JPS63275525A - T細胞の調整方法 - Google Patents

T細胞の調整方法

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JPS63275525A
JPS63275525A JP63069892A JP6989288A JPS63275525A JP S63275525 A JPS63275525 A JP S63275525A JP 63069892 A JP63069892 A JP 63069892A JP 6989288 A JP6989288 A JP 6989288A JP S63275525 A JPS63275525 A JP S63275525A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、哺乳動物の免疫系統応答を特異的に変化さ
せる方法に関するもので、この方法においては、特定の
抗原に応答して哺乳動物が活発に免疫化されたときに、
%定の形態の免疫抑制が哺乳動物中で誘発される。
免疫応答は、体液応答か細胞媒介応答かのいずれかに分
類される。体液応答は、自由に拡散できる抗体分子によ
って媒介される応答である。細胞媒介応答は、抗体では
なく、T細胞のような特異反応的リンパ球によって媒介
される応答である。
体液応答と細胞媒介応答との間には基本的な相違がある
。体液免疫では、抗原との接触から免疫応答までの時間
が数分ないし数時間であるのに対し、細胞媒介免疫では
1日もしくはそれ以上である。体液免疫では、抗原と反
応する活性単位は抗体であるが、細胞媒介免疫では19
77球である。体液性抗体は一般的に小さな抗原決定基
に対して特異的である。1977球は、よシ大きな分子
、通常タンパク質(特に、細胞表面上に担持されている
もの)に対して特異的である。
細胞媒介応答は、身体の防御の一部として一般的に有益
なものであるが、細胞免疫応答の中のあるものは有害で
ある。このような有害な細胞媒介免疫応答の例として遅
延型過敏反応、移植片拒絶反応)移植片対宿主反応(g
raft vs、 host reaction )及
びいくつかのアレルギー反応を挙げることができる。さ
らに、重症性筋無力症、リエーマチ性関節炎、全身性紅
斑性狼蓬及びグレージス病のようないくつかの自己免疫
疾患も包含される。
これらの多くの有害な細胞媒介応答は患者の組織破壊を
引き起こすので、このような応答の効果を排除し、もし
くは減じることが望ましいことが理解される。問題とな
るこのような応答の1つは移植片の拒絶反応である。移
植片とは、供与者から同種の遺伝的に異なる受容者へ移
された細胞、組織又は器官である。ある表面糖タンパク
質の大きな多形性の故に、移植細胞は、はとんど常に、
宿主細胞上では欠落している組織適合性抗原又は移植抗
原を有しておシ、また、逆に宿主細胞は移植細胞にない
抗原を有している。その結果、宿主は細胞媒介応答によ
り移植片を破壊する。
移植片対宿主反応は、リンパ球が免疫的能力のある供与
者(健常な大人)から遺伝的に異質な無能力の受容者(
例えば新生児)に移された時に起きる。この反応は、正
常な甲状腺又は骨髄細胞を免疫欠陥を有する人(例えば
遺伝的欠陥を有する幼児、細胞障害性薬剤又は全身性X
線放射により治療された白血病患者)に移して治療する
ことが試みられていることから、最近、臨床的な重要性
が増している。
自己免疫疾患では、身体の免疫系が自己の細胞のあるも
の又はその一部を認識することができず、これらの細胞
を攻撃して組織破壊をもたらす。
この攻撃は自己抗体及び自己反応性T細胞によりて行な
われる。
アレルギー性応答は、高い免疫応答を包含する。いくつ
かのアレルギー性応答においては、免疫系は、花粉、動
物のふけ及び塵のような、通常無害な物質に対して攻撃
を開始する。これらのアレルギー性応答では、感作19
77球が抗原と反応し、リンホカインの作用を介して炎
症を引き起こす。環境抗原に対するこの炎症反応の有害
な効果により疾病が引き起こされる。このような反応の
1例としてアレルギー性接触皮膚炎を挙げることができ
る。
この発明は、患者の免疫応答を特異的に変化させ、それ
によって特定の免疫疾患及びその有害な効果を改善する
方法を提供する。
米国特許第4.321.919号、4.398.906
号及び4.464.166号(それぞれエデルソン)は
、ヒトにおいて機能的なリンパ球の数を減らす方法を記
載している。エデルンンの方法は、疾患のためにその血
球細胞が自然に刺激されている血液を処置することを包
含する。さらに詳細に言うと、この方法は、リンパ球の
ような、天然に刺激されたヒト血球細胞を、ソラレン(
psoralen)のような、紫外線を照射するとDN
Aと先付加物を形成することができる、光活性化可能な
溶解された薬剤で処理することを包含する。次にリンパ
球に体外で紫外線照射し、修飾する。体外での照射の後
、処理されたリンパ球は患者に戻される。修飾されたリ
ンパ球は、自然の過程により患者の体内から除去される
が通常よシも早い速度で除去される。これはしばしば細
胞の有効性すなわち生存を失わしめる、膜の完全性の破
壊、細胞内のDNAの変化等の条件に起因するものと信
じられる。
エデルソン特許に記載された方法は、最近、紅皮症(セ
ザワ−(5ezary) )型の皮膚性T細胞白血病(
CTCL ’)を患った患者の臨床試験に使われた。
その結果、この方法によると、患者体内の全てのT細胞
が減少するが、正常なT細胞は4週間以内に回復し、悪
性細胞の抑制はさらに長く続くことが示された。
エデルソンによって記載された方法の欠点は、予防のた
めに用いるのに適していないことである。
例えば、エデルンンの方法は、免疫疾患に特徴的な抗原
であって患者が未ださらされていない特定の抗原に対す
る免疫応答を選択的に抑制するためには用いることがで
きない。
荏歯動物を用いた実験により、生体外で培養されたTa
