JPS6328475A - 車輌外板パネルの断熱および補強方法 - Google Patents

車輌外板パネルの断熱および補強方法

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JPS6328475A
JPS6328475A JP17074786A JP17074786A JPS6328475A JP S6328475 A JPS6328475 A JP S6328475A JP 17074786 A JP17074786 A JP 17074786A JP 17074786 A JP17074786 A JP 17074786A JP S6328475 A JPS6328475 A JP S6328475A
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JP
Japan
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resin
parts
epoxy resin
weight
plasticizer
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JP17074786A
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English (en)
Inventor
Masao Nakajima
正雄 中島
Takeo Kobayashi
小林 健男
Shigeki Yonehara
米原 繁樹
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Zeon Corp
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Nippon Zeon Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は車輌外板パネルに断熱性および剛性を付与する
方法に関するもので、更に詳しくは、塩化ビニル樹脂、
可塑剤、発泡剤、エポキシ樹脂および、該樹脂用の硬化
剤等を配合した発泡ペーストm酸物を、スプレー、コー
ティング等の方法で車輌の外板の内面に塗布し、次いで
加熱炉にて発泡、硬化させ車輌外板パネルの断熱性およ
び強度を改善する方法に関するものである。
(従来の技術) 近年、車輌の外板パネルにおいては、次の観点から品質
の向上が望まれている。
(1)高断熱化による車室内の居住性の向上、(2)高
剛性化によるしっかり感の向上。
まず外板パネルの高断熱化の意義を説明する。
一般に車室内への熱の流入および、車室外への熱の流出
は、ドア、フェンダ、フロア、ルーフ、ダッシュ等の外
板パネルを通して起こる割合が裔い。
このため、熱の流出入を緩和するために、外板パネルの
裏面にフェルト、ガラスマット等の各種の断熱材が使用
されている。例えば、ルーフパネルは、太陽光の熱を受
は易い部位で、夏季80〜100℃の高温にさらされ、
熱流入の多い所である。
この対策として一般には第2図および第3図に示すよう
な断熱構造が採られている。第2図および第3図は吊り
天井構造の例で、ルーフパネル1の裏面の構造は断熱材
6とこの断熱材6を前記ルーフパネルlの裏面に取り付
けるために両者間に介在させた両面テープ5とから成り
、更にその下面に張設したりスティングワイヤ3に懸吊
保持されたベッドライニング4から成るものである。上
記断熱材6としては、天然あるいは合成の繊維がら“な
るフェルト、ガラス繊維マット等が使用されている。他
のフロア・ダッシュ等の外板パネルにも同類の断熱材が
使われ、車室内の断熱が図られている。
次に、外板パネルの高剛性化の必要性について述べる。
自動車において、省資源、省エネルギーのため軽量化が
進められている。これに関して材料の板厚を下げあるい
は構造部材を減らして軽量化を進めると、強度が低下し
、自動車のドアであれば、該部位の強度低下により面の
張り剛性不足を引き起こし、部品としてのしっかり怒が
足りない等の問題点があられれる。この問題点を解決す
るために、実開昭55−101659号公報ではドアパ
ネルに補強材を用いる方法が提案されている。第4図に
その補強構造を示す。第4図において7はドアパネル、
8は熱硬化性補強材である。これら外板パネルの補強材
のうち、断熱材は予め成形された成形品であり、人手に
より取り付けられているが、大型であるため作業に時間
を要し、かつ不自然な作業姿勢となるため、作業者の疲
労が激しいという問題がある。かつまた断熱材は、例え
ば、合成繊維あるいはガラス繊維等を単に縦横に積層し
た成形品のため、断熱性が必ずしも十分とは言えず、性
能が満足されていない。このような状況から、自動施工
のできる高断熱の材料開発が望まれており、本発明者ら
は、自動施工のできる組成の密着性を改善した発泡性塩
化ビニルベースI・を用いる車輌外板パネルの断熱構造
体を提案した(特願昭60−171870号)。
