JPS63287738A - トリメチロールアルカンの製造におけるトリアルキルアミン及び蟻酸メチルの採取法 - Google Patents

トリメチロールアルカンの製造におけるトリアルキルアミン及び蟻酸メチルの採取法

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JPS63287738A JP63107769A JP10776988A JPS63287738A JP S63287738 A JPS63287738 A JP S63287738A JP 63107769 A JP63107769 A JP 63107769A JP 10776988 A JP10776988 A JP 10776988A JP S63287738 A JPS63287738 A JP S63287738A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、n−アルカナールをその1モルに対し2.2
〜4.5モルのホルムアルデヒド(水溶液)トo、6〜
6モルのトリアルキルアミンと反応させ、次いで水素化
することにより得られる反応混合物から、トリアルキル
アミン及び蟻酸メチルを分離し採取する方法に関する。
西独特許出願公開3340791号によれば、トリメチ
ロールアルカンが良好な収率で製造され、その際反応に
使用したトリアルキルアミンは反応混合物から蟻酸トリ
アルキルアンモニウムの形で蒸留分離される。トリメチ
ロールアルカンはすべての利用分野で品質上満足される
が、この方法を実施するためには、工業上煩雑な蒸留条
件を必要とする。
本発明の課題は、この公知方法を、使用したトリアルキ
ルアミン及びトリメチロールアルカンに変化しなかった
ホルムアルデヒドを、直接に又は価値ある生成物の形で
回収することにより、より有利にかつより経済的に改良
することであった。
本発明はこの課題を解決するもので、n−アルカナール
をその1モルに対し水溶液中のホルムアルデヒド2.2
〜4.5モルとトリアルキルアミン0.6〜6モルの存
在下に反応させ、次いで水素化によりトリメチロールア
ルカンを製造し、その際得られる粗製反応混合物を、(
a) 100〜20D℃の温度に加熱してその中に存在
する水の大部分を場合により過剰の遊離トリアルキルア
ミンと共に蒸留により分離し、蟻酸トリアルキルアンモ
ニウムの形で存在するトリアルキルアミンを遊離化する
と同時にトリメチロールアルカン蟻酸エステルを生成さ
せ、トリアルキルアミンを蒸留分別し、そしてトリメチ
ロールアルカン蟻酸エステルをメタノールと必要に応じ
触媒量のアルカリアルコラート又はアルカリ土類アルコ
ラートの存在下に反応させてトリメチロールアルカン及
び蟻酸メチルとするか、あるいは(b)大部分の水を除
去し、場合により過剰の遊離トリアルキルアミンも同時
に分離し、残留する混合物にメタノールを添加し、10
0〜200℃の温度に加熱して蟻酸メチル及びトリアル
キルアミンを生成させることにより、蟻酸トリアルキル
アンモニウムの形で存在するトリアルキルアミンを遊離
化し、反応生成物を常法により単離することを特徴とす
る、前記反応混合物からトリアルキルアミン及び蟻酸メ
チルを採取する方法である。
公知方法によれば、ホルムアルデヒドは好ましくは水溶
液例えば10〜50重量%水溶液として用いられるので
、反応混合物の水含量は、反応混合物に対し例えば50
〜85重量%、好ましくは60〜8o重量%特に65〜
75重量%となる。本発明によれば、水素化後に得られ
る混合物はほとんど脱水される。
操作変法(a)によれば、粗製反応混合物を1゜0〜2
00℃特に120〜180℃の温度に加熱する間に、水
がほとんど完全に蒸留分離され、同時に場合により過剰
の結合していないトリアルキルアミンも除去される。蟻
酸トリアルキルアンモニウムの形で存在するトリアルキ
ルアミンは、この温度で常圧、加圧又は減圧においてト
リメチロールアルカン蟻酸エステルを生成して遊離化さ
れ、蒸留により反応混合物から除去される。次いで蟻酸
トリメチロールアルカンをメタノールと、場合により触
媒量のアルカリ−又はアルカリ土類アルコラートの存在
下に反応させて、トリメチロールアルカン及び蟻酸メチ
ルにする。
メタノール量は特に厳密な制限はないが、完全な変化率
を得るためには、トリメチロールアルカン蟻酸エステル
1モルにつき、1〜20モル特に3〜15モルのメタノ
ールを使用することが好ましい。それ以上の使用も可能
であるが、特別の利益はない。
エステル交換反応は、触媒量のアルカリ−又はアルカリ
土類アルコラート、例えばカルシウムアルコラート又は
マグネシウムアルコラート、特にナトリウムアルコラー
ト又はカリウムアルコラートの存在下で行われる。特に
1〜6個の炭素原子を有する低級アルコールのアルコラ
ートを使用することが好ましく、その中でも反応に使用
するアルコールのアルコラート、すなわちメタノラード
が特に好ましい。
触媒の量は、蟻酸トリアルキルアンモニウムの1モルに
対し、約0.005〜0.05モルのアルコラートが好
