JPS63281055A

JPS63281055A - 分析装置

Info

Publication number: JPS63281055A
Application number: JP62115828A
Authority: JP
Inventors: Takumi Hayashi; 巧林
Original assignee: Toshiba Corp
Current assignee: Toshiba Corp
Priority date: 1987-05-14
Filing date: 1987-05-14
Publication date: 1988-11-17

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔発明の目的〕（産業上の利用分野）本発明は、イオン濃度分析などの各種分析装置に係り、
特にその測定部の洗浄に関する。

（従来の技術）各種分析装置のうちイオン濃度分析装置を例にとって、
従来の測定工程を説明する。測定工程開始とともにロー
ラポンプが正転し、低濃度標準液を容器から吸引し、自
動切換弁Ａ、Ｂを経由してセンサフローセル、比較電極
へと流し、ローラポンプを経てドレンに流し込む、この
動作を所定時間継続することにより、センサフローセル
、比較電極が低濃度標準液に置換されるので、ローラポ
ンプを停止し、センサフローセル内の低濃度標準液を所
定時間静止した後に、低濃度標準液による自動校正を行
なう。

次に、自動切換弁Ａを切換えて高濃度標準液の容器につ
なぎ、ローラポンプを正転させて高濃度標準液をセンサ
フローセル、比較電極へと流し。

ローラポンプを経てドレンに流し込む、この動作を所定
時間継続することにより、センサフローセル、比較電極
が高濃度標準液で置換されるので、ローラポンプを停止
し、センサフローセル内の高濃度標準液を所定時間静止
した後、高濃度標準液による自動校正を行なう。以上の
２つの標準液による自動校正により、サンプル液の検量
線の自動補正が行なわれる。

次に、自動切換弁Ｂを切換えてサンプリング配管へつな
ぎ、ローラポンプを正転させてサンプル液をセンサフロ
ーセル、比較電極へと流し、ローラポンプを経てドレン
に流し込む、この動作を所定時間継続することにより、
センサフローセル、比較電極がサンプル液で置換される
ので、ローラポンプを停止し、センサフローセル内のサ
ンプル液を所定時間静止した後、測定を行なう、サンプ
ル液の測定が完了した後、ローラポンプを正転させて低
濃度標準液をセンサフローセル、比較電極へと流し、所
定時間パージを行ない、パージ完了後待機状態に入り、
次の測定開始指令を待つ。

上記の測定工程においてサンプル液測定ごとに標準液に
よる校正を行ない、液が変わるごとにパージおよび置換
のため相当な時間液を流し続けるようにしているのは、
現在のイオン濃度分析用電極が安定性に欠けるためサン
プル液測定ごとに標準液で校正する必要があることと、
汚れに対しても強く影響されるので標準液を十分に流し
、フローセルおよび比較電極の洗浄を行なわなければな
らないためである。

このため、標準液の使用量が多くなり、標準液の調製お
よび頻繁な補充という点に問題があった。

（発明が解決しようとする問題点）上記のように、従来の分析装置においては、サンプル液
の測定ごとに校正、洗浄のために多量の標準液を使用す
る必要があるため、標準液の使用量が嵩み、標準液の調
整および頻繁な補充という点で問題があった。そこで本
発明は、標準液の使用量を削減できる分析装置を提供す
ることを目的とする。

〔発明の構成〕

（問題点を解決するための手段）本発明の分析装置は、センサフローセル、比較電極の如
き測定部に導入された洗浄液を揺動する手段を具備する
ように構成される。

（作　用）本発明の分析装置においては、揺動手段により洗浄液を
揺動することにより、洗浄効率を高めることかで°き、
それにより洗浄液として用いる標準液を流し続ける時間
が大幅に短縮されることから標準液の使用量を削減する
ことが可能となる。

（実施例）以下１図面に示した実施例に基いて本発明の詳細な説明
する０本発明−実施例の分析装置の系統図を第１図に、
同装置における測定工程のタイムチャートを第２図に示
す、第１図はイオン濃度分析装置の例で、被測定液のサ
ンプルライン（１）からのサンプル配管（２）は流量調
節弁（３）を介して自動切換弁Ｂ（４）の非通電時閉の
弁口（ＮＣ）に接続されている。この自動切換弁Ｂ（４
）の共用弁口（Ｃ）に接続された配管に、センサフロー
セル（５）と比較電極（６）がシリーズに接続され、比
較電極（６）の後段の配管はローラポンプ（７）に接続
され、ローラポンプ（））の出口側の配管はドレン（８
）に接続されている。また、低濃度標準液容器（９）お
よび高濃度標準液容器（１０）が設けられ、低濃度標準
液容器（９）からの配管は自動切換弁Ａ（１１）の非通
電時開の弁口（ＮＯ）に接続され、高濃度標準液容器（
１０）からの配管は自動切換弁Ａ（１１）の非通電時閉
の弁口（ＮＣ）に接続されている。そして、自動切換弁
Ａ（１１）の共用弁口（Ｃ）と自動切換弁Ｂ（４）の非
通電時開の弁口（Ｎｏ）とが配管接続されている。

測定部を構成するセンサフローセル（５）と比較電極（
６）の出力リードはそれぞれ変換器（１２）に接続され
ている。

上記のように構成された本発明一実施例の分析装置の作
用を第２図のタイムチャートを参照しながら説明する。

測定開始とともに、ローラポンプ（７）が正転を開始し
、低濃度標準液容器（９）から低濃度標準液が自動切換
弁Ａ（１１）の（ＮＯ）→（Ｃ）→配管→自動切換弁Ｂ
（４）の（ＮＯ）→（Ｃ）の経路を経て吸引される。そ
して、低濃度標準液がセンサフローセル（５）、比較電
極（６）に達するｔ工。時間の間のローラポンプ（７）
を運転する。

