JPS63277243A - 新規な含硫黄ポリマ−およびその製造法 - Google Patents
新規な含硫黄ポリマ−およびその製造法Info
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- JPS63277243A JPS63277243A JP62113297A JP11329787A JPS63277243A JP S63277243 A JPS63277243 A JP S63277243A JP 62113297 A JP62113297 A JP 62113297A JP 11329787 A JP11329787 A JP 11329787A JP S63277243 A JPS63277243 A JP S63277243A
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Landscapes
- Polymers With Sulfur, Phosphorus Or Metals In The Main Chain (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、下記の繰り返し単位を存する新規なポリマー
およびその製造法を提供することを本発明の化合物であ
る(1)の繰り返し単位を有するポリマーは、耐熱性、
難燃性に優れており、又高い屈折率を有する含硫黄ポリ
マーであり、高屈折率有機ガラスとしての利用が期待さ
れるが、従来公知の文献には記載の無い新規な化合物で
ある。
およびその製造法を提供することを本発明の化合物であ
る(1)の繰り返し単位を有するポリマーは、耐熱性、
難燃性に優れており、又高い屈折率を有する含硫黄ポリ
マーであり、高屈折率有機ガラスとしての利用が期待さ
れるが、従来公知の文献には記載の無い新規な化合物で
ある。
(問題点を解決するための手段)
芳香族系含硫黄ポリマーは、耐熱性や耐薬品性に優れて
いるため、高機能性エンジニアリングプラスチックとし
て有用である。又、硫黄のもつ大きな原子屈折より含硫
黄ポリマーは高い屈折率をもつことが予想され、高屈折
率有機ガガラス用材料としても有用である。
いるため、高機能性エンジニアリングプラスチックとし
て有用である。又、硫黄のもつ大きな原子屈折より含硫
黄ポリマーは高い屈折率をもつことが予想され、高屈折
率有機ガガラス用材料としても有用である。
本発明者らは、硫黄を含むポリマーの開発に鋭意研究の
結果、ジビニルベンゼンとチオフェンジチオールを反応
させることにより前記(1)の繰り返し単位を有する新
規なポリマーが得られることを見出し、本発明に至った
。
結果、ジビニルベンゼンとチオフェンジチオールを反応
させることにより前記(1)の繰り返し単位を有する新
規なポリマーが得られることを見出し、本発明に至った
。
本発明の要旨は、式(1)で表される繰り返し単位を有
するボリマー その2つの製造法である。
するボリマー その2つの製造法である。
第1の製造法は、ジビニルベンゼンとチオフェンジチオ
ールを含む溶液を紫外線照射下に反応させる方法であり
、溶媒としては、ベンゼン、トルエン、キシレン等芳香
族炭化水素系溶媒が用いられる。ジビニルベンゼンとチ
オフェンジチオールはいずれも精製後、使用するのが望
ましく、それらのモル比は等モル程度が好ましく、これ
以外のモル比では収率が低くなる。
ールを含む溶液を紫外線照射下に反応させる方法であり
、溶媒としては、ベンゼン、トルエン、キシレン等芳香
族炭化水素系溶媒が用いられる。ジビニルベンゼンとチ
オフェンジチオールはいずれも精製後、使用するのが望
ましく、それらのモル比は等モル程度が好ましく、これ
以外のモル比では収率が低くなる。
第2の製造法は、ラジカル重合開始剤の存在下、溶媒中
でジビニルベンゼンとチオフェンジチオールを反応させ
ることにより重合物を得る方法である。
でジビニルベンゼンとチオフェンジチオールを反応させ
ることにより重合物を得る方法である。
第2の製造法で使用する溶媒は、第1の方法における溶
媒と同じ芳香族炭化水素系溶媒であり、ラジカル重合開
始剤としては、過酸化ベンゾイル、過酸化ジーtert
ブチル等の過酸化物又は、2.2′〜アゾビスイソブチ
ロニトリル、アゾビスシクロヘキサンカルボニル等のア
ゾ化合物が用いられる。その使用量は、原料であるジビ
ニルベンゼンに対し0.1−10モル%、好ましくは、
0.5〜5.0モル%である。第2の方法においても第
1の方法の場合と同様ジビニルベンゼンとチオフェンジ
チオールのモル比は等モル程度が好ましく、これ以外の
モル比では収率が低い。原料のジビニルベンゼンとして
は、0−ジビニルベンゼン、m−ジビニルベンゼン、P
−ジビニルベンゼンの単独あるいはそれらの混合物を用
いてもよい、また、チオフェンジチオールとしては2.
