JPS63277106A - 立体収納庫における昇降台の位置決め装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、所謂立体倉庫等、多段棚式の立体収納庫にお
いて、対象物を搬送する昇降台を所定の棚位置に位置決
めするための装置に関する。

〔従来の技術〕

工場等において、１１４品や設備器材をコンパクト且つ
安全に収納保管でき、しかも対象物の出し入れが間単な
保管システムとして、所謂スタッカークレーンを利用し
た立体倉庫が用いられている。

この倉庫は第５図に示すように、昇降台（９）を備え、
水平移動可能に設けられる搬送装置αｌ（ヌタツカーク
レーン）と、この搬送装置Ｑｌの両側に設けられる多層
階式の収納棚部ｑυとからなるもので、搬送装置ａ〔を
水平移動させるとともに、荷（Ａ）を載せた昇降台（９
）を昇降させることにより、昇降台（９）を所定の収納
棚部Ｉの前に位置させ、荷（Ａ）をこの収納棚部ａυに
移載収納するものである。この移載のための装置は、搬
送装置両側のいずれの収納棚部にも荷を移載できるよう
にすることが必要であり、このため昇降台（９）上に、
収納棚部方向に走行可能な移載台車やスライド移行可能
なスライドフォーク装置等が設けられる。

このような設備では、搬送装置の昇降台を所定の収納棚
部のレベルに正確に位置決めする必要があり、とりわけ
昇降台と収納棚部間で台車を走行移動させる方式では、
レールレベルを合わせるため特に正確な位置決めが要求
される。

従来、この昇降台の位置決めは％ＤＣサーボ制御等の電
気的制御手段で行われている。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかし、昇降台のような積載重量の変化の激しいものを
、このような電気制御手段で正確且つ迅速に位置決めす
ることは非常に難しい、すなわちこのような従来の方式
では、昇降台を正確な位置に停止させるためにその減速
を行う必要があることから、荷搬出人のサイクルタイム
が長くならざるを得ない。

また、特に台車方式の移載装置では、台車の走行によっ
て重量が昇降台側から棚側に移った場合、昇降台吊下ワ
イヤの伸びが変化し。

これによってレールレベルが変化するという問題がある
。このため、正確な位置決めを行なおうとすれば非常に
高級なサーボ制御手段が必要になる。

また、搬送装置内でワイヤ番こより吊り下げられる昇降
台は、水平方向である描度のガタを有しており、これに
よって昇降台側のレールが棚側のレールに対し水平方向
で位置ズレし１台車の走行に支障を来たすという欠点も
ある。

本発明はこのような従来の問題に鑑み、簡単な手段によ
り昇降台の位蓋合せを精度良く行うことができる装置の
提供をその目的とする。

〔問題を解決するための手段〕

このため本発明は、昇降台を備えた搬送装置と、搬送装
置の両側に配置される多層階式の収納棚部とを備え、前
記昇降台上には両側の収納棚部方向移行可能に移載装置
が配された立体収納庫において１次のような構成を有す
る。

すなわち、収納棚部と対向すべき昇降台の各片側には、
収納棚部幅方向で間隔をおいて１対の位置決め用ピンが
設けられている。この各位置決め用ビンは、収納棚部方
向に対し進退可能となっている。

各収納棚部の入口下部には、収納棚部幅方向で間隔をお
いて１対のピン受台が設けられている。この１対のピン
受台のうち、一方のピン受台の上面にはピン係合用溝部
が形成されている。他方のピン受台の上面にはこのよう
なピン係合用溝部は形成されていない。

昇降台を挾んで対向すべき収納棚部間では、前記ピン係
合用溝部を有するピン受台どうし及びピン係合用溝部を
有しないピン受台どうしをそれぞれ対向するようにして
設けることが好丈しい。

