JPS63285631A - 索引ファイル更新処理方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔概　要〕 キー順に分類したページに、キーとレコードへのポイン
タを格納する構成の索引ファイルの更新処理効率を改善
する処理方式である。

レコードの変更に伴って発生するキー領域の更新要求を
待ち行列に接続して、ファイル処理と並行して処理でき
るようにし、キー検索の場合には先ず待ち行列を検索し
て、該当キーがそこに無い場合にキー領域を検索する。

この方式により、レコード処理とキー処理が非同期化さ
れ、並行処理が可能になるので、レコード処理が高速化
し、処理効率が向上される。

〔産業上の利用分野〕

本発明は、索引ファイルのレコード変更に伴うキー領域
更新がある場合の、ファイル更新処理方式に係り、特に
キー順に分類したページに、キーを格納する構成の索引
ファイルにおける改良した更新処理方式に関する。

〔従来の技術） キーによってレコードを索引するように構成したデータ
ベースのいわゆる索引ファイルはでは、公知のように所
定のレコードに対応してキーを設け、キーによって該当
データを検索することができるようにする。

第３図は計算機の構成例を示すブロック図である。処理
装置１は所要のプログラムを実行することにより、外部
記憶装置２に格納された索引ファイル３を処理する。

°索引ファイル３は、レコード領域４とキー領域５を有
し、キー領域５にはキーと、そのキーに対応するレコー
ドの格納領域を指示するポインタとの対を、キー検索を
考慮した所定のキー順に配列する。

処理装置１が索引ファイル３を処理する場合には、キー
領域５を検索して所要のキーと対に保持されるポインタ
によって、レコードの格納領域アドレスを得ることによ
り、その領域のデータレコードにアクセスする。

索引ファイルの構造の一種である公知のＢ“木構造等に
代表されるバランス木構造においては、例えば一定デー
タ長に記憶領域を分割してなるページに、所定のキー順
に従ってキーとポインタの対を分配して保持し、例えば
第４図（ａ）に示すように、ルートページ１０に各キー
ページ１１．１２等の′先頭のキーとそのキーページへ
のポインタを保持した索引の木構造を構成し、レコード
の追加、削除、更新等の変更に伴うキーの追加、削除が
ある場合には、動的にページの構成を更新することによ
り、一定の検索効率を維持するようにする。

即ち例えば第４図（ａ）のキー領域にＲＥ主キー追加す
る場合において、新キーを追加すべき、キーページ１２
に空き領域が無いとすると、ページを追加して格納する
必要があるが、この場合キー順を維持するために、単に
新しいキーを追加するのみでなく、第４図■）に示すよ
うに元のキーページ１２にあったキーを、キーページ１
２と追加のキーページ１３に配分し直し、ルートページ
１０も更新する、ページ分割処理が一般に必要になる。

〔発明が解決しようとする問題点〕

前記のように、バランス木構造の索引ファイルでは、キ
ー領域の更新が比較的複雑な処理になるので、レコード
の追加、削除、更新等の変更処理によりキーの追加、削
除を要する場合には、キー領域更新のために処理時間を
要し、且つその間該当レコードへのアクセスができない
等のために、キーＮ域の更新が多いと、システムの処理
効率を低下させるという問題がある。

〔問題点を解決するための手段〕

第１図は、本発明の構成を示すブロック図である。

図は処理装置の構成を示し、１０は待ち行列、１１は索
引ファイルの処理において、待ち行列１０の検索、及び
待ち行列１０に該キー領域更新要求を接続する機能を持
つアクセス処理部、１２は待ち行列１０にあるキー領域
更新要求を順次実行するキー領域更新処理部である。

〔作　用〕

待ち行列１０には、キー領域更新要求の処理待ちの要求
ブロックが接続され、各要求ブロックにはキー、処理、
及びレコードへのポインタが保持される。

アクセス処理部１１は索引ファイルの処理要求により、
レコードの処理を従来のように実行するが、キー検索に
おいては、先ず待ち行列１０に接続されている要求ブロ
ックを検索し、該当の追加キーを保持する要求ブロック
があれば、そのポインタによってレコードにアクセスし
、又削除キーの場合にはこのアクセス要求の処理を中止
する。

この検索の結果、待ち行列に該当キーが無い場合のみキ
ー領域を従来のように検索する。

ファイル処理要求によりキー領域の更新がある場合には
、所定の要求ブロックを待ち行列１ｏにつないで処理を
終わる。

キー領域更新処理部１２は、アクセス処理部１１等と並
行に実行可能とし、待ち行列１ｏがら要求ブロックを順
次取り出して、その内容に従ってキ−領域の更新処理を
実行する。

