JPS63277968A - 異常脂質代謝の標識に対する検定法および診断装置 - Google Patents

異常脂質代謝の標識に対する検定法および診断装置

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JPS63277968A
JPS63277968A JP62245737A JP24573787A JPS63277968A JP S63277968 A JPS63277968 A JP S63277968A JP 62245737 A JP62245737 A JP 62245737A JP 24573787 A JP24573787 A JP 24573787A JP S63277968 A JPS63277968 A JP S63277968A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
技術分野 本発明は異常脂質代謝の標識に関する検定法に関し、詳
しくは液体血液試料中のアポリポタンパク質B−100
とアポリポタンパク質A−1との比を測定する検定法お
よび該方法を実施する診断系に関する。 発明の背景 A、アテローム性動脈硬化およびリポタンパク質アテロ
ーム性動脈硬化は動脈の壁土に蓄積するコレステロール
および他の脂質が大きなプラクを形成し、それが血液の
流れを阻害し、凝塊の形成、動脈の閉塞および閉塞性血
栓症または塞栓症疾患例えば心臓攻撃または発作の原因
を生ずることができる疾患である。米国における全死亡
の50%までがアテローム性動脈硬化およびその二次合
併症により起される。 ヒトアテローム性動脈硬化は動脈の壁中の、コレステロ
ールを含む選ばれた脂質、および細胞の蓄積と規定され
、時間とともに閉塞性障害を生ずる、アテローム性動脈
硬化の病因は多回性であり、臨床、病理遺伝および実験
的証拠の大部分はりボタンバク質代謝の異常がアテロー
ム性動脈硬化の発生の原因であることができることを示
唆する。 これらの脂質はりボタンバク質と称される脂質−タンパ
ク質複合体として血流中に運搬される。 アテローム性動脈硬化、殊にその冠動脈疾患(cAD)
として知られる形態は主要な健康問題である。アテロー
ム性動脈硬化およびその関連脈管疾患は1983年に9
83.000の死を起し、CAD単独が癌のすべての形
態を合せたよりも多い年間死亡数を占める。米国におい
て1.百方以上の心臓発作が毎年起り、50万Å以上が
この疾患の結果死亡する。直接的健康管理コスト中、C
ADコストは米国で毎年6千万ドル以上である。この莫
大な代価は疾患を食事、行動改変(運動)、および特定
治療剤で制御できるようにCADのおそれのある特定集
団を確認する手段に対する配慮に集中した。 コレストロール関連血漿リポタンパク質粒子の4主クラ
スが規定され、腸または肝臓中にその由来を有する。こ
れらの粒子はコレステロールおよびトリグリセリドを含
む中性脂質の運搬体中に含まれる。全クラスの血漿リポ
タンパク質は脂質−タンパク質複合体に関連するアポリ
ポタンパク質を有し、アポリポタンパク質はこれらのり
ボタンバク質の機能に必要な役割を演する。 第1のクラスはキロミクロンである。それらは最大のり
ボタンバク質であり、トリグセリド中に多い。キロミク
ロンの由来の部位は腸である。 アポリポタンパク質はキロミクロン塊の量的に小さい部
位であるが、アポリポタンパク質A−1、A−Ifおよ
びA−IVはキロミクロンと有意に関連し、これらのA
リポタンパク質の腸合成が認められたと報告された。キ
ロミクロンはまたアポリポタンパク質B−48を含有す
る。試験管内でキロミクロンを血漿または高密度リポタ
ンパク質(HD L)に暴露するときにAタンパク質の
キロミクロン補体の多くが失われ、CおよびEアポタン
パク質が得られる。Aアポリポタンパク質(アポA)の
腸生成は脂肪吸収およびキロミクロン形成以外の因子に
より調節することができる。 次のクラスのりボタンバク質は超低密度リポタンパク質
、VLDLである。VLDL粒子は肝臓中で作られ、ト
リグリセリド代謝および肝臓からのこれらの脂質の運搬
体中に含まれる。アポリポタンパク質アポB−100お
よびアポEはVLDL粒子の主成分である。 第3のりボタンバク質は低密度リポタンパク賞(L D
 L)称され、VLDLの異化作用の特定生成物である
。LDL粒子中の主アポリポタンパク質はアポリポタン
パク質B−100、すなわちアポB−100である。 もう古典的なフラミンガム(Framinghaaa 
)の研究(1971)の結果はCADのおそれと血清コ
レステロール濃度との間に明らかな相関を示した。この
研究はまた高密度の低密度リポタンパク質(LDL)コ
レステロールがCADの高いおそれに関連することを示
した。最近、リピド・リサーチ・クリニックス・コロナ
リ・プライマリ−・プレベンシラン・トライアル(Li
pid Re5earchC1inics Coron
ary Primary Prevention Tr
ial )(1984)により行なわれた研究はコレス
テロールおよびLDLコレステロールの血漿濃度を食事
および薬物を組合せた規制により低下できること、およ
びこの血漿コレステロールの低下がCAD致死の発生の
低下を生ずることを示した。 LDLは血漿中の主コレステロール運搬リポタンパク質
である。LDLは脂質コアがそれぞれエステル結合によ
り長鎖脂肪酸に結合しながら約1500分子のコレステ
ロールからなる大きい球状粒子である。このコレステリ
ルエステルのコアはリン脂質、非エステル化コレステロ
ール分子およびアポリポタンパク質B−100の単分子
の層により包まれている。リン脂質は親水性頭が外側に
あるように配列され、LDLを血液または細胞外液体中
に水和懸濁状にあらしめる。 コレステロールは特異化LDL受容体を通してLDL上
の細胞に送付され、細胞のコレステロール代謝を制御で
きるリソソーム中のLDL粒子から遊離される。細胞内
コレステロールの蓄積は3プロセスを修飾する。 第1に、コレステロールの生合成経路中の段階を触媒す
る酵素、HMG−CoA還元素素、の合成を止めること
により細胞自身のコレステロールを作る細胞の能力を低
下する。酵素の抑制はLDLの受容体仲介吸収から誘導
される外部コレステロールに依存する細胞を残す。 第2に、到来LDL誘尋コレステロールはりボタンバク
質アシルトランスフェラーゼと称され多酵素を活性化す
ることにより細胞中のコレステロールの貯蔵を促進する
。その酵素は脂肪酸を過剰のコレステロール分子にエス
テル化し、貯蔵小滴中に析出するコレステリルエステル
を作る。 第3に、最も重要なことに、細胞内のコレステロールの
蓄積が細胞に新LDL受容体の合成を停止させるフィー
ドバック機構を誘導する。細胞はそれによりその外部受
容体の補足を調節し、細胞の変動する要求を満たすのに
十分な、しかしそれを過負荷にするには不十分なコレス
テロールを細胞中に運ぶ。例えば、活動的に分裂し、新
しい膜物質を要求する線維芽細胞は約40.000のL
DL受容体の最大補足毎細胞を維持する。成長中でない
細胞中に到来コレステロールが蓄積し始め、フィードバ
ック系が受容体製造を低下し、受容体の補足を10倍程
度低下させる。 一方、他の循環リポタンパク質、高密度リポタンパク質
(L D L)粒子はアテローム性動脈硬化の低いおそ
れに関連する高コレステロールの状態に関係があること
が示された。アポリポタンパク質A−Iは構造タンパク
質であり、HDL粒子の抗原である。HDLの量はアテ
ローム性動脈硬化の予想発生率と逆相関を与える。 高密度リポタンパク質(HDL)は2つの主要アポリポ
タンパク質、アポリポタンパク質A−1(アポA−I)
およびアポリポタンパク質A−II(アポA−If)を
含む。アポA −■*全霊長類HDLの主要タンパク質
である。HDL粒子はすべてアポA−1を含み、従って
、HDLの免疫量化には通常アポA−Iの定量が含まれ
る。HDL粒子の約80%はまたアポA−nを含むが、
しかしアポA−IIのみを含むHDL粒子は記載されな
かった。 アポA−Iの1つの機能は血漿酵素、レシチン−コレス
テロールアシルトランスフェラーゼ(LCAT)の活性
化である。この酵素は肝臓へ輸送するためのHDL上の
遊離コレステロールのエステル化に必要である。アポA
−Iが存在しないと血液中のコレステロールがエステル
化されず、従ってコレステロールが血液から除去されな
い。 アポA−nにより作用されるHDL代謝中の特定役割は
規定されていない。 多くの研究は高HDL濃度がCADの低い発生率に相関
することを示した。若干の著者はHDLがコレステロー
ルを抹梢部位例えば動脈壁から除去し、従ってHDLに
対する抗じゅ(腫形成性に寄与することを推測した。H
DLコレステローノυの高い濃度は比較的正常な脂質代
謝並びに心血管疾患の低発生iよび(または)低い症状
に相関するが、LDLコレステロールの高い濃度は異常
脂質代謝およびCADの高いおそれに関連する。脂肪過
剰血(血中の過剰脂質)を有する患者およびCADに対
する特定おそれのある患者の適当な管理のためにLDL
およびH’DLコレステロールの濃度をしばしば測定す
ることが望ましい。今日までHDLコレステロールの検
定は厄介で、HDLの血中濃度の測定に正確でなかった
。 B、リポタンパク質の構造および機能 コレステロールが血漿中に遊離で存在しないが、しかし
リポタンパク質により体中の組織部位に輸送されること
を理解することが重要である。コレステロールは直接細
胞合成から、または食事により得ることがでる。しかし
、コレステロールは肝臓によってのみ宿主から除去され
ることができ、そこで胆汁酸に転化され、排出される。 キロミクロンは食事コレステロールおよびトリグリセリ
ドを次のプロセッシングのために肝臓へ運ぶが、LDL
はコレステロールを冠動脈を含む肝外組織に送付する。 従って、リポタンパク質LDL/アポB−100は抹梢
組織に対する「悪性」コレステロールの沈着物中に含ま
れる。逆にリポタンパク質、HDL/アポAは組織から
「良性」コレステロールを除き、コレステロールを排出
のために肝臓へ戻す。 歴史的に多くの系かりボタンバク質の分離および確認の
ために開発された。これらの技術は通常リポタンパク質
粒子の物理化学的性質に基く。最もしばしば使用される
2つの技術は超遠心分離および電気泳動である。 分画密度勾配超遠心分離はりボタンバク質が他の血漿タ
ンパク質より軽いかまたは密度の小さい事実を利用し、
比較的容易であるが、しかしキロミクロン(最も軽いり
ボタンバク質) 、VLDL。 LDLおよびHDLをそれぞれ他から分離するには時間
がかかりかつ厄介である。電気泳動法は高脂肪血症の患
者の分類に有用であった。しかし、これらの方法は普通
の臨床研究所で容易に行なわれない。 血中コレステロールまたはトリグリセリドの単純な定量
は特定リポタンパク質がこれらの脂質を運ぶことに関連
する情報およびそれらの定量を医師に提供しないことも
また知ることができる。 C0血漿リポタンパク質 4つの主要クラスの血漿リポタンパク質;すなわちキロ
ミクロン、VLDL、LDLおよび110し、が規定さ
れ、またこれらの中にサブクラスが明らかに存在する。 すべてのりボタンバク質はその由来を腸または肝臓ある
いはその両方に有し、プソイドミセラ構造を有すると思
われる。中性脂質、殊にコレステロールエステルおよび
トリグリセリドはりボタンバク質のコア中に表面極性成
分、アポリポタンパク質およびリイ脂質、との相互作用
により可溶性で安定な形態に維持される。 非エステル化コレステロールもまたこれらの複合体中に
存在する。その極性は中性脂質(コレステロールエステ
ルおよびトリグリセリド)の極性と一層極性のアポリポ
タンパク質およびリン脂質の極性との間にあり、コアお
よび表面の両方中に認めることができる。 アポリポタンパク質、非エステル化コレステロールおよ
びリン脂質からなる外部表面はコレステロールエステル
およびトリグリセリドの水不溶性コアを包囲し、無極性
脂質を水性環境から保護する。この一般的構造概念は小
角X線散乱研究により、および種々のプローブをリポタ
ンパク質の構造の調査に用いた他の物理的方法により支
持された。従って血漿リポタンパク質の重要な機能は中
性脂質の可溶化および輸送である。 D、アポリポタンパク質 アポリポタンパク質は、分離した無偏りボタンバク質を
有機溶媒、界面活性剤またはカオトロピック試薬による
処理により得られる血漿リポタンパク質の脂質を含まな
いタンパク質成°分である。 リポタンパク質で捕捉されるすべてのタンパク質がすべ
て脂質輸送における役割を有するとは限らない。適切な
例は血清アミロイドAタンパク質、鋭敏な相反応動、が
HDLに結合して血漿中に輸送されるとする最近の認識
である。これらの低分子量タンパク質は炎症状態で30
%までのアポHDLを含むことができるが、しかしそれ
らが特定の脂質輸送役割を有することは疑わしい。 (1)アポリポタンパク質A−1 (a)  タンパク質 アポリポタンパク1jxA−1(アポA−1>は本発明
における関心のタンパク質である。アポA−1が次に論
議される。 アポA−1はすべての霊長類HDLの主要タンパク質成
分であり、すべてのHDL粒子中に存在し、HD L粒
子当り多数、例えば7〜8個、のアポA1分子が存在す
る。キロミクロン、VLDLおよびLDL中に比較的少
量存在しまたHDLの全タンパク質質量の約60〜80
%を構成することが報告された。 アポA−1は243〜255残基の単鎖からなり、シス
チン、システィン、ロイシン、または炭水化物を含まず
、若干のイソ形態で存在する。アポA−1は脂質を含ま
ない状態で約55%のαらせん含量を有し、それはリン
脂質を結合すると約75%に増加する。11個のヘリカ
ル残基の反復サイクルがこのアボリボタンパク質中に確
認された。これらの単位が遺伝子重複により22残基反
復単位を生じた単先駆鎖を表わすことが示唆された。こ
れらの単位が密配列相同性を有し、タンパク−質の脂質
結合領域を表わすと思われる。 アポA−IはLCAT、コレステロールおよびホスファ
チジルコリンのそれぞれのコレステリルエステルおよび
リゾホスファチジルコリンへの転化を触媒する血漿酵素
、の強力な活性化因子である。アポA−1の特定脂質−
結合領域がLCATを活性化し、この活性が脂質結合の
性質に関連したことが報告された。既に記載したように
肝臓および腸がアポA−Iを合成するが、しかし全血漿
含量に対するその相対的寄与およびアポA−Iの生成を
修飾する因子は十分に規定されていない。 典型的には、血漿アポA−1の約90%以上が)l D
 Lに関連し、約1%未満がVLDLおよびLDLに関
連し、約10%またはそれ未満が血漿のりボタンバク質
を含まない百分に関連する。各粒子型中のアポA−Iの
量はデータの報告者で異なり、粒子の分離に用いた方法
の関数であると思われる。 (bl  アポA−1リポタンパク質の臨床的重要性H
DL、アポA−1の主タンパク質成分の測定は臨床的に
重要である。多くの研究の結果アポA−1の濃度がCA
Dを有する被験者中に低下することが示された。この観
察はこの患者群中の血漿アポA−1の保護役割を強調す
る。 若干の研究の結果は、アポAI?)1度を正確に測定す
ることにより異常脂質代謝、アテローム性動脈硬化に対
する、殊にCADに対する個体の予後を予期できること
を示唆する。2416名の子供の最近の調査に対してフ
リートマン(Freedman)ほか、(1986)、
ニュー・イングランド・ジャーナル・オブ・メデイシン
(New Eng、 J、 Med、) 、315 :
 721〜?26が参照される。しかし、アポA−1単
独の量は、単にその測定の正確さおよび精度における困
難のためであるとしても、異常脂質代謝に対する標識と
して利用できなかった。従って、比較的高いアポA−B
74度が正常脂質代謝、および比較的低い濃度で異常脂
質代謝およびCADと相関する傾向があるけれども、正
常なヒトと既知CADを有するヒトとの間の明瞭な境界
線は報告されなかった。 前記のように、アポA−1は臨床的に有用な免疫検定系
例えば放射免疫検定(RI A) 、酵素結合抗体免疫
検定(EL I SA)、電気免疫検定(EIA)、放
射免疫拡散(RI D)において、および免疫比濁法(
INA)により正確かつ精密に定量することが非常に困
難であると認められた0例えば、種々の方法を用いて報
告された値の分散に対するスタインバーブ(SLein
berg )ほか、(1983)、クリニカル・ケミス
トリー(cIin、 Che+++) 、2913 :
415〜426の表1参照。 これらの分析の困難性に対して主張された理由の1つは
アポリポタンパク質A−1分子が血漿および血清中に大
きい生化学的に不均質な粒子の部分として存在し、その
中に若干の抗原部位(エピトープ)が隠蔽され、マスク
