JPS63275588A - ベンゾピラン〔4,3−d〕−チアゾール誘導体、その製造方法及び該誘導体を含有する医薬 - Google Patents

ベンゾピラン〔4,3−d〕−チアゾール誘導体、その製造方法及び該誘導体を含有する医薬

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JPS63275588A
JPS63275588A JP63073054A JP7305488A JPS63275588A JP S63275588 A JPS63275588 A JP S63275588A JP 63073054 A JP63073054 A JP 63073054A JP 7305488 A JP7305488 A JP 7305488A JP S63275588 A JPS63275588 A JP S63275588A
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ダリオ チアリノ
ジャン カルロ グランシーニ
ヴィヴィアナ フリゲニ
アンジェロ カレンツィ
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D513/00Heterocyclic compounds containing in the condensed system at least one hetero ring having nitrogen and sulfur atoms as the only ring hetero atoms, not provided for in groups C07D463/00, C07D477/00 or C07D499/00 - C07D507/00
    • C07D513/02Heterocyclic compounds containing in the condensed system at least one hetero ring having nitrogen and sulfur atoms as the only ring hetero atoms, not provided for in groups C07D463/00, C07D477/00 or C07D499/00 - C07D507/00 in which the condensed system contains two hetero rings
    • C07D513/04Ortho-condensed systems
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P29/00Non-central analgesic, antipyretic or antiinflammatory agents, e.g. antirheumatic agents; Non-steroidal antiinflammatory drugs [NSAID]
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、抗アレルギー活性、抗アナフイラキシー活性
及び抗関節炎活性を有する化合物、より詳しくはそのよ
うな活性を有するオキサミン酸誘導体、その製法及びそ
の医薬用途に関する。
従来の技術 クロモリン(Cromolyn sメルクインデックス
第10版に2580、第371頁)又はクロモグリク酸
二ナトリウム(disodium  cromogly
cate。
英国特許第1,144,906号−フィノンズ(Fis
ons)に記載)として知られる化合物は、アレルギー
性反応中に生じ、抗原−抗体相互作用により誘発される
オータコイド(autacoids )の遊離を阻害す
る性質を有している。この性質により、クロモグリク酸
二ナトリウムは、治療において、特にぜん息性の疾病に
おける抗アレルギー薬として使用されている。しかしな
がら、上記化合物は、経口投与後吸収されないものであ
り、この欠点のためその適用範囲がかなり限定されてい
る。
この欠点を解決すべく、クロモグリク酸二ナトリウムの
構造を少しずつ変更して多数の化合物が製造され、その
結果当該粗化合物とは構造的にも化学的にも異なる化合
