JP2000063555A - 発泡性補強材組成物および車体の補強方法 - Google Patents

発泡性補強材組成物および車体の補強方法

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JP2000063555A
JP2000063555A JP10228137A JP22813798A JP2000063555A JP 2000063555 A JP2000063555 A JP 2000063555A JP 10228137 A JP10228137 A JP 10228137A JP 22813798 A JP22813798 A JP 22813798A JP 2000063555 A JP2000063555 A JP 2000063555A
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parts
weight
epoxy resin
fiber
reinforcing material
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JP10228137A
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English (en)
Inventor
Koichiro Ishida
宏一郎 石田
Kazuki Ogoshi
一樹 大越
Katsuhiko Suzuki
克彦 鈴木
Takayuki Fukui
孝之 福井
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Nissan Motor Co Ltd
Parker Corp
Asahi Rubber Inc
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Parker Corp
Asahi Rubber Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 新規な発泡性補強材組成物および該発泡性補
強材組成物を用いた車体の補強方法を提供する。 【解決手段】 新規な発泡性補強組成物は、(A) ビスフ
ェノールA型エポキシ樹脂および該ビスフェノールA型
エポキシ樹脂ダイマー酸変性物との混合物からなるエポ
キシ樹脂100 重量部、(B) 繊維長1〜6mmおよび繊維径
5〜200 μmの繊維物2〜30重量部、(C) 粉末状メタク
リレート系重合体10〜50重量部、(D) エポキシ樹脂用熱
活性型硬化剤3〜30重量部、(E) エポキシ樹脂用熱活性
型硬化触媒O .5 〜15重量部、(F) 熱分解型有機系発泡
剤0 .5 〜15重量部、(G) 無機充填剤50〜200 重量部、
(H) 気泡防止剤2〜15重量部、および(I) カーボンブラ
ック2〜15重量部を含んでなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、新規な発泡性補強
材組成物および該発泡性補強材組成物を用いた車体の補
強方法に関し、さらに詳しくは、(A) 一般式I:
【化1】 (式中、nは平均値として1未満の数である)で表され
るビスフェノールA型、および一般式II:
【化2】 (式中、Rは炭素数1〜50のアルキレンである)で表さ
れるビスフェノールA型ダイマー酸変性物との混合物か
らなるエポキシ樹脂100 重量部に対して、(B) 繊維物2
〜30重量部、(C) 粉末状メタクリレート系重合体10〜50
重量部、(D) エポキシ樹脂用熱活性型硬化剤3 〜30重量
部、(E)エポキシ樹脂用熱活性硬化触媒O.5 〜15重量
部、(F)熱分解型有機系発泡剤0 .5 〜15重量部、(G)
無機充填剤50〜200 重量部、(H)気泡防止剤2 〜15重量
部、(I)カーボンブラック2〜15重量部を含んでなる。
更に、本発明の車体の補強方法は、予め成形された鋼板
に前記発泡性補強材組成物を装着し、該鋼板を用いて箱
型部材を組み上げた後、車体電着塗装時の焼き付け工程
において、例えば140 〜230 ℃で10〜30分間加熱を行な
うことにより、発泡・充填して車体剛性を向上させるこ
とができるようにした。
【0002】
【従来の技術】一般に自動車の車体構造は、走行安定性
や乗り心地、騒音・振動性能の面から車体各部の骨格が
強固につくりあげられている、従来の車体骨格は、箱型
の閉断面構造で、種々の断面形状に作製されているが、
化石燃料の枯渇や大気環境の観点から燃費向上という社
会的要請により、車体重量を軽減するため、いずれも板
厚が薄い構造となり、その分の剛性低下を補うため金属
製の補強材を用いるのが一般的である。また、一方で
は、該閉断面の内部に硬質ウレタン発泡体を充填するこ
とにより車体骨格を補強する自動車の車体構造が特開明
48−2631号公報に提案されている。発泡体の充填は、壁
面座屈の抑制効果が高く、箱型部材の剛性を著しく向上
するため、金属製補強材による車体の補強方法と比較し
て、車体重量を大幅に増大させることなく、剛性の向上
が図れる。また、樹脂発泡タイプの充填材としては、ウ
レタン系の他に、オレフィン系樹脂発泡充填材(日本シ
ーカ社製、シーカラストマー240 )やエポキシ樹脂系発
泡充填材(イイダ産業製、OROTEX815 )等があり、いず
れも、車体塗装工程において、発泡/充填するタイプで
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ウレタ
ン樹脂による強化方法では、施工における箱型閉断面部
材へのウレタン原液注入・発泡時に箱型部材の小穴およ
び明断面箱型部材の合わせ目からのウレタン材の漏洩が
少なからず発生するため、これを防止する手段を講じな
ければならず、自動車の生産ラインにおける適用は難し
いと考えられる。また、作業環境改善の観点から、近年
では、フロンを用いた発泡方法から、水を用いた発泡方
法へと置き換わっているが、水発泡法では、フロン発泡
法に比べて発泡の均一性が達成しにくいという問題があ
る。
【0004】また、オレフィン系樹脂発泡材では、べ一
スとなるオレフィン樹脂に、低分子量のポリエチレンワ
ックス等が用いられるため、材料の機械的性能が十分で
なく、箱型部材に充填した場合でも箱型部材の剛性向上
効果は十分ではない。
【0005】一方、エポキシ樹脂系発泡材では、まず、
エポキシ樹脂の耐衝撃性が不十分であるという欠点を補
わなければならない。車体への荷重の入力は静的とは限
らず、走行中に路面の凹凸により衝撃荷重が車体に作用
する場合もあり、車体補強材においても、こういった衝
撃荷重に耐えうるだけの耐衝撃性や靭性が要求される。
この耐衝撃性を改良する方法は、エポキシ樹脂の化学構
造自体を改良する方法と、別途調製した耐衝撃性改良剤
をエポキシ樹脂に添加する方法に大別されるが、前者の
方法だけでは耐衝撃性を十分に満足させうるエポキシ樹
脂は得られない。一方、後者の方法では、未硬化エポキ
シ樹脂に(1) 可溶性エラストマー単量体を添加し、両者
を同時に重合する方法、(2) 相溶性のあるエラストマー
重合体を添加する方法、(3) 微粒子状の耐衝撃性改良用
重合体を分散させる方法などが知られている。(1) につ
いては相互貫通網目構造:IPN (Inter −Penetrati Ne
tworK)として知られているが、この方法では一般に生成
物の軟化点が低下するとともに機械的性質がばらつく等
の欠点を有している。また(2) の方法については、カル
ボキシル基やアミノ基を末端に有するブタジエン・アク
リロニトリル共重合ゴム(CTBNもしくはATBN)などのエ
ラストマー成分を添加してゴム変性する例が種々提案さ
れ、その一部は実用化されているが、この方法で得られ
たものは、車体剛性の補強に用いるためには、耐衝撃性
や靭性の点で十分に満足しうるとはいえない。さらに、
(3) の方法では、ポリアミド系樹脂をはじめとして多く
の耐衝撃性改良剤が提案されているが、これらはいずれ
も機械的に混練するため粒子の分散に少しなからず不均
一性が残存し、機械的性能が安定しにくいという欠点が
ある。
【0006】発泡温度域で樹脂の粘度が急激に低下する
と、発泡剤から発生したガスを樹脂中に保持することが
困難であり、破泡して発泡体を形成することが困難とな
る。発泡体中に発泡セルが安定して存在するためには、
発泡温度域における樹脂粘度の温度依存性を制御しなけ
ればならない)。このためには、エポキシ樹脂と相溶性
の高いエラストマー等を添加して、粘度の温度依存性を
制御するか、もしくは物理的架橋により粘度の温度依存
性を制御する必要がある。しかし、エラストマーの添加
による粘度の制御方法ではエポキシ組成物が本来有する
剛性が低下してしまうという欠点があり、また、化学反
応を伴う架橋により粘度の制御を行う場合、架橋密度が
反応条件に左右され、厳密に制御ができないため、粘度
が高すぎて発泡が不十分となり、自動車の箱型部材中に
十分に充填されない可能性がある。また、発泡剤から発
生したガスを樹脂中に保持する際、その気泡セルの大き
さが不均一であると応力集中が起こりやすいためため、
せん断接着力が低下するという問題点があった。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決すべく、鋭意検討を行った結果、(A) 前記一般式
Iで表されるビスフェノールA型、および前記一般式II
で表されるビスフェノールA型ダイマー酸変性物との混
合物からなるエポキシ樹脂100 重量部に対して、(B) 繊
維物2〜30重量部、(C) 粉末状メタクリレート系重合体
10〜50重量部、(D) エポキシ樹脂用熱活性型硬化剤3〜
30重量部、(E)エポキシ樹脂用熱活性硬化触媒O .5 〜
15重量部、(F)熱分解型有機系発泡剤O .5 〜15重量
部、(G)無機充填剤50〜200 重量部、(H)気泡防止剤2
〜15重量部、および(I) カーボンブラック2〜15重量部
を配合することにより、発泡時に気泡セルが均一に分散
し、鋼板と密着することにより十分な接着力を発揮でき
る発泡性補強材組成物を見いだし、本発明を達成するに
至った。
【0008】以下、本発明を詳細に説明する。本発明の
組成物における(A) 成分として用いられるビスフェノー
ルAから誘導されるエポキシ樹脂の例として、一般式
I、および一般式IIで表されるものを挙げることができ
る。この一般式I におけるnは0 以上の数であるが、平