ましい。
エステル交換反応ののち、反応混合物を有機又は無機の
酸例えば酢酸又は塩酸により中和するか、あるいはカチ
オン交換体によりアルコールを遊離させて金属イオンを
反応混合物から除去することができる。次いで生成物を
常法により例えば蒸留により単離する。
本方法の好ましい実施態様(b)によれば、水素化後に
得られる反応混合物に、水及び場合により未反応のトリ
アルキルアミンの大部分を分離したのち、メタノールを
添加し、そして100〜200℃好ましくは120〜1
80℃に加熱することにより、蟻酸トリアルキルアンモ
ニラムラ中間段階のトリメチロールアルカン蟻酸エステ
ルを経由しないで、直接に蟻酸メチル及びトリアルキル
アミンに変えることができる。メタノールと反応させる
前に、反応混合物の水含量は、その全量に対し約5〜1
5重量%特に5〜10重量%に減少される。水の除去は
好ましくは蒸留特に真空蒸留によりそのための普通の技
術によって行われる。
完全な変化率を得るためには、蟻酸トリアルキルアンモ
ニウムに対し少な(とも当モル量のメタノールを添加す
る。蟻酸アンモニウム1モルに対し、1.0〜20モル
特に6〜15モルのメタノールを使用することが好まし
い。より多い量も可能であるが、特別の利益をもたらさ
ない。水素化後の粗製反応混合物はトリメチロールアル
カン蟻酸エステルを含有するので、このエステルを反応
させて蟻酸メチル及びトリメチロールアルカンにする。
粗製反応混合物とメタノールの反応は、非連続的又は好
ましくは連続的に、加圧好ましくは10〜25バールの
圧力ならびに約100〜200℃の温度で実施すること
ができる。
連続的に運転される反応塔、例えば図面に示す泡鐘塔を
使用することが好ましく、これは反応する成分の充分な
滞留時間を保証する追出し部(AT)と、蟻酸メチルが
濃化される濃化部(VT)とから構成されている。この
泡鐘塔に好ましくは中部棚段において反応混合物とメタ
ノールから成る流入液を装入し、棚段への負荷が棚段容
積1ml及び1時間当たり反応混合物2〜100gとな
るように操作する。負荷量に応じて目的物質を製造する
ための還流比は1:2ないし1:100となる。
泡鐘塔としての他の構造を有する反応塔を使用しうろこ
とも当然である。
反応塔への流入液すなわち粗製反応混合物(UG)(こ
れは本質的にトリメチロールアルカン、蟻酸トリアルキ
ルアンモニウム、水及び少量の副生物例えばトリメチロ
ールアルカン蟻酸エステルから成る)ならびに添加され
るメタノールに含まれる水の量は、好ましくは全流入液
量に対し10容量%を越えるべきでない。
生成した蟻酸メチル(MeF )はメタノールと混合し
て反応塔の頂部から排出され、冷却器(K)を経て液化
される。塔の底部では遊離されたトリアルキルアミン(
ただしトリメチルアミンは塔頂から分離される)のほか
、反応により生成した水及び流入液に含有された水、未
反応メタノール、蟻酸メチルより難揮発性の化合物特に
トリメチロールアルカン、ならびに合成における副生物
が得られ、これらは塔底排出物(S)として分離される
トリアルキルアミンを含有する塔底生成物の仕上げ処理
は、慣用の分離法例えば蒸留により行われ、トリアルキ
ルアミン、過剰のメタノール及びトリメチロールアルカ
ンが得られる。
トリアルキルアンモニウムならびに場合により存在スる
蟻酸トリメチロールアルカンアンモニウムの、トリアル
キルアミン、蟻酸メチル及び場合によりトリメチロール
アルカンへの完全な変化率が得られ、トリメチロールア
ルカンの収率は低下することがない。
トリメチロールアルカンの合成は、技術水準例えば西独
特許出願公開3340791号の方法によって行われる
ので、詳細な説明は省略し、基本的に留意すべき事項だ
けを説明する。
ナール n−アノー刀6しては、例えばプロパナール、n−ブタ
ナール、n−ペンタナール、3−メチルブタナール、n
−ヘキサナール、6−メチルブタナール、n−ヘプタナ
ール、4−メチルヘキサナール又はn−オクタナールが
用いられる。
トリアルキルアミンとしては、例えばトリメチルアミン
、トリエチルアミン、トリーn−プロピルアミン又はト
リーn−ブチルアミンが用いられる。アルカナール1モ
ルにつき、2〜5モル好ましくは2.5〜4モル特に2
.75〜6.5モルのホルムアルデヒド及び0.6〜6
モル好ましくは0.7〜2モル特に0.8〜1.5モル
のトリアルキルアミンを使用する。
反応は一般に200℃以下好ましくは20〜200℃特
に40〜80℃の温度で、減圧、加圧又は常圧好ましく
は常圧で、非連続的又は連続的に行われる。反応時間は
一般に約0.5〜24時間、好ましくは1〜10時間特
に1〜7時間である。
水性反応混合物の水素化は、自体普通の手段により、好
ましくは80〜150°Cの温度及び20〜200バー
ルの圧力で行われる。その際普通の水素化触媒、例えば
ニッケル、銅又は貴金属例えば白金又はパラジウムを含
有するものを使用できる。触媒は担持触媒であってよく
、懸濁法又は固定床法によって用いられる。この種の特
に好適な触媒は、例えば西独特許出願公開302789
