JPS63270953A - 自動変速機の油圧回路 - Google Patents

自動変速機の油圧回路

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JPS63270953A
JPS63270953A JP62103299A JP10329987A JPS63270953A JP S63270953 A JPS63270953 A JP S63270953A JP 62103299 A JP62103299 A JP 62103299A JP 10329987 A JP10329987 A JP 10329987A JP S63270953 A JPS63270953 A JP S63270953A
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JP
Japan
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pressure
clutch
brake
hydraulic
valve
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Pending
Application number
JP62103299A
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English (en)
Inventor
Takuji Fujiwara
藤原 卓治
Koji Waseda
早稲田 幸治
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は自動変速機の油圧回路に関するものである。
(従来技術) 自動変速機のなかには、遊星歯車式変速機構と、この遊
星歯車式変速機構の動力伝達経路を切換えるためのクラ
ッチ、ブレーキ等の少なくとも第1.第2の2つの変速
用摩擦要素と、を備え、この2つの変速用摩擦要素の締
結と解放との作動態様に応じて変速が行われるようにな
っている。
例えば、特開昭81−92351号公報に示すような遊
星歯車式変速機構としてラビニョ式の前進4速のものを
用いた場合は、変速用摩擦要素として1例えば第1摩擦
要素となる2−4ブレーキと例えば第2摩擦要素として
の3−4クラツチとを備えている。そして、摩擦要素が
共に解放されたときに1速となり、第1摩擦要素が締結
されると共に第2摩擦要素が解放されたときに2速とな
り、第1Fi擦要素が解放されると共に第2摩擦要素が
締結されたときに3速となり、両摩擦要素が共に締結さ
れたときに4速となる。
一方、このような自動変速機においては、一般にコース
トクラッチと呼ばれるように、エンジンブレーキを確保
するための第3の摩擦要素をさらに備えているのが通例
である。この第3の摩擦要素は、変速には直接関係しな
いが、締結されたときに遊星歯車式変速機構の出力軸か
ら入力軸への逆方向の動力伝達を可能にして、エンジン
ツブレーキを確保するためのものとなっている。しかし
ながら、このような第3の摩擦要素は、全ての変速的に
おいて締結することは事実上不可能となる。すなわち、
前述したラビニョ式の前進4速の場合を考えてみると、
第1.第2の摩擦要素が共に締結された4速時に、第3
摩擦要素をさらに締結すると、遊星歯車式変速機構が内
部ロックを生じてしまうことになる。すなわち、動力伝
達経路が複数形成されて、エンジン出力が遊星歯車式変
速機構内部で干渉し合い遊星歯車式変速機構が事実Eエ
ンジンを停止させるようなブレーキとして機能してしま
うことになる。したがって、この内部ロックを生じてし
まうようなときは、第3摩擦要素を必ず解放することに
なる。
上述した各摩擦要素は、油圧によってその作動が行われ
るのが通例であり、このため、各摩擦要素に対しては1
個々独立して油圧式のアクチュエータが設けられる。そ
して、この油圧式のアクチュエータに対する油圧の供給
態様を切換えて、所望の変速段を得るための油圧回路が
構成される。
このような油圧回路においては、変速段毎に油圧供給態
様を切換える関係上、変速段よりも1つ少ない数のシフ
トバルブを備えているのが一般的である。すなわち、遊
星歯車式変速機構が前進4速の場合は、1速と2速切換
用の1−2シフトバルブ、2速と3速切換用の2−3シ
フトパルプ、3速と4速との切換用の3−4シフトバル
ブを備えているのが通例である(前述した公報参照)。
そして、このようなバルブを利用して、単に、前述した
ような第1、第2の変速用摩擦要素の作動を切換えるの