(発明が解決しようとする問題点) ところで、本発明者らが、提案した発)包埋化ビニル組
成物から得られる発泡体は、発泡倍率が5倍以上あり、
外板パネルの断熱に大いに寄与するものであるが軟實の
ため、一方で要求される機能すなわち剛性補強にはほと
んど効果がない。したがって、本発明者らが提案した前
記処方の組成物では、外板パネルへの適用においては、
まず剛性を補う補強材を貼りつけ、しかるのちに塗布・
発泡硬化という工程をとらざるを得ず、材料の多機能化
という時代のすう勢にあって外板パネル用の組成物とし
ては、完塾度が低く、改良の必要があった。
(問題点を解決するだめの手段) 本発明者らは、以上の問題点に鑑み、塩化ビニルペース
トの発泡性を低下させることなく、硬質化する方法を鋭
意研究した結果、ペースト用塩化ビニル樹脂に可塑剤、
発泡剤、熱安定剤等の従来の公知の配合剤に加え、特定
エポキシ樹脂と、該樹脂用の硬化剤を配合することによ
り、高発泡倍率で硬質の発泡体が得られ、これを車輌用
外板パネルに適用すれば車室内の断熱性の向上と、強度
の向上が達成しうろことを見い出し、本発明を達成する
に至った。
以下本発明の詳細な説明する。
本発明に供する発泡性樹脂組成物は、少なくとも、ペー
スト用塩化ビニル樹脂、可塑剤、発泡剤、常温で液状の
エポキシ樹脂およびエポキシ用加熱活性型硬化剤を含存
し、その他、任意に発泡調整剤、充填剤、顔料剤、熱安
定剤、粘度調整剤等から成るペースト状の組成物であり
、120℃〜200°Cの加熱により、発泡、硬化しう
るちのである。塩化ビニル樹脂は、ペースト用加工用に
乳化重合、乳懸濁重合で製造されたもので、ホモポリマ
ー単独又は塩化ビニルと酢酸ビニル、アクリル酸、メタ
クリル酸、アクリル酸エステル、メタクリル酸エステル
、マレイン酸、マレイン酸エステルなどの公知の共重合
体単独あるいは塩化ビニルホモポリマーとのブレンドで
使用することができる。さらに、懸濁重合で製造された
、塩化ビニル又は塩化ビニル共重合体がブレンドして使
用できる。
可塑剤としては、ジオクチルフタレート、ジブチルフタ
レートなどのフタル酸エステル、トリクレジルフォスフ
ェートなどのリン酸エステル、ジオクチルアジペート、
ジオクチルセバケートなどの脂肪酸エステル、例えばア
ジピン酸と、エチレングリコールの縮合体であるような
ポリエステル、トリオクチルトリメリテートなどのトリ
メリット酸エステル、塩素化パラフィン、アルキルベン
ゼン、高分子量アロマチックなど公知の塩化ビニル用可
塑剤が、単独又は、混合して使用できる。可 ゛塑剤の
配合量は、とくに限定するものではないが、塩化ビニル
100重量部に対して、10重量部より多り150重量
部以下の範囲で配合するのが好ましい。
配合量が10重量部以下では、発泡倍率が、向上せず、
150重量部を超えると、硬度が上らないため補強効果
が小さくなる。
発泡剤は、高温分解型の有機又は無機発泡剤、フレオン
、炭酸ガスなどの気化剤、高温膨張型マイクロカプセル
、又は機械発泡法を用いるときは気泡安定化剤が用いら
れる。本発明では、いずれの発泡剤も適用できるが、特
に分解温度が100℃以上の有機又は無機の分解型発泡
剤が現場での施工性、発泡体の外観、発泡の均一性や、
緻密性からみて、より好ましい。有機又は無機の分解型
発泡剤以外の発泡剤、あるいはioo ’c未満の分解
温度の発泡剤を使用した場合は、発泡倍率が上らなかっ
たり、均一な発泡体を得にくい。また機械的な発泡方法
では車輌外板への塗装がしにくい。発泡剤の配合量は塩
化ビニル樹脂100重量部に対して0.5〜15重量部
とするのが好ましい。配合量が0.5重量部未満では発
泡不足で、15重量部を超えても発泡度は変わらず、過
度に加えるのは経済的に無駄である。エポキシ樹脂は分
子量により液状から固形まであるが、本発明で用いるエ
ポキシ樹脂は常温で液状又は本発明で用いる組成物に使
用する可塑剤に熔解するものが好ましい。エポキシ樹脂
単体で液状又は可塑剤に溶解して液状化するものであれ
ば、本発明に供する組成物がゾル状態で得られ、塗布が
可能となり、本発明の方法に適用ができる。本発明に適
用しうるエポキシ樹脂の例としは、通常のグリシジルエ
ーテル型、グリシジルエステル型、グリシジルアミン型
、線状脂肪族エポキサイド型、脂肪族エポキサイド型な
どのエポキシ樹脂があげられ、所望の発泡体の物性に応
じて単独又は組合せて使用することができる。
エポキシ樹脂の配合量は、塩化ビニル樹脂100重量部
に対し、20〜500重量部の範囲で加える。配合量が
20重量部未満では硬質の発泡体が得がたく、500重
量部を超えると、硬化反応時の発熱が大きいため、塩化
ビニルの分解を生じたり、発泡剤の分解ガスによる膨張
を抑制し、高倍率の発泡体を得にくいなどの問題を生じ
る。
エポキシ樹脂用の加熱活性型硬化剤としては、加熱によ
り硬化作用を発揮する通常の硬化剤が使用できる。好ま
しい硬化剤としては、エポキシ樹脂との組合せで、発熱
ピーク温度が100℃〜200℃の範囲にある硬化剤が
ある。硬化剤としては例えば、ジシアンジアミド、4.