l胞の自己反応性クローンからの同質遺 2伝子的細胞
を静脈注射すると、実験的自己免疫甲状腺炎、脳を髄炎
又は関節炎を引き起こすことが示された(コーxン、I
R,Adv、 Intcrn、 Med。
(1984) 29:147−165 ’)。しかしな
がら、もし同じT細胞クローンからの培養細胞を照射処
理又はマイトマイシンC処理によって殺し、もしくは弱
毒化してワクチンを形成し、これを同質遺伝子的なマウ
ス又はラットに注射すると、その後、その動物に生きた
自己反応性T細胞を注射してもその動物は、その疾病に
対して抵抗力を獲得していることが示された(ペンナン
ーエイら、Nature(1981) 292:60−
61 ;ホロシラ・ジェイら、5cicnce (19
83) 、 219 * 56−58 ;及びコーエン
、1、R,J、 Invest、Derm(1985)
、 ss (Supp−1):345−385)。この
ように、処理された自己免疫エフェクターT細胞のセル
ラインを自己免疫疾患に対するワクチンとして用いるこ
とが可能であることが示されている。
上記した間両動物系の実験は、自己免疫疾患を生みだす
ことができるT細胞ラインを単離して増殖させる必要が
あるという欠点を有する。このようなセルラインはヒト
の疾病については容易に入手することができず、不可能
ではないとしても時間のかかる努力を通じてのみ得るこ
とができる。
従って、これらの智歯動物系の実験に示された方法はヒ
トの治療には相応しくない。さらに、このようなヒトT
細胞ラインを得ることができたとしても、それぞれの自
己免疫疾患について特異的な異なるセルラインをそれぞ
れ調製しなければならないO 部面動物を用いたさらに他の実験により、8−メトキシ
ソラレン(8−MOP)及びこれに続く紫外線処理した
リンパ球の同質遺伝子的MRLマウスに対する静脈内注
射により、それらの全身性紅斑性狼癒様症候群及び自発
的に進行するり/パ過形成が実質的に阻害されることが
最近示された(ベレズ・エムら、C11n、Res、(
1986)34ニア74A)。
パリッシュ・ジエイψエイ等、N、 Engl、 J。
Med (1974) 、 291 : 1207−1
211に記載された実験により、8−MOPの経口投与
と皮膚の紫外線A(UVA)照射とを組合せると、表皮
の過増殖疾患である衰弱性尋常乾留に有効であることが
示された。これはその後、複数の研究所による臨床試験
により確認された(メルスキー・ジェイ拳ダブリエら、
J 、 Invest、 Derrn、 (1977)
 + 68 :328−335 )。
引き続き、皮膚に限定されたプラークステージ皮膚T細
胞リンパ腫(CTCL)もこの処置に応答することも示
された(ギルヒレスト・ピーエイら、Cancer (
1976) 38 : 683−689 ;ホンイスマ
ン9エイチら、J 、 Am、 Acad 、 Der
m、 (1984) No : 238−245 )。
先行技術は、リンパ球が患者の体内で無力化され又は弱
毒化されてワクチンを創製し得ることを示している。し
かしながら、このような知識はヒトにおける疾病を防止
するのに有用ではない。
この発明は、ヒト患者における免疫疾患を選択的に防止
するために適しているという利点を有する。
さらに1この発明は、時間のかかる細胞培養技術を用い
るのではなく、患者自身の免疫系を刺激して刺激リンパ
球を産生ずるという便利な方法に依存している。従って
、この発明は、あらゆる免疫疾患の治療に用いるのに相
応しい、便利な方法を提供する。
この発明は、特定の抗原に対する哺乳動物の免疫応答を
特異的に変化させる方法であって、(a)  当該哺乳
動物の免疫系を、血球細胞を人工的に刺激するのく適当
な時間、特定の抗原と接触させること、 (b)  抗原で刺激された血球細胞を含む、血球細胞
含有物を該哺乳動物から抜き取ること、(c)前記血球
細胞含有物又は細胞を処置して抗原刺激細胞を変化させ
ること、および (d)  前記血球細胞含有物及び変化された細胞を哺
乳動物に戻すこと、 を備えた方法を提供する。
ここで、人工的に刺激するとは、問題としている特定の
抗原を哺乳動物の免疫系と接触する積極的段階を必賛と
する人間の介在を意味する。抗原は次いで、この抗原に
ついて特異的な免疫応答を刺激する。この免疫応答はB
細胞リンパ球又はT細胞リンパ球の産生であることもあ
る。免疫系の人工的刺激は、疾病の結果免疫系が自然に
刺激される天然刺激と対照的なものである。
血球細胞含有物は血液、リンパ液、骨髄、リンパ系器官
組織又は血球細胞を含む他のどのような体液又は組織で
あってもよい。好ましい具体例では、これは血液である
この発明の好ましい具体例では、血球細胞の人工的刺激
とそれに続く細胞の7オトフエレシス(photoph
eresis )との組合せが用いられる。フォトフェ
レシスの方法は、基本的には、処理すべき細胞を光活性
可能な薬剤と結合させ、細胞を照射して薬剤を活性化さ
せ、このように処理した細胞を患者の体内に戻すことを
包含する。フォトフェレシスは、血液又は血液から誘導
された細胞著しくは液体を体外流とし、紫外線に対して
実質的に透明な、薄い室を有する患者治療ステーション
にこの流れを流通させることによって達成することがで
きる。体外流は次いで、溶解された光活性化可能な薬剤
の存在下において上記治療装置内で紫外線を照射される
。光活性化可能な薬剤は、紫外線照射によって生物学的
に不活性な状態から、処置された血液の細胞中のDNA
と共有結合的に架橋できる一時的な励起状態に転化され
得るものである。架橋結合されたDNAを含む細胞はそ
れによって致命的に損傷され、又は少なくとも機能的に
不活性化される。
この発明の方法においては、それに対する免疫応答を抑
制し又は修飾すべき抗原は、自己免疫疾患、ガン(例え
ば腫瘍特異的抗原)、アレルギー、感染症、移植片拒絶
、遅延型過敏症反応、及び移植片対宿主反応のような、
疾患、病的状態及び疾病状態に伴なわれる抗原を包含す