みならず、エンジンブレーキ用の第3席擦要素の作動を
も切換えるようになっている。より具体的には、前述し
た例の場合は、エンジンブレーキ用の第3摩擦要素に対
する第3アクチュエータへの油圧は、3−4シフトパル
プによって、4速時にドレンされて当該第3庁擦要素が
解放されるようになっている。
さらに、最近では、前記公報でも行われているように、
自動変速機の油圧回路を電子制御することが多くなって
おり、このため、各シフトバルブを切換制御するための
パアイロット圧を、各シフトバルブ毎に設けたシフトソ
レノイドによって制御するようになっている。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、前述したエンジンブレーキ用の第37’
J擦要素を、シフトバルブを利用して切換制御する場合
は、他のシフトバルブとの作動タイミングすなわち変速
用の第1、第2の摩擦要素のりJ換作動タイミングとの
関係上、一時期ではあるが内部ロックを生じてしまい、
これが変速ショックの大きな原因となることが応々にし
て生じ易いものとなる。
特に、上記他のシフトバルブがスティックする等により
、必要な切換位置へと変位しない場合は、内部ロックを
生じたままになっていしまうことになる。
これに加えて、シフトバルブをソレノイドより電子的に
制御する場合は、このソレノイドの断線により、第3摩
擦要素が締結された状態のまま第1、第2摩擦要素が共
に締結されてしまうような事態を生じてしまい、この場
合も内部ロックを生じてしまうことになる。すなわち、
電気的な信号とこれに対応したシフトバルブとの作動関
係とがずれた場合に、このような内部ロックを生じてし
まうことになる。
したがって1本発明の目的は、遊星歯車式変速機構の内
部ロックを確実に防止し得るよにした自動変速機の油圧
回路を提供することにある。
(問題点を解決するための手段、作用)前述の目的を達
成するため1本発明においては、次のような構成としで
ある。すなわち、遊星歯車式変速機構と、該遊星歯車式
変速機構の動力伝達経路を切換えるための第1、第2の
2つの摩擦要素と、エンジンブレーキ確保用の第3の摩
擦要素と、前記各摩擦要素毎に個々独立して設けられた
第1.第2、第3の3つの油圧式のアクチュエータと、
を備え、前記第1と第2の摩擦要素の締結と解放との切
換作動態様に応じて変速が行われると共に、該第1、第
2、第3の3つの摩擦要素が締結されたときに前記遊星
歯車式変速機構が内部ロックしてしまうような自動変速
機において、 前記第3の摩擦要素用の第3アクチュエータに対する油
圧経路に、前記第1と第2の摩擦要素が共に締結される
ときの該6第1.第2の摩擦要素用の第1.第2のアク
チュエータに対する油圧供給状態に応じて作動されて該
第3摩擦要素を解放させるための切換弁が設けられてい
る、ような構成としである。
このように、本発明では、内部ロックが生じる前提条件
となる第1、第2摩擦要素が共に締結されているときは
、このような状態での第1.&12庁擦要素用の第1.
第2各アクチュエータに対する油圧供給態様に応じて切
換ゴfが作動して、エンジンブレーキ用の摩擦要素を確
実に解放することになる。
(実施例) 以ド本発明の実施例を添付した図面に基づいて説明する
支主誘二因本構成 第1図は1本発明の油圧制御装置が組み込まれる自動変
速機を概略的に示す骨子図である。
この第1図において符号lは、入力軸であるエンジン(
図示せず)のクランク軸を示し、このクランク軸lと同
軸にトルクコンバータ2および多段変速歯車装置10が
エンジン側から順次配置されている。上記トルクコンバ
ータ2は、ポンプ3、タービン4およびステータ5を備
えており、ポンプ3は、クランク軸1に固定されている
。ステータ5は、一方向クラッチ6を介して上記多段変
速歯車装置lOのケース11と一体の固定軸7上で回転
する。上記一方向クラッチ6は、ステータ5をポンプ3
と同方向の回転は許すが、逆転は許さない作用をなすも
のである。
多段変速歯車装置ioは、基端がト記クランク軸lに固
定され、先端が該多段変速歯車装置の中央を貫通して延
び、該装置の側壁に配置されたオイルポンプPを駆動す
るため、該ポンプに連結された中実軸12を備えている
。この中実軸12の外方には、基端が上記トルクコンバ
ータ2のタービン4に連結され、先端が上記多段変速歯
車装置10の上記側壁まで延び、この側壁に回転自在に
支持された中空のタービンシャフト13が設けられてい
る。このタービンシャフト13上には、ラビニョ型プラ
ネタリギヤユニット14が設けられており、このプラネ
