JPS63279696A - スピ−カ−用振動板 - Google Patents
スピ−カ−用振動板Info
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- JPS63279696A JPS63279696A JP11365787A JP11365787A JPS63279696A JP S63279696 A JPS63279696 A JP S63279696A JP 11365787 A JP11365787 A JP 11365787A JP 11365787 A JP11365787 A JP 11365787A JP S63279696 A JPS63279696 A JP S63279696A
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は二層からなるスピーカー用振動板に関するもの
であり、量産性にすぐれ、しかも種々の物性が良好なス
ピーカー用振動板を提供することを目的とするものであ
る。
であり、量産性にすぐれ、しかも種々の物性が良好なス
ピーカー用振動板を提供することを目的とするものであ
る。
スピーカー用振動板として、従来から紙が主として用い
られている。現在、新しい音を求めて各種のグラスチッ
ク製のスピーカー用振動板が開発されてきた。
られている。現在、新しい音を求めて各種のグラスチッ
ク製のスピーカー用振動板が開発されてきた。
スピーカー用振動板として要求されている物理的特性は
軽景であり、しかも剛性が高く、さらに適度の内部損失
を有することである。紙がスピーカー用振動板として従
来から用いられてきたのは、これらの理由によるもので
ある。これらの物理的特性を有する以外に、できるだけ
安価であり、生産性にすぐれているものが望まれている
。この様な背景から、グラスチック製のスピーカー用振
動板が生まれてきたわけである。
軽景であり、しかも剛性が高く、さらに適度の内部損失
を有することである。紙がスピーカー用振動板として従
来から用いられてきたのは、これらの理由によるもので
ある。これらの物理的特性を有する以外に、できるだけ
安価であり、生産性にすぐれているものが望まれている
。この様な背景から、グラスチック製のスピーカー用振
動板が生まれてきたわけである。
グラスチック製のスピーカー用振動板のなかでも、プロ
ピレン系樹脂に無機充填剤を配合したシートが比較的に
多く用いられてきている。しかし、該シートから真空成
形によってコーンを成形するさい、真空成形性が不充分
なために製品の歩留りが悪いのみならず、真空成形によ
って表面の光沢力が失われ、光沢が乏しい外観になって
しまう。
ピレン系樹脂に無機充填剤を配合したシートが比較的に
多く用いられてきている。しかし、該シートから真空成
形によってコーンを成形するさい、真空成形性が不充分
なために製品の歩留りが悪いのみならず、真空成形によ
って表面の光沢力が失われ、光沢が乏しい外観になって
しまう。
さらに、コーンをスピーカーに組立てるさい、取扱い時
に表面に傷がつきやすく、音の質が満足すべきものでは
ないなどの種々の問題がある。
に表面に傷がつきやすく、音の質が満足すべきものでは
ないなどの種々の問題がある。
以上のことから、本発明はこれらの欠点(問題点)がな
く、すなわち真空成形性が良好であり、成形後の光沢に
富み、外観も良好であり、組立て作業時にも傷がつきに
くいばかりでなく、音質の良いスピーカー用の振動板を
得ることである。
く、すなわち真空成形性が良好であり、成形後の光沢に
富み、外観も良好であり、組立て作業時にも傷がつきに
くいばかりでなく、音質の良いスピーカー用の振動板を
得ることである。
〔問題点を解決するための手段および作用〕本発明にし
たがえば、これらの問題点は、二層からなるスピーカー
用振動板において、一つの層はプロピレン系樹脂層であ
り、他の層はゾロピレン系樹脂、高密度エチレン系樹脂
、エチレンとプロピレン系ゴムおよび無機充填剤からな
る混合物層であり、該混合物層中の無機充填剤の混合割
合は20〜40重量%であり、高密度エチレン系樹脂の
混合割合は5.0〜15重i%であり、エチレンーグロ
ピレン系ゴムノ混合割合は3.0〜10重Efr、%で
あり、かつ残部がプロピレン系樹脂であるスピーカー用
振動センによって解決することができる。以下、本発明
を具体的に説明する。
たがえば、これらの問題点は、二層からなるスピーカー
用振動板において、一つの層はプロピレン系樹脂層であ
り、他の層はゾロピレン系樹脂、高密度エチレン系樹脂
、エチレンとプロピレン系ゴムおよび無機充填剤からな
る混合物層であり、該混合物層中の無機充填剤の混合割
合は20〜40重量%であり、高密度エチレン系樹脂の
混合割合は5.0〜15重i%であり、エチレンーグロ
