JPH03136000A - 糖鎖を有するb細胞分化因子 - Google Patents

糖鎖を有するb細胞分化因子

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JPH03136000A
JPH03136000A JP2097332A JP9733290A JPH03136000A JP H03136000 A JPH03136000 A JP H03136000A JP 2097332 A JP2097332 A JP 2097332A JP 9733290 A JP9733290 A JP 9733290A JP H03136000 A JPH03136000 A JP H03136000A
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JP
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human
plasmid
terminus
bcdf
amino acid
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JP2097332A
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Naohito Tonouchi
尚人 外内
Tomoko Suzuki
智子 鈴木
Yukio Akiyama
由紀雄 秋山
Yutaka Matsui
裕 松井
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Ajinomoto Co Inc
Original Assignee
Ajinomoto Co Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は真核生物細胞により生産されたt1鎖を有する
ヒトBCDFに関する。
ヒト BCDFは制癌剤、自己免疫疾患治療剤及び血小
板減少症治療剤として汎く応用できる有用な物質である
〔従来の技術〕
ヒト及びマウスにおいて成熟B細胞を抗体産生細胞へ分
化させる因子をB細胞分化因子(BCDF)と総称する
ヒトの体内においてこのような重要に作用を有するヒト
BCDFについて、本発明者等は研究を重ね、そのDN
A配列、及びアミノ酸配列を決定(特開昭63−426
88 、63−56291 ) L、大腸菌によるヒト
BCDPの生産に成功している(特開昭63−1579
96 )。
またヒトBCDFが感染症及び癌の治療に有効な免疫療
法剤となる事(特開平1−63524 ) 、骨髄移植
療法の有効な支持剤となる事(特願昭63−31057
8) 、ワクチン効果増強側となる事(特願昭63−1
83083 ) 、及び血小板減少症治療剤となる事(
特願平1−282297)も見い出している。
なおヒトBCDFをBSF−2あるいはインターロイキ
ン6 (IL−6)と呼ぶことも提唱されているが、(
Nature 、」、  73 (1986) 、 E
MBO,J、、i。
1219 (1987) )ここでは従来よりのBCD
Fなる名称を用いる。またここで用いるヒトBCDFは
インターフェロン活性を有さす、よってインターフェロ
ン活性を持つINF−β2評品(ヨーロッパ出願公開N
α0220574 )とは異なる。
先にも述べたとおりこのように有用な物質であるヒトB
CDFを大量に取得するために、本発明者等は研究を重
ね、エシェリヒア・コリ細菌等の原核生物によるヒトB
CDFの生産に成功している。(特開昭63−1579
96 ) Lかしながら、このような原核細胞により生
産されたポリペプチドには、糖鎖が付加されないことが
知られている。一方で、天然タンパク質のほとんどが糖
鎖付加されていることが知られており、これら糖タンパ
クの糖鎖が、活性・特に生体内での活性、あるいは安定
性に関与しているという説もある。
さて、ヒト BCDFを真核生物細胞を用いて生産した
場合はIl!鎖を有するものが生産されるので、快) 
BCDFの真核生物細胞により生産する技術の確立も1
つの課題である。
さて、ヒト真核細胞によって生産されるBCDFについ
ての報告は多くあり(J、Van Damme et 
al、J。
Exp、Eed、皿914(1987) J、Van 
Damme et al、Eur。
J、Biochem、168543(1987)、J、
Bauer et al、Blood。