0号明細書に記載されている。
水素化により得られる反応混合物は、トリアルキルアミ
ン及び蟻酸メチルを取得するため本発明の方法により反
応させる。
実施例1 各反応容積が800 mlの3個の直例に連結されたフ
ラスコから成る連続運転する反応器カスケードに、毎時
トリエチルアミン252m1(1,67モル)、n−ブ
チルアルデヒド100.9m1(1,15モル)及び1
5.2%ホルムアルデヒド溶液725.5 ml (ホ
ルムアルデヒドとして4モル)を導入し、6個のフラス
コ内の反応温度をすべて80℃とする。排出物を連続的
に水素化装置に供給し、115℃及び60バールで水素
化する(触媒組成二N1081.47%、A1□0,1
8.56%)。次いで水及び過剰のトリエチルアミンを
真空蒸留により除去する。
残存水含量が5%(カールフィッシャー法)である蒸留
残留物に、同重量のメタノールを添加し、10バールで
運転される60個の棚段を有する泡鐘塔の第45棚段に
580g/時の速度で供給する。塔頂から蟻酸メチル/
メタノール混合物(63:37)を取り出す。蟻酸化合
物に変化したホルムアルデヒドに対し、蟻酸メチルの収
率は96%である。塔底排出物は、メタノール約69重
量%、水7重量%、トリエチルアミン14重量%及びト
リメチロールプロパン、ジ) IJメチロールプロパン
及び少量の副生物からの混合物40重量%から成る。こ
れを分留すると、沸点、=153℃のトリメチロールプ
ロパンが水素化排出物11につき120g(n−ブチル
アルデヒドに対する収率81%)、ならびに融点=10
6〜108℃のジ−トリメチロールプロパンが水素化排
出物11につき22g(n−ブチルアルデヒドに対する
収率16%)得られる。
実施例2 15%ホルムアルデヒド溶液700.9(ホルムアルデ
ヒドとして3.5モル)及びトリエチルアミン150 
g(1,5モル)に、n−ブチルアルデヒド7:l(1
モル)を20分かけて流加し、混合物を73℃で5時間
攪拌する。均質溶液を120℃及び50バールで連続的
に水素化に供給しく触媒組成: NiO81,47%、
A1□0318.53%)、反応器排出物を常圧で蒸留
することにより、反応水及び過剰のトリエチルアミンを
除去する。
蒸留残留物を400mバールの真空装置により170℃
まで加熱し、留出したトリエチルアミンを凝縮させて分
離する。約5時間後にアミンがもはや移行しなくなった
とき、残留物(142g)にメタノール100.!i+
を添加し、ナトリウムメタノラート1.5gを添加し、
室温で5時間攪拌する。次いで混合物を酢酸で中和する
これを常圧で蒸留すると、まず蟻酸メチル/メタノール
混合物が分離され、これは蟻酸メチルを517含有する
(蟻酸化合物に変化したホルムアルデヒドに対し収率9
1%)。残留物を分離すると、沸点3=153°Cのト
リメチロールプロパンが1089(n−ブチルアルデヒ
ドに対し収率約81%)、ならびに沸点、=185°C
のジ−トリメチロールプロパンが15.!9(n−ブチ
ルアルデヒドに対する収率約12%)得られる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施態様を説明するための工程図であっ
て、図中の記号は次の意味を有する。 ATは反応塔の追出し部、VTはその濃縮部、Kは冷却
器、UGは反応混合物、MeFは蟻酸メチル、Sは塔底
排出物。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. n−アルカナールをその1モルに対し水溶液中のホルム
    アルデヒド2.2〜4.5モル及びトリアルキルアミン
    0.6〜3モルと反応させ、次いで水素化によりトリメ
    チロールアルカンを製造し、その際得られる粗製反応混
    合物を、(a)100〜200℃の温度に加熱してその
    中に存在する水の大部分を場合により過剰の遊離トリア
    ルキルアミンと共に蒸留により分離し、蟻酸トリアルキ
    ルアンモニウムの形で存在するトリアルキルアミンを遊
    離化すると同時にトリメチロールアルカン蟻酸エステル
    を生成させ、トリアルキルアミンを蒸留分別し、そして
    トリメチロールアルカン蟻酸エステルをメタノールと必
    要に応じ触媒量のアルカリアルコラート又はアルカリ土
    類アルコラートの存在下に反応させてトリメチロールア
    ルカン及び蟻酸メチルとするか、あるいは(b)大部分
    の水を除去し、場合により過剰の遊離トリアルキルアミ
    ンも同時に分離し、残留する混合物にメタノールを添加
    し、100〜200℃の温度に加熱して蟻酸メチル及び
    トリアルキルアミンを生成させることにより、蟻酸トリ
    アルキルアンモニウムの形で存在するトリアルキルアミ
    ンを遊離化し、反応生成物を常法により単離することを
    特徴とする、前記反応混合物からトリアルキルアミン及
    び蟻酸メチルを採取する方法。
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