JPS6328289A - Pwmインバ−タの制御方式 - Google Patents

Pwmインバ−タの制御方式

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JPS6328289A
JPS6328289A JP61171293A JP17129386A JPS6328289A JP S6328289 A JPS6328289 A JP S6328289A JP 61171293 A JP61171293 A JP 61171293A JP 17129386 A JP17129386 A JP 17129386A JP S6328289 A JPS6328289 A JP S6328289A
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JP
Japan
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control
microprocessor
magnetic flux
pwm inverter
torque
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JP61171293A
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Ichiro Miyashita
一郎 宮下
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Toyo Electric Manufacturing Ltd
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Toyo Electric Manufacturing Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は高速ディジタル制御されるPWMインバータに
より、3相誘導電動機の磁束およびトルクを制御する時
の性能改善に関するものである。
P3 〔従来の技術〕 高速スイッチング素子で構成される3相ブリ。
ジPWMインバータにより3相誘導電動機に給電するシ
ステムにおいて、電動機端子電圧すなわちインバータ出
力電圧を積分することにより電動機1次磁束を演算し、
磁束指令値匿追従制御を行う手法については、電気学会
研究会資料RM−84−76(昭59−9)r新理論に
基づく誘導電動機の高速トルク制御法」の論文等により
開示されている。
この論文は、電動機入力電圧を検出し、これを制御回路
内で積分したものを電動機磁束としている。すなわち、
いわゆる磁束演算形の制御方式であり、磁束ベクトルの
長さが与えられた磁束指令に追従し、かつ円軌跡を描く
ようなインバータ出力電圧を選ぶ。
また、電動機発生トルクを前記磁束と電動機入力電流の
ベクトル積として演算し、その大きさが与えられたトル
ク指令に追従するようなインバータ出力電圧を選ぶ。制
御は磁束およびトルクの瞬時値が所定の誤差内に保持さ
れるよう行われ、インバータ出力電圧は高速度で時々刻
々更新される。
前記論文はアナログ式の制御によるものであるが、高速
のディジタル・シグナル・プロセ、すを使って、ディジ
タル制御により実現することが可能である。このような
ディジタル制御によるPWMインバータの制御方式につ
いて、本出願人は先−こ特願昭61−99228号によ
り出願した。
しかしながら、ディジタル式の演算では命令の処理がほ
とんど直列になり、磁束演算が終了して番 からトルク演算を行い、インバータの出力型の変更はさ
らにその次という順番になり、演算サイクルタイムの長
さの制御遅れが存在することになる。
以下、磁束およびトルクの演算理論とこれを通常の方法
でディジタル化した、特願昭61−99228号ζこ記
載した実施例を従来技術として説明する。
第2図は従来のPWMインバータの一例の主回路図であ
り、直流電圧源1より正母線1a、負母線1bを経て、
3相PWMインバータ2を介して3相誘導電動機3に給
電する。制御回路4は指令および検出された情報42を
処理し、PWMインバータ2のスイッチング素子の通電
信号41を発生する。
PWMインバータ2はトランジスタQ1〜Q6.ダイオ
ードD1〜D6をそれぞれ逆並列接続してなる6個のア
ームから構成されており、これらのトランジスタはGT
Oや8Iサイリスタなど他の高速スイッチング素子に置
き換えることができる。
