JPS6327011Y2 - - Google Patents

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JPS6327011Y2
JPS6327011Y2 JP1983029847U JP2984783U JPS6327011Y2 JP S6327011 Y2 JPS6327011 Y2 JP S6327011Y2 JP 1983029847 U JP1983029847 U JP 1983029847U JP 2984783 U JP2984783 U JP 2984783U JP S6327011 Y2 JPS6327011 Y2 JP S6327011Y2
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JP
Japan
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plate
support plate
pedal support
steering column
stiffener
Prior art date
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JP1983029847U
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JPS59136377U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は自動車のステアリング支持装置に関す
るものである。
[従来の技術] 実開昭57−141173号公報に開示されるように、
操舵軸を回転支持するステアリングコラムは、機
関室と運転室とを区画するダツシユ板に基端部
を、ダツシユ板に固定支持したペダル支持板の先
端部下側に中間部をそれぞれ支持されている。ペ
ダル支持板は先端部上側をダツシユ板の上端部か
ら運転室へ突出するガゼツトの先端部に結合され
ている。
ペダル支持板の上端はウインドシールド下板の
ように比較的上下方向の剛性の低い部分にガゼツ
トを介して支持されるので、ペダル支持板を断面
U字形ないし箱形として剛性を高めても、ステア
リングコラムの支持剛性が不十分であり、アイド
リング時や不整路面の走行時不快なハンドルの微
振動を起す。
このような不具合を回避するためには、比較的
上下方向の剛性が高いダツシユ板とペダル支持板
との間にステイフナを連結することにより、ステ
アリングコラム支持系全体の剛性を向上させるこ
とが効果的である。しかし、このようなステイフ
ナを設けると、自動車の前面衝突時、内燃機関の
後方移動や車輪側から直接押圧力を受けるステア
リングコラムの後方移動により、ダツシユ板の基
端側部分から破壊が生じ、この結果ステアリング
コラムが後方へ突き上げられて乗員に当る。ま
た、ペダル支持板と一緒にウインドシールド下板
が変形し、フロントガラスが破壊されて前方視界
が妨げられる。
[考案が解決しようとする問題点] 本考案の目的はステアリングコラムの支持剛性
を高めるとともに、衝突時ステアリングコラムが
独立して後方へ移動し、これによりペダル支持板
やウインドシールド下板がステアリングコラムに
引き摺られて変形し、フロントガラスが破損する
のを防止する、自動車のステアリング支持装置を
提供することにある。
[問題点を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本考案の構成はウ
インドシールド下板にガゼツトを結合し、ガゼツ
トとダツシユ板との間に断面箱形のペダル支持板
を結合し、ステアリングコラムの基端部をダツシ
ユ板のペダル支持板結合部よりも下方部分に、先
端部をペダル支持板にそれぞれ支持し、板状のス
テイフナの基端部をダツシユ板のステアリングコ
ラム支持部に隣接して固定する一方、先端部を破
断可能な樹脂ボルトによりペダル支持板の側壁に
重ね合せて連結したものである。
[作用] ステイフナ8によりペダル支持板6のダツシユ
板3に対する支持剛性が向上されるので、ペダル
支持板6に支持されるステアリングコラム9とハ
ンドル10の振動が抑えられる。
前面衝突時、ステアリング機構が後方へ移動す
ると、樹脂ボルト7が破断されて、ステアリング
コラム9だけが後方へ移動する。したがつて、ス
テアリングコラム9に引き摺られてペダル支持板
6、ガゼツト5、ウインドシールド下板2が変形
し、さらにフロントガラスが破損するという事態
が回避される。
[考案の実施例] 第1,2図に示すように、機関室と運転室とを
区画するダツシユ板3の上縁部にウインドシール
ド下板2が結合され、これにウインドシールド1
を介してフロントガラスが支持される。ダツシユ
板3の下縁部は床板4に結合される。ダツシユ板
3の上方部分に、運転席側へ突出するガゼツト5
とが結合され、このガゼツト5とダツシユ板3の
中間部分との間に断面U字形のペダル支持板6が
傾斜して結合される。
ハンドル10を結合する操舵軸は、ステアリン
グコラム9に回転可能に支持される。ステアリン
グコラム9は基端部をダツシユ板3に支持される
一方、中間部をペダル支持板6の先端側下壁に取
付ブラケツト12により支持される。このような
構成は従来のものとほぼ同様である。
本考案によれば、ダツシユ板3のステアリング
コラム9の支持部13と隣接する部分に、板状の
ステイフナ8の下端がボルトにより固定される。
ステイフナ8の先端は樹脂ボルト7によりペダル
支持板6に連結される。
ステイフナ8は図示の実施例では金属板から構
成され、ペダル支持板6の側壁に重ね合され、両
者を貫通する樹脂ボルト7に樹脂ナツト11を締
め付けて連結される。
上述の構成によれば、通常はステアリングコラ
ム9の中間部を支持するペダル支持板6の先端部
が、ステイフナ8によりダツシユ板3に支持され
るので、簡単なトラス構造によりペダル支持板6
の支持剛性が高められ、したがつて、ペダル支持
板6に支持されるステアリングコラム9とハンド
ル10の車体振動に起因する微振動が抑えられ
る。
自動車の衝突時、機関室が押し潰され、ステア
リング機構が後方へ移動すると、前輪から直接作
用する力も加わつてステアリングコラム9がダツ
シユ板3よりも強く後方へ押される。ステアリン
グコラム9と一緒にダツシユ板3に支持されるス
テイフナ8もダツシユ板3を局部的に変形させて
後方へ移動する。この時、樹脂ボルト7が破断さ
れ、ステアリングコラム9がペダル支持板6から
離れ、ステアリングコラム9だけが後方へ移動す
る。
本考案は上述のように、ステイフナ8をダツシ
ユ板3の下方部分とペダル支持板6の先端部との