る、あらゆる抗原であってよい。処置される患者又は宿
主はヒトのような哺乳動物である。
問題とする特定の抗原は、クローン型(clonoty
pic)抗原として働くことができる、固有のT細胞レ
セプターを発現するT細胞を刺激する働きをする場合が
ある。この場合には、これらの循環する異常T細胞のク
ローン的増殖によυ、制御しようとする疾患が媒介され
る。この発明は、このような異常T細胞のクローン特異
的免疫反応を誘導する方法を提供する。
哺乳動物の免疫系を特定の抗原で接触することは、例え
ば抗原を血流、リンパ系又はリンパ器官に直接注射する
等の、哺乳動物の免疫系に抗原を導入するいずれの方法
によっても行なうことができる。抗原は次いで、該抗原
に特異的なめる血球細胞の刺激を許容するのに適当な時
間、哺乳動物の免疫系と接触させられる。この適当な時
間は1年の長きにわたることもあシ得るが、はとんどの
場合はそれよりも短く、一般に72時間以内である。
好ましい具体例では、刺激リンパ球のような、抗原によ
って刺激された血球細胞は、その血液を介して哺乳動物
から抜き取られる。この態様は、患者から血液を抜き取
ってそれを再循環させることが簡単で便利であるので好
ましい。このような方法はこの分野において周知であシ
、血液透析に用いられる方法と類似している。
抗原で刺激された血球細胞を得るために血液を抜き取る
もう1つの理由は、リンパ球のような、影響を受けた細
胞が血液中に大量に存在するからである。しかしながら
、リンパ球はまた、リンパ液及び組織空間を循環し、甲
状腺、牌臓及びリンパ節のような一次及び二次リンパ構
造体中に凝集する。従って、抗原により活性化されたリ
ンパ球はまた、リンパ液又は−次もしくは二次リンパ構
遺体からも得ることができる。このようにして得られた
活性化リンパ球は、この明細書で記載するように処理さ
れ、哺乳動物に戻される。
この発明では、血球細胞を特定の抗原で刺激した後、哺
乳動物から血球細胞を抜き取シ、それを例えば致命的損
傷を与えるか又は少なくとも機能的に不活性化するよう
に処理する。このような処理は、当業者が想到するいく
つかの方法により達成することができる。例えば、過度
の高温若しくは低温、高pH若しくは低pH1高圧若し
くは低圧にさらす;化学物質、毒物で処理する:又は樹
脂材料を通過させる;等の方法を不活性化処理に用いる
ことができる。血球細胞を単に取扱うだけで所望の結果
を得ることができる場合もある。しかし好ましくは、こ
の処理は、後述するフォト7エレシス法により行なわれ
る。
細胞を処理するフォト7エレシス法は、哺乳動物から抜
き取った血液を体外で照射することを包含する。この方
法では、血液又は血液から誘導された液若しくは細胞を
血液中に溶解された光活性化可能な薬剤と接触させる。
光活性化可能な薬剤は、血液を抜き取った後に血液と混
合することによって、又は血液を抜き取る前に患者に経
口投与することによって血液中に溶解される。光活性化
可能な薬剤は、DNAと架橋結合することができるいず
れの薬剤であってもよい。このような薬剤の例としてソ
ラレン類を挙げることができる。
好ましいソラレン類としてアミノメチルトリメチルソラ
レン(AMr)、8−メトキシソラレン(8−MOP)
を挙げることができる。さらに薬剤の例として、光活性
ピレン、及びポルフィリン分子に結合されているモノク
ローナル抗体を挙げることができる。
ソラレンを7オト7オレシス法に用いる場合には、血液
1ml当たシ約1ナノグラムないし約100ナノグラム
の濃度でソラレンが血液中に存在することが好ましい。
血液の抜き取り、処理ステーシヨンへの血液の流通及び
患者へ血液を戻すことは1つの連続的な操作として行な
うことができる。
体外血液流の流速は1分画たシ約10ないし75m1で
ある。また、血液の表面1c+yl当たシ約0.1ない
し約100ジユールの照射量で、紫外波長領域(UVA
 、UVB 、UVC)の光エネルギーを照射すること
が好ましい。好ましくは、照射量は血液表面1−当たり
約5ないし60ジ二−ルである。
8−メトキシンラレンがリンパ球を処理するために用い
られている。なぜなら、これは生物学的に不活性な状態
から、低エネルギーの紫外線Aを照射することによって
、DNA又は他の分子と共有結合的に架橋結合できる一
時的な励起状態に転換され得るからである。8−MoP
は、ライム、パセリ及びイチジクを包含する種々の植物
中で天然に存在し、その不活性型は、薬理的な投与量で
はヒトに対して無毒である。ところが、透明なガラス及
びいくつかの反透明なプラスチックを通過するUVAは
、8−MoPを活性化してDNAのピリミジン塩基と二
価の付加物を形成させることによりてDNAの姉妹スト
ランドを架橋結合させる形態に変化させ、それによって
8−MoPを潜在的な化学治療薬剤に変化させる。光活
性化された8 −MOPの半減期はマイクロ秒の範囲で
あるので、この薬剤及びUVAに同時にさらされなかっ
た組織は、活性型の毒的な効果から免れる。
T細胞中の8− MOPの活性化の最適波長領域は33
4nmないし346 nmである。活性化された細胞は
、約1時間ないし約6時間紫外線照射にさらされる。
最適な波長領域のUVAを用いた場合、血液表面1−当
り2ジユールのエネルギーを与えるためには270分間
の照射が必要である。
8−MoPについては経口投与のための製剤のみが臨床
使用において人手可能であるので、処理の時に採取され
た血 から適当な濃度の薬剤を得ることが必要である。
この目的のために、 8−MoPは体重1kg当たシ約
0.6mg経口投与し、その2時間後に患者から血 を
採取することができる。
フォトフェレシス法は、患者から抜き取られた血液から
白血球を分離するための連続的な遠心分離機を有する単
一の装置内で行なうことができる。遠心分離機は、白血
球が1又は2以上のサイクルで血液から分離される、最
初の非連続的なすューカ7エレシス(1eukaphe
