JPS63276490A - 組換え体dnaおよび形質転換体 - Google Patents

組換え体dnaおよび形質転換体

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JPS63276490A
JPS63276490A JP62110641A JP11064187A JPS63276490A JP S63276490 A JPS63276490 A JP S63276490A JP 62110641 A JP62110641 A JP 62110641A JP 11064187 A JP11064187 A JP 11064187A JP S63276490 A JPS63276490 A JP S63276490A
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leader sequence
recombinant dna
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Masayo Ito
雅代 伊藤
Tetsuhisa Sudo
哲央 須藤
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Toray Industries Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は動物細胞を宿主として、遺伝子組換え技術によ
り種々の生理活性ポリペプチドを大量に産生させること
を目的として5作製した新規組換え体DNA、および該
組換え体DNAによる形質転換体に関する。
〈従来の技術〉 人間の生活にかかわる様々な物質を大量に安く生産する
ため、近年急速に発展してきた遺伝子操作技術が、各々
の分野で作用されている。
医薬品として、また生体の研究等で必要な因子として、
生体内の微量な生理活性物質の生産にも広くとり入れら
れる。
生理活性物質の生産方法にはいろいろあるが、正常細胞
の刺激による場合、量産が困難で、がっ純品を得るなめ
に複雑な精製工程を経なければならない。
これに対し、目的とする物質のDNAがクローニングさ
れている場合、遺伝子操作技術を用いて大量の純品を安
価に得る方法が開発されつつあり、実際にインシュリン
をはじめ医薬品の生産にも応用されている。
物質を生産させる宿主としては、大腸菌、酵母、鮎 拓草菌、動物細胞などが一最に研究されている。
研究が最も進んでいる大腸菌では、その生産物の蛋白質
部分のみ作られ、糖鎖がつかない。
ところが、生体内生理活性物質の多くは糖付加ポリペプ
チドであり、その中には生理活性の発現や体内動態にお
いて糖鎖を必要とするものがある。
絨毛膜性生殖刺激ホルモン(chorionirago
nadotropin)、甲状腺刺激ホルモン(thy
rotropin)、濾胞成熟ホルモン<folliL
ropin)および黄体形成ホルモン(lutropi
n)は、生物活性の発現に糖鎖が必要である(T、V、
Ramabhadran et at。
Proc、 Natl、 Acad、 Sci、 U、
S、A、 11.6701.1984)また、増血因子
の一つエリトロボイエチン(erythropo i 
et i n)は末端のシアル酸を除去すると生体内で
の活性が無くなる(P、 Lowyet at、 Na
ture 185 102.1960)。
一方、血栓を溶解させる作用のある組織型プラスミノゲ
ンアクチベータ[tissue  type  pla
sminogen  activat。
r(TPA)]は、糖鎖に加えてシスティン残基を多く
持つなめポリペプチドの複雑な修飾が可能な動物細胞系
でないと作れないと考えられている(R,J、Kauf
man et al、 Ho1.Ce11. Biol
、、 5.17501985)。
また、微生物と動物細胞とでは蛋白合成機構がいくらか
異なるために、作られる蛋白のアミノ末端が天然のもの
