JPS63269320A - 記録再生装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （技術分野） 本発明は、レーザービームを回転するディスク面上に集
光し、記録／再生を行なう記録再生装置に関するもので
ある。

（発明の技術的背景） 近年レーザービームを回転するディスク面に集光し、記
録、再生を行なう光デイスク装置が開発されている。光
ディスクは磁気ディスクに比ベトラック密度が１桁以上
高密度化でき大容量メモリを構成できる。しかもレーザ
ービームを集光し、ディスク上にあらかじめカッティン
グされたプリグループによりヘッドの位置決めを非接触
で行なえるためディスクをリムーバブルとすることがで
きるのが大きな特徴である。

反面光ディスクは通常、高記録密度であるが故に、ディ
フェクト等によりエラーが多く、装置においては強力な
エラー検出訂正を備えると共に記録後の再生チェックを
実施し、エラー個数（訂正前の）に制限を設けて信頼性
を確保する手段が一般的である。

又、ディスク毎に異なる記録感度のばらつきやレーザー
素子、ディスクを代表する温度特性により記録条件の変
動が大きく、それを解決する試みとして装置に自己診断
機能を持たせ記録パルス長或いは記録レーザービームパ
ワーを変化させて試行記録を行ない記録条件による再生
状態をモニタして最適記録条件を自動設定する様にして
成る装置が提案されている。

（背景技術の問題点） しかしながら、前記通常記録後の再生チェックにおいて
は判定方法がエラーの個数であり、特に記録ビットのウ
ィンドウマージンが極少の場合は上記チェックにて常に
妥当であるとは言い難く、以降の通常再生で多大なエラ
ーの発生する恐れがある。

又、前記自己診断機能の実行においては、ディスクが装
置から入れ換えられた時はまだしも特に温度変化を想定
すると、定期的に実施する必要があり、診断モードの実
行中は上位制御装置からの記録／再生要求が実行できな
いという問題があった。さらに、上位制御装置からの記
録要求が長時間にわたり連続している場合は、同要求が
終了するまで診断モードを実行することができず、装置
内部の温度変化が激しい場合は最適記録条件から逸脱し
てしまう欠点があった。

（本発明の目的） 本発明は前記問題に鑑み、通常の記録、再生チェック時
に、常時、記録／再生状態をモニタし、所定の記録状態
範囲に収まる様、常に記録条件の再設定を行なうことに
より上位制御装置からの記録／再生要求に対し、待ち時
間の低減を促すと共に常に記録状態を所定の範囲内に収
めることができる記録再生装置を提供することにある。

（問題点を解決するための手段） 本発明は、記録パルス長を任意に可変できる記録パルス
長制御手段或いは記録レーザービームパワーを任意に可
変できる記録用レーザー光発生手段と、再生信号又は記
録／再生信号の記録側ビット又は未記録側ビットの所定
時間当り又は所定ビット数当りの長さを計数する手段を
具備する記録再生装置であって、 該記録パルス長制御手段或いは該記録用レーザー光発生
手段を用いて記録パルス長或いは記録レーザービームパ
ワーを順次変化させながら記録を行なうと共に前記該計
数手段の計数結果により適合する記録パルス長或いは記
録レーザービームパワーを設定する記録条件自己診断機
能を有し、通常の上位制御装置からの指示による記録動
作を行なっている時及び再生チェックを行なっている時
、又は再生チェックを行なっている時のみに前記計数回
路を動作させ、計数の結果が所定の基準に対し所定の範
囲外であった場合に上記自己診断機能を実行することを
特徴とする記録再生装置にある。

（作用） 本発明にあっては、通常の記録、再生チェック時に再生
信号又は記録／再生信号の記録側ビット又は未記録側ビ
ットの所定時間当り又は所定ビット数尚りの長さを計数
手段で計数させて記録／再生状態をモニタし、この計数
結果が基準値に対し所定の範囲内か否かを判定し、所定
範囲外にあるときに記録条件自己診断機能の実行により
記録パルス長制匈手段或いは該記録用レーザー光発生手
段を制御して所定の記録状態範囲に収まるようになし、
常に最適な記録条件での記録ができる記録再生装置とな
る。

