JPS63275581A - 4−(3−クマリニル)−チアゾール誘導体、その製造法及び該誘導体を含有する医薬 - Google Patents

4−(3−クマリニル)−チアゾール誘導体、その製造法及び該誘導体を含有する医薬

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JPS63275581A
JPS63275581A JP63073055A JP7305588A JPS63275581A JP S63275581 A JPS63275581 A JP S63275581A JP 63073055 A JP63073055 A JP 63073055A JP 7305588 A JP7305588 A JP 7305588A JP S63275581 A JPS63275581 A JP S63275581A
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ダリオ チアリノ
ジャン カルロ グランシーニ
ヴイヴイアナ フリゲニ
アンジェロ カレンツィ
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Zambon SpA
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    • C07D417/04Heterocyclic compounds containing two or more hetero rings, at least one ring having nitrogen and sulfur atoms as the only ring hetero atoms, not provided for by group C07D415/00 containing two hetero rings directly linked by a ring-member-to-ring-member bond
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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
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    • A61P29/00Non-central analgesic, antipyretic or antiinflammatory agents, e.g. antirheumatic agents; Non-steroidal antiinflammatory drugs [NSAID]
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、抗アレルギー活性、抗アナフイラキシー活性
及び抗関節炎活性を有する化合物、より詳しくはそのよ
うな活性を有する2−チアゾリル−オキサミン酸誘導体
、その製法及びその医薬用途に関する。
従来の技術 クロモリン(Cromolyn 、メルクインデックス
第10版NQ、2580、第371頁)又はクロモグリ
ク酸二ナトリウム(dlsodium  cromog
lycate。
英国特許第1,144.906号−フィノンズ(F 1
sons )に記載)として知られる化合物は、アレル
ギー性反応中に生じ、抗原−抗体相互作用により誘発さ
れるオータコイド(autacoid)の遊離を阻害す
る性質を有している。この性質により、クロモグリク酸
二ナトリウムは、治療において、特にぜん息性の疾病に
おける抗アレルギー薬として使用されている。しかしな
がら、上記化合物は、経口投与後吸収されないものであ
り、この欠点のためその適用範囲がかなり限定されてい
る。
この欠点を解決すべく、クロモグリク酸二ナトリウムの
構造を少しずつ変更して多数の化合物が製造され、その
結果当該親化合物とは構造的にも化学的にも異なる化合
物が得られた。そのような化合物として、フェニルオキ