また、2a 、 2b 、 2cはPWMインバータ2
の交流a、b、c相の出力端子であり、これら各出力端
子から電流検出器5a 、 5b 、 5cを経て3相
誘導電動機31と給電すると共Iこ、直流側正負母線間
1こ電圧検出器6が接続され、これら検出器と後述する
スイッチ状態変数から各相電流および各相電圧が検出で
きるようになっている。
3相かご形誘導電動機の1次端子電圧および電流をそれ
ぞれvl l T”1とし、2次電流を6とすると、電
圧方程式は ただし、記号vt + If T tzは直軸、横軸す
なわちd 、q2軸変換された量のベクトル表示であり
、例えばVlはd軸成分をv1d*Q軸成分をVIqと
すると V重=y1d+jvtq・・・・・・・・・・・・・・
・■で示され、11 + tlも同様に定義される。な
お、■式左辺のOは(1+Q両軸成分とも0の場合を表
し、かご形回転子の場合2次電圧はこのように0となる
式■における定数は R1:を次巻線抵抗 Lll: 1次インダクタンス R:;2次巻線抵抗 LH: 2次インダクタンス M:相互インダクタンス amは回転角速度、pは微分演算子、Jはベクトル積を
表す。
一方、磁束の定義として、1次磁束φ1はφ□=h1山
+Mid          ・・・・・−・・・・・
・・・・■式■の第1行を展開して P7 式■を代入し、整理すると すなわち、電動機1次磁束は式■の積分演算により求め
られる。
第3図はPWMインバータの高速スイッチング素子を接
点に置き換えて示した図で、第2図と同一の符号は同一
部分を示している。電圧形インバータのスイッチング素
子は、このように2位置の切換接点8a 、 8b 、
 8cを用いて表すことが多い。
各切換接点8a、 8b 、 8cは、正母線la側l
こ倒れる場合と負母線ib側に倒れる場合があり、中間
位置をとることはない。前者を状態1.後者を状態0と
するとインバータの出力状態は下に示すスイッチ状態変
数表ですべてを表すことができる。
スイツチ状態変数表 ここに、kは各切換接点状態を示す番号で、この8通り
しか存在しない・また、Vd・Vqはd・q22成分で
表したスイッチ状態変数で、実際のd。
q軸電圧Vld * Vlqは、これに直流電圧源1の
電圧Vdcとノヱを乗じ と表せる。
先のスイッチ状態変数表を図示したのが第4図であり、
kが増加するに従って時計方向に60°ずつステ、プす
る電圧ベクトルを表している。
なお、k=1およびに=7は零ベクトルと呼ばれるもの
で、図では原点に一致する。k=0およびに=7はそれ
ぞれインバータの出力となる第3図の切換接点Sa 、
 Sb 、 Scがすべて正母線1a側に倒れるか、ま
たは負母線ib側に倒れるかの違いはあるが、誘導電動
機3の線間電圧はいずれも0となり、3相短絡モードで
ある。才だ、a、b、c相の基準軸は後述する式■によ
り、それぞれk = 1 、’に=3 、に=5の方向
に対応する。
瞬時トルクTは式■の1次磁束φ菫と1次電流11のベ
クトル積として式■ζこより求められる。
T=φIXh=φsd IIQ−φtq Itd  ・
・・叫・・■ここで、φxd tφ1.およびjld 
e (jq  はそれぞれ1次磁束φlおよび1次電流
量1をd、q2軸Iこ分解したときの各成分である。
第5図は第2図の制御回路4の内部構成例を示すブロッ
ク図で、4aはマイクロプロセッサ、4bはROMメモ
リ%4Cは入出力ポート、 4dはアドレスバス、4e
はデータバスである。
入出力ポート4cの出力する信号41は、トランジスタ
Q1〜Q6のベースをドライブする信号であり、通常は
信号41とトランジスタQ1〜Q6の間には絶縁と電流
増幅を兼ねて増幅回路を設置するが、この図面上では省
略する。
システムを制御するための命令群はROMメモリ4bに
記憶されており、マイクロプロセッサ4aカ命令を順次
実行し、必要な演算および外部との交信を入出カポ−)
4cを介して行う。なお、演算結果の一時的な記憶は、
マイクロプロセッサ4aの内部RAMを用いる。
制御に必要な命令群の一例を第8図のフローチャートに
示す。以下ブロックを追って説明する。
プロ、り401よりスタートし、ブロック402で演算
に必要な初期値の設定を行い起動命令を待つ。
ブロック402aで起動命令を受けるまで停止しており
、起動命令を受けるとプログラムポイントP1から演算
を実行する。
ブロック403は入出力ポート4cにより外部から制御
に必要な情報を入力するブロックであり、電動機磁束指
令φ↑、トルク指令T*と共に、インバータ出力電流i