されることである。その結果、若干の研究者は通常隠蔽
されたエピトープをアジマスキングし免疫反応に利用で
きるようにそれらの試料に対するアンマスキング処理を
用いた。 スタインバーブ(Steinberg )ほか、(19
83)、クリニカル・ケミストリー(cIin、Che
w)、29:415〜426はまた血液試料例えば血漿
または血清を変性剤例えば尿素、テトラメチル尿素およ
びグアニジン、界面活性剤例えばドデシル硫酸ナトリウ
ムおよびポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノラ
ウラート(ツイーン20)、加熱例えば52℃で3時間
および37℃で2時間、および脱脂質有機溶媒例えばエ
タノールとジエチルエーテル、メタノールとジエチルエ
ーテル、クロロホルムとメタノールなどの混合物で処理
することによるアンマスキングを論議している。他の特
定のアンマスキング処理はマシーコ(Maciejko
)ほか、(1982)、クリニカル・ケミストリー(c
Iin、 Chew)、28:199〜204(界面活
性剤) ;コレン(Koren )ほか、(1985)
、クリ二カ・シミ力・アクタ(cIin、 Chin、
 Acta) 、147 :85〜95(有i溶媒);
およびバーリ(Bury)ほか、(1985)、クリニ
カル・ケミストリ(cIin、 Chew) 、3土[
47〜251(37℃、2時間)により報告された研究
に見出すことができる。 上記研究者などの若干はまた血漿および血清中に存在す
るアポA−Iの明らかな不均質性の回避を助けるため多
クローン性抗体調製物を用いた。マシーコ(Macie
jko)ほか、(19B 2)、クリニカル・ケミスト
リー(cIin、 Che慴)、28.199〜204
;コレン(Koren)ほか、(1985)、クリニカ
・シミ力・アクタ(cIin、 ChiIl、 Act
a) 、147 : 85〜95 ;バリー(Bury
)ほか、(1985)、クリニカル・ケミストリー(c
Iin、 Cheap) 、3工:247〜251、お
よびフェスミール(Fesn+1re)ほか、(198
4)、クリニカル・ケミストリー(cIin、 Che
er) 、30 : 712〜716゜もちろん、臨床
的に有用な定量免疫検定における多クローン性抗体の使
用はそれとともに若干の動物の血清の使用に伴なう抗体
活性の差異および異なるバッチの血清の免疫特異性の差
異の障害を伴なう。 一方、ここに用いる単クローン性パラトープ分子を別に
して、他の研究者はHDL粒子およびアポA−1と実質
的に等しく免疫反応し、並びに試料中のHDL上に存在
する実質的にすべてのアポA−1と免疫反応する単クロ
ーン性抗体を記載しなかった。従って、カーティス(c
urtiss)ほか、(1985)、ジャーナル・オブ
・バイオロジカル・ケミストリー(J。 Biol、 Chew、 ) 、200 : 2982
〜2998はアポA−IおよびHDLとほぼ等しく免疫
反応したが、しかし検定した試料中に存在することが知
られた放射性標識したアポA−1またはHDLの単に約
60%を免疫沈降できたAl−7と称された1つの単ク
ローン性抗体を報告した。 2、アポリポタンパク[B−100 (a)  タンパク質 アポリポタンパク質B−100(アポB−100)と称
された肝臓中で合成されたアポBの種は細胞LDL受容
体により確認され結合される。アポB−100を結合す
ることによりこれらの受容体はLDL粒子を結合し、そ
れを血漿から抽出する。LDLはそれにより細胞中に取
込まれて破壊され、そのコレステロールを生じて各細胞
の要求に役立てられる。従ってアポB−LDL受容体相
互作用が血流からのLDLコレステロールの除去に主要
役割を演じ、LDL粒子はすべてアポB−100を含有
する。 伽) アポB−100リポタンパク質の臨床的重要性ア
ポA−1およびHDLとは対照的に、アポBの高い濃度
は異常脂質代謝およびCADに関連したが、低い量は常
態および疾患の低いおそれに相関する傾向がある。キロ
ミクロン粒子はアポリポタンパク質B−48として示さ
れる主アポBタンパク質を含み、それはまたアポB−1
00遺伝子の生成物であり(ヤング(Young)ほか
、<1986)、ジャーナル・オプ・バイオロジカル・
ケミストリー(J、 Biol、 CheII+、)、
261:l995〜2998)、アポB−100と少く
とも1つの交差反応性エピトープを共有する。VLDL
およびLDL粒子はアポB−100を含有する。2つの
タンパク質中、アポリポタンパク質B−100(アポB
−100)は異常脂質代謝およびCADに対し一層重要
であると思われる。 最近若干の研究者はアポB−100の血漿濃度が血51
LDLコレステロール濃度よりも一層CADのおそれを
示すことができることを示唆した。スナイダーマン(S
niderman)ほか、(1980)、プロシーデン
グズ・オブ・ザ・ナショナル・サイエンス(Proc、
 Natl、八cad。 Sci、)USA、7エ:604〜608゜HDLおよ
びアポA−Iに対する場合のように、アポB−100ま
たはLDL単独の濃度から異常脂質代謝を有するかまた
はCADのおそれの高いヒトを確認できる明らかな境界
線が決定されなかった。 特定の抗体含有抗血清を用いる血漿アポタンパク質Bに
対する多くの型の免疫検定法が競合的液相および固相R
IA、ELISASRIDなどを含めて報告された。こ
れらのアポB免疫検定の広汎な適用を制限する問題は再
現性並びに用いる抗血清の品質および特異性であった。 種々の型のアポB検定法それぞれの方・法論的問題の総
説はカーレイ (currey)ほか、(197B)、
クリニカル・ケミストリー(cIin、 CheII+
)、24:280〜286およびロセニュー(Ross
eneu)ほか、(1983)、クリニカル・ケミスト
リー(cIin、 Cheap) 、28 : 427
〜433に見出される。 若干の研究者は抗原構造およびリポタンパク質代謝中の
役割の研究に用いるヒトアポBに対する単クローン性抗
体のパネルの開発を報告した。さらに、液相RIAにお
ける血漿アポB濃度の測定に対する抗アポB単りローン
性抗体の使用が報告された。バトン(Patton)ほ
か、(1983)、クリニカル・ケミストリー(cIi
n、 Chem) 、29 : 1898〜1903 
;メイナルド(Maynard)ほか、(1984)、
クリニカル・ケミストリー(c1in、 CheIll
)、30:1620〜1624およびヤング(Youn
g )ほか、(1986)、クリニカル・ケミストリー
(cIin、 CheIl、) 、32 : 1484
〜1490゜さらに1グループは血漿アポBに対する放
射免疫拡散検定における抗アポB単りローン性抗体の混
合物の使用を報告した。マルコンビナ(Marconv
ina)ほか、(1985)、クリニカ・シミ力・アク
タ(c1in、 ChiIl、 Acta)、147:
117〜125゜しかしこれらの検定法は長時間のイン
キュベーション、反復遠心分離および(または)放射性
物質の使用の必要に悩まされる。 (3)アポA−IおよびB−100に対する試薬として
の単クローン性パラトープ分子 ヒト血液試料中のアポA−1またはB−100の存在を
検定する試薬として単クローン性抗体またはそれらの抗
体結合部位、すなわちパラトープ分子、の使用は、一度
得られるとそのような試薬が不変の品質で比較的多量に
生成でき、従って単クローン性抗体に関連する不一致の
問題が回避されるので魅力的である。しかし、特定の単
クローン性パラトープ分子をそのような検定系における
成分として使用することを妨げる多くの因子が存在する
。 典型的な単クローン性パラトープ分子として単クローン
性抗体を用いると単クローン性抗体がその標的抗原の抗
原不均質性のために有用であるには免疫特異性でありす
ぎることができることが教示されている0例えば、普通
の多クローン性抗体含有抗血清の特異性はアポA−1検
定において有用であると認められたように抗原タンパク
質の大部分またはすべてを網羅する抗原決定基に結合す
る何十万もの種々の抗体の共働に存在する。その結果、
遺伝子の多形性、グリコジル化の不均一性あるいは他の
変性または他の反応に基(抗原の構造の小変化が通常多
クローン性抗体の結合に対して有する影響が小さい。同
様に、多クローン性抗血清からの抗体の一層大きいかま
たは小さい亜集団は通常修飾または変性された抗原を結
合する。 対照的に、単クローン性抗体は通常抗原分子上の1抗原
決定基(エピトープ)に結合する。 何かの理由でその決定基が改変されると抗体は結合を続
けることができるかまたは続けることができない。これ
が問題であるかまたは利点であるかは個々の環境による
。この場合のように単クローン性抗体をアポリポタンパ
ク質に対する診断検定に用いるとすれば、そのタンパク
質における小さい抗原変異が大きい誤差を生ずる。 従って、例えばツアオ(Tsao)ほか、(1982)
、ジャーナル・オブ・バイオロジカル・ケミストリー(
J、 Biol、 Chess、) 、257 : 1
5222〜15228およびマオ(Mao)ほか、(1
983)、29:1890〜1897はアポB分子に特
異性の若干の単クローン性抗体が全LDL粒子上に発現
されないエピトープに結合することを報告した。そのよ
うな抗体は明らかに血漿または血清中の全アポB−10
0の定量に有用ではない。 アポタンパク′MA−1の抗原不均質性は前に論議した
。アポB−100の不均質性もまた十分に文献に記載さ
れた0例えばアポB上のエピトープの発現は(i)関連
脂質の組成、(ii)免疫反応の温度、(iii )そ
の自然環境からのLDLの分離程度、および(iv )
個体間の遺伝子発現、により修飾されることが認められ
ている。 第2に、それらの特有の特異性のために、単クローン性
抗体(Mab)の満足すべき使用はしばしば標的抗原に
対するその親和性に依存する。 例えば、Mab自体が液相にある間はMabが液相およ
び固相の抗原の結合に有用な十分な親和性を有するけれ
ども、その同じ抗体が溶液からの抗原に対する結合およ
び保持に有用な固相結合抗体として有用であることがで
きない。 上記問題は単クローン性抗体の使用に一般的である。従
って当業者はそれらを使用する検定系において単クロー
ン性抗体を試験し、確認することが必須であることを認
めた。ボッディング(GodingSJames IA
、 r単りローン性抗体:原理および診療(Monoc
lonal Antibodies  :“Pr1nc
iples and Practice ″)」、アカ
デミツク畢プレス(Academic Press、 
New York)、(1983)、40〜46頁。 発明の概要 本発明は異常脂質代謝の標識に対して検定する改良法お
よびその方法を実施するための、典型的にはキット形態
における診断系を指向する。そのような検定において、
ヒト血液試料の単位容積中のアポリポタンパク’IB−
100およびアポリポタンパク質A−1の量が測定され
、アポリポタンパク質B−100とアポリポタンパク質
A−1との比が無単位数として測定される。 本発明はアポリポタンパク[B−100含有ヒト液体血
液試料の第1アリコートを、アポリポタンパク質B−1
00と免疫反応する、かつ^TCC受託番号HB874
2またはHB8746を有するハイブリドーマの1つに
より分泌される固相に結合した第1単クローン性パラト
ープ分子を有する固体マトリックスから実質的になる固
体支持体と混合して固−液相混合物を形成することによ
り第1液体試料アリコートをアポリポタンパク質B−1
00の量について検定することを含む。固体支持体の表
面は非特異的タンパク質結合部位をブロックされている
。その混合物は生物学的検定条件下に、第1パラトープ
分子が試料アリコート中に存在するアポリポタンパク質
B−100と免疫反応し、試料アリコート中に存在する
実質的にすべてのアポリポタンパク質B−100を含む
固相結合免疫反応物を形成するのに十分な予定時間保持
する。 前記第1液体試料了りコート中のアポリポタンパク質B
−100はまたアポリポタンパク質B−100と免疫反
応する、かつATCC受託番号HB8742またはHB
8746を有するハイブリドーマの1つにより分泌され
るがしかし前の混合段階に使用されない、すなわち固相
結合パラトープ分子として使用されない前記2つの他の
ハイブリドーマにより分泌された単クローン性パラトー
プ分子であり、酵素指示手段に作用可能に結合された液
相第2単クローン性抗体と混合して第2混合物を形成す
る。その第2混合物は生物学的検定条件下に、第2パラ
トープ分子が試料アリコート中に存在する実質的にすべ
てのアポリポタンパク質B−100と免疫反応物を形成
するのに十分な予定時間保持する0両パラトープ分子の
混合および免疫反応物の形成後に生ずる固相と液相を分
離し、分離した固相中に存在する指示手段結合アポリポ
タンパク質B−100含有免疫反応物の量およびそれに
より試料の単位容積中のアポリポタンパク質B−100
の量を測定する。 好ましい態様において前記2つの混合段階が実施的に同
時に行なわれ、2つの保持段階が一緒に行なわれる。従
って第1パラトープ分子および第2酵素績合パラトープ
分子が実質的に同時に試料と混合され、生ずる固−液相
混合物は、両バラトープ分子が試料中に存在する実質的
にすべてのアポリポタンパク質Bと免疫反応するのに十
分な時間保持される。 アポリポタンパク質A−1を含み、アンマスキング処理
のないヒト液体血液試料の第2アリコートを第2の検定
に用いる。これに関し、第2液体試料アリコートを、ア
ポリポタンパク質A−1と免疫反応する、かつATCC
受託番号HB9200またはHB9201を有するハイ
ブリドーマの1つにより分泌される固相に結合した第3
単クローン性パラトープ分子ををする固体マトリックス
から実質的になる固体支持体と混合して第3固−液相混
合物を形成する。固体支持体の表面はまた非特異的タン
パク質結合部位をブロックされている。 第3固−液相混合物は生物学的検定条件下に、第3パラ
トープ分子が試料アリコート中に存在する実質的にすべ
てのアポリポタンパク質A−1と免疫反応し、試料アリ
コート中に存在する実質的にすべてのアポリポタンパク
質A−1を含む固相結合免疫反応物を形成子るのに十分
な予定時間保持する。 アポリポタンパク質A−1を含む同−第2液体試料アリ
コートを、アポリポタンパク質A−1と免疫反応する、
かつATCC受託番号HB9200ま  、たはHB9
201を有するハイブリドーマの1つにより分泌され、
先の混合段階で使用されない、すなわち固体の一部とし
て使用されたちの以外のパラトープ分子であり、酵素指
示手段に使用可能に結合した液相第4単クローン性パラ
トープ分子と混合して第4混合物を形成する。第4混合
物は生物学的検定条件下に、第4指示手段結合バラトー
プ分子が試料アリコート中に存在する実質的にすべての
アポリポタンパク質A−1と免疫反応物を形成するのに
十分な予定時間保持する。前記パラトープ分子の両方の
混合および免疫反応物の形成後生ずる固相と液相を分離
し、分離した固相中に存在する指示手段結合アポリポタ
ンパク質A−■含有免疫反応物の量およびそれにより試
料の単位容積中のアポリポタンパク質A−1の量を測定
する。 また上記2つの混合段階を実質的に同時に行なうことお
よび上記2つの保持段階を一緒に行なうことが好ましい
、従って再び、固相結合パラトープ分子、酵素結合パラ
トープ分子および試料アリコートが実質的に同時に混合
され、固相と液相を分離するまで保持される。 殊に好ましい態様において、アポリポタンパク[B−1
00およびアポリポタンパク質A−1に対する前記検定
が好ましい態様で行なわれ、各検定において固相結合重
クローン性パラトープ分子、液相酵素指示手段結合重ク
ローン性パラトープ分子および試料アリコートは実質的
に同時に混合され、次いで各混合物中の両パラトープ分
子が各混合物中に存在する実質上すべてのそれぞれのア
ポタンパク質B−100およびA−Iと免疫反応するの
に十分な時間保持される。 前記検定のいずれにおいても、初めに挙げた固相結合重
クローン性バラトープ分子がATCC受託番号HB87
46を有するハイブリドーマにより分泌されるものであ
ること、および第3の固相結合パラトープ分子がATC
C受託番号HB9200を有するハイブリドーマにより
分泌されるものであることが好ましい。 本発明の他の観点は、典型的にはキット形態における診
断系を構成する。そのような系は各アポB−100とア
ポA−1との比の1測定を行なうのに十分な量存在する
前記単クローン性パラトープ分子の1つを有する少くと
も別のパンケージまたは容器を含む。アポB−100と
免疫反応するパラトープ分子の対の1つおよびアポA−
1と免疫反応するパラトープ分子の対の1つは酵素指示