と異なる場合が多い。実際に天然のヒトインターフェロ
ンγのアミノ末端はGinであるのに対し、大腸菌で作
られたそれはMetである。
天然物と大腸菌生産物との、糖鎖やアミノ末端の違いは
、生理活性発現や体内動態に影響を与えるのみならず、
治療薬として長期間又は頻回使用する場合、アレルギー
反応や坑原坑体反応による力価の減少などの問題が懸念
される。
以上の理由から、生体内生理活性物質の生産は動物細胞
系で行うことが望ましいのであるが、この場合の問題の
一つとして大腸菌や他の系に比べ、産生量が少ないこと
があげられる。
この間開に対し、これまでにウィルスのプロモーターや
エンハンサ−をベクターに組込むことが試みられてきた
。これらはベクターDNAの転写効率の向上を計るもの
でそれなりの成果があがっている。
また蛋白質の産生を増大させるには、細胞外への蛋白質
の分泌の効率をあげることも効果があると予想される。
分泌に関4しているリーダーシークエンス部分について
研究が進んでいるが、これまでのところリーダーシーク
エンスに手を加えることにより、動物細胞において産生
量を増した報告はない。
また生理活性ポリペプチドのcDNAクローニングに際
して、完全なリーダーシークエンスを含まない不完全な
長さのcDNAがとれた場合は、S V 40などのプ
ロモーターの下流にこの不完全なcDNAをつないでも
、動物細胞においては生理活性ポリペプチドは産生され
ない。産生せしめるなめには、完全長のcDNAを取得
せねばならなかった。
〈発明が解決しようとする問題点〉 本発明の目的は、分泌に関する遺伝子を改良することに
より、動物細胞において天然型生理活性ポリペプチドを
高い効率で産生するベクターを作製し、これを動物細胞
に導入して生産物を大量に得ることにある。
また、リーダーシークエンスを含まない不完全なcDN
Aを動物細胞で発現させることをも目的とする。
これを更に応用すれば、非分泌蛋白を効率良く分泌させ
得る可能性もある。
く問題点を解決するための手段〉 本発明は、真核細胞中で発現が可能なベクター中のプロ
モーター配列の下流に、真核生物由来で、かつ目的の生
理活性ポリペプチド遺伝子のリーダーシークエンスとは
異なるリーダーシークエンス、および目的の生理活性ポ
リペプチド遺伝子を連結してなる組換え体DNAおよび
該組換え体DNAによる形質転換体に関する。
本発明の好ましいベクターについて以下に説明するが、
本発明はこれに限定されるものではない。
本発明のベクターの作製は、 ■ 真核細胞内で機能するプロモーターの制御下に、分
泌に必要なリーダーシークエンスと、生理活性ポリペプ
チドをコードする遺伝子と、その更に下流に動物細胞で
の発現に必須なpoly  rA付加シグナルが置かれ
た遺伝子配列と、■ 大腸菌での複製開始点と薬剤耐性
遺伝子とからなる遺伝子配列とを結合することにより達
成せられる。
本発明の真核細胞内で機能するプモーターとは、動物ウ
ィルス遺伝子のプロモーターもしくは動物細胞遺伝子の
プロモーターであって、動物細胞の中で下流の生理活性
ポリペプチドの遺伝子配列をmRNAへ転写する機能を
有するものであれば何でもよい。
一例としてSV40初期プロモーター、SV40後期プ
ロモーター、アデノウィルス遺伝子のプロモーター、H
Bウィルス遺伝子のプロモーター、レトロウィルス遺伝
子のプロモーター等が動物ウィルス遺伝子のプロモータ
ーとしてあげられる。
また、チミジンキナーゼ遺伝子のプロモーター、メタロ
チオネイン遺伝子のプロモーター、インターフェロン遺
伝子のプロモーター等が動物細胞遺伝子のプロモーター
としてあげられる。この中でも、SV40初期フロモー
ター、SV40後期プロモーターが好ましい。
真核細胞型プロモーターは一種でも二種以上併用しても
良い。なお、真核細胞型プロモーターの上流には、転写
効率を高めると言われているH arbeyマウス肉種
ウィ少種ウィルスTRのエンハンサ−配列やSV40の
エンハンサ−配列を挿入しても良い。