a、 ib、 icおよび直流電源電圧VdcをpH それぞれ第2図の電流検出器5a、5b、5cおよび電
圧検出器6から読み込むためのブロックである。
読み込まれた3相電流は直ちに次式によってd。
q22成分に分解される。
プログラムポイントP2を経たブロック404は式■、
■および■に従って磁束を演算するプロ。
りであり、1次磁束φlのd、q軸成分φtd wφ鳴
が求められ、磁束ベクトル長φ重が次式により求められ
る。
φ1=J責71亙     ・・・・・・・・・・・・
・・・■更に、プロ、り404では、第6図の磁束状態
図に示すように、1次磁束φlベクトルのd軸を基準と
する時計方向の回転角0が、境界線a = 30”、9
0゜150@、 210@、 270°、330@の6
θ°毎番こ仕切られるどの領域に属しているかによって
制御フラグrtを発生する。
第7図はヒステリシスフンパレータと等価な状態制御図
で、磁束ベクトル長φ菫が磁束指令値φ士に対し、誤差
限界Δφを用いて、 *            * φ、jφ〈φl〈φ1 となるようlこ制御するための第1の制御フラグflを
発生する。すなわち、磁束ベクトル長φ1が増加* して上限であるφlに達すると減磁を指令する制御フラ
グf1=1を発生し、また磁束ベクトル長φlが* 減少して下限であるφ1−Δφに達すると増磁を指令す
る制御フラグf、 = Oを発生する〇かくして、磁束
ベクトル長φ1は第7図に示される矢印の方向にリミッ
トサイクルを描くようlこして制御されることになるが
、実際にどのようにして増磁、減磁の動作をおこさせる
かについてはブ、り406にて説明する。
第7図に示した磁束のリミットサイクルは、第6図に関
していえば、1次磁束φ里のベクトルの頭部が常に図示
された円環部分に存在するように制御されていることに
対応する。
第7図による第1の制御フラグf!と第6図で説明した
第3の制御フラグf2とが組み合わされて、例えばfl
−〇 + ft =1の制御フラグが立っているとする
と、領域が一30’≦0〈30°における増磁モードを
意味するから、1次磁束φ1ベクトルに積分されるべき
1次電圧v1ベクトルは円の外向き成分を持ったものと
なり、第4図からに=1.2.6のいずれかのみが選ば
れる可能性がある。
プログラムポイントP3を経たプロ、り405は式■に
より瞬時トルクTを演算するプロ、りであ* す、トルク指令Tと式■1こより求められた瞬時トルク
Tとの差が所定の誤差限界以内1こ押えられるように、
第9図の状態制御図に従って第2の制御フラグf1を発
生する。
第9図は3値ヒステリシスコンパレータと等価な動作を
行うもので、電動機力行時はトルク偏差* T −Tが上限値Ts (T1> 0 ) 4こ達する
と、加速モードの制御フラグfs=1を発生する。電動
機が加速されてトルク偏差が下限値−T:に達すると、
零ベクトルモードの制御フラグfs=oを発生し、トル
クが漸減して再び偏差が増加し上限値Txjこ達すると
加速モードに移り、第9図の上半部のヒステリシスルー
プを矢印方向に周回するリミットサイクルを描く。
これを時間領域にて表すと第10図のトルク波形図に示
すごとくトルクTは変動し、トルク指令T*を挾んで上
、下に偏差分子、十’r!の帯域内を往復する。
次に、電動機が回生制動を行っている時は第9図の下半
部のヒステリシスループを描くことlどなり、トルク偏
差が負の下限値−T1(’Is>0)に達すると減速モ
ードの制御フラグf、=−1を発生する。
以下、カ行時と同様に矢印の方向のリミットサイクルを
繰り返えす。かくして、ブロック405は制御フラグf
s=1 、0 、−1を出力する。
プログラムポイントP4を経たブロック406はプロ、
り404および405から出力される3個の制御フラグ
fs * b * fsの各組み合わせに最も適したイ
ンバータ出力電圧を決定するブロックであり、第6図に
より説明した1次磁束φ1のベクトル長と回転方向をこ
れら3個の制御フラグfl * fl w flが制御
する0 P  15 例えば前述のごとく制御フラグf!= O、f2= 1
の場合には、電圧ベクトルをスイッチ状態変数表のkに
従ってvt(k)で表すとすると、電圧ベクトルとして
選ばれる可能性があるのはに=1.2゜6のいずれかで
あるが、このとき第2の制御フラグh=1ならば、時計
方向に回転する成分を持つベクトルに=2すなわち出力
電圧ベクトルVl (2)が選ばれる。もしfs=−1
のときはvl(6)、fs=0のばれる。
次に示すスイッチングテーブルは、3個の制御フラグf