ピレン系ゴムノ混合割合は3.0〜10重Efr、%で
あり、かつ残部がプロピレン系樹脂であるスピーカー用
振動センによって解決することができる。以下、本発明
を具体的に説明する。
(A) ゾロピレン系樹脂
本発明においてプロピレン系樹脂層に使用されるものは
プロピレン単独重合体である。一方、混合物層を製造す
るために使われるプロピレン系樹脂はプロピレンとエチ
レンおよび/もしくはα−オレフィン(炭素数は、通常
4〜12個、好ましくは4〜8個)とのランダムまたは
ブロック共重シ、15重量%以下が望ましく、とシわけ
10重量%以上が好適である。
プロピレン単独重合体である。一方、混合物層を製造す
るために使われるプロピレン系樹脂はプロピレンとエチ
レンおよび/もしくはα−オレフィン(炭素数は、通常
4〜12個、好ましくは4〜8個)とのランダムまたは
ブロック共重シ、15重量%以下が望ましく、とシわけ
10重量%以上が好適である。
■)高密度エチレン系樹脂
また、本発明の混合物層を製造するために用いられる高
密度エチレン系樹脂はエチレン単独重合体ならびにエチ
レンとプロピレンおよび/または前記α−オレフィンと
の共重合体からえらばれる。
密度エチレン系樹脂はエチレン単独重合体ならびにエチ
レンとプロピレンおよび/または前記α−オレフィンと
の共重合体からえらばれる。
該高密度エチレン系樹脂の密度は、通常0.940、j
9 /lyn’以上であり、0.940〜0.9651
7cm’が好ましく、特に0.945〜0.96011
/cm’が好適である。
9 /lyn’以上であり、0.940〜0.9651
7cm’が好ましく、特に0.945〜0.96011
/cm’が好適である。
密度が0.940117cm’未満のエチレン系樹脂を
用いると、スピーカー振動板に要求される剛性が低い。
用いると、スピーカー振動板に要求される剛性が低い。
該高密度エチレン系樹脂の重量平均分子量は、一般には
10〜30万であり、10〜25万が望ましく、とシわ
け15〜20万が好適である。重量平均分子量が10万
未満の高温度エチレン系樹脂を使用すると、シートを熱
成形するさいに溶融張力が不足するために効果がない。
10〜30万であり、10〜25万が望ましく、とシわ
け15〜20万が好適である。重量平均分子量が10万
未満の高温度エチレン系樹脂を使用すると、シートを熱
成形するさいに溶融張力が不足するために効果がない。
一方、30万を超えた高密度エチレン系樹脂を使うなら
ば、溶融粘度が高過ぎて混合物中での分散性が悪く、外
観に悪影響を与える。
ば、溶融粘度が高過ぎて混合物中での分散性が悪く、外
観に悪影響を与える。
C) エチレンーグロピレン系ゴム
さらに、本発明の混合物層を製造するために使用される
エチレン−プロピレン系ゴムとは、賛エチレンとプロピ
レンとを共重合することによって得られるエチレン−ゾ
ロピレン共重合ゴムならびにエチレンとプロピレンとを
主成分とし、1,4−ペンタジェン、l、5−へキサジ
エンおよヒ3.3−ジメチル−1,5−へキサジエンの
ごとき二個の二重結合が末端に含有する直鎖もしくは分
岐鎖のジオレフィン、1,4−へキサジエンおよび6−
メチル−1,5−ヘプタジエンのごとき二重結合を一つ
だけ末端に含む直鎖もしくは分岐鎖ジオレフィンまたは
ビシクロ[2,2,1]−へ]ブテン−およびその誘導
体のごとき環状ジエン炭化水素のような単量体の少量(
一般には、10重量%以下)を共重合させることによっ
て得られる多元共重合ゴムである。これらの共重合ゴム
および多元共重合ゴムのエチレンモノマ一単位、!ニア
’ロピレンモノマ一単位の重量比が30/70ないし7
0/30のものが好ましい。
エチレン−プロピレン系ゴムとは、賛エチレンとプロピ
レンとを共重合することによって得られるエチレン−ゾ
ロピレン共重合ゴムならびにエチレンとプロピレンとを
主成分とし、1,4−ペンタジェン、l、5−へキサジ
エンおよヒ3.3−ジメチル−1,5−へキサジエンの
ごとき二個の二重結合が末端に含有する直鎖もしくは分
岐鎖のジオレフィン、1,4−へキサジエンおよび6−
メチル−1,5−ヘプタジエンのごとき二重結合を一つ
だけ末端に含む直鎖もしくは分岐鎖ジオレフィンまたは
ビシクロ[2,2,1]−へ]ブテン−およびその誘導
体のごとき環状ジエン炭化水素のような単量体の少量(
一般には、10重量%以下)を共重合させることによっ
て得られる多元共重合ゴムである。これらの共重合ゴム
および多元共重合ゴムのエチレンモノマ一単位、!ニア
’ロピレンモノマ一単位の重量比が30/70ないし7
0/30のものが好ましい。
該エチレン−プロピレン系共重合ゴムのメルトフローイ
ンデックス(JIS K7210にしたがい、条件が1
4で測定、以下r MFRJと言う)は、一般には0.
