JPS63286409A - 硬化性樹脂組成物の製造方法 - Google Patents

硬化性樹脂組成物の製造方法

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JPS63286409A
JPS63286409A JP62122890A JP12289087A JPS63286409A JP S63286409 A JPS63286409 A JP S63286409A JP 62122890 A JP62122890 A JP 62122890A JP 12289087 A JP12289087 A JP 12289087A JP S63286409 A JPS63286409 A JP S63286409A
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JP
Japan
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acrylate
unsaturated carboxylic
colloidal silica
weight
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JP62122890A
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English (en)
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Koichi Hara
原 公一
Takayoshi Tanaka
隆義 田中
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Idemitsu Petrochemical Co Ltd
Original Assignee
Idemitsu Petrochemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は硬化性樹脂組成物の製造方法に関し、さらに
詳しく言うと、熱または光によって硬化してたとえばポ
リカーボネート成形体、ポリメチルメタクリレート成形
体などの表面に耐摩耗性および耐候性を付与するための
被覆剤として好適に利用することのできる硬化性樹脂組
成物を、溶剤を使用することなく、製造する方法に関す
る。
[従来の技術およびその問題点] たとえばポリカーボネート成形体、ポリメチルメタクリ
レート成形体等の樹脂成形体の表面の硬度、耐摩耗性を
向上させることは、製品の耐久性を向上させ、その寿命
を長期化するのに極めて有効である。
このための方法として、従来、樹脂成形体の表面に硬度
および耐摩耗性を付与するための被膜を形成する硬化性
樹脂組成物を塗布する方法が種々提案されてきた(特開
昭57−131214号公報、特開昭57−50098
4号公報、特開昭58−1758号公報、特開昭81=
 18180θ号公報等参照)。
ところで、これらの組成物の大部分は粘度が高く、希釈
剤として溶剤を必要とするものであるので、たとえば樹
脂成形体等の表面に塗布した後に、溶剤を乾燥させるた
めの乾燥工程が必要となる。
しかしながら、この乾燥工程を行なうと、■成形量の表
面にソルベントクラックが発生する、■作業環境の衛生
面における悪化を招く、■公害対策関連の設備が必要と
なる等の問題が生じる。
一方、ベース樹脂の低粘度化、低分子量化を図って無溶
剤化した硬化性樹脂組成物の開発も行なわれているが、
ベース樹脂の改質を必要とするため耐摩耗性と耐候性と
の均衡を図ることが困難で、充分な耐摩耗性と耐候性と
を兼ね備えつつ無溶剤化した硬化性樹脂組成物は未だに
実現されていない。
[発明の目的] この発明の目的は、前記問題、を解消し、良好な耐摩耗
性と耐候性とを兼ね備えた硬化性樹脂組成物を、溶剤を
用いることなく、簡単な工程で製造することのできる硬
化性樹脂組成物の製造方法を提供することである。
