JPS63277416A - ア−ク発生計数カウンタを有する直流高圧電源 - Google Patents

ア−ク発生計数カウンタを有する直流高圧電源

Info

Publication number
JPS63277416A
JPS63277416A JP62111372A JP11137287A JPS63277416A JP S63277416 A JPS63277416 A JP S63277416A JP 62111372 A JP62111372 A JP 62111372A JP 11137287 A JP11137287 A JP 11137287A JP S63277416 A JPS63277416 A JP S63277416A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
arc
output
voltage
power supply
circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP62111372A
Other languages
English (en)
Inventor
Hitoshi Kono
等 河野
Michihiro Hayashi
林 満弘
Atsushi Okuno
敦 奥野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shinko Electric Co Ltd
Original Assignee
Shinko Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shinko Electric Co Ltd filed Critical Shinko Electric Co Ltd
Priority to JP62111372A priority Critical patent/JPS63277416A/ja
Publication of JPS63277416A publication Critical patent/JPS63277416A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Protection Of Static Devices (AREA)
  • Emergency Protection Circuit Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この発明は直流電源に係り、特にイオンプレーティング
装置に用いられる直流高圧電源に関する。
「従来の技術」 従来、直流電源の出力端子が短絡状態になったり、過負
荷の状態が長時間続くと出力トランジスタが熱破壊され
ること等により、電源側が破損する。このため直流電源
を含め過負荷あるいは短絡保護回路が設けられているの
が一般的である。
また、直流電源のうちでも特にイオンプレーティング装
置等に用いられる直流高圧電源においては、アークが発
生し過負荷あるいは短絡状態になった場合、該状態を検
出すると同時に、(a)’I源側にインバータが用いら
れている場合は該インバータを停止させ、あるいは(b
)昇圧トランス、およびサイリスタ等により構成された
整流ブリッジ等が用いられている場合は該整流ブリッジ
を停止する。
上述した(a) (b)の場合の具体的な回路例を第7
図、第8図に示す。これら直流高圧電源は、たとえば第
5図に示すようなイオンプレーティング装置に用いられ
ることがあるものである。
このイオンプレーティング装置は、直流電界を場にあた
えてイオンを移動加速させサブストレートにイオンプレ
ーティングを行う装置であり、第5図にイオンプレーテ
ィング装置の構成を示す。
この図において1は真空槽でありアースされている。
この真空槽の、図面上左端、側面部ILにはチタンター
ゲツト板収納部2が形成されている。該収納部2にはチ
タンターゲツト板3が収納されている。チタンターゲツ
ト板3の一方の而3aには電極棒4が固定接続されてお
り、該電極棒4の左端部が上記真空槽lに対して絶縁さ
れた状態で真空槽外部に突出している。
さらに、上記真空槽lの左端側面部ILには穴5が形成
されており、アークスタート用電極6がX、Y方向に摺
動可能に、電気的には絶縁された状態で取り付けられて
いる。
7は第1のDC電源である。このDC電源のマイナス側
は上記電極棒4に接続され、一方プラス側は上記真空槽
lに接続されており、このDC電源により上記チタンタ