resis)工程において用いることができる。これは
、患者をベッドの上に横たえ、連続的に回転する遠心分
離機ボールを介してヘパリン添加血液から6サイクルで
白血球分離し、合計約240mlの白血球濃縮血液を得
ることによって行なうことができる。この血液を、患者
から同時に採取した約300m1の血漿(0,6mg/
kgの8−MoPを投与2時間後に採取)及び200m
1の滅菌食塩水と共にプールして約6.4±1.7%の
最終的ヘマトクリット(リューカフニレシス開始時の患
者の血液中のリンパ球の30%ないし50%を含むもの
)を得ることができる。次いで、この全量を、UVAエ
ネルギーにさらすために、使い捨ての滅菌照射室を通過
させる。この室は、6室から成る使い捨てのカセットの
形態であることができる。
カセットのそれぞれの室は、UVAに対して不透明な外
部ポリカーボネートの鞘と、螢光UVA源を囲包する、
UVAに対して透明なアクリルチューブから成ることが
できる。これらの2つの壁は約1.0U離れており、こ
の間を血液が流通する。
個々の室内における流れは底部から頂部に向うものでち
ゃ、個々の室の頂部と隣の室の底部とを結ぶ経路が設け
られている。カセットの総体積は約190m1である。
このUVA露光装置には、カセットに血液を連続的に循
環させる自動可逆血液ポンプと、血液が41’Cを超え
る温度に加熱されないことを保証する温度センサーを組
込むことができる。血液をUVAK露光した後、全量を
患者に戻す。
血液を照射するのに有用な方法及び装置は米国特許第4
.573.960号、第4.568.328号及び第4
゜578.056号に記載されている。血液照射のため
の方法及び装置のさらに他の記載は本願出願人による「
同時オンライン照射処理方法」と題する米国特許出願8
34.292号及び「光活性化患者処置システムのため
の照射室」と題する米国特許出願筒834゜258号に
記載されている。
特定の具体例では、この発明は、補乳動物中で望ましく
ない免疫応答を促進する働きをする少なくとも1つの抗
原を発現する組織移植片に対する唾乳動物の免疫応答を
抑制する方法を提供する。
問題とする固有の抗原は、あらゆる型の組織適合性抗原
又は外来組織上に存在する移植片抗原であってよい。こ
の方法は、 (a)@乳動物の免疫系を、少なくとも1つの前記抗原
に、あるリンパ球を活性化−するのに適当な時間接触さ
せること、 伽)抗原により活性化されたリンパ球を含む血液を哺乳
動物から抜き取ること、 (C)  抜き取った血液又は血液から誘導された細胞
を処理して、抗原により活性化されたリンパ球を機能的
に不活性化すること、および (d)  血液及び処理したリンパ球を哺乳動物に戻す
こと、 を備える。
以上では、先ず免疫系を人工的に刺激し、次いで血球細
胞を処理する態様について記載したが、所望の結果はま
た、特定の抗原で免疫系を実際に刺激する前に、先ずリ
ンパ球のような血球細胞を処理することによっても達成
することができる。
これは、患者から血液を抜き取シ、この血液をフォト7
エレシス装置内で処理し、処理した血液を患者に戻し、
次めで患者の免疫系を特定の抗原で接触することによっ
て達成することができる。このようにすることによって
、細胞が特定の抗原を認識してこれと反応することがで
きないように変化され得る。
この発明は、患者内で望ましくない免疫応答を防止する
ために用いることができるという意味において予防的な
ものである。例えば、免疫疾患に伴なう抗原にさらされ
ていない患者内において、患者の免疫系を抗原で人工的
に刺激し、不所望の免疫応答を防止するように免疫系細
胞を変化させることができる。例として、患者の免疫系
を、患者がやがて受容する移植片に伴なわれる1又は2
以上の抗原で刺激することを挙げることができる。
この発明の方法を用いることによって、この方法を用い
なければ拒絶反応を引き起こしたであろうこのような移
植片は拒絶されなくなる。
この発明を予防的な用法に関して説明したが、この発明
の方法はまた、治療的に用いることもできる。例えば、
疾患に伴なう抗原に予めさらされた患者、すなわち、こ
の抗原に伴なう病的状態を示している患者は抗原によっ
て自然に刺激されている。このような自然に刺激された
患者もまた、この発明の方法によって人工的に刺激して
治療効果を得ることができる。このような方法では、患
者の免疫応答を変化させ、疾患に対する治療効果を得る
ために患者を同一の抗原又は異なる抗原で人工的に刺激
することができる。
この方法は、自己免疫疾患又はガンのような疾病を既に
有する患者に治療的に用りることができる。ガン患者に
ついては、ガン患者の体内に存在する腫瘍によって患者
が既に自然にさらされている腫瘍特異的抗原で患者の免
疫系を人工的に刺激することができる。患者の免疫系は
、人工的な刺激の前には腫瘍を攻撃していないが、この
発明の方法により、腫瘍を免疫的に攻撃するように患者
の免疫応答を変えることができるものと考えられる。
この発明を詳細に記載したが、免疫系が変化を受ける機
構は完全にはわかっていない。この発明の方法による免
疫系の変化は、免疫系の抑制又は活性化のどちらかを引
き起すものであろう。免疫系は、上記した移植片の例の
場合のように、特定の抗原に対する免疫応答を改善する
ように抑制することができる。しかしながら、免疫系は
、上記した腫瘍についての仮説のように抑制するのでは
なく、活性化することも可能であると考えられる。
以下の実施例は、増殖した1つのクローンに属する多数
のT細胞を光破壊し、これを光活性化された8 −MO
Pによって直接阻害されていない免疫系に導入すること
によって、特異的な免疫反応を引き起こすことができる
ことを示すためのものである。これらの実施例は、機能
的に不活性化された、細胞表面抗原を発現する損なわれ
ていないリンパ球を再び受容者に戻すことによって、受
容者の免疫応答を高める働きをするという考えに基いて
予測される。
1つのモデルでは、TNU胞依存性抗原であるヒツジ赤