物が得られた。そのような化合物として、フェニルオキ
サミン酸誘導体〔ジャーナル オブ メディカル ケミ
ストリー(J。
Med、 Chew、、 ) 21 (9) 、930
、(1978)〕及び4−アリール−2−チアゾリルー
オキサミン酸〔英国特許出願第2,023,580号−
ベーリンガー・インゲルハイム(B oehrl ng
erI ngelheim)及び欧州特許第44442
号−BASF)を挙げることができる。
発明の開示 本発明は、下記一般式(I)の化合物を提供するもので
ある。
〔式中、Rはヒドロキシ基、水素原子又はハロゲン原子
、C3−C,アルキル基又はアルコキシ基を示し、R7
はヒドロキシ基、OR2基又はR3R,基を示し、R2
は、c、−C,アルキル基、ベンジル基又は一般式 (CH2−CH2−0)n−Rs  (式中、nは1〜
4の整数を示し、R5は水素原子又はC1−04アルキ
ル基を示す。)で表わされる基を示し、R3及びR4は
同−又は相異なって水素原子、C,−C4アルキル基、
ベンジル基又はフェニル基を示すか、或は、R3及びR
4はそれらが結合する窒素原子と共に1−ピロリジニル
基、1−ピペリジニル基、1−ピペラジニル基又は4−
メチル−1−ピペラジニル基を形成する。〕更に、本発
明は、上記一般式(I)においてR1がヒドロキシ基で
ある化合物と医薬用に適した無毒性の有機又は無機塩基
との塩及び一般式(I)においてR1が塩基性官能基を
含むものである化合物と医薬用に適した無毒性の有機又
は無機酸との塩を提供するものである。
上記塩基の代表例としては、ナトリウム、カリウム又は
カルシウムの水酸化物、メチルアミン、イソプロピルア
ミン、ヘキシルアミン、ジエチルアミン、エタノールア
ミン、2−ヒドロキシメチル−2−アミノ−1,3−プ
ロパンジオール、グリシン、アラニン、バリン、ロイシ
ン、イソロイシン、セリン、スレオニン、アスパラギン
酸、グルタミン酸、アルギニン、リジン、シスチン、シ
スティン、メチオニン、フェニルアラニン、チロシン、
トリプトファン、ヒスチジン等を例示できる。また、前
記酸としては、塩酸、臭化水素酸、安息香酸、4−ヒド
ロキシ安息香酸、クエン酸、酒石酸、コハク酸等が好適
である。
特に断らない限り、一般式(I)における各置換基は、
下記のものが好ましい。
アルキル基:直鎖又は分枝のC,−Caアルキル基。
アルコキシ基:C1−C,アルコキシ基。
アルコキシカルボニル基:アルコキシ部分が炭素数1〜
4であるアルコキシカルボニル基。
ハロゲン原子:フッ素、塩素、臭素又はヨウ素原子。
一般式(I)の化合物の好ましい具体例としては、下記
の一般式で表わされるものを例示できる。
上記各式中、Xは、一般式 〔式中、Rは上記と同一の意味を有するが、好ましくは
水素原子、塩素もしくは臭素原子、ヒドロキシ基、メト
キシ基又はエトキシ基を示す。〕で表わされる基を示す
R3及びR4は、同−又は相異なって水素原子、メチル
基又はエチル基を示すか、或はR3及びR1がそれらが
結合する窒素原子と共に1−ピペリジニル基、1−ピペ
ラジニル基又は4−メチル−1−ピペラジニル基を形成
するのが好ましい。
上記一般式(I)の化合物は、抗アレルギー活性、抗ア
ナフイラキシー活性及び抗関節炎(ant 1−art
hritic)活性を有しており、医薬分野で使用する
ことができる。
一般式(I)の化合物の製造は、有機化学において公知
の方法により行なうことができる。例えば、出発物質と
して、下記一般式 〔式中、Rは上記と同一の意味を有する。〕で表わされ
る化合物を使用できる。この一般式(II)の2−アミ
ノ−4H−(1)−ベンゾピラン(4,3−d)−チア
ゾール類は、公知化合物である〔ニス・ケンブタ−(S
 、  K empter)ら、Z、 Chem、、よ
旦、460、(1970))か、又は公知方法に従い容
易に合成できる。一般式(n)の化合物と一般式 〔式中、R2は上記と同一の意味を有する。〕で表わさ
れるシュウ酸誘導体とを、有機又は無機塩基及び溶媒(
これは有機塩基であってもよい)の存在下に反応させる
と、一般式(I)のエステル(R+ =OR2)が得ら
れる。
このエステルから、一般式(I)の他の化合物が公知の