手段に作用可能に結合される。 より好ましくは、それぞれの指示手段に結合されないそ
れぞれの単クローン性パラトープ分子は各別個に固相マ
トリックスに結合させて個々の固相支持体を形成させる
。それらの支持体のそれぞれの表面は非特異的タンパク
質結合部位をブロックされる。それらの固体支持体の固
体マトリックスはそれぞれのパラトープ分子のための容
器またはパフケージを構成する。 パラトープ分子がそれを診断系に含むバ・ンケージを有
するとして番号、すなわち第1、第2、第3および第4
、を与えられたけれども、それらの番号は単に確認のた
めに用いられ、それらのパラトープ分子を試料アリコー
トに混合するかまたはパッケージ内容物を用いる順序を
示していないことを理解すべきである。同様に前記混合
物を混合するパラトープ分子に[(11する番号を与え
たが、しかしそれらの混合物を記載した順序で形成する
′必要がないことを理解すべきである。従って、例えば
第3および第4の単クローン性パラトープ分子との前記
第2アリコートの混合物は第1および第2バラトープ分
子との前記第1アリコートの混合前の時間に生ずること
ができる。同様に、既に記載したように、第1および第
2バラトープ分子を実質的に同時に混合することができ
る。 本発明は若干の利益および利点を有する。後記検定法の
使用により冠動脈疾患(cAD)と相関する異常脂質代
謝に対する標識を得ることができそれが正確かつ信頼性
である事実である。 本発明の他の利益および利点はその検定が所望の正確さ
および精度で比較的短時間に、例えば望むならば約1時
間の時間内に行なうことができることである。 なお他の本発明の利益および利点はその方法がアポB−
100、アポA−1および比標識に対する非常に正確か
つ精密な測定を与えるけれども、それらの測定が放射性
元素の使用およびそのような元素の使用が通常与える傷
害を伴なわないで達成されることである。 なお他の本発明の利益および利点は以下の本発明の詳細
な説明から当業者に明らかであろう。
【図面の簡単な説明】
開示の一部を形成する図面において、 第1図は液相放射免疫検定(RIA)における単クロー
ン性抗体MB47のモル濃度〔横軸:AbfQ度(MB
47))の増加により結合されたItJ標ll1LDL
粒子(縦軸)の百分率を示すグラフである。 LDLは10被験者のプールした血漿(−・・−・−)
から、または1正常脂肪血被験者(−)から調製した。 血漿は約12時間の絶食時間後被験者の血漿流出により
得た。 第2図には2つのグラフが含まれる。グラフAは既知一
定量の西洋ワサビペルオキシダーゼ標識MB47 (H
RPO−MB47)分子の、増加量のM824分子の存
在下に固相付着試薬アポB−100と免疫反応する能力
を示す。縦軸は相対光学濃度単位であり、横軸は競合物
として加えた非標識抗体タンパク質のミクロダラム毎ミ
リリットル(μg/mjりの単位である。 一定量(20μg)のHRPO結合M847分子を非標
識MB47(・)または非標識MB24(ム)分子の増
加量および固相結合試薬アポB−100(LDL)と実
質的に同時に混合した。混合物を3時間25℃で保持し
、それによりMB24およびMB47パラトープ分子を
試薬アポB−100と免疫的に反応させて固相結合免疫
反応物を形成した。次いで固相結合標識MB47の量を
物質および方法のセフシロンの競合的ELISAに記載
したように検定した。 グラフAは免疫反応混合物中の非標識MB47バラトー
プ分子の増加量の存在が相応して固相免疫反応物として
結合した標P#1MB47分子の量を低下することを示
す、従って非標識MB47がLDLに対して標識MB4
7と競合する。 グラフAはまた非標識M824分子の増加量が固相免疫
反応物として結合した標11iMB47の量を実質的に
低下しないことを示す、従って非標識MB24はLDL
に結合する標識MB47分子と競合しない。 グラフBはHRPO標1MB24分子および非標識MB
47分子を用いて得た同様の結果を示す。 従ってMB47およびMB24パラト一プ分子はアポB
−100の表面上で十分離れ、他の結合と立体的に競合
してそれを阻害することなく両分子を単個アポB−10
0分子に対して結合させる異なるエピトープに結合する
。 第3図にはAおよびBの2つのグラフが含まれる。グラ
フAは既知一定量(0,375μg / m l )の
西洋ワサビペルオキシダーゼ標識Al−1O分子の非標
識Al−10(ム)およびAl−11(■)分子の増加
量の存在下に固相付着試薬アポA−1と免疫反応する能
力を示す。縦軸は光学濃度単位であり、横軸は添加非標
識競合車クローン性抗体のミクログラム(μg)単位で
ある。この研究は第2図に論じたものに類似し、その詳
細は物質および方法のセクション中に与えられる。 7
グラフAは免疫反応混合物中の非標識Al−10分子の
増加量が相応して固相免疫反応として結合した標QAI
−10の量を低下することを示す。 従って、非標識Al−10がアポA−1に対して標識A
l−10と競合する。 グラフAはまた非標@Al−11分子の増加量が固相免
疫反応物として結合した標i@At−10分子の量を有
意に低下しないことを示す。従って非標識Al−10分
子がアポリポタンパク質A−■に結合する標識Al−1
0分子と競合しない。 グラフBは類似の結果が一定ff1(0,375μg/
mJ)のHRPO標識Al−10分子並びに非標識Al
−11分子(■)およびAl−10分子(ム)で、抗原
としてHDLを用いて得られることを示す。従ってAl
−10およびAl−11分子は、アポA−Iの表面また
はHDL上のアポA−I上で十分に離れ、両車クローン
性抗体分子の単個アポA−1分子に対し他の結合と立体
的に競合してそれを阻害することなく結合させる異なる
エピトープに結合する。 発明の詳細な説明 ■ 一般的論議 A 定義 「抗体」という語は抗原と特異的に結合できる免疫グロ
ブリンと称されるグリコジル化タンパク質の群の一員で
ある。そのような抗体はその抗原と、抗原の抗原決定基
と抗体の抗体結合部位との間の特異的免疫結合相互作用
により結合する。 「抗体結合部位」は抗原を特異的に結合する重および軽
鎖可変および超可庇部からなる抗体分子の構造部分であ
る。ジャーネ(Jerne )(1974)、アナール
ス・ド・イムノロジー(Ann、 Immunol。 (Inst、 Pa5teur)) 、125C: 3
73〜389の命名を用い、抗体結合部位は通常ここに
「パラトープ」として示される。 抗体の抗体結合部位含有(バラトープ分子含有)ポリペ
プチド部分はパラトープを含み、抗原に結合する抗体分
子の部分であり、例えば抗体のFab、Fab’、F(
ab’)tおよびF (v)が含まれる。 抗体のFabおよびF(ab’)2部分はよく知られた
方法による実質的に無傷の抗体上のそれぞれパパインお
よびペプシンのタンパク質分解反応により調製される。 例えばチオフィロポラスはか(Theofilopol
ous and Dixon )に対する米国特許第4
.342.566号参照。Fab’抗体部分もまたよく
知られ、例えばメルカプトエタノールによる二重鎖部分
を結合するジスルフィド結合の還元、次いで生じたタン
パク質メルカプタンの試薬例えばヨードアセトアミドに
よるアルキル化によりF(ab’)z部分から生成され
る。無傷抗体が好ましく、本発明の単クローン性リガン
ド分子の例として使用される。 「抗原」という語は歴史的に抗体により結合されるエン
テイテイーを称するため、また抗体の生成を誘導するエ
ンテイテイーを称するために使用された。より最近の用
法は抗原の意味を抗体により結合されるエンテイテイー
に限定し、「免疫原」という語が抗体生成を誘導するエ
ンテイテイーに対して使用される。ここに論議するエン
テイテイーが免疫原および抗原の両方である場合に、そ
れは一般に抗原と称される。 「抗原決定基」という語は抗体結合部位により免疫的に
結合される抗原の実際の構造部分を示す。 ジャーネ(Jerne )の命名は抗原決定基を「エピ
トープ」として再規定する。 「生物学的活性」という語は少くとも抗原または特異抗
体結合部位を特異的に結合するタンパク質分子の能力を
示すが、他の一般的またはエフェクター能力もまたその
分子中に存在することができる。 抗体結合部位を含むパラトープ分子の生物学的活性は水
性媒質中で混合するとパラトープ(抗体結合部位)とそ
のエピトープ(抗原決定基)との少くとも生理的pH値
およびイオン強度において免疫反応物を形成する免疫反
応により証明される。 好ましくは、生物学的活性は生物学的検定条件すなわち
本発明に有用な単クローン性パラトープ分子を約5〜約
9のpH値範囲内で例えば蒸留水ないし約1モルの塩化
ナトリウムのイオン強度で、約4〜約45℃の温度でエ
ピトープ(抗原決定基)に結合させる条件下に生ずる。 ここに有用な単りローン性パラL−プ分子はすべて生物
学的に活性である。 rEL I SAJは固相に結合した抗原または抗体お
よび酵素−抗体または酵素−抗原結合体を用いて試料中
に存在する抗原または抗体の量を検出し、定量する酵素
結合抗体免疫検定を示す。ELISA技術の記載は19
82年にランデ・メディカル・バプリケーション(La
nge Medical Publication。 Los Altos 、 CA )により発行されたサ
イテス(D、 P、 5ites )ほかによる「基礎
およびしn原色疫学(Ba5ic and C11ni
cal Ivwunology)’ J 、4版、22
章、並びに米国特許第3.654,090号、第3.8
50.752号、および第4,016,043号中に見
出され、それらがここに参照される。 「酵素」はしばしば特異的である基質中で若干の変化を
接触作用により促進または生成できるタンパク質を示す
。 用いた「免疫反応物」いう語は免疫反応の生成物、すな
わち抗原が抗体またはパラトープを含む分子により免疫
的に結合されるときに生ずるエンテイテイーを示す。従
って免疫反応物は分子間に形成される特定の型の複合体
である。 「指示手段」、「酵素指示手段」または「標識」という
語は種々の文法形態で同義に使用され、存在を示す検出
可能なシグナルの生成中に直接食まれる酵素を示す。酵
素標識に結合するとパラトープ分子はまたしばしば酵素
結合パラトープ分子として示される。 「全抗体」という語は細胞により分泌された完全な無傷
分子を、エピトープとの免疫反応における生物学的活性
に必要なパラトープを含む他の小分子と区別するために
用いる。 本発明に有用なパラトープ分子は単クローン性バラトー
プ分子である。「単クローン性抗体」(Mab)はただ
1種の抗体分子を分泌するハイブリドーマのクローンに
より生成される抗体であり、単クローン性パラトープ分
子は後記のように単クローン性抗体またはそのパラトー
プ含有ポリペプチド部分である。ハイブリドーマ細胞は
抗体生成細胞および骨髄腫または他の自己永続性細胞系
から融合される。そのような抗体は初めにコーラ−ほか
(Kohler and Milstein )、ネー
チャー(Nature )、256.495〜497 
(1975)により記載され、その記載がここに参照さ
れる。 「単クローン性パラトープ分子」および単に「パラトー
プ分子」という語はここに同義に、集合的に使用され、
単クローン性抗体の結合部位を含む分子の属を示し、全
単クローン性抗体、実質的に完全な単クローン性抗体お
よび単クローン性抗体の抗体結合部位含有部分が含まれ
る。MB47、MB24、Al−10およびAl−11
と称される全単クローン性抗体は、パラトープを含む全
抗体の部分であるので本発明のパラトープ分子である。 「単クローン性バラトープ分子」または「パラトープ分
子」という語は、上記単クローン性抗体のパラトープ分
子を含む一般生物学的活性分子を意味するときにのみ使
用される。「パラトープ分子」という語とともに、また
その語のないMB47、MB24、Al−10およびA
l−11という語は、ハイブリドーマATCCHB87
42、HB8746、I(B12O3またはHB920
1により生成された特異全抗体を意味する場合に使用さ
れる。 「分泌」および「生成」という語はしばしば抗体分子が
得られる細胞に関して同義に使用される。 しかし抗体を生成する細胞はそれらの分子をそれらの環
境中へ分泌しないことができる。ここに関心のハイブリ
ドーマ細胞は単クローン性抗体をそれらの環境中へ分泌
する。しかし、そのような細胞はしばしば「抗体生成」
細胞、とじて示され、それらの抗体はしばしば技術的に
用いられる語に合せて「生成」されるとして示される。 上記抗体のパラトープ含有ポリペプチド部分は同様に「
生成」または「分泌」されるとして示されるが、しかし
そのような分子がそれ自体「生成」または「分泌」され
る抗体から調製されることを理解すべきである。 「上澄み」および「上澄み液」という語はここに同義に
使用され、細胞を培養する試験管内液体培地を示す。関
心のハイブリドーマの培養により生成された単クローン
性抗体はそれらの培地環境中へ分泌される。従ってそれ
らの細胞に対する培地上澄みは単クローン性パラトープ
分子の好ましい源の1つであり、よく知られた方法によ
りハイブリドーマ細胞から分離して容易に得られる。典
型的なそのような技術は液体培地からm胞を沈降させる
低速遠心分離である。単クローン性パラトープ分子はま
たハイブリドーマ組織を導入した実験動物の腹水腫瘍液
(腹水)から得ることができる。両方法が後記される。 免疫反応混合物を形成するための3つまたはそれ以上の
抗原およびパラトープ分子成分の混合に関連して使用し
た「実質的に同時」という語は、相互の約15分以内、
好ましくは成分の任意の2つの混合の約5分以内にすべ
ての成分が単一混合物中に存在し混合されることを意味
する。 免疫反応物を形成するパラトープ分子とそのLDLとし
てのアポリポタンパク’JfB−100またはHDLと
してのアポリポタンパク質A−1の抗原との免疫反応に
関連して用いた「実質的にすべて」という語はパラトー
プ分子が過剰に存在するときにパラドープ分子が溶液中
に存在する抗原の少くとも約90%と免疫反応して免疫
反応物を形成することを意味する。好ましい実施におい
て、パラトープ分子がまた過剰に存在するときにパラト
ープ分子が存在する抗原分子の95%以上と免疫反応物
を形成する。 B、ハイブリドーマおよび単クローン性パラトープ分子 本発明は4ハイブリドーマにより分泌される2対の2パ
ラト一プ分子を用いる。1対のパラトープ分子はアポリ
ポタンパク質B−100と免疫反応する。他の対はアポ
リポタンパク質A−Iと免疫反応する。 アポB−100と免疫反応するパラトープ分子を分泌す
るハイブリドーマは研究室呼称)t L 130c2、
3 C5およびV 82 A 6.1 G 4をもち、
それらのハイブリドーマにより分泌された全車クローン
性パラトープ分子は通常ここにそれぞれMB47および
MB24として示される。それらのハイブリドーマによ
り分泌されたパラトープ分子のそれぞれが約90%以上
の”’I−LDLと、およびアポB−100上の異なる
別の保存抗原決定基と免疫反応する。第2図のグラフA
およびBの試験により知見されるように、MB47およ
びMB24パラト一プ分子はともにアポB−100に結
合し、それぞれ他の免疫反応を実質的に阻害しないよう
に結合する。ヤング(Young)ほか、(1986)
、クリニカル・ケミストリー(cIin、 Chew、
) 、3218:1484〜1490に指摘されたよう
に、MB47はアポB−100とのみ反応し、MB24
はアポB−100並びにアポB−48とまた後記のよう
にアポB−26、アポB−100のフラグメント、と交
差反応する。 第2の対のハイブリドーマは研究室呼称H91H4,2
H8およびHIQ3D8.ID11をもち、それぞれA
l−10およびAl−11と称されるパラトープ分子を
分泌する。これらのパラトープ分子Al−10およびA
l−11はそれぞれA−1上の保存抗原決定基と免疫反
応し、また固相ELISAにおいて約90%以上の”’
I−HDL粒子と免疫反応する。第3図のグラフAおよ
びBの試験から知見されるように、両パラトープ分子A
l−10およびAl−11はアポA−1およびHDLと
結合するが、しかし相互の結合を実質的に妨害しない。 前記4ハイブリドーマはそれぞれアメリカン・タイプ・
カルチャー・コレクション〔^mericanType
 Cu1ture Co11ection (ATCC
)、 Rockville。 MO)に特許手続上の微生物の寄託の国際的承認に関す
るブタペスト条約に従って寄託された。 VB2A6.1G4     M24      HB
8742  3/6/85HL130C2,3C5MB
47     HBB746  3/6/851191
114.2118     ^1−10     HB
9200  9/16/86H103DB、ID11 