ーゲツト板3bと上記真空槽lの間でアーク放電が行な
われる。8は第2のDC電源である。このDC電源8の
プラス側は真空槽lに接続される一方、マイナス側は真
空槽1に対し真空状態を維持した状態でゆっくり回動す
る回動シャフト9に接続されている。 この回動シャフ
ト9は真空槽1の内部に突出しており、突出部9aには
サブストレート11(被コーテイング材)が取り付けら
れている。
そして、該サブストレート11は上記回転シャフト9に
電気的に接続された状態にある。
イオンプレーティング装置は上述したような構成であり
、アークスタート用電極6の先端部6aを一度チタンタ
ーゲット板面3bに接触させ、然る後、引き離し、アー
クをスタートさせる。アークスタート用電極6をさらに
引き離すと、発生したアークの陽極側は引き離されたア
ークスタート用電極6よりも近くにある真空槽目子移動
し、持続する。アークの陰極側終端は電流の絞り作用の
ため、スポット状となりチタンターゲツト板3b上をラ
ンダムに移動する。
この陰極スポットは電子密度が高く、高温となるためチ
タンを溶解蒸発させる。
このようなアーク式のイオンプレーティング装置の利点
は低圧大電流であり、この大電子密度のため気化したチ
タン原子は直ちに電子の衝突をうけてイオン化する。こ
の陽イオン化したチタン原子は第2のDC電源8により
印加されている負電圧によりサブストレートI■に吸い
寄せられる結果、サブストレート11はイオンプレーテ
ィングされる。 上述した、イオンプレーティング装置
に用いられる、上記第2のDC電源8が第7図、第8図
に示す構成の直流高圧電源である。第7図に示す直流高
圧電源は平滑用フィルタ14、出力端子電圧検出回路1
5、A C/D C変換器17等より構成されている。
A C/D C変換器17は、交流入力電圧Vinを整
流するためのダイオードブリッジ16aと、該ブリッジ
16aにより整流された直流電圧をさらに交流に変換す
るためのトランジスタブリッジ16b1該ブリツジ16
bの出力電圧を昇圧するための昇圧トランス16c、該
トランス16cにより昇圧された出力を再度整流する第
2のダイオードブリッジ回路16d等とから構成される
D C/D Cコンバータ、検出回路15の出力信号の
大きさと、基準電圧設定手段16fによりあらかじめ設
定された基準電圧V rerとの差を演算し、この演算
結果をらとに上記ブリッジ16bを構成する各々のトラ
ンジスタをP”vVM信号により制御する制御回路16
eとから成るものである。
ところで、上述した従来のイオンプレーティ/グ装置に
はつぎに述べるような問題点が存在した。
上記した第2のDC電源8により、上記チタンターゲツ
ト板3とサブストレート11との間に与えられる電界は
サブストレート1!の表面の凹凸、電源の変動等により
不平等電界となりやすく、この不平等電界中では第6図
(ロ)に示すように一部分にエネルギが集中し、その結
果アークが発生し、このアークによりサブストレート1
1に傷を付けることになる。 このため、発生してしま
ったアークをできるだけ速やかに遮断するような方法が
こうじられており、第7図、第8図に示すように、検出
回路15によりアーク発生に伴う負荷電圧、すなわち出
力端子電圧の低下、あるいは負荷に直列に介装された負
荷電流検出回路により負荷電流の急増を検出して、AC
/DC変換器17.18を制御し、出力直流電圧を零あ
るいはアーク発生電圧以下に落とし制御することにより
不平等電界を取り除き、発生したアークを消去する。
しかし、上述した手段によっても、平滑フィルタ14に
蓄えられているエネルギはアーク発生部分に集中注入さ
れ、これによりサブストレートl1表面には傷が生じる
。たとえば第7図に示すDC/DCコンバータを含むA
 C/D C変換器17において、変換周波数を100
KHzとしても1000V2OAの負荷時に平滑用フィ
ルタに蓄積されているエネルギは数百ミリ−数ジュール
であり、このエネルギが注入されることによってサブス
トレート表面に傷が生ずる。 しかし、この注入される
エネルギが数十ミリから数百ミリジュール程度であれば
サブストレートの傷は非常に軽微なもの、あるいは傷が
発生することはなくなる。
第7図に示したD C/D Cコンバータを含むAC/
DC変換器17においては変換周波数をあげればフィル
タ14に蓄積されるエネルギは小さくなるが、数十ミリ
ジュール程度に低減させるには数M〜数十MH2のD 
C/D Cコンバータが必要となり、このようなコンバ