サミン酸誘導体〔ジャーナル オブ メディカル ケミ
ストリー(J。
Med、 CheIl、、 ) 21 (9) 、93
0、(1978)〕及び4−アリール−2−チアゾリル
ーオキサミン酸〔英国特許出願節2,023,580号
−ベーリンガー・インゲルハイム(B oehring
erl ngelheim)及び欧州特許第44442
号−BASF)を挙げることができる。
発明の開示 本発明は、下記一般式(I)の化合物を提供するもので
ある。
〔式中、R及びR7は同−又は相異なってヒドロキシ基
、水素原子又はハロゲン原子、C,−04アルキル基又
はアルコキシ基を示し、R2はし、R3は、C,−Cs
アルキル基、ベンジル基又は一般式−(C)(2CH2
0)n  Rs(式中、nは1〜4の整数を示し、R6
は水素原子又はct−CAアルキル基を示す。)で表わ
される基を示し、R4及びR5は同−又は相異なって水
素原子、C,−C4アルキル基、ベンジル基又はフェニ
ル基を示すか、或は、R4及びR5はそれらが結合する
窒素原子と共に1−ピペリジニル基、1−ピペラジニル
基又は4−メチル−1−ピペラジニル基を形成する。〕 更に、本発明は、上記一般式(I)においてR2がヒド
ロキシ基である化合物と無毒性の医薬用に適した有機又
は無機塩基との塩及び一般式(I)においてR2が塩基
性官能基を含むものである化合物と無毒性の医薬用に適
した有機又は無機酸との塩を提供するものである。
上記塩基の代表例としては、ナトリウム、カリウム又は
カルシウムの水酸化物、メチルアミン、イソプロピルア
ミン、ヘキシルアミン、ジエチルアミン、エタノールア
ミン、2−ヒドロキシメチル−2−アミノ−1,3−プ
ロパンジオール、グリシン、アラニン、バリン、ロイシ
ン、イソロイシン、セリン、スレオニン、アスパラギン
酸、グルタミン酸、アルギニン、リジン、シスチン、シ
スティン、メチオニン、フェニルアラニン、チロシン、
トリプトファン、ヒスチジン等を例示できる。また、前
記酸としては、塩酸、臭化水素酸、安息香酸、4−ヒド
ロキシ安息香酸、クエン酸、酒石酸、コハク酸等が好適
である。
特に断らない限り、一般式(I)における各置換基は、
下記のものが好ましい。
アルキル基:直鎖又は分枝のc、−C,アルキル基。
アルコキシ基:C,−C,アルコキシ基。
アルコキシカルボニル基:アルコキシ部分が炭素数1〜
4であるアルコキシカルボニル基。
ハロゲン原子;フッ素、塩素、臭素又はヨウ素原子。
一般式(I)の化合物の好ましい具体例としては、下記
の一般式で表わされるものを例示できる。
上記各式中、Xは、一般式 〔式中、R及びR1は上記と同一の意味を有するが、好
ましくは水素原子、塩素もしくは臭素原子、ヒドロキシ
基、メトキシ基又はエトキシ基を示す。〕 で表わされる基を示す。
R4及びR5は、同−又は相異なって水素原子、メチル
基又はエチル基を示すか、或はR4及びR5がそれらが
結合する窒素原子と共に1−ピペリジニル基、1−ピペ
ラジニル基又は4−メチル−1−ピペラジニル基を形成
するのが好ましい。
上記一般式(I)の化合物は、抗アレルギー活性、抗ア
ナフイラキシー活性及び抗関節炎(ant 1−art
hritic)活性を有しており、医薬分野で使用する
ことができる。
一般式(I)の化合物の製造は、有機化学において公知
の方法により行なうことができる。例えば、出発物質と
して、下記一般式 〔式中、R及びR4は上記と同一の意味を有する。〕 で表わされる化合物を使用できる。この一般式(II)
の2−アミノ−4−(3−クマリニル)−チアゾール類
は、公知化合物である〔シー、エフ。
ケルッシュ(C,F、 Koelsch)ら、ジャーナ
ルオブ アメリカン ケミカル ソサエティ(J。
Am、Chem、Soc、 ) 、72.2993、(
1950);エム、トルコフニク(M、T rokov
nik)等、Org、 P rep、and P ro
ced、 I nt、、 10.215、(1978)
)か、又は対応する3−アセチル−クマリン(2H−ベ