タリギヤユニット14は、小径サンギヤ15、この小径
サンギヤ15のエンジンから遠い側の側方に配置された
大径サンギヤ16、ロングピニオンギヤ17、ショート
ピニオンギヤ18およびリングギヤ19からなっている
プラネタリギヤユニット14のエンジンから遠い側の側
方には、フォワードおよびコーストのクラッチ20.2
1が並列して配置されている。上記フォワードクラッチ
20は、前進走行用のクラッチであり、第1のワンウェ
イクラッチ22を介して上記小径サンギヤ15とタービ
ンシャフト13の間の動力伝達を断続するものである。
上記コーストクラッチ21は、上記フォワードクラッチ
20と並列で上記小径サンギヤ15とタービンシャツ1
−13の間の動力伝達を断続するものである。上記コー
ストクラッチ21の半径方向外方には、2−4ブレーキ
23が配置されている。この2−4ブレーキ23は、バ
ンドブレーキであり、上記大径サンギヤ16に連結され
たブレーキドラム23−1とこのブレーキドラムに掛け
られたブレーキバンド23−2を有する。上記フォワー
ドクラッチ20の半径方向外方であって、かつ上記2−
4ブレーキ23の側方には、リバースクラッチ24が配
置されている。このリバースクラッチ24は、後進走行
用のクラッチであり、上記2−4ブレーキ23のブレー
キドラム23−1を介して]二記大径サンギヤ16とタ
ービンシャフト13の間の動力伝達の断続を行うもので
ある。
上記プラネタリギャユニツ)14の半径方向外方には、
該プラネタリギャユニッ)14のキャリヤ14aと多段
変速歯車装置lOのケース10aと全係脱するロー拳リ
バースブレーキ25が配置されている。上記2−4とロ
ー・リバースとのブレーキ23および25の間には、該
ロー拳リバースブレーキ25と並列で上記キャリヤ14
aとケース10aとを係脱する第2のワンウェイクラッ
チ26が配置されている。上記プラネタリギヤユニット
14のエンジン側の側方には、該プラネタリギヤユニッ
トのキャリヤ14aと上記タービンシャツ)13の間の
動力伝達を断続する3−4クラツチ27が配置されてい
る。この3−4クラツチ27のエンジン側の側方には、
リングギヤ19に連結されたアウトプットギヤ28が配
置されており、このギヤ28はアウトプットシャフト2
8aに取伺けられている。なお1図中群号29は、ター
ビンシャフト13とクランクシャフトlをトルクコンバ
ータ2を介さずに直結するためのロックアツプクラッチ
を示す。
多段変速歯車■ioの機能 以上説明した構造の多段変速歯車装置10は、それ自体
で前進4段、後進1段の変速段を有し、各クラッチ20
.21.24および27と、各ブレーキ23および25
を適宜作動させることにより所要の変速段を得ることが
できる。以上の構成において、各変速段とクラッチ、ブ
レーキの作動関係を次の第1表に示す。なお、各クラッ
チ、ブレーキのうち、2−4ブレーキ23(用のアクチ
ュエータ)のみが、後述するようにアプライ側とレリー
ズ側との2つの油室を有して、アプライ側に油圧供給す
ると共にレリーズ側の油圧を開放したときにのみ2−4
ブレーキ23が締結され、その他の油圧供給態様では2
−4ブレーキ23が開放される。そして、残る他のクラ
ッチ、ブレーキ(の各アクチュエータ)は、それぞれ1
つの油室のみを有して、この油室に油圧が供給されたと
きに締結され、この油室の油圧が開放されたときに開放
される。
油圧回路(概要) 次に、第2図を参照しつつ、第1図に示す自動変速機用
の油圧回路について説明する。
■マニュアルバルブ 第2図中41はマニュアルバルブ(以下MBと称す)で
、既知のように、マニュアル操作によって、P、R,N
、D、2.1の6つのレンジ位置をとり得るようになっ
ている。このMB41は、a、c、e、f、gの各ボー
トを有している。前記ポンプPによりリザーバタンク4
2より汲み上げられた油圧は、油通路lO1に接続され
たプレッシャレギュレータバルブ(以下PRVと称す)
42によって調圧されて、ボートgにはライン圧が供給
される。MB41のレンジ位置とライン圧が供給される
ボートgに対して連通される他のポートa、c、e、f
を示すと、孜の通りである。
Pレンジ二連通されるボートなし Rレンジ:ボートfのみ Nレンジ二連通されるボートなし Dレンジ:ボートaおよびC 2レンジ:ボートaおよびC ルンジ:ボートaおよびe ■デユーティソレノイドバルブ 一方、前記ポンプPにより汲み一ヒげられた油圧は、油
通路102を経て、ソレノイドレデューシングバルブ4
4によって所定圧に減圧され、この減圧された油圧が第