[前記目的を達成するための手段] 前記目的を達成するために、この発明者が鋭意検討を重
ねた結果、特定の成分を特定の順序で配合した場合には
、良好な耐摩耗性と##候性とを兼ね備えた硬化性樹脂
組成物を、溶剤を用いることなく、簡単な工程で製造す
ることができることを見い出してこの発明に到達した。
すなわち、この発明の概要は、α、β−不飽和カルボン
酩化合物類とコロイドシリカとを含有する硬化性樹脂組
成物の製造方法において、α、β−不飽和カルボン酸化
合物類とコロイドシリカとの混合物をα、β−不飽和カ
ルボン酸化合物類で希釈して、α、β−不飽和カルボン
酸化合物類とコロイドシリカとの配合比をα、β−不飽
和不飽和カルボン酸化合物−99〜50重量%イドシリ
カ1〜50重量%とすることを特徴とする硬化性樹脂組
成物の製造方法である。
この発明の方法に供する前記α、β−不飽和カルボン酸
化合物類としては、たとえばアクリル酸、メタクリル酸
、クロトン酸およびインクロトン酸等のα、β−不飽和
不飽和カルボンスに前記α、β−不飽和不飽和カルボン
ステル誘導体、アミド誘導体等が挙げられ、好ましいの
は、前記アクリル酸およびそのエステル誘導体である。
前記アクリル酸のエステル誘導体としては、たとえば、
メチルアクリレート、エチルアクリレート、n−プロピ
ルアクリレート、n−ブチルアクリレート、t−ブチル
アクリレート、インブチルアクリレート、エチルへキシ
ルアクリレート、インデシルアクリレート、n−へキシ
ルアクリレート、ステアリルアクリレート、ラウリルア
クリレート、トリデシルアクリレート、フェノキシエチ
ルアクリレート、エトキシエチルアクリレート、メトキ
シエチルアクリレート、グリシジルアクリレート、ブト
キシエチルアクリレート、2−ヒドロキシエチルアクリ
レート、2−ヒドロキシプロピルアクリレート、2−メ
トキシエトキシエチルアクリレート、2−二トキシエト
キシエチルアクリレート、ベンジルアクリレート、シク
ロヘキシルアクリレート、ジシクロペンテニルアクリレ
ート、ジシクロペンテニルオキシアクリレート、ジシク
ロペンタジェニルアクリレート、ジシクロペンタジェン
エトキシアクリレート、メトキシジエチレングリコール
7クリレート、エトキシジエチレングリコールアクリレ
ート、メトキシトリエチレングリコールアクリレート、
ブトキシトリエチレングリコールアクリレート、メトキ
シジプロピレングリコールアクリレート、フェノキシジ
エチレングリコールアクリレート、フェノキシテトラエ
チレングリコールアクリレート、2−ヒドロキシ−3−
フェニルオキシプロピルアクリレート、ノニルフェノー
ルエチレンオキサイド付加物アクリレート、ノニルフェ
ノールプロピレンオキサイド付加物アクリレート、オク
タフルオロペンチルアクリレート、N、N−ジメチルア
ミノエチルアクリレート、N、N−ジエチルアミノエチ
ルアクリレート、アリルアクリレ−)、1.3−ブタン
ジオールアクリレート、1,4−ブタンジオールアクリ
レート、1,8−ヘキサンジオールアクリレート、ポリ
エチレングリコールジアクリレート、ジエチレングリコ
ールジアクリレート、ネオペンチルグリコールジアクリ
レート、トリエチレングリコールジアクリレート、トリ
プロピレングリコールジアクリレート、ヒドロキシピバ
リン酸エステルネオペンチルグリコールジアクリレート
、トリメチロールプロパンジアクリレート、ビス(アク
リロキシエトキシ)ビスフェノールA、ビス(アクリロ
キシエトキシ)テトラブロモどスフエノールA、ビス(
アクリロキシポリエトキシ)ビスフェノールA、1.3
−ビス(ヒドロキシエチル)−5,5−ジメチルヒダン
トイン、i−メチルベンタンジオールアクリレート、α
、ω−ジアクリルビスジエチレングリコールフタレート
、トリメチロールプロパントリアクリレート、ペンタエ
リスリトールアクリレート、ペンタエリスリトールテト
ラアクリレート、ジペンタエリスリト−ルモノヒドロキ
シペンタアクリレート、α、ω−テトラアリルビストリ