ンゾビラン−2−オン)から、これを臭素化し、得られ
たα−ブロモケトンとチオ尿素を縮合することにより、
容易に合成できる。
一般式(II)の化合物と一般式 〔式中、R3は上記と同一の意味を有する。〕で表わさ
れるシュウ酸誘導体とを、有機又は無機塩基及び溶媒(
これは有機塩基であってもよい)の存在下に反応させる
と、一般式(I)のエステル(R2=OR3)が得られ
る。
このエステルから、一般式(I)の他の化合物が公知の
反応に従い製造できる。例えば、R2がOR3である一
般式(I)のエステルを加水分解することにより対応す
る酸(R2= O)1 )が得られ、該酸は必要に応じ
て薬学的に許容される塩基と反応させて塩とすることが
できる。また、R2がOR3である一般式(I)の化合
物とアンモニア又は適当なアミンとを反応させることに
より、一般式(I)の化合物中R2が夫々NH2又は/
N\ R4R5である化合物が得られ、これら化合物は、塩基
性基を含んでいる場合、薬学的に許容される酸と反応さ
せて塩とすることができる。一般式(1)の他のエステ
ルは、上記酸から公知方法に従い得ることもできるし、
エステル交換によっても得ることができる。
本発明化合物は、興味深い抗アレルギー作用、抗アナフ
イラキシー作用及び抗関節炎作用を有している。本発明
の化合物は、クロモグリク酸二ナトリウム等の公知化合
物よりも活性が高いが、その抗アレルギー活性及び抗ア
ナフイラキシー活性は、特に一般式(I)の化合物中R
2がヒドロキシ基又はOR3基である化合物において顕
著である。一方、一般式(I)の化合物中R2がし、特
に好ましいものである。
抗アレルギー作用及び抗アナフイラキシー作用抗アレル
ギー作用及び抗アナフイラキシー作用に関して行われた
薬理試験から、一般式(I)の化合物は、実験動物にお
いて実験的に誘発したアレルギー性病態の発現を阻害す
る作用を持つことが明らかになった。この阻害作用は、
顕著で且つ選択性の高いものであった。
実験動物に本発明の化合物を大量に投与した場合でさえ
、心臓循環系機能、呼吸器系機能等の主要調節機能に重
大な変化は認められなかった。
更に、中枢神経系特有の協調機能 (coordinatlon  functlon)に
影響を与えず、興奮性又は鎮静性の作用は出現しなかっ
た。
最後に、ヒスタミン、セロトニン、ブラジキニン、5R
8−A等のアレルギー病理学で周知の体液性及び組織性
のオータコイドに対する直接的拮抗薬理作用は、インビ
トロ及びインビボのいずれにおいても認められなかった
本発明の化合物の薬理作用は、 a)受身皮膚アナフィラキシ−実験モデル、b)特異抗
原の吸入による気管支収縮の出現に特有の全身性感作の
実験モデル を実験動物で惹起して行なった2つのシリーズの別々の
実験で示された。
第一の試験は、ブース ジエイ、  (Goose  
J。
)及びブレイア エイ、エム、ジェイ、エヌ。
(Blair  A、M、J、N、)(イムノロジー(
I mmunology ) 、よ旦、749、(19
69))並びにビナフィ アール、エイ、  (B i
naghi  RoA、)及びベナセーラフ ビー、 
 (B enacerrafB、)ジャーナル オブ 
イムノロジー(J。
Immuno!、 ) 、92.920. (1964
) )に従って、ラットを用いて行った。この試験の完
遂に必要な同種細胞親和性血清の生産は、モタ アイ、
(Mota 1. )  [イムノロジー(l mmu
nology ) 、ヱ、681、(1964))の方
法により得られた。
第二の試験は、アジュバント及びアレルゲンとしてオバ
ルブミンを非経口投与することにより、4〜5週間感作
されたモルモットを用いて行った。
気管支収縮特有の徴候が出現するまで該アレルゲンをエ
アゾール吸入させた後、引き全反応(trigger 
reaction)を惹起した。
これら2種の試験において、本発明の化合物の特異的阻
害活性は、3種の投与経路(経口(os)、腹腔内(i
、p、)、静脈内(i、v、))で、用量依存性であり
、明確な再現性を有するものであった。