1ないし第4のデユーティソレノイド(以下DSLと称
す)45A、45B、45G、45Dによって調整され
る。第1DsL45Aで調圧された油圧は、油通路10
3を経て、前記PRV43のパイロット圧として供給さ
れる。第20SL45Bで調圧された油圧は、油通路1
04を経て後述する3−4プレツシヤコントロールバル
ブ(以下3−4PCVと称す)46のパイロット圧とし
て供給され、また上記油通路104より分岐された油通
路104aを経てリバースプレッシャコントロールバル
ブ(以下RPcVと称す)47のパイロット圧として供
給される。第30SL45Cで調圧される油圧は油通路
105を経て、サーボブレッンヤコントロールバルプ(
以ド5PCVと称す)48のパイロット圧として供給さ
れる。第40SL45Dで調圧された油圧は、油通路l
O6を経て、ロックアツプコントロールバルブ49のパ
イロット圧として供給される。
ココテ、上記5PCV48は、油通路138を介して、
後述する2−4ブレーキ用アクチュエータ23Aのレリ
ーズ側の油圧を調圧するものとなっており、このレリー
ズ側の調圧された油圧は、油通路107を経て、コース
トコントロールバルブ(以下CCvと称す)50のパイ
ロット圧として供給される。したがって、第30SL4
5Cは、−E記5PCV48そのもののパイロット圧調
整と、CCV50のパイロット圧調整とを兼用したもの
とされている。さらに、レリーズ側の調圧された油圧は
、L配油通路107より分岐された油通路107aを経
て、後述のようにフォワードコントロールバルブ(以下
FCVと称す)51により切換えられるフォワードクラ
ッチ圧としても用いられるようになっている。
■クラッチ、ブレーキ用アクチュエータ変速用のクラッ
チあるいはブレーキ作動用のアクチュエータのうち、2
−4ブレーキ用アクチュエータ23Aを除き、他のアク
チュエータは単に油圧が供給されたときに締結される形
式のものなので、第2図ではそのアクチュエータを、ク
ラッチ、ブレーキに付した符号をそのまま用いて示しで
ある。
2−4ブレーキ用アクチュエータ23Aは、次のように
なっている。すなわち、シリンダ23a内が、ピストン
23bによってアプライ側油室23Cとレリーズ側油室
23dとに画成され、ピストン23bには、2−4ブレ
ーキ23のバンド23−2に連結されたピストンロッド
23eが一体化されている。このピストン23bは、ス
プリング23fによって第2図下方へ付勢されている。
そして、このアクチュエータ23Aは、アプライ側油室
23aにライン圧が供給され、かつレリーズ側油室23
dの油圧が開放されているという条件を満たしたときの
み、2−4ブレーキ23が締結される。換言すれば、ア
プライ側油室23cにライン圧が供給されていても、レ
リーズ側油室23dにライン圧が供給されているときは
2−4ブレーキ23は開放されており、かつレリーズ側
油室23dの油圧を5PCV48によって  (第30
SL45Cを利用)することにより、2−4ブレーキ2
3の締結力が調整される。
フォワードクラッチ20は、油通路121、前記FCV
51、油通路122を経て、MB41(7)ボートaに
連なっている。
コーストクラッチ21(用アクチュエータ)は、油通路
123、前記ccvso、油通路124.125、コー
ストエキゾーストバルブ(以下CEVと称す)52.油
通路126を経て、ボートCに連なっている。
また、CCV50へは、切換弁53ぐよって、ボートe
より延びる油通路127を介してもライン圧が供給可能
とされている。
3−4クラツチ27(用アクチュニータ)27は、油通
路128、前記3−4PCV46、油通路129.2−
3シフトバルブ(以下S■と称す)54、油通路130
,126を経て、ボートCに連なっている。
ロー中リバースブレーキ(用アクチュエータ)25は、
油通路131、切換弁55を経て、ボートfに連なって
いる。また、切換弁55部分より、油通路132.1−
2SV56.油通路133、ローレデューシングバルブ
(以−FLRVと称す)57を経て、ボー)eに連なっ
ている。
リバースクラッチ(用アクチュエータ)24は、油通路
134、前記RPCV47、油通路135を経て、ボー
トfに連なっている。
2−4ブレーキ用アクチュエータ23Aのアプライ側油
室23cは、油通路136.1−2SV56、油通路1
37を経て、ボートaに連なっている。また、レリーズ
側の油室23dは、油通路138、前記5PCV48、
油通路139.137を経て、ボー)aに連なっている
。なお、レリーズ側油室23dの圧力は、五記油通路1