反応に従い製造できる。例えば、R1がOR2である一
般式(I)のエステルを加水分解することにより対応す
る酸(R,=OH)が得られ、該酸は必要に応じて薬学
的に許容される塩基と反応させて塩とすることができる
。また、R1がOR2である一般式(I)の化合物とア
ンモニア又は適当なアミンとを反応させることにより、
一般式(I)の化合物中R1が夫々NH2又は/N\ R3R,である化合物が得られ、これら化合物は、塩基
性基を含んでいる場合、薬学的に許容される酸と反応さ
せて塩とすることができる。一般式(I)の他のエステ
ルは、上記酸から公知方法に従い得ることもできるし、
エステル交換によっても得ることができる。
本発明化合物は、興味深い抗アレルギー作用、抗アナフ
イラキシー作用及び抗関節炎作用を有している。本発明
の化合物は、クロモグリク酸二ナトリウム等の公知化合
物よりも活性が高いが、その抗アレルギー活性及び抗ア
ナフイラキシー活性は、特に一般式(I)の化合物中R
7がヒドロキシ基又はOR2基である化合物において顕
著である。一方、一般式(I)の化合物中R4がR3R
4基である化合物は抗関節炎活性に関し、特に好ましい
ものである。
抗アレルギー作用及び抗アナフイラキシー作用抗アレル
ギー作用及び抗アナフイラキシー作用に関して行われた
薬理試験により、一般式(I)の化合物は、実験動物に
おいて実験的に誘発したアレルギー性病態の発現を阻害
する作用を持つことが明らかになった。この阻害作用は
、顕著で且つ選択性の高いものであった。
実験動物に本発明の化合物を大全に投与した場合でさえ
、心臓循環系機能、呼吸器系機能等の主要調節機能に重
大な変化は認められなかった。
更に、中枢神経系特有の協調機能 (coordination  function)に
影響を与えず、興奮性又は鎮静性の作用は出現しなかっ
た。
最後に、ヒスタミン、セロトニン、ブラジキニン、5R
3−A等のアレルギー病理学で周知の体液性及び組織性
のオータコイドに対する直接的拮抗薬理作用は、インビ
トロ及びインビボのいずれにおいても認められなかった
本発明の化合物の薬理作用は、 a)受身皮膚アナフィラキシ−実験モデル、b)特異抗
原の吸入による気管支収縮の出現に特有の全身性感作の
実験モデル を実験動物で惹起して行なった2つのシリーズの別々の
実験で示された。
第一の試験は、ブース ジエイ、(Goose  J。
)及びブレイア エイ、エム、ジエイ、エヌ。
(Blair  A、M、J、N、)(イムノロジー(
I mmup−ology ) 、16.749、(i
969))並びにビナフィ アール、エイ−(Bina
ghi  RoA、)及びベナセーラフ ビー、  (
B enacerrafB、 )ジャーナル オブ イ
ムノロジー(J。
I mmunol、 ) 、92.920、(1964
))に従って、ラットを用いて行った。この試験の完遂
に必要な同種細胞親和性血清の生産は、モタ アイ、(
Mota 1. )  (イムノロジー(l mmun
ology ) 、ヱ、681、(1964)]の方法
により得られた。
第二の試験は、アジュバント及びアレルゲンとしてオバ
ルブミンを非経口投与することにより、4〜5週間感作
されたモルモットを用いて行った。
気管支収縮特有の徴候が出現するまで該アレルゲンをエ
アゾール吸入させた後、引き全反応(trigger 
reaction)を惹起した。
これら2種の試験において、本発明の化合物の特異的阻
害活性は、3種の投与経路(経口(O5)、腹腔内(i
、p、)、静脈内(i、v、))で、用量依存性であり
、明確な再現性を有するものであった。
例えば、ラットの受身皮膚アナフィラキシ−試験で得ら
れたEDso値は、2−エトキシエチル[4H−(1]
−ベンゾピラノ(4,3−d)チアゾール−2−イル〕
オキサメートについて、2mg/kg10s及び1.7
mg/kg/i、 p、であった。同じ実験で、公知の
参照化合物は、下記の結果を示した: 4−フェニル−チアゾールオキサミン酸E D50= 
2.8mg/kg/ o s ; 3.5mg/kg/
 i 。
p・ 4−(4−メトキシフェニル)−チアゾールオキサミン
酸 E D50= 2.9mg/kg/ o s ; 2.