このような本発明は、各種物品を収納保管する立体倉庫
や車両を駐車・収納する立体駐車等、あらゆる種類の立
体収納庫に適用することができる。

〔作　用〕

本発明は、昇降台側のピンを収納棚部方向に突き出し、
これを昇降台両側の収納棚部のピン受台上に載せること
により昇降台の位置決めを行う。

昇降台は、その各片側の１対のピンをピン受台上面に当
接させることにより、上下方向で収納棚部に対し正確に
位置決めされ、また。

１対のピンのうちの一方のピンが、各収納棚部における
ピン受台のピン係合用溝に落ち込むことにより、水平方
向における昇降台の位置決めもなされる。

昇降台の位置決めは、昇降台を所定の位置より少し高い
位置に停止させた後、ピンを両側の収納棚部方向に進出
させ、しかる後、各ピンが各ピン受台に当接し且つ２つ
のピンがピン受台のピン係合用溝部内に落ち込むまで昇
降台を下降させる。そして、昇降台の荷重がピンを介し
てピン受台に支えられるような状態で、昇降台の上下方
向及び水平方向における位置が正確に決まることになる
。

〔実画例〕

第１図及び第２図は本発明を立体倉庫番こ適用した場合
の一実施例を示すもので、（１）は昇降台（３）を備え
、水平方向移動可能な搬送装置（スタッカークレーン）
　、　（２＋はこの搬送装置走行部の両側に配置される
多層階式の収納棚部（２）である。

前記昇降台（３）は、図示しない吊下ワイヤ及び巻取装
置により昇降ＪＩＡＳする。昇降台（３）は。

その上部に移載台車或いはスライドフォーク装置等から
なる移載装置（図示せず）を備えている。

昇降台（３）の収納棚部（２）と対向すべき各片側には
、収納棚部幅方向で間隔をおいた１対の位置決め用ピン
（４ａ）　（４ｂ）が設けられている。

この各ピン（４）はシリンダ装置（５）により収納棚部
方向進退可能に構成されている。

各収納棚部（２）の入口下部には、前記ピンと対応する
ようにして収納棚部幅方向で間隔をおいた１対のピン受
台（６ａ）　（６ｂ）が設けられている。

これらピン受台のうち、一方のピン受台（６ａ）は、そ
の上面にＶ溝状のピン係合用溝部（６１）を有している
。またもう一方のピン受台（６ｂ）はこのようなピン係
合用溝部はなく、上面が平板状に構成されている。

そして１本実施例では昇降台を挾んで対向する収納棚部
間においては、ピン受台は同シ種類のピン受台どうしが
対向するよう、すなわち、前記ピン係合用溝部を有する
ピン受台（６ａ）どうしが対向し、またピン受台（６ｂ
）どうしが対向するよう設けられている。

なお、ピン受台（６ａ）どうしは収納棚部間で対角的に
設けることもできる。

このような装置では１、昇降台両側のピン（４ａ）（４
ｂ）を収納棚部（２）方向に突き出し、これを各ピン受
台（６ａ）　（６ｂ）上に当接させることにより昇降台
（３）の位置決めがなされる。

昇降台（３）の上下方向の位置は、各ピン受台（６ａ）
　（６ｂ）の上面（ピン受台（６ａ）の場合は溝部）の
高さで決まり、上下方向で正確な位置決めがなされる。

一方、第３図（ａ）に示すように昇降台（３）の位置が
水平方向（搬送装置本体の移動方向）でズしているよう
な場合でも、昇降台両側における一方のピン（４ａ）が
、第３図（ｂｌに示すようにピン受台（６ａ）のピン係
合用溝部（６１）内の谷部に落ち込み、これにより水平
方向でも正確な位置合せがなされる。

第４図（ａ）ないしくｄ）は１本発明装置による昇降台
位置決め手順を段階的に示すものである。

なお、昇降台（３）上には移載装置として移載台車（力
が設けられている。移載台車（７）上には収納すべき荷
（Ａ）が載せられている。

第４図（ａ）に示すように、昇降台（３）を昇降させ、
荷（Ａ）を収納すべき所定の収納棚部（２）の位置に停
止させる。この場合の昇降台の位置決めは電気制御によ
るラフな位置決めであり。