（発明の実施例） 以下本発明の詳細な説明する。

第１図は本発明の実施例を示すブロック図であり、上位
制御装置（Ｈｏｓｔ）からの指示によりシステム制御部
２が複数のセクタに分割されたディスクに所定のデータ
フォーマットにて記録／再生を行なう様構成されている
が、自己診断モードとして以下の記録条件設定機能を有
する。

記録信号はシステム制御部２からの通常フォーマツティ
ングされたデジタル変調パターンａがパルス長可変回路
３に入力される。パルス長可変回路３は第２図で示す様
な構成となっている。

即ち、ディレィライン３−１．同３−２．同３−３゜同
３−４を通じて遅延された信号す、ｃ、ｄ、ｅが元の信
号ａと共に、５ｔｏｌマルチプレクサ３−５に入力され
ており、システム制御部２からの切替信号ｉにより前記
５種類の入力より選択された１信号が出力ｆとして得ら
れる。該信号ｆは正エツジ検出回路３−６により立上が
りエツジにて短パルスｇを出力し、ゲート３−８及び３
−９で構成されるＲ−Ｓフリップフロップをセットする
。

一方、入力信号ａよりディレィライン３−１及び３−２
にて遅延された信号Ｃは負エツジ検出回路３−７により
立下がりエツジにて短パルスｈを出力し前記Ｒ−Ｓフリ
ップフロップをリセットする様構成されている。ディレ
ィライン３−１゜３−２　、３−３　、３−４が各々共
にｔの遅延時間を有しているとすると、第３図に示す様
に信号ａに対して信号すはｔ、同Ｃは２ｔ　、同ｄは３
ｔ、同ｅは４ｔのそれぞれ遅延された信号が現われてお
り、選択信号ｉにより５ｔｏｌマルチプレクサ３−５に
出力される信号ｆが信号ａに選択された（ｔｌ）とする
と、Ｒ−Ｓフリップフロップは信号ａの立上がりでセッ
トされ、信号ａより２を遅延された信号Ｃの立下がりで
リセットされるため、出力ｊは信号ａに対しハイレベル
側のパルス長が２ｔだけ増加したパルス信号となる。以
下同様に信号すの選択（ｔ２）によりｔ時間増加したパ
ルス、信号Ｃの選択（ｔ３）により増減なしのパルス、
信号ｄの選択（ｔ４）によりｔ時間減少したパルス、信
号ｅの選択（ｔ５）により２を時間減少したパルスが各
々得られる。

今、記録過程においてシステム制御部２はセクタ毎に前
記切替信号ｉを切替えて記録パルス長の異なるデータを
レーザドライバ４を介して光ピツクアップ５内のレーザ
ー５−１を駆動し回転するディスク１に対し記録を行な
うと、ディスク１上にはセクタ毎に記録パルス長の異な
るデータが形成される。

本実施例では第５図に示す様にセクタ１〜５に対しｔ１
〜ｔ５の記録パルス長条件で記録を行なった例を示して
いる。

一方、上記記録動作と並行して記録信号ａは切替器８へ
入力される。切替器８は記録動作時制御線ｋにより記録
信号ａが、再生動作時には再生信号１が切替えられて計
数回路９へ信号ｍとして入力されているため、記録動作
時は記録パルス長を変化させない基準データがｍとして
入力される。

計数回路９は第４図で示す様構成されており、セクタ単
位の記録／再生信号ｍに対しシステム制御部２からのタ
イミング信号ｎによりＡＮＤゲート９−１でデータネ安
定部のマスキングを兼ねた所定基準時間のゲートをかけ
た後、計数用元クロックＱとさらにＡＮＤゲート９−２
でゲートされて記録側（本実施例ではハイレベル）ビッ
トのみカウンタ９−３のクロックとして送出される。

カウンタ９−３はリセット信号ｒによりカウント動作に
先立ってリセットされ、セクタ内の有効記録側ビットの
みの積算カウントを行なった後その結果をシステム制御
部２に出力する。