メチロールプロパンテトラヒドロフタレート等、並びに
2−ヒドロキシエチルアクリロイルホスフェートのよう
な無機酸エステルおよびエポキシアクリレートオリゴマ
ー等が挙げられる。
これらの中でも、次式[1] ; (ただし、[1]式中、R1およびR2は水素原子また
はメチル基を表わし、同一であっても相違していても良
く、mは2〜6の整数を表わす、) で示されるアクリル酸エステル、 次式[2] ; (ただし、[2]式中、R1およびR2は前記R1およ
びR2と同じ意味を表わし、nは1〜3の整数を表わ炉
、pは2〜10の整数を表わす、)で示されるアクリル
酸エステル、 次式[3]: %式%) [31 [ただし、[3]式中、RIおよびR2は前記R1およ
びR2と同じ意味を表わし、R3およびR4は、水素原
子または (ただし、式中 R5は水素原子またはメチル基を表わ
し、Sは1〜5の整数を表わす、)を表わし、qおよび
rは1〜5の整数を表わす、]で示されるアクリル酸エ
ステルおよびエポキシアクリレートオリゴマーが特に好
ましい。
また、前記各種のα、β−不飽和カルボン酸化合物類は
、前記各種のものを単独で使用することもできるが、そ
の二種以上を混合して併用することもできる。二種のα
、β−不飽和カルボン酸化−合物類を使用する場合、た
とえばトリメチロールプロパントリアクリレートとジエ
チレングリコールジアクリレートとの組合せ、トリメチ
ロールプロパントリアクリレートと1.6−ヘキサンジ
オールジアクリレートとの組合せ、トリメチロールプロ
パントリアクリレートとエポキシアクリレートオリゴマ
ーとの組合せが好ましい。
この発明の方法に供する前記コロイドシリカは、前記α
、β−不飽和カルボン酸化合物類の沸点よりも低い沸点
を宥する有機溶媒に分散されたシリカゾル溶液にα、β
−不飽和カルボン酸化合物類を添加した後、加熱、蒸留
等の操作を行なって低清点の溶媒を留去させ、分散媒を
α、β−不飽和カルボン酸化合物類と置換することによ
り得ることができる。この有機溶媒としては、たとえば
アルコール類、エーテル類、ケトン類、エステル類など
が挙げられる。特に、メタノール、エタノール、プロパ
ツール、インプロパツール等の低級アルコール中に分散
したコロイドシリカは1組成物中での分散が良好となり
、硬化被膜の耐摩耗性が向上するので好ましい、この有
機溶媒中に分散するコロイドシリカの濃度は、通常、1
〜50重量%であり1粒径は、通常、lO〜30mg程
度である、このような有機溶媒(低級アルコール)にコ
ロイドシリカを分散したシリカゾル溶液として。
たとえばオスカル(O3cal)  [触媒化成工業(
株)製]という商品名で商業的に入手することができる
この発明の方法において、前記α、β−不飽和不飽和カ
ルボン酸化合物曲中コロイドシリカを分散してなる混合
物をα、β−、β−カルボン酸化合物類で6釈して、α
、β−、β−カルボン酸化合物類とコロイドシリカとの
配合比が、通常、α、β−不飽和不飽和カルボン酸化合
物−89〜50重量%イドシリカ1〜50重量%、好ま
しくは5〜401rL量%である組成物を調製すること
が重要である。さらに、この発明における好ましい調製
法としては、前記コロイドシリカと前記有機溶媒とを十
分に混合し、次いでこの混合物とα、β−不飽和カルボ
ン酸化合物類とを混合し、その後、前記有機溶媒を除去
することにより、α、β−不飽和カルボン酸化合物類中
に前記コロイドシリカを分散してなる混合物を得、前述
のような各成分濃度となるように、この混合物をα、β
−、β−カルボン酸化合物類で希釈する方法が挙げられ
る。
ここで、コロイドシリカの配合比が1重量%未渦の場合
には、充分な耐摩耗性が得られない、一方、50重量%
を超える場合には、被膜にクラックが発生しやすくなる
この発明の方法においては、必要に応じて光重合開始剤
または熱重合開始剤を前記組成物に添加することができ
る。
前記光重合開始剤としては、光エネルギーの吸収により
ラジカルを発生するものであればどのようなものでも良