ータを製作するのは困難であり現実的でない。
このため出願人は次に述べるような直流型、源装置を提
案している。この直流電源装置は第3図に示すような構
成である。 この図において第7図と同一な部分につい
ては同一の番号を付し説明を省略する。 まず、100
はコンパレータである。
このコンパレータ100の反転入力端子100aには上
述した出力端子電圧検出回路15(15a・・・抵抗値
Rい 15b・・・抵抗値nt)により検出された負荷
電圧V。に比例したV o−Rt/ (R+ + Rt
)なる電圧信号V。が加えられている。101はアーク
判定電圧発生回路であり、抵抗101a(抵抗値r+)
、抵抗101b(抵抗値rt)がシリーズに接続され、
一定電圧+Vcを分圧し、抵抗[01aと抵抗101b
との接続点より+V c−rt/ (r+ + rt)
なる判定電圧V detを取り出している。そしてこの
判定電圧V detはコンパレータ100の非反転入力
端子100bに加えられている。 この結果、コンパレ
ータ100はV。< V detの場合に14アクテイ
ブのパルス信号SIを出力する。また、v、>Vdet
の場合にはコンパレータlOOの出力はLレベルである
102は上記コンパレータ100の反転入力端子too
bをアースに落とすためのスイッチである。このスイッ
チ102は後述するパルス信号S、によりオン/オフす
るように構成されているソリッドステートリレー接点、
あるいはアナログスイッチである。
103はモノステーブルマルチバイブレータ、い゛わゆ
るワンショット回路であり、上記パルス信号SIの立ち
上がりエツジによりトリガーされて一定パルス幅Tのパ
ルス信号S、を出力する。
104は上記同様のモノステーブルマルチバイブレータ
であり、パルス信号S3を出力するのであるが、上記モ
ノステーブルマルチバイブレータ103と異なる点は、
出力されるパルス信号S。
のパルス幅がt3であり、該パルス幅t3は上記パルス
信号S、のパルス幅Tよりも小さいことである。
+05は後述する接点106のドライバーである。この
ドライバー105は、上記信号S3に一致したパルス信
号S4を出力し、該信号S4により接点106がオンさ
れる。
106は負荷りに並列に接続されたソリッドステートリ
レー接点である。
107は電流制限用のりアクドルであり、アークが発生
することにより、負荷に流れ込む負荷電流の上昇をおさ
える目的で上記フィルタと負荷との間に挿入される。 
 108は接点106の保護回路であり、この回路に限
ることはない。
109はA C/D C変換器である。この変換器10
9の構成は第7図に示した変換器I7と類似の構成であ
り、ダイオードブリッジ16a、16d、トランジスタ
ブリッジ16b、昇圧トランス16cを具備している点
は同一であるが、トランジスタブリッジ16bを制御す
るための制御回路(図示路)の構成が異なる。すなわち
、この変換器109が具備する制御回路は第7図の変換
器の制御回路の機能に加えてモノステーブルマルチバイ
ブレーク104の出力するHアクティブの信号S3を受
けると、該信号S、を受けている間、ブリッジ16bを
構成する各々のトランジスタを強制的にオフにしてAC
/DC変換器としての動作を停止させる機能が具備され
ている。この直流電源装置によれば、負荷の状態を検出
して負荷に注入されるエネルギを速やかにバイパスする
ことにより、負荷に注入されるエネルギを抑制すること
ができるので、負荷変動により生ずる障害、たとえば過
負荷、出力端の短絡等による電源側の破損、あるいは装
置上のトラブルを速やかに回避することができ、アーク
によるサブストレート表面の微少な傷の発生を防止する
事ができる。
しかし、上述した直流電源装置においても、次に述べる
ような問題点が存在する。
すなわら、上述したように、接点106のターンオン時
曲ビ」に負荷に注入されるエネルギは制限され、たとえ
ばアーク発生の場合には発生したアークが遮断されるの
であるか、コンパレータ100の非反転入力端子100
bは時間幅Tにわたりグランドレベルとなっているため
、接点!06のターンオン時間t3経過の時点でこの直
流電源が再起動され出力端子電圧が上昇しても、時間t
、経過後さらに期間T  ts経過しなければアーク検
出可能状態とはならない、1このため、(a)上記期間
(T−t、)中はアークが再発生してもこの状態を検出
できない。更に、(b)この直流電源回路においては、
アーク発生回数を計数するためのカウンターシステムは