38より、前述した油通路107および107aを利用
して、FCV51およびCCV50へ供給される。
(0シフトバルブ(SV)54.569シフト2−3S
V54は、f7.*7作動される2−3ソレノイド(以
下SLと称す)58によって、パイロット圧の供給と開
放とが制御される。この2−3SL58によって調圧さ
れるパイロット圧は、MB41のボートaより延びる油
通路137より分岐した油通路137aからの油圧(パ
イロット圧)をそのまま2−3SV54に供給するかあ
るいはドレンするかによって決定され、2−35L58
がオンされたときがドレンとなる。
1−2SV56は、l−2SL59によって、パイロッ
ト圧の供給と開放とが制御される。1−23L59によ
って制御されるパイロット圧は。
MB41をバイパスする油通路140からのライン圧が
利用され、1−25L59がオンされたときにドレンさ
れる(パイロット圧が開放)。この1−2SV56用の
パイロット圧は、さらに、2−35V54用により制御
されるパイロット圧も含んでいる。すなわち、2−35
L58で制御されるパイロット圧が、油通路141を経
て1−2SV56のパイロット圧としても作用する。こ
の両5L58と59との両パイロット圧によるl−2S
V56の作動は、次の通りとなる。先ず、2−35L5
8によって制御されるパイロット圧が零(2−3SL5
8がオンしてドレン)であることを前提として、1−2
5L59をオフ(パイロット圧がライン圧となる)する
ことによって、1−2SV56が図中左方へ変位して、
油通路137と136とを連通させる(2−4ブレーキ
用アクチュエータ23Aのアプライ側油室23cにライ
ン圧供給)。これに対して、2−35L58がオフして
、2−3 S V 5 ’4に対するパイロット圧がラ
イン圧とされると、このライン圧とされたパイロット圧
が1−2SV56に作用して、1−2SL59のオン、
オフとは無関係に、1−2SVS2は図中右方へ変位し
た状態とされる(油通路137と136とが遮断)。
■コーストエキゾーストバルブ(CEV)52CEV5
2のパイロット圧は、前記1−25L59によって制御
されるパイロット圧がそのまま用いられるようになって
いる。すなわち、1−25L59で制御されるパイロッ
ト圧が、油通路142を経てCEV52のパイロット圧
として供給される。
■ソレノイドバルブ(SL)58.59のオン、オフと
各変速段との関係は、次の第2表の通りである。なお、
4速においては、両ソレノイドバルブ58.59共にオ
フとすることもできる。
(以下余白) (Φロックアツプクラッチ29 0ツクアツプクラツチ29は、既知のように、常時はト
ルクコンバータ2内の圧力を受けて接続状態とされ、ロ
ックアツプクラッチ29に油圧が供給されたときに切断
される。このロックアツプクラッチ29は、油通路15
1、前記ロックアツプコントロールバルブ49、油通路
152を経て、MB41をバイパスするライン圧通路1
01に連なっている。これにより、第40SL106に
よって、ロックアツプコントロールバルブ49のパイロ
ット圧を制御することにより、ロックアツプクラッチ2
9の断続および半クラッチの状態が制御される。
■トルクコンバータ2 トルクコンバータ2は、油通路153を経て前記ロック
アツプコントロールバルブ49に連なっている。そして
、このロックアツプコントロールバルブ49に連なる前
記油通路152には、コンバータリリーフバルブ60が
接続されて、トルクコンバータ内の圧力(油通路152
)を常に一定に保つようになっている。
(以下余白) 油圧回路における各種バルブ笠の作動の詳細り、1.2
の各レンジにおける変速は、基本的には、シフト用5L
58.59を前述した第2表に示すように適宜オン、オ
フすることにより得らレル。具体的には、1−2SV5
6 (1−23L59)によるアプライ側油室23cへ
の油圧給排と、第3DSL45Cによるレリーズ側油室
23dへの油圧給排とを制御することにより、2−4ブ
レーキ23の締結、開放が第1表に示すように制御され
る。
マタ、2−33V54 (2−33L58) により、
3−4クラツチ27への油圧給排を制御することにより
、この3−4クラツチ27の締結、開放が第1表に示す
ように制御される。
(り)ローレデューシングバルブ(LRV)571レン
ジ時のロー・リバースブレーキ25の締結圧を低い一定
圧に保つように調圧する。
(ミロノバースプレッシャコントロールバルブ(RPC
V)47 NレンジからDレンジへのセレクト時に、そのパイロッ
ト圧を第20SL45Bにより調圧して、リバースクラ