く、たとえば、アセトフェノン、2.2−ジェトキシア
セトフェノン、P−ジメチルアミノアセトフェノン、p
−ジメチルアミノプロピオフェノン、ベンゾフェノン、
2−クロロベンゾフェノン、p、p’−ジクaロベンゾ
フェノン、p、p’−ビスジエチルアミノベンゾフェノ
ン、ミヒラーケトン、ベンゾイン、ベンゾインメチルエ
ーテル、ベンゾインイソプロピルエーテル、ベンゾイン
−n−プロピルエーテル、ベンゾインイソブチルエーテ
ル、ベンゾイン−n−ブチルエーテル、ベンジルメチル
ケタール、テトラメチルインモニウムモノサルファイド
、チオキサンソン、2−クロロチオキサンソン、2−メ
チルチオキサンソン、アゾビスイソブチロニトリル、ベ
ンゾイルパーオキサイド、ジ−t−ブチルパーオキサイ
ド、l−ヒドロキシシクロへキシルフェニルケトン、2
−ヒドロキシ−2−メチル−1−7エニルー1−オン、
1−(4−イソプロピルフェニル)−2−ヒドロキシ−
2−メチルプロパン−1−オン、メチルベンゾイルホル
メート。
2.2−ジェトキシアセトフェノン、4−N。
N′−ジメチルアセトフェノン、O−ジメチルアミノ安
息香酸イソアミルおよびこれらの混合物等が挙げられる
。これらの中でも、紫外線エネルギーを吸収してラジカ
ルを発生する1−(4−インプロピルフェニル)−2−
とドロキシ−2−メチルプロパン−1−オン等のケトン
系化合物を好適に使用することができる。
前記熱重合開始剤としては、たとえば過安息香酸第三ブ
チル、フタル酸ジアリル中の第三ブチルパーオクトエー
ト、フタル酸ジメチル中の過酸化ジアセテート、過酸化
ジベンゾイル、フタル酸ブチル中の過酸化ジ(p−クロ
ロベンゾイル)、フタル酸ジブチルを伴なった過酸化ジ
(2,4−ジクロロベンゾイル)、過酸化ジラウロイル
、過酸化メチルエチルケトン、フタル酸ジブチル中の過
酸化シクロヘキサノン、3.5−ジヒドロキシ−3,4
−ジメチル−°1,2−ジオキサシクロペンタン、t−
ブチルパーオキシ(2−エチルヘキサノエート)、過酸
化力プリリル、2.5−ジメチル−2,5−ジ(ベンゾ
イルパーオキシ)ヘキサン、l−ヒドロキシシクロへキ
シルヒドロパーオキサイド−1、t−ブチルパーオキシ
(2−エチルブチレート) 、 2.5−ジメチル−2
,5−ビス(t−ブチルパーオキシ)ヘキサン、グミル
ヒドロパーオキサイド、過酸化ジアセチル、t−ブチル
ヒドロパーオキサイド、過酸化ジ第三ブチル。
3.5−ジヒドロキシ−3,5−ジメチル−1,2−才
キサシクロペンタン、1.1−ビス(t−ブチルパーオ
キシ)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサンおよび
これらの混合物等が挙げられる。
前記光重合開始剤、熱重合開始剤を用いる場合には、前
記α、β−不飽和カルボン酸化合物類と予めα、β−不
飽和カルボン酸化合物類に分散してなるコロイドシリカ
とを混合して得られる組成物と各成分とを混合する。
この発明の方法により得られる硬化性樹脂組成物は、た
とえば樹脂成形体等の基材表面に塗布して用いるもので
あり、光または熱によって硬化して被膜を形成する。
前記被膜を好適に形成することのできる基材としては、
たとえばポリカーボネート、ポリエステル、ポリエーテ
ルイミド、ポリフェニレンオキサイド、ポリメチルメタ
クリレート等のプラスチック、鋼、アルミニウム等の金
属等が挙げられる。
また、この発明の方法により得られる硬化性樹脂組成物
は、たとえばコーティングパー、ドクターナイフ、スプ
レー等を使用する方法、浸漬法、さらには注入機を用い
た金型内被覆法により基材表面に塗布することができる
[発明の効果] この発明によると。
(1)  溶剤を用いることなく硬化性樹脂組成物を製
造することができるので、溶剤を乾燥させるための乾燥
工程が不要となり、 (2)  その結果、硬化性樹脂組成物を成形品の表面
に塗布して得られる被膜にンルベントクラックが発生せ
ず、 (3)  作業環境の悪化および製造設備の複雑化を招
くことがなく。