具備されておらず、発生したアーク回数を知ることは不
可能である。
そこで出願人は上記(a)の問題点に鑑みて、さらに第
2図に示す電気回路により実施可能な直流高圧電源の短
絡検知方法を提案している。
今、ここで第2図に示した上記検知方法を実現するため
の回路構成について説明しておく。
まず、200はランプ関数発生回路である。こランプ関
数発生回路は周知であるので詳細は省略するが、ランプ
関数発生回路200の出力するランプ波形基準電圧VL
は、スイッチ201によりOVにリセットすることがで
きるように回路構成されている。このスイッチはソリッ
ドステートリレー接点により構成されている。そして、
図示していないドライバ回路によりオン/オフされるも
のであり、パルス信号Vmが)ルベルの場合にドライバ
回路は上記スイッチ201をオンとする。
また、202は基準電圧設定器であり、この設定器20
2により上記ランプ関数発生回路200の出力するラン
プ波形基準電圧VLの振幅値をVrerで設定すること
ができる。ランプ関数発生回路200の出力するランプ
波形基準電圧VLは、次ぎに述べるコンパレータ204
の非反転入力端子に加えられている。204は上記第1
のコンパレータであり、その非反転入力端子には上記ラ
ンプ波形基準電圧VLが加えられる。また、反転入力端
子には基準電圧V、が加えられている。この結果、コン
パレータ204i1VL>V+の場合ニI]アクティブ
のパルス信号Vsを出力する。
203は基準電圧設定回路である。この基準電圧設定回
路はシリーズに接続された抵抗203a(抵抗値R1)
、203b(抵抗値R,)により電源電圧子Vcを基準
電圧V、(+Vc−Rt/(11++Rt))に設定し
出力する回路である。この基準電圧■1はアークが発生
することのある最小電圧であり、上記コンパレータ20
4の反転入力端子に加えられるように回路構成されてい
る。
205はポテンショメータであり、該摺動接点205d
により分割されてなる、抵抗部205a。
205bの抵抗値R3、R4により決定される分圧比(
R4/(R1+R,))をもとに、上記ランプ関数発生
回路200の出力するランプ波形基準電圧VLを分圧し
、この分圧しh電圧V。(VL−R。
/(R3−144))を第2のコンパレータ206の非
反転入力端子に加える。このポテンショメータ205に
より設定される上記分圧比は0.2〜0゜7程度に設定
されている。
第2のコンパレータ206の反転入力端子には、この直
流電源装置の出力端子電圧に対応する、検出回路15に
より検出された検出出力Vfが加えられている。したが
って、コンパレータ206はVo>vfの場合にHアク
ティブのパルス信号Vcを出力する。
207は2人力のANDゲートであり、上記第11第2
のコンパレータ204.206が出力するパルス信号V
s、Vcの論理積演算を行い信号Vscを出力する。
208はモノステーブルマルチバイブレークであり、上
記信号Vscの立ち上がりエツジに一致した、パルス幅
10 msのパルス信号Vmを出力する。このパルス信
号Vmは上記した図示していないドライバ回路に加えら
れると共に、トランジスタブリッジ16bを構成する各
トランジスタをPWMにより制御する制御回路210に
加えられる。制御回路210は信号Vmを受けると上記
各トランジスタをすべてオフとするように回路構成され
ている。
また、信号vI11はソリッドステートリレー接点によ
り構成されるスイッチ209をオン/オフするドライバ
回路211に加えられるようになっている。このドライ
バ回路211は信号Vmをうけると、該信号Vmが入力
されている期間スイッチ209をオンとする。
進んで動作について述べる。
まず、トランジスタブリッジ16bは制御回路21Oに
よりPWM制御されており、このため昇圧トランス、ダ
イオードブリッジ16d、平滑フィルタ夏4を介して高
圧直流電圧が出力端子より出力されており、サブストレ
ートに対してイオンプレーティングが行なわれている。
いま、何等かの理由、たとえばサブストレートの表面の
凹凸、電源の変動等により電界に第6図(ロ)に示すよ
うな歪みが発生して、サブストレートllの表面の一部
にエネルギーが集中してアークが発生する。この結果負
荷電圧″(出力端子電圧)は約115程度に降下して負
荷電流は上昇する。
この降下する負荷電圧は検出回路15により検出されて
信号Vrとして、コンパレータ206の反転入力端子に
加えられる。ポテンショメータ205は分圧比が0.7