均値として1未満のものが常温で液状であり好適であ
る。また、一般式IIはビスフェノールA型エポキシ樹脂
のダイマー酸変性物である。上記、一般式Iと一般式II
の樹脂を混合して用い、その配合比は特に限定されるも
のではないが、ビスフェノールA型エポキシ樹脂に対し
てビスフェノールA型エポキシ樹脂ダイマー酸変性物は
0 .5 〜50重量%の範囲とすることが好ましい。この量
がO .5 重量%未満では、耐衝撃性低下の原因となり、
また50重量部を超えると、粘度制御ができず発泡セルが
不均一となり、安定した機械的性能が得られない。
【0009】本発明の組成物における(B) 成分として用
いられる繊維物としては、炭素繊維、ガラス繊維、アラ
ミド繊維、アルミナ繊維、セラミックス繊維、ボロン繊
維等が挙げられ、これは、1種用いても良いし、2 種以
上を組み合わせて用いても良いが、これらの中で、特に
ガラス繊維が好適である。本発明の組成物の一成分とし
て特に上記繊維物を配合するのは、発泡時に気泡セルの
生長を抑制し、過発泡しなくなるため、微細セルとな
り、気泡セルが均一化されるためである。繊維物の形状
は、繊維長1〜6mm、繊維径5〜200 μm が好適であ
る。繊維長1mm未満では、発泡時に気泡セルの大きさを
そろえることが困難であり、十分な補強効果が得られ
ず、繊維長6mm超では、組成物の発泡を充分に得ること
が困難であり、繊維径5μm 未満では、気泡セルの大き
さが不均一となり機械的性能が低下する。繊維径200 μ
m 超では、粘度が著しく増加して、組成物が脆くなり機
械的性能を著しく損なう原因となる。
【0010】この(B) 成分の繊維物の配合量は、特に限
定されるものではないが、通常(A)成分のエポキシ樹脂1
00 重量部に対して3〜20重量部である。この量が3重
量部未満では、気泡セルの大きさが不均一となり機械的
性能が低下し、また20重量部を超えると、発泡抑制効果
が大きすぎて充分な発泡充填性が得られない。
【0011】本発明の組成物における(C) 成分として用
いられる粉末状メタクリレート系重合体は、乳化重合法
により製造されるが、その粒径はO .1 〜3μm の範囲
である。この際用いられる原料部分のメタクリレート系
単量体としては、メチルメタクリレート、エチルメタク
リレート、ステアリルメタクリレート、などのアルキル
メタクリレート類、ブトキシエチルメタアクリレートな
どのアルキルグリコール(メタ)アクリレート、アルキ
レングリコールモノ(メタ)アクリレートなどが挙げら
れる。これらは1種用いてもよいし、2種以上を組み合
わせて用いてもよいが、これらの中で特にメチルメタク
リレートが最適である。
【0012】メタクリレート系重合体のTgは70℃以上で
あることが必要である。70℃未満ではエポキシ樹脂と混
合した場合貯蔵安定性が不十分となる。また、部分的な
架橋が存在してはいけない。架橋構造が存在すると加熱
時の粘度が増大するため、十分に発泡できなくなる。こ
の(C) 成分の粉末状メタクリレート系重合体の配合量
は、特に限定されるものではないが、通常(A) 成分のエ
ポキシ樹脂100 重量部に対して15〜45重量部である。こ
の量が15重量部未満では、耐衝撃性が低下する原因とな
り、また45重量部を超えると、粘度が著しく増加して、
組成物が脆くなり機械的性能を著しく損なう原因とな
る。
【0013】本発明の組成物における(D) 成分として用
いられるエポキシ樹脂用熱活性型硬化剤としては、例え
ばジシアンジアミド、4 ,4 −ジアミノジフェニルスル
ホン、2 −n−ヘプタデシルイミダゾールのようなイミ
ダゾール誘導体、イソフタル酸ジヒドラジド、N,N−
ジアルキル尿素誘導体、N,N−ジアルキルチオ尿素誘
導体、テトラヒドロ無水フタル酸のような酸無水物、イ
ソホロンジアミン、m−フェニレンジアミン、N−アミ
ノエチルピペラジン、メラミン、グアナミン、三フッ化
ホウ素錯化合物、トリスジメチルアミノメチルフェノー
ル等が一挙げられ、これは、1 種用いても良いし、2 種
以上を組み合わせて用いても良いが、これらの中で、特
にジシアンジアミドが好適である。この場合、十分な発
泡を行なうには、電着塗装の焼き付け温度を140 〜210
℃の範囲とすることが望ましく、焼き付け時間は、10〜
30分の範囲が好適である。
【0014】この(D) 成分の熱活性型硬化剤の配合量
は、特に限定されるものではないが、通常(A) 成分のエ
ポキシ樹脂100 重量部に対して5〜20重量部である。こ
の量が5未満では、十分に硬化せず、剛性が著しく低下
する原因となり、また20重量部を超えると硬化時に過剰
な発熱反応を伴い部分的な分解や熱劣化を引き起こし、
組成物の機械的性能を著しく損なう原因となる。
【0015】本発明の組成物における(E)成分として用
いられるエポキシ樹脂用熱活性型硬化触媒としては、例
えばエポキシ化合物付加ポリアミンであるアミンアダク
ト、マイケル付加ポリアミン、マンニッヒ付加ポリアミ
ン、チオ尿素付加ポリアミン、ケトン封鎖ポリアミン等
の変性ポリアミンが挙げられ、これは、1種用いても良
いし、2種以上を組み合わせて用いても良いが、これら
の中で、特にエポキシ化合物付加ポリアミンであるアミ
ンアダクトが好適である。この(E)成分のエポキシ樹脂
用熱活性型硬化触媒の配合量は、特に限定されるもので
はないが、通常(A) 成分のエポキシ樹脂100 重量部に対
して1〜12重量部の範囲が好適である。この量が1重量
部未満では、粘度が低下し皮膚や粘膜に対する刺激性が
あるなど取り扱い上の問題があり、また12重量部を超え
るとエポキシ樹脂との相溶性が悪くなる。
【0016】本発明の組成物における(F)成分として用
いられる有機系発泡剤としては、例えばアゾジカルボン
アミド、アゾビスイソブチロニトリルのようなアゾ化合
物、ジニトロソペンタメチレンテトラミンのような二ト
ロン化合物、p−トルエンスルホニルヒドラジド、4,
4′−オキシベンゼンスルホニルヒドラジドのようなス
ルホヒドラジド化合物が挙げられ、これは、1種用いて
も良いし、2種以上を組み合わせて用いても良いが、こ
れらの中で、特にアゾジカルボンアミドが好適である。
【0017】尚、有機系熱分解型発泡剤を用いる場合に
は、通常、発泡適正温度を制御するために発泡助剤とし
て、亜鉛筆、硝酸亜鉛、フタル酸鉛、炭酸鉛、三塩基性
リン酸鉛、三塩基性硫酸鉛等の無機塩、亜鉛脂肪酸石け
ん、鉛脂肪酸石けん、カドミウム脂肪酸石けん等の金属
石けん、ホウ酸、シュウ酸、コハク酸、アジピン酸等の
酸類、尿素、ビウレア、エタノールアミン、グリコー
ル、グリセリン等の内から1種類以上のものを混合して
使用することができる。この場合、自動車の塗装工程で
十分な発泡を行なうには、熱分解開始温度(ガス発生開
始温度)が100 ℃以上であることが望ましい。
【0018】この(F)成分の有機系発泡剤の配合量は、
特に限定されるものではないが、通常(A) 成分のエポキ
シ樹脂100 重量部に対して1〜12重量部の範囲が好適で
ある。この量が1重量部未満では、発泡が不十分とな
り、また12重量部を超えると発泡の制御が効かず、安定
した機械的性能が得られない。
【0019】本発明の組成物における(G) 成分として用
いられる無機系充填剤としては、例えば珪酸カルシウ
ム、炭酸カルシウム、タルク、クレー、マイカ、水酸化
アルミニウム、ガラスビーズ、シラスバルーンなどが挙
げられ、これは、1種用いても良いし、2 種以上を組み
合わせて用いても良いが、これらの中で、特に珪酸カル
シウムが好適である。
【0020】また、(G) 成分の充填剤は、縦横比を有す
るものが好ましく、例えば縦横比2:1以上のものが好
ましい。この理由は、発泡気泡セルの大きさが均一とな
り、十分な強度が得られるためである。この(G)成分と
して用いられる無機系充填剤の配合量は、特に限定され
るものではないが、通常(A) 成分のエポキシ樹脂100重
量部に対して60〜180 重量部である。この量が60重量部
未満では、十分に補強効果が得られず、また180 重量部
を超えると粘度が著しく増加して、組成物が脆くなり機
械的性能を著しく損なう原因となる。
【0021】本発明の組成物における(H)成分として用
いられる気泡防止剤としては、例えば酸化カルシウムな
どが挙げられる。この(H)成分として用いられる気泡防
止剤の配合量は、特に限定されるものではないが、通常
(A) 成分のエポキシ樹脂100重量部に対して3〜12重量
部である。この量が3重量部未満では、気泡セルの大き
さが不均一となり十分に接着補強効果が得られず、ま
た、12重量部を超えると塗装用の前処理液のpHが著しく
増加し、塗装品質を低下させる原因となる。
【0022】本発明の組成物における(I)成分として用
いられるカーボンブラックの配合量は、特に限定される
ものではないが、通常(A) 成分のエポキシ樹脂100 重量
部に対して3〜12重量部である。この量が3重量部未満
では、十分に補強効果が得られず、また12重量部を超え
ると粘度が著しく増加して、組成物が脆くなり機械的性
能を著しく損なう原因となる。
【0023】本発明の補強性発泡材は(A) 成分のエポキ
シ樹脂に、(B) 成分の繊維物、(C)成分のメタクリレー
ト樹脂粉末粒子、(D) 成分の熱活性型硬化剤、(E) 成分
の熱活性硬化触媒、(F) 成分の有機系発泡剤、(G) 成分
の無機系充填材、(H) 成分の気泡防止剤、(I) 成分のカ
ーボンブラックおよび所望に応じて用いられる添加成分
を配合し、均一に混合することにより調製することがで
きる。該組成物に配合される添加成分としては、例えば
可塑剤、希釈剤、安定剤、乳化剤、強化剤、着色剤、酸
化防止剤、紫外線吸収剤、滑剤、チクソ性付与剤などが
挙げられる。
【0024】
【実施例】以下、本発明を実施例によりさらに詳細に説
明するが、本発明の範囲はこれらの実施例により限定さ
れるものではない。尚、組成物の物性については、次に
示す方法により評価した。
【0025】(1) 発泡セル均一性 断面形状が60mm×50mmの鋼板パネル材に、発泡性補強材
組成物を充填し、170℃×20分の焼き付けを行い、得ら
れた硬化物の発泡セルの均一性を目視により評価した。 ○均一なもの △やや均一なもの ×不均一なもの
【0026】(2) 部材剛性試験 断面形状が60mm×50mm、長さ400mm の箱型断面部材中に
発泡性補強材組成物を充填し、170 ℃×20分の焼き付け
