JPS63281992A - ビ−ルかす洗浄方法およびその装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明はビールかす洗浄方法およびその装置に関する。

（従来の技術） 従来、生ビール樽に収納された生ビールを供する場合は
、生ビールを適温に冷却するビール機器が使用される。

このビール機器は、ふつう二酸化炭素ボンベの圧力を利
用して生ビール樽内に収納されたビールを加圧し、生ビ
ールを冷却するサーバ内にビールを送り込み、サーバの
出口側に配設されるカランを操作してビールを注出する
ように構成されている。

生ビールはこのようにして、所定量ずつ注出されるが、
生ビールが頻繁に流路内を通過することにより、生ビー
ルの流路内にビールかすが付着してくる。前記サーバは
生ビールを冷却する装置であるが、このサーバ内のビー
ル流路においても生ビールが通過することによってビー
ルかすが付着する。このビールかすはビールの味に悪影
響を及ぼしてビールの味をまずくするので、ビール流路
は常時きれいに洗浄してビールかすが付着しないように
管理しなければならない、そこで、ビール機器を頻繁に
使用するような場合は、毎日１回はビール流路の洗浄が
必要とされている。

、（発明が解決しようとする問題点） 従来、ビール流路を洗浄する際は、所定の器具を使用し
てビール流路内に洗浄水を圧送し、カランから洗浄水を
吐出させたり、水道の蛇口にビール流路を接続して水を
流したり、ビール流路内に洗浄水とともにスポンジ球を
送り込んで、ビール流路の内壁面に付着するビールかす
を除去している。

しかしながら、これらの洗浄操作は非常に煩わしく、ま
た、ビール流路が思ったようにきれいにならないため、
毎日最低１回は必要とされているビール流路の洗浄が実
際にはそのとおりになされていないのが現状である。

そこで、本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであ
り、その目的とするところは、生ビール機器のビール流
路をきれいにかつ能率的に洗浄できるビールかすの洗浄
方法、およびビール流路の洗浄が容易にできる使い勝手
のよいビールかす洗浄装置を提供するにある。

（問題点を解決するための手段） 本発明は上記目的を達成するため次の構成をそなえる。

すなおち、生ビールを供する生ビール機器に配設される
ビール流路の壁面に付着するビールかすを除去する洗浄
方法において、前記ビール流路内に洗浄水とともに気泡
を送り込むことによって前記ビールかすを除去すること
を特徴とし、また水等の洗浄水を収納する洗浄液タンク
と、該洗浄液タンク中に収納された洗浄水に気体を注入
して気泡を発生させる泡発生装置と、前記泡が混入した
洗浄水を、洗浄すべきビールかすが付着しているサーバ
等のビール流路内に泡とともに送り込む回路とを具備す
る。ことを特徴とする。

（作用） 次に、作用について説明する。

洗浄すべきビールかすが付着したビール流路内に水等の
洗浄水とともに泡が送り込まれることにより、ビール流
路内の壁面に付着したビールかすが溶解・剥離され、効
果的に洗浄・除去される。

（実施例） 以下本発明の好適な実施例を添付図面に基づいて詳細に
説明する。

第１図は、本発明に係るビールかす洗浄方法とこの洗浄
方法を使用してビールかすを除去する装置の一実施例を
示す説明図である。

図で１０は生ビールを収納する生ビール樽である。１２
は二酸化炭素ボンベであり、この二酸化炭素ボンベ１２
は減圧弁１４を介して前記生ビール樽１０に連通される
。１６は前記生ビール樽１０と二酸化炭素ボンベ１２と
を連通ずる圧力チューブである。

１８は前記生ビール樽１０の出口側にビールホース２０
を介して連通されるサーバである。このサーバ１８は生
ビールを適温に冷却する冷却機であり、サーバ１８に送
り込まれた生ビールは、サーバ１８の流路内を通過する
際に適温に冷却される。２２は前記サーバ１８の注出口
に設けられるカランである。

２４は水等の洗浄水を収納する洗浄液タンクであり、２
６はこの洗浄液タンク２４に収納される洗浄水中に空気
を送り込むエアポンプである。このエアポンプ２６から
は前記洗浄液タンク２４内に送気用のチューブが導入さ
れるが、このチューブの先端部には気泡を細かくするた
めのフィルタ２７が設けられる。

２８は圧力切換弁であり、この圧力切換弁２８の入口端
は前記減圧弁１４に接続され、出口端は、前記生ビール
樽１０の入口側と前記洗浄液タンク２４の２つにそれぞ
れ切り換えて接続される。３０は洗浄切換弁であり、こ
の洗浄切換弁３０は前記ビール樽１０の出口側と前記洗
浄液タンク２４の出口側を切り換えて前記サーバ１８に
連通される。なお、洗浄切換弁３０には切換側の端子が
３つ設けられ、中途に設けられる端子はビール流路を洗
浄する際に、ビール流路内にある生ビールをあらかじめ
取出し、ビール流路内の生ビールを無駄にしないように
するためのものである。

次に、上述した実施例の作用について説明する。

生ビールを供する通常使用時では、前記圧力切換弁２８
は生ビール樽１０に接続され、洗浄切換弁３０は生ビー
ル樽１０とサーバ１８とを連通している。この状態で、
減圧弁１４により圧力を調節し、カラン２２を操作すれ
ば、生ビール樽１０から生ビールがサーバ１８に送り込
まれ、サーバ１８内で適温に冷却されて注出される。