程度に設定されているため、信号V。(=0,7VL)
がコンパレータ206の非反転力端子に加えられている
。信号vrが急激に低下していくと、信号V。の瞬時値
は0.7・VLであるから信号Vfと信号■。のクロス
ポイントを境にしてVo>vfの条件を満足することに
より、コンパレータ206の出力信号VcはHレベルに
立ち上がる。一方、コンパレータ204の非反転入力端
子と反転入力端子とに加えられている信号VL、V、の
大小関係はこの時点ではいまだVL>V、であるから、
コンパレータ203の出力信号VsはHレベルを維持し
ている。アンドゲート207で信号Vcと信号Vsとの
論理積が求められ出力信号Vscがモノステーブルマル
チバイブレーク208に加えられる。
モノステーブルマルチバイブレーク208は信号Vsc
をトリガーとして、信号Vscの立ち上がりエツジに一
致してパルス幅10 m5ecのパルス信号Vmを位相
制御回路210、ドライバ回路2+1、さらにはスイッ
チ201をオン/オフするための図示していないドライ
ブ回路に出力する。このため、トランジスタブリッジ1
6bは動作を停止し、スイッチ209、スイッチ201
はオンとなる。
トランジスタブリッジ16bが停止し、スイッチ209
がオンとなるためフィルタ14に蓄えられたエネルギは
負荷側に注入されることなく、スイッチ209を通して
放電し、発生したアークは消失する。スイッチ209が
オンとされるタイミングは信号Vmが出力されるタイミ
ングとほぼ−致しているため、はとんどアーク発生と同
時である。パルス信号Vmが出力されている期間10m
5ecが経過すると、上記トランジスタブリッジ16b
は再起動されると共に、スイッチ209.201はオフ
とされて、ランプ関数発生回路200からはランプ関数
波形VLが出力され出力電圧は再度立ち上がり、この出
力電圧か基準電圧V1より大きくなると再度アーク検出
を行える状態となる。
上述した直流電源回路においても、アーク発生回数を計
数するためのカウンターシステムは具備されていない。
このため発生したアーク回数を知ることはできない。
「発明が解決しようとする問題点」 以上述べた過程を経て、案出された上記各々の直流高圧
電源には次ぎに述べるような問題点が存在する。
すなわち、発生したアークは速やかに消滅させる、こと
ができ、さらに直流電源の再起動の際に存在する過負荷
あるいは出力端子短絡状態の検出不能期間を除去するこ
とが可能となるのであるが、アークが発生してしまった
場合には、イオンプレーティングされているサブストレ
ートの表面にはアークにより微少な傷か生ずるため、ア
ーク発生回数が大である場合はアークにより生ずる傷は
無視することができず、このような場合出来上がってく
る品物の商品価値は半減してしまう。このため、このよ
うな不良品を識別するため、アーク発生回数を計数でき
るカウンタシステムを有する直流高圧電源が待望されて
いた。
この発明は上述した事情に鑑みてなされたもので、この
発明の目的は容易にアーク発生回数を計数できるアーク
発生計数カウンタを具備した直流高圧電源を提供するこ
とにある。
「問題点を解決するための手段」 この発明では、出力電圧を設定するための基準情報設定
手段と、出力の状態を検出する検出手段と、上記基準情
報設定手段により設定された基準情報と上記検出手段に
より検出された、出力の状態に対応した情報とをもとに
、上記基準情報に対応する出力電圧を発生する、イオン
プレーティング装置に用いられる直流高圧電源において
、上記検出手段の出力をもとにアーク発生を識別する識
別手段と、該識別手段の出力するアーク発生識別情報を
もとにアーク発生の回数を計数する計数子゛  段と、
該計数手段により計数した結果を表示する計数結果表示
手段とを具備したことを特徴とする1、アーク発生計数
カウンタを有する直流高圧電源により上記問題点を解決
する。
「作用」 この発明によれば、アークの発生回数を計数できるアー
ク発生計数カウンタにより、識別手段の出力するアーク
発生識別情報を計数して、表示手段により表示するよう
にしたので、容易にアーク発生回数を確認できる。
「実施例」 以下、図面を参照し、この発明の実施例について説明す
る。
第1図はこの発明の一実施例の電気回路の構成を示す図
である。この図において第2図と同一の部分については
同一の番号を付し説明を省略する。
まず、212は周知のアップカウンタであり、入力され
るパルス信号Vmの数を計数する。このカウンタ2!2
は、電源投入時および電源遮断時に自動的にLアクティ