   At−1111892019/16/86上記寄
託は、寄託の持続期間が寄託の日から30年または寄託
に対する最新の請求後5年あるいはこの出願から生ずる
米国特許の主張期間のいずれか長い期間であるブタペス
ト条約の要件に従って行なわれた。ハイブリドーマは寄
託当局において生存していなくなれば再寄託され、この
出願の特許が発行されるとATCCにより公衆に利用可
能になされる。 先にカーティス(curtiss)ほか、(1982)
、ジャーナル・オブ・バイオロジカル・ケミストリー(
J、 Biol、 Cheap、)、257:1521
3〜15221はハイブリドーマHB8742により生
成されたMB24と称されるものを含めて11のアポB
特異性バラトープ分子の生成および確認を報告した。ハ
イブリドーマHB 8742はヒトVLDLで免疫処置
したマウスの牌細胞と骨髄腫細胞との融合により得られ
た。 MB24はVLDLおよびLDL中に存在する変性アポ
B−100並びにLDLの変性アポリポタンパク質B−
26およびその論文中の未確認高分子ILDLタンパク
質と免疫反応することが示された。より最近の研究はそ
れがアポB−48を結合することを示した。MB24は
ツアオ(Tsao)ほか、(1982)、ジャーナル・
オブ・バイオロジカル・ケミストリー(J、 Biol
、 Chem、)、’257 二15222〜1522
B中に液相RIAで存在した自然LDL抗原100%と
免疫反応することが示された。 HB 8742の腹腔内成長から生成したMB24含有
腹水のIgG画分は等電点電気泳動(IEF)により確
認した。カーテイス(curtiss)ほか、(198
2)、ジャーナル・オブ・バイオロジカル・ケミストリ
ー(J、 Biol、 Chew、)、257:152
13〜15221に記載されたように、融合はI g 
G + k免疫グロブリン(骨髄腫タンパク質)を分泌
するP3X63Ag8骨fJi II細胞を用いて行な
った。従って、IEFでHB8742腹水はP3X63
Ag8骨髄腫1gG、に抗体およびバラトープ分子MB
24に加えて無秩序混合型および軽鎖含有免疫グロブリ
ン分子を表わす多重タンパク質バンドの特有のバンドを
示した。 ハイブリドーマHB8746はMB47パラトーブ分子
を生成し、LDLで免疫処置したマウスの牌細胞とP3
X63Ag8.653.1骨髄腫細胞との融合により形
成された。その単クローン性抗体およびハイブリドーマ
はヤング(Young)ほか、(1986)、アルテリ
オスクレロシス(八r ter 1osc 1eros
 is)、6!178〜18Bにより報告された。ハイ
ブリドーマの調製に使用されたその種の親骨髄腫細胞系
は骨髄腫タンパク質を分泌しない。HB8746腹水の
IEFはMB47のI gG 2 a mwiおよびカ
ッパ軽鎖を表わすタンパク質バンドの特有パターンを示
す。 従って、上記ハイブリドーマはそれらが分泌するバラト
ープ分子のIEFパターンにより部分的に確認すること
ができる。ハイブリドーマHB8742が1つ以上の型
のバラトープ分子を生成するけれども、本発明に有用な
パラトープ分子はアポB−100上のエピトープ(抗原
決定基)と免疫反応するそれらの個々の能力により容易
に容に確認し、分離することができる。 MB24およびMB47の抗原特異性は種々の検定でキ
ロミクロン、VLDL、LDLおよびHDLから得られ
たアポタンパク質と免疫反応するそれら個々の能力を検
定することにより試験した。得られたデータはMB47
およびMB24がLDL、VLDLおよびIDLから得
られたアポB−100と免疫反応するが、VLDLまた
はキロミクロンからのアポB−48と免疫反応せず、ま
たHDLと免疫反応しないことを示した。MB47およ
びMB24のFabのフラグメントもまた固相RIAに
おいてLDLに結合する。 先の研究はアポB−100中の抗原不均質性を示した。 すなわち、若干のアポB−100エピトープはすべての
LDLにより発現されるわけではない。従って、液相R
IAにおける過剰の一定単クローン性抗体との混合物は
すべての放射性標識LDL (”’I−LDL)粒子の
免疫結合を生ずるわけではない。 MB47分子により認識されたエピトープすべてのLD
Lにより均一に発現されたかどうかを測定するために、
液相RIAにおける”5I−LDLに免疫結合するMB
47の能力を調べた。10名の正常被験者のプールした
血柴およびl正常被験者から分離したLDLを後記のよ
うに放射性標識し、生物学的に活性なM847分子と混
合して免疫反応混合物を形成した。混合物を生物学的検
定条件下に、MB47分子が各試料中のアポB−100
に免疫的に結合し、免疫反応生成物(免疫反応物)を形
成するのに十分な予定時間保持した。 過剰のMB47バラトープ分子により結合された最大量
の”J−LDLを全受容体分子のIgSORB [ジ・
エンザイム社(The Enzyme Co、。 Boston、 MA)製]により沈殿させ、沈殿中の
”’ I −L D L関連カウントをガンマカウンタ
ー中で定量することにより検定した。トリクロロ酢酸(
TCA) によJl:殿LJ、:”’I −LDLノ百
分率として示して第1図に示した結果は実質的にスヘて
の”I−LDLが抗体により結合されたことを示し、M
B47により認識され、結合したエピトープがすべての
LDL粒により発現されることを示す。 本発明の検定法に対し、第1および第2単クローン性パ
ラトープ分子はアポB−100′分子の異なるエピトー
プに結合しなければならず、それらのエピトープは1バ
ラト一プ分子の結合が他のパラトープ分子の一結合を立
体的に阻害しないように十分離れていなければならない
。従って、固相付着試薬アポB−100対する相互の結
合を競合的に阻害するMB47およびMB24の能力を
試験した。 第2図に示したその研究の結果は70倍過剰の非標識M
B24がペルオキシダーゼ標識MB47の試薬アポB−
100に対する結合を有意に阻害しなかったことを示す
、同様に、70倍過剰の非標!kMB47がペルオキシ
ダーゼ標111MB24の試薬アポB−100に対する
結合を有意に阻害しなかった。従って、MB24とMB
47はアポB−100上の異なるエピトープに結合し、
それらのエピトープが十分に離れ、MB24およびMB
47が無傷抗体として単個アポB−100分子に対する
相互の結合を阻害しない。 単クローン性パラトープ分子Al−10およびAl−1
1を生成するハイブリドーマはマウス牌細胞とマウス骨
髄腫系P3x63Ag8.653の細胞との2つの別の
融合から調製された。ヒトHDLを免疫原として用いた
。Al−10分子はIgG2aクラスのものであり、A
l−11分子はIgG1クラスのものである。 第3図の試験から知見できるように、Al−10および
Al−11がともにアポA−1と反応する。第3図のデ
ータはさらに、Al−10またはAl−11のアポA−
IまたはHDLとの免疫反応がその抗原との他の免疫反
応を妨害しないことを示す。 +2%1−HDLおよび”!−7ボA−1を用いいる結
合研究はカーティス(curtiss)ほか、(198
5)、ジャーナル・オプ・バイオロジカル・ケミストリ
ー(J、 Biol、 Chew、)、260:298
2〜2993に一般的に記載されたようにRIA法を用
いて行なった。これらの研究の結果は表1に、全トリク
ロロ酢酸(T CA)沈降性放射能の百分率として示さ
れる。 表   1 AI−10: 上澄み      29.2     90.3腹水 
  92.6− FPL  腹水         86.0     
    70.2AI−11: 上澄み      8B、6     42.0腹水 
 100.0  49.0 −〃匹腹水−二−93,060,4 1、液相パラトープ分子はハイブリドーマ細胞培養上澄
み(上澄み)、マウス腹水(腹水)、および高速タンパ
ク質液体クロマトグラフ精製腹水(FPLC腹水)から
用いた。 2、TCA沈降性放射能の百分率。 表1のデータは用いた液相検定における放射性標識HD
 Lに対する全Al−10およびAl−11の比較的高
い結合を示す。それらのデータはまたアポA−1自体の
相対的不安定性および生ずるそれに対する低い結合を反
映する。アポリポタンパク[A−1のその相対的な不安
定性は、さらに後記するようにアポA−1検定における
第2標準としてのHDLの使用を必要とした。上記デー
タはまたHDL粒子に対するよりもアポA−[に対する
比較的低いAl−11の結合を示す。しかしアポA−I
に対してEL I SA法を用いて得られたデータと他
の一層困難な方法により得られたデータとを比較すると
EL I SA法が検定した試料中に存在する実質的に
すべてのアポリポタンパク質A−1(HDL)を定量的
に検出することを示す。 C0異常脂質代謝標識 先に記載したように、若干の研究が比較的低濃度のHD
Lを有する高濃度のCDLとCADを生ずる異常脂質代
謝従ってCADの高いおそれとの間の相関を示した。異
常脂質代謝はまた臨床的にCADを有すると診断された
ヒトにおける疾患原因の追跡に重要である。しかし、そ
れらの研究は正常であるヒトと異常脂質代謝を示すヒト
との間の標識およびそれを明らかに分割する線を提出し
なかった。 従って例えばコツケ(Ko t tke)ほか、(19
86)メイコ・クリニック・プロシーディンゲス(1’
lay。 C11n、 Proc、)、61:313〜320はア
ポリポタンパク質A−ISA−nおよびBSHDLコレ
ステロール、トリグリセリド並びに年令を男性における
変数として測定し、それらの6変数すべての使用が、無
症候対照からCAD患者を正確に区別するために必要で
あることを認めた。それらの研究者はアポリポタンパク
質の測定に放射免疫検定を用いた。 多クローン性抗体、16時間の抗体−試料保持時間、お
よびアンマスキング界面活性剤処理がコツケ(KOtt
ke)ほかによるアポA−1値のRIA測定に利用され
たことが報告された。単クローン性抗体がアポBのRI
A測定に用いられたことが報告された。コツケ(Kot
tke)ほかは正常およびCAD患者に対する平均血清
アポA−I値が1標準偏差内で重ならなかったことを報
告した。それらの2群間の平均血清アポB値に対する彼
らの値は1標準偏差内で重なった。それらの研究者はア
ポBおよびアポA−Iに対する値の比を報告しなかった
。 さらにベンツエン(Bentzen)ほか、(1982
)、クリニカル・ケミストリー(cIin、 CheI
ll、)、28:1951〜1956はβ−リポタンパ
ク質コレステロール(LDLコレステロール)とα−リ
ポタンパク質コレステロール(HDLコレステロール)
との比を患者の発作または冠心臓疾患のおそれを示す標
識として用い、HDLコレステロール単独の値の使用と
比較して報告した。もちろん、リポタンパク質コレステ
ロール値はLDLおよびアポB−100またはHDLお
よびアポA−1と異なり、またそれらの研究者により用
いられた方法はヘパリン−アガロース上のアフィニティ
ークロマトグラフィーに基き、ここに用いる方法とは非
常に異なる。 ■改良法 本発明によれば、液体血液試料中のアポリポタンパク質
B−100とアポリポタンパク質A−1との比を、疾患
を有すると確認されなかったヒト並びに診断されたCA
D患者における異常脂質代謝に対する標識として用いる
。CADまたは異常脂質代謝が検定法により確認されれ
ば、そのヒトは典型的には普通の療法、例えば運動、食
事または特定薬物により、よく知られているように治療
される。 液体血液試料がこの方法に使用される。試料は血清また
は血漿を用いて得た結果を統計的に区別できないことが
認められたので、そのいずれであることもできる。実際
に、この方法を用いて後に報告する若干の結果は血清お
よび血漿の両方の検定から得た平均値を用いて得られた
。血清または血漿を用いるかに関係なく、液体血液試料
は、好ましくは技術的に知られるように少くとも約12
時間絶食したヒトから得る。そのような血液試料は「空
腹時」試料として示される。 正確かつ精密な結果を、このEL I SA法を用いて
液体血液試料例えば血、漿または血清から得ることがで
きたことは、これらの試料が検定を妨害すると予想でき
たタンパク質、脂質および他の化合物を含むので意外で
あった。例えばマギオ(Mggio)、「酵素−免疫検
定(Enzyn+e−1mmunoassay) J、
CRCプレス社(cRCPress Inc、+Boc
a Raton、PL)、1980.65頁参照。 本発明の改良法において、血液試料を少くとも2つのア
リコートに分ける。l試料アリコートはアポB−100
の測定に、他はアポA−1の測定に使用される。 アポリポタンパク質B−100に対する分析から説明す
ると、予定量の第1液体血液試料アリコートを、アポB
−100と免疫反応する固相結合第1単クローン性バラ
トープ分子を有する固体マトリックスから実質的になる
固体支持体と混合することにより第1固−液相混合物を
形成する。それらの固相結合第1単クローン性パラトニ
プ分子は試料中に予想されるアポB−100の量より過
剰に存在し、ATCC受託番号HB8742またはHB
8746を有するハイブリドーマの1つにより分泌され
る。固体支持体の表面上の非特異的タンパク質結合部位
は混合の前にブロックされる。 その第1固−液相混合物を生物学的検定条件下に、第1
パラトープ分子が試料アリコート中に存在するアポリポ
タンパク質B−100と免疫反応し、試料アリコート中
に存在する実質的にすべてのアポリポタンパク質B−1
00を含む固相結合免疫反応物を形成するのに十分な予
定時間保持する。 第1試料アリコートのアポB−100はまたアポリポタ
ンパク質B−100と免疫反応する液相第2単クローン
性パラトープ分子と混合して第2混合物を形成する。そ
れらの第2単クローン性パラトープ分子はATCC受託
番号HB8742またはHB8746を有するハイブリ
ドーマの1つにより分泌されるが、しかし初めに挙げた
混合物に使用されないものである。その第2パラトープ
分子はまた酵素指示手段に使用可能に連結される。 第2混合物は生物学的検定条件下に、第2の酵素結合パ
ラトープ分子が試料アリコート中の実質的にすべてのア
ポリポタンパク質B−100を含む免疫反応物を形成す
るのに十分な予定時間保持する。 両パラトープ分子の混合、および両パラトープ分子とア
ポB−100との間の免疫反応物の形成すら生ずる固相
および液相は例えば洗浄により分離し、分離した面相中
に存在する指示手段結合アポリポタンパク質B−100
含有免疫反応物の蛍を測定する。2つの単クローン性パ
ラトープ分子が試料アリコート中に存在する実質上すべ
てのアポB−IQQと免疫反応するので、またパラトー
プ分子の少くとも1つがアポB−100上の非交差反応
性の保存エピトープと免疫反応するので、免疫反応物中
の酵素結合アポB−100の量の測定は試料アリコート
中に存在するアポB−100の測定を与える。試料単位
容積当りのアポリポタンパク質B−100の量は初めに
用いた予定量の液体血液試料アリコートの容積の知識に
より容易に計算することができる。 アポリポタンパク質A−1の量は第2の予定量の液体血
液試料アリコートを用いて測定される。 他の人により用いられた操作とは対照的に、第2液体血
液試料アリコートはアポA−Iの測定に普通であるよう
なアンマスキング処理を含まない。 アポリポタンパク質B−100について前に記載したと
類似の段階に従うが、しかしATCC受託番号HB 9
200またはHB9201を有するハイブリドーマの1
つにより分泌された第3および第4の単クローン性パラ
トープ分子が第2血液試料アリコートに対して使用され
る。前記段階に類似して、固相結合第3単クローン性パ
ラトープ分子を第2血液試料と混合して第3固−液相混
合物を形成し、その第3固−液相混合物を前記のように
保持して試料アリコート中に存在する実質的にすべての
アポリポタンパク質A−1を含む固相結合免疫反応物を
形成させる。 第2試料アリコート中のアポリポタンパク1(A−■は
また、固体マトリックスに結合したものでなくて酵素指
示手段に作用可能に結合した前記液相第4jtlクロー
ン性パラトープ分子と混合して第4混合物を形成する。 その第4混合物は前記のように第4酵素結合単クローン
性パラトープ分子が試料アリコート中に存在する実質的
にすべてのアポリポタンパク質A−Iと免疫反応物を形
成するのに十分な時間保持する。 混合および保持段階から生ずる固相および液相を分離し
、分離した固相中に存在する酵素指示手段結合アポリポ
タンパク質A−1含有免疫反応物の量を測定し、それに
より前記のように試料アリコート中および単位容積当り
のアポリポタンパク質A−1の量を決定する。 前記アポB−100およびアポA−1に対する検定はそ
れぞれ、連続的に行なわれる各検定における混合および