血球(SRBC)K対する遅延型過敏反応が、8−Mo
P −1JVA Kよって不活性化されたエフェクター
細胞を用いて予めトレランスを導入することによって阻
害される。もう1つのモデルでは、ネズミの皮膚移植系
において、外来組織適合性抗原に対する移植反応性応答
が阻害される。さらに他のモデルでは、MRV1prネ
ズミ内で誘導された全身性紅斑性狼癒の疑似モデルが改
善される。
以下の実施はけこの発明を例示するために記載するもの
である。この発明の範囲は、実施例によって限定的に解
釈されるものではなく、特許請求の範囲に基いてのみ解
釈される。
実施例1 ヒツジ赤血球に対する遅延型過敏反応 この実施例は、同質遺伝子的マウス、すなわち、同一種
の遺伝的に同一のメンバーを用いた。
それぞれのマウスは遺伝的に同一であるので、1匹のマ
ウスから他のマウスへの組織の移植は、異なるマウスの
間で行われたのではなく、同一のマウスにおいて行われ
たものと考えることができる。
との発明の方法は、特定の抗原、すなわちヒツジ赤血球
細胞(SRBC)に対するマウスの免疫応答を特異的に
変化させるために用いた。ヒツジ赤血球細胞を少量(1
0’個) BALB/cマウスに静脈内注射した。マウ
スの免疫系を5RBCで接触することは、遅延型過敏症
反応(DTH)として現われるT細胞免疫を人工的に刺
激するが、体液性応答は誘導しなかった。適当な時間経
過後、マウスを殺し、膵臓を取シ出し、牌細胞を8− 
mP −UVAで処理する仁とにより変化させた。これ
らの変化された牌細胞を次いで未処置の同質遺伝子的マ
ウスを処置するために用いた。この操作の詳細は以下に
記載されている。
6・〜8週令のB ALB/cマウスを2つの群に分け
、以下のものを毎週静脈内注射した。
1)  10’5RBC10,2m1食塩水で7日前に
免疫化、すなわち人工的に刺激された同質遺伝子的マウ
スからの、8−MOP −LAVA テ刺激された牌細
胞(A群)、又は 2)対照としての、未処置の牌細胞(B群)。
5RBCに対するDTHを誘導するために、6回目の処
置の2日後にマウスに10’ 5RBCを投与した(P
r)。それぞれのマウスは15X10’の不活性化細胞
を受容した。7日後、50μlの食塩水中に懸濁された
10’個の5RBCを左後足の踵の皮下組織を攻撃した
(Ch)。対照としての右後足の踵には50μm0食塩
水を注射した。
これと並行して、別の未処置のマウスに5RBCを投与
および攻撃しく0群)、又は攻撃のみを行なった(D群
)oDTHは、±0.05iu+の精度を有するダイヤ
ルゲージカリバス(マノスタットタイプ6921)で、
誘導の24時間後に測定した。
DTHの程度は、左右の踵の厚さの増加の差として10
−”mで表わした。データはそれぞれの群の4ないし1
0匹のマウスの算術平均±SEMで表1に表わされてい
る。
第1表に示すように、A群のマウスは5RBCに対して
応答することが°できなかりた。A群のDTH応答は、
5RBCで処置せずに攻撃だけしたネガティブ対照(D
群)のそれと類似している。対照的に、不活性化した未
処理の牌細胞を投与したB群マウスにおけるDTH反応
は、ポジティブ対照(0群)のそれと類似した正常なも
のであった。
第  1  表 牌細胞) A    5RBCPrimed    +/+   
   7 + 1.IB    Na1ve     
   +/+     24.8±1.3Co    
     十/+      19±1.6D    
 o         −/+      6±1.2
この抑制の特異性を試験するために、マウスを無関係の
抗原、すなわちニワトリ赤血球(CRBC)に、2回の
生体外処理の後にさらした。全群のマウス(SRBCに
対するトレランスを獲得し九ものも包含する)はCRB
Cに対する正常な程度のDTHを示した。これにより、
抑制は、5RBC抗原で活性化されたリンパ球にとって
特異的であることが示された。
5RBCに対する非応答性の細胞的機構をさらに示すた
めに、5RBCに対するDTH反応の直後に正常な受容
動物に細胞を投与した。すなわち、DTH反応の24時
間後にそれぞれの群のマウスから膵臓を取)出した。上
記の通)、A群及びB群は、それぞれ5RBCを投与し
た動物からの屏細胞又は未処置の動物からの不活性化し
た牌細胞で処置したものである。また、未処置群は投与
及び攻撃(0群)したもの並びに攻撃だけしたもの(D
群)である。それぞれの群からの45X10’の細胞を
未処置の受容動物に静脈内注射した。注射直後、マウス
の踵を攻撃し、DTHを24時間後に測定した。
結果を第2表に示す。fiRBcに対するトレランスを
獲得した動物(A群)からの細胞を受容した動物は、他
の群とは対照的に、DTH反応を起さなかった0 第  2  表 ヒツジ赤血球に対するトレランスの伝達群   細胞源
         後伝達  2419萌渇11νゆ紡
口Txw/8M0P−UVA  5RBC5RBC(x
lO−”m)細胞IV      Pr/ch   攻
撃A    5RBC投与   +/−1−−1−3,
9±1.8B    未処理    +/+    +
     15.7±1.9Co       +/+
    +     15±3,2D      o 
      −/+    +      4.5±1
.4これらの結果は、抗原を投与した動物からの8−M
oP−tlVAで不活性化した抗原を繰シ返し正常な動
物に投与することにより、DTH反応により測定された
T細胞免疫の抑制し、これらのマウスをその抗原に対し
てトレランス状態にすることを示している。このトレラ
ンスは十分なエフェクター細胞の欠如、若しくは存在又
は内発的サプレッサー細胞の刺激によるものであろう。
これらのネズミを用いたモデルは、先ず免疫系を人工的
に刺激し、次いで8−MoP−UVAで不活性化された
エフェクター細胞に免疫系をさらすことによってT細胞
媒介免疫応答を調節できるという概念を正当化する。自
