JPS63276538A - 表装材 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は家屋その他の建築物、家具その他の工作物等の
表装材に関する。

従来鋼、銅合金、アルミニクム、ステンレス鋼等の金属
薄板を家屋その他の公共建築物等の内外面、家具、建具
等の表面等に保護、装飾などの目的で使用しているが、
その固定の方法に手数を要するばかりでなく、接着等に
よる場合は接着剤選択の面倒があり、耐水性、耐候性に
すぐれ長期に渡る耐久性に富み、且つ施工容易な接着は
困難である。

本発明は金属薄板の面に特殊組成のプライマー層を存し
て耐水性、耐候性にすぐれた粘着剤層を設け、該粘着剤
層を介して基板に貼りつけたもので、そのまま建築物な
どの内外側壁、天井等に簡単に収付けができ、温度変化
による金属薄板の伸縮にも応当して局部的剥離が起らず
耐久性に富む外見のすぐれた表装が容易に得られる。

以下本発明を実施例について説明すると、銅、銅合金、
アルミニウム、マグネシクム、チタン等の軽金属、アル
ミニウム合金、マグネシウム合金、チタン合金等の軽合
金、耐食加工した鉄、ステンレス鋼、鉛その他の金属の
薄板（１）裏面に特殊組成のプライマー層（２）を存し
て耐水性、耐候性にすぐれた粘着剤層（３）を設け、前
記粘着剤層を介して合板等の基板（４）に圧着等して貼
りつけ一体化した表装材（５）である。

上記金属薄板の厚さは、金属の種類、表装材の使用目的
、部位等により適宜に選択して使用されるが、一般的に
は１．：２０〜５００μ程度のものでよい場合が多い。

金属薄板の表向は物理的、化学的に処理して光沢、艶消
し、着色、いぶし、絵模様等の表面加工のほか、透明合
成樹脂の被伶層等が付与できる。また種々のエンボス模
様（凹凸模様若しくは浮彫模様）（６）を付与したもの
が必要に応じて使用でき、それによって一層表製効果を
高めることができる。上記の金属薄板のうち′ｊＡ：ニ
ッグルー１００：０〜ざ０：、、２０、特に好ましくは
９０　：　１０〜ざ０：、、２０（重量比）銅ニツケル
合金板が加工性、施工性、耐久性等（二すぐれ表装材と
して特に好適な一例である。

プライマー層（２）はエラストマー、粘着付与性樹脂、
エポキシ樹脂およびエポキシ硬化剤を主剤として含有し
、必要に応じてこれに老化防止剤その他を配合して形成
されている。

上記エラストマーにはエポキシ変性天然コム、メチルメ
タクリレート変性天然ゴム、スチレン・ブタジェンゴム
、ニトリルゴム、塩素化ゴムおよびこれらの変性ゴム等
がある。上記粘着付与性樹脂には、ポリテルペン系樹脂
、テルペンフェノール樹脂、ロジン系樹脂、ロジンエス
テル系樹脂およびこれらの水素添加樹脂、Ｃ５系石油樹
脂、Ｃ５〜Ｃ９共重合系樹脂、Ｃ９系石油樹脂およびこ
れらの水素添加樹脂等の石油系樹脂、フェノール樹脂等
があり、長期耐候性を必要とする場合は水素添加樹脂が
特に好ましい。

また上記エポキシ樹脂としては、ビスフェノールＡ型の
エポキシ樹脂、エチレングリコールジグリシジルエーテ
ル、プロピレングリコールジグリシジルエーテル、／、
乙−ヘキサンジオールジグリシジルエーテル等の多官能
エポキシ化合物があり、これらエポキシ樹脂の硬化剤に
は、ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラミン、
ジエチルアミノプロピルアミン等のポリアミン類、パー
サミド／１０、パーサミド／、２３、およびパーサミド
フグ０（パーサミドはゼネラル・ミルズ社商品名）、ラ
ンキャス）Ａ（チバ・ガイギー社商品名）等のポリアミ
ド類、無水フタル酸、ドデシルコハク酸無水物、メチル
ナジック酸無水物、メチルテトラヒドロフタル酸無水物
等のポリカルボン酸無水物、その他ポリスルフィド類、
ポリメルカプタン類、ジシアンジアミド類、レゾール型
またはノボラック型のフェノール樹脂、λ−エチルーグ
ーメチルイミダゾール、／−シアノエチル−２−フェニ
ルイミダゾール等のイミダゾール化合物等があり、これ
ら化合物はポリエポキシ化合物に対しエポキシ等量分が
配合される。