保持段階のそれぞれで行なうことができ、または各検定
における2つの混合段階を実質的に同時に行なって各検
定における2つの保持段階を一緒に行なうことができる
。 段階を連続的に行なうときに酵素指示手段結合パラトー
プ分子の混合および生ずる混合物の保持の前に固相結合
単クローン性パラトープ分子を混合し、形成された混合
物を保持することが好ましい。好ましい連続段階に従う
とき、さらに形成された固相と液相を分離し、固相を洗
浄して分離を保証に役立たせた後液体酵素指示手段結合
パラトープ分子を分離した固相に混合し、その混合物を
保持することが好ましい。 酵素指示手段結合パラトープ分子を初めに適当な試料ア
リコートと混合できることもまた認められる。方法を実
施するこの方式を用いるときには固相結合重クローン性
パラトープ分子の混合前の相の分離は存在しない。 アポリポタンパク質B−100およびアポリポタンパク
質A−1の両方の検定に対して最も好ましくは、固相結
合重クローン性バラトープ分子、血液試料アリコートお
よび酵素指示手段結合パラトープ分子を別個に実質的に
同時に混合し、生ずる固−液相混合物をそれぞれ一緒に
保持する。従って、各混合物は2つの別の固相結合重ク
ローン性バラトープ分子がそれぞれ実質的にすべてのア
ポB−100およびアポA−1と固相結合免疫反応物を
形成し、また2相の液体酵素指示手段結合パラトープ分
子もまたそれぞれの試料アリコート中の実質上すべての
アポB−100およびアポA−■とそれぞれ免疫反応す
るのに十分な時間保持される。形成された免疫反応物は
固相結合サンドイッチ免疫反応物として示される。液相
もまた存在する。 同様の結果が2組のパラトープ分子の単クローン性パラ
トープ分子のいずれかをそれぞれの検定における固相結
合パラトープ分子として用いて得られる。しかし、ここ
に論議した研究の大部分は、アポリポタンパク質B−1
00を検定したときに固体マトリックスに結合したAT
CC受託番号HB8746を有するハイブリドーマによ
り分泌された分子(MB47)を、およびアポリポタン
パク質A−1を検定したときに固相マトリックスに結合
したATCC受託番号HB9200を有するハイブリド
ーマにより分泌された分子(A I −10)を用いて
行なった。さらに、MB47の分子が、非空腹時血液試
料のキロミクロン中または異常に高いキロミクロン濃度
を有するヒト中に存在することができるアポB−48と
免疫反応しないのでMB44を固相結合パラトープ分子
として用いることが殊に好ましい。従って、固体支持体
に対するキロミクロンの結合は、それらの大きな大きさ
のために固相結合パラトープ分子の量が検定試料中のア
ポB−100より過剰である場合でも、実質的にすべて
のアポB−100(LDL)の追加結合を妨害すること
ができる。 上記方法に有用な典型的な固体マトリックスはよく知ら
れ、固体マトリックス例えば呼称ファルコン(Falc
on)  ミクロテスト■フレキシブル・アッセイ・プ
レートのもとで販売される96ウエルミクロタイタープ
レート〔ファルコン・プラスチックス(Falcon 
Plastics 0xnard、 C^)製〕、また
は−列に12ウエルを含むミクロタイターストリップ例
えば呼称イムロン(Iamulon) Iおよび■のも
とで販売されるストリップ〔ダイナチク(Dynate
ch、^Iexandria、 VA))が含まれる。 ミクロタイターストリップまたはプレートは透明プラス
チック材料、好ましくはポリ塩化ビニルまたはポリスチ
レンで作られる。本発明の前記方法に用いる他の固体マ
トリックスはアボット・ラボラトリーズ(Abbott
 Laboratories、 North Chic
ago。 IL)から入手できる直径約1ミクロン〜約5ミリメー
トルのポリスチレンビーズ;任意の普通の大きさのポリ
スチレン管、棒またはパドル;およびポリスチレン粒子
が約1ミクロンの大きさであり、ラテックスの残余から
遠心分離的に分離できるポリスチレンラテックスが含ま
れる。 固体マトリックスはまた種々の材料例えば交差結合デキ
ストラン例えばファルマシア・ファイン・ケミカルズ(
Pharmacia Fine Chemicals、
 Piscataway。 NJ)から入手できるセファデックス(Sephade
x)G−25、−50,−100、−200など、アガ
ロースおよび交差結合アガロース例えば、またファルマ
シア・ファイン・ケミカルズ(PharmaciaFi
ne Che+wicals)から入手できるセファロ
ース(Sepharose)6B、 CL6B、 4B
、 Cu26などで作ることができる。 酵素指示手段は本発明に有用なパラトープ分子に直接結
合させて結合体を形成させる。パラ)−プ分子に結合し
た有用な酵素分子が作用可能に結合することを理解すべ
きである。従って、酵素の機能は結合またはパラトープ
分子により実質的に損なわれずまた酵素が結合する単ク
ローン性パラトープ分子の機能が結合または酵素の存在
により実質的に損なわれない。 酵素指示手段は生物学的に活性な酵素例えば西洋ワサビ
ペルオキシダーゼ(HRP O)またはグルコースオキ
シダーゼなどである。よく知られているように、指示手
段がHRPOまたはグルコースオキシダーゼのような酵
素である場合に、抗体−抗原複合体が形成された事実を
可視化するために他の試薬が必要である。HRPOに対
するそのような追加の試薬には過酸化水素および酸化染
料前駆物質例えばジアミノベンジジンが含まれる。 グルコースオキシダーゼで有用な追加の試薬にはグルコ
ースおよび2,2′−アジノージ(3−エチルベンゾチ
アゾリジン−6−スルホン酸)(A B T S)が含
まれる。 酵素をパラトープ分子に作用可能に結合して結合体を形
成する方法はよく知られている。典型的な方法はマギオ
(Maggio) 、[酵素−免疫検定(Enzyms
−1m*unoassay)J 、カバコツ(Kaba
koff)による第4章、CRCプレス(cRCPre
ss、BocaRaton、PL)  (1980) 
、71〜104頁に論じられている。 単クローン性バラトープ分子はハイブリドーマ上澄みま
たは腹水から得られたまま用いることができる。しかし
、精製パラトープ分子を用いることが好ましい。 パラトープ分子を精製する若干の方法がよく知られ、典
型的にはクロマトグラフィー技術を用いる。高速タンパ
ク質液体クロマトグラフィー(FPLC)はここに選ば
れた精製法である。 酵素結合パラトープ分子結合体は液相で混合物に与えら
れる。それらの分子は、典型的には水性!lJI晟物に
溶解される。典型的な組成物には、リン酸塩緩衝食塩水
(PBS)を希釈剤として含むここに用いた典型的な精
製単クローン性抗体含有組成物の場合のように緩衝塩が
含まれる。希釈腹水もまた有用である。 前に記載したように、固相支持体の表面上の非特異的タ
ンパク質結合部位はブロックされる。従って固相結合パ
ラトープ分子は例えば吸着または固体マトリックスに付
着させる他のよく知られた手段により結合される。その
後検定を妨害しないタンパク質例えばヒトアポB−10
0またアポA−1による汚染のないウシ、ウマまたは他
の血清アルブミンの水溶液を固相と混合して混合したタ
ンパク質をパラトープ分子含有固体支持体の表面上、単
クローン性バラトープ分子により占有されない表面上の
タンパク質結合部位に吸着させる。 典型的なタンパク質水溶液は7.1〜7.5のpH値で
PBS中に約3〜約10重量%のウシ血清アルブミンを
含む。タンパク質水溶液−固体支持体混合物は典型的に
は37℃で少くとも1時間保持し、その後生じた固相を
洗浄して非結合タンパク質を含まなくする。 液体血液試料は既に記載したように血漿または血清であ
ることができる。アポA−Iのための試料は特定的に後
記する検定で線状結果を得るために使用の前に、好まし
くは約1:2.500〜約1:20,000、より好ま
しくは約1:5.OOOに希釈する。アポB−100の
ための試料は好ましくは約17500〜約1:5.0O
O1より好ましくは約1、:l、000に希釈する。低
い希釈度の使用は混合物に多量のアポリポタンパク質抗
原を与えて検定結果の直線性を損ない、また混合した抗
原を越える固相結合パラトープ分子の過剰を低下または
破壊することができる。約1:20,000以上の希釈
の使用は精度を低下する傾向がある。 用いる保持時間は広範に変えることがき、周囲室温(約
20〜25℃)で約30分の最小時間を使用すれば変動
が小さい。最小30分の保持時間を用いることを望む場
合に保持混合物をその時間中かくはんし、アポリポタン
パク質抗原と単クローン性パラトープ分子との間の実質
的に完全な免疫反応を保証することが好ましい。より長
い保持時間例えば室温で1時間以上を用いる場合にはか
くはんは必要でない、所望のかくはんは約10゜rpm
で操作するジャイロシェーカーにより容易に供給できる
。この方法に用いるそれぞれの検定は周囲室温で約30
〜約60分のパラトープ分子−試料混合物保持時間を用
いて行なうことができる。 検定した免疫反応物中に存在するアポリポタンパク質抗
原の量は分離した酵素結合アポリポタンパク質含有固相
と予定量の可視化試薬または試薬類との混合により測定
する。HRPOを酵素指示手段として用いる場合には水
性媒質中に存在する可視化試薬例えば過酸化水素および
酸化性染料前駆物質例えばO−フェニレンジアミン(O
P D)を、分離した固相結合免疫反応物と混合する。 そのように形成された混合物を生物学的検定条件下に予
定時間例えば室温で少くとも約30分間発色のために保
持する。その後停止剤例えば硫酸の混合により発色を停
止させる。その後組成物の光学濃度を読み、標準曲線値
と比較し、よく知られるようにアポリポタンパク質の量
を決定する。 従って、固体支持体および液体血液試料が調製されれば
各検定は周囲室温で約1時間の時間、すなわち両パラト
ープ分子および試料アリコートから形成した混合物に対
する30分のかくはん保持時間および発色に対するさら
に30分の保持時間、で行なうことができる。実際に固
体支持体を各使用の直前に調製する必要がなく、むしろ
ここに記載したような支持体を調製し、湿潤かつふたを
して通常の冷凍条件下に使用の前身くとも1ケ月間貯蔵
することができる。 アポB−100およびアポA−1検定はそれぞれEL 
I SAで得られた光学濃度値を比較してそれらの2つ
のアポタンパク質の濃度を計算する標準を用いる。再検
定は二次基準を用いる。すなわち検定はアポB−100
およびアポA−1を標準として用いるよりはむしろそれ
ぞれヒトLDLおよびHDLを標準として使用する。−
次アポリボタンパク質が貯蔵において比較的不安定なた
めに二次標準が使用される。コツケ(Kottke)お
よび共同研究者もまた一次標準として用いた精製アポA
−1の劣化を記載し、アポA−1に対する多クローン性
血清による彼らのRIAに二次標準を用いた。オウ(A
uHffiか、(1986)、クリニカル・ケミストリ
ー(cIin、 Chew、)、32:1394〜13
97゜ 二次標準は、典型的にはプールしたヒト空腹時血漿の凍
結乾燥したLDLおよびHDLとして提供され、使用前
に液状に戻される。それぞれの標準はそれ自体LDLと
してアポB−100およびHD LとしてアポA−1の
一次標準に対して標定される。典型的な操作は物質およ
び方法のセクション中にアポリポタンパク質B−100
(LDL)およびアポリポタンパク¥1A−1(HDL
)に対して例示される。 ■6診断系 本発明はまた前記方法の実施に使用できる診断系を、典
型的にはキット形態で意図する。系には個々の容器中に
少くとも前記単クローン性パラトープ分子、アポB−1
00と免疫反応するMB47およびMB24、並びにア
ポA−1と免疫反応するAl−10およびAl−11が
含まれる。各対のパラトープ分子の1つ;すなわちMB
47およびMB24の1つ、並びにAl−10およびA
l−11の1つ、は結合体として酵素指示手段に結合さ
れる。パンケージは異常脂質代謝の標識として少くとも
1検定を行なうのに十分なそれぞれの量のそれらのパラ
トープ分子を含む。 より好ましくは、それぞれがそれぞれアポB−100ま
たはアポA−1と免疫反応する単クローン性パラトープ
分子を結合した固体マトリックスから実質的になり、表
面非特異的タンパク質結合部位をブロックされる2つの
固体支持体、並びにそれぞれアポB−100およびアポ
A−1と免疫反応する2つの個々に包装された酵素結合
重クローン性パラトープ分子結合体を含む。その4つの
パラトープ分子は前記のように使用される。 上記診断系の固相マトリックスは前記固相マトリックス
のいずれかであることができるけれども、両マトリック
スは好ましくは同型のものである。 ミクロタイターウェル例えば前記12ウエルストリツプ
および96ウエルプレートが殊に好ましい。 固体支持体上の非特異的結合部位は前記のようにブロッ
クされる。 固体マトリックスはこの態様の結合した単クローン性パ
ラトープ分子のための容器を構成する。 酵素結合重クローン性パラトープ分子に対する典型的な
容器はガラスまたはプラスチック例えばポリエチレンま
たはポリプロピレンで作ったバイアルまたはびんである
。 ミクロタイタープレートを典型的な固体マトリックスと
して、また全車クローン性抗体MB47およびAl−1
0を固相結合重クローン性パラトープ分子として、血清
を液体血液試料として、並びにHRPOに結合した単ク
ローン性抗体MB24およびAl−11を用いるとき、
キット形態の典型的な一層好ましい診断系は次の: a) 血清試料アリコートの検定をその中に存在するア
ポリボクンバク質B−100の量について行なうのに十
分な量結合した単クローン性抗体MB47を有するミク
ロタイタープレートから実質的になり、表面非特異的タ
ンパク質結合部位をブロックされた固体支持体、 b)血清試料アリコートの検定をその中に存在するアポ
リポタンパク質A−1の量について行なうのに十分な量
結合した単クローン性抗体Al−10を有するミクロタ
イタープレートから実質的になり、表面非特異的結合タ
ンパク質結合部位をブロックされた固体支持体、 C) 血液試料アリコートの検定をその中に存在するア
ポB−100の量について行なうのに十分な量存在する
HRPOに結合した単クローン性抗体MB24を含む水
溶液を入−れた別のパッケージ、 d) 血液試料アリコートの検定をその中に存在するア
ポA−1の量について行なうのに十分な僅存在するHR
POに結合した単クローン性抗体Al−11を含む水溶
液を入れた別のパフケージ、 を含む。 最も好ましくは、診断系は上記4成分(a〜d)および
次の=(i)既知濃度の過酸化水素の供給、(ii)可
視化酸化性染料前駆物質例えばOPD、(iii )発
色反応をクエンチするための停止剤の溶液例えば4N硫
酸、(iv )検定に用いる乾燥または液体形態の1種
またはそれ以上の緩衝剤、(v)標準照合曲線調製用物
質(vi )検定を行なうための使用説明書、の1つま
たはそれ以上を含む。 すぐ前に列挙した成分はそれぞれ少くとも1検定の実施
に十分を量で診断系中に存在し、それらの成分は適切で
あるように個々にパッケージされる。 ■、結果 前に記載され、後に物質および方法のセクション中に詳
細に記載される検定法を用いて得られた結果が次に論議
される。ポリエチレン96ウエルミクロタイタープレー
トのウェルを固体マトリックスとして用いた。全車クロ
ーン性抗体MB47およびAl−10をそれぞれアポリ
ポタンパク質B−100およびA−1の検定における固
相結合第1および第3単クローン性パラトープ分子とし
て用いた。固体支持体表面上の非特異的タンパク −質
結合部位はBSAでブロックした。HRPO結合単結合
−クローン性抗体MB24/1−11をそれぞれアポリ
ポタンパクIB−100およびA−Iの検定における第
2および第4単クローン性パラトープ分子として、可視
化酸化性染料前駆物質としてのOPDとともに用いた。 アポB−100およびアポA−1に対する検定はCAD
の病歴のない37人について行なった。 これらのヒトは「正常」として示される。 値は希釈した血漿および血清を液体血液試料として用い
て得た。それらの値は2試料源間に統計的に有意差を示
さないことが認められ、使用のために平均した。 「正常」についての結果は合せて表2に23名の男性お
よび14名の女性について別個に、および「総合」値と
して示される。 表    2 n=23  n−14n=37 平均=143    平均=152    平均=14
7S、D、=26.5 S、D、=10.7 S、D、
=22.0n=23  n=14  ゛n=37 平均=78.0    平均=77.5    平均=
77.8S、D、=17.6     3.D、=20
.6      S、口、=18.8n=23    
    n=14        n=37平均=0.