を行い、図1に示すような曲げ試験を行い、該発泡性補
強材組成物を未充填の箱型断面部材と比較し、剛性を次
の判定基準に従って評価した。支持部スパン300 mm、速
度10mm/min 、ストローク40mmまで測定した。 ○剛性が満足のいるレベルに十分に向上したもの △剛性は向上するが満足のいくレベルではないもの ×剛性の向上がみられないもの
【0027】(3) せん断接着試験 100mm ×25mm×1 .6mm の冷延鋼板の未処理品に、170
℃×20分の焼き付けを行い、JIS K6850 に準じて評価し
た。 ○せん断接着力が満足のいるレベルに十分に向上したも
の △せん断接着力は向上するが満足のいくレベルではない
もの ×せん断接着力の向上がみられないもの
【0028】(4) 保管性 40℃、5 日間、常温で室内に放置後、170 ℃×20分の焼
き付けを行い発泡倍率の変化率を測定した。 ○変化なし ×発泡倍率の低下
【0029】実施例1 繊維径12μm のガラス繊維をフィラメント数200 に収束
し、2mmに切断して繊維物を得た。このようにして得ら
れた繊維物4重量部に対して、次の一般式III
【化3】 (式中、nはO .7 である)で表されるビスフェノール
A型エポキシ樹脂と、次の一般式IV:
【化4】 (式中、Rは炭素数34のアルキレンである)で表される
ビスフェノールA型エポキシ樹脂ダイマー酸変性物との
混合物からなるエポキシ樹脂100 重量部、メチルメタク
リレートを乳化重合後、噴霧乾燥により粒径1μm に微
粒化された粉末状メタクリレート系重合体(Tg:90℃)
30重量部、硬化剤ジシアンジアミド11重量部、硬化触媒
アミンアダクト(エポキシ化合物付加ポリアミン)6 重
量部、有機系発泡剤アゾジカルボンアミド6重量部、無
機系充填剤珪酸カルシウム130 重量部、気泡防止剤酸化
カルシウム9重量部、およびカーボンブラック9重量部
とを、プラネタリーミキサーを用いて室温で混合し、発
泡性補強材を調製した。これに対し上記(1) 〜(6) の評
価を行った。評価結果を表1に示す。
【0030】実施例2 繊維径12μm のガラス繊維をフィラメント数200 に収束
し、5mmに切断して繊維物を得た。このようにして得ら
れた繊維物4重量部に対して、実施例1のビスフェノー
ルA型エポキシ樹脂とビスフェノールA型エポキシ樹脂
ダイマー酸変性物との混合物からなるエポキシ樹脂100
重量部、メチルメタクリレートを乳化重合後、噴霧乾燥
により粒径1μm に微粒化された粉末状メタクリレート
系重合体(Tg:90℃)30重量部、硬化剤ジシアンジアミ
ド11重量部、硬化触媒アミンアダクト6重量部、有機系
発泡剤アゾジカルボンアミド6重量部、無機系充填剤珪
酸カルシウム130 重量部、気泡防止剤酸化カルシウム9
重量部、およびカーボンブラック9重量部とを、プラネ
タリーミキサーを用いて室温で混合し、発泡性補強材を
調製した。これに対し上記(1) 〜(6) の評価を行った。
評価結果を表1に示す。
【0031】比較例1 繊維径12μm のガラス繊維をフィラメント数200 に収束
し、0.5mmに切断して繊維物を得た。このようにして
得られた繊維物4重量部に対して、実施例1のビスフェ
ノールA型エポキシ樹脂とビスフェノールA型エポキシ
樹脂ダイマー酸変性物との混合物からなるエポキシ樹脂
100 重量部、メチルメタクリレートを乳化重合後、噴霧
乾燥により粒径1μm に微粒化された粉末状メタクリレ
ート系重合体(Tg:90℃)30重量部、硬化剤ジシアンジ
アミド11重量部、硬化触媒アミンアダクト6重量部、有
機系発泡剤アゾジカルボンアミド6重量部、無機系充填
剤珪酸カルシウム130 重量部、気泡防止剤酸化カルシウ
ム9重量部、およびカーボンブラック9重量部とを、プ
ラネタリーミキサーを用いて室温で混合し、発泡性補強
材を調製した。これに対し上記(1) 〜(6) の評価を行っ
た、評価結果を表1に示す。
【0032】比較例2 繊維径12μm のガラス繊維をフィラメント数200 に収束
し、10mmに切断して繊維物を得た。このようにして得ら
れた繊維物4重量部に対して、実施例1のビスフェノー
ルA型エポキシ樹脂とビスフェノールA型エポキシ樹脂
ダイマー酸変性物との混合物からなるエポキシ樹脂100
重量部、メチルメタクリレートを乳化重合後、噴霧乾燥
により粒径1μm に微粒化された粉末状メタクリレート
系重合体(Tg:90℃)30重量部、硬化剤ジシアンジアミ
ド11重量部、硬化触媒アミンアダクト6重量部、有機系
発泡剤アゾジカルボンアミド6重量部、無機系充填剤珪
酸カルシウム130 重量部、気泡防止剤酸化カルシウム9
重量部、およびカーボンブラック9重量部とを、プラネ
タリーミキサーを用いて室温で混合し、発泡性補強材を
調製した。これに対し上記(1) 〜(6) の評価を行った。
評価結果を表1に示す。
【0033】実施例3 繊維径5 μm のガラス繊維をフィラメント数200 に収束
し、4mmに切断して繊維物を得た。このようにして得ら
れた繊維物4重量部に対して、実施例1のビスフェノー
ルA型エポキシ樹脂とビスフェノールA型エポキシ樹脂
ダイマー酸変性物との混合物からなるエポキシ樹脂100
重量部、メチルメタクリレートを乳化重合後、噴霧乾燥
により粒径1μm に微粒化された粉末状メタクリレート
系重合体(Tg:90℃)30重量部、硬化剤ジシアンジアミ
ド11重量部、硬化触媒アミンアダクト6重量部、有機系
発泡剤アゾジカルボンアミド6重量部、無機系充填剤珪
酸カルシウム130 重量部、気泡防止剤酸化カルシウム9
重量部、およびカーボンブラック9重量部とを、プラネ
タリーミキサーを用いて室温で混合し、発泡性補強材を
調製した。これに対し上記(1) 〜(6) の評価を行った。
評価結果を表1に示す。
【0034】実施例4 繊維径150 μm のガラス繊維をフィラメント数200 に収
束し、4mmに切断して繊維物を得た。このようにして得
られた繊維物4重量部に対して、実施例1のビスフェノ
ールA型エポキシ樹脂とビスフェノールA型エポキシ樹
脂ダイマー酸変性物との混合物からなるエポキシ樹脂10
0 重量部、メチルメタクリレートを乳化重合後、噴霧乾
燥により粒径1μm に微粒化された粉末状メタクリレー
ト系重合体(Tg:90℃)30重量部、硬化剤ジシアンジア
ミド11重量部、硬化触媒アミンアダクト6重量部、有機
系発泡剤アゾジカルボンアミド6重量部、無機系充填剤
珪酸カルシウム130 重量部、気泡防止剤酸化カルシウム
9重量部、およびカーボンブラック9重量部とを、プラ
ネタリーミキサーを用いて室温で混合し、発泡性補強材
を調製した。これに対し上記(1) 〜(6) の評価を行っ
た。評価結果を表1に示す。
【0035】比較例3 繊維径O .5 μm のガラス繊維をフィラメント数200 に
収束し、4mmに切断して繊維物を得た。このようにして
得られた繊維物4重量部に対して、実施例1のビスフェ
ノールA型エポキシ樹脂とビスフェノールA型エポキシ
樹脂ダイマー酸変性物との混合物からなるエポキシ樹脂
100 重量部、メチルメタクリレートを乳化重合後、噴霧
乾燥により粒径1μm に微粒化された粉末状メタクリレ
ート系重合体(Tg:90℃)30重量部、硬化剤ジシアンジ
アミド11重量部、硬化触媒アミンアダクト6重量部、有
機系発泡剤アゾジカルボンアミド6重量部、無機系充填
剤珪酸カルシウム130 重量部、気泡防止剤酸化カルシウ
ム9重量部、およびカーボンブラック9重量部とを、プ
ラネタリーミキサーを用いて室温で混合し、発泡性補強
材を調製した。これに対し上記(1) 〜(6) の評価を行っ
た。評価結果を表1に示す。
【0036】比較例4 繊維径300 μm のガラス繊維をフィラメント数200 に収
束し、4mmに切断して繊維物を得た。このようにして得
られた繊維物4重量部に対して、実施例1のビスフェノ
ールA型エポキシ樹脂とビスフェノールA型エポキシ樹
脂ダイマー酸変性物との混合物からなるエポキシ樹脂10
0 重量部、メチルメタクリレートを乳化重合後、噴霧乾
燥により粒径1μm に微粒化された粉末状メタクリレー
ト系重合体(Tg:90℃)30重量部、硬化剤ジシアンジア
ミド11重量部、硬化触媒アミンアダクト6重量部、有機
系発泡剤アゾジカルボンアミド6重量部、無機系充填剤
珪酸カルシウム130 重量部、気泡防止剤酸化カルシウム
9重量部、およびカーボンブラック9重量部とを、プラ
ネタリーミキサーを用いて室温で混合し、発泡性補強材
を調製した、これに対し上記(1) 〜(6) の評価を行っ
た。評価結果を表1に示す。
【0037】実施例5 繊維径12μm のガラス繊維をフィラメント数200 に収束
し、4mmに切断して繊維物を得た。このようにして得ら
れた繊維物3重量部に対して、実施例1のビスフェノー
ルA型エポキシ樹脂とビスフェノールA型エポキシ樹脂
ダイマー酸変性物との混合物からなるエポキシ樹脂100
重量部、メチルメタクリレートを乳化重合後、噴霧乾燥
により粒径1μm に微粒化された粉末状メタクリレート
系重合体(Tg:90℃)30重量部、硬化剤ジシアンジアミ
ド11重量部、硬化触媒アミンアダクト6重量部、有機系
発泡剤アゾジカルボンアミド6重量部、無機系充填剤珪
酸カルシウム130 重量部、気泡防止剤酸化カルシウム9
重量部、およびカーボンブラック9重量部とを、プラネ
タリーミキサーを用いて室温で混合し、発泡性補強材を
調製した。これに対し上記(1) 〜(6) の評価を行った。
評価結果を表1に示す。
【0038】実施例6 繊維径12μm のガラス繊維をフィラメント数200 に収束
し、4mmに切断して繊維物を得た。このようにして得ら
れた繊維物20重量部に対しで、実施例1のビスフェノー
ルA型エポキシ樹脂とビスフェノールA型エポキシ樹脂
ダイマー酸変性物との混合物からなるエポキシ樹脂100
重量部、メチルメタクリレートを乳化重合後、噴霧乾燥
により粒径1μm に微粒化された粉末状メタクリレート
系重合体(Tg:90℃)30重量部、硬化剤ジシアンジアミ
ド11重量部、硬化触媒アミンアダクト6重量部、有機系
発泡剤アゾジカルボンアミド6重量部、無機系充填剤珪
酸カルシウム130 重量部、気泡防止剤酸化カルシウム9
重量部、およびカーボンブラック9重量部とを、プラネ
タリーミキサーを用いて室温で混合し、発泡性補強材を
調製した。これに対し上記(1) 〜(6) の評価を行った。
評価結果を表1に示す。
【0039】比較例5 繊維径12μm のガラス繊維をフィラメント数200 に収束