リーダーシークエンスとしては、目的の生理活性ポリペ
プチドのリーダーシークエンスとは異なるものであれば
特に限定されないが、動物細胞における産生が高い生理
活性ポリペプチド由来のものが好ましい。例えばヒトイ
ンターフェロンβ、ヒトインターフェロンγ、ヒトGC
8F、マウスGMCSF等に由来するリーダーシークエ
ンスがあげられるが、中でもマウス0MC8F由来のも
のが好ましい。
リーダーシークエンスの下流に連結する生理活性ポリペ
プチド遺伝子としては、絨毛膜性生殖刺激ホルモン、甲
状腺刺激ホルモン、濾胞成熟ホルモン、黄体形成ホルモ
ン、エリトロボイエチン、組織型プラスミノゲンアクチ
ベータ、ヒトインターロイキン2、インターロイキン3
等の遺伝子があげられる。
大腸菌における複製開始点および薬剤耐性遺伝子を結合
することは、該ベクターDNAt!−簡便、大量かつ純
粋に調製するために有用である。複製開始点としては、
大腸菌染色体DNAの合成阻害剤で複製の増幅が起こる
ことが知られているコリシンE1プラスミド由来のもの
、例えばpBR322およびこれに辺縁のプラスミドが
望ましいが、これに限定されるものではない。
薬剤耐性遺伝子としては、アンピシリン耐性遺伝子、テ
トラサイクリン耐性遺伝子、カナマイシン耐性遺伝子、
ストレプトマイシン耐性遺伝子、ネオマイシン耐性遺伝
子などがあげられる。
但し、これら大腸菌内で機能する遺伝子配列を動物細胞
に導入する場合には、動物細胞内で機能する遺伝子の発
現を抑制する有害配列(po i 5onousequ
ence : )lonica Lu5ky et a
t、 Nature vol。
293、 p79〜81.1981)を除くことは重要
である。
ベクターDNAの調製は一最的な方法で行うことができ
る(T、Haniatis et at、 Mo1ec
ular Cloning、 D86〜96.1982
)。
ベクターDNAの真核細胞への導入は既存の方法により
可能である(Yokota et al、 Proc、
 Natl。
Acad、 Sci、 Ll、S、A、 81.107
0−1074. (1984))。
真核細胞としては、マウスCl27I、ハムスターCH
O、マウスミエローマ細胞、ヒトミエローマ細胞、ヒト
HeLa細胞、サルC08−1細胞などがあげられる。
中でもSV40由来の複製開始点を有するベクターの複
製が可能となっている細胞が望ましく、例えば、サル由
来のT抗原をもつCOS−1細胞(Y、Gluzman
、 Ce1l旦175(1981))が特に望ましい。
本ベクターは、プロモーターの制御下にある生理活性ポ
リペプチド遺伝子を真核細胞内で発現させ、生産物を細
胞外に分泌させるので、このベクターにより形質転換さ
れた動物細胞を培養し、培養液上清を精製することによ
り、目的の生理活性ポリペプチドを得ることができる。
く実 施 例〉 以下実施例をあげて本発明を更に具体的に説明する。
実施例1 ベクターpCL−LS−hIL−2の作製方法を以下に
示す。基本的な遺伝子操作の手法は“HOlecula
r c1oning’■Haniatisら、(198
2) Co1d Springharbor 1abo
ratory)によった。
(1)ベクターpH3mGMC3Fの作製;マウスGM
C3FのcDNAをクローン化するベクターpH3mG
MC3Fの作製は以下のようにして行った。マウスT細
胞株IH5,5(Minato、Nら、”Natura
l killer cells and its re
gulation” ed、 Ho5hino、 Ko
ren、 and Uchida、  Excerpt
a Hedica p22 (1984))を1%フィ
トヘマグルチニンと50 nQ/ mlのフォルボール
ミリステック酸にて刺激し、GMCSFを誘導した後、
細胞よりmRNAを調製した。mRNAの調製とcDN
Aの作製およびベクターへのクローニングは公知の方法
(Okayama、 If、ら、Mo1. Ce11.