3−チオフェンジチオール、2.4−チオフェンジチオ
ール、2,5−チオフェンジチオール、3.4−チオフ
ェンジチオールの単独あるいはそれらの混合物を用いて
もよい、ただ得られた重合体の物性から判断するとP−
ジビニルベンゼンと2.5−チオフェンジチオールを用
いた場合、好ましい結果が得られることが多い。
媒と同じ芳香族炭化水素系溶媒であり、ラジカル重合開
始剤としては、過酸化ベンゾイル、過酸化ジーtert
ブチル等の過酸化物又は、2.2′〜アゾビスイソブチ
ロニトリル、アゾビスシクロヘキサンカルボニル等のア
ゾ化合物が用いられる。その使用量は、原料であるジビ
ニルベンゼンに対し0.1−10モル%、好ましくは、
0.5〜5.0モル%である。第2の方法においても第
1の方法の場合と同様ジビニルベンゼンとチオフェンジ
チオールのモル比は等モル程度が好ましく、これ以外の
モル比では収率が低い。原料のジビニルベンゼンとして
は、0−ジビニルベンゼン、m−ジビニルベンゼン、P
−ジビニルベンゼンの単独あるいはそれらの混合物を用
いてもよい、また、チオフェンジチオールとしては2.
3−チオフェンジチオール、2.4−チオフェンジチオ
ール、2,5−チオフェンジチオール、3.4−チオフ
ェンジチオールの単独あるいはそれらの混合物を用いて
もよい、ただ得られた重合体の物性から判断するとP−
ジビニルベンゼンと2.5−チオフェンジチオールを用
いた場合、好ましい結果が得られることが多い。
(実施例)
以下実施例を挙げて本発明のキ造法とその方法により得
られた含硫黄ポリマーの物性について述べる。
られた含硫黄ポリマーの物性について述べる。
実施例1〜2
減圧蒸留(42,5℃10.9mml1g)により新し
く精製したP−ジビニルベンゼン0.39g(3X10
−’モル)を、トルエン10@1に溶解させ、0.3モ
ル/1のトルエン溶液とし、減圧蒸留(50,7℃10
.15讃自11g)により精製した2、5−チオフェン
ジチオール0.444g(3X10−”モル)を蒸留後
すみやかにトルエン10afに溶解させ、0.3モル/
lのトルエン溶液とした0重合管内を5回窒素置換した
後、P−ジビニルベンゼン、2.5−チオフェンジチオ
ールそれぞれの0.3モル/Aトルエン溶液1〇−ずつ
を注射筒に仕込んだ0反応混合液は60℃に保持し紫外
線(ウシオ製、45〇−高圧水銀灯)を所定の時間照射
した。その後、精製したメタノールを添加し、重合を停
止した。
く精製したP−ジビニルベンゼン0.39g(3X10
−’モル)を、トルエン10@1に溶解させ、0.3モ
ル/1のトルエン溶液とし、減圧蒸留(50,7℃10
.15讃自11g)により精製した2、5−チオフェン
ジチオール0.444g(3X10−”モル)を蒸留後
すみやかにトルエン10afに溶解させ、0.3モル/
lのトルエン溶液とした0重合管内を5回窒素置換した
後、P−ジビニルベンゼン、2.5−チオフェンジチオ
ールそれぞれの0.3モル/Aトルエン溶液1〇−ずつ
を注射筒に仕込んだ0反応混合液は60℃に保持し紫外
線(ウシオ製、45〇−高圧水銀灯)を所定の時間照射
した。その後、精製したメタノールを添加し、重合を停
止した。
重合物は、遠心分離により溶媒より分離し、乾燥した。
紫外線照射時間と重合物の収率は、表−1のとおりであ
った。
った。
表−1
り返し単位とすると3wt%の計算値は34.5%0
赤外吸収スペクトル(KBr法) C11−’308
0.3055.2930.2850.1600.150
0.1450.1410.800 実施例1についてDSC(示差走査熱量計)による測定
を行ったところ、Tg=60℃、鋼、ρ、 = 300
℃であった。
赤外吸収スペクトル(KBr法) C11−’308
0.3055.2930.2850.1600.150
0.1450.1410.800 実施例1についてDSC(示差走査熱量計)による測定
を行ったところ、Tg=60℃、鋼、ρ、 = 300
℃であった。
得られたポリマーの重合度nは、モノマー繰り返し単位
中の3wt%の計算値が表1の実測値がよく一致してい
ることから、かなり高分子量のものと思われ、溶媒に対
する溶解性及びガラス移転温度、融点等から 重合度nは90<n<170と推定された。
中の3wt%の計算値が表1の実測値がよく一致してい
ることから、かなり高分子量のものと思われ、溶媒に対
する溶解性及びガラス移転温度、融点等から 重合度nは90<n<170と推定された。
実施例3〜4
実施例1と同様にしてモノマーを精製し、同様の仕込み
条件にて反応混合液を下の表−2の温度に保持し、紫外
線(ウシオ製、450W高圧水銀灯)を6時間照射した
。実施例1と同様にして重合を停止し、重合物を回収し
た。
条件にて反応混合液を下の表−2の温度に保持し、紫外
線(ウシオ製、450W高圧水銀灯)を6時間照射した
。実施例1と同様にして重合を停止し、重合物を回収し
た。
各重合温度における重合物の収率は、表−2のとおりで
あった。
あった。
得られた重合物の赤外吸収スペクトルは、実施例1で得
た重合物のものと一致した。
た重合物のものと一致した。
得られたポリマーの重合度nは、実施例1〜2と同様に
して5Q<n<100と推定さた。
して5Q<n<100と推定さた。
実施例5〜6
実施例1と同様にしてモノマーを精製し、表−3の仕み
込条件にて、反応混合液を60℃に保持し、紫外線(ウ