1m fz g fzのすべての組み合わせについて出
力電圧ベクトルの番号にの値を示したもので、毎演算サ
イクル毎にこのスイッチングテーブルを参照することに
より、磁束およびトルクの瞬時制御が行われる。
スイッチングテーブル インバータ周波数は第6図の1次磁束φlベクトルの回
転速度と考えることができるが、これは外部から与えら
れるものではなく、式■による電圧ベクトルの積算結果
として生ずるものである。
プログラムポイントP5を経たブロック406aで停止
命令の有無をチェックし、停止命令の出ている場合には
プロ、り407へ進んで電源スィッチをオフしてプロ、
り402aへ進み次の起動命令を待つ。
停止命令が出ていない場合はプログラムポイントP1へ
戻り、次の演算サイクルに入って同じ演算を繰り返えす
〔発明が解決しようとする問題点〕
高速形のマイクログロセ、すを用いても前記の演算処理
時間は50〜60μsecに達する。インバータ用のス
イッチング素子としてバイポーラトランジスタまたはG
TOサイリスタを用いるときは、蓄積時間による制御上
の無駄時間が20〜30μsec必要であるから、前記
演算時間は素子の制御時間とほぼ同じ程度と考えられる
が、M08FBTやSエサイリスタ等を用いると無駄時
間は2〜5μsecと小さくなるため、50〜60μs
ecという演算時間は長すぎる。
ディジタル演算の場合はマイクロプロセッサによるすべ
ての演算が直列的に行われるので、インバータ用高速ス
イ、チング素子のオン・オフ制御時間よりも、演算処理
時間の方が大きくなってこの待ち時間の方が大きい比重
を占める場合が多い・本発明にかかるPWMインバータ
の制御方式はこの演算処理時間のための待ち時間を少な
くし、精度の高い制御を可能とするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
先に従来例により詳細に説明したように、電圧と電流か
ら誘導電動機の磁束およびトルクの瞬時制御を行う場合
は、磁束またはトルクを演算の結果、一方の制御フラグ
の値が変更されたときは、他方の演算処理を待たずにそ
の時点でインバータの出力電圧を変更すればよいことが
明らかで、そのため、磁束演算用のマイクロプロセッサ
とトルク演算用のマイクログロセ、すを別tこ設け、並
列番こ演算処理を行わしめることにより、制御上の無駄
時間をほぼ半減することが可能である。
すなわち、本発明にかかるPWMインパークの制御方式
は、磁束瞬時値を演算しその値と磁束指令値の偏差が所
定の値を越えたとき第1の制御フラグを発生する第1の
マイクロプロセッサと、トルク瞬時値を演算しその値と
トルク指令値の偏差が所定の値を越えたとき第2の制御
フラグを発生する第2のマイクロプロセッサとを具え、
これら2個のマイクロプロセッサは独自の演算サイクル
で並列に演算を行い、第1および第2の制御フラP 1
9 グの少なくとも一方が発生したとき該制御フラグが発生
した側の変数の偏差を小ならしめるようにPWMインバ
ータの出力状態を与える通電信号を発生するようにした
ものである。
第1および第2の制御フラグの少なくとも一方が発生し
たとき、PWMインバータlこ通電信号を送る機能を有
する第3のマイクロプロセッサを設けることにより従来
のものより演算時間はほぼ半減するが、場合によっては
第1または第2のマイクロプロセッサのいずれか一方に
この第3のマイクロプロセッサの機能を併わせ持たせて
もよい。
〔作 用〕
磁束を演算する第1のマイクロプロセッサと、トルクを
演算する第2のマイクロプロセッサトカ、それぞれ独立
に演算を行い、それらの演算結果から制御フラグの値が
変更されると割込信号を発生し、待機中の第3のマイク
ロプロセッサを作動させてインバータ出力電圧ベクトル
を決定し、他方の演算結果を待つことなく演算結果をイ
ンバータ出力ζこ反映させることができる。
もし第3のマイクロプロセッサへの割込信号が同時に発
生するか、または先着の割込信号の処理中に後着の割込
信号が発生した場合は、割込コントローラにより先着信
号(同時の場合はいずれか一方を先着とする)が優先さ
れ、後着信号は一時待機させられる。
〔実 施 例〕
第1図は本発明にかかるPWMインバータの制御方式の
一実施例の制御回路のブロック図を示し、3個のマイク
ロプロセッサを具えることにより磁束およびトルクの制
御を並列に処理することが可能としたものである。
第3のマイクロプロセッサ45aはインバータ出力電圧
ベクトルを決定する機能を有すると共に、親プロセツサ