例えば、ラットの受身皮膚アナフィラキシ−試験で得ら
れたED5o値は、N−(4−(3−クマリニル)−2
−チアゾールオキサミン酸のL−リジン塩について、0
. 3+ng/kg/ i 、  p、である。同じ実
験で、公知の参照化合物は、下記の結果を示した: 4−フェニル−チアゾールオキサミン酸E D 50−
3.5 rag/ kg/ L −p−4−(4−メト
キシフェニル)−チアゾールオキサミン酸 ED5o−2,6mg/kg/i、 p。
4−(2−フリル)−チアゾールオキサミン酸ED5o
−3,2mg/kg/i、p。
抗関節炎作用 ニューボールド ビー、ビー、  (N ewboul
dB、B、 ’)  (ブリティッシュ ジャーナル 
オブファーマコロジ−(Brit、J、  Pharm
acol、 )、1963.21.127)に従って、
死滅した牛酪菌(ブチリカム マイコバクテリア、B 
utyricum  mycobacteria)をパ
ラフィンオイル中に添加して得られた0、5%溶液をラ
ットの足踵下に注射することによって誘発されたフロイ
ント(F reund )実験関節炎について試験し、
抗関節炎作用を評価した。
フロイントの実験関節炎で活性である化合物は、リュー
マチ様関節炎の治療に臨床的に極めて有用であることが
わかっている。
本発明の化合物の薬理試験に用いられたフロイント関節
炎の実験モデルにより、薬理活性の評価だけでなく、被
検化合物の作用機序についての示唆を得ることも可能で
ある。
実際、この実験モデルにおいて、2つの段階が考慮され
得る。即ち、主に特異的炎症機序によって支持される段
階(第一段階)及び主に免疫機序によって支持される段
階(第二段階)である。
本発明の化合物の薬理試験を、マイコバクテリア接種の
前日から21日間連続的に0.06mmo9/kg/日
を実験動物に腹腔内投与することにより行った。
赤血球沈降速度(VES)及び後肢体積の変化を測定し
て、薬理活性を測定した。
接種の場所であった後肢が第一段階を表わし、他方、接
種の約128目に病理的プロセスが開始する反対側の肢
が、第二段階を表わす。
例えば、N−(4−(3−クマリニル)−2−チアゾリ
ル〕オキサミドを用いて、マイコバクテリア接種動物を
治療した場合、YESが54%阻害され、反対側の後肢
の体積増加が64%阻害された(第二段階)。
同じ試験で、クロモリン(Cromol>’n )とし
て知られる化合物は、抗関節炎作用を示さなかった。
N−(4−(4−ヒドロキシクマリン−3−イル)−2
−チアゾリル〕オキサミドで治療した場合、第二段階に
おける体積増加は83%阻害された。
薬理学的投与量(pharmacological d
ose)と耐量(tolerated dose)との
比は、全ての本発明化合物において抗アレルギー及び抗
アナフイラキシー活性及び抗関節炎活性について高度に
有利なものであることが判明した。好適な治療量 (therapeutic dose)は、組成物にも
よるが、5〜500mg/日の範囲にあると考えられる
。本発明化合物の治療用途としては、関節炎及びリュー
マチの経過を伴う症候群の治療、アナフィラキシ−反応
及び認められたアレルギーの性質を有する他の各種病理
学的症候群、例えば、枯草熱及び気管支ぜん息等の上気
道(upper respiratorytracts
)に局在定位されるもの、例えばじんま疹、湿疹性皮膚
炎(dermatitis  ecze+++atoi
des) 、掻痒及びアレルギー性結膜炎等の皮膚組織
や表面粘膜に局在定位されるもの等の治療を挙げること
ができる。
本発明は、一般式(I)の化合物又はその薬学的に許容
される塩を活性成分として含有する医薬組成物に関する
ものでもある。これら医薬組成物は、該活性成分と共に
薬学的に許容される担体、例えば、固体状又は液体状の
、有機又は無機の薬学的賦形剤を含有しており、局所、
経口、非経口及び直腸投与又は吸入に適した剤形とする
ことができる。本発明の医薬組成物は、例えば、錠剤、
先割、カプセル剤、粉剤、顆粒剤、坐剤等の固形剤、溶