プライマー層を構成する上記エラストマー、粘着付与性
樹脂およびエポキシ樹脂の配合割合を例示すると、エラ
ストマー１００重量部に対し、粘着付与性樹脂約２０〜
３０θ重量部、エポキシ樹脂約３０〜．２００重量部で
あり、これにエポキシ当量に相当する硬化剤が配合され
る。また必要（一応じてプライマー層に配合される老化
防止剤にはアミン系、アルキルフェノール系、チオフレ
ア系、ベンゾイミダゾール系のものが適宜使用でき、配
合量はエラストマ−１０θ重量部に対し０．タ〜タ重量
部程度である。エラストマーに対する粘着付与性樹脂の
配合割合が上記以下では、粘着剤の金属薄板に対する接
着力が不充分になり、プライマーの効果が充分に発揮さ
れない。また、上記範囲を越えて配合すると、粘着剤の
金属薄板に対する接着力が低下してしまいプライマーの
効果が減少する。エポキシ梯脂の配合割合が上記以下で
はプライマーの金属薄板に対する接着が弱く、また上記
配合割合以上になると、プライマー層と粘着剤間の接着
力が低下してしまいプライマーの効果が充分に発揮され
なくなる。

上記のプライマー成分はその所要量を混合し、トルエン
、酢酸エチル、メチルエチルケトン、アセトン、イソプ
ロパツール等の有機溶剤の単独若しくは、、！種以上の
混合物に溶解し、約７〜タ０循（重量％）溶液に形成し
て金属薄板の所要面に固型公約／　〜、２０　？／ｍ’
、好ましくは約３〜／　０　？／ｒｒ？になるように塗
布し、所要のプライマー層が形成できる。１ 上記粘着剤層はエラストマー、粘着付与性樹脂加硫剤、
老化防止剤等を主材として含み、必要に応じて充填剤そ
の他が配合される。上記の粘着剤層を構成するエラスト
マー成分としては、天然ゴム、メチルメタクリレート変
性天然ゴム、ポリイソブチレンゴム、ブチルゴム、スチ
レン−ブタジェン共重合体ゴム、スチレン−イソプレン
−スチレンブロック共重合体ゴム、スチレン−エチレン
−ブチレン−スチレンブロック共重合体コム、再生天然
ゴム、再生ブチルゴム等の耐候性、耐水性の良好なもの
がある。また粘着付与性樹脂には、前記同様のポリテル
ペン系樹脂、テルペンフェノール樹脂、ロジン系樹脂、
ロジンエステル系樹脂およびこれらの水素添加樹脂、Ｃ
５系石油樹脂、０５〜Ｃ９共重合系樹脂、Ｃ９系石油樹
脂およびこれらの水素添加樹脂等の石油系樹脂、フェノ
ール樹脂等があり、長期耐候性を必要とする場合には水
素添加樹脂が特に好ましい。上記粘着剤を架橋構造にす
るため添加される加硫剤および加硫助剤には反応性フェ
ノール樹脂等の樹脂系のものや、イオク系のものがある
。また老化防止剤には、前記同様のアミン系、アルキル
フェノール系、チオフレア系、ベンゾイミダゾール系の
もの等がある。この粘着剤には、り、レー、亜鉛華、炭
酸カルシクム、炭酸マダイ・シウム、カーボンブラック
、珪酸塩類等の充填剤を添加し、加硫効果を助長すると
共に増駄袖強効果を上げることもできる。

粘着剤層を形成する各成分の配合割合は、配合される成
分の種類により特に限定することは困難であるが、例え
は、エラストマー１００重量部に対し、粘着付与性樹脂
２θ〜３００重量部、加硫剤（架橋剤）０．７〜５重量
部、老化防止剤０．３〜ｊ重量部、充填剤θ〜２００重
量部程重量上程場合が多い。プライマー層上に形成され
る粘着剤層の厚さは２０〜１００θμ程度で、好ましく
は３０〜グ００μ程度である。粘着剤層の形成は、溶剤
方式によると乾燥に時間を要する上、残留溶剤が耐久性
に悪影響を及ぼすことがあるので熱溶剤方式が好ましい
。

基板（４）は普通の合板、強化合板、難然合板、防腐合
板等の各種合板のほか、ファイバーボード、パーティク
ルボード、耐水性段ボール、強化段ボール、石綿板、石
膏ボード、プラスチック板、発泡プラスチック板、普通
の木材、鉄板、防錆加工鉄板その他の金属板等がある。

これら基板に粘着剤層を設けた金属薄板を貼るさい基板
の面に、前記プライマー層と同じ組成、若しくは一般に
用いられている組成のプライマー層（７）を設け（第５
図）、その上に前記粘着剤層付金属板を圧着一体化すれ
ば一層強園に接着した表装材が得られる。上記の基板の
面に粘着剤層を有する金属薄板を貼るさい金属薄板は基
板の面に応当する大きさのものを貼るほか、基板の適宜
縁部例えば周縁部、一方の対向縁部を適宜幅に残るよう
該基板より小さい金属薄板を貼着した表装材もあり、こ
の表装材は壁面等の被装着部へ取付けるさい基板の撚出
縁部を、例えば該縁部に応当して作成した枠縁等を介し
て固定すれば装着が容易で、見栄えもよくできる。