し、4mmに切断して繊維物を得た。このようにして得ら
れた繊維物O .5 重量部に対して、実施例1のビスフェ
ノールA型エポキシ樹脂とビスフェノールA型エポキシ
樹脂ダイマー酸変性物との混合物からなるエポキシ樹脂
100 重量部、メチルメタクリレートを乳化重合後、噴霧
乾燥により粒径1μm に微粒化された粉末状メタクリレ
ート系重合体(Tg:90℃)30重量部、硬化剤ジシアンジ
アミド11重量部、硬化触媒アミンアダクト6重量部、有
機系発泡剤アゾジカルボンアミド6重量部、無機系充填
剤珪酸カルシウム130 重量部、気泡防止剤酸化カルシウ
ム9重量部、およびカーボンブラック9重量部とを、プ
ラネタリーミキサーを用いて室温で混合し、発泡性補強
材を調製した。これに対し上記(1) 〜(6) の評価を行っ
た。評価結果を表1に示す。
【0040】比較例6 繊維径12μm のガラス繊維をフィラメント数200 に収束
し、4mmに切断して繊維物を得た。このようにして得ら
れた繊維物40重量部に対して、実施例1のビスフェノー
ルA型エポキシ樹脂とビスフェノールA型エポキシ樹脂
ダイマー酸変性物との混合物からなるエポキシ樹脂100
重量部、メチルメタクリレートを乳化重合後、噴霧乾燥
により粒径1μm に微粒化された粉末状メタクリレート
系重合体(Tg:90℃)30重量部、硬化剤ジシアンジアミ
ド11重量部、硬化触媒アミンアダクト6重量部、有機系
発泡剤アゾジカルボンアミド6重量部、無機系充填剤珪
酸カルシウム130 重量部、気泡防止剤酸化カルシウム9
重量部、およびカーボンブラック9重量部とを、プラネ
タリーミキサーを用いて室温で混合し、発泡性補強材を
調製した。これに対し上記(1) 〜(6) の評価を行った。
評価結果を表1に示す。
【0041】実施例7 繊維径12μm のガラス繊維をフィラメント数200 に収束
し、4mmに切断して繊維物を得た。このようにして得ら
れた繊維物4重量部に対レて、実施例1のビスフェノー
ルA型エポキシ樹脂とビスフェノールA型エポキシ樹脂
ダイマー酸変性物との混合物からなるエポキシ樹脂100
重量部、メチルメタクリレートを乳化重合後、噴霧乾燥
により粒径1μm に微粒化された粉末状メタクリレート
系重合体(Tg:90℃)15重量部、硬化剤ジシアンジアミ
ド11重量部、硬化触媒アミンアダクト6重量部、有機系
発泡剤アゾジカルボンアミド6重量部、無機系充填剤珪
酸カルシウム130 重量部、気泡防止剤酸化カルシウム9
重量部、およびカーボンブラック9重量部とを、プラネ
タリーミキサーを用いて室温で混合し、発泡性補強材を
調製した。これに対し上記(1) 〜(6) の評価を行った。
評価結果を表2に示す。
【0042】実施例8 繊維径12μm のガラス繊維をフィラメント数200 に収束
し、4mmに切断して繊維物を得た。このようにして得ら
れた繊維物4重量部に対して、実施例1のビスフェノー
ルA型エポキシ樹脂とビスフェノールA型エポキシ樹脂
ダイマー酸変性物との混合物からなるエポキシ樹脂100
重量部、メチルメタクリレートを乳化重合後、噴霧乾燥
により粒径1μm に微粒化された粉末状メタクリレート
系重合体(Tg:90℃)45重量部、硬化剤ジシアンジアミ
ド11重量部、硬化触媒アミンアダクト6重量部、有機系
発泡剤アゾジカルボンアミド6重量部、無機系充填剤珪
酸カルシウム130 重量部、気泡防止剤酸化カルシウム9
重量部、およびカーボンブラック9重量部とを、プラネ
タリーミキサーを用いて室温で混合し、発泡性補強材を
調製した。これに対し上記(1) 〜(6) の評価を行った。
評価結果を表2に示す。
【0043】比較例7 繊維径12μm のガラス繊維をフィラメント数200 に収束
し、4mmに切断して繊維物を得た。このようにして得ら
れた繊維物4重量部に対して、実施例1のビスフェノー
ルA型エポキシ樹脂とビスフェノールA型エポキシ樹脂
ダイマー酸変性物との混合物からなるエポキシ樹脂100
重量部、メチルメタクリレートを乳化重合後、噴霧乾燥
により粒径1μm に微粒化された粉末状メタクリレート
系重合体(Tg:90℃)5重量部、硬化剤ジシアンジアミ
ド11重量部、硬化触媒アミンアダクト6重量部、有機系
発泡剤アゾジカルボンアミド6重量部、無機系充填剤珪
酸カルシウム130 重量部、気泡防止剤酸化カルシウム9
重量部、およびカーボンブラック9重量部とを、プラネ
タリーミキサーを用いて室温で混合し、発泡性補強材を
調製した。これに対し上記(1) 〜(6) の評価を行った。
評価結果を表2に示す。
【0044】比較例8 繊維径12μm のガラス繊維をフィラメント数200 に収束
し、4mmに切断して繊維物を得た。このようにして得ら
れた繊維物4重量部に対して、実施例1のビスフェノー
ルA型エポキシ樹脂とビスフェノールA型エポキシ樹脂
ダイマー酸変性物との混合物からなるエポキシ樹脂100
重量部、メチルメタクリレートを乳化重合後、噴霧乾燥
により粒径1μm に微粒化された粉末状メタクリレート
系重合体(Tg:90℃)60重量部、硬化剤ジシアンジアミ
ド11重量部、硬化触媒アミンアダクト6重量部、有機系
発泡剤アゾジカルボンアミド6重量部、無機系充填剤珪
酸カルシウム130 重量部、気泡防止剤酸化カルシウム9
重量部、およびカーボンブラック9重量部とを、プラネ
タリーミキサーを用いて室温で混合し、発泡性補強材を
調製した。これに対し上記(1) 〜(6) の評価を行った。
評価結果を表2に示す。
【0045】実施例9 繊維径12μm のガラス繊維をフィラメント数200 に収束
し、4mmに切断して繊維物を得た。このようにして得ら
れた繊維物4重量部に対して、実施例1のビスフェノー
ルA型エポキシ樹脂とビスフェノールA型エポキシ樹脂
ダイマー酸変性物との混合物からなるエポキシ樹脂100
重量部、メチルメタクリレートを乳化重合後、噴霧乾燥
により粒径1μm に微粒化された粉末状メタクリレート
系重合体(Tg:90℃)30重量部、硬化剤ジシアンジアミ
ド5重量部、硬化触媒アミンアダクト6重量部、有機系
発泡剤アゾジカルボンアミド6重量部、無機系充填剤珪
酸カルシウム130 重量部、気泡防止剤酸化カルシウム9
重量部、およびカーボンブラック9 重量部とを、プラネ
タリーミキサーを用いて室温で混合し、発泡性補強材を
調製した。これに対し上記(1) 〜(6) の評価を行った。
評価結果を表2に示す。
【0046】実施例10 繊維径12μm のガラス繊維をフィラメント数200 に収束
し、4mmに切断して繊維物を得た。このようにして得ら
れた繊維物4重量部に対して、実施例1のビスフェノー
ルA型エポキシ樹脂とビスフェノールA型エポキシ樹脂
ダイマー酸変性物との混合物からなるエポキシ樹脂100
重量部、メチルメタクリレートを乳化重合後、噴霧乾燥
により粒径1μm に微粒化された粉末状メタクリレート
系重合体(Tg:90℃)30重量部、硬化剤ジシアンジアミ
ド20重量部、硬化触媒アミンアダクト6重量部、有機系
発泡剤アゾジカルボンアミド6重量部、無機系充填剤珪
酸カルシウム130 重量部、気泡防止剤酸化カルシウム9
重量部、およびカーボンブラック9重量部とを、プラネ
タリーミキサーを用いて室温で混合し、発泡性補強材を
調製した。これに対し上記(1) 〜(6) の評価を行った。
評価結果を表2に示す。
【0047】比較例9 繊維径12μm のガラス繊維をフィラメント数200 に収束
し、4mmに切断して繊維物を得た。このようにして得ら
れた繊維物4重量部に対して、実施例1のビスフェノー
ルA型エポキシ樹脂とビスフェノールA型エポキシ樹脂
ダイマー酸変性物との混合物からなるエポキシ樹脂100
重量部、メチルメタクリレートを乳化重合後、噴霧乾燥
により粒径1μm に微粒化された粉末状メタクリレート
系重合体(Tg:90℃)30重量部、硬化剤ジシアンジアミ
ド1重量部、硬化触媒アミンアダクト6重量部、有機系
発泡剤アゾジカルボンアミド6重量部、無機系充填剤珪
酸カルシウム130 重量部、気泡防止剤酸化カルシウム9
重量部、およびカーボンブラック9重量部とを、プラネ
タリーミキサーを用いて室温で混合し、発泡性補強材を
調製した。これに対し上記(1) 〜(6) の評価を行った。
評価結果を表2に示す。
【0048】比較例10 繊維径12μm のガラス繊維をフィラメント数200 に収束
し、4mmに切断して繊維物を得た。このようにして得ら
れた繊維物4重量部に対して、実施例1のビスフェノー
ルA型エポキシ樹脂とビスフェノールA型エポキシ樹脂
ダイマー酸変性物との混合物からなるエポキシ樹脂100
重量部、メチルメタクリレートを乳化重合後、噴霧乾燥
により粒径1μm に微粒化された粉末状メタクリレート
系重合体(Tg:90℃)30重量部、硬化剤ジシアンジアミ
ド40重量部、硬化触媒アミンアダクト6重量部、有機系
発泡剤アゾジカルボンアミド6重量部、無機系充填剤珪
酸カルシウム130 重量部、気泡防止剤酸化カルシウム9
重量部、およびカーボンブラック9重量部とを、プラネ
タリーミキサーを用いて室温で混合し、発泡性補強材を
調製した。これに対し上記(1) 〜(6) の評価を行った。
評価結果を表2に示す。
【0049】実施例11 繊維径12μm のガラス繊維をフィラメント数200 に収束
し、4mmに切断して繊維物を得た。このようにして得ら
れた繊維物4重量部に対して、実施例1のビスフェノー
ルA型エポキシ樹脂とビスフェノールA型エポキシ樹脂
ダイマー酸変性物との混合物からなるエポキシ樹脂100
重量部、メチルメタクリレートを乳化重合後、噴霧乾燥
により粒径1μm に微粒化された粉末状メタクリレート
系重合体(Tg;90℃)30重量部、硬化剤ジシアンジアミ
ド11重量部、硬化触媒アミンアダクト1重量部、有機系
発泡剤アゾジカルボンアミド6重量部、無機系充填剤珪
酸カルシウム130 重量部、気泡防止剤酸化カルシウム9
重量部、およびカーボンブラック9重量部とを、プラネ
タリーミキサーを用いて室温で混合し、発泡性補強材を
調製した。これに対し上記(1) 〜(6) の評価を行った。
評価結果を表2に示す。
【0050】実施例12 繊維径12μm のガラス繊維をフィラメント数200 に収束
し、4mmに切断して繊維物を得た。このようにして得ら
れた繊維物4重量部に対して、実施例1のビスフェノー
ルA型エポキシ樹脂とビスフェノールA型エポキシ樹脂
ダイマー酸変性物との混合物からなるエポキシ樹脂100
重量部、メチルメタクリレートを乳化重合後、噴霧乾燥