 Biol、 3.280(1983))に従った。得
られたcDNAライブラリーの中から公知のGMCSF
cDNA (Gough、N。
H4ら、Nature  309 763 (1984
))に相補的な塩基配列からなる二つの合成オリゴヌク
レオチド5′TGG  AAG  CAT  GT^ 
GAG  GCC3’  と 5  ’  CTG  
GCCTGG GCT TCCTCA 3 ’とをプロ
ーブとしてコロニーハイブリダイゼーションにより陽性
の株を選択しベクターpH3mGMCSFを得た。
(2)ベクターpLsV1の作製: 動物細胞におけるポリペプチド発現ベクターpLSVI
は次のようにして作製した。概略を第1図に示す。ベク
ターp L 1 (Okayama、It、ら、Hol
Ce11. Riot、 3.280 (1983))
をHindlliおよびPstIで消化し、SV40複
製開始点およびプロモーターを含む約520bpのDN
A断片をアガロースゲル電気泳動により分取した。この
DNA断片をAとする。またベクターp c D V 
1 (Okayama、tl、ら、Hot、 Ce11
. Biol、 3.280 (1983))?・ をI(i n d I[およびEcoRI閂消化しアガ
ロースゲル電気泳動にてpBR322の複製開始点を含
む長鎖DNA断片を分取した。このDNA断片をBとす
る。次にDNA断片A、Bおよび末端をT4キナーゼで
リン酸化した二つの合成オリゴヌクレオチド5 ’ G
TCTAGAGAGCTCCCGGG3 ’と5’AA
TTCCCGGGAGCTCTCTAGACTGCA3
 ’をT4DNAリガした。アンピシリン100μg/
mlに耐性を示す形質転換体よりベクターDNAを抽出
し、制限酸素切断地図を作製し目的のベクターpcDV
Pを得た。
次にベクターp n e o 5 ’ (Lusky、
H,ら、Ce1l。
36、391 (1984))をSst工で消化した後
、T4DNAポリメラーゼKlenow断片で処理し平
滑末端とした後、Salニリンカーをこの末端に’T’
4DNAリガーゼを用いて連結した。5alIおよびC
1a工で消化後、アガロースゲル電気泳動によりモロニ
ー白血病ウィルスのエンハンサ−を含む約530bpの
DNA断片を分取した。このDNA断片をCとする。−
力先に作製したベクターpcDVPをSal工およびC
1aIで消化し、アガロースゲル電気泳動により長鎖断
片を分取しておく。このDNA断片をDとする。DNA
断片CとDをT4DNAリガーゼにより連結した後、大
腸菌MC1061を形質転換した。得られたアンピシリ
ン耐性形質転換株よりベクターDNAを調製し、制限酵
素切断地図を作製し目的のベクターpLSV−1を得た
く3)ベクターpLsVmGMcsFの作製:マウスG
MC3Fを動物細胞で発現するためのベクターp L 
S V m G M CS Fは次のようにして作製し
た。概略を第2図に示す。ベクターpH8mGMcsF
をAva[で消化後アガロースゲル電気泳動しマウスG
MCSF構造遺伝子を含む約510bpのDNA断片を
分取した。末端をT4DNAポリメラーゼKlenow
断片にて平滑末端とした後、5stIリンカ−をT4D
NAリガーゼを用いて連結した。次にこれをHinfI
にて消化して末端を平滑末端とした後、アガロースゲル
電気泳動にて約430 bpの断片を得た。これにKp
nニリンカーをT4DNAリガーゼにて連結した後、S
st工およびKpn工で消化した。このようにして得ら
れたDNA断片とpLsVlを5stIおよびK p 
n 工で消化して得た長鎖DNA断片とをT4DNAリ
ガーゼにて連結した後、大腸菌MC1061を形質転換
した。アンピシリン耐性を示す株よりベクターDNAを
調製し制限酵素地図を作製しベクターpLSVmGMC
SFを得た。
(4)ベクターpct、の作製: マウス(m)GMCSFのリーダーシークエンスを含む
pBR322であるpCLの作製は以下のように行った
。概略を第3図に示す。
pLsVmGMcsFをKpn工およびXba■で消化
し、アガロースゲル電気泳動によりmGMCSF遺伝子
を含む約”;oobpのDNA断片を分取した。これを
Dde 工で消化し、DNAポリメラーゼエKleno
wFragmentにて切断部位を平滑末端にした後、
5stIで消化し、アガロースゲル電気泳動を行って、