56    平均=0.51    平均=0.54S
、D、=0.16     S、D、=0.14   
  S、D、=0.151、  rnJは各試験におけ
るヒトの数である。 「平均」アポA−1およびアポB−100に対してミリ
グラム毎デシリットルで、また比に対しては無単位パラ
メーターとして表わして得られた平均値である。rS、
D、Jは平均値からの1標準偏差の値である。rs、D
、範囲」は平均の各側上の1標準偏差の幅である。検定
は物質および方法のセクションに記載のように行なった
。 CADを有すると臨床的に確認された42名の男性の血
清および血漿を用いて同様に値を得た。 これらの値を合せて表3に示される。 表   3 n;42 平均    =11O 3,D、 =28.8 S、D、範囲=81.2〜139 アポリボ ンパク B−100 、n      =42 平均    =112 S、D、   =27.8 S、’D、範囲=84.2〜140 n     ≠42 平均    =1.08 S、D、   =0.38 1、表2脚註参照 上記データを考察し、それらのデータをコツケ(Kot
tke)ほか、(1986)、メイヨ・クリニック・プ
ロシーディングズ(Mayo C11n、 Proc、
)、6土:313〜320に与えられたデータと比較す
ると若干の特徴が認められる。 1特徴は上記検定におけるアポA−1についての正常お
よびCAD患者に対する平均値がコツケ(Ko t t
ke)ほかにより報告されたものに類似することである
。再検定型に対してi(Iの標準偏差が得られた。 この結果の類似性は若干の理由のために意外であった。 第1にコツケ(KOttke)ほかの研究者は彼らの検
定に対し界面活性剤(ツイーン20)アンマスキング処
理を用いたが、本血液試料はそのような処がなかった。 第2にコツケ(KOttke)ほかのグループは、一般
にここに用いたELSIAよりも正確かつ精密であると
考えられる放射免疫検定を用いた。フォラ−(voll
er)ほか、(1976)、ビュレテイン・オブ・ザ・
ワールド・ヘルス・オルガニゼーション(Bull、 
Worl、dHealth Organ、)、5155
〜65参照。第3に通常比較的不均質なアポA−Iとの
改良された免疫反応が可能であると考えられる多クロー
ン性抗体がコツケ(Kottke)ほかにより用いられ
たが、ここでは単クローン性抗体が使用された。第4に
コツケ(Kottke)ほかのグループは彼らの多クロ
ーン性抗体とアポA−■との免疫反応に室温で16時間
の保持時間を用いたが、ここでは室温で30分の時間が
用いられた。 他の特徴は正常およびCAD患者に対するアポB−10
0の平均値がコツケ(Kottke)ほかのそれぞれの
平均値と比べてこの検定で多少低く、この検定で認めら
れた標準偏差がコツケ(Kottke)ほかにより報告
された値よりかなり小さいことである。コツケ(にot
tke)ほかおよび本発明者はともにその検定に単クロ
ーン性抗体を用いたが、コツケ(Kottke)ほかは
再びこのEL I SAとは対照的にRIAを用いた。 アポB−100とアポB−1との比を得るためにアポB
−100に対する市販RID検定法並びにここに記載し
たアポA−I検定を用いて比較を行なった。正常および
CAD患者における比に対するこれらの結果の要約が表
4に示される。20名の正常および40名のCAD患者
のそれぞれからの1血液のアリコートをこの研究に用い
て内部制御を与えた。 表   4 n−2On=20  n=20 平均=0.53    平均=0.74    平均=
0.583、D、=0.12     5.D、=0.
23     3.D、=0.17S、O,範囲   
 S、D、範囲    S、D、範囲=0.41〜0.
65 =0.51〜0.97 =0.41〜0.75C
AD患者5 n=4o        n=40        n
=40平均=1.07    平均−1,26平均= 
1.015、D、=0.39     S、D、=0.
40     S、D、=0.431、男性および女性
の血液試料から得た値。 2、表2脚註参照 3、 カルビオケムーベーリング(calbioche
m−Behrfng、 San Diego CA)に
より販売されたJ?I[+キッドを血漿でパッケージ使
用説明書に従って用いた。 4、タボ(Tago、 Burlingame、 CA
)により販売されたRIDキッドを血漿でパッケージ使
用説明書に従って用いた。 5、臨床CAD発現男性から得た値。 上表中のデータを調べると、正常なヒトおよびCAD患
者に対する標識値を、このアポA−1検定とともにアポ
B−100について2市販RIDキツドのいずれかを用
いて得たときに、このアポB−100検定の使用に比べ
て容認できない大きな重なりが比、標準偏差範囲に得ら
れたことが示される。 ■、動物質よび方法 A、パラトープ分子の調製および精製 (1)  抗アポA−1免疫グロブリンの分離鉱油0.
3Illlで感作し、3〜50X10’ハイブリドーマ
細胞を腹腔内注射した10週令Baj!b/cマウスか
ら腹水を得た。腹水の発生の平均時間は9日であった。 遠心分離により23℃で15時間、15.000xgで
清澄化した後腹水をプールし、−20℃で凍結貯蔵した
。 分離したAl−10およびAl−11抗体は10mM)
リス、pH8,0中00〜0.5M−NaCj!勾配を
使用し、ファルマシア(Phar+macia)モノQ
  HR515陰イオン交換カラム〔ファルマシア・フ
ァイン・ケミカルズ(PharsaciaFine C
hemicals+ Piscataway+NJ)製
〕を用いて高速タンパク質液体クロマトグラフィー(F
PLC)により調製した。精製Mabをアミコン(八m
1con)かくはん限外濾過セル(Danvers、 
M^ 、PM30膜)を用いて1ミリグラム毎ミリリツ
トル(mg/mjl)の濃度に濃縮し、PBS (リン
酸塩緩衝食塩水、pH7,2)中へ透析し、−70℃で
貯蔵した。 (2)  抗アポB−100免疫グロブリンの分離有用
な抗アポB−100パラトープ分子を含む腹水を鉱油0
.3 ylIIで感作し、3〜50 XIO’ハイブリ
ドーマ細胞を腹腔内注射した10週令Ba1b/cマウ
スから得た。腹水の発生の平均時間は12日であった。 遠心分離により4℃で1時間、15.000xgで清澄
化した後、腹水をプールし、−20℃で凍結貯蔵した。 分離した抗体MB47は単クローン性ハイブリドーマ腹
水のプロティンA−セファロース4Bカラム(ファルマ
シア・ファイン・ケミカルズ(Pharmacia F
ine Chemicals、 Piscataway
。 NJ)製〕上のクロマトグラフィーにより調製した。抗
体はカラムから0.1モル(M)酢酸で溶離した。 分離したパラトープ分子はまた10mMl−リス、pH
8,0中のO〜0.5M−NaCIl勾配をカラム供給
方向に従って用いてファルマシアFPLC系中のファル
マシア・モノQ  FIR515Mイオン交換カラム上
の単クローン性ハイブリドーマ腹水の高速タンパク賞液
体クロマトグラフィー(FPLC)により調製した。 B、ハイブリドーマ抗体の確認 各プールの腹水の全ガンマグロブリン(I g)含量は
8.6のpH値における75mMベロ、ナール緩衝液中
の酢酸セルロースストリップの1〜3請E試料の200
ミリボルト(mV)における45分間の電気泳動により
得た。1gであった全タンパク質のパーセントはボンソ
ーS−染色ゲルのデンシトメータースキャンにより定量
し、全タンパク質は前記変形ローリ−(Losvry)
法により測定した。 MB47およびMB24に対するマウスIg重鎖および
軽鎖は0.9%アガロースニ元拡散により確認した。適
切な希釈度の腹水10ミクロリツトルを等容積の適切に
希釈したウサギ抗マウス重鎮および軽鎖特異性抗体〔リ
ットン・パイオネテソクス社(Litton Bion
etics、 Inc、+ Charleston。 SC)製〕と反応させた。20℃で約15時間の拡散お
よび洗浄後、沈降線を0.5%クーマシーブリリアント
ブルーR250による染色により確認した。 サブクラスの単クローン性抗体Al−10およびAl−
11はメロイ・ラボラトリーズ社(MeloyLabo
ratories、 Inc、、 Springfie
ld、 V^)またはタボ社(Tago、 Inc、、
 Burlingame、 C^)から入手できる市販
放射免疫拡散キットを用いて確認した。 腹水を抗IgG1、抗Ig G2a、抗1gG2bまた
は抗15Mを含むアガロースゲル中に切ったウェルに供
給した。可視沈降素環が確認クラスの抗体で制御条件下
予定特定時間後に形成された。 環の直径は腹水中に存在する特定免疫グロブリンの濃度
に比例する。Al−10はクラスIgG2aと認められ
、Al−11はクラスIgG1と認められた。 単クローン性抗体の等電点プロフィルは5〜8のpH値
範囲内の10%ソルビトールおよび2%アンホリンを含
む0.8%アガロース(EF802−300、LKBプ
ログクターA B (LKB−ProdukterAB
、 Broa++*a、 Sweden)製〕中の腹水
0.01a+j!試料の、3ワツト定出力における15
0分間の等電点電気泳動により得た。固定し、乾燥した
後ゲルをクーマシーブリリアントプルーで染色して写真
に撮った。 C,サンドイッチ検定 (1)  アポA−1(HDL)サンドイッチELIS
Aa、アポA−!−次積標準:HDLおよび分離したア
ポリポタンパク質A−1の定量 HDL画分(1,063〜1.21g/m1)をプール
したヒト血漿から標準超遠心分離法により得てPBS中
へ透析した0次いで0.45ミクロンアクロディスク濾
過装置を通して無菌濾過し、4℃で貯蔵した。HDL画
分のタンパク質含量を変形ローリ−(Lowry)タシ
パク質検定法によりBSAを標準として測定した。HD
L画分の3希釈を二重に行ない、標準曲線の直接部分内
の読みを確認した。例えばHDL画分を1:5.1:1
0および1:20の希釈で試験した。タンパク質濃度は
通常5〜10a+g/mJであった。長時間貯蔵のため
にHDL画分をPBSで1〜2w+g/s1のタンパク
質濃度に希釈した。 希釈後、タンパク質濃度を再びローリ−(Lowry)
検定法により1:2.1:5.1:lOの希釈で確認し
た0次いで希釈したHDL画分をアリコートになし、4
℃で貯蔵した。 分離したアポリポタンパク質A−1は多くの市販源から
得ることができる。製造者が典型的にはタンパク質含量
および純度の記述を含ませているけれども、タンパク質
濃度を常にローリ−(Lowry)検定法により確認し
、必要であればこれらの結果に基いて調製した。アポA
−1調製物の希釈は前のセクションに記載したように行
なった。調製物をアリコートになし、製造者により示唆
されたように貯蔵した。 HDLおよび(または)アポA−I調製物を次に未知試
料(1:5.000希釈)としてアポA−I  ELI
SA(後記)で検定した。標準、品質対照、並びにHD
Lおよび(または)アポA−I調製物の希釈物の完全セ
ットを含む最低2つの検定プレートを毎日5日間にわた
って行なった。HDLおよび(または)アポA−Iに対
してELISA値はローリ−(Lowry)  タンパ
ク質検定値の20%内で一致した。値が決定した限界内
で一致しなければロー!j−(Lowry)検定を繰返
して帰属タンパク質濃度を確認した。 値がなお矛盾すれば、通常調製物の経時変化または汚染
を示し、それは−次標準としての使用に適しないと考え
た。 一次標準の純度はまた分析用ドデシル硫酸ナトリウム−
ポリアクリルアミドゲル電気泳動:5DS−PAGEに
より測定した。 b、アポΔ−I  ELISA二次標準調製物および値
の帰属 i 凍結乾燥標準プール化血漿 新鮮な血漿または血清は一夜絶食した少くとも10名の
正常脂肪血被験者から採取した。 瀉血は非外傷性静豚穿刺によりニナトリウムEDTAを
含む無菌管を用いて行なった。試料は4℃で30分間、
1.500xgで遠心分離し、血漿を清浄密閉管に移し
、4”cでわずかに24時間貯蔵した。等量の試料を合
わせ、0.5m1filを酸洗浄ホイートン(Whea
ton)5all血清バイアル中へアリコートになし、
−夜(約16〜18時間)凍結乾燥した。バイアルを密
閉し、4℃で貯蔵した。 ii  凍結乾燥したプールした血漿標準の戻し液に戻
す前にバイアルを室温にさせた。アルミニウム環および
栓を除き、バイアル中の真空を徐々に解放する。精密ピ
ペットを用い、再蒸留水0.5mj!で、水をバイアル
の壁面にゆっくり分配することにより乾燥したプール標
準を戻した。再び栓をしてバイアルを3〜4回速やかに
渦流させ、室温で少くとも30分間保持した。標準は強
い巻込みまたはかくはんをしないで穏やかに渦流させて
完全な可溶化を保証した。 iii  アポA−に二次標準の値帰属凍結乾燥した二
次標準のアポA−1値は、アポA−I  ELISAに
おいて一次標準(HDLまたはアポA−1)をキャリブ
レータ−として用いて測定した。ELrSA検定操作が
ここに記載される。 凍結乾燥二次標準を未知試料として三重に、毎日最小2
つの検定プレート上で最低20の値(三重の平均)の生
成に少くともlO日間検定した。二次標準に得られたす
べての値を平均し、アポA−1値をミリグラム毎デシリ
フドル(sg/dIl)で帰属させた。 値の帰属を行なった後、二次標準を用いて標準曲線を構
成し、それを対照の完全なセットで、−次標準曲線とと
もに同じEL I SAプレート上で検定した。−次お
よび二次標準曲線は毎日最低2つの検定96ウエルプレ
ートで5日間にわたって検定した。 二次標準の値帰属が容認された後標準曲線を構成し、凍
結乾燥標準の現在受入れられたロフトで、同−ELIS
Aプレート上で5日間にわたって検定した(毎日2検定
プレート)。 C0検定、一般 分離したAl−10分子を、ポリスチレンミクロタイタ
ープレートウェル〔ナンクーイムノ・プレート(Nun
c−1++nuno Plate) 1 ;アービング
・サイエンテイフ4yり(Irving 5cient
ific、 5anta^na CA)製〕のウェルに
5ミクロダラム毎ミリリフ )71/ (# g/s+
Il) (7)A I −10を含むpH9,0の炭酸
水素ナトリウム緩衝液0.15sj!を各ウェル中に混
合することにより付着させた。プレートを4℃で18時
間保持し、次いで0.1%BSAおよび0.05%ポリ
オキシエチレン(20)ソルビタンモノラウラート(ツ
イーン20)を含むPBSで3回洗浄した。次いでlO
%BSAを含むPBSO,2talを各ウェル中に混合
し、混合物を37℃で1時間保持し、次いで洗浄するこ
とにより残留非特異的結合部位をブロックした。そのよ
うに調製したウェルは、調製後増温室中に貯蔵すると約
1ケ月ま°での間使用できる。 ヒ)HDLをPBS中に標準対照溶液として使用する1
、0〜0.031μg/rlの範囲の濃度に希釈した。 前記のように、アポA−■が貯蔵すると比較的不安定で
あると認められたが)(DLは比  ・較的貯藏安定で
あると思われるので、ヒトアポA−■よりはむしろヒト
HDLをこれらの検定における標準として用いる。血5
!t(または血清)試料はPBS中に1:5.OOOに
希釈した。 標準または試料50ミクロリツトル(μりを三重にウェ
ル中に混合した。この後約5分以内にHRPO標11i
AI−11バラト一プ分子を含むPBS50μlを各ウ
ェル中に混合した。免疫反応混合物を25℃で30分間
保持した0次いで非結合物質を上記のように洗浄するこ
とによりウェルから分離した。 HRPO標識を含む固相付着サンドイッチ免疫反応物の
量を、新たに調製した基質溶液(3%H20,および0
.67a+g/mJ!を含む蒸留水)0.1allを混
合することにより検定した。 d0段階的アアポ−I  )IDLサンドイッチLIS
A アポタンパ多質A−1サンドイッチEL I SAの達
成に次の段階を行なった。市販対照をパッケージ挿入に
より脱イオン水で戻した。対照を穏やかに渦流し、室温
で20〜30分間保持して完全溶液を保証した。 (i)試料および対照 試料および対照をPBS中にt’s、oo。 に希釈する。系列希釈は次のように行なうことができる
: 20 μ l 試寧4+  1.9 8 + l P 
 B  S   (1:100);上記希釈40μm+
1.96w+IPBS(1:5.000)。 (ii )標準希釈物 分離したアポA−1(HDL)標準をPBS中に4μg
/1sllに希釈する。次に0.031μg/la1ま
で2倍系列希釈を行なう。例えば868μg/1sll
を含む860527と称されるHDL。 の調製物を用いると、 4t1g/cal=46μf+9.954mJPBs(
1:217); 2μg/l1lI!=上記1ml+1mj!PBSiお
よび 0、03111 g/mllまで2倍希釈を続ける。 (iii)HRPO標識Al−11希釈物PBS中(7
)Ar−11HRPO結合抗体(7)1:5,000希
釈物を用いる。次の希釈を行なうことができる: 20μz+1.98mIPBS (1: 100);お
よび 上記の240#1+11.76m1PBS= (1: 
5.000)。 箔で覆って光から保護する。この量は2プレートに十分
である。 (iv)3%過酸化水素 30%過酸化水素(Hoot)を蒸留水中に1:10に
希釈する。 (v)  O−フ二二レンジアミン基質0−フェニレン
ジアミン(OPD)1錠〔シグマ・ケミカルズ社(Si
gma Ches+1cals Co、、St。 Louis、 MO)製〕を蒸留水15talに溶解す
る。 3%H*0z62.5μlを加える。箔で覆って光から
保護する。使用直前に毎回基質を新たに作る。 e、検定操作 i 抗体結合ELISAプレートを周囲室温(20〜2
2℃)で少くとも20分間平衡させる。プレートを袋か
ら取出し、プレートを逆にしてウェル中の残留緩衝液を
除く。ウェルに洗浄緩衝液(0,1%BSAおよび0.