05〜2.1/10分テアリ、0.05〜1.0171
0分が好ましく、特に0.1〜1.09/10分が好適
である。MFRが0.05g/10分未満のエチレン−
プロピレン系ゴムを使うと、本発明の振動板を製造する
さい、成形性がよくない。一方、20I/10分を超え
たエチレン−プロピレン系ゴムを用いると、溶融張力が
低下し、真空成形性に悪影響を与える。
ンデックス(JIS K7210にしたがい、条件が1
4で測定、以下r MFRJと言う)は、一般には0.
05〜2.1/10分テアリ、0.05〜1.0171
0分が好ましく、特に0.1〜1.09/10分が好適
である。MFRが0.05g/10分未満のエチレン−
プロピレン系ゴムを使うと、本発明の振動板を製造する
さい、成形性がよくない。一方、20I/10分を超え
たエチレン−プロピレン系ゴムを用いると、溶融張力が
低下し、真空成形性に悪影響を与える。
これらのプロピレン系樹脂、高密度エチレン系樹脂およ
びエチレン−プロピレン系ゴムは工業的に広く製造され
、多方面にわたって利用されているものであり、それら
の製造方法および物性については、広く知られているも
のである。
びエチレン−プロピレン系ゴムは工業的に広く製造され
、多方面にわたって利用されているものであり、それら
の製造方法および物性については、広く知られているも
のである。
■)無機充填剤
本発明の混合物層を製造するために使われる無機充填剤
は合成樹脂およびコ9ムの業界において充填剤として広
く用いられているものであり、その代表例は特開昭60
−153202号、同60−153611号、同60−
171805号などに記載されているものである。これ
らの無機充填剤のなかでも、アメ4クト比が大きいもの
(一般には、5以上)が望ましい。さらに、長径が0.
1〜50μmのものが好ましい。代表例な好ましい無機
充填剤としては、マイカ、タルク、グラファイトなどが
あげられる。
は合成樹脂およびコ9ムの業界において充填剤として広
く用いられているものであり、その代表例は特開昭60
−153202号、同60−153611号、同60−
171805号などに記載されているものである。これ
らの無機充填剤のなかでも、アメ4クト比が大きいもの
(一般には、5以上)が望ましい。さらに、長径が0.
1〜50μmのものが好ましい。代表例な好ましい無機
充填剤としては、マイカ、タルク、グラファイトなどが
あげられる。
@)混合割合および混合物の製造
本発明の混合層において、該混合物中の無機充填剤の混
合割合は20〜40重量%であり、25〜35重量%が
好ましい。混合物中の無機充填剤の混合割合が200重
量未満では、ヤング率(E)と密度(ρ)との比(Vp
)が小さくなる。一方、40重量%を超えるならば、ヤ
ング率(E)が頭打ちになって、密度(ρ)のが大きく
なり、しかも損失正接(tanδ)が低下するために好
ましくない。
合割合は20〜40重量%であり、25〜35重量%が
好ましい。混合物中の無機充填剤の混合割合が200重
量未満では、ヤング率(E)と密度(ρ)との比(Vp
)が小さくなる。一方、40重量%を超えるならば、ヤ
ング率(E)が頭打ちになって、密度(ρ)のが大きく
なり、しかも損失正接(tanδ)が低下するために好
ましくない。
さらに、無機充填剤を配合させたプロピレン系樹脂のシ
ートは真空成形によってコーンに成形されるが、量産性
を一つの特徴とする該シートでは、この真空成形性を良
くするために重要なことである。
ートは真空成形によってコーンに成形されるが、量産性
を一つの特徴とする該シートでは、この真空成形性を良
くするために重要なことである。
また、混合物中の前記高密度エチレン系樹脂の混合割合
は、通常5〜20重量%であり、とシわけ5〜15重量
%が望ましい。混合物中の高密度エチレン系樹脂の混合
割合が5重量%未満では、混合(配合)の効果が乏しく
、成形性が余シ改良されない。一方、20重量%を超え
るならば、得られるシートの剛性値が低下し、前記いも
低下するために望ましくない。 ゛ さらに、混合物中のエチレン−プロピレン系=y”ムの
混合割合は、一般には3.0〜10重量%であり、特に
3.0〜8.0重量%が好ましい。混合物中の該ゴムの
混合割合が3.0重量−未満では、−δに対する添加効
果がみられない。一方、10重量%を超えて配合するな
らば、シート(振動板)全体の剛性が著しく損われるの
で好ましくない。
は、通常5〜20重量%であり、とシわけ5〜15重量