mGMCSF遺伝子のリーダーシークエンス部分を含む
約65bDのDNA断片を分取した。これを断片aとす
る。
一方、pBR322をHindI[[で消化し、DNA
ポリメラーゼIKlenowFragmentで切断部
位を平滑末端にした。これにT4キナーゼで末端をリン
酸化した5stIリンカ−をT4DNAリガーゼで連結
し、E、co 1 iMcI061 ()4.+、 C
a5adabanら、J、Mo1.Bil、、 138
.179 (1980))を形質転換した。
アンピリジン100μg / mlに耐性を示す株よリ
ブラスミドDNAを抽出し、5stIで一箇所切断され
、かつHind[[で消化されないプラスミドを分離し
た。このプラスミドDNAをアルカリ法により調製し、
BamHIで消化し、切断部位をDNAポリメラーゼエ
K] enowFragmentにて平滑末端化した。
ここに、T4キナーゼで末端にリン酸をつけたKpn■
リンカ−をT4DNAリガーゼを用いて連結し、E、c
oliMc1061(前出)を形贋転換した。アンピシ
リン100μg / mlに耐性を示す株よりプラスミ
ドDNAを抽出し、制限酵素切断地図を作り、目的のプ
ラスミドを分離しな。このプラスミドDNAをアルカリ
法により調製し、Sst工およびK p n 工で消化
し、pBR322originおよびアンピシリン耐性
部位を含む長鎖断片をアガロース電気泳動により分取し
た。これを断片すとする。
更に既知の方法で化学的に下記のオリゴマーを合成した
5 ′TGCATTCCGTGGTAC3”  、 、
 、 、 c3’ ACGTAAGGCAC5’  、
 、 、 、 、 、 d次に、2.9X10’μgの
断片a、1.8×10−4μgの断片b、0.875μ
gのオリゴマー〇、0.63μgのオリゴマーdを混合
し10℃、15%ポリエチレングリコール存在下でT4
DNAリガーゼにて反応させることによりこれらを連結
し、E、coliMc1061 (前出)を形質転換し
た。アンピシリン100μf/mlに耐性を示す株より
プラスミドDNAを抽出し、Sst工切断部位から5p
hI側へdideoxy法(Sanger、 F、5c
ience、 214.1205−1210 (198
t)/Hessing、 J、 and Vieira
、 J、Gene、 19.269−276(1982
))で塩基配列を決定した。S s t IからKpn
I部位下流5obpまでを確認し、目的のベクターpc
i、、を得た。
(5)ベクターp’rhIL−2−ΔSBの作製;特開
昭61−247387に記載の方法に従って、ベクター
pThlL−2−ΔSBを作製した。
(6)ベクターpCLヒト(h)IL−2の作製二mG
MC3Fのリーダーシークエンスの下流にhIL−2を
コードした遺伝子をつないだベクターであるpCLhI
L−2の作製は以下のように行った。概略を第4図に示
す。
p’rhIL−2−ΔSB(特開昭6l−247387
)をC1a工で消化し、マングビーンヌクレアーゼで切
断部位を平滑末端化した。これにり、 Ca5adab
anら、J、Ho1.  Biol、、  138 1
79 (1980))を形質転換した。アンピシリン1
00μg / mlに耐性を示す株よりプラスミドDN
Aを抽出し、制限酵素切断地図を作り目的のプラスミド
を分離した。このプラスミドDNAをアルカリ法で調製
しBamHI消化して、DNAポリメラーゼエKIen
owFragmentにて切断部位を平滑末端にした。
ここに、T4キナーゼで末端をリン酸化したKpnニリ
ンカーをT4DNAリガーゼで連結し、E、co l 
iMc1061 <前出)を形質転換し、前出の選択で
プラスミドDNAを抽出した。KpnI、NcoIが各
々一箇所あり、BamH工部位工部上しているプラスミ
ドを分離し、アルカリ法でプラスミドDNAを調製した
。これをNcoI消化しマングビーンヌクレアーゼで切
断部位を平滑末端化し、更にKpnIで消化してhIL
−2の遺伝子を含む約410bpの短鎖断片をアガロー
スゲル電気泳動により分取しな。これを断片aとする。
一方、pCLをN5iI消化し、切断部位をDNAポリ
メラーゼ1KI enowFragmentにて平滑末
端化した。これをKpn■消化してアガロースゲル電気
泳動を行い、mGMCSF遺伝子のリーダーシークエン