(4)シかも、良好な耐摩耗性と耐久性とを兼ね備えた
硬化性樹脂組成物を簡単な工程で製造することができる
、 等の効果を奏する工業的に有利な硬化性樹脂組成物の製
造方法を提供することができる。
[実施例] 次に、この発明の実施例および比較例を示してこの発明
をさらに具体的に説明する。
■α、β−不 和カルボン 化    コロイイソブロ
ビルアルコールを分散媒に用いたシリカゾル溶液[商品
名rascal 1432J、触媒化成工業■製;平均
粒径12ILm、シリカ濃度30重量%]100 ii
部とトリメチロールプロパントリアクリレート20重量
部とを充分に混合した。
その後、この混合物をエバポレーター用フラスコに注ぎ
、オイル番バスによりインプロピルアルコ−ル コール70重量部を留出させてトリメチロールプロパン
トリアクリレートにコロイドシリカを分散させることに
よりコロイドシリカを得た。
得られたコロイドシリカのシリカ濃度は80重量%であ
り、透明であった。
(実施例1) トリメチロールプロパントリアクリレ−) 53.8重
量%、ジエチレングリコールジアクリレート18、4i
1%と前記■で得られたコロイドシリカ30重量%とを
混合して混合物を得た。
次いで、この混合物に1−(4−イソプロピルフェニル
)−2−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−1−オン(
光重合開始剤)2.5重量%を添加して硬化性組成物を
得た。
得られた硬化性組成物をポリカーボネート[商品名:「
タフロンA3000 J、出光石油化学■製]の射出成
形板(120■鳳X 100m層×3履鵬)にコーティ
ングバーを用いて塗布し、厚み207Lmの被膜を形成
した。
次いで、速度2m/分のコンベアに載置して移動させな
がら、出力120 W / C mの高圧水銀ランプを
距離15cmの条件下に照射して硬化被膜を形成して試
料を調製した。
得られた試料の特性につき、以下の試験法により評価し
た。
(初期密着性) 前記試料の被膜表面に縦,横それぞれIon mの等間
隔のクロスカットを入れて100個の基盤目を形成し、
セロハン粘着テープによる剥離操作を行なって剥離しな
かった目の数で初期密着性を評価した。
【テーバ摩Jfi性) 前記試料について、C3−10摩耗輪および500gの
荷重を備えたテーバ摩耗試験機で100回転させたとき
の「かすみ度(%)」を摩耗試験前の「かすみ度(%)
」との差で評価した。
(耐熱クラック性) 温度120℃の乾燥機中に前記試料を投入して、500
時t11後における試料表面のクランクの有無を目視で
観察して評価した。
各成分の配合割合および試験結果を第1表に示す。
(実施例2〜7) 前記実施例1において、各成分の配合割合を第1表に示
した割合に変えたほかは、前記実施例1と同様に実施し
た。
各成分の配合割合および試験結果を第1表に示す。
(実施例8) 前記実施例1において、ジエチレングリコ・−ルジアク
リレートに代えて1.8−へ午サンジオールジアクリレ
ートを用いたほかは前記実施例1と同様に実施した。
各成分の配合割合および試験結果を第1表に示す。
(実施例9) 前記実施例2において、ジエチレングリコールジアクリ
レートに代えて1.6−ヘキサンジオールジアクリレー
トを用いたほかは前記実施例1と同様に実施した。
各成分の配合割合および試験結果を第1表に示す。
(実施例10) 前記実施例1において、α、β−不飽和カルボン酸化合
物として、トリメチロールプロパントリアクリレート2
9重量%とエポキシアクリレートオリゴマー[昭和高分
子■製、RIPOXY 5P−1509141重量%と
の混合物を用いたほかは、前記実施例1と同様に実施し
た。
各成分の配合割合および試験結果を第1表に示す。
(実施例11) 前記実施例2において、α、β−不飽和カルボン酸化合
物として、トリメチロールプロパントリアクリレート1
5重量%とエポキシアクリレートオリゴマー35重量%
との混合′物を用いたほかは1.#記実施例2と同様に