”ll−1134(198B)、L、T、May、 e
t al、J、B、c、2637760(1988) 
、  ) これらはP!鎖の検出等を報告している。
一方、工業的に組換えDNA体を有する真核生物細胞に
より、ヒト BCDFを生産する技術は既にイエダ社が
開示している(特開昭62−263200号公報)。
しかし、特開昭62−263200にはN末端配列を含
めて生産される物質の構造については全く言及されてい
ない。従ってどのようなN末端構造を有するものが生産
されているのかについては全く分からないのが現状であ
る。
〔本発明が解決しようとする課題〕
従って本発明の課題は真核生物細胞によって生産される
I!鎖を有し、しかも従来確認及び報告されていない、
N末端配列を有する各種ヒト BCDFの提供である。
〔課題を解決する為の手段〕
本発明者等は上記課題を解決する為に、鋭意検討を重ね
た結果、ヒI−BCDF遺伝子を持つプラスミドにより
形質転換された真核生物細胞を培養液中で培養すること
により、目的とする糖鎖を有し、しかも従来知られてい
ないN末端配列を有するヒトBCDFを提供することが
でき本発明を完成に至らしめた。即ち、本発明は組換7
えDNN棒体有する真核生物細胞を培養して生産される
糖鎖を有するヒトBCDPである。
以下、本発明を具体的に説明する。
本発明に用いるプラスミドとは以下のようなものである
。原則として本物質の生産に用いられるプラスミドは真
核細胞内で転写可能なプロモーター及びポリ(A)付加
シグナルを有している。
プロモーターとしては普通Sν40初期プロモーター 
(SV40 earlyと略する) SV40後期プロ
モーター(SV401ateと略する)、あるいはメタ
ロチオネインプロモーター(MTと略する)、マウス乳
癌ウィルスプロモーター(MMTVと略する)などの誘
発可能なプロモーターを用いれば良い。また、ポリ(A
)付加シグナルとしてはSV40スプライシングシグナ
ル、ラビットβアクチンpolyA付加シグナル等を用
いることができる。
もちろん上記プロモーター及びポリ(A)付加シグナル
を含むベクター類は市販されており例えばpMAM 、
 pEUK −C1というプラスミドがクロンチック社
から市販されている。
もちろん、上記プロモーター及びポリ(A)付加シグナ
ル以外のプロモーター及びポリ(A)付加シグナルを用
いてもかまわない。
このプロモーターとポリ(A)付加シグナルの間に目的
の遺伝子即ちヒl−BCDF遺伝子が挿入されるわけで
ある。
プラスミドとしては好ましくは真核細胞内での選択マー
カー(例えば抗生物質G418耐性となるNeo遺伝子
、ミコフェノール酸耐性となるEcogp を遺伝子、
チミジンキナーゼ遺伝子、又はアミノ酸生合成遺伝子)
を有する方がよい。
更に好ましくは薬剤の濃度が上昇するに従って細胞内で
増幅される遺伝子、例えばジヒドロ葉酸還元酵素(dh
fr)遺伝子を有する方がよい。
また同一プラスミド内に選択マーカー又はdhfr遺伝
子を有していなくても別のプラスミド上に選択マーカー
又はdhfr遺伝子を有している場合でもよい、この時
は、両者を一緒にして形質転換を行なわせる。また、プ
ロモーター中に転写活性を上昇させるようなエンサンサ
ー配列(例えば5V4072bρくり返し、レトロウイ
ルスロングターミナルリピー) (LTR)中に存在す
るエンハンサ−配列)を有していることも好ましい。
さて、このようなプラスミドの転写単位(プロモーター
)の下流に目的とするヒトBC叶の遺伝子を導入する。
導入するヒI−BC叶遺伝子としては以下のものが用い
られる。例えば最低ではヒトBCDF蛋白質をコードす
るDNA配列を用い、また、長いものでは、実際ヒト 
BCDFを産生じている細胞に存在するヒトBCOF 
mRNAと同等の塩基配列を有するDNA配列を用いて
もよい。
尚、ヒトBC叶蛋白質をコードするDN^配列と言えば
第1図において通し番号1のNETに対応するATGか
ら、21313番目了コードであるTAGまでの配列の
ことをいう。尚、シグナル配列はMETに対応するAT
Gから、28番目のALAに対応するGCCまでである
。しかし、本発明者等はヒトBCDFのN末端は生体膜
を透過する時の微妙なプロセッシングメカニズム等によ
り、あるヒトBCDFのN末端は28番目のALAであ
ったり、29番目のPROであったり、30番目のVA
Lであったり、31番目のPROであったり、32番目
のPROであったり、33番目のGLYであったりする
ことを見い出した。