ス部分を含む長鎖断片を分取した。これを断片すとする
次に0.1μgの断片aと0.1μgの断片すとを混合
し、10°CでT4DNAリガーゼにて反応させること
によりこれらを連結し、E、coliMc1061 (
前出)を形質転換した。アンピシリン100μz / 
mlに耐性を示す株よりプラスミドDNAを抽出し制限
酵素切断地図を作り、目的のベクターpCLh I L
−2を得た。
(7)ベクターpCL−LS−h I L−2の作製j
mGMcsFのリーダーシークエンスの下流にh−IL
−2構造遺伝子が連結されたhIL−2発現ベクターで
あるpCL−LS−h I L−2の作製は以下のよう
に行った。概略を第5図に示す。
pCL−hIL−2を5stIおよびKpn工で消化し
、アガロースゲル電気泳動でmGMCSFのリーダーシ
ークエンスとh I L−2遺伝子を含む短鎖断片を分
取した。これを断片aとする。
一方、pLSVmGMC3FをKpn工およびSst工
で消化して長銀断片を分取したものを断片すとする。
つぎに5X10−3μgの断片aと0.1μgの断片す
を混合し、T4DNAリガーゼにて10℃で反応させる
ことによりこれらを連結し、E、 co l iMc1
061 (前出)を形質転換した。アンピシリン100
μg / mlに耐性を示す株よりプラスミドDNAを
抽出し、制限酵素切断地図を作り、目的のベクターpC
L−LS−h I L−2を得た。
実施例2 COSI細胞でのヒト(h)IL−2ポリペプチドの発
現 第沖=−i図に示したベクターpCL−LS−hIL−
2は、hIL−2遺伝子の上流に5v40の初期遺伝子
プロモーターおよび複製開始点をもち、更に上流にHa
 M S V L T Rエンハンサ−をもつ、hIL
−2遺伝子の下流には、SV40の後期遺伝子のpol
y  r  A付加シグナルをもつ。そして更に、pB
R322の複製開始点と、アンピシリン耐性遺伝子をも
っている。
本ベクターは、SV40初期プロモーターの制御下にあ
るh I L−2道伝子を噴孔動物細胞内で発現させる
ことができる。
そこで、SV40由来の複製開始点を有するベクターの
複製が可能となっているサル由来細胞株COS1(Y、
GIuzman、 Cel 23.175 (1985
)) ヘDEAEdextran法(Yokota、T
 et al、 Proc。
Natl、 Acad、 Sci、 U、S、A、 8
1.1070−1074.(1984))により導入し
た。導入後3〜4日の細胞培養液のhIL−2活性を測
定した。hIL−2の力価測定はCTLLを用いたG1
1lisらの方法(S、G11lisら、J、Immu
nol、、 120 2027 (1978)) 、ま
たはT、Mosmannの方法(J、Immunolo
gicalMethod、 65.55 (1983)
)に従った。
比較のため、pt、svh I L−2(p I L−
2−28,3の5alIとC1aIの間にモロニーター
) 、 p I L−2−28,3,pSVh I L
 −2(共に特開昭62−32885>を同様にして導
入し、培養液のIL−2活性を測定した。結果を表に示
す。
エンハンサ−の有無(1と3)による発現の差と比べて
、リーダーシークエンスをmGMCSFのものに代えた
ことによる発現向上は大きい。1と2を比べると、5〜
30倍にあがっていることがわかる。
以下余白 〈発明の効果〉 本発明により、天然型と酷似した生理活性物質が、高い
産生効率で得られる。
また、cDNAのクローニングで、完全なり一ダーシー
クエンスを含まないcDNAがとれた場合でも、本発明
によりその生理活性物質を動物細胞において発現、分泌
させることができる可能性がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はベクターpLSVIの作製方法を示す。 第2図はベクターpLSVmGMCSFの作製法を示す
。 第3図はベクターpCLの作製方法を示す。 第4図はベクターpet、hIL−2の作製方法を示す
。 第5図はベクターp CL−L S−h I L−2の
作製方法を示す。

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)真核細胞中で発現が可能なベクター中のプロモー
    ター配列の下流に、真核生物由来で、かつ目的の生理活