実施した。
各成分の配合割合および試験結果を第1表に示す。
(実施例12) 前記実施例5において、1−(4−イソプロピルフェニ
ル)−2−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−1−オン
(光重合開始剤)に代えて!、1−ビス(t−ブチルパ
ーオキシ) 3,3.5− トリメチルシクロヘキサン
(熱重合開始剤)を用いるとともに、硬化を温度120
℃、30分間の条件下としたほかは前記実施例5と同様
に実施した。
各成分の配合割合および試験結果を第1表に示す。
(比較例1) トリメチロールプロパントリアクリレート80重量えと
ジエチレングリコールジアクリレート20重量%とを混
合して混合物を得た。
次いで、この混合物に1−(4−イソプロピルフェニル
)−2−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−1−オン(
光重合開始剤)3.0重量%を添加して硬化性組成物を
調製し、この硬化性組成物を用いて、前記実施例1と同
様にして試料を作成するとともにこの試料の特性につき
試験を行なった。
各成分の配合割合および試験結果を第1表に示す。
第1表から明らかなように、この比較例において得られ
た硬化被膜は良好な耐熱クラック性を示したものの初期
密着性およびテーバ摩耗性は、前記実施例1〜12で得
られた硬化被膜に比較して劣っていた。
(比較例2) 前記比較例1において、トリメチロールプロバントリア
クリレートとジエチレングリコールジアクリレートとの
配合比をトリメチロールプロパントリアクリレート80
重量%、ジエチレングリコールジアクリレート40重量
%に代えたほかは前記比較例1と同様にして試料を調製
するとともに、得られた試料の特性について試験を行な
った。
各成分の配合割合および試験結果を第1表に示す。
第1表から明らかなように、この比較例において得られ
た硬化被膜は良好な耐熱クラック性を示したものの初期
密着性およびテーバ摩耗性は、前記実施例1−12で得
られた硬化被膜に比較して劣っていた。
(比較例3) 前記比較例1において、ジエチレングリコールジアクリ
レートに代えて1.8−ヘキサンジオールジアクリレー
トを用いたほかは、前記比較例1と同様にして試料を調
製するとともに、得られた試料の特性について試験を行
なった。
各成分の配合割合および試験結果を第1表に示す。
第1表から明らかなように、この比較例において得られ
た硬化被膜は良好な耐熱クラック性を示したものの初期
密着性およびテーバ摩耗性は、前記実施例1−12で得
られた硬化被膜に比較して劣っていた。
(比較例4) 前記比較例3において、トリメチロールプロパントリア
クリレートと1.8−ヘキサンジオールジアクリレート
との配合比をトリメチロールプロパントリアクリレート
50重量%、1.8−ヘキサンジオールジアクリレート
50重量%とじたほかは前記比較例3と同様にして試料
を調製するとともに。
得られた試料の特性について試験を行なった。
各成分の配合割合および試験結果を第1衷に示す。
第1表から明らかなように、この比較例において得られ
た硬化被膜は良好な耐熱クラック性を示したものの初期
密着性およびテーバ摩耗性は、前記実施例1〜12で得
られた硬化被膜に比較して劣っていた。
(比較例5) トリメチロールプロパントリアクリレート79.1重量
%とジエチレングリコールジアクリレート18.9重量
%と前記■で調製したα、β−不飽和カルボン酸化合物
分散コロイドシリカ1重量%とからなる硬化性組成物を
用いて、前記比較例1と同様にして試料を調製するとと
もに、得られた試料の特性について試験を行なった。
各成分の配合割合および試験結果をj8を表に示す。
第1表から明らかなように、この比較例において得られ
た硬化被膜は良好な耐熱クラック性を示したものの初期
密着性およびテーバ摩耗性は、前記実施例1〜12で得
られた硬化被膜に比較して劣っていた。
