JPH01282635A - 索引保守方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、電子計算機システム内で運用されるデータベ
ース管理システムの索引保守方式に関するものである。

［従来の技術］ データを２次元の表の形式で保持し、行データ中で特定
の属性によって定義されたカラムに対して、データの検
索や更新を行うことのできるデータベース管理システム
では、検索条件に指定される頻度の高いカラムに対して
は、キー値とレコード識別子とからなる索引レコードを
ツリー状に梢成した索引を用いて検索処理を行うのが一
般的である。

検索の高速化のために作成された索引の保守を行うには
、データレコードの追加・更新・削除と同期して即時に
索引の更新を行う第１の方式と、一般に遅延更新方式と
呼ばれる次に述べる第２及び第３の方式がある。

第２の方式では、データベース管理システムは、データ
を追加更新する利用者プログラムからの要求により、デ
ータベース上のデータレコードを追加更新するとともに
、データレコードを追加更新することにより発生する索
引の追加更新情報を二次記憶上に一時的に記憶せしめ、
処理を終了する。

その後、二次記憶上の索引の追加更新情報を実際の索引
に反映させるユーティリティプログラムを利用者が起動
する事により、索引の遅延更新を完成させる。

第３の方式では、データベース管理システムは、データ
を追加更新する利用者プログラムからの要求により、デ
ータベース上のデータレコードを追加更新するとともに
、データレコードを追加更新することにより発生する索
引の追加更新情報を主記憶あるいは二次記憶上に記憶し
、索引とデータレコードの無矛盾性を保証するために、
他グロセスからの索引アクセス要求や利用者プログラム
のチエツクポイントの発行を契機として、自動的に、主
記憶あるいは二次記憶上の索引の追加更新情報をもとに
索引を追加更新する。

［発明が解決しようとする課題］ 上述した第１の方式では、検索に対する応答の高速性を
保持するために検索の対象となりえる複数のカラムに対
して索引を作成するようにすると、データレコードの追
加・更新・削除時にはすべてのカラムの索引に対して索
引レコードの追加・削除を行わなければならず、データ
レコードの件数が多くなると索引の階層が深くなり、大
変なオーバーヘッドとなり、データレコードの更新・追
加・削除が遅くなるという欠点がある。

従って、繁雑にデータの追加・更新・削除の発生ずるよ
うなトランザクション処理システムでは、データの追加
・更新・削除に対して同時には索引を更新しないで、索
引に対する更新情報を主記憶や外部記憶装置に記憶せし
め、データの更新後、索引のみを一括に更新する第２及
び第３の方式が採用されることが多い。

しかしながら、上述した従来の第２の方式では、利用者
が索引の遅延更新を行うまでは、データレコードの更新
が索引に反映されておらず、検索結果と実際に格納され
ているデータレコードの間に矛盾が起こるという欠点が
ある。

一方、第３の方式では、索引のアクセス頻度の高いシス
テムでは、索引の更新が繁雑に発生ずるため、遅延更新
の利点が十分に発揮できず、また、データベース管理シ
ステムに余分な負荷がかかり、データベース管理システ
ムの４１８造が複雑になるという欠点がある。

［課題を解決するための手段］ 本発明による索引保守方式は、データベース中のレコー
ドを高速に検索するためにカラム毎の索引を構築でき、
データベース構築後にもレコードの追加・更新・削除が
行われ、それに対応して索引レコードの追加・削除を行
うことにより、索引の更新を行うデータベース管理シス
テムにおいて、キー値の検索と削除に使用される主索引
に対し、検索と削除を行う主索引アクセス部と、キー値
の検索と追加と削除に使用する副索引に対し、検索と追
加と削除を行う副索引アクセス部と、 副索引と主索引とをマージして、主索引を生成する索引
マージ部と、 索引検索要求時には、副索引アクセス部と主索引アクセ
ス部に検索要求を出し、両方の検索結果をマージして、
その結果を返し、削除要求時には、副索引アクセス部と
主索引アクセス部に削除要求を出し、追加要求時には、
副索引アクセス部に対し追加要求を出す制御を行う制御
部とを有することを特徴とする。

［実施例］ 以下、本発明の実施例について図面を参照しながら詳細
に説明する。

第１図を参照すると、本発明の一実施例による索引保守
方式が適用されるデータベース管理システムは、制御部
１と、主索引アクセス部２と、副索引アクセス部３と、
主索引４と、副索引５と、索引マージ部６とから構成さ
れている。

第２図を参照すると、上位レベルのページは、下位ペー
ジに含まれる最大のキー値とそのページ番号の組から構
成されるレコードから構成される。

第３図を参照すると、索引の最下位レベルのページは、
キー値とそのキー値を含んでいるレコードを識別するレ
コードの識別子から構成されるレコードから構成されて
いる。

第４図は本実施例で使用される主索引の構造図である。

第５図は本実施例で使用される副索引の構造図である。

主索引アクセス部２は、主索引４に対し、従来の索引に
対するのと同様に、索引レコードの検索・削除を行う。

副索引アクセス部３は、副索引５に対し、従来の索引に
対するのと同様に、索引レコードの検索・追加・削除を
行う。

索引マージ部６は、副索引５から索引レコードを読み出
し、主索引４に追加することにより、副索引５と主索引
４のマージを行う。

次に、制御部１での処理について、第６図を参照して説
明する。

第６図において、制御部１は、ステップ６０１で利用者
からの要求が検索要求であるか否かを判定し、検索要求
であれば、主索引アクセス部２に対し検索要求を出しく
ステップ６０２）　、次に、副索引アクセス部３に対し
検索要求を出しくステップ６０３）、得られた結果をマ
ージして、利用者に結果を返しくステップ６０４）　、
処理を終了する。

