JPS63284124A - 湿布剤 - Google Patents

湿布剤

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JPS63284124A
JPS63284124A JP62118400A JP11840087A JPS63284124A JP S63284124 A JPS63284124 A JP S63284124A JP 62118400 A JP62118400 A JP 62118400A JP 11840087 A JP11840087 A JP 11840087A JP S63284124 A JPS63284124 A JP S63284124A
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water
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poultice
absorbing
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Fumio Urushizaki
漆崎 文男
Masato Nara
奈良 正人
Toru Nishikawa
徹 西川
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Taisho Pharmaceutical Co Ltd
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Taisho Pharmaceutical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は湿布剤に関し、更に詳しくは用時水を含ませる
湿布剤に関する。
(従来の技術) 湿布剤は、炎症部位の冷却、薬物の局所作用、患部の保
護などを目的とするものであるが、薬物の経皮吸収や炎
症部位の冷却には湿布剤中に多量の水を保持させておく
必要がある。
従来は、湿布剤として粘着性保水層を支持布に伸展した
ものが用いられているが、これらの湿布剤は保存中に水
を分離したり、水を失って硬化するなど長期の保存に耐
えないばかりか、水を多量に含むため重く嵩ぼって輸送
や保存に不便であフた。
このため、通水性基布と不通水性基布との間に水不溶性
吸水樹脂粉末をサンドイッチ状に挿入した、保水層とな
るべき支持体を、不通水性基布の面で薬物含有粘着剤層
と接合させ、用時水で濡らす湿布剤が工夫されている(
特公昭61−24387号公報)。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、前記湿布剤において用いる吸水樹脂は粉
末であるから、これを繊維状マトリックスに固定するた
めには、これをポリエチレン不織布に均一に散布し、そ
の上から他の基布を重さねてサンドイッチ状とし、これ
に水蒸気をあてて含水ゲル化させた後にまた乾燥し、エ
ンボス口−ルにかけるか、または紙または紙に類するも
のにあらかじめ吸水樹脂粉末を均一に散布してシート状
とし、これを前記の二枚の基布の間にセットし、周縁部
を熱封着するなどの煩雑な製造工程を多数経なければ製
品とすることができない。
また、これらの湿布剤を切断、小分けして使用すると、
吸水樹脂粉末が膨出して二枚の基布の間からあふれ出る
。更にまた、これらの湿布剤は通常の湿布としては有効
であっても、強冷する必要がある場合の湿布としては必
ずしも適しているとは言い難い。
(問題点を解決するための手段) 本発明者らは、従来品の問題点を解決すべく種々研究の
結果、保水層として親木性架橋重合体を合成繊維に結合
させた吸水膨潤性繊維布状体と加水冷却剤を併用するこ
とによりこれらの問題点が解決されることを見いだし、
本発明を完成した。
本発明の湿布剤は、親水性架橋重合体を合成繊維に結合
させた繊維からなり、吸水量がsomJI/g以上で乾
燥状態にある吸水膨潤性繊維布状体の片側に粘1着剤層
を設けるとともに、加水冷却物質を、前記粘着剤層に混
練させるか、前記粘着剤層と前記吸水膨潤性繊維布状体
の間に存在させるか、または前記吸水膨潤性繊維布状体
の非粘着面に存在させた湿布剤である。
本発明において、親水性架橋重合体を合成繊維に結合さ