05%ツイーン20を含むPBS、pH7,2)300
μlを満たして10分間保持する。プレートを逆にして
緩衝液を除き、プロットプレートを祇タオル上で乾燥す
る。ウェルは検定中に10分間以上からにしない。 ii  標準液または試料50μiを三重に、ウェルに
加える。 θμg/l1ll標準液はPBS50μlである。 希釈したHDL標準液50μ!を標準ウェルに加える(
0.031.0.062.0.125.0.25.0.
50.1.0μg/10゜希釈した対照および患者試料
50μlをそれぞれのウェルに加える。 iii  HRP O結合抗体50μl/ウェルを全ウ
ェルに加える。 iv  プレートをアルミニウム箔で包み、ジャイロシ
ェーカー(約10100RP上に周囲室温(約20〜2
5℃)で30分間置く。 V ウェルに洗浄緩衝液300μm/ウェルを満たし、
次いでプレートを逆にして緩衝液を除くことによりプレ
ートを洗浄する。合計3洗浄のためさらに2回繰返す。 プロットプレートを第3洗浄後紙タオル上で乾燥する。 プレートは完全に乾燥させない。 vi  新たに調製したOPD基質100μl/ウェル
を加える。室温で30分間発色させる。 vi  全ウェルに対し4N硫酸50μlで反応を停止
させる。492ns+でO,D、を読む。 2、アポB−100サンドイッチELISAa、二次標
準液のための血漿プール 採取および凍結乾燥調製 一夜絶食した10名の正常被験者から新血漿を採取する
。(被験者はブラ・ツクコーヒーまたは茶を飲むことを
許される)。 非外傷性静脈穿刺法によりニナトリウムEDTAを含む
無菌バキュテーナー管を用いて瀉血を行なう。試料を4
℃で3分間1,500Kgで遠心分離する。血漿を清浄
な堅くふたをした管に移し、わずかに24時間貯蔵する
。 血漿試料等容積を合わせる。アリコー) 0.5val
量をクロム酸洗浄ホイートン(Wheaton) 5I
111アンバー血清びん(vWRサイエンテイフ47り
(vWR5cientific、 Division 
1lnivar。 San Francisco、 CA) ; VWR#
 22377 B)中ヘアリコートにする。びん上にゴ
ム栓を、栓上単に1/4#がびんに挿入されるように置
く。 次いでびんを凍結乾燥の棚装置(Shelf Unit
)から取出したトレイ上に置(。 b、標準液のための血漿プールの凍結乾燥凍結乾燥に用
いた系はFTSシステムズ・デュラーストップ・棚装置
(FTS 5yste+ms Dura−Stop 5
helf Unit)並びにデュラードライ・コンデン
サー装置(Dura−Dry Condenser U
nit)(FTSシステムズ社(PTS System
s、 Inc、。 5tone ’Ridge、 NY)製〕であった。 i デュラーストップ棚装置を一50℃に冷却する。 ii  予め冷却した棚装置中に試料とともにトレイを
置くことにより血漿試料を凍結する゛。熱電対リード検
出器を若干のバイアル試料の内側に配置して温度変化を
モニターする。 iii  熱電対リード検出器が、試料が一50℃に凍
結したことを示すと(約30分、時間は試料の数により
異なる)、デュラードライ・コンデンサー装置中の冷凍
を作動させる。 iv  最大低温度に達すると真空ポンプを作動させる
。 V 真空圧が200ミクロンまたはそれ以下に達すると
棚装置中の温度を一20℃に上げる。 vi  試料をこの温度で約20分間置き、その時点で
温度は一10℃に上げる。 vi30分で温度を一50℃に上げる。4℃までの最後
の温度上昇は30分後に行なう。 vIi  次いで棚装置中の棚を上げゴム栓をびん中へ
押込む。次いで真空を室中で破壊し、試料を取出す。 ix  ホイートン・ハンドクリンパ−〔ホイートン(
Wheaton)# 224303 : VWRサイエ
ンティフ4yり(vWR5cientific、 Di
visionof Univar+ San Pran
cisco、 C^)製〕を用い、ホイートン・アルミ
ニウムシール(vWRサイエンティフィック(vWR5
cientific)、VWR#226−355)を試
料バイアル上に締める。次いで試料を使用まで4℃で貯
蔵する。 C0戻しおよび安定性 i 戻し 凍結乾燥血漿標準液は戻す前に室温でなければならない
。室温で最低30分が示唆される。 アルミニウム環および栓の除去は注意深(バイアル中の
真空をゆっくり解放する。精密ピペットを用い脱イオン
HgOO,5tllで液状に戻す。水をバイアルの壁面
にゆっくり分配する。再び栓をし、速やかにバイアルを
3〜4回渦流させ、室温で少くとも30分間放置する。 この標準はまた強く巻込みまたはかくはんさせないで渦
流させて溶液を得る。 30分後、使用前にバイアルを穏やかに渦流させる。 ii  安定性 標準液は戻す前および後、2〜8時間貯蔵する。戻した
標準液はそのように貯蔵すると4時間安定である。 d、値の帰属 (i)競合的EL I SA 凍結乾燥標準液に対する値の帰属は競合的照合EL I
 SAにおいて一次LDLを用いて決定する。軟質ポリ
塩化ビニルミクロタイタープレート(フアシヨン(Fa
lcon )、ミクロテスト(Microtest )
 m )を4℃で16時間LDL5μg/mllを含む
PBS200μlでコートした0次いでウェルを1%B
SAおよび0.5%ツイーンを含むPBS 200μl
で3回洗浄した。残留結合部位をPBS中の3%B5A
2007Mで25℃で1時間ブロックした。次いでウェ
ルを再び同一洗浄緩衝液を用いて3回洗浄した。各プレ
ートに含まれた標準曲線に対してLDL−アポB−10
0標準を0.5%リポタンパク質除去血51(LPDP
 )を含むP B S、中に希釈し、32〜0.25μ
gノl+1の範囲のLDL濃度を与えた。各検定におい
て、3つの異なる対照=(l)イソラブ(l5olab
 )リボ型対照(Altron、 0hio )、(2
)タボ社(Tago s Inc、 )アポリポタンパ
ク質B照合血清対照(Burllngame % CA
)、および(3)オメガ(Omega )脂質画分対照
血清〔クーパー・バイオメディカル(cooperBi
omedicalSMalvern SP A) ) 
、を用いた。 各対照は製造者の使用説明書に従って調製した。 血清試料および対照はLPDP/PBS希釈緩衝液中に
200倍に希釈した。標準、対照、および未知の50μ
lをピペットでウェルに入れ、直ちに一定濃度のMB2
4腹水(3%B S A/P B S中に2.000倍
希釈)50μlを入れた。次いでプレートを4℃で18
時間インキュベートした。測定はすべて三重に行なった
。再びウェルを洗浄した後、1%BSA/PBS中に4
.000倍希釈したHRPO結合ヤギ抗マウスIgG1
00μlをウェルに加え、25℃で正確に1時間インキ
ヱベートし、次に再び洗浄した。3%1hOzおよび0
.67■/@lo−フェニレンジエチレン(OPD) 
 (cat#2781、シグマ(Sig+++a ) 
)を含む基質溶液を蒸留水中に希釈した。3%HzOz
#よび0.67w/lll1の0−フェニレンジアミン
(OP D)を蒸留水中に含む新たに調製した基質溶液
を全ウェルに加え、25℃で30分間発色させた。4N
−HtSOa 50μlの添加により反応を停止させ、
次いで溶液の光学密度(0,D、)を96ウエルミクロ
タイタープートリーダー〔ダイナチク(Dynatec
h ) M R600:AlaxandriaSV A
 )を用いて490nmで測定した。 (ii )アポB−100サンドイッチ検定次の段階は
凍結乾燥標準を直接サンドイッチ検定に用いることであ
る。ポリスチレンミクロタイタープレート〔ナンクーイ
ムノ(Nunc−Immuno )プレートI)を、1
Ng/mlの精製MB47を含む炭酸水素ナトリウム緩
衝液、p)19.0.150μlで、4℃で16時間コ
ートシた。プレートを0.1%BSA、0.05%ツイ
ーンを含むPBSで3回洗浄し、次いで正確に競合的検
定に記載するように3%BSAでブロックした。LDL
−アポB凍結乾燥標準を1:200の:  LPDP/
PBS (希釈緩衝液)中に0.125〜4.0Ng/
ra1の範囲の濃度に希釈した。競合的ELISAにつ
いて記載したと同じ対照をこの検定に用いた。血漿試料
および対照を希釈緩衝液中にi、oo。 倍希釈した。標準、対照、および未知の50μlをウェ
ルに三重に加えた。次いで一定濃度のHRPO結合MB
24を含む PB350μlを直ちにピペットで全ウェ
ルに入れた。プレートを25℃で正確に30分間インキ
ュベートし、洗浄し、OPD基質溶液100μlを加え
て25℃で30分間インキュベートした。4N  Hg
SO450μlの添加により発色を停止し、プレートを
競合的ELISAにおけるようにミクロタイターリーダ
ーで読む。 D、競合的ELISA LDLの形態における試薬アポB−100を固体マトリ
ックスとしての軟質ポリ塩化ビニルミクロタイタープレ
ートウェル〔ミクロテスト(Micro−test) 
m、フアシヨン・ラブウェア・ベクトン・デイッキンソ
ン社(Falcon Labware、 Becton
、 n1ckinson & Co、、 0xnard
+ (A)製〕の壁に、分離したヒトLDL5μg/+
+iを含むP B S 0.2 m 12を各ウェル中
に混合することにより付着させた。 ウェルは4℃で16時間保持し、次いで1%BSA。 0.5%ツイーンおよび0.02%アプロチニン〔シグ
マ・ケミカル社(Sign+a Chemical C
o、、 St、 LouisMO)製〕を含むP B 
S O,2m A!で3回洗浄した。 残留非特異的結合部位は非競合的EL I SAに記載
したようにブロックした。 非特異的結合部位はPBS中の3%BSAで室温で30
分間コートすることによりブロックした。 次いでプレートを0.1%BSA、0.01%アジ化ナ
トリウムおよび0805%ツイーン20をさらに含むP
BS洗浄緩衝液で洗浄した。 各プレートに関して含まれた標準曲線のために、試薬L
DLを0.5%リポタンパク質除去血漿(L P D 
P)を含むPBSに希釈して32〜0.25μg/ra
1の範囲の濃度を与えた。 血漿試料を0.5%LPDPを含むPBS中に1:20
0に希釈した。標準液または試料の50ミクロリンドル
を三重にウェル中に混合した。その後約5分以内に3%
BSAおよびMB24バラト一プ分子約4μg/1al
lを含むPBS50μlを各ウェル中へ混合した。形成
された混合物を4℃で約18時間保持した。次いで非結
合物質を固相付着MB24−試薬アボB−100免疫反
応生成物から前記のように洗浄することにより分離した
。 検定のために1%BSAおよび有効量のHRPO標識標
標識標識ヤギ抗マウス1含GP B S 0.1mlを
各ウェル中に混合することにより固相免疫反応物を調製
した。この第2免疫反応混合物を24℃で約1時間保持
し、次いで上記のように洗浄してサンドイッチ免疫反応
物を形成した。 HRPO標識を含む固相付着サンドイッチ免疫反応物の
量を競合的ELISAに記載したように検定した。 E、血漿試料およびリポタンパク賞 定量化 血漿試料はサン・ジェゴVA病院(San Diag。 V^l1ospital )で心臓カテーテル法研究所
から冠動脈疾患を有する20名の患者から得た。さらに
血漿を37名の正常被験者から得た。 血液を、1.5■7’alのエチレンジアミン四酢酸塩
(EDTA)を含む管に採取し、血漿を直ちに4℃で遠
心分離により分離した。 全血漿コレステロールおよびトリグリセリドは規格化臨
床研究所において新血漿試料で、アボット(^bbot
t ) ABA−2’OO二色アナライザー並びにベー
リンガー・マンハイム(8oehringer −Ma
nnhein+ )高速コレステロール試薬23669
1およびアボット・ラボラトリーズ(Abbott L
abora−tories ) )リグリセリド試薬を
用いて測定した。 LDL−およびHDL−コレステロールは「脂質研究臨
床手順<Lipid Re5earch C11nic
 Procedures)J保健教育福祉省発行陽75
−628  (NIH)、2版Washington 
D、C,、政府印刷所(1974)に記載された方法を
用いて測定した。アポタンパク質BOW度は2市販放射
免疫拡散キソト:ディフーゲン(Diffu−gen 
) RI D (タボ社(Tago+Inc、、 Bu
rlingamelCA)製〕、ここにRID  1と
称す、およびM−パーティゲン(Partigen )
RID (カルビオケムーベーリング(ca1bioc
he@−Behring % La Jolla、 C
A)製〕、ここにRID「と称す、を用いて測定した。 F、液相It%(標識抗原RIA MB47およびMB24により結合された”’I−LD
L粒子の百分を測定するために液相RIAをツアオ(T
sao )ほか、(1982)、ジャーナル・オブ・バ
イオロジカル・ケミストリー (J、 Biol、 C
hew、) 、257 : 15222〜15228の
一般操作に従うて用いた。2つの異なるLDL (d=
1.019〜1.063 g/ mjり調製物:10名
の正常被験者のプールした血漿から分離したものおよび
1正常被験者の血漿から分離したもの、を調べた。 ヨードゲン(ピアス・ケミカル社(PierceChe
mical Co、、 Rockford、 I L)
法を用いて調製した”’I−LDL (2,000cp
s/ng )は90%トリクロロ酢酸(T CA)沈澱
性であった。その組成物を9%ウシ血清アルブミン(B
 S A)〔シグマ(SigmaSSt、 Louis
 、、MO)製〕中に希釈し、各検定の前に15分間3
0.000Xgで遠心分離して複合体物質を除いた。 検定は三重に、12 X 75 mmガラス管中で15
0mM −Na C1l、 0.02%アジ化ナトリウ
ム、3%BSAおよび1.5mMナトリウム−EDTA
を含む8のpH値における55■■ナトリウムバルビタ
ール緩衝液中で行なった。”’I−LDL〔20ナノグ
ラム(ng)LDLタンパク質を含む)0.1++ll
に、緩衝液または競合的抗原0.111ilおよびBS
A−バルビタール緩衝液中に希釈した増加濃度の分離M
B47受容体0.1+++j!を加えた。4℃で18時
間後、I g 5orb (ジ・エンザイム社(The
 Enzyw+e Co、、 Boston SMA)
製〕0.1aiを混合した。保持2時間後、BSAを含
まないバルビタール緩衝液2 allを加え、管を直ち
に1.500xgで60分間遠心分離した。生じた沈殿
をバルビタール緩衝液で2回洗浄した。 Al−10およびAl−11を用いる検定は前記ツアオ
(Tsao )ほかおよびカーディスほか(curti
ss and Edgington )、(1985)
、ジャーナル・オブ・バイオロジカル・ケミストリー(
J、 Biol、 Che+s、)、260.2982
〜2993に論議されたと同様に行なった。従って、放
射性ヨウ素化抗原(HDLまたはアポリポタンパク質A
−1)0.1mJにリン酸塩緩衝食塩水、pH7,2,
0;1n+J!および1:50の正常マウス血清中に希
釈した種々の希釈度のマウスハイブリドーマ培養液また
は腹水0.1mj!を加えた。全緩衝液はまた5%デキ
ストラン(mw40.000)を含有した。4℃で18
時間後、沈降性第2抗体(ヤギ抗マウスIgG血清>0
.1aiを加えた。4℃で4時間インキュベートした後
、冷PB32 mlを加え、管を4℃で30分間、2.