6mg/kg/ i 。
p。
4−(2−フリル)−チアゾールオキサミン酸ED5g
−3,1mg/kg/ o s ; 3.2mg/kg
/ i 。
p。
抗関節炎作用 ニューボールド ビー、ビー、  (N cvbou 
IdB、 B、 ’)  (プリティッシュ ジャーナ
ル オブ77−7 ニア 0ジー(Brit、J、  
Pharmacol、 )、1963.21.127)
に従って、死滅した牛酪菌(ブチリカム マイコバク7
1J 7、B utyricum  mycobact
eria)をパラフィンオイル中に添加して得られた0
、5%溶液をラットの足踏下に注射することによって惹
起されたフロイント(F reund )実験関節炎に
ついて試験し、抗関節炎作用を評価した。
フロイントの実験関節炎で活性である化合物は、リュー
マチ様関節炎の治療に臨床的に極めて有用であることが
わかっている。
本発明の化合物の薬理試験に用いられたフロイント関節
炎の実験モデルにより、薬理活性の評価だけでなく、被
検化合物の作用機序についての示唆を得ることも可能で
ある。
実際、この実験モデルにおいて、2つの段階が考慮され
得る。即ち、主に特異的炎症機序によって支持される段
階(第一段階)及び主に免疫機序によって支持される段
階(第二段階)である。
本発明の化合物の薬理試験は、マイコバクテリア接種の
前日から21日間連続的に0.06mmo9/kg/日
を実験動物に腹腔内投与することにより行われた。
赤血球沈降速度(VES)及び後肢体積の変化を測定し
て、薬理活性を測定した。
接種の場所であった後肢が第一段階を表わし、他方、接
種の約12B1に病理的プロセスが開始する反対側の肢
が、第二段階を表わす。
例えば、(4H−[1]−ベンゾピラノ〔4゜3−d〕
チアゾール−2−イル〕オキサミドを用いてマイコバク
テリア接種動物を治療した場合、VESが22%阻害さ
れ、反対側の後肢の体積増加が39%阻害された(第二
段階)。
同じ試験で、クロモリン(Cromolyn )として
知られる化合物は、抗関節炎作用を示さなかった。
薬理学的投与量(pharmacological d
ose)と耐量(tolerated dose)との
比は、全ての本発明化合物において抗アレルギー及び抗
アナフイラキシー活性及び抗関節炎活性について高度に
有利なものであることが判明した。好適な治療量 (therapeutic dose)は、組成物にも
よるが、5〜500a+g/日の範囲にあると考えられ
る。本発明化合物の治療用途としては、関節炎及びリュ
ーマチの経過を伴う症候群の治療、アナフィラキシ−反
応及び承認されたアレルギーの性質を有する他の各種病
理学的症候群、例えば、枯草熱及び気管支ぜん息等の上
部気道(upper respiratorytrac
ts)に局在定位されるもの、例えばじんま疹、湿疹性
皮膚炎(dermatitis  ecze*atoi
des) 、掻痒及びアレルギー性結膜炎等の皮膚組織
や表面粘膜に局在定位されるもの等の治療を挙げること
ができる。
本発明は、一般式(I)の化合物又はその薬学的に許容
される塩を活性成分として含有する医薬組成物に関する
ものでもある。これら医薬組成物は、該活性成分と共に
薬学的に許容される担体、例えば、固体状又は液体状の
、有機又は無機の薬学的賦形剤を含有しており、局所、
経口、非経口及び直腸投与又は吸入に適した剤形とする
ことができる。本発明の医薬組成物は、例えば、錠剤、
先割、カプセル剤、粉剤、顆粒剤、坐剤等の固形剤、溶
液、サスペンション、エマルジョン等の液剤又はクリー
ム、軟膏のような半固形剤とすることができる。また、
これらは、投与後の薬物の遊離が長期に亘るような製剤
とすることもできる。
賦形剤に加えて、本発明医薬組成物は、保存剤、安定剤
、湿潤剤、乳化剤、浸透圧を調整する塩、緩衝剤、着色
剤、矯味矯臭剤等を含有していてもよい。
本発明医薬組成物は、公知方法に従って製造され、また
他の相溶性のある治療成分を含有させてもよい。
実施例 本発明を更に詳しく説明するため下記に実施例を掲げる
実施例1 2−エトキシエチル [4H−(1)−ベンゾピラン[
4,3−d]チアゾール−2−イル〕オキサメートの製
造 2−アミノ−4H−[1)−ベンゾビラン〔4゜3−d
〕チアゾール(6,2g、30.4ミリモル)をピリジ
ン(60mQ)に懸濁させた懸濁液に、撹拌下5℃にて
2−エトキシエチル−オキサリルクロライド<6.3g
、34.9ミリモル)を滴下した。滴下終了後、混合物
を一夜室温にて撹拌し、次いで水中に注いだ、混合物を
濃塩酸で酸性化し、ジクロルメタンで抽出した。有機層
を水洗し、硫酸ナトリウムで乾燥し、蒸発させた。得ら
れた固体残渣(10,1g)をエタノール(750mQ
)から結晶化させて、2−エトキシエチル (4H−(
1)−ベンゾビラン(4,3−d〕チアゾール−2−イ
ル〕オキサメート7.5g(収率71%)を得た。
融点171〜174℃ ’H−NMR(60MHz、DMSOds ):δ(p
pm) 1.1 (t、3H) 、3.5 (q、2H)、3.