その停止位置は本来のレベルより少し高い位置とする。

この状態で、第４図（ｂ）に示すように各ピン（４ａ）
　（４ｂ）を両収納棚部（２）方向に進出させる。

次いで第４図（ｃ）に示すように、昇降台（３）を下降
させ、各ピア　（４ａ）　（４ｂ）がピン受台（６ａ）
　（６ｂ）化当接し、且つピン（４ｃ）がピン受台（６
ａ）のピン係合用溝部（６１）内に落ち込んだ状態で位
置で位置決めが完了する。この状態で、昇降台（３）は
その荷重がピン（４ａ）　（４ｂ）を介してピン受台（
６ａ）　（６ｂ）に支えられた状態となり、昇降台（３
）側のレールと収納棚部（２）側のレールとが、上下方
向及び水平方向で一致することになる。

そして、移載台車（７）のジヤツキ装置（８）で荷（Ａ
）を持ち上げた後、第４図（ｄ）に示すよう番こ移載台
車（７）を収納棚部（２）内に走行移動させ、荷の移載
を行う。この移載は、ジヤツキ装置（８）で荷（Ａ）を
下降させ、棚側の荷受部に預けることにより行われる。

〔発明の効果〕

以上述べた本発明によれば、昇降台上下方向の位置決め
を、高級な電気制御手段を用いることなく、簡単な機構
により正確且つ迅速に行うことができ、加えて、水平方
向における昇降台の位置決めも正確に行うことができる
―

【図面の簡単な説明】

第１図及び第２図は本発明の一実施例を示すもので、第
１図は斜視説明図、第２図は平面図である。第３図（ａ
）及び（ｂ）はロール受台に対するピンに当接状態を示
す説明図である。 第４図（ａ）〜（ｄ）は本発明装置による昇降台位置決
め手順を段階的に示す説明図である。第５図は立体倉庫
を示す部分切欠斜視図である。 図において、（１）は搬送装置、（２）は収納棚部、（
３）は昇降台、（４ａ）　（４ｂ）はピン、（６ａ）　
（６ｂ）はピン受台％　　（６１）はピン係合用溝部で
ある。 特許出願人　　日本鋼管株式会社 発　　明　者　　　岡　　　部　　　二　　　即問　　
　　　　　　　石　　　川　　　洋　　　支間　　　　
　　　　　　山　　　本　　　　　　　　収面　　　　
　　　　　正　　　１）　　憲　　　昭代理人弁理士　
　　吉　　　原　　　省　　　三岡　同　　苫米地　正
　敏 （〜　　　　　　　　へ 第　　３　　図 第　　４　　図

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）昇降台を備えた搬送装置と、搬送装置の両側に配
   置される多層階式の収納棚部 とを備え、前記昇降台上には両側の収納 棚部方向移行可能に移載装置が配された 立体収納庫における昇降台の位置決め装 置において、収納棚部と対向すべき昇降 台各片側に、収納棚部幅方向で間隔をお いて１対の位置決め用ピンが、収納棚部 方向進退可能に設けられ、各収納棚部の 入口下部には、収納棚部幅方向で間隔を おいて１対のピン受台が設けられ、該１ 対のピン受台のうち、一方のピン受台に のみその上面にピン係合用溝部が設けら れていることを特徴とする立体収納庫に おける昇降台の位置決め装置。
2. （２）昇降台を挾んで対向すべき収納棚部間において、
   ピン係合用溝部を有するピン 受台どうし及びピン係合用溝部を有しな いピン受台どうしがそれぞれ対向するよ う設けられていることを特徴とする特許 請求の範囲（１）記載の立体収納庫における昇降台の位
   置決め装置。