しかしいずれのタイプも同等のヒトBCDF活性を有す
ることも発見した。またヒトBCDFをコードする遺伝
子に5゛側非翻訳領域及び/又は3′側非翻訳領域が付
加されているものを用いてもよい。
尚、本発明においては今後ヒトBCDFと言えば、上述
した各種タイプの総称を意味するものとする。
尚、ヒト BCDFの遺伝子は第1図に示す。
さて、好ましいプラスミドの形としてはSV40初朋プ
初子プロモーター40 early) 、ヒトBCDF
遺伝子、SV40スプライシングシグナル(SV40 
splicing &polyA) 、 dhfr等の
遺伝子を含有するプラスミドがよい、尚、SV40スプ
ライシングシグナルはR,C。
Mulligan及びP、Bergにより報告(Pro
c、Natt、Acad。
Sci、USA 、 vol 78 、2072−70
76 (1981)に記載されていて、しかも入手可能
である。さて、好ましいプラスミドの例を具体的に示す
と、ブラスミF pSD (x) /ヒト BCDFΔ
SV40初期プロモーター−ヒトBCDF遺伝子−5V
40スプライシングシグナル−SV40初期プ0−1−
−ターーdhfr遺伝子−5V407.プライシングシ
グナルである。
あるいは、細胞内で自律複製するDNA断片、例えばウ
シパピローマウィルス(RPVと略する)のDNAをプ
ラスミド中に有するものも好ましい。好ましいプラスミ
ドの形としては、RPV DNA−Neo遺伝子−MT
プロモーター−ラビットβアクチンスプライシングシグ
ナル−ヒトBC叶遺伝子−ラビットβアクチンpoly
(A)付加シグナルである。
本発明でいう形質転換法としてはDNAをカルシウムリ
ン酸と共澱させるリン酸カルシウム法(Graham、
F、L  van  der  Eb、A、J:Vir
ologSl、52,456(1973) ) 、ある
いはDEAE−デキストラン法(Stow、N、D、e
t al:J、Gen Virol 33.447(1
976))+ミクロマニピュレーターを用いて核内に遺
伝子を導入する微注入法(Graessmann、A、
、et al Methodin Enzya+o1.
65.816(1980))、リン脂質を懸濁して得ら
れるリポソーム中に遺伝子を入れ標的細胞と融合させる
リポソーム融合法(Gregoriadis、G、et
al 283.814(1980)) 、目的遺伝子を
有する原核細胞生物をプロトプラスト化もしくは、スフ
ェロプラスト化にし標的細胞とPEG存在下で融合させ
る本発明で用いる真核生物細胞としては酵母(例えば、
サツカロマイセス属、シゾサッカロマイセス属、キャン
ディダ属、クリュウベロマイセス属)及び培養可能な動
物細胞、例えば、ヒト急性単球性白血病細胞のTHP−
1,(Int、J、Cancer 筐:171−176
(1980) ) 、ヒト急性骨髄性白血病細胞のHL
−60(ATCCCCL 240) 、ヒト急性単球性
白血病細胞U −937(ATCCCRL 1593 
) 、ヒト慢性骨髄性白血病細胞のに−562(ATC
CCCL 243) 、ヒト急性骨髄性白血病細胞のに
G−1(ATCCCCL 246) 、ヒト単球性白血
病細胞のJ −111(ATCCCCL 24 ) 、
ヒト願下腺腫細胞のA −253(ATCCHTB 4
1)を用いることができる。好ましくはハムスターC)
10細胞を用いるのが良い。
次に、このように形質転換した細胞を適当な培地で培養
して、目的とするヒトBCDFポリペプチドを製造する
本発明の培養法は用いた真核生物細胞及びプラスミドに
依存する、例えば培養細胞を用い選択マーカー又は増幅
可能遺伝子を有しているプラスミドであるとすると、0
.5%〜lO%の血清、及び選択マーカーに対する薬剤
、又は増幅に必要な薬剤を有している培地を用い、5%
CO2存在下、37°Cで培養を行なえばよく、好まし
くは、出来るだけ簡便な培地(例えば無血清培地)が良
い。
このように真核生物細胞を培養することにより、培養液
中に生成、蓄積されたヒトBC叶の精製は抗ヒトBCD
F抗体を用いた公知の精製法(Matsuda、 T。
et al、Eur、J、Imunual Lll、 
951−956 (1988) )により精製される。
このようにして得られたヒl−BCDFは公知の方法(
Suzuki 、 C,et al BBRC、■L、
933−938(1989))に従って定量される。
またヒト BCDF活性についても公知の方法(Gol
dss+ith K、P、Anal、旧ochem、1