としてシステム全体の進行を制御する。
第1および第2のマイクロプロセッサ41aおよび42
aはそれぞれ磁束およびトルクを演算制御する専用マイ
クロプロセッサであり、共有メモリとしてR,AM(ラ
ンダムアクセスメモリ)43を具えP 2す る。
41b 、 42b 、 45bはそれぞれマイクロプ
ロセッサ41a 、 42a 、 45aの命令が書き
込まれているROM(リードオンリーメモリ)である。
45cは第3のマイクロプロセッサ45a(7)大刀お
よび出力ポートであり、起動、停止信号を大刀とじて読
み込むと共に、演算処理結果としてのインバータ出力電
圧信号すなわちインバータ通電信号を出力する。
41cは第1のマイクロプロセッサ4111に対する入
力ポートであり、磁束指令値φ1.トルク指令T。
インバー2出力電流ia 、 ib 、 icおよび直
流電源電圧Vdcなどを読み込む。
44は割込コントローラであり、第1および第2マイク
ロプロセッサから発せられる割込信号を制御する。
第1図の制御回路を動かすプログラムのフローチャート
を第11図に示す。第11図(a)は第1のマイクロプ
ロセッサ41aのプログラムで磁束の演算制御を行うも
の、第11図(b)は第2のマイクログロセ、す41b
のプログラムでトルクの演算制御を行うもの、第11図
(C)は第3のマイクロプロセッサのプログラムで全体
システムを制御しインバータの通電信号を発するもので
ある。
第1.第2のマイクロプロセッサ41a # 42aの
プログラムはいずれも制御フラグの値を変更した場合に
は割込信号を発して第3のマイクロプロセッサ45aに
処理を要求し、共通メモリであるRAM43を介して制
御フラグの値を第3のマイクロプロセッサ45a jこ
引き渡す。
第3のマイクロプロセッサ45aは起動すると割込信号
を待機する状態になり、第1.第2のマイクロプロセッ
サ41a 、 42aのいずれかから割込信号が発せら
れると、スイッチングチープルに従ってインバータに通
電信号を発し、インバータは新しい出力電圧を発生する
6割込信号が発せられない間はインバータの出力電圧は
変更されずに保持される。
3個のマイクロプロセッサ41a 、 42a 、 4
5aの演算は電源が投入されるとほぼ同時に開始される
P 23 ものとするが、このとき第3のマイクロプロセ。
す45aは初期設定の後直ちに起動信号待ちの状態に入
り、起動信号が与えられるまではたとえ割込信号があっ
たとしても、有効なインバータ通電信号を発することは
ない。
以下、第11図に示したフローチャートについてプロ、
りを追って説明する・ 第11図(Jりは1次磁束φlの演算制御を行う第1の
マイクロプロセッサ41mのプログラムの命令フローチ
ャートであるが、電源投入でプロ、り411からスター
トすると、プロ、り412によりRA M2S内のこの
てログラムζこ関連する変数および制御フラグをリセッ
トした後、プロ、り413へ進む。
ブロック413において、外部から与えられる磁* 束指令値φl、トルク指令Tおよびフィードパ、り変数
の1次電流11 m直流電源電圧Vdcなどを読み込む
。なお、1次電流11についてはct、q変換を行い1
1d e jtqを求める。
プロ、り414では式■lこ従って1次磁束φ1のd。
q軸成分φtdtφ1.および式■によって磁束ベクト
ル長φ1を求める。なお、積分に必要なスイッチ状態変
数Yd 、 Vqは、直前に出力された値をRAM43
から読み込んでくる。起動前には第3のマイクログロセ
、す45aのスタート時に電圧ベクトル出力信号に関係
する量としてセットされる初期値が用いられる。起動後
は第3のマイクロプロセッサ45aが出力したインバー
タの通電信号に対応するスイッチ状態変数が使われる。
更に、ブロック414では磁束演算と共に、第6図、第
7図によって第1および第3の制御フラグflおよびf
鵞も計算する昏 プロ、り415では入出カポ−) 41cから読み込ん
だ指令およびフィードパ、り値や磁束の演算結果、制御
フラグの値などを共通のRA M43へ転送し、第2の
マイクロプロセッサ42aにデータを提供する。
プロ、り415aは制御フラグf1 * hに変更があ
ったかどうかをチェックするプロ、りであり、変更があ
った場合はブロック416へ進み、変更がなかった場合
にはプロ、り413へジャンプする。
プロ、り416は制御フラグf1 * rzに変更があ
った場合に割込信号を発生するブロックで、割込信号を
発生の後プロ、り413ヘジヤンプする。
これは、第3のマイクロプロセッサ45aが無駄な出力