液、サスペンション、エマルジョン等の液剤又はクリー
ム、軟膏のような半固形剤とすることができる。また、
これらは、投与後の薬物の遊離が長期に亘るような製剤
とすることもできる。
賦形剤に加えて、本発明医薬組成物は、保存剤、安定化
剤、湿潤剤、乳化剤、浸透圧を調整する塩、緩衝剤、着
色剤、矯味矯臭剤等を含有していてもよい。
本発明医薬組成物は、公知方法に従って製造され、また
他の相溶性のある治療成分を含有させてもよい。
実施例 本発明を更に詳しく説明するため下記に実施例を掲げる
実施例1 2−エトキシエチル (N−(4−(3−クマリニル)
−2−チアゾリル〕オキサメートの製造2−アミノ−4
−(3−クマリニル)−チアゾール(15,4g、63
ミリモル)及びトリエチルアミン(7,34g ; 7
2.5ミリモル)のピリジン(115mQ)混液に、撹
拌下5℃にて2−エトキシエチル−オキサリル クロラ
イド(13,1g、72.5ミリモル)を滴下した。
滴下終了後、混合物を一夜室温にて撹拌し、次いで氷(
230g)中に注いだ。混合物を濃塩酸で酸性化し、ジ
クロルメタンで抽出した。有機層を水洗し、硫酸ナトリ
ウムで乾燥し、蒸発させた。
得られた固体残渣(24,6g)をアセトニトリル(3
20mQ)から結晶化させて、所望の化合物22、9g
 (収率93.5%)を得た。
融点156〜157℃ 1、R,(KBr):主要バンド(cm−’)1730
.1715.1590.1540実施例2 2−エトキシエチル N−(4−(4−ヒドロキシクマ
リン−3−イル)−2−チアゾリル〕オキサメートの製
造 2−アミノ−4−(4−ヒドロキシクマリン−3−イル
)−チアゾール(3,9g、15ミリモル)をピリジン
(40mQ)に懸濁させた懸濁液に、撹拌下5℃にて2
−エトキシエチル−オキサリルクロライド(3,l1g
、17.25ミリモル)を滴下した。滴下終了後、混合
物を一夜室温にて撹拌し、次いで水及び氷(80g)中
に注いだ。
沈澱が生成するので、これを濾過して、希塩酸に懸濁さ
せた。再び濾過し、ハライド試験が陰性となるまで、水
で数回洗った。固体5.5gを得、ジメチルホルムアミ
ド(200mQ)に溶解し、外部浴(external
  bath)で、加熱した。0℃で冷却後、沈澱(4
,1g)を戸取し、温アセトニトリル(100mG)に
撹拌子懸濁させた。濾過後、m、p、266−268℃
(分解)の2−エトキシエチルN−[4−(4−ヒドロ
キシクマリン−3−イル)−2−チアゾリル]オナサメ
ート4g(収率65.9%)が得られた。
1、R,(KBr):主要バンド(cm−’)1735
.1700.1610.1555、実施例3 2−エトキシエチル N−(4−(7−ヒトロキシクマ
リンー3−イル)−2−チアゾリル〕オキサメートの製
造 2−アミノ−4−(7−ヒトロキシクマリンー3−イル
)−チアゾール(5,1g、19.6ミリモル)(p、
f、252−254℃、J、Ann。
Chem、Soc、72.2993、(1950)に記
載の方法に従って製造〕をピリジン(51mQ)に懸濁
させた懸濁液に、撹拌下5℃にて2−エトキシエチル−
オキサリル クロライド(8,14g。
45.1ミリモル)を滴下した。滴下終了後、混合物を
一夜室温にて撹拌し、次いで水及び氷(150g)中に
注いだ。1.5時間撹拌し、沈澱を炉底した。沈澱をピ
リジン(150mQ)及び水(50mQ)の混液に懸濁
させ、3.5時間撹拌した。濾過し、乾燥した後、得ら
れた固体41(5,6g)を温アセトニトリル(100
mQ)に再懸濁させた。濾過することにより、融点21
7−218℃の結晶性固体として所望の化合物(5,1
g、収率64.4%)を得た。
1、R,(KBr):主要バンド(cm−’)1732
.1700.1610.1570.1540.1380 実施例4 N−(4−(3−クマリニル)−2−チアゾリル〕オキ
サミン酸 L−リジンニ水塩の製造実施例1と同様して
得られた2−エトキシエチル N−[4−(3−クマリ
ニル)−2−チアゾリル〕オキサメート(6g、14.