また上記とは反対に金属薄板が基板の縁部がら延出する
よう基板より大形のものを貼着した表装材もでき、この
表装材は金属薄板の延出部を基板の端面側に折り曲げて
被装着部へ取付は若しくは延出部を重ね合わす等して取
付けれは継目からの両水、風等の浸入が防止でき、耐久
性も外見も一層よくなる。

上記の金属薄板がプライマーや粘着剤等を劣化する物質
を生ずる恐れのある場合には、プライマー層又は（およ
び）粘着剤層に有害物質防止剤を配合することができる
。例えば、銅系金属薄板の場合はプライマー層中にＮ−
イソプロピル−Ｎ’　−フェニル−Ｐ−フェニレンジア
ミン、Ｎ、Ｎ′−ジフェニル−Ｐ−フェニレンジアミン
、Ｎ、Ｎ′−ジー２−ナフチル−Ｐ−フェニレンジアミ
ン等の銅害防止剤をエラストマー１００重量部に対し。

、／〜３重量部程度配合するとよい。

上記本発明の表装材を作るには、所望の金属薄板の裏面
にプライマー層を設け、その上に所定の粘着剤を常法に
より所要厚みに塗布しこれを、貼付向にプライマー層を
有し若しくは有しない所定の基板面に載置し、粘着剤層
と基板面との間に空気等が介在しないようゴムコール等
を介して押圧し緊密に接着一体化する。また金属薄板の
面にエンボス模様のある表装材は、予め金属薄板の裏面
にプライマー層を設け若しくは設けないで、これを所望
のエンボス模様を刻設した型巣な有する一対の型に挾み
加圧して所望のエンボス模様付けし、前記のプライマー
層を設けなかった場合はこれを設け、プライマー層の面
に前記同様にして粘着剤を塗布し、これを前記同様にし
て基板面に貼着する。得られた表装材の表面には、被装
着部へ施用の前または後、耐候性、耐層性等にすぐれた
透明で着色若しくは着色しないクリヤーラッカー等の合
成樹脂液等を塗布し、保護被覆を形成することもできる
。

上記のプライマー層および粘着剤層形成用の原料配合例
および実施例を次に示す。

プライマー層形成用液の配合例 配合（Ａ） ヘベアブラスＭｇ−３０村　　　　１００７アルコンＰ
−１００黄２　　　　　　／　００　〃エピコートと２
了　リ　　　　　　　／、！タ〃エピキュアーＤＸ７０
３　柵　　　　　　７タ９スミライザ−ＭＤＰ　　苦５
／ｌｌ ツクラックホワイト　＋６　　　　　　０．夕？トルエ
ン　　　　　　　　　　　　ダ３０〃メチルエチルケト
ン　　　　　　　ゲタ０〃配合ＣＢ） ニポール１００３　村　　　　　　　３０９天然ゴムＲ
８Ｓ＃３　　　　　　　　２０〃ヘベアプラスＭＧ−３
θ−Ｘ−１オ０〃ＦＴＲ乙１００　黄９　　　　　　　
　／１０〃エピ＝７−ト己−，２，！？うＣ３／２−３
−〃エピキュアーＤＸ１０３　黄４　　　　　７タ〃ス
ミライザ−ＭＤＰ　　黄５　　　　　　　／〃アンテー
ジ３Ｃ苦１０　　　　　　　　０．３〃トルエン　　　
　　　　　　　　　　グ３０〃メチルエチルグトン　　
　　　　　ゲタ０〃配合（Ｃ） ニポール１０７２　簀１１　　　　　　　２０？ヘベア
プラスＭＧ−３０薫１　　　　　ざ０〃ＦＴＲ乙／θθ
　餐９　　　　　　　１０〃エピコートと２ざ　矢３　
　　　　　　／２０？エビキュアー１００　黄１２　　
　　　　　乙０〃スミライザーＭＤＰ　　矢５　　　　
　　　／〃アンテージ３　Ｃｎｏ　　　　　　　　　Ｏ
，３〃トルエン　　　　　　　　　　　　グ３　Ｑ　Ｌ
ｒメチルエチルケトン　　　　　　　ゲタ０〃村　伊藤
商事■の天然ゴムにメチルメタクリンートを３０係（重
量％以下同じ）クラフト重合したメチルメタクリレート
変性天然ゴムの商品名 続　荒用化学■製水素添加石油樹脂（軟化点１００℃）
の商品名 苦３　油化シェルエポキシ■製ポリエポキシ化合物の商
品名 村　油化シェルエポキシ肛製エポキシ硬化剤の商品名 門　住友化学江製ビスフェノール系老化防止剤の商品名 ★６　入内新興化学工業■製アミン系老化防止剤の商品
名 黄８　日本ゼオン■製ＳＢＨの商品名 日　三井石油化学工業■製石油樹脂の商品名黄１０川ロ
化学工業■製老化防止剤の商品名餐１１日本ゼオン■製
ＮＢＲの商品名 黄１２油化シェルエポキシ■製エポキシ硬化剤の商品名 粘着剤の配合例 天然ゴム（スモークシート）　　１００部Ｃ重量）炭酸
力ルシクム　　　　　　　　７０“亜鉛華　　　　　　
　　　　　　３０〃カーボンブラツク　　　　　　　　
３“スーパーエステルＬ　黄７　　　３０〃プロセスオ
イル　　　　　　　　１０“アルコンＰ−１００苦２　
　　　　１００１１アルキルフエノールジサルフアイド
　　　　　ｊ〃ジブチルジチオカルバミン酸亜鉛／〃 スミライザーＭＤＰ　　柿　　　　　３〃＋７　荒用化
学歇製液状ロジンエステル樹脂の商品名 続、門は前記プライマー配合参照 実施例／ 厚さ０．／閣×縦、２０　ｃｍ　Ｘ横乙０釧の銅条（銅
薄板）（１）の三方の面に配合例（Ａ）のプライマー液
を、塗布乾燥後の塗布量が、ｊ　？／ｒｎ”となるよう
に塗布し、このプ、ライマ一層上に前記配合例の粘着剤
を厚み、！００μとなるようにして均一に塗布して粘着
剤層を形成し、これを耐水合板（２０ｃｍ×ｌ＞Ｏｏｎ
角）に貼り、その上をゴムローラーを用いて圧着し、本
発明の表装材を得た。この表装材を屋外に面する壁面に
銅条面を表側にして固定し、風雨にさらし、その状態の
変化を観察した結果／ケ年経過しても銅条の剥れは全く
生じながった。配合例（Ｂ）及び（Ｃ）のプライマー液
を使用した場合も殆んど同様な結果が得られた。