により粒径1μm に微粒化された粉末状メタクリレート
系重合体(Tg:90℃)30重量部、硬化剤ジシアンジアミ
ド11重量部、硬化触媒アミンアダクト12重量部、有機系
発泡剤アゾジカルボンアミド6重量部、無機系充填剤珪
酸カルシウム130 重量部、気泡防止剤酸化カルシウム9
重量部、およびカーボンブラック9重量部とを、プラネ
タリーミキサーを用いて室温で混合し、発泡性補強材を
調製した。これに対し上記(1) 〜(6) の評価を行った。
評価結果を表2に示す。
【0051】比較例11 繊維径12μm のガラス繊維をフィラメント数200 に収束
し、4mmに切断して繊維物を得た。このようにして得ら
れた繊維物4重量部に対して、実施例1のビスフェノー
ルA型エポキシ樹脂とビスフェノールA型エポキシ樹脂
ダイマー酸変性物との混合物からなるエポキシ樹脂100
重量部、メチルメタクリレートを乳化重合後、噴霧乾燥
により粒径1μm に微粒化された粉末状メタクリレート
系重合体(Tg:90℃)30重量部、硬化剤ジシアンジアミ
ド11重量部、硬化触媒アミンアダクトO .1 重量部、有
機系発泡剤アゾジカルボンアミド6重量部、無機系充填
剤珪酸カルシウム130 重量部、気泡防止剤酸化カルシウ
ム9重量部、およびカーボンブラック9重量部とを、プ
ラネタリーミキサーを用いて室温で混合し、発泡性補強
材を調製した。これに対し上記(1) 〜(6) の評価を行っ
た。評価結果を表2に示す。
【0052】比較例12 繊維径12μm のガラス繊維をフィラメント数200 に収束
し、4mmに切断して繊維物を得た。このようにして得ら
れた繊維物4重量部に対して、実施例1のビスフェノー
ルA型エポキシ樹脂とビスフェノールA型エポキシ樹脂
ダイマー酸変性物との混合物からなるエポキシ樹脂100
重量部、メチルメタクリレートを乳化重合後、噴霧乾燥
により粒径1μm に微粒化された粉末状メタクリレート
系重合体(Tg:90℃)30重量部、硬化剤ジシアンジアミ
ド11重量部、硬化触媒アミンアダクト20重量部、有機系
発泡剤アゾジカルボンアミド6重量部、無機系充填剤珪
酸カルシウム130 重量部、気泡防止剤酸化カルシウム9
重量部、およびカーボンブラック9重量部とを、プラネ
タリーミキサーを用いて室温で混合し、発泡性補強材を
調製した。これに対し上記(1) 〜(6) の評価を行った。
評価結果を表2に示す。
【0053】実施例13 繊維径12μm のガラス繊維をフィラメント数200 に収束
し、4mmに切断して繊維物を得た。このようにして得ら
れた繊維物4重量部に対して、実施例1のビスフェノー
ルA型エポキシ樹脂とビスフェノールA型エポキシ樹脂
ダイマー酸変性物との混合物からなるエポキシ樹脂100
重量部、メチルメタクリレートを乳化重合後、噴霧乾燥
により粒径1μm に微粒化された粉末状メタクリレート
系重合体(Tg:90℃)30重量部、硬化剤ジシアンジアミ
ド11重量部、硬化触媒アミンアダクト6重量部、有機系
発泡剤アゾジカルボンアミド1重量部、無機系充填剤珪
酸カルシウム130 重量部、気泡防止剤酸化カルシウム9
重量部、およびカーボンブラック9重量部とを、プラネ
タリーミキサーを用いて室温で混合し、発泡性補強材を
調製した。これに対し上記(1) 〜(6) の評価を行った。
評価結果を表3に示す。
【0054】実施例14 繊維径12μm のガラス繊維をフィラメント数200 に収束
し、4mmに切断して繊維物を得た。このようにして得ら
れた繊維物4重量部に対して、実施例1のビスフェノー
ルA型エポキシ樹脂とビスフェノールA型エポキシ樹脂
ダイマー酸変性物との混合物からなるエポキシ樹脂100
重量部、メチルメタクリレートを乳化重合後、噴霧乾燥
により粒径1μm に微粒化された粉末状メタクリレート
系重合体(Tg:90℃)30重量部、硬化剤ジシアンジアミ
ド11重量部、硬化触媒アミンアダクト6重量部、有機系
発泡剤アゾジカルボンアミド12重量部、無機系充填剤珪
酸カルシウム130 重量部、気泡防止剤酸化カルシウム9
重量部、およびカーボンブラック9重量部とを、プラネ
タリーミキサーを用いて室温で混合し、発泡性補強材を
調製した。これに対し上記(1) 〜(6) の評価を行った、
評価結果を表3に示す。
【0055】比較例13 繊維径12μm のガラス繊維をフィラメント数200 に収束
し、4mmに切断して繊維物を得た。このようにして得ら
れた繊維物4重量部に対して、実施例1のビスフェノー
ルA型エポキシ樹脂とビスフェノールA型エポキシ樹脂
ダイマー酸変性物との混合物からなるエポキシ樹脂100
重量部、メチルメタクリレートを乳化重合後、噴霧乾燥
により粒径1μm に微粒化された粉末状メタクリレート
系重合体(Tg:90℃)30重量部、硬化剤ジシアンジアミ
ド11重量部、硬化触媒アミンアダクト6重量部、有機系
発泡剤アゾジカルボンアミド0.1重量部、無機系充填
剤珪酸カルシウム130 重量部、気泡防止剤酸化カルシウ
ム9重量部、およびカーボンブラック9重量部とを、プ
ラネタリーミキサーを用いて室温で混合し、発泡性補強
材を調製した。これに対し上記(1) 〜(6) の評価を行っ
た。評価結果を表3に示す。
【0056】比較例14 繊維径12μm のガラス繊維をフィラメント数200 に収束
し、4mmに切断して繊維物を得た。このようにして得ら
れた繊維物4重量部に対して、実施例1のビスフェノー
ルA型エポキシ樹脂とビスフェノールA型エポキシ樹脂
ダイマー酸変性物との混合物からなるエポキシ樹脂100
重量部、メチルメタクリレートを乳化重合後、噴霧乾燥
により粒径1μm に微粒化された粉末状メタクリレート
系重合体(Tg:90℃)30重量部、硬化剤ジシアンジアミ
ド11重量部、硬化触媒アミンアダクト6重量部、有機系
発泡剤アゾジカルボンアミド20重量部、無機系充填剤珪
酸カルシウム130 重量部、気泡防止剤酸化カルシウム9
重量部、およびカーボンブラック9重量部とを、プラネ
タリーミキサーを用いて室温で混合し、発泡性補強材を
調製した。これに対し上記(1) 〜(6) の評価を行った。
評価結果を表3に示す。
【0057】実施例15 繊維径12μm のガラス繊維をフィラメント数200 に収束
し、4mmに切断して繊維物を得た。このようにして得ら
れた繊維物4重量部に対して、実施例1のビスフェノー
ルA型エポキシ樹脂とビスフェノールA型エポキシ樹脂
ダイマー酸変性物との混合物からなるエポキシ樹脂100
重量部、メチルメタクリレートを乳化重合後、噴霧乾燥
により粒径1μm に微粒化された粉末状メタクリレート
系重合体(Tg:90℃)30重量部、硬化剤ジシアンジアミ
ド11重量部、硬化触媒アミンアダクト6重量部、有機系
発泡剤アゾジカルボンアミド6重量部、無機系充填剤珪
酸カルシウム60重量部、気泡防止剤酸化カルシウム9重
量部、およびカーボンブラック9重量部とを、プラネタ
リーミキサーを用いて室温で混合し、発泡性補強材を調
製した。これに対し上記(1) 〜(6) の評価を行った。評
価結果を表3に示す。
【0058】実施例16 繊維径12μm のガラス繊維をフィラメント数200 に収束
し、4mmに切断して繊維物を得た。このようにして得ら
れた繊維物4重量部に対して、実施例1のビスフェノー
ルA型エポキシ樹脂とビスフェノールA型エポキシ樹脂
ダイマー酸変性物との混合物からなるエポキシ樹脂100
重量部、メチルメタクリレートを乳化重合後、噴霧乾燥
により粒径1μm に微粒化された粉末状メタクリレート
系重合体(Tg:90℃)30重量部、硬化剤ジシアンジアミ
ド11重量部、硬化触媒アミンアダクト6重量部、有機系
発泡剤アゾジカルボンアミド6重量部、無機系充填剤珪
酸カルシウム180 重量部、気泡防止剤酸化カルシウム9
重量部、およびカーボンブラック9重量部とを、プラネ
タリーミキサーを用いて室温で混合し、発泡性補強材を
調製した。これに対し上記(1) 〜(6) の評価を行った。
評価結果を表3に示す。
【0059】比較例15 繊維径12μm のガラス繊維をフィラメント数200 に収束
し、4mmに切断して繊維物を得た。このようにして得ら
れた繊維物4重量部に対して、実施例1のビスフェノー
ルA型エポキシ樹脂とビスフェノールA型エポキシ樹脂
ダイマー酸変性物との混合物からなるエポキシ樹脂100
重量部、メチルメタクリレートを乳化重合後、噴霧乾燥
により粒径1μm に微粒化された粉末状メタクリレート
系重合体(Tg:90℃)30重量部、硬化剤ジシアンジアミ
ド11重量部、硬化触媒アミンアダクト6重量部、有機系
発泡剤アゾジカルボンアミド6重量部、無機系充填剤珪
酸カルシウム30重量部、気泡防止剤酸化カルシウム9重
量部、およびカーボンブラック9重量部とを、プラネタ
リーミキサーを用いて室温で混合し、発泡性補強材を調
製した。これに対し上記(1) 〜(6) の評価を行った。評
価結果を表3に示す。
【0060】比較例16 繊維径12μm のガラス繊維をフィラメント数200 に収束
し、4mmに切断して繊維物を得た。このようにして得ら
れた繊維物4重量部に対して、実施例1のビスフェノー
ルA型エポキシ樹脂とビスフェノールA型エポキシ樹脂
ダイマー酸変性物との混合物からなるエポキシ樹脂100
重量部、メチルメタクリレートを乳化重合後、噴霧乾燥
により粒径1μm に微粒化された粉末状メタクリレート
系重合体(Tg:90℃)30重量部、硬化剤ジシアンジアミ
ド11重量部、硬化触媒アミンアダクト6重量部、有機系
発泡剤アゾジカルボンアミド6重量部、無機系充填剤珪
酸カルシウム250 重量部、気泡防止剤酸化カルシウム9
重量部、およびカーボンブラック9重量部とを、プラネ
タリーミキサーを用いて室温で混合し、発泡性補強材を
調製した。これに対し上記(1) 〜(6) の評価を行った。
評価結果を表3に示す。
【0061】実施例17 繊維径12μm のガラス繊維をフィラメント数200 に収束
し、4mmに切断して繊維物を得た。このようにして得ら
れた繊維物4重量部に対して、実施例1のビスフェノー
ルA型エポキシ樹脂とビスフェノールA型エポキシ樹脂
ダイマー酸変性物との混合物からなるエポキシ樹脂100
重量部、メチルメタクリレートを乳化重合後、噴霧乾燥
により粒径1μm に微粒化された粉末状メタクリレート
系重合体(Tg:90℃)30重量部、硬化剤ジシアンジアミ
ド11重量部、硬化触媒アミンアダクト6重量部、有機系
発泡剤アゾジカルボンアミド6重量部、無機系充填剤珪