%が望ましい。混合物中の高密度エチレン系樹脂の混合
割合が5重量%未満では、混合(配合)の効果が乏しく
、成形性が余シ改良されない。一方、20重量%を超え
るならば、得られるシートの剛性値が低下し、前記いも
低下するために望ましくない。 ゛ さらに、混合物中のエチレン−プロピレン系=y”ムの
混合割合は、一般には3.0〜10重量%であり、特に
3.0〜8.0重量%が好ましい。混合物中の該ゴムの
混合割合が3.0重量−未満では、−δに対する添加効
果がみられない。一方、10重量%を超えて配合するな
らば、シート(振動板)全体の剛性が著しく損われるの
で好ましくない。
この混合物を製造するては、合成樹脂の分野においてこ
れらの混合成分をヘンシェルミキサーのごとき混合機を
使ってトライブレンドしてもよく、またバンバリーミキ
サ−、ニーグーおよび押出機のごとき混合機を用いて溶
融混練を行なってもよい。このさい、あらかじめトライ
ブレンドを行なった後、溶融混練させることによって一
層均一な混合物を製造することができる。
れらの混合成分をヘンシェルミキサーのごとき混合機を
使ってトライブレンドしてもよく、またバンバリーミキ
サ−、ニーグーおよび押出機のごとき混合機を用いて溶
融混練を行なってもよい。このさい、あらかじめトライ
ブレンドを行なった後、溶融混練させることによって一
層均一な混合物を製造することができる。
V)プロピレン系樹脂層および混合物層本発明のスピー
カー用振動板において、プロピレン系樹脂層を製造する
ために用いられるプロピレン系樹脂のMF’Rは、通常
0.2〜20.9/10分であり、1.0〜15.97
10分が好ましく、特に1.0〜10g/10分が好適
である。該プロピレン系樹脂のMF’Rが0.2.9/
10分未満では、成形加工性が悪く、良好なシートが得
られない。一方、20.9/10分を超えたプロピレン
系樹脂を用いるならば、溶融張力が不足して安定したシ
ート成形が不可能である。
カー用振動板において、プロピレン系樹脂層を製造する
ために用いられるプロピレン系樹脂のMF’Rは、通常
0.2〜20.9/10分であり、1.0〜15.97
10分が好ましく、特に1.0〜10g/10分が好適
である。該プロピレン系樹脂のMF’Rが0.2.9/
10分未満では、成形加工性が悪く、良好なシートが得
られない。一方、20.9/10分を超えたプロピレン
系樹脂を用いるならば、溶融張力が不足して安定したシ
ート成形が不可能である。
また、プロピレン系樹脂層の厚さは、一般には20〜1
0011mであり、30〜100μmが望ましく、とり
わけ40〜80μmが好適である。この層の厚さが30
μm未満では、振動板の表皮層が薄くなり過ぎて真空成
形後の外観が悪いのみならず、傷つき易くなる。一方、
100μmを超えると、シート蚕体の剛性が低下して良
好な音がでない。
0011mであり、30〜100μmが望ましく、とり
わけ40〜80μmが好適である。この層の厚さが30
μm未満では、振動板の表皮層が薄くなり過ぎて真空成
形後の外観が悪いのみならず、傷つき易くなる。一方、
100μmを超えると、シート蚕体の剛性が低下して良
好な音がでない。
また、混合物層の厚さは、通常250〜600μmであ
り、300〜600μmが好ましく、特に300〜50
0μmが好適である。
り、300〜600μmが好ましく、特に300〜50
0μmが好適である。
(G) スピーカー用振動板およびその製造方法本発
明のスピーカー用振動板を製造するにあたシ、プロピレ
ン系樹脂層および混合物層を製造するためにプロピレン
系樹脂および混合物には、一般にプロピレン系樹脂に配
合されている光(紫外線)、熱および酸素に対する安定
剤ならびに帯電防止剤、銅害防止剤のごとき添加剤をス
ピーカー用振動板の特性を損われない範囲で添加しても
よい。スピーカー用振動板はプロピレン系樹脂のフィル
ム゛をプロピレン系樹脂混合物のシートを押出成形しな
がら熱時貼合する方法、あるいは両者を同時多層押出成
形機を使って押出成形する方法によって製造することが
できる。
明のスピーカー用振動板を製造するにあたシ、プロピレ
ン系樹脂層および混合物層を製造するためにプロピレン
系樹脂および混合物には、一般にプロピレン系樹脂に配
合されている光(紫外線)、熱および酸素に対する安定
剤ならびに帯電防止剤、銅害防止剤のごとき添加剤をス
ピーカー用振動板の特性を損われない範囲で添加しても