45ミリモル)を0.1NNaOH(232mQ)中に
懸濁させ、40℃にて45分間撹拌した。混液を室温に
冷却し濾過後、固体をトリフルオロ酢酸(40mQ)に
溶解し、水(200mQ)で再沈澱させた。更に、晶出
水を、沈澱が生成するまで、10%塩酸で酸、圧化した
。両沈殿物を共に濾過し、pHが中性で、ハライドテス
ト陰性となるまで、洗った。
乾燥後、N−(4−(3−クマリニル)−2−チアゾリ
ル〕オキサミン酸4.8gを得、メタノール(65%、
150mQ)中に懸濁させた。L−リジン(2,44g
、16.69ミリモル)を加え、完全に溶解するまで、
沸騰温度に加熱した。
0℃で冷却することにより、得られた沈殿物を炉底し、
融点203−204℃(分解)の結晶性固体として、所
望の化合物4.6g(収率59.7%)を得た。
1、R,(KBr):主要バンド(cm−’)1715
.1680.1605.1540実施例5 N−(4−(3−クマリニル)−2−チアゾリル〕オキ
サミドの製造 実施例1と同様にして得られた2−エトキシエチル N
−(4−(3−クマリニル)−2−チアゾリル〕オキサ
メ−) (8g、20.6ミリモル)をアンモニアのメ
タノール溶液(16%、115mQ)中に懸濁させ、−
夜室温にて撹拌した。溶媒を蒸発させ、固体残渣(6,
2sr)を酢酸から晶出させた。融点297−300℃
のN−(4−(3−クマリニル)−2−チアゾリル〕オ
キサミド5.5g(収率84.7%)を得た。
1、R,(KBr):主要バンド(cm−’)1700
.1605.1545.1380同様にして、下記化合
物を得た: N−(4−(4−ヒドロキシクマリン−3−イル)−2
−チアゾリル〕オキサミド(収率81.4%、p、f、
330℃(分解))1、R,(KBr):主要バンド(
cm−’)1680.1615.1560.141ON
−[4−(7−ヒトロキシクマリンー3−イル)−2−
チアゾリル〕オキサミド(収率73%、m、p、300
℃(分解)) I、R,(KBr):主要バンド(cm’)1700.
1610.1545.1380実施例6 1)N−(4−(3−クマリニル)−2−チアゾリル〕
オキサミン酸 L−リジン塩を含有する顆粒剤 活性成分100g、ラクトース155g、コーンスター
チ140g及び結晶セルロース80gの混合物を撹拌し
、該混合物をヒドロキシプロピルセルロース20gを水
400mQに溶解させた溶液を用いて混練、造粒し、5
0℃にて1時間乾燥させた。次いで12メ・ソシュのス
クリーンを通過させて顆粒を得、これを50℃にて10
時間乾燥した。
2)2−エトキシエチル N−[4−(3−クマリニル
)−2−チアゾリル]オキサメートを含有する生薬 活性成分5g又は15gとウイテプゾール(Witep
sol )  (R) W−35180gの混合物を加
熱し、60’Cにて溶融させ、溶融物を型に流し込んで
各坐薬の重量を1.5g又は3gとした。冷却して固化
させて坐薬を得た。
3)  N−(4−(4−ヒドロキシクマリン−3−イ
ル)−2−チアゾリル〕オキサミドを含有する錠剤 活性成分100K、ラクトース80g、コーンスターチ
70g及び結晶セルロース40gを公知方法に従い造粒
した。この造粒物をステアリン酸マグネシウム4gと混
合し、錠剤化装置により重さ各200mgの錠剤に成形
した。
4)  N−(4−(7−ヒトロキシクマリンー3−イ
ル)〜2−チアゾリル〕オキサミドを含有するカプセル 活性成分100g、ラクトース100g、コーンスター
チ60g1結晶セルロース40g及びステアリン酸マグ
ネシウム6gの混合物を混合し、カプセル化装置を用い
て1カプセル当り200mgとなるように硬カプセルに
充填した。
5)N−[4−(3−クマリニル)−2−チアゾリル〕
オキサミン酸し一リジン塩を含有するアンプル(注射液
) 活性成分10重量部、ピロ亜硫酸ナトリウム2重量部、
エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム塩1重量部及び塩
化ナトリウム17重量部を充分全の水に溶解させ、二度
蒸留水(doubledistilled  wate
r)を加えて2000重量部とした。この溶液を濾過し
、1mQアンプルに充填し各アンプルを封管後殺菌した
。各アンプルは、511部gの活性成分を含有する。
e)N−(4−(3−クマリニル)−2−チアゾリル〕
オキサミドを含有する吸入エアロゾル組成物 活性成分1〜20部、大豆レシチン0.20〜4部及び
噴射剤ガス混合物(フレオン11.12及び14)10
0部までをエアロゾル容器に計測パルプを用いて充填し