実施例２ 耐水合板の貼合せ面に配合例（Ａ）のプライマー液を乾
燥後の塗布量が／　ＯＳ’／７７＋’となるように塗布
し、その上に粘着剤層を設けた例／の銅条を貼着した以
外は、例／と同様にして本発明の表装材を得た。

この表装材について例／と同様に屋外に固定して風雨に
さらした結果、例／同様何等の変化も生じなかった。

本発明の表装材は上記の如く金属薄板は（必要に応じ基
板も）特殊組成のプライマー層と耐水性、耐候性にすぐ
れた粘着剤層を介して接着一体化されているので、家屋
その他の建築物等の内外壁面等被装着部へ表装用、保護
用等として長期の使用に耐え、風雨や有害ガス等にさら
されても剥離したり、腐食したりせ・ず強固に且つ外見
よく保定でき、その取付施工も被着面に嵌着、貼着、打
着等により容易できるもので、上記の建築物の内外側壁
のほか、天井、屋根、建具類、塀の構築用表装材として
、家具類その細工作物の表装材として極めて有効に使用
できる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の実施例を示し、第１図は一部切大斜面図
、第一図は第１図のｎ　−ｎ線断面図、第３図は変形例
を示す平面図、第９図は第３図のＩ■−■線断面図、第
！図は他の変形例を示す断面図である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １　金属薄板の面にプライマー層を存して粘着剤層を設
   け前記粘着剤層を介して基板の面にプライマーを存し若
   しくは存せず貼着した表装材。 ２　金属薄板が銅、銅合金、軽金属類、軽合金類および
   ステンレス鋼から選ばれる特許請求の範囲第１項記載の
   表装材。 ３　金属薄板がその表面に図柄模様、エンボス模様その
   他の表面加工が施こされた特許請求の範囲第１項または
   第２項記載の表装材。 ４　プライマー層が天然ゴム変性体、スチレンブタジエ
   ンゴム、ニトリルゴムおよび塩化ゴムから選ばれる少な
   くとも１種のエラストマーと粘着付与性樹脂とエポキシ
   樹脂とエポキシ樹脂硬化剤を含有している特許請求の範
   囲第１項記載の表装材。 ５　プライマー層がエラストマー１００重量部に対し粘
   着付与性樹脂２０〜３００重量部とエポキシ樹脂３０〜
   ２００重量部とエポキシ当量の硬化剤で構成されている
   特許請求の範囲第１項または第４項記載の表装材。 ６　粘着剤層が天然ゴム若しくは合成ゴムをエラストマ
   ーとし、これに粘着付与性樹脂、架橋剤、老化防止剤を
   含有する耐老化性にすぐれた粘着剤で構成されている特
   許請求の範囲第１項記載の表装材。