ブのリセットパルスを発生して、該リセットパルスに上
りカウンタ212のカウント値を「0」リセットするオ
ートリセット回路212aを具備している。
213は手動リセット回路であり、リセットスイッチ2
13aによりワンショットのしアクティブのリセットパ
ルスREを出力し、このリセットパルスREによっても
、カウンタ212はカウントデータが「0」にリセット
される。
214は4個の7セグメント表示器り、〜D4よりなる
4桁のアーク発生回数表示器であり、上記カウンタ21
2が計数したカウントデータを表示する。
次に、本実施例の動作について説明する。
第1図に示す直流電源の短絡検知方法を実現するための
電気回路図においては、モノステーブルマルチバイブレ
ータ208からはアークが発生する毎にrHJアクティ
ブのワンショットのパルス信号vmが出力される。
カウンタ212の計数回路がリセットされた状態でこの
パルス信号Vmが入力されると、計数回路はこのパルス
信号vI11を計数し、計数結果を4桁の表示器214
に表示する。
なお、他の実施例として第3図に示す直流電源の短絡検
知回路にカウンタシステムをとりつけてもよい。この場
合はモノステーブルマルチバイブレータ103、あるい
は104により出力されるパルス信号S3の数をカウン
ターシステムにより計数すれば良い。
「発明の効果」 以上説明したように、この発明によれば、直流高圧電源
にアークが発生した場合に、該アークの発生回数を計数
することが可能となる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例の電気回路構成を示すブロ
ック図、第2図、第3図は従来における第1図 直流電源の短絡検知方法を実現するための電気回路構成
を示す図、第4図(イ)(ロ)(ハ)は第3図における
負荷電流、負荷電圧等の波形を示す図、第5図はイオン
プレーティング装置の概略構成を示す図、第6図(イ)
(ロ)は平等電界、不平等電界を説明するための図、第
7図、第8図は従来の直流電源の回路構成を示す図であ
る。 212・・・・・・カウンタ、212a・・・・・・オ
ートリセット回路、213・・・・・・手動リセット回
路、213a・・・・・・リセットスイッチ、21・1
・・・・・・表示器。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、出力電圧を設定するための基準情報設定手段と、出
    力の状態を検出する検出手段と、上記基準情報設定手段
    により設定された基準情報と上記検出手段により検出さ
    れた、出力の状態に対応した情報とをもとに、上記基準
    情報に対応する出力電圧を発生する、イオンプレーティ
    ング装置に用いられる直流高圧電源において、上記検出
    手段の出力をもとにアーク発生を識別する識別手段と、
    該識別手段の出力するアーク発生識別情報をもとにアー
    ク発生の回数を計数する計数手段とを具備したことを特
    徴とするアーク発生計数カウンタを有する直流高圧電源
    。 2、計数手段が外部より手動リセットできる手動リセッ
    ト手段を具備したアーク発生の回数を計数する計数手段
    であることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のア
    ーク発生計数カウンタを有する直流高圧電源。 3、計数手段により計数された計数情報が電源の投入時
    および電源遮断時に自動的にリセットされるオートリセ
    ット手段を具備したアーク発生の回数を計数する計数手
    段であることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の
    アーク発生計数カウンタを有する直流高圧電源。
JP62111372A 1987-05-07 1987-05-07 ア−ク発生計数カウンタを有する直流高圧電源 Pending JPS63277416A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62111372A JPS63277416A (ja) 1987-05-07 1987-05-07 ア−ク発生計数カウンタを有する直流高圧電源

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62111372A JPS63277416A (ja) 1987-05-07 1987-05-07 ア−ク発生計数カウンタを有する直流高圧電源

