JPS63274919A - 液晶立体デイスプレイ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、立体画像表示を行なう液晶立体ディスプレイ
装置に関するものである。

〔従来の技術〕

従来、この種の立体ディスプレイ装置としては、ＣＲＴ
　（Ｃａｔｈｏｄｅ　−Ｒａｙ　Ｔｕｂｅ　）上に右目
用と左目用との画像を交互に切り替えて表示させ、これ
に同期するシャッタメガネを用いて立体可視化させる■
の方式が実用化されている。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかしながら、このように構成される立体ディスプレイ
装置は、装置全体の構成が大きくなり、携帯性に欠ける
という問題があった。

したがって本発明は、前述した従来の問題に鑑みてなさ
れたものであシ、その目的・は、携帯性の優れ九液晶立
体ディスプレイ装置を提供することにある。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明による液晶立体ディスプレイ装置は、対向して配
置する電極基板間に液晶を挾持してなる第１の液晶セル
と、この第１の液晶セルの少なくとも一方の外面に配置
された偏光板と、この偏光板の外面に配置されかつ対向
して配置する電極基板間にねじれ配向する液晶を挾持し
てなる第２の液晶セルと、この第２の液晶セルの外面に
配置された一対の偏光板を有する偏光メガネとを有して
構成される。

〔作用〕

本発明においては、第１の液晶セルを交互にオン、オフ
させて左右方向に位置ずれした情報を表示し、それと同
期させて第２の液晶セルをオン。

オフさせることにより、その位置ずれした情報を偏光メ
ガネにより左目のみもしくは右目のみで検知される。

〔実施例〕

以下、図面を用いて本発明の実施例を詳細に説明する。

第１図は本発明による液晶立体ディスプレイ装置の一実
施例を説明するための断面図である。同図において、透
光性ガラス板からなる上、下基板１．２の対向面上には
、透明導電膜からなる上電極３．下電極４が互いに交差
する方向にマトリクス状に配列して形成されている。ま
た、これらの上電極３．下電極４がそれぞれ形成された
上、下基板１．２の各対向面上には、有機樹脂膜を被着
形成した後、その表面を布などで一定方向にこする方法
、いわゆるラビング処理を施して液晶配向膜５，６がそ
のラビング方向（液晶分子配向方向）を互いにほぼ９０
度に交差させて形成配置されている。さらにこれらの上
電極３．下電極４および液晶配向膜５，６がそれぞれ形
成された上、下基板１，２は、相互間を所定距離離間し
てその周辺部がスペーサを含有したシール材７により封
着され、その間隙に正の誘電異方性を有するツィステッ
ドネマチック形液晶８が封入されて液晶分子が信号電極
３．走査電極４間でほぼ９０度回転するらせん状構造の
分子配列を行なう第１の液晶セル１０が構成されている
。さらにこの第１の液晶セル１０の外面には、互いに偏
光軸または光吸収軸をほぼ９０度に交差させた一対の上
、下偏向板１１．１２からなる偏光板２０が配置されて
おり、これらの上、下偏光板１１．１２の偏光軸または
光吸収軸は、それぞれ上、下基板１．２を介して対向配
置されている液晶配向膜５，６のラビング方向にそれぞ
れほぼ一致しているかまたはほぼ９０度に交差するよう
に配置されている。また、上偏光板１１の上面には、第
１の液晶セル１０と基本的に同様な構成である第２の液
晶セル３０が第１の液晶セル１０と同様の形成手段を用
いて形成されている。すなわち透光性ガラス板からなる
上。

下基板２１．２２の対向面上には、透明導電膜からなる
上電極２３．下電極２４が互いに対向配置して形成され
ている。ま九、これらの上電極２３゜下電極２４がそれ
ぞれ形成された上、下基板２１゜２２の各対向面上には
、有機樹脂膜を被着形成して一定方向にラビング処理を
施した液晶配向膜２５．２６がそのラビング方向を互い
にほぼ９０度に交差させ不形成配置され、さらにこの上
、下基板２１．２２間の周辺部がスペーサを含有したシ
ール材２Ｔにより封着され、その間隙に正の誘電異方性
を有するツィステッドネマチック形液晶２８が封入され
て液晶分子が上電極２３．下電極２４間でほぼ９０度回
転するらせん状構造の分子配列を行なう第２の液晶セル
３０が構成されている。この場合、第２の液晶セル３０
の下基板２２上の液晶配向膜２６のラビング方向と前述
した上偏光板１１の偏光軸または光吸収軸とはほぼ同一
方向に設定されている。また、この第２の液晶セル３０
の前方には、左目側と右目側とで互いに偏光軸または光
吸収軸をほぼ９０度に交差させた左偏光板３１と右偏光
板３２とを有する偏光メガネ４０が配設される。この場
合、偏光メガネ４０の左偏光板３１は、上偏光板１１の
偏光軸または光吸収軸とほぼ同一方向に、その右偏光板
３２は下偏光板１２の偏光軸または光吸収軸とほぼ同一
方向にそれぞれ設定されている。

第２図は第１図で説明した液晶立体ディスプレイ装置の
ラビング方向と偏光板の軸との関係を説明する斜視図で
ある。同図において、５Ａは第１の液晶セル１０の上電
極基板１上に形成された液晶配向膜５のラビング方向、
６Ａはその下電極基板２上に形成された液晶配向膜６の
ラビング方向テアシ、これらのラビング方向５Ａ、６Ａ
は互いにほぼ９０度に交差されている。１１Ａは上偏光
板１１の偏光軸または光吸収軸、１２Ａは下偏光板１２
の偏光軸または光吸収軸であり、これらの軸１１Ａ。