    性ポリペプチド遺伝子のリーダーシークエンスとは異な
    るリーダーシークエンス、および目的の生理活性ポリペ
    プチド遺伝子を連結してなる組換え体DNA。
  2. (2)真核細胞中で発現が可能なベクターが、大腸菌中
    での複製に必要な複製開始点およびPolyrA付加シ
    グナルを含むベクターである特許請求の範囲第(1)項
    記載の組換え体DNA。
  3. (3)プロモーター配列が、SV40初期プロモーター
    またはSV40後期プロモーターの配列である特許請求
    の範囲第(1)項記載の組換え体DNA。
  4. (4)真核生物由来で、かつ目的の生理活性ポリペプチ
    ド遺伝子のリーダーシークエンスとは異なるリーダーシ
    ークエンスが、マウスGMCSF遺伝子由来のものであ
    る特許請求の範囲第(1)項記載の組換え体DNA。
  5. (5)目的の生理活性ポリペプチド遺伝子が、インター
    ロイキンをコードする遺伝子である特許請求の範囲第(
    1)項記載の組換え体DNA。
  6. (6)インターロイキンがヒトインターロイキン2であ
    る特許請求の範囲第(5)項記載の組換え体DNA。
  7. (7)真核細胞中で発現が可能なベクター中のプロモー
    ター配列の下流に、真核生物由来で、かつ目的の生理活
    性ポリペプチド遺伝子のリーダーシークエンスとは異な
    るリーダーシークエンス、および目的の生理活性ポリペ
    プチド遺伝子を連結してなる組換え体DNAにより動物
    細胞を形質転換して得られる形質転換体。
  8. (8)真核細胞中で発現が可能なベクターが大腸菌中で
    の複製に必要な複製開始点およびPolyrA付加シグ
    ナルを含むベクターである特許請求の範囲第(7)項記
    載の形質転換体。
  9. (9)プロモーター配列が、SV40初期プロモーター
    またはSV40後期プロモーターの配列である特許請求
    の範囲第(7)項記載の形質転換体。
  10. (10)真核生物由来で、かつ目的の生理活性ポリペプ
    チド遺伝子のリーダーシークエンスとは異なるリーダー
    シークエンスが、マウスGMCSF遺伝子由来のもので
    ある特許請求の範囲第(7)項記載の形質転換体。
  11. (11)目的の生理活性ポリペプチド遺伝子が、インタ
    ーロイキンをコードする遺伝子である特許請求の範囲第
    (7)項記載の形質転換体。
  12. (12)インターロイキンがヒトインターロイキン2で
    ある特許請求の範囲第(11)項記載の形質転換体。
  13. (13)動物細胞が、サル由来のCOS−1細胞である
    特許請求の範囲第(7)項記載の形質転換体。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5298603A (en) * 1985-12-21 1994-03-29 Hoechst Aktiengesellschaft GM-CSF protein, its derivatives, the preparation of proteins of this type, and their use
WO1996013516A1 (fr) * 1994-11-01 1996-05-09 Kirin Beer Kabushiki Kaisha Sequence peptidique formant une chaine de mucine et technique de modification de la proteine a lier a la chaine de mucine
WO2009014216A1 (ja) 2007-07-25 2009-01-29 Japan As Represented By Director-General Of National Institute Of Infectious Diseases C型肝炎ウイルス(hcv)に対して感染阻害活性を有する抗体およびその用途
WO2011040535A1 (ja) 2009-09-30 2011-04-07 東レ株式会社 C型肝炎ウイルスワクチン組成物
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