ッチ24の締結圧を調圧し、このセレクト時におけるシ
ョックを緩和する。
[株]コーストコントロールバルブ(CCV)504速
時にコーストクラッチ21を確実に開放するためのもの
である。CCV50のパイロット圧は、前述した2−4
ブレーキ用アクチュエータ23Aのレリーズ側油室23
dの油圧の他、油通路143を介して3−4クラツチ2
7締結用の油圧が利用されるようになっている。これに
より、3−4クンツチ27が締結され、かつ2−4ブレ
ーキ23が締結される4速時には、この2−4ブレーキ
用アクチュエータ23Aのレリーズ側油室23dの圧力
が開放されているため、3−4クラツチ27の締結圧力
を受けて、CCV50は、当該コーストクラッチ21の
締結用油圧を開放する。
これは、3−4クラツチ27と2−4ブレーキ21を締
結するとプラネタリギャユニッ)14が内部ロックを生
じてしまうもので、この内部ロックを防I卜するために
なされる。このように、CCv50のパイロット圧とし
て、3−4クラツチ27と2−4ブレーキ23との締結
状態を示す油圧をそのまま用いであるので、4速時に上
記内部ロックを生じてしまうことが確実に防止される。
このことは、前述した4速時にシフト用SL5g、59
共オフして設定する場合に、コーストエキゾーストバル
ブ52のスティック等により、変速信号と実際の油圧供
給態様とが相違してしまうような場合に、内部ロックを
確実に防止するための7工−ルセイフ機能としても効果
的なものとなる。
くつ)コーストエキゾーストバルブ(CEV)521−
25L59で制御されるパイロット圧によって制御され
、コーストクラッチ27の基本的な締結、開放を行うも
のである(第1表および第2表参照)。
このCEV52は、2速から3速への変速時には3−4
クラツチ27と2−4ブレーキ23との作動タイミング
によっては、前述した内部ロックを一時的に生じてしま
う可能性があるため、この一時的な内部ロックを確実に
防止するようになっている。すなわち、先ず、2−35
L58をオフ(パイロット圧としてライン圧となる)し
て、1−2SV56を2速側に固定しておき、この後1
−25L59のパイロット圧(ライン圧)でCEV52
をドレン側とさせて、コーストクラッチ21締結用の油
圧を開放する。勿論、このような作動は、変速途中にお
いてのみであり、3速への変速完了後はコースト21が
再び締結される。
また、lレンジにあるときは、ボートeからのライン圧
が、油通路127、切換弁53を経てすなわちCEV5
2をバイパスして、コーストクラッチ21へ締結用油圧
が供給される(第1表のルンジ1速時を参照)。
■フォワードコントロールバルブ(FCV)51Nレン
ジからDレンジへの移行時に、第3DSL45Cにより
5PCV4Bを制御して、油通路107(107a)の
油圧が調整される。この油通路107aか所定圧未満の
ときは、FCV51はこの所定圧未満の油圧をフォワー
ドクラッチ20へ供給し、107aの油圧が所定圧具−
ヒになる油通路122からのライン圧をそのままフォワ
ードクラッチ20へ供給する。このようにして、Nレン
ジからDレンジへの移行時におけるショックが緩和され
る。
■3−4プレッシャコントロールバルブ(3−4PCV
)46 2速から3速への変速時に、fiI、2DsL45Bに
よるパイロット圧の調整を受けて、2−4ブレーキ23
の開放のタイミングをとりながら、3−4クラツチ27
が適切な圧力で締結される(変速ショック防Ijニー)
 。
また、3速から2速への変速時には同様に第20SL4
5Bによるパイロット圧制御により、2−4ブレーキ2
3の締結のタイミングをとりなから3−4クラツチ27
の締結圧力が開放される(変速ショック防+h)。
■サーボプレッシャコントロールバルブ(SPCV)4
8 第3DSL45Gによるパイロット圧の制御によって、
2−4ブレーキ23のレリーズ側油室23dの圧力調整
と、フォワードクラッチ20の締結圧力の調整とを行う
(前記FCV51の説明となる(6)の記載参照)。
l速から2速への変速時には、1−2SV56によりア
プライ側油室23cへ締結用油圧が供給されることにな
る。このとき、レリーズ側油室23dの圧力を調整する
ことにより、変速ショックを緩和する。
2速から3速への変速時には、3−4クラツチ27の締
結のタイミングをとりながら、レリーズ側油室23dの
圧力を調整しつつ、最終的にこの油室23dへ開放用油
圧を供給する(変速ショック防1ト)、すなわち、2速
および3速共に、アプライ側油室23cに対して締結用
油圧が供給されているが、レリーズ側油室23dに対す