11.53−60(1981) )に従って測定される
。本発明の生産法に従ってヒトBCDFを生産した時は
培養液中約1.7■/1以上もの多量のヒト BCDF
が生産される。
以下本発明を実施例に基づいて説明する。
〔実施例1〕 ヒトBC[1F遺伝子をハムスターCHO細胞において
発現させる為に、以下のようにプラスミドpSD (x
)/BSF−2を構築した(第2図)。
i)まずpcDαを制限酵素Hpa  Iで切断し、ア
ガロース電気泳動により大きなりNA断片を回収した(
第2図)。
ii )ヒトBCDF cDNAを有するプラスミドp
BsF2−38(丁、旧rano et al、Nat
ure」ハ、 73 (1986) )を制限酵素Ba
a+HIとBan IIで切断し、DNAポリメラーゼ
処理した後、アガロースゲル電気泳動によりヒトBCD
F cDNAを含む断片を回収した(第2図)。
ヒトBCDFのcDNAは第1図で示している。
1j)i)とii)で得られた2種類のDNA断片をT
4DNAリガーゼを用いて結合させた(第2図)。
得られた組み換えDNAを大腸菌H8101株へ導入し
アンピシリン抵抗性を有する株を選択した。得られた株
からプラスミドDNAを得て制限酵素による切断試験を
行なうことによりプラスミドpcDBSF−2と保持す
る菌を選定した。
iv)ファージDNA  λ B5F2.5 (T、旧
rano et atNature 324 、73 
、 (1986))をEcoRIで切断し、アガロース
電気泳動によりヒトBCDF cDNAを含む最も小さ
な断片を回収した(第2図)。
■)プラスミドpsp 65 (アマジャム社製)を制
限酵素EcoRIで切断した後これを■)で精製したD
NA断片とT4 DNA−リガーゼを用いて結合させる
ことにより、プラスミドρB5F2−1086を構築し
た(第2図)。得られた組換えDNAを大腸菌1181
01株へ導入しアンピシリン抵抗性を有する株を選択し
た。得られた株からプラスミドDNAを得て制限酵素に
よる切断試験を行なうことによりプラスミドpBSF2
−10s6を保持する菌を選定した。
vi)上述のin)で得たプラスミドpco BSP−
2を制限酵素χho lとXba  Iで切断し、アガ
ロースゲル電気泳動により小さな断片を回収した(第3
図)。
vi)上述のV)で得たプラスミドpBsF2−105
6を制限酵素5Lla  Iで切断した後、↑4 DN
Aリガーゼを用いてWho Iリンカ−を結合し、さら
に制限酵素Xho  IとXba  (を切断してアガ
ロースゲル電気泳動によりヒトBCDF cDNAの後
半部分を含む断片を回収した(第3図)。
vi)プラスミドρ5O(x)を制限酵素χho  1
で切断した後に、この断片とvi)で得た断片及びvi
)で得た断片の3者をT4 DNAリガーゼを用いて結
合させた(第3図)。
即チ、7’ ラスミ)’psD(x)/BSP−2ΔS
V40初期プロモーターーdhfr遺伝子−5V40ス
プライシングシグナル−SV40初期プロモーターーヒ
トBCOF遺伝子−SV40スプライシングシグナルを
構築した。
この構築したプラスミドを大腸菌88101株へ導入し
、アンピシリン抵抗性を有する株を選択した。
得られた株からプラスミドDNAを調製した制限酵素に
よる切断試験を行ったことによりプラスミドpsD(x
) /BSF−2を保持する株を選定した。
尚最終的に用いたヒl−BCDFの遺伝子第1図の塩基
配列において1番目のNETに対応するATGの9塩基
前方から、3゛非翻訳領域のポリ(A)までである。
(2)  プラスミドpsD(x) / 8SF−2を
カルシウムリン酸法に従ってハムスターIO細胞に導入
し、核酸非要求株を選択した。その培養上清をELIS
A法により測定したところ、100U/++11.のヒ
トBCDF活性を示した。
(3)  (2)で得られたCHO細胞株をlXl0−
”Mメントレキセート(M↑X)を含む培地で培養した
ところ、培養上清中のヒトBCDF活性は200U/m
l!に上昇した。また、さらにl X 10−’M M
Tχを含む培地で培養したところ、ヒトBCDF活性は
800U/111に上昇した。尚、この菌、即ちCHO
−BSP2は微工研に寄託されており、その寄託番号は
FERMP−9970である。
(実施例2〕 実施例1で得られた細胞の培養上清から抗ヒトBCDF
抗体カラムを用いてヒトBCDFを精製した。精製ヒト
BCDFは逆相HPLCで単一ピークを示した。精製ヒ