シオ製、450W高圧水銀灯)を6時間照射した。実施
例1と同様にして重合を停止し、重合物を回収した。各
モノマーの仕込み条件における重合物の収率は表−3の
とおりであった。
込条件にて、反応混合液を60℃に保持し、紫外線(ウ
シオ製、450W高圧水銀灯)を6時間照射した。実施
例1と同様にして重合を停止し、重合物を回収した。各
モノマーの仕込み条件における重合物の収率は表−3の
とおりであった。
注 DVIIP−ジビニルベンゼン
TDT:2.5−チオフエンジチオール得られた重合物
の赤外吸収スペクI〜ルは、実施例1で得た重合物のも
のと一致した。
の赤外吸収スペクI〜ルは、実施例1で得た重合物のも
のと一致した。
得られたポリマーの重合度nは実施例1へ・2と同様に
して50<n<120と推定さた。
して50<n<120と推定さた。
実施例7〜8
実施例1と同様にして千ツマ−を精製し、同様の仕込条
件にて、紫外線照射の代わりにラジカル重合開始剤とし
て2.2′−アゾビスイソブチロニトリルあるいは過酸
化ベンゾイルそれぞれジビニルベンゼンに対して2モル
%用い、60℃に保持し、6時間重合を行った。その結
果を表−4に示した。
件にて、紫外線照射の代わりにラジカル重合開始剤とし
て2.2′−アゾビスイソブチロニトリルあるいは過酸
化ベンゾイルそれぞれジビニルベンゼンに対して2モル
%用い、60℃に保持し、6時間重合を行った。その結
果を表−4に示した。
表−4
注 A I BN :2.2′−アゾビスイソブチロニ
トリル BPO:過酸化ベンゾイル 得られた重合物の赤外吸収スペクトルは、実施例1で得
た重合物のものと一致した。また、実施例7についてD
SC測定を行ったところ、m、p、 =290℃であっ
た。得られたポリマーの重合度nは実施例1〜2と同様
にして20<n<60と推定さた。
トリル BPO:過酸化ベンゾイル 得られた重合物の赤外吸収スペクトルは、実施例1で得
た重合物のものと一致した。また、実施例7についてD
SC測定を行ったところ、m、p、 =290℃であっ
た。得られたポリマーの重合度nは実施例1〜2と同様
にして20<n<60と推定さた。
(発明の効果)
本発明により
繰り返し単位を有する新規な含硫黄ポリマーを取得する
ことができる。このポリマーは高い屈折率をもち、耐熱
性、難燃性などの優れた物性を備えているので、有機ガ
ラス材料としての広い用途が期待できる。
ことができる。このポリマーは高い屈折率をもち、耐熱
性、難燃性などの優れた物性を備えているので、有機ガ
ラス材料としての広い用途が期待できる。
出願人 製鉄化学工業株式会社(I子沙・)÷9代表
者 増 1)裕 冶
者 増 1)裕 冶
Claims (3)
- (1)▲数式、化学式、表等があります▼の 繰り返し単位を有する新規な含硫黄ポリマー。
- (2)紫外線照射下、又はラジカル重合開始剤の存在下
で、ジビニルベンゼンとチオフェンジチオールを反応さ
せることを特徴とする ▲数式、化学式、表等があります▼の繰り返 し単位を有する新規な含硫黄ポリマーの製造法。 - (3)ラジカル重合開始剤が2、2′−アゾビスイソブ
チロニトリルあるいは過酸化ベンゾイル、である特許請
求の範囲(2)記載の方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62113297A JPS63277243A (ja) | 1987-05-08 | 1987-05-08 | 新規な含硫黄ポリマ−およびその製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62113297A JPS63277243A (ja) | 1987-05-08 | 1987-05-08 | 新規な含硫黄ポリマ−およびその製造法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63277243A true JPS63277243A (ja) | 1988-11-15 |
Family
ID=14608635
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62113297A Pending JPS63277243A (ja) | 1987-05-08 | 1987-05-08 | 新規な含硫黄ポリマ−およびその製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS63277243A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106432726A (zh) * | 2016-09-08 | 2017-02-22 | 天津大学 | 一类锂硫电池正极用高含硫量聚合物及制备方法 |
-
1987
- 1987-05-08 JP JP62113297A patent/JPS63277243A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106432726A (zh) * | 2016-09-08 | 2017-02-22 | 天津大学 | 一类锂硫电池正极用高含硫量聚合物及制备方法 |
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