4′−ジアミノジフェニルスルホン、2−n−ヘプタデ
シルイミダゾールのよなイミダゾール誘導体、イソフタ
ル酸ジヒドラジド、N、 N−ジアルキル尿素誘導体、
N、 N−ジアルキルチオ尿素誘導体、テトラヒドロ無
水フタル酸のような酸無水物、イソホロンジアミン、メ
タフェニレンジアミン、N−アミノエチルピペラジン、
三フッ化ホウ素諸化合物、トリスジメチルアミノメチル
フェノールなどが挙げられる。硬化剤は所望に応じて、
単独又は組合せて使用することができる。硬化剤の配合
量はエポキシ樹脂100重量部に対して1〜20重量部
とするのが好ましい。
配合量が1重量未満では硬化不足で発泡体の剛性が不足
し、一方20重量部より多く配合しても発泡体の剛性は
変わらず、過度に加えるのは経済的に無駄である。
ここで言う硬化温度とは、エポキシ樹脂と硬化剤を室温
で混合したものをオイルバス、ヒーターなどで昇温させ
たとき、硬化によって発生する発熱がピークとなるよう
な媒体の温度を言う。
エポキシ樹脂配合による発泡と硬質化の機構は、有機発
泡を例にとれば、次のように考えられる。
まず、加熱により、塩化ビニルが可塑剤、エポキシ樹脂
を吸収、ゲル化し、次いで発泡剤が分解してガスを発生
する。発生ガスにより、系は発泡しセルを形成する。続
いて、組成物に含有、分散しているエポキシ樹脂が、硬
化剤の活性化により硬化反応を起こし発泡体が硬質化す
る。したがって形成される発泡体の特性は塩化ビニル樹
脂のゲル化速度、発泡剤の分解速度、そしてエポキシ樹
脂の硬化速度;こ影響され、目標とする発泡密度、硬化
度等に基づき、材料を選定する必要がある。
本発明では、これら配合剤のほか、例えば炭酸カルシウ
ム、タルク、クレーのような充填剤、熱安定剤、希釈剤
、減粘剤、増粘剤などの粘度調整剤、整泡剤および、着
色剤などが配合できる。上記各添カロ削の配合量は、塩
化ビニル樹脂100重量部に対し、充填剤は0〜200
重量部、熱安定剤は0〜10重珊部、希釈剤は0〜20
重量部、減粘剤は0〜5重量部、増粘剤は0〜50重量
部、整泡剤O〜XO重量部の範囲とする。各添加削を添
加する(ろ合、充填剤は200重量部より多くなると組
成物の発砲性が不良となり、熱安定剤および整泡剤はそ
れぞれ10重量部より多くしても効果はあがらず、希釈
剤は20重量部より多くなると粘着性が低下し、塗布が
t1社になる。また減粘剤が5重量部より多くなるとチ
クソトロピック性が悪くなりカロ熱時たれるよう各こな
り、一方増粘剤が50重量部より多くなると、チクソト
ロピソク性が大きくなりすぎ、塗布が困難となる。
本発明の方・法に適用される発泡性樹脂組成物は、ペー
スト用塩化ビニル樹脂に可塑剤、発泡剤、エポキシ樹脂
、エポキシ樹脂用硬化剤のほか、必要に応じ5、整泡剤
、充填剤、熱安定剤、希釈剤、粘度調整剤、着色剤等を
加え、通常知られている混合機で、混合攪拌し、調製す
る。
次に、上記組成物を用い、車輌外板パネルの断熱と強度
を向上する方法について説明する。
機械発泡性以外の方法は、調製された発泡性樹脂組成物
をスプレーあるいはコーティング等により車輌外板パネ
ルの内面に塗布し、次いで加熱炉で発泡硬化すれば目的
とする断熱性と強度が改善された外板パネル構造体が得
みれる。機械発泡あるいは、機械発泡と他の発泡法との
併用方式では、室温で機械的に気体を巻き込んで発泡状
のゾルとし、これを前記と同様の方法で処理することに
より、断熱性と強度が改善された外板パネル構造体が得
られる。なお、車輌外板パネルの内面に塗布した後加熱
する際使用する加熱炉としては、既設の塗装焼付炉を用
いるのが、最も合理的である。
塗装焼付炉は、大別して下塗り焼付炉、中塗り焼付炉お
よび上塗り焼付炉があるが、本発明で好ましく用いるこ
とができるのは、中塗り焼付炉あるいは上テり焼付炉で
ある。