トBCDFのN末端をN末端ミークエンサーを用いて決
定したところ、6種類のN末端が検出された。この6種
類のタンパクのヒトBCDP活性を測定したところ、こ
れらは大腸菌で産生されたヒトBCDFと同じ比活性を
保持していた。
以下に示すように6種類のポリペプチドはN末端アミノ
酸が少し異なるだけで、残りの部分は同一の構造をして
いた。この現象はポリペプチドが生体膜を透過する時の
、微妙なプロセッシングにより生じたものと考えられる
。さて6種類のポリペプチドの内、1種類は以下のよう
な構造をしていた。
ポリペプチド(1)のアミノ酸配列: (N末端) PROVAL  PROPROGLY  GLU  A
SP  SERLYS  ASP  VALALA A
LA PROHls ARG GLN PROLED 
THRSER5ERGLII ARG ILE ASP
 LYS GLN ILIli ARG TYRILE
 LEtlASP  GLY  ILE  SERAL
A  LEtl  ARG  LYS GLU  TI
IRCYSASN  LYS SERASN  )IE
T CYS GLIJ  SERSERLYS GLI
IALA  IEtl  ALA  GLU  ASN
  ASN  IJU  ASN  LED PROL
YSMET ALA GLU LYS  ASP GL
Y  CYS PBE GLN  SERGLYP)I
E  ASN  GLU  GLU  THRCYS 
 LIliU  VAL  LYS  ILE  IL
ETHRGLY  LEtl  LIitl GLtl
 PHI! GLU  VAL TYRLEtl GL
tlTYRLEtl GLN  ASN  ARG  
PHE GLtl  SERSERGLU GLUGL
N  ALA ARG  ALA  VAL GLN 
MET SERTHRLYS VALLEIJ  IL
E  GLN  PIE  LED  GLN  tJ
s  LYS  ALA  LYS  ASNLEtl
 ASP ALA  ILI THRTHRPROAS
P PROTHRTHRASN ALA SERLEt
l LHLI THRLYS LED GLN ALA
 GLNASN GLN TRP LEtl GLN 
ASP MET THRT)IRHls LEDILE
  LEu ARG  SERPIE LYS GLU
 PHE LEU GLN 5ER5ERLEtJ A
RG ALA LEU ARG GLU MET尚、他
の5種類のポリペプチドのN末端付近のアミノ酸配列を
以下に示した。前述したように、それ以下のアミノ酸配
列はポリペプチド(1)と全く同一であった。
(a)  ポリペプチド(n)のN末端付近のアミノ酸
配列: ALA  PROVAL  PROPROGLY  G
Ltl  ASP(b)ポリペプチド(III)のN末
端付近のアミノ酸配列: VAL PROPROGLY GLIJ ASP(C)
  ポリペプチド(IV)のN末端付近のアミノ酸配列
: PROPROGLY  GLU  ASP(d)  ポ
リペプチド(V)のN末端付近のアミノ酸配列: PROGLY GLU ASP (e)  ポリペプチド(Vl)のN末端付近のアミノ
酸配列: GLY  GLU  ASP このようにCIO細胞で生産されたヒトBC叶の構造を
決定したのは我々が最初であった。
(2)上述の(1)で得られた精製ヒトBCDFをニト
ロセルロース膜に吸着させ、ペルオキシダーゼ結合レク
チンに対する結合性を調べた所、PHAE、及びRCA
12Gに対する結合性を有しており、これらのポリペプ
チドが1!鎖付加されていることが確認された。大腸菌
由来の精製ヒト BCDFはレクチンに対する結合性が
みられなかった。
〔実施例3〕 ヒトBCDF遺伝子をハムスターCHO細胞において、
更に高発現させる為に、以下のようにプラスミドpSD
(x) / BSF−2−3を構築した(第4図)。
(1)i)(実施例1〕で得られたプラスミドpSD(
x)/BSF−2を制限酵素Ban lで切断し、DN
Aポリメラーゼ処理した後、T4 DNAリガーゼを用
いてXho  Iリンカ−を結合し、さらに制限酵素X
h。
1で切断してアガロースゲル電気泳動により3′非翻訳
領域をほとんど含まないヒトBCDF cDNAを含む
断片を回収した(第4図)。
この3′非翻訳領域中には、mRNAの不安定化シグナ
ルが存在し、発現量を低下させる原因となっていること
が示唆されている(N、Tououchi et al
B、B、R,C,1,1056(1989) ) 。
