JPS63288841A - 給紙装置における用紙の分離機構 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、複写機等の給紙カセットに利用される用紙の
分離機構に関するものである。

〔従来の技術〕

第５図に給紙カセットの例を示す通り、回転駆動する給
紙ローラ３４と、圧縮コルイバネ３６によって常時給紙
ローラ３４方向へ押上げられている圧板３３と、該給紙
ローラ３４と該圧板３３との間で挟持される堆積された
用紙３５の送り出し方向端の両隅部を適当な圧力で押え
る一対の分離爪３７によって構成されている。

上記構成において、堆積された用紙３５の一枚一枚の厚
みが比較的薄い場合には、給紙ローラ３４が回転するこ
とにより、該用紙３５の最大位の一枚が該給紙ローラ３
４と前記分離爪３７の間で座屈して、堆積された用紙３
５が、一枚ずつ分離され順次送り出されるようになって
いた。

〔発明が解決しようとする問題点〕

従来の構成において、厚い用紙あるいは封筒等を使用す
る場合には、専門アタッチメントを付設するか、上記構
成ンこ薄い用紙の分離を防げない様に用紙の取出し方向
端部に傾斜面を付設して、分離爪３７に厚い用紙あるい
は封筒等が引っかからない様な手段を構じて該傾斜面に
より分離給紙する等の操作が、必要であった。

したがって、厚い用紙あるいは封筒と、薄い用紙を交互
に使用する場合、使用する前に用紙が厚いか薄いかを判
断する必要があり、さらには、その判断に応じて分離手
段を切換えるという煩わしい操作が必要だという問題点
があった。

本発明は、前記問題点を鑑みなされたもので、その目的
とするところは、使用する人が用紙の厚みを判断し、そ
れに応じた分離手段を切換えるという煩わしい操作を不
要にすることである。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明による給紙装置における用紙の分離機構は、複写
機等の給紙装置であって、回転駆動する給紙ローラと圧
板とで堆積された用紙を挟持するものにおいて、前記用
紙５の両端部を規制し、該用紙の送り出し方向先端部を
傾斜面１ａで規制する様にした給紙カセット１と、前記
傾斜面の両端部近くに配設され堆積された用紙５の最上
位の一枚の送り出し方向先端両隅部を、押圧するととも
に、該用紙５の送り出し方向に対しては前記用紙のほぼ
厚さ方向に移動可能に前記給紙カセットに支持された分
離爪１２とを有することを特徴とする。

〔実施例〕

本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。

第１図は複写機等の給紙カセットにおける本発明の実施
例であり、堆積された用紙５の前後左右を規制し該用紙
５の送り出し方向側を傾斜面１ａで規制する給紙カセッ
ト１と、回転駆動される給紙ローラ４と、堆積された用
紙５の下の面を保持する圧板３と、該圧板３を持ち上げ
前記堆積された用紙５の最上位の一枚が前記給紙ローラ
４に適当な圧力を保って当接する様に作用する圧縮コイ
ルバネ６と、第２図に示される如く給紙カセット１の軸
に回転可能に取付けられ前記用紙５の最上位の一枚の送
り出し方向両隅部を適当な圧力で押え該用紙の下部裁断
面に対しては規制しない様に従来の分離爪７の様な下部
保持面のない平らな左右一対の分離爪１２とで構成され
ている。分離爪１２は給紙カセット１の側壁に設けられ
た軸１Ｇに回転可能に支持されている。

上記構成において、第３図及び第４図における各定数す
なわち、給紙ローラ４による用紙の送り力Ｆｏ、用紙に
対して直角な面に対する傾斜面１ａの角度θ、傾斜面１
ａの摩擦係数μ、分離爪１２の用紙に対する押え圧Ｆｔ
を適当な値に設定することにより、使用する用紙の座屈
荷重ｆに応じた分離動作を行なう。

１）　用紙が薄い場合（Ｆｏ＞ｆ） 各定数設定を μｆｓｉｎθ＜Ｆｔｃｏｓθ としてお（ことにより、第３図に示した様に堆積された
用紙５は、傾斜面１ａを滑り分離爪１２を待ち上げるこ
となく、従来の分離爪７０作用と同じ様に、給紙ローラ
４が回転すると、該給紙ローラ４と分離爪１２との間で
前記用紙５の最上位の一枚が座屈して、該分離爪１２を
乗り越えて、送り出される。

２）　用紙が厚い場合（Ｆｏ＜ｆ） 各定数設定を μＦｏｓｉｎθ＞Ｆｔｃｏｓθ としておくことにより、第４図に示した様に堆積された
用紙は、給紙ローラ４が回転しても該給紙ローラ４と分
離爪１２との間で座屈することはないので、前記用紙の
最上位の一枚は、傾斜面１ａを滑り分離爪１２を押し上
げながら、送り出される。

〔発明の効果〕

本発明は給紙カセット１に傾斜面１ａと用紙の下部に対
しては規制しないように下部保持面のない平らな分離爪
１２を併設する様に構成されており、用紙が薄い場合は
分離爪により用紙が座屈しこの分離爪を乗り１１えて給
紙され、用紙が厚い場合には分離爪を押しのけて用紙は
座屈しない状態で給紙されるので、 ・使用する人が、用紙の厚みを判断する必要がない。

・用紙の厚さに応じた分離手段の切換えが不要となる。

・アタッチメント等の付属部品の着脱が不要となる。

という顕著な効果を仔する。

【図面の簡単な説明】

ｍ１図は、本発明による給紙装置の断面図。第２図は本
発明の給紙カセットの部分斜視図。第３図は用紙が薄い
場合の作用を説明する断面図、７Ｊ４図は用紙が厚い場
合の作用を説明する断面図。 第５図は従来例の断面図。 １・・・給紙カセット　　　　２・・・軸１ａ・・・傾
斜面　　　　　　３・・・圧板４・・・給紙ローラ ５・・・堆積された用紙 ６・・・圧縮コイルバネ　１、８・・・ガイド溝９・・
・ガイド軸　　　　　１０・・・ガイドピン３７・・・
分離爪 第１図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　複写機等の給紙装置であって、回転駆動する給紙ロー
   ラと圧板とで堆積された用紙を挟持するものにおいて、
   前記用紙５の両端部を規制し、該用紙の送り出し方向先
   端部を傾斜面１ａで規制する給紙カセット１と、前記傾
   斜面の両端部近くに配設され堆積された用紙５の最上位
   の一枚の送り出し方向先端両隅部を押圧するとともに、
   該用紙５の送り出し方向に対しては前記用紙のほぼ厚さ
   方向に移動可能に前記給紙カセットに支持された分離爪
   １２とを有することを特徴とする給紙装置における用紙
   の分離機構。