間に連結し、特にステイフナ8とペダル支持板6
とを樹脂ボルト7と樹脂ナツト11により連結し
たので、衝突荷重がステイフナ8に作用すると、
樹脂ボルト7が破断してペダル支持板6から切り
離される。したがつて、ステアリングコラム9に
引き摺られてペダル支持板6、ガゼツト5、ウイ
ンドシールド下板2が変形し、フロントガラスが
破損するという事態が抑止される。
なお、樹脂ナツト11を用いたのは、室温変化
により緩むのを防ぐためである。樹脂ボルト7の
代りに樹脂ピンまたは樹脂リベツトを用いること
ができる。
第3図は合成樹脂から一体に成形されるステイ
フナ8の例を示す。ステイフナ8は基端部に取付
フランジ18が備えられるとともに、基端部側壁
に複数条の補強リブ19が形成される。ステイフ
ナ8の先端部に樹脂ボルト7を挿通する穴20が
設けられる。
ステイフナ8の代りに、互いに伸縮可能に嵌合
された外筒と内筒を樹脂シヤーピンにより所定長
さに連結したものでもよく、衝突荷重により樹脂
シヤーシピンが折れると、ステイフナとペダル支
持板との連結が解除される。
[考案の効果] 本考案は上述のように、ウインドシールド下板
にガゼツトを結合し、ガゼツトとダツシユ板との
間に断面箱形のペダル支持板を結合し、ステアリ
ングコラムの基端部をダツシユ板のペダル支持板
結合部よりも下方部分に、先端部をペダル支持板
にそれぞれ支持し、板状のステイフナの基端部を
ダツシユ板のステアリングコラム支持部に隣接し
て固定する一方、先端部を破断可能な樹脂ボルト
によりペダル支持板の側壁に重ね合せて連結した
ものであり、ステイフナによりダツシユ板の下方
部分と、ペダル支持板の先端部とが連結されるの
で、ペダル支持板の支持剛性が高められ、ペダル
支持板に支持されるステアリングコラムとハンド
ルの車体振動に起因する微振動が抑えられる。
前面衝突時、ステアリングコラムが後方へ移動
すると、樹脂ボルトが破断され、ステイフナとペ
ダル支持板との連結が解除されるので、ステアリ
ングコラムは後方へ平行移動するだけで、突き上
げによる乗員の顔面殴打が回避される。
同時に、ステアリングコラムに引きづられてペ
ダル支持板、ガゼツト、ウインドシールド下板な
どが突き上げられて変形し、その結果フロントガ
ラスが割れるという事態が避けられ、運転者の前
方視界が確保される。
本考案によれば、ペダル支持板とステイフナと
の連結が樹脂ボルトにより解除されるので、格別
な複雑な解除機構を必要としない。樹脂ボルトの
破断によりペダル支持板の支持部に緩みが生じる
など、ペダル支持板の機能に影響を及ぼさない。
連結部の解除手段としての樹脂ボルトは、前後
方向に限らず、全方向の衝撃荷重に対して有効で
あり、ボルト締付力により破断荷重にバラ付きが
生じにくい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る自動車のステアリング支
持装置の斜視図、第2図は同側面断面図、第3図
はステイフナについての他の例を示す斜視図であ
る。 3……ダツシユ板、4……床板、5……ガゼツ
ト、6……ペダル支持板、7……樹脂ボルト、8
……ステイフナ、9……ステアリングコラム、1
1…樹脂ナツト、12……取付ブラケツト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ウインドシールド下板にガゼツトを結合し、ガ
    ゼツトとダツシユ板との間に断面箱形のペダル支
    持板を結合し、ステアリングコラムの基端部をダ
    ツシユ板のペダル支持板結合部よりも下方部分
    に、先端部をペダル支持板にそれぞれ支持し、板
    状のステイフナの基端部をダツシユ板のステアリ
    ングコラム支持部に隣接して固定する一方、先端
    部を破断可能な樹脂ボルトによりペダル支持板の
    側壁に重ね合せて連結したことを特徴とする自動
    車のステアリング支持装置。
JP2984783U 1983-03-03 1983-03-03 自動車のステアリング支持装置 Granted JPS59136377U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2984783U JPS59136377U (ja) 1983-03-03 1983-03-03 自動車のステアリング支持装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP2984783U JPS59136377U (ja) 1983-03-03 1983-03-03 自動車のステアリング支持装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59136377U JPS59136377U (ja) 1984-09-11
JPS6327011Y2 true JPS6327011Y2 (ja) 1988-07-21

Family

ID=30160718

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2984783U Granted JPS59136377U (ja) 1983-03-03 1983-03-03 自動車のステアリング支持装置

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Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59150678U (ja) * 1983-03-29 1984-10-08 ダイハツ工業株式会社 ステアリング装置の支持構造
JPS63219926A (ja) * 1987-03-06 1988-09-13 Kajima Corp 弾塑性ダンパ−
JPH0615892B2 (ja) * 1987-03-06 1994-03-02 鹿島建設株式会社 弾 塑 性 ダ ン パ ー

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JPS5854275Y2 (ja) * 1978-03-28 1983-12-10 ダイハツ工業株式会社 自動車におけるインストルメントパネル
JPS6216387Y2 (ja) * 1981-02-27 1987-04-24

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JPS59136377U (ja) 1984-09-11

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