己免疫疾患の治療に対するこのアプローチの威力は、M
RL/lprマウスモデルにおいて電撃性自己免疫疾患
の治療を行なった実施例3において示されている。
実施例2 移植片トレランスの誘導 皮膚移植片、すなわち、同種の遺伝的に非類似のメンバ
ー間での移植組織片に対するトレランスを異質遺伝子系
を用いて試験した。この系では、BALB/cマウスが
組織非適合性移植片、すなわち、非適合性の移植抗原を
有する移植片をCBA/J供与動物から受容した。移植
片拒絶が起きた時にマウスを殺し、その肺細胞を8−M
oP及びtlVAで不活性化した。これらの不活性化さ
れた肺細胞を未処置のBALB / cマウスに注射し
た。移植拒絶反応を起こし、ているマウスからの不活性
化された同質遺伝子的肺細胞で8回処置した後、BAL
B / cマウスをCBMJ移植片上に存在する異種抗
原で攻撃して遅延型過敏症反応を引き起こした。
用いた方法は以下の通シであった。CBA/J移植片を
拒絶している同質遺伝子的BALB / cマウスから
の肺細胞を8回注射することによって、BALB/Cマ
ウスをCBA/J移植抗原に対してトレランス状態にし
た。トレランス状態にされたBALB / cマウスに
BALB / c マウスからの、8−MoP−UVA
で不活性化した30XlO”個の肺細胞を投与した。ト
レランス状態にしたマウスを10X10’のH3牌細胞
で足の背部を攻撃した。トレランス状態にしたマウスを
第2の移植抗原(H3)で攻撃した。未処置のBALB
/Cマウスを移植片抗原にさらし両方の移植片抗原で攻
撃した。ネガティブ対照は、移植抗原を投与せずに移植
片抗原で攻撃のみを行なった未処置のBALB / c
マウスである。結果を第3表に示す。
H2は、この拒絶反応において重要な産物を生み出すマ
ウスの主組織適合性複合物(MHC)ゲノムの領域を示
す。H8複合物はさらに細分化され、そのうちの1つが
D領域である。D領域は細胞表面認識分子として機能す
るタンパク質をコードする遺伝子を含む。
第  3  表 トレランス状態にしたマウスは、CBんり移植片抗原に
対する遅延型過敏症反応を86チ抑制した。この抑制は
H一部位の産物に特異的である。
なぜなら、トレランス状態にされた、H−肺細胞で攻撃
されたBALB / cマウスは、未処置のBALB/
Cマウスと同程度にこの移植片抗原に対して応答するこ
とができたからである。従って、移植拒絶反応を行なっ
ているマウスの肺細胞を繰シ返し注射することによって
、移植片抗原に対する特異的なトレランスを誘導するこ
とができる0移植片を拒絶しているマウスの膵臓は、外
来性の組織適合抗原に対して特異的な反応性を有するエ
フェクター細胞を含む。8−MoP−UVAで不活性化
したこれらの同質遺伝子的エフェクター細胞をBALB
 / cマウスに繰シ返し投与することKよシ、受容マ
ウス中でエフェクター細胞の数を抑制する応答を引き起
こすことができる。これらのマウスを関連する移植片抗
原で攻撃すると、それらはエフェクター細胞応答をする
ことができない。なぜなら、それらは応答する細胞の数
を抑制したからである。この観察は細胞障害性試験の結
果により指示される。
T細胞媒介免疫は、予めラベルされた標的細胞からの 
Crの放出のような1.生体外での細胞障害性試験によ
って示される。このような試験において、細胞障害性T
M胞エフェクター機能は、リンパ球エフェクター細胞を
放射標識標的細胞と共に培養することにより監視される
。エフェクターの溶解作用は、放出されたアイソトープ
を分析することによって測定される。このような細胞障
害性分析において、BALB / cマウスの牌細胞は
、CBA/J1%植片を拒絶しているBALB / c
マウスからの8−MoP−UVAで不活性化された牌細
胞を注射することによってCBA/J移植片抗原に対し
てトレランス状態になったマウスから得られた。エフェ
クター細胞は、刺激細胞としての8−MoP−tlVA
で不活性化された3X10’/ccのCBA/J牌細胞
と共に8X10’/eeの濃度で7日間培養した。標的
細胞は、Crでラベルされ、適当なエフェクタ一対標的
細胞比率で加えられた、CBA/JコンカナバリンAブ
ラスト(blasts ) (有糸分裂誘導レクチンコ
ンカナバリンAによって刺激されたT細胞リンパ球)で
あった。標的細胞は4時間培養し、エフェクター細胞及
び上清を回収して液体シンチレーシ嘗ンカウンティング
を行なった。この分析の結果を第4表に示す。
第4表 溶解率(%) 第4表かられかるように、未処置のBALB / cマ
ウス及びCB)v’J皮膚移植片に対して感作されたB
ALB / cマウスは、試験した全てのエフェクタ一
対標的細胞比率においてCBAIJ標的を効果的に溶解
した。CBA/J移植片を拒絶しているマウスの膵臓か
らのエフェクター細胞の注射によりてトレランス状態に
なったBAI、B / cマウスからの牌細胞は、CB
A/J標的を溶解することができる細胞障害性T細胞を
生じる能力の48チないし67チを抑制することが示さ
れた。
不活性化された牌細胞はまた、標準的な細胞障害性試験
に第3者細胞として加えられた時に未処置及び感作BA
LB / c牌細胞の細胞障害性応答を抑制した。従り
て、トレランス状態にされたマウスは、関連する移植片
抗原に対して応答しないが生体外でのエフェクター細胞
応答を抑制御することができる細胞を含んでいた。これ
らの結果は、8−MoP−αAで不活性化されたエフェ
クター細胞を再投与することによって免疫反応性細胞型
を抑制する宿主応答を促進するという説を支持する。
この免疫抑制応答は抗原に%異的である。
実施例3 ネズミ自己免疫疾患の治療 全身性紅斑性狼#(SLE)のMRVl p rモデル
は、マウスのMR′L/1pr系統がヒト5LEK類似
した自己免疫疾患を生じているモデルである。この実施
例では、令(18−22週令)の自己免疫疾患を患った
マウスからの、8−MoP−αAで不活性化された同質
