機構部
123−切換え羽根123a−上側平坦面 12
3b−下側曲面58す〕り音ぢじrギ 5P、4図 第6図 第9図 轄 鼎 箪 を 番 aす 第10図 第11図 弔13図
Claims (5)
- (1)装置内を所定方向へ搬送される紙葉類の幅方向へ
間隔を置いて並設された、複数の挟持搬送手段を構成す
る各挟持部材の対峙接紙面を、紙葉類の進行方向と直交
する方向において断面形状が凹凸係合の形状になる如く
構成したことを特徴とする紙葉類処理装置の搬送機構。 - (2)前記各挟持部材の対峙接紙面の凹凸係合部分が、
部材主要部分とは異なる高摩擦材料で構成されたもので
ある特許請求の範囲第1項に記載の紙葉類処理装置の搬
送機構。 - (3)前記各挟持部材はその外周面に所定数の溝を有す
るローラとして構成され、前記対峙接紙面の凹凸係合部
分は該溝に嵌合する少なくとも3本の合成ゴムのリング
として構成されたものである特許請求の範囲第1項また
は第2項に記載の紙葉類処理装置の搬送機構。 - (4)前記各挟持部材は、紙葉類が複数搬送路に分岐さ
れる個所に設置されるものである特許請求の範囲第1項
乃至第3項のいずれか1項に記載の紙葉類処理装置の搬
送機構。 - (5)前記各挟持部材は、1つの設置個所に付き各3個
宛設けられたものである特許請求の範囲第1項乃至第4
項のいずれか1項に記載の紙葉類処理装置の搬送機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12534187A JPS63288860A (ja) | 1987-05-21 | 1987-05-21 | 紙葉類処理装置の搬送機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12534187A JPS63288860A (ja) | 1987-05-21 | 1987-05-21 | 紙葉類処理装置の搬送機構 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63288860A true JPS63288860A (ja) | 1988-11-25 |
Family
ID=14907721
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12534187A Pending JPS63288860A (ja) | 1987-05-21 | 1987-05-21 | 紙葉類処理装置の搬送機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS63288860A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011168370A (ja) * | 2010-02-18 | 2011-09-01 | Seiko Instruments Inc | 用紙排出装置 |
EP2865626A1 (de) * | 2013-10-25 | 2015-04-29 | Wincor Nixdorf International GmbH | Vorrichtung zur Verarbeitung von blattförmigen Gegenständen, insbesondere Banknoten |
-
1987
- 1987-05-21 JP JP12534187A patent/JPS63288860A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011168370A (ja) * | 2010-02-18 | 2011-09-01 | Seiko Instruments Inc | 用紙排出装置 |
EP2865626A1 (de) * | 2013-10-25 | 2015-04-29 | Wincor Nixdorf International GmbH | Vorrichtung zur Verarbeitung von blattförmigen Gegenständen, insbesondere Banknoten |
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