ステップ６０１で、検索要求でないと判定された場合は
削除要求か否かを判定しくステップ６０５）、削除要求
であれば、主索引アクセス部２に対し削除要求を出しく
ステップ６０６）、次に、副索引アクセス部３に対し削
除要求を出しくステップ６０７）処理を終了する。

ステップ６０５で、削除要求でないと判定された場合は
追加要求であると判定して、副索引アクセス部３に対し
追加要求を出しくステップ８０８）、処理を終了する。

次に、主索引４及び副索引５がそれぞれ第４図及び第５
図に示されるように構成されているときに、検索・追加
・削除の場合に、具体的にどのページに対してアクセス
がなされるかを説明する。

まず、検索の場合に検索されるキー値が、第４図中の最
下位ページ４０７と第５図中の最下位ページ５０２に格
納されているとする。この場合、制御部１は、まず、主
索引アクセス部２に対し、該キー値で検索を要求する。

要求を受付けた主索引アクセス部２は、まず、最上位ペ
ージ４０１を読込み、第２図に示されるキー値と下位ペ
ージ番号の組から、該キー値の含まれている下位ページ
のページ番号を読取り、レベル１ページ４０２を読込む
０次に、同様の操作で、レベル２ベージ４０５を読込み
、最下位ページ４０７を読込む、ｆｉ後に、最下位ペー
ジ４０７に格納されている、第３図中に示されるキー値
とレコードの識別子から、該キー値に対するレコード識
別子を制御部１に返却する。

次に、ルＪｌｊ部ｌは、副索引アクセス部３に対し、該
キー値で検索を要求する。要求を受付けた副索引アクセ
ス部３は、まず、最上位ベージ５０１を読込み、第２図
中に示されるキー値と下位ページ番号の組から、該キー
値の含まれている下位ページのページ番号を読みとり、
最下位ページ５０２を読込む、Ｉ＆後に、最下位ページ
５０２に格納されている、第３図に示されるキー値とレ
コードの識別子から、該キー値に対するレコード識別子
を制御部１に返却する。検索の場合のページアドレスは
、上述のように、６回のページ読込みで終了する。

次に、削除の場合において、削除するべきキー値が、検
索の場合と同様に、第４図中の最下位ページ４０７と第
５図中の最下位ページ５０２にあると仮定する。ページ
の読込みは、検索の場合と同じであり、主索引アクセス
部２には、最後に、最下位ページ４０７に対し、索引レ
コードの削除を行い、書込むという動作が加わり、副索
引アクセス部３には、最後に、最下位ベージ５０２に対
し、索引レコードの削除を行い、書込むという動作が加
わる。

従って、上述のように、削除の場合には、６回のページ
読込みと、２回のページ書込みで終了する。

ｆｉｆ＆に、追加の場合において、第５図の最下位ペー
ジ５０２に格納されると仮定する。制御部１は、副索引
アクセス部３に追加要求を出す、要求を受付けた副索引
アクセス部３は、まず、第５図中の最下位ページ５０１
を読込み、次に、索引レコードが追加されるべき最下位
ページ５０２を読込み、追加レコードを追加し、書込み
を行う、従って、上述のように、追加の場合は、２回の
読込みと１回の書込みで終了する。

［発明の効果］ 以上述べたように、本発明は、主索引に対して、比較的
小さな副索引を保持し、索引レコードの追加を副索引に
対して行わしめることにより、上述した第１の方式の抱
えるデータレコードの索引に比較して、データレコード
の追加・更新・削除が遅くなるという欠点を解消し、上
述した第２の方式の抱えていた実際のデータレコードの
内容と索引との間に矛盾が起こるという欠点を解消し、
上述した第３の方式の抱えていた、索引に対するアクセ
ス頻度の高いシステムにおいては、遅延更新の利点が十
分に発揮されないという欠点を解消し、更に、索引に対
するアクセスプリミティブが従来の索引アクセスのプリ
ミティブと同じであるため、遅延更新方式を比較的簡易
に提供できるという効果がある。

【図面の簡単な説明】 第１図は本発明の一実施例による索引保守方式の適用さ
れるデータベース管理システムの構成を示すブロック図
、第２図は第１図の主索引または副索引における上位レ
ベルベージの構造図、第３図は第１図中の主索引または
副索引における最下位レベルベージのＭ道図、第４図は
第１図中の主索引の構造図、第５図は第１図中の副索引
の＃ｌ構造図第６図は第１図中の制御部の処理手順を例
示するフローチャートである。 １・・・制御部、２・・・主索引アクセス部、３・・・
副索引アクセス部、４・・・主索引、５・・・副索引、
６・・・索引マージ部。 第２図 拮５図 第６図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、データベース中のレコードを高速に検索するために
   カラム毎の索引を構築でき、データベース構築後にもレ
   コードの追加・更新・削除が行われ、それに対応して索
   引レコードの追加・削除を行うことにより、索引の更新
   を行うデータベース管理システムにおいて、キー値の検
   索と削除に使用される主索引に対し、検索と削除を行う
   主索引アクセス部と、キー値の検索と追加と削除に使用
   する副索引に対し、検索と追加と削除を行う副索引アク
   セス部と、 前記副索引と前記主索引とをマージして、主索引を生成
   する索引マージ部と、 索引検索要求時には、前記副索引アクセス部と前記主索
   引アクセス部に検索要求を出し、両方の検索結果をマー
   ジして、その結果を返し、削除要求時には、前記副索引
   アクセス部と前記主索引アクセス部に削除要求を出し、
   追加要求時には、前記副索引アクセス部に対し追加要求
   を出す制御を行う制御部と を有することを特徴とする索引保守方式。