また、ビール流路を洗浄する場合は、前記圧力切換弁２
８を減圧弁１４と洗浄液タンク２４とを連通ずるように
切り換え、洗浄切換弁３０を洗浄液タンク２４とサーバ
１８とを連通するように切り換える。この状態でエアポ
ンプ２６から空気を洗浄液タンク２４内の洗浄水中に送
り込むとともに、減圧弁１４を調節することにより、洗
浄水をサーバ１８方向へ送り出す、前記洗浄液タンク２
４内の洗浄水にはエアポンプ２６によって気泡がたくさ
ん形成されているから、洗浄水を送り込む際には洗浄水
とともに細かな泡が送り込まれ、サーバ１８内を通過し
てカラン２２から外部に吐出される。

このように泡とともに洗浄水を順次送り込むことにより
、ビール流路の内壁面に付着したビールかすを効果的に
除去することができる。これは、洗浄水中の気泡がビー
ル流路内壁面に付着するビールかすを溶解・剥離するよ
うに作用するためで、単に洗浄水を流す以上に効果的に
洗浄することができるものである。ビールかすは若干粘
着性を有するのでビール流路の内壁面に多量に付着する
と取れにくくなるが、泡を含んだ洗浄水を圧送すること
によりビールかすが容易に溶解して効率的に洗浄するこ
とができる。

なお、洗浄液タンク２４内に収納する洗浄液は水に限定
されるものではなく、ビールかすの除去に適した洗剤あ
るいは薬品を使用することによりさらに効果的に洗浄す
ることが可能である。

本実施例のビールかす洗浄装置は、上述したように圧力
切換弁２８および洗浄切換弁３０を操作するだけで容易
に、通常使用状態から洗浄状態に切り換えることができ
るから、そのっど洗浄用の機器をセットする等の煩わし
さがなく、簡単に使用できるから、生ビール機器を洗浄
する作業が容易であり、ビール流路にビールかすが付着
しないように常時管理することが容易に可能となる。

なお、上述した実施例においてはエアポンプを使用して
空気による泡を送り込むようにしたが、気泡を形成する
気体は空気に限定されるものではなく、二酸化炭素、窒
素、酸素等の無害の気体ならばどんなものでも使用する
ことが可能である。

とくに二酸化炭素を使用する場合は、加圧用の二酸化炭
素ボンベをそのまま使用できたり、空気と異なり空中の
雑菌を含まないのでより清潔である等の利点がある。

また、上述した実施例では二酸化炭素ボンベ１２の圧力
を利用して洗浄水を送り込むようにしているが、ビール
ホース２０および゛サーバ１８よりも洗浄液タンク２４
を鉛直上方に設置して、洗浄水を重力によって自然に落
下させ、ビール流路内を通過させるようにしてもよい。

なお、第１図は生ビール機器の各部の接続を示すもので
あり、ビールホース２０の長さや生ビール樽１０、サー
バ１８の設置位置は適宜設定することができる。

また、本発明のビールかすの洗浄方法は、各種生ビール
機器のビール流路を洗浄する際に使用できるものであり
、たとえば、ビールを収納する生ビール樽１０全体を冷
却し、ビール樽１０を加圧して冷却されたビールを送り
出すように構成された生ビール機器であっても、上述し
た実施例と同様に、ビール流路を洗浄する洗浄液タンク
を設け、生ビール樽から出るビールホースに洗浄水とと
もに泡を送り込むことにより容易にビールホースおよび
カラン内部のビールかすを洗浄することができる。

（発明の効果） 本発明によれば、上述したように、生ビール機器のビー
ル流路を洗浄する際に、洗浄水とともに泡をビール流路
内に送り込むようにしたから、ビール流路内のビールか
すを効果的に除去することができ、ビール流路の洗浄を
きわめて効果的にかつ簡易に行うことができる。

以上、本発明について好適な実施例を挙げて種々説明し
たが、本発明はこの実施例に限定されるものではなく、
発明の精神を逸脱しない範囲内で多くの改変を施し得る
のはもちろんのことである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係るビールかすの洗浄方法を使用した
ビールかすの洗浄装置の一実施例を示す説明図である。 １０・・・生ビール樽、　１２・・・二酸化炭素ボンベ
、　１８・・・サーバ、　２０・・・ビールホース、　
２４・・・洗浄液タンク、２６・・・エアポンプ、　２
８・・・圧力切換弁、３０・・・洗浄切換弁。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、生ビールを供する生ビール機器に配設されるビール
   流路の壁面に付着するビールかすを除去する洗浄方法に
   おいて、前記ビール流路内に洗浄水とともに気泡を送り
   込むことによって前記ビールかすを除去することを特徴
   とするビールかす洗浄方法。 ２、水等の洗浄水を収納する洗浄液タンクと、該洗浄液
   タンク中に収納された洗浄水に気体を注入して気泡を発
   生させる泡発生装置と、前記泡が混入した洗浄水を、洗
   浄すべきビールかすが付着しているサーバ等のビール流
   路内に泡とともに送り込む回路とを具備することを特徴
   とするビールかすの洗浄装置。