次に、ローラポンプ（７）を逆転させ、比較電極（６）
まで達した低濃度標準液をセンサフローセル（５）、自
動切換弁Ｂ（４）、自動切換弁Ａ（１１）へとｔ１□時
間の間逆流させ、センサフローセル（５）およびその中
のセンサの洗浄を行なう。このローラポンプ（７）の逆
転時間ｔ工□は正転時間ｔ、。に比べてかなり短い時間
（例えばｔ４゜＝１０秒、ｔ、、＝２秒）で効果がある
。逆転時間ｔｔｘが経過すると、正転と逆転をそれぞれ
ｔ１□時間行ない、同様の揺動洗浄を行なう。次に、ロ
ーラポンプ（７）をｔ１□時間正転してセンサフローセ
ル（５）、比較電極（６）を低濃度標準液で充満し、ロ
ーラポンプ（７）を停止する。これまでの所要時間の合
計をＴ１時間とする１次に、センサフローセル（５）内
の低濃度標準液をＴお時間静止した後に、低濃度標準液
による自動校正を１３時間行なう。

次に、自動切換弁Ａ（１１）に通電して高濃度標準液容
器（ｌＯ）からの管路を開いてやり、低濃度標準液の場
合と同様のローラポンプ（７）の正逆転動作を行ない、
揺動洗浄を行なった後、センサフローセル（５）、比較
電極（６）を高濃度標準液で充満、静止した後に高濃度
標準液による自動校正を行なう。

この２つの標準液による自動校正により、サンプル液の
検量線の自動補正が行なわれる。

次に、自動切換弁Ｂ（４）に通電してサンプリング配管
（２）の管路を開いてやり、ローラポンプ（７）を正転
させてサンプル液を１４時間の間センサフローセル（５
）、比較電極（６）に流し、Ｔお時間静止した後ち時間
測定を行なう、サンプル液の測定が完了した後、最初に
行なった低濃度標準液を正逆流させての揺動洗浄運転（
合計時間１８時間）を行ない、センサフローセル（５）
、比較電極（６）を低濃度標準液でパージした後待機状
態に入り、次の測定指令を待つ。

本発明一実施例の分析装置においては、ローラポンプ（
７）を逆転させて標準液を逆流して揺動洗浄を行なうこ
とでセンサや配管などの洗浄効果が向上する。また、洗
浄効果が向上することでセンサや管壁などに付着してい
た前のサンプル液および標準液の除去が短時間で終るた
め、液の置換時間が短縮され、標準液の使用量をかなり
削減できる。これにより、標準液調製の負担および装置
への頻繁な補充の問題を解決できる。

また、ローラポンプ（７）は、一方向のみの回転で使用
した場合、チューブのずれが発生し、調整が必要になる
が、正転、逆転を行なうことでチューブのずれも起らず
、安定した運転が可能となる。

次に、本発明の分析装置の他の実施例を第３図に示す。

この実施例の特徴は、自動切換弁Ｂ（４）からセンサフ
ローセル（５）、比較電極（６）に至る管路内の液に超
音波振動を印加する超音波発振器（１３）を配管に取付
けたことである。低濃度標準液、高濃度標準液による校
正に際しての洗浄、液の置換の各工程およびサンプル液
による置換の工程のときに超音波発振器（１３）を作動
させて揺動洗浄を行　・なうようにする、これにより洗
浄効果が向上し。

結果として標準液の使用量をかなり削減することができ
る。

また、ローラポンプ（７）の正逆転と超音波の付勢を同
時に行なうようにしてもよく、洗浄効果が一層向上する
ため標準液の使用量をより一層削減することができる。

なお、上述した２つの実施例はイオン濃度分析装置に適
用した場合を例示したが、それに限らず、分析対象が液
体である各種分析装置に対しても実施可能である。

〔発明の効果〕

以上詳述したように本発明によれば、分析装置において
、ｍ足部に導入された洗浄液を揺動する手段を具備する
ようにしたことにより、洗浄効率を高めることができ、
それにより洗浄液として用いる標準液の使用量を削減で
き、標準液調製の負担および装置への標準液補充の頻度
を削減することが可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明一実施例の分析装置の系統図、第２図は
第１図の装置における測定工程のタイムチャート、第３
図は本発明の他の実施例の分析装置の系統図である。ｌ・・・サンプルライン　　　　　　２・・・サンプル
配管３・・・流量調節弁　　　　　　　　４・・・自動
切換弁Ｂ５・・・センサフローセル　　　　　６・・・
比較電極７・・・ローラポンプ　　　　　　　８・・・
ドレン９・・・低濃度標準液容器　　　　１０・・・高
濃度標準液容器１１・・・自動切換弁Ａ　　　　　　　
　１２・・・変換器１３・・・超音波発振器

Claims

【特許請求の範囲】

（１）被分析液を導入して測定する測定部と、この測定
部に洗浄液を供給して測定部を洗浄し、前記被分析液測
定後の影響を除去する洗浄手段と、前記測定部に導入さ
れた洗浄液を揺動する手段とを具備し、この揺動手段に
より洗浄効率を高めたことを特徴とする分析装置。
（２）揺動手段が洗浄液の正逆流によることを特徴とす
る特許請求の範囲第１項記載の分析装置。
（３）揺動手段が超音波の付勢によることを特徴とする
特許請求の範囲第１項記載の分析装置。
（４）イオン濃度分析用であって、洗浄液がイオン濃度
標準液を兼ねる特許請求の範囲第１項記載の分析装置。
（５）イオン濃度標準液が低濃度標準液と高濃度標準液
でなる特許請求の範囲第４項記載の分析装置。