7 (m、2H) 、4.4 (m、2H)、5.5 
(s、2H)、 6、9−8.0 (m、 4H) 実施例2 (4H−[1)−ベンゾビラン(4,3−d)チアゾー
ル−2−イル〕オキサミドの製造実施例1と同様にして
得られた2−エトキシエチル(4H−(13−ベンゾピ
ラン(4,3−d)チアゾール−2−イル〕オキサメー
ト(6g117.2ミリモル)をアンモニアのメタノー
ル溶液(16%、90mQ)中に懸濁させ、−夜室温に
て撹拌した。溶媒を蒸発させ、固体残渣(4,4g)を
酢酸(130mQ)から結晶化させた。この結晶性生成
物を枦取し、温メタノール(100mQ)に数分間懸濁
させた。濾過することにより、〔4H−(1)−ベンゾ
ピラン(4,3−d)チアゾール−2−イル〕オキサミ
ド 3.3g(収率70%)を白色固体として得た。
融点210℃(分解) ’HNMR(60MHz、DMSO−ds ):δ(p
pm) 5.5 (s、2H)、 6、8−8.0 (m、 4H) 実施例3 (4H−(1)−ベンゾピラノ(4,3−d)チアゾー
ル−2−イル〕オキサミン酸の製造実施例1と同様にし
て得られた2−エトキシエチル (4H−(1)−ベン
ゾピラノ(4,3−d〕チアゾール−2−イル〕オキサ
メートを0、INのNaOH溶液(8,6mQ)中に懸
濁させ、完全に溶解するまで(45分)40℃にて激し
く撹拌した。
冷却濾過後、溶液をINHC9で酸性化した。
沈澱を枦取し、ハライドテストが陰性になるまで水洗し
た。
こうして[4H−[1]−ベンゾピラノ〔4゜3−d〕
チアゾール−2−イル]オキサミン酸0.135g (
収率85%)を黄色固体として得た。
融点235〜236℃(分解) ’HNMR(60MHz、DMSO−ds ):δ(p
pm) 5.5 (S、2H)、 6.8−7.9 (m、4H) 実施例4 1)  2−エトキシエチル (4H−(1)−ベンゾ
ピラノ(4,3−d)チアゾール−2−イル〕オキサメ
ートを含有する顆粒剤 活性成分100g、ラクトース155g、コーンスター
チ140g及び結晶性セルロース80gの混合物を撹拌
し、該混合物をヒドロキシプロピルセルロース20gを
水400mQに溶解させた溶液を用いて混練、造粒し、
50℃にて1時間乾燥させた。次いで12メツシユのス
クリーンを通過させて顆粒を得、これを50℃にて10
時間乾燥した。
2)2−エトキシエチル [4H−(13−ベンゾピラ
ノ(4,3−d:]]チアゾールー2−イル〕オキサメ
ーを含有する坐薬 活性成分5g又は15gとウィテプゾール(Witep
sol )  (R) W −35180gの混合物を
加熱し、60℃にて溶融させ、溶融物を型に流し込んで
各坐薬の重量を1.5g又は3gとした。冷却して固化
させて坐薬を得た。
3)2−エトキシエチル [4H−(11−ベンゾピラ
ノ(4,3−d)チアゾール−2−イル〕オキサメート
を含有する錠剤 活性成分100g、ラクトース80g1コーンスターチ
70g及び結晶性セルロース40gの混合物を公知方法
に従い造粒した。この造粒物をステアリン酸マグネシウ
ム4gと混合し、錠剤化装置により重さ各2oomgの
錠剤に成形した。
4)  (4H−(1)−ベンゾピラノ (4,3−d
:1チアゾール−2−イル)オキサミドを含有するカプ
セル 活性成分100g、ラクトース100g、コーンスター
チ60g1結晶性セルロース40g及びステアリン酸マ
グネシウム6gの混合物を混合し、カプセル化装置を用
いて1カプセル当り200 mgとなるように硬カプセ
ルに充填した。
5)  (4H−(13−ベンゾピラノ (4,3−d
:1チアゾール−2−イル〕オキサミン酸を含有するア
ンプル(注射液) 活性成分10重量部、ピロ亜硫酸ナトリウム2重量部、
エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム塩1重n部及び塩
化ナトリウム17重量部を充分量の水に溶解させ、二度
蒸留水(doubledistilled  wate
r)を加えて2000重量部とした。この溶液を濾過し
、1 mQアンプルに充填し各アンプルをシール後殺菌