酸カルシウム130 重量部、気泡防止剤酸化カルシウム3
重量部、およびカーボンブラック9重量部とを、プラネ
タリーミキサーを用いて室温で混合し、発泡性補強材を
調製した。これに対し上記(1) 〜(6) の評価を行った。
評価結果を表3に示す。
【0062】実施例18 繊維径12μm のガラス繊維をフィラメント数200 に収束
し、4mmに切断して繊維物を得た。このようにして得ら
れた繊維物4重量部に対して、実施例1のビスフェノー
ルA型エポキシ樹脂とビスフェノールA型エポキシ樹脂
ダイマー酸変性物との混合物からなるエポキシ樹脂100
重量部、メチルメタクリレートを乳化重合後、噴霧乾燥
により粒径1μm に微粒化された粉末状メタクリレート
系重合体(Tg:90℃)30重量部、硬化剤ジシアンジアミ
ド11重量部・硬化触媒アミンアダクト6重量部、有機系
発泡剤アゾジカルボンアミド6重量部、無機系充填剤珪
酸カルシウム130 重量部、気泡防止剤酸化カルシウム12
重量部、およびカーボンブラック9重量部とを、プラネ
タリーミキサーを用いて室温で混合し、発泡性補強材を
調製した。これに対し上記(1) 〜(6) の評価を行った。
評価結果を表3に示す。
【0063】比較例17 繊維径12μm のガラス繊維をフィラメント数200 に収束
し、4mmに切断して繊維物を得た。このようにして得ら
れた繊維物4重量部に対して、実施例1のビスフェノー
ルA型エポキシ樹脂とビスフェノールA型エポキシ樹脂
ダイマー酸変性物との混合物からなるエポキシ樹脂100
重量部、メチルメタクリレートを乳化重合後、噴霧乾燥
により粒径1μm に微粒化された粉末状メタクリレート
系重合体(Tg:90℃)30重量部、硬化剤ジシアンジアミ
ド11重量部、硬化触媒アミンアダクト6重量部、有機系
発泡剤アゾジカルボンアミド6重量部、無機系充填剤珪
酸カルシウム130 重量部、気泡防止剤酸化カルシウム1
重量部、およびカーボンブラック9重量部とを、プラネ
タリーミキサーを用いて室温で混合し、発泡性補強材を
調製した。これに対し上記(1) 〜(6) の評価を行った。
評価結果を表3に示す。
【0064】比較例18 繊維径12μm のガラス繊維をフィラメント数200 に収束
し、4mmに切断して繊維物を得た。このようにして得ら
れた繊維物4重量部に対して、実施例1のビスフェノー
ルA型エポキシ樹脂とビスフェノールA型エポキシ樹脂
ダイマー酸変性物との混合物からなるエポキシ樹脂100
重量部、メチルメタクリレートを乳化重合後、噴霧乾燥
により粒径1μm に微粒化された粉末状メタクリレート
系重合体(Tg:90℃)30重量部、硬化剤ジシアンジアミ
ド11重量部、硬化触媒アミンアダクト6重量部、有機系
発泡剤アゾジカルボンアミド6重量部、無機系充填剤珪
酸カルシウム130 重量部、気泡防止剤酸化カルシウム20
重量部、およびカーボンブラック9重量部とを、プラネ
タリーミキサーを用いて室温で混合し、発泡性補強材を
調製した。これに対し上記(1) 〜(6) の評価を行った。
評価結果を表3に示す。
【0065】実施例19 繊維径12μm のガラス繊維をフィラメント数200 に収束
し、4mmに切断して繊維物を得た。このようにして得ら
れた繊維物4重量部に対して、実施例1のビスフェノー
ルA型エポキシ樹脂とビスフェノールA型エポキシ樹脂
ダイマー酸変性物との混合物からなるエポキシ樹脂100
重量部、メチルメタクリレートを乳化重合後、噴霧乾燥
により粒径1μm に微粒化された粉末状メタクリレート
系重合体(Tg:90℃)30重量部、硬化剤ジシアンジアミ
ド11重量部、硬化触媒アミンアダクト6重量部、有機系
発泡剤アゾジカルボンアミド6重量部、無機系充填剤珪
酸カルシウム130 重量部、気泡防止剤酸化カルシウム9
重量部、およびカーボンブラック3重量部とを、プラネ
タリーミキサーを用いて室温で混合し、発泡性補強材を
調製した。これに対し上記(1) 〜(6) の評価を行った。
評価結果を表4に示す。
【0066】実施例20 繊維径12μm のガラス繊維をフィラメント数200 に収束
し、4mmに切断して繊維物を得た。このようにして得ら
れた繊維物4重量部に対して、実施例1のビスフェノー
ルA型エポキシ樹脂とビスフェノールA型エポキシ樹脂
ダイマー酸変性物との混合物からなるエポキシ樹脂100
重量部、メチルメタクリレートを乳化重合後、噴霧乾燥
により粒径1μm に微粒化された粉末状メタクリレート
系重合体(Tg:90℃)30重量部、硬化剤ジシアンジアミ
ド11重量部、硬化触媒アミンアダクト6重量部、有機系
発泡剤アゾジカルボンアミド6重量部、無機系充填剤珪
酸カルシウム130 重量部、気泡防止剤酸化カルシウム9
重量部、およびカーボンブラック12重量部とを、プラネ
タリーミキサーを用いて室温で混合し、発泡性補強材を
調製した。これに対し上記(1) 〜(6) の評価を行った。
評価結果を表4に示す。
【0067】比較例19 繊維径12μm のガラス繊維をフィラメント数200 に収束
し、4mmに切断して繊維物を得た。このようにして得ら
れた繊維物4重量部に対して、実施例1のビスフェノー
ルA型エポキシ樹脂とビスフェノールA型エポキシ樹脂
ダイマー酸変性物との混合物からなるエポキシ樹脂100
重量部、メチルメタクリレートを乳化重合後、噴霧乾燥
により粒径1μm に微粒化された粉末状メタクリレート
系重合体(Tg:90℃)30重量部、硬化剤ジシアンジアミ
ド11重量部、硬化触媒アミンアダクト6重量部、有機系
発泡剤アゾジカルボンアミド6重量部、無機系充填剤珪
酸カルシウム130 重量部、気泡防止剤酸化カルシウム9
重量部、およびカーボンブラック1重量部とを、プラネ
タリーミキサーを用いて室温で混合し、発泡性補強材を
調製した。これに対し上記(1) 〜(6) の評価を行った。
評価結果を表4に示す。
【0068】比較例20 繊維径12μm のガラス繊維をフィラメント数200 に収束
し、4mmに切断して繊維物を得た。このようにして得ら
れた繊維物4重量部に対して、実施例1のビスフェノー
ルA型エポキシ樹脂とビスフェノールA型エポキシ樹脂
ダイマー酸変性物との混合物からなるエポキシ樹脂100
重量部、メチルメタクリレートを乳化重合後、噴霧乾燥
により粒径1μm に微粒化された粉末状メタクリレート
系重合体(Tg:90℃)30重量部、硬化剤ジシアンジアミ
ド11重量部、硬化触媒アミンアダクト6重量部、有機系
発泡剤アゾジカルボンアミド6重量部、無機系充填剤珪
酸カルシウム130 重量部、気泡防止剤酸化カルシウム9
重量部、およびカーボンブラック20重量部とを、プラネ
タリーミキサーを用いて室温で混合し、発泡性補強材を
調製した。これに対し上記(1) 〜(6) の評価を行った。
評価結果を表4に示す。
【0069】実施例21 繊維径12μm のガラス繊維をフィラメント数200 に収束
し、4mmに切断して繊維物を得た。このようにして得ら
れた繊維物4重量部に対して、実施例1のビスフェノー
ルA型エポキシ樹脂とビスフェノールA型エポキシ樹脂
ダイマー酸変性物との混合物からなるエポキシ樹脂100
重量部、メチルメタクリレートを乳化重合後、噴霧乾燥
により粒径1μm に微粒化された粉末状メタクリレート
系重合体(Tg:90℃)30重量部、硬化剤ジシアンジアミ
ド11重量部、硬化触媒アミンアダクト6重量部、有機系
発泡剤アゾジカルボンアミド6重量部、無機系充填剤珪
酸カルシウム130 重量部、気泡防止剤酸化カルシウム9
重量部、およびカーボンブラック9重量部とを、プラネ
タリーミキサーを用いて室温で混合し、発泡性補強材を
調製した。これに対し上記(1) 〜(6) の評価を行った。
評価結果を表4に示す。
【0070】実施例22 繊維径12μm のガラス繊維をフィラメント数200 に収束
し、4mmに切断して繊維物を得た。このようにして得ら
れた繊維物4重量部に対して、実施例1のビスフェノー
ルA型エポキシ樹脂とビスフェノールA型エポキシ樹脂
ダイマー酸変性物との混合物からなるエポキシ樹脂100
重量部、メチルメタクリレートを乳化重合後、噴霧乾燥
により粒径1μm に微粒化された粉末状メタクリレート
系重合体(Tg:90℃)15重量部、硬化剤ジシアンジアミ
ド11重量部、硬化触媒アミンアダクト6 重量部、有機系
発泡剤4,4′−オキシベンゼンスルホニルヒドラジド
6重量部、無機系充填剤珪酸カルシウム130 重量部、気
泡防止剤酸化カルシウム9重量部、およびカーボンブラ
ック9重量部とを、プラネタリーミキサーを用いて室温
で混合し、発泡性補強材を調製した。これに対し上記
(1) 〜(6) の評価を行った。評価結果を表5に示す。
【0071】実施例23 繊維径12μm のガラス繊維をフィラメント数200 に収束
し、4mmに切断して繊維物を得た。このようにして得ら
れた繊維物4重量部に対して、実施例1のビスフェノー
ルA型エポキシ樹脂とビスフェノールA型エポキシ樹脂
ダイマー酸変性物との混合物からなるエポキシ樹脂100
重量部、メチルメタクリレートを乳化重合後、噴霧乾燥
により粒径1μm に微粒化された粉末状メタクリレート
系重合体(Tg:90℃)45重量部、硬化剤ジシアンジアミ
ド11重量部、硬化触媒アミンアダクト6重量部、有機系
発泡剤4,4′−オキシベンゼンスルホニルヒドラジド
6重量部、無機系充填剤珪酸カルシウム130 重量部、気
泡防止剤酸化カルシウム9重量部、およびカーボンブラ
ック9重量部とを、プラネタリーミキサーを用いて室温
で混合し、発泡性補強材を調製した。これに対し上記
(1) 〜(6) の評価を行った。評価結果を表5に示す。
【0072】実施例24 繊維径12μm のガラス繊維をフィラメント数200 に収束
し、4mmに切断して繊維物を得た。このようにして得ら
れた繊維物4重量部に対して、実施例1のビスフェノー
ルA型エポキシ樹脂とビスフェノールA型エポキシ樹脂
ダイマー酸変性物との混合物からなるエポキシ樹脂100
重量部、メチルメタクリレートを乳化重合後、噴霧乾燥
により粒径1μm に微粒化された粉末状メタクリレート
系重合体(Tg:90℃)30重量部、硬化剤ジシアンジアミ
ド5 重量部、硬化触媒アミンアダクト6 重量部、有機系
発泡剤4,4′−オキシベンゼンスルホニルヒドラジド
6重量部、無機系充填剤珪酸カルシウム130 重量部、気
泡防止剤酸化カルシウム9重量部、およびカーボンブラ
ック9重量部とを、プラネタリーミキサーを用いて室温
で混合し、発泡性補強材を調製した。これに対し上記