の変更を行わないようにすることを目的とするもので、
制御フラグの変更がなければインバータの通電信号は前
と同じであり、出力電圧ベクトルは前と同じ値に保たれ
る。
プロ、り413に戻った後は上に述べた演算ループを反
復実行する・ 第11図(blは電動機の瞬時トルクTの演算制御を行
う第2のマイクロプロセッサ42aのプログラムの命令
フローチャートである。プロ、り421がらスタートし
、プロ、り422でRA M2S内のこのプログラムに
関連する変数および制御フラグをリセ、トシた後、プロ
、り423へ進む・ プロ、り4231ζおいて、共通のRA M43からd
q軸成分に分解された1次磁束φldsφ11.1次電
流11d e llqなどを読み込む。
ブロック424で式■に従って瞬時トルクTを演算する
と共に、第9図によって第2の制御フラグf3を計算す
る。
ブロック425ではブロック424における演算結果を
共通のR,AM43へ転送する。
プロ、り425aは第2の制御フラグf3に変更があっ
たかどうかをチェックするプロ、りであり、変更があっ
た場合はプロ、り426へ進み、変更がなかった場合に
はプロ、り423ヘジヤンプする。
プロ、り426は制御フラグf3に変更があった場合l
こ割込信号を発生するプロ、りで、割込信号を発生の後
ブロック423ヘジヤンプする。
ブロック423ζこ戻った後は上に述べた演算ループを
反復実行する。これらの演算において、第1のマイクロ
プロセッサ41aと第2のマイクロプロセッサ42aの
演算サイクルは全く独立でよく、同期させる必要はない
トルクの演算を行う第2のマイクロプロセッサは、外部
からの指令、フィードバック信号の読み込み、電流のd
、q軸変換などを既に述べたように第1のマイクロプロ
セッサに処理させることにP 27 より、極力演算ステ、プ数を減らし、トルクの演算が高
速で行えるようにしている。
第11図(C)はインバータの出力電圧ベクトルを記定
する通電信号を発生すると共に、システム全体の進行を
制御する第3のマイクロプロセッサ45aのプログラム
の命令フローチャートである。ブロック431からスタ
ートし、プロ、り432でRAM43内へ電圧ベクトル
の初期値を定めるためのスイッチ状態変数の初期値を設
定する。これはスイ。
チ状態変数表の中から適宜選べばよい。
ブロック432aは起動命令を待つブロックで、起動命
令を営けるまでこのブロックで停止しており、起動命令
を受けると始めてプロ、り432bへ進む。
プロ、り432bは割込信号を待つブロックで、第1の
マイクロプロセッサ41aか第2のマイクロプロセッサ
42aのいずれか一方から割込信号が発せられるまでこ
のプロ、りで停止しており、割込信号を受けるとブロッ
ク433へ進む。
プロ、り433では割込信号を受けたとき共通RA M
43から制御フラグfl * r* I flを読み込
み、スイッチングテーブルを参照して電圧ベクトルを決
定する。
ブロック434はインバータへ通N信号を送るブロック
で、プロ、り433で決定した電圧ベクトルによってス
イッチ状態変数表に従ってインバータの構成素子をオン
・オフする。
ブロック434aで停止命令の有無をチェ、りし、停止
命令の出ている場合にはブロック435へ進んで直流電
源をオフして後プロ、り432aへ進み次の起動命令を
待つ。停止命令が出ていない場合にはプロ、り432b
へ進んで次の割込信号を待ち上に述べた演算ループを反
復実行する。
〔発明の効果〕
以上詳細に説明したように、本発明にかかる制御方式に
より制御回路およびプログラムを構成すれば、磁束演算
結果の処理がトルク演算のために待たされることがなく
、また逆にトルク演算結果の処理が磁束演算のために待
たされることもなく、ディジタル演算特有の無駄時間を
ほぼ半減させることができ、特lこトルクの演算処理時
間が著るしく短縮される。
なお、実施例で説明した第3のマイクロプロセッサの機
能は、第1または第2のマイクロプロセッサに併せもた
せることも可能である。この場合は入出力ポートによる
外部とのやりとりが少ないallのマイクロプロセッサ
(トルク演算制御用)1こ第3のマイクロプロセッサの
機能を追加する方が、各マイクロプロセッサ−こ対する
負担が均等になるので好ましい。
この場合には、磁束を制御する第1のマイクロプロセッ
サの割込信号で第2のマイクロプロセ。
すに割り込みをかけると共に、第2のマイクロプロセッ
サによるトルク制御は制御フラグf)の変更があるとき