した。各アンプルは、5mgの活性成分を含有する。
6)  (4H−(1)−ベンゾピラノ[4,3−d)
チアゾール−2−イル]オキサミドを含有する吸入エア
ロゾル組成物 活性成分1〜20部、大豆レシチン0.20〜4部及び
噴射剤ガス混合物(フレオン11.12及び14)10
0部までをエアロゾル容器に計測パルプを用いて充填し
た。1回当りの投与量は、活性成分1〜20mgを与え
るように調整できる。
(以 上)

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) 〔式中、Rはヒドロキシ基、水素もしくはハロゲン原子
    、C_1−C_4アルキル基又はアルコキシ基を示し、
    R_1はヒドロキシ基、OR_2基又は▲数式、化学式
    、表等があります▼基を示し、R_2は、C_1− C_6アルキル基、ベンジル基、又は一般式−(CH_
    2−CH_2−O)n−R_5〔式中、nは1〜4の整
    数を示し、R_5は水素原子又はC_1−C_4アルキ
    ル基を示す。〕で表わされる基を示し、R_3及びR_
    4は同一又は相異なって水素原子、C_1−C_4アル
    キル基、ベンジル基又はフェニル基を示すか、或は、R
    _3及びR_4はそれらが結合する窒素原子と共に1−
    ピロリジニル基、1−ピペリジニル基、1−ピペラジニ
    ル基又は4−メチル−1−ピペラジニル基を形成する。 〕 で表わされる化合物又はその薬学的に許容される酸もし
    くは塩基との塩。
  2. (2)Rが、水素原子、塩素原子、臭素原子、ヒドロキ
    シ基、メトキシ基又はエトキシ基である請求項1記載の
    化合物。
  3. (3)R_1が、OR_2基である請求項1記載の化合
    物。
  4. (4)R_1が、ヒドロキシ基を示す請求項1記載の化
    合物及びその無毒性の医薬用に適した有機もしくは無機
    塩基との塩。
  5. (5)R_1が▲数式、化学式、表等があります▼基を
    示す請求項1記載の化合物。
  6. (6)R_3及びR_4が同一又は相異なって水素原子
    、メチル基又はエチル基を示すか、或は、R_3及びR
    _4はそれらが結合する窒素原子と共に1−ピペリジニ
    ル基、1−ピペラジニル基又は4−メチル−1−ピペラ
    ジニル基を形成する請求項1記載の化合物。
  7. (7)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) 〔式中、R及びR_1は請求項1におけると同一の意味
    を有する。〕 で表わされる化合物の製造法であって、一般式▲数式、
    化学式、表等があります▼(II) 〔式中、Rは請求項1におけると同一の意味を有する。 〕 で表わされる化合物と一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼(III) 〔式中、R_2は請求項1におけると同一の意味を有す
    る。〕 で表わされる化合物とを、有機もしくは無機塩基及び溶
    媒(これは有機塩基であってもよい)の存在下で反応さ
    せることにより、上記一般式( I )中R_1がOR_
    2である化合物を得、これを、必要に応じて、加水分解
    するか、アンモニアと反応させるか又はアミンと反応さ
    せることを特徴とする製造法。
  8. (8)治療的に有効な量の請求項1記載の化合物と薬学
    的に許容される担体とを含有するアレルギー及びアナフ
    ィラキシー病の治療用医薬。
  9. (9)治療的に有効な量の請求項1記載の化合物と薬学
    的に許容される担体とを含有する関節炎治療用医薬。
JP63073054A 1987-03-25 1988-03-25 ベンゾピラン〔4,3−d〕−チアゾール誘導体、その製造方法及び該誘導体を含有する医薬 Pending JPS63275588A (ja)

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