せた繊維とは親木性架橋重合体と合成繊維とが通常の力
では分離しない程度に結合して繊維を形成していればよ
く、たとえばアクリル繊維などの合成繊維を芯とし、そ
の芯の周りにポリアクリル酸ナトリウムなどの親木性架
橋重合体からなる外層を設けたもの、アクリル酸ナトリ
ウムとアクリルアミドとの共重合体などがある。
これらの繊維は吸水量がxomR/g以上、好ましくは
150叔/g以上である。
これらのTa′mを単独で、または他の繊維と混紡して
不織布、織布などの、伸縮性または非伸縮性の布状体に
形成する。
このような布状体としてランシールF〔商品名、日本エ
クスラン工業■製〕、スミカゲルFタイプ(商品名、住
友化学工業■製)などの吸水膨潤性繊維を用いることが
できる。
粘着剤とは、親油性粘着物質(天然ゴム、イソプレン 
ゴム、スチレン−イソプレン−スチレン共重合体、スチ
レン−ブタジェン−スチレン共重合体、スチレン−ブタ
ジェンゴム、ポリアクリル酸エステルなど)または親水
性粘着物質(カルボキシビニルポリマー、ポリビニルピ
ロリドン、ポリアクリル酸ナトリウムなど)にコルチコ
ステロイド類、麻酔剤、抗ヒスタミン剤、抗菌剤、抗真
菌剤、鎮痛消炎剤、抗生物質、湿布剤常用薬(カンフル
、メントール、烟附子、架板、ハツカ油、チモール、ア
クリノール、ロートエキス、トウガラシエキスなど)な
どの薬効成分および/または賦形剤、粘着性付与成分、
酸化防止剤、香料、着色剤などの成分を混練したものを
いう。
加水冷却物質とは、水を加えることによって冷却作用を
起す物質であり、皮膚に適用しても支障のないものであ
る。
たとえば、水和して吸熱作用を起す物質(無水塩化カル
シウム、無水硫酸ナトリウムなど)、水の存在下で他の
物質と反応して吸熱作用を起すもの(塩化アンモニウム
と硝酸ナトリウムの混合物など)などがある。
加水冷却物質を粘着物質に混練する場合には、親水性粘
着物質を用いる。
本発明の湿布剤は次のようにして製造することができる
(1)粘着剤に加水冷却剤を混練したもの所要成分と加
水冷却剤を秤取し、常法により親水性粘着物質と混練し
て粘着剤を調製し、これを前記水膨潤性繊維布状体の片
側に均一に塗布し、粘着面にセパレーターを貼付する。
水膨潤性繊維布状体の非粘着面は、水の揮散孔を穿った
不通水性フィルムで被覆するか、または被覆することな
く布状体を露出しておく。
これを適当なサイズに切断して包装し、製品とする。
(2)粘着剤に加水冷却剤を混練しないもの前記吸水膨
潤性繊維布状体の片側に前記加水冷却剤を均一に存在さ
せる。
a)粘着剤層と吸水膨潤性繊維布状体との間に加水冷却
剤を存在させる場合は、吸水膨潤性繊維布状体の加水冷
却剤存在面を、不通水・1・1 →イルムで被覆するか被覆することなく、前記粘着剤で
均一に塗布し、その粘着面にセパレーターを貼付する。
その吸水膨潤性繊維布状体の非粘着面は、幕 微細孔を多数穿った不通水フィルムで被覆するか、被覆
することなしに露出しておく。
b)吸水膨潤性繊維布状体の非粘着面に加水冷却剤を存
在させる場合は、吸水膨潤性繊維布状体の加水冷却剤不
存在面を不通水性フィルムで被覆するか被覆することな
しに前記粘着剤を均一に塗布し、その粘着面にセパレー
ターを貼付する。
記吸水膨潤性繊維布状体と同質のもので被覆する。
最後にこれを適当、なサイズに切断して包装し製品とす
る。
(発明の効果) 本発明の湿布剤は、水分を含まないので従来の含水湿布
剤に比して嵩が小さく、保存、運搬、携行に便利である
ばかりか、長期間保存しても水分の喪失による品質の劣
化を起さない。
また乾燥状態で携行し用時水に濡らして患部に適用でき
るので救急医療に利用することがで舘、患部の部位、大
きさにより適宜のサイズに切断して使用することができ
経済的である。
しかも、従来の含水湿布剤に比して製品中の保水量を著
しく高め得、併せて加水冷却剤が配合しであることによ
り、冷却効果を大きく且つ持続させることが可能である
(実施例) 以下、実施例および試験例を挙げて本発明を具体的に説
明する。
実施例1 サリチル酸グリコール     1.5重量部ハツカ油
            1.5〃1−カンフル   
     0・5 〃塩酸ジフェンヒドラミン    
O,Q2  //カルボキシビニルポリマー   5.