(1) 〜(6) の評価を行った。評価結果を表5に示す。
【0073】実施例25 繊維径12μm のガラス繊維をフィラメント数200 に収束
し、4mmに切断して繊維物を得た。このようにして得ら
れた繊維物4重量部に対して、実施例1のビスフェノー
ルA型エポキシ樹脂とビスフェノールA型エポキシ樹脂
ダイマー酸変性物との混合物からなるエポキシ樹脂100
重量部、メチルメタクリレートを乳化重合後、噴霧乾燥
により粒径1μm に微粒化された粉末状メタクリレート
系重合体(Tg:90℃)30重量部、硬化剤ジシアンジアミ
ド20重量部、硬化触媒アミンアダクト6重量部、有機系
発泡剤4,4′−オキシベンゼンスルホニルヒドラジド
6重量部、無機系充填剤珪酸カルシウム130 重量部、気
泡防止剤酸化カルシウム9重量部、およびカーボンブラ
ック9重量部とを、プラネタリーミキサーを用いて室温
で混合し、発泡性補強材を調製した目これに対し上記
(1) 〜(6) の評価を行った。評価結果を表5に示す。
【0074】実施例26 繊維径12μm のガラス繊維をフィラメント数200 に収束
し、4mmに切断して繊維物を得た。このようにじて得ら
れた繊維物4重量部に対して、実施例1のビスフェノー
ルA型エポキシ樹脂とビスフェノールA型エポキシ樹脂
ダイマー酸変性物との混合物からなるエポキシ樹脂100
重量部、メチルメタクリレートを乳化重合後、噴霧乾燥
により粒径1μm に微粒化された粉末状メタクリレート
系重合体(Tg:90℃)30重量部、硬化剤ジシアンジアミ
ド11重量部、硬化触媒アミンアダクト1重量部、有機系
発泡剤4,4′−オキシベンゼンスルホニルヒドラジド
6重量部、無機系充填剤珪酸カルシウム130 重量部、気
泡防止剤酸化カルシウム9重量部、およびカーボンブラ
ック9重量部とを、プラネタリーミキサーを用いて室温
で混合し、発泡性補強材を調製した。これに対し上記
(1) 〜(6) の評価を行った。評価結果を表5に示す。
【0075】実施例27 繊維径12μm のガラス繊維をフィラメント数200 に収束
し、4mmに切断して繊維物を得た。このようにして得ら
れた繊維物4重量部に対して、実施例1のビスフェノー
ルA型エポキシ樹脂とビスフェノールA型エポキシ樹脂
ダイマー酸変性物との混合物からなるエポキシ樹脂100
重量部、メチルメタクリレートを乳化重合後、噴霧乾燥
により粒径1μm に微粒化された粉末状メタクリレート
系重合体(Tg:90℃)30重量部、硬化剤ジシアンジアミ
ド11重量部、硬化触媒アミンアダクト12重量部、有機系
発泡剤4,4′−オキシベンゼンスルホニルヒドラジド
6重量部、無機系充填剤珪酸カルシウム130 重量部、気
泡防止剤酸化カルシウム9重量部、およびカーボンブラ
ック9重量部とを、プラネタリーミキサーを用いて室温
で混合し、発泡性補強材を調製した。これに対し上記
(1) 〜(6) の評価を行った。評価結果を表5に示す。
【0076】実施例28 繊維径12μm のガラス繊維をフィラメント数200 に収束
し、4mmに切断して繊維物を得た。このようにして得ら
れた繊維物4重量部に対して、実施例1のビスフェノー
ルA型エポキシ樹脂とビスフェノールA型エポキシ樹脂
ダイマー酸変性物との混合物からなるエポキシ樹脂100
重量部、メチルメタクリレートを乳化重合後、噴霧乾燥
により粒径1μm に微粒化された粉末状メタクリレート
系重合体(Tg:90℃)30重量部、硬化剤ジシアンジアミ
ド11重量部、硬化触媒アミンアダクト6重量部、有機系
発泡剤4,4′−オキシベンゼンスルホニルヒドラジド
1重量部、無機系充填剤珪酸カルシウム130 重量部、気
泡防止剤酸化カルシウム9重量部、およびカーボンブラ
ック9重量部とを、プラネタリーミキサーを用いて室温
で混合し、発泡性補強材を調製した。これに対し上記
(1) 〜(6) の評価を行った。評価結果を表5に示す。
【0077】実施例29 繊維径12μm のガラス繊維をフィラメント数200 に収束
し、4mmに切断して繊維物を得た。このようにして得ら
れた繊維物4重量部に対して、実施例1のビスフェノー
ルA型エポキシ樹脂とビスフェノールA型エポキシ樹脂
ダイマー酸変性物との混合物からなるエポキシ樹脂100
重量部、メチルメタクリレートを乳化重合後、噴霧乾燥
により粒径1μm に微粒化された粉末状メタクリレート
系重合体(Tg:90℃)30重量部、硬化剤ジシアンジアミ
ド11重量部、硬化触媒アミンアダクト6重量部、有機系
発泡剤4,4′−オキシベンゼンスルホニルヒドラジド
12重量部、無機系充填剤珪酸カルシウム130 重量部、気
泡防止剤酸化カルシウム9重量部、およびカーボンブラ
ック9重量部とを、プラネタリーミキサーを用いて室温
で混合し、発泡性補強材を調製した、これに対し上記
(1) 〜(6) の評価を行った。評価結果を表5に示す。
【0078】実施例30 繊維径12μm のガラス繊維をフィラメント数200 に収束
し、4mmに切断して繊維物を得た。このようにして得ら
れた繊維物4重量部に対して、実施例1のビスフェノー
ルA型エポキシ樹脂とビスフェノールA型エポキシ樹脂
ダイマー酸変性物との混合物からなるエポキシ樹脂100
重量部、メチルメタクリレートを乳化重合後、噴霧乾燥
により粒径1μm に微粒化された粉末状メタクリレート
系重合体(Tg:90℃)30重量部、硬化剤ジシアンジアミ
ド11重量部、硬化触媒アミンアダクト6重量部、有機系
発泡剤4,4′−オキシベンゼンスルホニルヒドラジド
6重量部、無機系充填剤珪酸カルシウム60重量部、気泡
防止剤酸化カルシウム9重量部、およびカーボンブラッ
ク9重量部とを、プラネタリーミキサーを用いて室温で
混合し、発泡性補強材を調製した。これに対し上記(1)
〜(6) の評価を行った。評価結果を表5に示す。
【0079】実施例31 繊維径12μm のガラス繊維をフィラメント数200 に収束
し、4mmに切断して繊維物を得た。このようにして得ら
れた繊維物4重量部に対して、実施例1のビスフェノー
ルA型エポキシ樹脂とビスフェノールA型エポキシ樹脂
ダイマー酸変性物との混合物からなるエポキシ樹脂100
重量部、メチルメタクリレートを乳化重合後、噴霧乾燥
により粒径1μm に微粒化された粉末状メタクリレート
系重合体(Tg:90℃)30重量部、硬化剤ジシアンジアミ
ド11重量部、硬化触媒アミンアダクト6重量部、有機系
発泡剤4,4′−オキシベンゼンスルホニルヒドラジド
6重量部、無機系充填剤珪酸カルシウム180 重量部、気
泡防止剤酸化カルシウム9重量部、およびカーボンブラ
ック9重量部とを、プラネタリーミキサーを用いて室温
で混合し、発泡性補強材を調製した。これに対し上記
(1) 〜(6) の評価を行った。評価結果を表5に示す。
【0080】実施例32 繊維径12μm のガラス繊維をフィラメント数200 に収束
し、4mmに切断して繊維物を得た。このようにして得ら
れた繊維物4重量部に対して、実施例1のビスフェノー
ルA型エポキシ樹脂とビスフェノールA型エポキシ樹脂
ダイマー酸変性物との混合物からなるエポキシ樹脂100
重量部、メチルメタクリレートを乳化重合後、噴霧乾燥
により粒径1μm に微粒化された粉末状メタクリレート
系重合体(Tg:90℃)30重量部、硬化剤ジシアンジアミ
ド11重量部、硬化触媒アミンアダクト6重量部、有機系
発泡剤4,4′−オキシベンゼンスルホニルヒドラジド
6重量部、無機系充填剤珪酸カルシウム130 重量部、気
泡防止剤酸化カルシウム3重量部、およびカーボンブラ
ック9重量部とを、プラネタリーミキサーを用いて室温
で混合し、発泡性補強材を調製した。これに対し上記
(1) 〜(6) の評価を行った。評価結果を表5に示す。
【0081】実施例33 繊維径12μm のガラス繊維をフィラメント数200 に収束
し、4mmに切断して繊維物を得た。このようにして得ら
れた繊維物4重量部に対して、実施例1のビスフェノー
ルA型エポキシ樹脂とビスフェノールA型エポキシ樹脂
ダイマー酸変性物との混合物からなるエポキシ樹脂100
重量部、メチルメタクリレートを乳化重合後、噴霧乾燥
により粒径1μm に微粒化された粉末状メタクリレート
系重合体(Tg:90℃)30重量部、硬化剤ジシアンジアミ
ド11重量部、硬化触媒アミンアダクト6重量部、有機系
発泡剤4,4′−オキシベンゼンスルホニルヒドラジド
6重量部、無機系充填剤珪酸カルシウム130 重量部、気
泡防止剤酸化カルシウム12重量部、およびカーボンブラ
ック9重量部とを、プラネタリーミキサーを用いて室温
で混合し、発泡性補強材を調製した。これに対し上記
(1) 〜(6) の評価を行った。評価結果を表5に示す。
【0082】実施例34 繊維径12μm のガラス繊維をフィラメント数200 に収束
し、4mmに切断して繊維物を得た。このようにして得ら
れた繊維物4重量部に対して、実施例1のビスフェノー
ルA型エポキシ樹脂とビスフェノールA型エポキシ樹脂
ダイマー酸変性物との混合物からなるエポキシ樹脂100
重量部、メチルメタクリレートを乳化重合後、噴霧乾燥
により粒径1μm に微粒化された粉末状メタクリレート
系重合体(Tg:90℃)30重量部、硬化剤ジシアンジアミ
ド11重量部、硬化触媒アミンアダクト6重量部、有機系
発泡剤4,4′−オキシベンゼンスルホニルヒドラジド
6重量部、無機系充填剤珪酸カルシウム130 重量部、気
泡防止剤酸化カルシウム9重量部、およびカーボンブラ
ック3重量部とを、プラネタリーミキサーを用いて室温
で混合し、発泡性補強材を調製した。これに対し上記
(1) 〜(6) の評価を行った。評価結果を表6に示す。
【0083】実施例35 繊維径12μm のガラス繊維をフィラメント数200 に収束
し、4mmに切断して繊維物を得た。このようにして得ら
れた繊維物4重量部に対して、実施例1のビスフェノー
ルA型エポキシ樹脂とビスフェノールA型エポキシ樹脂
ダイマー酸変性物との混合物からなるエポキシ樹脂100
重量部、メチルメタクリレートを乳化重合後、噴霧乾燥
により粒径1μm に微粒化された粉末状メタクリレート
系重合体(Tg:90℃)30重量部、硬化剤ジシアンジアミ
ド11重量部、硬化触媒アミンアダクト6重量部、有機系
発泡剤4,4′−オキシベンゼンスルホニルヒドラジド
6重量部、無機系充填剤珪酸カルシウム130 重量部、気
泡防止剤酸化カルシウム9重量部、およびカーボンブラ
ック12重量部とを、プラネタリーミキサーを用いて室温
で混合し、発泡性補強材を調製した。これに対し上記