る油圧供給と開放との切換により、2−4ブレーキ23
の締結と開放とが切換えられ、このレリーズ側油室23
dに対して供給する油圧を5PCV48で調圧すること
により変速ショックが防止される(2−4ブレーキ23
の締結をゆっくりと行う)。
3速から2速への変速時に、3−4クラツチ27の開放
のタイミングをとりながら、レリーズ側油室23dの圧
力を調整しつつ、最終的にこのレリーズ側油室23dの
油圧を開放する(2−4ブレーキ23の締結)。
以上実施例では1本発明でいう切換弁としてのCCV5
0を、3−4クラツチ27を締結させるための油圧と、
2−4ブレーキを締結させるための解放用油圧(レリー
ズ側油室23dが解放)との差圧を利用して作動させる
場合を説明したが、エンジンブレーキを必要とする変速
段の設定の仕方によっては、この3−4クラツチ締結用
油圧と2−4ブレーキ締結用油圧の両方を受けたときに
ccvsoが作動するようにしてもよい。すなわち、2
−4ブレーキ用アクチュエータ23Aの7ブタ側の油室
23cの油圧によって、CCV50のスプールをコース
トクラッチ21に対する油圧作動可能状態に保持させる
一方、3−4クラツチ締結用の油圧を受けるときにこの
スプールをドレンさせる方向へ変位させるようにすれば
よい。この場合は、第1票から明らかな通り、33 速
、4速の両方でコーストクラッチ21が解放される。
なお1本発明でいう第1、第2のアクチュエータのうち
一方を実施例のようなアクチュエータ23Aとして、そ
のレリーズ側油室23dに対する油室との差圧によって
、切換弁としてのCCV50を作動させるようにすれば
、別途3−4シフトバルブを設ける必要がなくなるとい
う利点を有する(第1表の2−4ブレーキ23用油圧供
給態様参照)、このことは、3−4シフトバルブの切換
制御用のシフトソレノイドを廃止し得るという利点にも
つながる。
(発明の効果) 本発明は以上述べたことから明らかなように、遊星歯車
式変速機構の内部ロックを確実に防止することができる
4、面の簡単な説明 第1図は歯車変速機構の一例を示す機構図。
第2図はi1図の変速機構に用いる本発明が適用された
油圧回路の一例を示す回路図。
lO:遊星歯車式変速機構 21:コーストクラッチ 23A:アクチュエータ(2−4ブレーキ)50:コー
ストコントロールバルブ (切換弁)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)遊星歯車式変速機構と、該遊星歯車式変速機構の
    動力伝達経路を切換えるための第1、第2の2つの摩擦
    要素と、エンジンブレーキ確保用の第3の摩擦要素と、
    前記各摩擦要素毎に個々独立して設けられた第1、第2
    、第3の3つの油圧式のアクチュエータと、を備え、前
    記第1と第2の摩擦要素の締結と解放との切換作動態様
    に応じて変速が行われると共に、該第1、第2、第3の
    3つの摩擦要素が締結されたときに前記遊星歯車式変速
    機構が内部ロックしてしまうような自動変速機において
    、 前記第3の摩擦要素用の第3アクチュエータに対する油
    圧経路に、前記第1と第2の摩擦要素が共に締結される
    ときの該各第1、第2の摩擦要素用の第1、第2のアク
    チュエータに対する油圧供給状態に応じて作動されて該
    第3摩擦要素を解放させるための切換弁が設けられてい
    る、 ことを特徴とする自動変速機の油圧回路。
JP62103299A 1987-04-28 1987-04-28 自動変速機の油圧回路 Pending JPS63270953A (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5551153A (en) * 1978-10-05 1980-04-14 Nissan Motor Co Ltd Interlock restrictor device for automatic gear reduction device

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5551153A (en) * 1978-10-05 1980-04-14 Nissan Motor Co Ltd Interlock restrictor device for automatic gear reduction device

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