以上の処理方式により、索引ファイルの処理でキー領域
更新完了を待つ必要が無くなり、キー領域はレコードの
処理と非同期に、並行して処理できるので、システムの
処理効率を高めることができる。

〔実施例〕

第１図の待ち行列１０には、キー領域更新要求の処理待
ちの要求ブロック１３が後述のようにして接続され、各
要求ブロック１３にはキー、処理、及びレコードへのポ
インタが保持される。こ＼で処理は例えばキーの追加と
削除とし、キーが変更される場合には、元のキーの削除
要求プロ・ツクと新キーの追加要求ブロックが待ち行列
に置かれるものとする。

計算機システムが例えば多重仮想記憶空間方式の場合に
、待ち行列１０は全記憶空間の共通域に設けて、何れの
空間のアクセス処理部１１からもアクセスできるように
する。

第３図の索引ファイル３にアクセスを要する各応用プロ
グラムの記憶空間において、アクセス処理部１１は索引
ファイルの処理要求により、第２図に例示する処理の流
れにより、レコードの処理は従来のように実行する。

但し、キー検索においては、処理ステップ２０で先ず待
ち行列１０に接続されている要求ブロック１３を検索し
、該当のキーを保持する要求ブロック１３があれば、処
理ステップ２１から処理ステップ２２に進んで、それが
追加要求ブロックか識別し、追加キーでない、即ち削除
キーの場合には、こ＼で処理を中止し、処理要求をリジ
ェクトする。

追加キーの場合には、要求ブロック１３に保持するポイ
ンタを持って処理ステップ２４に進み、そのポインタの
指示するレコードを従来のように処理する。

待ち行列１０に該当キーが無ければ、処理ステップ２１
から処理ステップ２３に進んで、索引ファイル３のキー
領域５を従来と同様に検索して、レコードへのポインタ
を得、処理ステップ２４によりレコードを処理する。

次の処理ステップ２５で、ファイル処理要求により、キ
ー領域の更新があるか識別し、更新が無ければ処理を終
わるが、更新がある場合にはキー領域の更新処理を実行
することなく、処理ステップ２６で前記のような要求ブ
ロック１３を生成して、待ち行列１０に接続して処理を
終わる。

待ち行列１０につながれた要求ブロック１３で要求され
るキー領域更新処理を実行するために、キー領域更新処
理部１２が例えば各応用プログラムとは異なる独立の記
憶空間に設けられ、アクセス処理部１１等と並行して、
他のプログラムが入出力動作完了待ち等のとき実行でき
るようにする。

キー領域更新処理部１２は、待ち行列１０から要求ブロ
ック１３を例えば先着順に取り出して、その内容に従っ
てキー領域の更新処理を実行する。こ−で行われる処理
の内容は、前記第４図の例等によって説明した通りであ
る。

以上の処理方式により、索引ファイルの処理でキー領域
更新完了を待つ必要が無く、他の処理を開始できるので
処理が高速化され、又、キー領域はレコードの処理と非
同期に、並行して処理できるので処理能力が有効に利用
されて、システムの処理効率を高めることができる。

〔発明の効果］ 以上の説明から明らかなように本発明によれば、計算機
システムにおける索引ファイルのレコード処理とキー処
理が非同期化することにより、ファイル処理を高速化し
、システムの処理効率を向上するという著しい工業的効
果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の構成を示すブロック図、第２図はアク
セス処理部の処理の流れ図、第３図は計算機システムの
構成例ブロック図、第４図はキー領域更新の説明図 である。 図において、 １は処理装置、　　　　２は外部記憶装置、３は索引フ
ァイル、　　　４はレコードＳＪＴ　域、５はキー領域
、　　　　１ｏは待ち行列、１１はアクセス処理部、　
１２はキー領域更新処理部、１３は要求ブロック　　　
２０〜２６は処理ステ、ツブ本発明の構成を示すブロッ
ク図 第１図 計算機システムの構成例ブロック図 第３図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 レコードのキーと、該レコードを指示するポインタとを
   、所定のキー順に並べた場合の順序に、所定のデータ長
   の連続した記憶領域からなるページに割り当てたキー領
   域を有する索引ファイルにおいて、 該キー領域を更新する要求が発生した場合に、該要求を
   接続する待ち行列（１０）と、 所要のキーを検索する場合に、該待ち行列（１０）のキ
   ーを検索して該所要のキーが無い場合に、該キー領域を
   検索するように構成した処理手段（１１）と、 該待ち行列（１０）に接続された該要求を順次取り出し
   て、該要求によるキー領域更新処理を実行する手段（１
   ２）とを設けたことを特徴とする索引ファイル更新処理
   方式。