遺伝的牌細胞で自己免疫疾患の開始前に若いマウス(4
〜6週令)で処置した。MHI、/1 p rマウスに
おける自己免疫疾患の徴候は、膵臓及びリンパ節の肥大
に導かれるT細胞の過形成を包含する。
+ T細胞増殖は、$HY1  、LYI+T細胞であるリ
ンパ細胞の増殖から成る。このT細胞の増殖を停止させ
る治療は、MRL/lprマウスにおける自己免疫疾患
の発達を阻害することが示されている。従って、自己免
疫疾患の発生前に若いマウスを処置すると、自己免疫疾
患の劇症過程を改善する、自己制御免疫応答が誘導され
るであろうと仮定することができる。実験結果によりこ
の仮説が確認された。
MRI、/lprマウスは、処置グロトコールの有効性
を示す信頼できる指標を与える一貫した多数の疾病徴候
を有する。以下の自己免疫疾患のパラメーターを回合の
MRL/1 p rマウスについての指標として用いた
1、屏風及びリンパ節の重量、大きさ及び細胞性2、生
存 3、 抗DNA自己抗体タイター 4、 リンパ球発現型、及び 5、  T及びB細胞ミトゲンに対する応答8−MoP
−UVAで処置したMRI、/1 p r ?ウスは、
1100n/mlの8−MoPと1ジ、−に/atlの
UVAで処理した2O−50X10’個の牌細胞を尾の
静脈に隔週に投与した。マウスは1週間毎に殺し、屏風
及びリンパ節の大きさ、重量及び細胞性の比較を行なっ
た。
これらの同週令の8−MoP−UVAで処置した又は処
置しない対照MRL4/lprマウスの連続的解剖の結
果が表5に示されている。
第5表(その■) 8−M)P−UVAで処理したMRL、’1 p rの
屏風及びUVA 13−19 5 0.31±0.07 229±115
 1.11±0.3220−26 7 0.29±0.
16 71±0.52 1.26±0.4529−32
 3 0.98±0.56 500±80  3.0±
0.53Txなし 13−19 19 0.53±0.
23 323±90  1.77±0.7720−26
 20 0.63±0.22 364±167 1.9
2±0.8029−32  回合の対照−100チ死亡
UVA   13−19    0.48±0.33 
     1.28±0.7920−26    0.
62±0.39      1.44±0.6029−
32    1.00±0.77      1.70
±1.20Txなし 13−19    0.87±0
.43       2.14±1.520−26  
  1.38±0.64      2.35±1.2
620−32    100%死亡 自己免疫疾患を有する供与動物からの同質遺伝子的8−
MoP−UVA処理牌細胞で処理した凧し’lprマウ
スは、同週令(13〜19週令)の対照の未処理マウス
と比較して屏風及びリンパ節の重量、大きさ及び細胞性
の減少を示した。処置したマウスの屏風は対照マウスに
比べて49%重量が軽く、牌細胞の数は29%少なかっ
た。13〜19週令の、8−MoP−UVA処置マウス
からのリンパ節は対照に比べ重量で45%、大きさで4
0チ小さかった。この減少は、20〜26週令で殺した
8−IVDP−UVA処置マウスの群においてよシ一層
顕著であった。牌細胞収量の54%減少(P<0.00
1 )は8−MoP−い徨処置群において顕著であった
。同様に、20〜26週令の8−MoP−UVA処置マ
ウスからのリンパ節は対照に比べ、重量で55%(P<
0.01 )、大きさで39チ小さかった。
8−MoP−UVAで処置したマウスの一群は、全ての
未処理対照マウスが死んだ後(22〜26週令)にも生
きることを許した。これらのマウスは29〜32週で殺
したが、寿命の延びは2力月以上であった。これらの非
常に高齢のマウスに器官巨大症が存在した。このことか
ら、8−MoP−αAで処置した自己免疫疾患屏細胞を
再投与することによってMRL/1 p rの自己免疫
疾患を遅らせることはできるが、最終的にはリンパ肥大
は起きるであろうことが示唆された。
別の実験において、8−MoP−1JVA lli!細
胞で処置したMRL4/l p rについて抗DNA自
己抗体の産生を試験した。血清は後部眼 網状組織から
採血して得た。ウシ甲状腺DNAを超音波破砕してマイ
クロタイターウェル上で10mg/ウェルの濃度で乾燥
させた。血清をウェルに加え、プレートを23℃で1時
間回転させた。洗浄後、反応性抗体を、12Jでラベル
した抗マウス免疫グロブリン試薬の結合によって検出し
た。この試験の結果を表6に示す。
第6表 TX 8M0P−UVA 19      1.971±772 13      6.355±733 MRL/1pr Txなし 17   15.063±4.482 正常マウス           2.353±670
8−MoP−UVAで不活性化した自己免疫疾患牌細胞
で処置したMRL/lprマウスは抗DNA抗体の高タ
イターを発達させなかりた。19週令において、8−y
DP−αAで処置したマウスからの血清は、正常な非自
己免疫疾患マウスにおいて得られたのと同様なレベルの
パックグランドを有していた。未処理のMRL/lpr
マウスは13週において高レベルの抗DNA抗体が検出
され、これらは17週までに6倍に増加する。従って、
8−MoP−UVAで処理した同質遺伝子的自己免疫疾
患肺細胞を再投与することは、抗DNA自己抗体の誘導
を阻害し、これは疾病を弱めることと一貫する。
8−M)P−UVAで処理したマウスの肺臓からのリン
パ球の発現型試験において、未処理の対照に比較してT
HY1+ T細胞が65チ減少した。LYI+細胞は5
0%減少した。処置したマウスの膵臓中の表面免疫グロ
ブリン陽性B細胞の2倍の増加は顕著であった。これら
のB細胞が溶解されると、la”細胞型の6倍の増加が
検出された。予備的な機能的試験によl:> 、8−M
oP−US値で処理されたマウスはT細胞ミトゲンであ
るコンカナバリンA及びB細胞ミトゲンである糖脂質に