ii )プラスミドpsD(x)を制限酵素Xho  
Iで切断した後に、この断片とi)で得た断片を74 
DNAリガーゼを用いて結合させた(第4図)。
即ち、プラスミドpSO(X)/BSF−2△SV40
初期プロモーター dhfr遺伝子−5V40スプライ
シングシグナル−5V40初期プロモーターー・3′非
翻訳領域を含まないヒトBCDP遺伝子−5V40スプ
ライシングシグナルを構築した。
この構築したプラスミドを大腸菌18101株へ導入し
、アンピシリン抵抗性を有する株を選択した。
得られた株からプラスミドDNA @tA製した制限酵
素による切断試験を行ったことによりプラスミドpsD
(x) /BSF−2−3を保持する株を選定した。
尚最終的に用いたヒトBCDFの遺伝子は第1図の塩基
配列において1番目のNETに対応するATGの9塩基
前方から、終止コドン↑AGの8塩基後方までである。
(2)プラスミドpSD(x)/BSF−2−3をカル
シウムリン酸法に従ってハムスターCIO細胞に導入し
、核酸非要求株を選択した。その培養上清をELISA
法により測定したところ、LOOU/+aj!のヒトB
C叶活性を示した。
(3)  (2)で得られたCHO細胞株をI X 1
0−@Mメソトレキセー) (?tTX)を含む培地で
培養したところ、培養上清中のヒトBCDF活性は50
0U/mfに上昇した。さらに、培地中のMTX 濃度
を上昇させ、3 X 10−’M MTXを含む培地で
培養したところ、ヒトBCDF活性は70000 U/
 mllに上昇した。
尚、この菌、CHO/psD(x)/BSF−2−3は
微工研に寄託されており、その寄託番号はFERM P
−11257である。
〔実施例4〕 〔実施例3〕で得られた細胞の培養上清から実施例2と
全く同様に、抗ヒトBCDF抗体カラムを用いてヒトB
CDFを精製した。精製ヒl−BCDFは逆相FIPC
Cで単一ピークを示した。この精製ヒトBCDFのN末
端をN末端シークセンサーを用いて決定したところ、実
施例2で検出したのと全く同じ6種類のN末端が検出さ
れた。
〔効 果〕
本発明により、糖鎖を有する各種N末端構造を有するヒ
トBCDFを提供できることより、F!鎖のないヒトI
ICDFを投与した場合には常に問題となる生体内安定
性、及び生体内活性等の問題を解決できる可能性が与え
られた。
【図面の簡単な説明】
第1図はヒトBCDFのアミノ酸配列及びその塩基配列
を示す。 第2図はプラスミドpCD BSF−2及びプラスミド
pBSF2−10S6の構築図を示す。 第3図はプラスミド95口(x)/BSF−2の構築図
を示す。 第4図はプラスミドpsD(x)/BSF−2−3の構
築図を示す。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)組換えDNA体を有する真核生物細胞を培養して
    生産される糖鎖を有するヒトB細胞分化因子(以下ヒト
    BCDFと称する)。
  2. (2)N末端付近のアミノ酸配列が下記のような配列を
    有する請求項(1)記載のヒトBCDF。 ¥N末端付近のアミノ酸配列¥ (N末端)ALAPROVALPROPRO(3)N末
    端付近のアミノ酸配列が下記のような配列を有する請求
    項(1)記載のヒトBCDF。 ¥N末端付近のアミノ酸配列¥ (N末端)PROVALPROPROGLY(4)N末
    端付近のアミノ酸配列が下記のような配列を有する請求
    項(1)記載のヒトBCDF。 ¥N末端付近のアミノ酸配列¥ (N末端)VALPROPROGLYGLU(5)N末
    端付近のアミノ酸配列が下記のような配列を有する請求
    項(1)記載のヒトBCDF。 ¥N末端付近のアミノ酸配列¥ (N末端)PROPROGLYGLUASP(6)N末
    端付近のアミノ酸配列が下記のような配列を有する請求
    項(1)記載のヒトBCDF。 ¥N末端付近のアミノ酸配列¥ (N末端)PROGLYGLUASPSER(7)N末
    端付近のアミノ酸配列が下記のような配列を有する請求
    項(1)記載のヒトBCDF。 ¥N末端付近のアミノ酸配列¥ (N末端)GLYGLUASPSERLYS
JP2097332A 1989-07-27 1990-04-12 糖鎖を有するb細胞分化因子 Pending JPH03136000A (ja)

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