のみ自分自前で随時行えばよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明にかかるPWMインバータの制御方式の
一実施例の制御回路のブロック図、第2図は従来のPW
Mインバータの一例の主回路図、第3図はPWMインバ
ータの高速スイッチング素子を接点に置き換えて示した
図、第4図はスイ。 チ状態変数表を図示したグラフ、第5図は第2図の制御
回路の内部構成例を示すプロ、り図、第6図は磁束状態
図、第7図はヒステリシスコンパレータと等価な状態制
御図、第8図は第5図の制御回路Iこ必要な命令群のフ
ローチャート、第9図は3値ヒステリシスコンパレータ
と等価な状態制御図、第10図はトルク波形図、第11
図は第1図の制御回路を動かすプログラムのフローチャ
ートであり、その(a) 、 (b) 、 (e)はそ
れぞれ第1.第2.第3のマイクロプロセッサのプログ
ラムを示す。 1・・・・・・直流電圧源、2・・・・・・PWMイン
バータ、3・・・・・・3相誘導電動機、4・・・・・
・制御回路、4a・・・・・・マイクロプロセッサ、 
4b 、 41b 、 42b 、 45b・・・・−
・R,OM、4c 、 41c 、 45cm・・−入
出力ポート、5a+5b 、 5c・・・・・・電流検
出器、6・・・・・・電圧検出器、41a・・・・・・
第1のマイクロプロセッサ、42a・・・・・・第2の
マイクロプロセッサ、45a・−・・・・第3のマイク
ロプロセッサ、43・・・・・・RAM、44・・・・
・・割込コントローラ。 躬8図 ズー 401 纜 n、起動力、 4θzoL es 1、丁寥 数α、坊i屯と 403 1、多重 ′JN開+1;j63−28289(10)11  げ
止だ二 手続補正書(自発) 昭和61年9月S日

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)電圧と電流から誘導電動機の磁束およびトルクの
    瞬時値を演算し、これらの変数が与えられたそれぞれの
    指令値に追従するように瞬時値を制御するPWMインバ
    ータの制御方式において、磁束瞬時値を演算しその値と
    磁束指令値の偏差が所定の値を越えたとき第1の制御フ
    ラグを発生する第1のマイクロプロセッサと、トルク瞬
    時値を演算しその値とトルク指令値の偏差が所定の値を
    越えたとき第2の制御フラグを発生する第2のマイクロ
    プロセッサとを具え、これら2個のマイクロプロセッサ
    は独自の演算サイクルで並列に演算を行い、第1および
    第2の制御フラグの少なくとも一方が発生したとき該制
    御フラグが発生した側の変数の偏差を小ならしめるよう
    に前記PWMインバータの出力状態を与える通電信号を
    発生することを特徴とするPWMインバータの制御方式
  2. (2)第1および第2の制御フラグの少なくとも一方が
    発生したとき、これらの制御フラグを割込入力として該
    制御フラグが発生した側の変数の偏差を小ならしめるよ
    うに前記PWMインバータの出力状態を与える通電信号
    を発生する第3のマイクロプロセッサを具える特許請求
    の範囲第(1)項記載のPWMインバータ制御方式。
  3. (3)第1および第2の制御フラグの少なくとも一方が
    発生したとき、これらの制御フラグを割込入力として該
    制御フラグが発生した側の変数の偏差を少ならしめるよ
    うに前記PWMインバータの出力状態を与える通電信号
    を発生する機能を、前記第1または第2のマイクロプロ
    セッサのいずれか一方に併せもたせた特許請求の範囲第
    (1)項記載のPWMインバータの制御方式。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54136151A (en) * 1978-04-13 1979-10-23 Sumitomo Electric Ind Ltd Multiple microprocessor
JPS5696356A (en) * 1979-12-28 1981-08-04 Fujitsu Ltd Multimicroprocessor
JPS6149689A (ja) * 1984-08-13 1986-03-11 Nissan Motor Co Ltd 誘導モ−タの運転制御装置

Patent Citations (3)

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