１２Ａはそれぞれ前述したラビング方向５Ａ、６Ａとほ
ぼ同一方向に一致しかつ互いにほぼ９０度に交差されて
いる。２５Ａは第２の液晶セル３０の上電極基板２１上
に形成された液晶配向膜２５のラビング方向、２６Ａは
その下電極基板２２上に形成された液晶配向膜２６のラ
ビング方向であシ、これらのラビング方向２５Ａ　、　
２６Ａは互いにほぼ９０度に交差されている。また、３
１Ａは偏光メガネ４０の左偏光板３１の偏光軸または光
吸収軸、３２Ａはその右偏光板３２の偏光軸または光吸
収軸であり、これらの軸３１Ａ　、　３２Ａは互いにほ
ぼ９０度に交差されかつ上偏光板１１の偏光軸または光
吸収軸１１Ａ、下偏光板１２の偏光軸または光吸収軸１
２Ａとそれぞれほぼ一致されている。

このような構成において、第１の液晶セル１０の上電極
３と下電極４との間に所定の電圧を印加するとともに、
第３図（１ｋ）に示すように例えば上電極３ａ、３ｃを
非選択しオフ状態とし、上電極３ｂ。

３ｄを選択しオン状態としたとき、オフ状態にある上電
極３ａ、３ｃは同図（ｂ）に示すように上、下偏光板１
１．１２の偏光軸または光吸収軸１１Ａ、１２Ａと電極
基板１，２のラビング方向５Ａ、６Ａとの組合せによシ
光が透過する。さらに同図（ａ）に示すように第２の液
晶セル３０がオフ状態であると、光はこの第２の液晶セ
ル３０内を旋光し、はぼ９０度にひねられて出てくる。

このために同図（ｅ）に示すように偏光メガネ４０の右
偏光板３２の偏光軸または光吸収軸３２Ａとほぼ同方向
となシ、情報ＡのラインＡ、、Ａ、が右目から認識され
ることになる。なお、第１の液晶セル１０のオン状態に
ある上電極３ｂ、３ｄは液晶分子が立上っているので、
上、下偏光板１１．１２はクロスニコル状態となシ、光
が透過されないので暗部となる。この状態を同図（ｂ）
でドツトとしてあられすと、Ｐａ、Ｐｃの部分が右目の
情報として得られることになる。次に第４図（ａ）に示
すように第１のセル１０の上電極３ａ、３ｃがオン状態
とし、上電極３ｂ、３ｄがオフ状態と逆になった場合に
は第１の液晶セル１０における光の挙動は、前述の場合
と同様にオフ状態にある上電極３ｂ、３ｄのときに光が
透過することになり、オン状態にある上電極３ａ、３ｃ
では遮断されることになる。このとき第２の液晶セル３
゜をオン状態とすることにより、上電極３ｂ、３ｄの透
過光は第２の液晶セル３０で偏光されることなく、すな
わち同図（ｃ）に示すように偏光メガネ４０の左偏光板
３１の偏光軸または光吸収軸３１Ａとほぼ同方向の光が
透過し、情報ＡのラインＡｂ、Ａｄが左目から認識され
ることになる。この状態を同図伽）にドツトとしてあら
れすと、ＰｂｔＰｄの部分が左目の情報として得られる
ことになる。

なお、前述した実施例においては、第１の液晶セル１０
の両側外面に偏光板１１．１２を配置した場合について
説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、
第１の液晶セル１ｏのいずれか一方の外面に配置しても
前述と全く同様の効果が得られることは言うまでもない
。

〔発明の効果〕

以上説明し穴ように本発明によれば、第１の液晶セルで
左右に位置ずれした情報を表示し、第２の液晶セルをス
イッチングさせると、左目用の情報と右目用の情報との
偏光軸または光吸収軸を交差する表示となυ、これを偏
光メガネによりその位置ずれした情報を左目のみもしく
は右目のみで視認することによって立体的に画像を認識
することができる。また、偏光メガネは偏光軸または光
吸収軸が互いに交差する偏光板を有するのみで、コード
レスで使用できるので、携帯性に優れ、さらには第２の
液晶セルの電極部を基板上の全面に形成し、右目、左目
の情報を切り換えるため、構成が簡単となるなどの極め
て優れ九効来が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による液晶立体ディスプレイ装置の一実
施例を示す断面図、第２図は第１図の斜視図、第３図お
よび第４図は本発明による液晶立体ディスプレイ装置の
動作を説明する図である。 １・・・・上基板、２・・・・下基板、３・ｅ・・上電
極、４・・−・下電極、５，６・・・一液晶配向膜、７
・・・・シール材、８・・・・液晶、１０・・・・第１
の液晶セル、１１・−・伊上偏光板、１２・・・・下偏
光板、２０・・・−偏光板、２１・・拳−上基板、２２
・＃−・下基板、２３・・・・上電極、２４・・壷−下
電極、２５．２６・・・・液晶配向膜、２Ｔ・・・・シ
ール材、２８・・・一液晶、３０−・φ・第２の液晶セ
ル、３１・８６・左偏光板、３２・−・−右偏光板、４
０・・−・偏光メガネ。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）対向して配置する電極基板間に液晶を挾持してな
   る第１の液晶セルと、この第１の液晶セルの少なくとも
   一方の外面に配置された偏光板と、この偏光板の外面に
   配置されかつ対向して配置する電極基板間にねじれ配向
   する液晶を挾持してなる第２の液晶セルと、この第２の
   液晶セルの外面に配置された一対の偏光板を有する偏光
   メガネとを備えたことを特徴とする液晶立体ディスプレ
   イ装置。
2. （２）前記第２の液晶セルの電極部が電極基板の全面に
   形成され、第１の液晶セルの表示に対応して第２の液晶
   セルの偏光特性を制御することを特徴とした特許請求の
   範囲第１項記載の液晶立体ディスプレイ装置。