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS63277416A true JPS63277416A (ja) 1988-11-15

Family

ID=14559522

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62111372A Pending JPS63277416A (ja) 1987-05-07 1987-05-07 ア−ク発生計数カウンタを有する直流高圧電源

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS63277416A (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5239396A (en) * 1975-09-25 1977-03-26 Toshiba Corp Fault indication apparatus
JPS5378036A (en) * 1976-12-21 1978-07-11 Toshiba Corp Sequential fault indicator
JPS6098868A (ja) * 1983-11-04 1985-06-01 Fuji Xerox Co Ltd 高圧電源装置
JPS6048330B2 (ja) * 1980-04-04 1985-10-26 大日本印刷株式会社 紙カツプ用ブランク板の製造法

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5239396A (en) * 1975-09-25 1977-03-26 Toshiba Corp Fault indication apparatus
JPS5378036A (en) * 1976-12-21 1978-07-11 Toshiba Corp Sequential fault indicator
JPS6048330B2 (ja) * 1980-04-04 1985-10-26 大日本印刷株式会社 紙カツプ用ブランク板の製造法
JPS6098868A (ja) * 1983-11-04 1985-06-01 Fuji Xerox Co Ltd 高圧電源装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7594958B2 (en) Spark management method and device
US20100320989A1 (en) Protection apparatus and method for an isolated type power supply
US8362750B2 (en) Apparatus for preventing capacitor charger from overcharging and method thereof
JPS63277416A (ja) ア−ク発生計数カウンタを有する直流高圧電源
EP1432109A1 (en) Power source apparatus
JP2605279B2 (ja) 直流電源装置
JPH1046324A (ja) アークイオンプレーティング装置
JPH0564032B2 (ja)
JP2001245438A (ja) 充電器
JP3186345B2 (ja) 電気集塵器の槌打自動制御方法
JPH073796Y2 (ja) 異常短絡保護回路
JPH0611473Y2 (ja) 直流電源の短絡検知装置
CN114123102B (zh) 一种过流延时保护电路、方法及变频器
JPS62201091A (ja) 直流モ−タの電流検出装置
JPH0564436A (ja) 高圧電源装置
JPH073797Y2 (ja) 異常短絡保護回路
JPS63265515A (ja) 直流電源装置
JPH11333323A (ja) 電気集塵装置のグロー放電防止方法
JPH073795Y2 (ja) 異常短絡保護回路
CN117833031A (zh) 一种离子发生器及其保护方法、装置和电路
JP3660016B2 (ja) 真空装置の異常放電抑制・消滅装置
JPS6136468B2 (ja)
KR20040039712A (ko) Fbt구동장치
JPS5931326Y2 (ja) 静電塗装装置
JPH0224631B2 (ja)