応答する能力を維持しているが、未処理マウスからの牌
細胞は、T細胞及びB細胞のいずれのミトゲンに対する
反応能力も喪失することが示されている。
全体として見ると、これらの結果は、MRL/lprマ
ウスにおける自己免疫疾患の過程が、若い時に8−Mo
P−UVAで不活性化した牌細胞にさらすことによって
改善することができることを示している。劇症リンパ過
形成はその開始時点が遅れ、また、処置マウスは未処置
の回復の動物よシも少なくとも2力月は長生きすること
が示された。さらに、抗D N A自己抗体の産生は処
置マウス内では阻害される。処置マウスの肺臓はよシ少
数のT細胞を有し、B細胞及び1a+細胞は増大する。
また、処置マウスはT細胞及びB細胞ミトゲンに対する
増殖応答を開始する能力を維持する。疾病が始まる前に
動物の免疫系を人工的に刺激することによって、ここで
記載した方法は疾病の経路を変えた。
この発明を特定の具体例に基いて詳細に記載したが、上
記開示に照らし、この発明の範囲に属する多くの変形が
当業者にとって可能である。従って、この発明は広く解
釈されるべきであシ、特許請求の範囲の記載によっての
み限定される。
本発明の具体的た実施態様はつぎのようKW約できる。
(1)段階(c)における処理は、血球細胞を光活性化
可能な薬剤と結合させ、このように処理した細胞に紫外
線を照射することを含む請求項1記載の方法。
(2)前記(1)の処理は、前記血球細胞含有物又は細
胞の生体外での流れを形成し、紫外線に対して実質的に
透明な細い室を有する処理ステーションに上記流れを流
通させ、紫外線照射によって生物学的に不活性な状態か
ら細胞内のDNAを共有結合的に架橋させることができ
る一時的な励起状態に変わることができる溶解された光
活性化可能な薬剤の存在下で前記流れを前記処理ステー
ション中で紫外線照射し、それによって細胞を変化させ
る段階を含む方法。
(3)血球細胞含有物は血液、リンパ液、骨髄又はリン
パ器官組織である請求項1記載の方法。
(4)前記抗原は、遅延型過敏症反応、自己免疫疾患、
ガン、アレルギー、感染症、移植片拒絶反応及び移植片
対宿主反応から成る群よシ選ばれる疾患に付随するもの
である請求項1記載の方法。
(5)哺乳動物はヒトである請求項1記載の方法。
(6)前記細胞はリンパ球である請求項1記載の方法。
(7)リンパ球はT細胞である前記(6)記載の方法。
(8)前記抗原は、クローン型抗原として働くことがで
きる固有のT細胞レセプターを発現するT細胞である請
求項l記載の方法。
(9)疾患は循環異常T細胞のクローン的増殖によって
媒介される前記(4)記載の方法。
(1G  前記光活性化可能な薬剤はンラレン類である
前記(1)記載の方法。
αD 前記ソラレン類は8−メトキシソラレン又はアミ
ノメチルトリメチルソラレンである前記a1記載の方法
Q7J  前記ンラレン類は血液1ml中に約1ナノグ
ラムないし約100マイクログラム存在する請求項11
記載の方法。
Q3  血球細胞含有物の抜き取シ、処理ステージ曹ン
の通過及び患者への返還は連続操作により行なわれる前
記(2)記載の方法。
I 前記生体外での流れの流速は約10ないし75m1
/分である前記(1謙記載の方法。
09  前記流れを連続的な遠心分離機を通すことによ
りて、動物に細胞を戻す前に細胞の少なくとも一部を分
離することをさらに含む前記(13)記載の方法。
(16)  前記血球細胞含有物は約0.1ないし約1
00ジエール/cl/lの放射量のUVA波長領域の光
エネルギーによって照射される前記(1)記載の方法。
(17)  光活性化可能な薬剤は、動物から前記血球
細胞含有物を抜き取った後これに混合することによって
溶解される前記(1)記載の方法。
(1gJ  前記光活性化可能な薬剤は、これを動物に
経口投与することによって前記血球細胞含有物に溶解さ
れる前記(1)記載の方法。
a9  前記接触は、前記抗原を哺乳動物の血流又は免
疫系に人工的に導入することを含む請求項1記載の方法
翰 前記適当な時間は1年以内である請求項1記載の方
法。
Qυ 前記適当な時間は約72時間である前記圓記載の
方法。
リ 前記刺激は、前記抗原に特異的に応答するリンパ球
を形成することを含む請求項1記載の方法。
CJ31  細胞の前記変化は、細胞の有効性又は生存
力を実質的に喪失させることを含む請求項1記載の方法
(2)細胞の膓の完全さが破壊される前記(ハ)記載の
方法。
□□□細胞内のDNAが変えられる前記(2)記載の方
法。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)特定の抗原に対する哺乳動物の免疫応答を特異的
    に変化させる方法であって、 (a)哺乳動物の免疫系を人工的に刺激するのに適当な
    時間、前記免疫系を特定の抗原と接触させること、 (b)抗原により刺激された血球細胞を含む血球細胞含
    有物を哺乳動物から抜き取ること、 (c)前記含有物又は細胞を処理して、刺激された細胞
    を変化させること、および (d)前記含有物及び処理した細胞を前記哺乳動物に戻
    すこと、 を備えた方法。
  2. (2)哺乳動物中において望ましくない免疫応答を促進
    する働きをする少なくとも1つの固有の抗原を発現して
    いる組織移植片に対する哺乳動物の免疫応答を抑制する
    ための方法であって、 (a)哺乳動物の免疫系を少なくとも1つの前記抗原と
    接触させてリンパ球を活性化させること、(b)抗原に
    より活性化されたリンパ球を含む血液を前記哺乳動物か
    ら抜き取ること、 (c)抜き取った血液又はリンパ球を処理して、抗原に
    より活性化されたリンパ球を機能的に不活性化すること
    、および (d)血液及び処理したリンパ球を哺乳動物に戻すこと
    、 を備えた方法。
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