よい。スピーカー用振動板はプロピレン系樹脂のフィル
ム゛をプロピレン系樹脂混合物のシートを押出成形しな
がら熱時貼合する方法、あるいは両者を同時多層押出成
形機を使って押出成形する方法によって製造することが
できる。
このようにして得られる本発明のスピーカー用振動板の
厚さは、全体として一般には250〜700μmであり
、250〜6001kmが望ましく、とりわけ300〜
500μmが好適である。
厚さは、全体として一般には250〜700μmであり
、250〜6001kmが望ましく、とりわけ300〜
500μmが好適である。
このスピーカー用振動板を使ってコーンを製造するには
、プロピレン系樹脂の分野において一般に実施されてい
る真空成形法によって成形すればよい。
、プロピレン系樹脂の分野において一般に実施されてい
る真空成形法によって成形すればよい。
本発明のスピーカー用振動板は、下記のごとき特性を発
揮する。
揮する。
一般に、真空成形を実施するにあたり、シート加熱溶融
されたときの溶融張力が大きい程、成形性がよいという
傾向がある。溶融張力を大きくし、真空成形性をよくす
るためには、分子量が大きいエチレン系樹脂が適してい
る。この目的のためには、低密度エチレン系樹脂を使用
することによって達成することができるが、本発明では
、高密度エチレン系樹脂を使っているために、真空成形
性が良好であるばかりでなく、剛性もすぐれている。
されたときの溶融張力が大きい程、成形性がよいという
傾向がある。溶融張力を大きくし、真空成形性をよくす
るためには、分子量が大きいエチレン系樹脂が適してい
る。この目的のためには、低密度エチレン系樹脂を使用
することによって達成することができるが、本発明では
、高密度エチレン系樹脂を使っているために、真空成形
性が良好であるばかりでなく、剛性もすぐれている。
さらに、エチレン−プロピレン系ゴムを適量配合してい
るためにtanδ(損失正接)もすぐれている。
るためにtanδ(損失正接)もすぐれている。
また、凶も良好である。その上、外観もすぐれており、
しかも表面に傷がつきにくい。
しかも表面に傷がつきにくい。
以下、本発明を実施例によってさらにくわしく説明する
。
。
実施例1
MFRが0.5#/10分であるプロピレン単独重合体
58重量部、重量平均分子量が20万であり、かつ密度
が0.9431/cm3である高密度エチレン系樹脂8
重量部、ゾロピレンの共重合割合が35重量懺であり、
かつyFRが0.3 g/l 0分のエチレン−プロピ
レン系ゴム4重量部および平均粒径が10μmで89、
かつアスペクト比が15であるマ゛ イカ30重量部を
あらかじめヘンシェルミキサーを使って3分間トライブ
レンドを行なった。得られた混合物を単軸押出機(径6
5瓢)を用いてペレタイズした後、単軸押出機(径65
wm )を使用して800wのTダイよシ成形温度が
240℃の条件で押出し、シート成形時の厚さが60μ
mのフィルムを熱融着し、表皮としてプロピレン系樹脂
(プロピレン単独重合体)層を有する厚さが0、4 m
のシートを製造した。ついで、熱板温度が250℃にて
コーンの真空成形を行なったが、適度の溶融張力がある
ために真空成形性は極めて良好であった。また、真空成
形によって得られたスピーカーの表面は良好な光沢を有
し、しかも爪などによっても傷つきにくいことが確認さ
れた。このようにして得られたスピーカー用振動板は4
0μmのプロピレン系樹脂層である表皮を有する二重構
造を有しており、密度は1.111/cm3であった。
58重量部、重量平均分子量が20万であり、かつ密度
が0.9431/cm3である高密度エチレン系樹脂8
重量部、ゾロピレンの共重合割合が35重量懺であり、
かつyFRが0.3 g/l 0分のエチレン−プロピ
レン系ゴム4重量部および平均粒径が10μmで89、
かつアスペクト比が15であるマ゛ イカ30重量部を
あらかじめヘンシェルミキサーを使って3分間トライブ
レンドを行なった。得られた混合物を単軸押出機(径6
5瓢)を用いてペレタイズした後、単軸押出機(径65
wm )を使用して800wのTダイよシ成形温度が
240℃の条件で押出し、シート成形時の厚さが60μ
mのフィルムを熱融着し、表皮としてプロピレン系樹脂
(プロピレン単独重合体)層を有する厚さが0、4 m
のシートを製造した。ついで、熱板温度が250℃にて
コーンの真空成形を行なったが、適度の溶融張力がある
ために真空成形性は極めて良好であった。また、真空成