第1図は、上述の成形方法により作製された第32乙こ
示したのと同様の自動車の吊天井構造の例を示すもので
、ルーフパネル1の裏面の構造は第3図の場合と異なり
、パネル1に塩化ビニル発泡体が直接密着し、更にその
下面に張設したりスティングワイヤ3に懸吊保持された
ヘッドライニング4から成るものである。
(発明の効果) 本発明の方法によれば容易に目的とする断りへ性と強度
の(Zれた車輌外板パネル構造を得ることができる。本
発明の方法に供せられる。組成物は液状の発泡性樹脂組
成物であって、自動車等の製造工程で、容易に塗布する
ことができる。従来の方法では、外板用補強材および、
断熱材を、個別に人手をもって取付けねばならず、作業
者の負担が大であったが、本発明の方法によれば、自動
施工が可能となり、人手を要しないばかりでなく、従来
の断熱材と補強材の双方の特性を有する構造体が単一の
材料で得られ、省資源、省エネルギー化を果しうる。
発泡体のl!I′i熱性は、発泡倍率と密接な関係があ
り発泡倍率が高い程、空気等のガスを多く包含し熱伝動
率が小さくなるため、断熱性が向上する。
第1表は、本発明によって得られる塩化ビニル発泡体の
発泡倍率と、発泡体の熱伝導率を断熱性の指標として測
定し、従来の断熱材と比較したものであり、従来ルーフ
への適用では施工法、耐熱など物性面の制約から発泡倍
率を4倍以上にするのは難かしかったのに対して発泡倍
率を4倍以上とすることにより従来の断熱材の断熱性の
水卓を超えることができることがわかる。本発明の方法
によれば、容易に亮倍率の発泡体を得ることができる。
第  1  表 1フエルトンプ(@和繊維工業■製フェルト)発泡体の
硬度と、外板パネルの補強性とは密接な関係があり、硬
度が高くなるほど、発泡体の弾性率は高くなり、外板パ
ネル構造体の補強性が増し、特にルーフの張り剛性が補
完される効果が大となる。本発明者らは本発明の方法に
係る発泡体の硬度と、補強性の指標としてのパネル構造
体の曲げ剛性を測定したところ、第2表のような結果と
なり、硬度が40以上であれば、補強効果があることを
把んだ。
第2表 発泡倍率=5倍 本1 ラバーテスター 本2  E、I。:0.8mmJ!iE鋼板単体の曲鋼
板性E+ I + :0.8mm厚鋼板に5mm厚の本
発明の方法により発泡体を装着した時の 曲げ剛性 本発明の方法によれば、車輌外板パネルの断熱および補
強効果が著しく向上する。
(実施例) 以下、本発明を実施例および比較例により説明する。尚
各側の組成物の物性は次に示す試験法に従って評価した
跋−放一灰 (イ)発泡倍率 発泡性組成物をパネル上に1mm厚で塗布し、150〜
160°Cで30分、熱風式加熱炉で、発泡硬化させ、
発泡体の厚みa (mm)を計測し、発泡倍率aとした
(ロ)断熱性 熱伝導率計(英仏精機社製11cm0718)で発泡体
の熱伝導率を計測し、断熱性の指標とした。
(ハ)硬度 ラバーステターC(高分子計器社製)で発泡体の硬度を
測定した。
(ニ)補強性 厚さ0.8mmの鋼板に発泡性組成物を1mm厚塗布し
、ついで、150〜160℃で30分、熱風加熱炉で二
発泡硬化させ、JIS K−6911の曲げ強さ測定装
置を使用し、支点間距離100mm 荷重速度5mm/
minで曲げ強さを測定し、2mm変位時の荷重(yl
)を求める。鋼板単独の2mm変位時の荷重(yo)と
ylがら曲げ剛性比5’l/3’Oを求め、補強性の指
標とした。
1へ−6、較11〜4 第3表に示す配合比の発泡性樹脂組成物を、ホバート型
ミキサーで20分間混合して作製したのち、0 、8m
m厚鋼板上に1mm厚に塗布し、熱風加熱炉で、150
℃で30分加熱し、発泡体を得、前記方法で、発泡倍率
、断熱性、硬度、曲げ剛性比を測定した。
得た結果を第3表に示す。
エポキシ樹脂が20重量部未満では補強の効果が小さく