(1) 〜(6) の評価を行った。評価結果を表6に示す。
【0084】実施例36 繊維径12μm のガラス繊維をフィラメント数200 に収束
し、4mmに切断して繊維物を得た。このようにして得ら
れた繊維物4重量部に対して、実施例1のビスフェノー
ルA型エポキシ樹脂とビスフェノールA型エポキシ樹脂
ダイマー酸変性物との混合物からなるエポキシ樹脂100
重量部、メチルメタクリレートを乳化重合後、噴霧乾燥
により粒径1μm に微粒化された粉末状メタクリレート
系重合体(Tg:90℃)30重量部、硬化剤ジシアンジアミ
ド11重量部、硬化触媒アミンアダクト6重量部、有機系
発泡剤4,4′−オキシベンゼンスルホニルヒドラジド
6重量部、無機系充填剤珪酸カルシウム130 重量部、気
泡防止剤酸化カルシウム9重量部、およびカーボンブラ
ック9重量部とを、プラネタリーミキサーを用いて室温
で混合し、発泡性補強材を調製した。これに対し上記
(1) 〜(6) の評価を行った。評価結果を表6に示す。
【0085】実施例37 車体のセンターピラー・ウエスト部、およびルーフレー
ル/センターピラー結合部を構成するように予め形成さ
れた鋼板2に、図2に示すように、本発明の発泡性補強
材組成物1を貼り付けた。次いで、この鋼板2を溶接
し、更に車体3を組み上げた後、車体3の塗膜密着性を
向上するために化成処理液で洗浄した。更に車体3を電
着液槽4に浸漬して防錆処理を施した後、車体3を焼き
付け炉5に収容し、170 ℃×20分の条件で電着塗膜を焼
き付けたところ、上記発泡性補強材組成物1は十分に発
泡・硬化し、均一な発泡材6を形成した。このように本
発明の発泡性補強材組成物は、実際のラインにおいても
良好に使用でき、車体の箱型構造部材の剛性を確実に向
上させることができる。
【0086】
【表1】
【0087】
【表2】
【0088】
【表3】
【0089】
【表4】
【0090】
【表5】
【0091】
【表6】
【0092】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明は、粉末
状メタクリレート系重合体街脂粉末粒子を分散させたビ
スフェノールA型エポキシ樹脂およびビスフェノールA
型エポキシ樹脂ダイマー酸変性物との混合物からなるエ
ポキシ樹脂に所定の繊維物、硬化剤、硬化触媒、気泡防
止剤およびカーボンブラックを配合してなる発泡性補強
材組成物を、予め形成された鋼板に装着、該鋼板を用い
て箱型部材を組み上げた後、車体電着塗装時の焼き付け
工程で発泡・充填させた際、発泡セルが均一になること
により発泡性補強材/鋼板間せん断接着カを向上させる
ことが可能となった。これにより、車体骨格を軽量に補
強することが期待され、車両の乗り心地の改善、騒音・
振動の低減、更に箱型閉断面部材中に高剛性の発泡体が
充填されることにより、車両衝突時のエネルギー吸収効
果も期待することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における箱型断面部材の剛性向上を測定
する方法を示した説明図である。
【図2】本発明の車体補強方法の適用例を示す工程図で
ある。
【符号の説明】
1 硬化前の発泡性補強材 2 鋼板 3 車体 4 電着液槽 5 焼き付け炉 6 硬化後の発泡性補強材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08K 7/02 C08K 7/02 C08L 63/02 C08L 63/02 // C08L 33/00 C08L 33/00 B29K 63:00 105:04 105:12 B29L 31:30 C08L 63:00 (72)発明者 石田 宏一郎 東京都中央区日本橋人形町2−22−1 株 式会社パーカーコーポレーション内 (72)発明者 大越 一樹 東京都中央区京橋1丁目10番1号 アサヒ ゴム株式会社内 (72)発明者 鈴木 克彦 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 (72)発明者 福井 孝之 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 Fターム(参考) 4F042 AA09 DA02 DB01 EA33 4F074 AA23 AA64 AB02 AC00 AC02 AC19 AC32 AE02 AE04 AE05 AG01 BA01 BA12 BA13 BA18 BB04 BB08 BC12 CA23 CC04Y CC06Y CC22X CC32Y CC62 DA03 DA33 DA35 DA54 DA57 4F100 AA19A AA31A AA37A AB03B AD00A AD11A AG00A AK25A AK47A AK53A BA02 CA01A CA02A CA23A DD25 DE01A DE02A DE03A DG03A DJ01A EJ022 EJ422 EJ482 GB31 JA05A JL08A YY00A 4F212 AA21 AA39 AB02 AB03 AB11 AB18 AB25 AC04 AD03 AG03 AG20 AH17 UA09 UB01 UB13 UB22 UF23 UJ01 UN08 4J002 BG052 BG072 CD051 CD134 CD201 CL063 DA016 DA019 DE089 DE146 DE149 DE239 DJ009 DJ039 DJ049 DJ059 DK006 DL006 DL009 EF127 EN037 EN077 EN097 EN107 EQ018 EQ027 ER027 ES008 ET008 ET017 EU117 EU137 EU187 EV127 EV217 EV288 EY017 FA043 FA046 FA079 FA089 FA109 FA119 FD019 FD147 FD154 FD157 FD209 FD328 GN00

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A) ビスフェノールA型エポキシ樹脂お
    よび該ビスフェノールA型エポキシ樹脂ダイマー酸変性
    物との混合物からなるエポキシ樹脂100 重量部、 (B) 繊維長1〜6mmおよび繊維径5〜200 μmの繊維物
    2〜30重量部、 (C) 粉末状メタクリレート系重合体10〜50重量部、 (D) エポキシ樹脂用熱活性型硬化剤3〜30重量部、 (E) エポキシ樹脂用熱活性型硬化触媒O .5 〜15重量
    部、 (F) 熱分解型有機系発泡剤0 .5 〜15重量部、 (G) 無機充填剤50〜200 重量部、 (H) 気泡防止剤2〜15重量部、および (I) カーボンブラック2〜15重量部を含んでなる発泡性
    補強材組成物。
  2. 【請求項2】 (B) 繊維物として、炭素繊維、アラミド
    繊維、ガラス繊維、アルミナ繊維、セラミックス繊維、
    およびボロン繊維の少なくとも1 種以上を含んでなるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の発泡性補強材組成物。
  3. 【請求項3】 (C) 粉末状メタクリレート系重合体の粒
    径がO .1 〜3μmであり、ガラス転移温度が70℃以上
    であることを特徴とする請求項1に記載の発泡性補強材
    組成物。
  4. 【請求項4】 (D) エポキシ樹脂用熱活性硬化剤が、14
    0 〜230 ℃の範囲で反応することを特徴とする請求項1
    に記載の発泡性補強材組成物。
  5. 【請求項5】 (E) エポキシ樹脂用熱活性硬化触媒が、
    変性ポリアミンであることを特徴とする請求項1に記載
    の発泡性補強材組成物。
  6. 【請求項6】 (F) 熱分解型有機系発泡剤の熱分解開始
    温度が100 〜230 ℃の範囲であることを特徴とする請求
    項1に記載の発泡性補強材組成物。
  7. 【請求項7】 (G) 無機充填剤の形状が、針状、柱状、
    板状であることを特徴とする請求項1に記載の発泡性補
    強材組成物。
  8. 【請求項8】 (G) 無機充填剤が、縦横比2:1 以上を
    有することを特徴とする請求項1に記載の発泡性補強材
    組成物。
  9. 【請求項9】 鋼板から構成された箱型部材を備える車
    体を補強する方法であって、上記箱型部材の内部に相当
    する上記鋼板の部分に、請求項1に記載の発泡性補強材
    組成物を配置し、次いで、上記鋼板を組み付けて、上記
    箱型部材を組み上げ、しかる後、組み上げた箱型部材を
    電着塗装処理に供し、この処理の焼き付け工程で上記発
    泡性補強材組成物を発泡させることを特徴とする、前記
    車体の補強方法。
  10. 【請求項10】 焼き付け工程において、140 〜230 ℃
    で10〜30分間加熱を行う、請求項9に記載の車体の補強
    方法。
JP10228137A 1998-08-12 1998-08-12 発泡性補強材組成物および車体の補強方法 Withdrawn JP2000063555A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003531264A (ja) * 2000-04-20 2003-10-21 バンティコ アクチエンゲゼルシャフト 凝集性インサート
US7473717B2 (en) 2001-12-21 2009-01-06 Henkel Ag & Co. Kgaa Expandable epoxy resin-based systems modified with thermoplastic polymers
JP2009513393A (ja) * 2005-10-25 2009-04-02 ゼフィロス インコーポレイテッド 成形された膨張可能な材料
JP2011148091A (ja) * 2009-02-05 2011-08-04 Nitto Denko Corp 外板用補強材および外板の補強方法
EP2561917A4 (en) * 2010-04-22 2017-06-21 Mitsubishi Plastics, Inc. Adsorptive member and device using same

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