000xgで遠心分離した。上澄みをデカントし、ペレ
ットの7111活性をガンマカウンター中で測定した。 最大沈降性放射能はI g 5ORB (MB 47に
対し)または第2抗体(AI−10およびAl−11に
対し)を100%TCAに代えて測定した。 最小沈殿性放射能または非特異性結合(NSB)は特異
性ハイブリドーマ抗体を同様の重鎮クラスの無関係なハ
イブリドーマに代えることにより測定した。 データは次のように計算した: ただし、MEANは所与量の特異性抗体の存在下に沈殿
した平均放射能であり、TCAは最大TCA沈殿性放射
能である。 G、Al−10およびAl−11に対する競合的免疫酵
素性検定 軟質ポリ塩化ビニルミクロタイタープレートをHDLま
たは精製アポA−T5μg/mlを含むリン酸塩緩衝食
塩水(PBS) 0.2 tellで、4℃で約18時
間(−夜)コートした。1.0 g B S Aおよび
0.5mj!ツイーン20毎リットルを含むPBSo、
3eIIlでウェルを3回洗浄した。ウェル上の残留結
合部位を、30BSA毎リツトルを含むPBSo、2m
j!をウェル中で室温(20〜25℃)で1時間インキ
ュベートすることによりブロックした。次いでウェルを
洗浄緩衝液で3回洗浄した。プレートを直ちに用いた。 西洋ワサビペルオキシダーゼと結合したAl−1O10
,375μg/+sllを含むPBS(0,05I11
)を、非結合Al−10または非結合Ar−11単クロ
一ン性抗体0〜8.0μg/lal!を含むPBSo、
05mfとともに前コートしたウェル中でインキエベー
トした。インキエベーション時間は周囲温度(20〜2
5℃)で3時間であった。 次いでウェルを洗浄緩衝溶液で3回洗浄し、o −フェ
ニレンジアミン基質を含むPBS0.1aiを全ウェル
に加え、周囲温度で30分間インキュベートした。4N
−HtSo、0.05 wJを各ウェルに加えることに
より呈色反応を停止し、各ウェルの光学濃度(0,D、
)をダイナチク(Dynatech )96ウエルプレ
ートリーダーを用いて490ナノメートル(nm)で測
定した。 アポA−1コートしたプレートの結果は第3図Aに示さ
れ、HD Lコートしたプレートの結果は第3図Bに示
される。21倍増加の非標識Al−11がHDLまたは
アポAlに結合する標識Al−10分子と有意に競合し
なかった。その研究はペルオキシダーゼ標識Al−11
を非標識Al−10およびAl−11とともに同じ濃度
で用いて繰返し、実質的に同じ結果を与えた。 本発明は好ましい態様に関して記載された。開示主題の
変更および(または)変形をここに示した本発明の範囲
から逸脱することなく行なうことができることは当業者
に明らかであろう。
【図面の簡単な説明】
第1図は液相免疫検定(RI A)における単クローン
性抗体MB47のモル濃度と結合された125■標va
LDL粒子との関係を示すグラフであり、 第2図は固相検定においてLDLに結合するペルオキシ
ダーゼ標識MB24およびMB47と競合する非標識M
B24およびMB47の能力を示すグラフであり、 第3図はAl−10およびAl−11に対する競合的免
疫酵素性検定を示すグラフであり、第3A図はアポA−
1コートプレート、第3B図は’  IIDLコートプ
レートのそれぞれに対するAl−10−HRPO”(0
,375μg/請1)と非標識Al−10および非標識
Al−11との競合との競合を示すグラフである・ 結合125I−LDL  % 光学濃度(0,D、) 光学濃度 (0,D、)

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)血液試料の単位容積当りのヒトのアポリポタンパ
    ク質B−100およびアポリポタンパク質A−Iの量を
    検定して試料中のアポリポタンパク質B−100とアポ
    リポタンパク質A−Iとの比を決定する段階を含む異常
    脂質代謝の標識を検定する方法であって、 (a)ヒトのアポタンパク質B−100含有液体血液試
    料の第1アリコートを、 (i)前記第1液体試料アリコートを、アポリポタンパ
    ク質B−100と免疫反応する、かつATCC受託番号
    HB8742またはHB8746を有するハイブリドー
    マの1つにより分泌される固相に結合した第1単クロー
    ン性パラトープ分子を有する固体マトリックスから実質
    的になり、支持体の表面が非特異性結合部位をブロック
    された固体支持体と混合して第1固−液相混合物を形成
    し、 (ii)前記第1固−液相混合物を生物学的検定条件下
    に、前記第1パラトープ分子が試料アリコート中に存在
    するアポリポタンパク質B−100と免疫反応して前記
    試料アリコート中に存在する実質的にすべてのアポリポ
    タンパク質B−100を含む固相結合免疫反応物を形成
    するのに十分な予定時間保持し、 (iii)前記第1液体試料アリコート中のアポリポタ
    ンパク質B−100を、アポリポタンパク質B−100
    と免疫反応する、かつATCC受託番号HB8742ま
    たはHB8746を有するハイブリドーマの1つにより
    分泌されるがしかし段階(a)(i)において使用され
    ず、酵素指示手段に作用可能に結合された液相第2単ク
    ローン性パラトープ分子と混合して第2混合物を形成し
    、 (iv)前記第2混合物を生物学的検定条件下に、前記
    第2指示手段結合パラトープ分子が試料アリコート中の
    実質的にすべてのアポリポタンパク質B−100を含む
    免疫反応物を形成するのに十分な時間保持し、 (v)上記段階(a)(i〜iv)から生ずる固相と液
    相を分離し、 (vi)分離した固相中に存在する指示手段結合アポリ
    ポタンパク質B−100含有免疫反応物の量、およびそ
    れにより試料の単位容積中のアポリポタンパク質B−1
    00の量を測定する、 ことにより存在するアポリポタンパク質B−100の量
    について検定し、 (b)アポリポタンパク質A−Iを含み、アンマスキン
    グ処理のない前記液体血液試料の第2アリコートを、 (i)前記第2液体試料アリコートを、アポリポタンパ
    ク質A−Iと免疫反応する、かつATCC受託番号HB
    9200またはHB9201を有するハイブリドーマの
    1つにより分泌される固相に結合した第3単クローン性
    パラトープ分子を有する固体マトリックスから実質的に
    なり、固体支持体の表面が非特異的結合をブロックされ
    た固体支持体と混合して第3固−液相混合物を形成し、 (ii)前記第3固−液相混合物を生物学的検定条件下
    に、前記第3パラトープ分子がアリコート試料中に存在
    するアポリポタンパク質A−Iと免疫反応して試料アリ
    コート中の実質的にすべてのアポリポタンパク質A−I
    を含む固相結合免疫反応物を形成するのに十分な予定時
    間保持し、 (iii)前記第2液体試料アリコート中のアポリポタ
    ンパク質A−Iを、アポリポタンパク質Aと免疫反応す
    る、かつATCC受託番号HB9200またはHB92
    01を有するハイブリドーマの1つにより分泌されるが
    しかし段階(b)(i)において使用されず、酵素指示
    手段に作用可能に結合された液相第4単クローン性パラ
    トープ分子と混合して第4混合物を形成し、 (iv)前記第4混合物を生物学的検定条件下に、前記
    第4指示手段結合パラトープ分子が試料アリコート中に
    存在する実質的にすべてのアポリポタンパク質A−Iと
    免疫反応物を形成するのに十分な予定時間保持し、 (v)段階(b)(i〜iv)から生ずる固相と液相を
    分離し、 (vi)分離した固相中に存在する指示手段結合アポリ
    ポタンパク質A−I含有免疫反応物の量、およびそれに
    より試料の単位容積中のアポリポタンパク質A−Iの量
    を測定する、 ことにより存在するアポリポタンパク質A−Iの量につ
    いて検定する、 ことを含む方法。
  2. (2)段階(a)(i)および(a)(iii)の混合
    が実質的に同時に行なわれ、前記保持段階(a)(ii
    )および(a)(iv)が一緒に行なわれる、特許請求
    の範囲第(1)項記載の方法。
  3. (3)段階(a)(ii)後に存在する固相および液相
    が段階(a)(iii)の前に分離され、段階(a)(
    iii)において混合される第1液体アリコート中のア
    ポリポタンパク質B−100が段階(a)(ii)にお
    いて形成された固相結合免疫反応物中に存在する、特許
    請求の範囲第(1)項記載の方法。
  4. (4)段階(b)(ii)後に存在する固相および液相
    が段階(b)(iii)の前に分離され、段階(b)(
    iii)において混合される第2液体アリコート中のア
    ポリポタンパク質A−Iが段階(b)(ii)において
    形成された固相結合免疫反応物中に存在する、特許請求
    の範囲第(1)項記載の方法。
  5. (5)段階(b)(i)および(b)(iii)の混合
    が実質的に同時に行なわれ、前記保持段階(b)(ii
    )および(b)(iv)が一緒に行なわれる、特許請求
    の範囲第(1)項記載の方法。
  6. (6)血液試料の単位容積当りのヒトアポリポタンパク
    質B−100およびアポリポタンパク質A−Iの量を検
    定し、試料中のアポリポタンパク質B−100とアポリ
    ポタンパク質A−Iとの比を決定する段階を含む異常脂
    質代謝の標識を検定する方法であって、 (a)ヒトのアポリポタンパク質B−100含有液体血
    液試料の第1アリコートを、 (i)前記第1液体試料アリコートを、アポリポタンパ
    ク質B−100と免疫反応する、かつATCC受託番号
    HB8742またはHB8746を有するハイブリドー
    マの1つにより分泌される固相に結合した第1単クロー
    ン性パラトープ分子を有する固体マトリックスから実質
    的になり、支持体の表面が非特異的結合部位をブロック
    された固体支持体およびATCC受託番号HB8742
    またはHB8746を有するハイブリドーマのいずれか
    により分泌され、固体マトリックスに結合した第1パラ
    トープ分子でない酵素指示手段に作用可能に結合した第
    2単クローン性パラトープ分子と実質的に同時に混合す
    ることにより第1固−液相混合物を形成し、 (ii)前記第1固−液相混合物を生物学的検定条件下
    に、前記第1パラトープ分子および前記指示手段結合第
    2パラトープ分子が試料アリコート中に存在する実質的
    にすべてのアポリポタンパク質B−100と免疫反応し
    て固相結合サンドイッチ免疫反応物および液相を形成す
    るのに十分な予定時間保持し、 (iii)固相と液相を分離し、 (iv)分離した固相中に存在する指示手段結合アポリ
    ポタンパク質B−100含有サンドイッチ免疫反応物の
    量、およびそれにより試料の単位容積中のアポリポタン
    パク質B−100の量を測定する、 ことにより存在するアポリポタンパク質B−100の量
    について検定し、 (b)アポリポタンパク質A−Iを含み、アンマスキン
    グ処理のない前記液体血液試料の第2アリコートを、 (i)前記第2液体試料アリコートを、アポリポタンパ
    ク質A−Iと免疫反応する、かつATCC受託番号HB
    9200またはHB9201を有するハイブリドーマの
    1つに、より分泌される固相に結合した第3単クローン
    性パラトープ分子から実質的になり、 支持体の表面が非特異的結合部位をブロックされた固体
    支持体およびATCC受託番号HB9200またはHB
    9201を有するハイブリドーマのいずれかにより分泌
    され、固体マトリックスに結合した第3パラトープ分子
    でない酵素指示手段に作用可能に結合した第4単クロー
    ン性パラトープ分子と実質的に同時に混合することによ
    り第2固−液相混合物を形成し、 (ii)前記第2固−液相混合物を生物学的検定条件下
    に、前記第3パラトープ分子および前記指示手段結合第
    4パラトープ分子が試料アリコート中に存在する実質的
    にすべてのアポリポタンパク質A−Iと免疫反応して固
    相結合サンドイッチ免疫反応物および 液相を形成するのに十分な予定時間保持し、 (iii)固相と液相を分離し、 (iv)分離した固相中に存在する指示手段結合アポリ
    ポタンパク質A−I含有サンドイッチ免疫反応物の量、
    およびそれにより試料の単位容積中のアポリポタンパク
    質A−Iの量を測定する、 ことにより存在するアポリポタンパク質A−Iの量につ
    いて検定する、 ことを含む方法。
  7. (7)第1パラトープ分子がATCC受託番号HB87
    46を有するハイブリドーマにより分泌される、特許請
    求の範囲第(6)項記載の方法。
  8. (8)第3パラトープ分子がATCC受託番号HB92
    00を有するハイブリドーマにより分泌される、特許請
    求の範囲第(6)項記載の方法。
  9. (9)段階(a)(ii)および(b)(ii)の生物
    学的検定条件下の保持が周囲室温で約30〜約60分の
    時間である、特許請求の範囲第(6)項記載の方法。
  10. (10)保持が約30分の時間であり、かくはん下に行
    なわれる、特許請求の範囲第(9)項記載の方法。
  11. (11)液体、血液試料中のアポリポタンパク質B−1
    00とアポリポタンパク質A−Iとの比の測定における
    使用に適する診断系であって、 (a)アポリポタンパク質B−100と免疫反応する、
    かつATCC受託番号HB8742またはHB8746
    を有するハイブリドーマの1つにより分泌されるパラト
    ープ分子を有する第1容器、 (b)アポリポタンパク質B−100と免疫反応する、
    かつATCC受託番号HB8742またはHB8746
    を有するハイブリドーマの1つにより分泌されるがしか
    し第1容器中になく、酵素指示手段に作用可能に結合さ
    れたパラトープ分子を有する第2容器、 (c)アポリポタンパク質A−Iと免疫反応する、かつ
    ATCC受託番号HB9200または HB9201を有するハイブリドーマの1つにより分泌
    されるパラトープ分子を有する第3容器、 (d)アポリポタンパク質A−Iと免疫反応する、かつ
    ATCC受託番号HB9200または HB9201を有するハイブリドーマの1つにより分泌
    されるがしかし第3容器中になく、酵素指示手段に作用
    可能に結合されるパラトープ分子を有する第4容器、 を含み、前記各パラトープ分子が前記比の1測定の実施
    に十分な量存在する診断系。
  12. (12)アポリポタンパク質B−100およびアポリポ
    タンパク質A−Iと免疫反応し、前記それぞれの指示手
    段に結合されないそれぞれの単クローン性パラトープ分
    子がそれぞれ別個に固相マトリックスに結合して別の固
    体支持体を形成し、前記支持体の表面非特異的結合部位
    がブロックされている、特許請求の範囲第(11)項記
    載の診断系。
  13. (13)ATCC受託番号HB8746およびHB92
    00を有するハイブリドーマにより分泌された単クロー
    ン性パラトープ分子が個々の固体マトリックスに結合さ
    れる、特許請求の範囲第(12)項記載の診断系。
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