、また500重量部を超えるとエポキシ樹脂の硬化時の
発熱が大きく、発泡体が熱分解した。
一方、常温で固形であるエポキシ樹脂を可塑剤に溶解し
た比較例4では、ゾル混練ができず発泡体を得る事はで
きなかった。
7〜13、   f−15〜7 第4表に示す配合比の発泡性樹脂組成物を実施例1と同
様の操作で作製し、その発泡体の特性を評価したところ
第4表に示す結果を得た。
可塑剤量が10部以下では、発泡倍率が低く熱伝導率は
目標とするフェルト並とはならなかった。
また160部以上とすると補強硬化は低い値となった。
ス1」1士り 前記実施例10の配合例でペーストゾルを調製し、この
ゾルをスプレーにて、幅400+nm 、長さ1□00
0II、厚さ1mmの条件で、車輌のルーフパネルの内
面4ケ所に塗布した。これを設定条件160°Cの塗装
焼付オーブンに30分間通し、第1図、第3図に示す断
熱補強構造とした。硬化後の厚みは約6mmとなった。
ルーフパネルで荷重と変位の関係を評価したところ、第
5図の関係が得られ、補強硬化が確認された。第5図に
おいて曲線1は本発明によるルーフパネルの荷重と変位
の関係を示し、曲vA2は従来のルーフパネルの同様の
関係を示す。
また図中判定基準線より上は合格、下は不合格である。
また熱伝導率は、0.038 (kca I/m、 H
R、”C)であった。
実施例1〜13に示したごとく、本発明に係る方法に依
り、高断熱化、高補強化に依る商品性の向上をはかる事
ができる。かつ、自動施工ができる特性を兼備する為、
車輌製品に於ける旅装作業の省力化に大いに寄与すると
いう効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の方法により断熱、補強した一例のルー
フ断熱、補強構造体の斜視図、第2図は従来のルーフ構
造体の断面図、第3図は従来の自動車のルーフ断熱構造
の説明図、 第4図は従来の自動車のドアパネル補強構造の説明図、 第5図は、本発明のルーフ構造と、従来型ルーフ構造と
の補強性能を示す曲線図である。 1・・・ルーフパネル   2・・・塩化ビニル発泡体
   3・・・リスティングワイヤ 4・・・ヘッドライニング 5・・・両面テープ6・・
・断熱材      7・・・ドアパネル8・・・熱硬
化性補強材 第1図 第2図 第3図 第4図 7/a 第5図 蜜 イ在 (■ン 手  続  補  正  書 昭和61年 9月 3日 特許庁長官  黒  1) 明  雄  殴1、事件の
表示 昭和61年特許願第170747号 2、発明の名称 車輌外板パネルの断熱および補強方法 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 (399)日産自動車株式会社 日本ゼオン株式会社 4、代理人 6、補正の内容蛎鱒氏の通り) 明細書中筒19頁の「第3表=、第21頁の一第4表−
,を別紙の通りに訂正する。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、ペースト用塩化ビニル樹脂、可塑剤、発泡剤、常温
    で液状のエポキシ樹脂および、エポキシ樹脂用加熱活性
    型硬化剤を含有し、かつ上記塩化ビニル樹脂100重合
    部に対し、上記エポキシ樹脂を20〜500重量部、可
    塑剤を10重量部より大で150重量部以下とした発泡
    性樹脂組成物を車輌外板パネルの内面に塗布し、次いで
    加熱、硬化させることを特徴とする車輌外板パネルの断
    熱および補強方法。
JP17074786A 1986-07-22 1986-07-22 車輌外板パネルの断熱および補強方法 Pending JPS6328475A (ja)

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