0〃ポリビニルピロリドン     5.0〃プロピレ
ングリコール     5,0〃グリセリン     
    25.On無水硫酸ナトリウム      3
0.On酸化チタン          3.0〃ポリ
アクリル酸ナトリウム   4.0〃エチルアルコール
       9.43  II乾燥水酸化アルミニウ
ム    0.05  ))カオリン        
   10゜0 〃計              1
00 、0 On前記成分を秤取し、MS式加圧ニーダ
−〔商品名、森山製作所■製〕を用いて常法により混練
し、粘着剤を得た。
ランシールF  TP−2(商品名、日本エクスラン■
製〕に直径1■の孔を多数穿設したポリエチレンフィル
ムを貼合わせ、この非貼合わせ面に前記粘着剤を100
g71000 cfの割合でカレンダー・ロールにより
塗布した。この粘着面にシリコン処理したポリエステル
フィルムを貼付し、14cmx10cmのサイズに切断
し、6枚ずつ包装して製品とした。
実施例2 サリチル酸グリコール     1.5重量部ハツカ油
            1.5〃dJ2−カンフル 
       0・5 〃塩酸ジフェンヒドラミン  
  0.02  nカルボキシビニルポリマー   5
.0〃ポリビニルピロリドン     5.0〃プロピ
レングリコール     5.0〃グリセリン    
     25.0  //酸化チタン       
   3.0〃ポリアクリル酸ナトリウム   4.0
〃エチルアルコール       9.43  n乾燥
水酸化アルミニウム    0.05  /7カオゾン
           10.0  //重  カルシ
ウム       30.0  //計       
      100 、0 On前記成分を秤取し、実
施例1に準じて粘着剤を得た。
ランシールF  TP−2に直径jamの孔を多数穿設
したポリエチレンフィルムを貼合わせ、この非貼合わせ
面に塩化カルシウムを30 g71000ofの割合で
均一に存在させた後、この面に前記粘着剤を100g/
1000 cゴの割合でカレンダー・ロールにより塗布
した。
この貼着面にシリコン処理したポリエステルフィルムを
貼付し、14Cm×10cmのサイズに切断し、6枚ず
つ包装して製品とした。
実施例3 スミカゲルF−51(商品名、住友化学工業■製)に実
施例2で調製した粘着剤を100g/1000 Crf
の割合でカレンダー・ロールにより塗付し、この貼着面
にシリコーン処理したポリエステルフィルムを貼付した
この調製品の非粘着面に塩化アンモニウムと硝酸ナトリ
ウムの1=1混合物を30 g/100OCゴの割合で
均一に存在させた後、この面に同形同大のスミカゲルF
−51を常用の手段で貼合わせ、14cmX10cmの
サイズに切断し、6枚ずつ包装して製品とした。
試験例 (1)実施例1で調製した湿布剤(14C[llX10
cm、17.2g) に水を十分に含ませ試料とした。
試料の重量は131.4 gで、その含水率は約87%
である。
試料と同一、同量の薬物を含有し、含水率約50%の従
来タイプの含水湿布剤市販品を試料と同一サイズに切断
しコントロールとした。
(2)健康な青年男子6名を一群とし、 各人の一方の
肩に試料を、他方の肩にコントロールを貼付し、アンケ
ート方式により、下記の判定基準を用いてその効果の強
さと持続性を調べ、その結果を平均値で第1表に示す。
第1表 効果試験 (判定基準) 2+:冷感と薬効感が非常に強い +:〃    ある ±:   〃   僅かにある 一:〃    ない

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1)親水性架橋重合体を合成繊維に結合させた繊維から
    なり、吸水量が30ml/g以上で乾燥状態にある吸水
    膨潤性繊維布状体の片側に粘着剤層を設けるとともに、
    加水冷却物質を、前記粘着剤層に混練させるか、前記粘
    着剤層と前記吸水膨潤性繊維布状体の間に存在させるか
    、または前記吸水膨潤性繊維布状体の非粘着面に存在さ
    せた湿布剤。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5951970A (en) * 1996-06-19 1999-09-14 Haarmann & Reimer Gmbh Drying composition comprising an odoriferous substance
ES2162720A1 (es) * 1998-10-02 2002-01-01 Patrick Caceres Articulo textil refrescante y utilizacion del mismo.

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