(比較例6) 前記比較例5において、硬化性組成物の配合組成をトリ
メチロールプロパントリアクリレート0.8 ffli
%、ジエチレングリコールジアクリレート8.2重量%
、前記■で調製したα、β−不飽和カルボン酸化合物分
散コロイドシリカ90重量%に代えたほかは、前記比較
例5と同様にして試料を調製するとともに、得られた試
料の特性について試験を行なった。
各成分の配合割合および試験結果を第1表に示す。
第1表から明らかなように、この比較例において得られ
た硬化被膜は良好な初期密着性およびテーバ摩耗性を示
したものの耐熱クチツク性は、前記実施例1〜12で得
られた硬化被膜に比較して劣っていた。
(比較例7) 前記比較例2において、1−(4−イソプロビルフェこ
ル)−2−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−1−オン
(光重合開始剤)に代えて!、l−ビス(t−ブチルパ
ーオキシ) 3,3.5− )リメチルシクロヘキサン
(熱重合開始剤)を用いるとともに、温度120℃、3
0分間の条件下に熱硬化を行なって試料を調製したほか
は、前記比較例2と同様にして試料の特性について試験
を行なった。
各成分の配合割合および試験結果を第1表に示す。
第1表から明らかなように、この比較例において得られ
た硬化被膜は良好な耐熱クラック性を示したものの初期
密着性およびテーバ摩耗性は、前記実施例1−12で得
られた硬化被膜に比較して劣っていた。
(比較例8) イソプロピルアルコールを分散媒に用いたシリカゾル溶
液[商品名rascal 1432J、触媒化成工業■
製;シリカ濃度30重量%]60重量部とトリメチロー
ルプロパントリアクリレ−) 49.2重量部とジエチ
レングリコールジアクリレート32.8重量部と1−(
4−イソプロピルフェニル)−2−ヒドロキシ−2−メ
チルプロパン−1−オン2.5 ff1jLfflとを
混合して硬化性組成物を得た。
次いで、インプロピルアルコールを蒸発させるための乾
燥を行なうことなく、この硬化性組成物をポリカーボネ
ート[商品名;「タフロンA3000 J、出光石油化
学■製]の射出成形板(120腸層X 120mm X
 3ms+)にコーティングバーを用いて塗布して厚み
20Bmの被膜を形成し、前記実施例1と同様にして試
料を調製するとともに、得られた試料の特性について試
験を行なった。
各成分の配合割合および試験結果を第1表に示す。
第1表から明らかなように、この比較例において得られ
た硬化被膜は良好な耐熱クラック性を示したものの初期
密着性およびテーバ摩耗性は、前記実施例1〜12で得
られた硬化被膜に比較して劣っていた。
(比較例9) 前記比較例8において、1−(4〜イソプロピルフエニ
ル)−2−ヒドロ午シー2〜メチルプロパン−1−オン
(光重合開始剤)に代えて1.1−ビス(t−ブチルパ
ーオキシ) 3,3..5− トリメチルシクロヘキサ
ン(熱重合開始剤)を用いるとともに、温度120℃、
30分間の条件下に熱硬化を行なって試料を調製したと
ころ、ポリカーボネート板の基材端部にクラックが発生
したので他の試験は行なわなかった。
各成分の配合割合を第1表に示す。
(以下、余白、) f:tSl   2(U完き4) 第  1  表做き5)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)α,β−不飽和カルボン酸化合物類とコロイドシ
    リカとを含有する硬化性樹脂組成物の製造方法において
    、α,β−不飽和カルボン酸化合物類とコロイドシリカ
    との混合物をα,β−不飽和カルボン酸化合物類で希釈
    して、α,β−不飽和カルボン酸化合物類とコロイドシ
    リカとの配合比をα,β−不飽和カルボン酸化合物類9
    9〜50重量%、コロイドシリカ1〜50重量%とする
    ことを特徴とする硬化性樹脂組成物の製造方法。
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