形によって得られたスピーカーの表面は良好な光沢を有
し、しかも爪などによっても傷つきにくいことが確認さ
れた。このようにして得られたスピーカー用振動板は4
0μmのプロピレン系樹脂層である表皮を有する二重構
造を有しており、密度は1.111/cm3であった。
マタ、−wンr率(E) ij、2.64 x 10”
l”イメtffi2であり、tanδ(損失正接)は
0.04であった。
l”イメtffi2であり、tanδ(損失正接)は
0.04であった。
本発明のスピーカー用振動板は、シートの表皮にプロピ
レン系樹脂層の表皮が存在するため、スピーカーの組立
て作業時に傷がつきに<<、最終製品の歩留りが従来で
は80%程度であったが、はぼ100%であった。また
、混合物層にエチレン−プロピレン系ゴムを含有してい
るために適度の内部損失を有するために剛性が高い材料
でありながら内部損失も大きいという振動板として望ま
しい結果を得ている。さらに、混合物層に高分子量の高
密度エチレン系樹脂を含有していることによシ、真空成
形の条件が広がシ、従来の成形によっては歩留りが70
%程であるが、本発明では90%以上であった。
レン系樹脂層の表皮が存在するため、スピーカーの組立
て作業時に傷がつきに<<、最終製品の歩留りが従来で
は80%程度であったが、はぼ100%であった。また
、混合物層にエチレン−プロピレン系ゴムを含有してい
るために適度の内部損失を有するために剛性が高い材料
でありながら内部損失も大きいという振動板として望ま
しい結果を得ている。さらに、混合物層に高分子量の高
密度エチレン系樹脂を含有していることによシ、真空成
形の条件が広がシ、従来の成形によっては歩留りが70
%程であるが、本発明では90%以上であった。
Claims (1)
- 二層からなるスピーカー用振動板において、一つの層は
ピロピレン系樹脂層であり、他の層はプロピレン系樹脂
、高密度エチレン系樹脂、エチレン−プロピレン系ゴム
および無機充填剤からなる混合物層であり、該混合物層
中の無機充填剤の混合割合は20〜40重量%であり、
高密度エチレン系樹脂の混合割合は5〜15重量%であ
り、エチレン−プロピレン系ゴムの混合割合は3.0〜
10重量%であり、かつ残部がプロピレン系樹脂である
スピーカー用振動板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11365787A JPS63279696A (ja) | 1987-05-12 | 1987-05-12 | スピ−カ−用振動板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11365787A JPS63279696A (ja) | 1987-05-12 | 1987-05-12 | スピ−カ−用振動板 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63279696A true JPS63279696A (ja) | 1988-11-16 |
Family
ID=14617834
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11365787A Pending JPS63279696A (ja) | 1987-05-12 | 1987-05-12 | スピ−カ−用振動板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS63279696A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5430804A (en) * | 1990-11-16 | 1995-07-04 | Laine B.V. | Loudspeaker with a coated voice coil |
-
1987
- 1987-05-12 JP JP11365787A patent/JPS63279696A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5430804A (en) * | 1990-11-16 | 1995-07-04 | Laine B.V. | Loudspeaker with a coated voice coil |
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