た。1回当りの投与量は、活性成分1〜20■を与える
ように調整できる。
(以 上)

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) 〔式中、R及びR_1はヒドロキシ基、水素もしくはハ
    ロゲン原子、C_1−C_4アルキル基又はアルコキシ
    基を示し、R_2はヒドロキシ基、OR_3基又は▲数
    式、化学式、表等があります▼基を示し、R_3は、C
    _1−C_6アルキル基、ベンジル基、又は一般式−(
    CH_2−CH_2−O)n−R_6〔式中、nは1〜
    4の整数を示し、R_6は水素原子又はC_1−C_4
    アルキル基を示す。〕で表わされる基を示し、R_4及
    びR_5は同一又は相異なって水素原子、C_1−C_
    4アルキル基、ベンジル基又はフェニル基を示すか、或
    は、R_4及びR_5はそれらが結合する窒素原子と共
    に1−ピペリジニル基、1−ピペラジニル基又は4−メ
    チル−1−ピペラジニル基を形成する。〕 で表わされる化合物又はその薬学的に許容される酸もし
    くは塩基との塩。
  2. (2)R及びR_1が、水素原子、塩素原子、臭素原子
    、ヒドロキシ基、メトキシ基又はエトキシ基である請求
    項1記載の化合物。
  3. (3)R_2が、OR_3基である請求項1記載の化合
    物。
  4. (4)R_2が、ヒドロキシ基を示す請求項1記載の化
    合物及びその無毒性の医薬用に適した有機もしくは無機
    塩基との塩。
  5. (5)R_2が、▲数式、化学式、表等があります▼基
    を示す請求項1記載の化合物。
  6. (6)R_4及びR_5が同一又は相異なって水素原子
    、メチル基又はエチル基を示すか、或は、R_4及びR
    _5はそれらが結合する窒素原子と共に1−ピペリジニ
    ル基、1−ピペラジニル基又は4−メチル−1−ピペラ
    ジニル基を形成する請求項1記載の化合物。
  7. (7)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) 〔式中、R、R_1及びR_2は請求項1におけると同
    一の意味を有する。〕 で表わされる化合物の製造法であって、一般式▲数式、
    化学式、表等があります▼(II) 〔式中、R及びR_1は請求項1におけると同一の意味
    を有する。〕 で表わされる化合物と一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼(III) 〔式中、R_3は請求項1におけると同一の意味を有す
    る。〕 で表わされる化合物とを、有機もしくは無機塩基及び溶
    媒(これは有機塩基であってもよい)の存在下で反応さ
    せることにより、上記一般式( I )中R_2がOR_
    3である化合物を得、これを、必要に応じて、加水分解
    するか、アンモニアと反応させるか又はアミンと反応さ
    せることを特徴とする製造法。
  8. (8)治療的に有効な量の請求項1記載の化合物と薬学
    的に許容される担体とを含有するアレルギー及びアナフ
    ィラキシー病の治療用医薬。
  9. (9)治療的に有効な量の請求項1記載の化合物と薬学
    的に許容される担体とを含有する関節炎治療用医薬。
JP63073055A 1987-03-25 1988-03-25 4−(3−クマリニル)−チアゾール誘導体、その製造法及び該誘導体を含有する医薬 Pending JPS63275581A (ja)

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JP63073055A Pending JPS63275581A (ja) 1987-03-25 1988-03-25 4−(3−クマリニル)−チアゾール誘導体、その製造法及び該誘導体を含有する医薬

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DE3864711D1 (de) 1991-10-17
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EP0284017A1 (en) 1988-09-28
ATE67198T1 (de) 1991-09-15
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