ここで積算カウントの精度を上げるために、クロックＱ
は記録信号の周波数よりも十分高いものを用いると共に
記録信号周波数で割りきれない関係の周波数を用いるこ
とが重要である。

上記動作によりシステム制御部２はセクタ毎に記録条件
（パルス長）の異なるデータを記録すると共に並行して
計数回路９により積算カウント値の基準値としてｎφを
得る。

次に再生動作では、前記記録によりディスク１上に形成
されたデータは再生信号検出器５−２により検出され、
アンプ６によって増巾された後、波形整形器７によって
２値化された信号ｌとして順次再生される。波形整形器
７は記録状態を忠実に再生する意味で再生信号の正負包
絡線により再生信号レベルの中心を検出した信号をしき
い値として２値化する機能を有する。切替器８は前述の
様に再生時信号ｌが選択されており、計数回路９には再
生信号１が信号ｍとして入力される。

計数回路９は前記記録時と同様にセクタ毎に再生信号の
記録側ビットの積算カウント値がセクタ１〜５に対しｎ
１〜ｎ５として得られる。

ここでシステム制御部２は前記記録時に求めた積算カウ
ント値基準ｎφに対し記録条件別に再生したｎ１〜ｎ５
との比較を行ない最も妥当な結果（例えばｎφに最も近
い値）のセクタにおける記録条件を選択することにより
以後の通常記録において最適な記録条件による実行が行
なえる様にして成る。

この様な自己診断モードを保有し、本装置は次に示す動
作を行なう。第６図に簡単な動作フローを示す。

上位制御装置からの記録指示があると、システム制御部
２はまず所定の（過去に設定された）記録パルス長で指
定セクタに記録を行なう（６０１）と共に前記と同様に
記録信号ａを切替器８を介して計数回路９へ入力し、積
算カウント値基準ｎｓを得る（６０２）０次に記録した
セクタの再生チェック動作に入り（６０３）　、前記と
同様に再生信号１を切替器８を介して計数回路９へ入力
し積算カウント値ｎｘを得る（６０４）ｏここで該基準
値ｎｓに対し再生チェック結果ｎｘとの差ｎａを求め（
６’０５）、該ｎａが所定の範囲内であるか否かが判断
される（６０６）。

ここでの範囲は、再生信号として十分マージンを確保で
きるための値に設定されている。

該ｎａの値が所定の範囲外であった場合は、該記録条件
自己診断を実行（６０７）することにより、記録条件の
適合化が行なわれた後、所定の記録状態が得られなかっ
たセクタについての再記録（６０８）が行なわれる。

又、該ｎａＯ値が所定範囲内であった場合は、その値に
より記録条件の補正が行なわれるが（６０９）、この補
正値は該ｎａの値に対して必要な記録条件補正量、ここ
では記録パルス長補正量としてあらかじめテーブル等で
保有しておけばよい。この様な動作により記録データに
対し常に記録条件の最適化が実施される。

尚、前記実施例では計数回路において記録側ビットのみ
の積算カウントとして計数しているが、未記録側ビット
を用いてもよいのはもちろんのこと、記録側／未記録側
ビットそれぞれを計数（並行カウント又はアップダウン
カウント）すればより精度の高い検出が可能であること
はいうまでもない。

又、所定時間内の積算カウント値としているがビット数
による計数領域の管理方法としてもよい。

さらに記録信号がＤＣ成分をキャンセルする様な変調方
式（例えばＥＦＭ　、　８／１０ＭＮＲＺ　ｉ等）にお
いては記録するデータ内容にかかわらず積算カウントの
基準値が決まっている（計数領域の１／２の時間分）た
め、記録時に基準値を求める必要はなくなり制御をさら
に容易にできる。

又、前記実施例では記録条件を変化させる手段として記
録パルス長を変化させて行なっているが、記録レーザー
ビームパワーを変化させても同様の結果を得ることがで
きる。

（本発明の効果） 本発明の実施例により、通常の記録動作及び再生チェッ
ク動作にて記録状態の程度が検出でき、再生ビットのマ
ージンが判定できることから、一般に用いられているエ
ラー個数の判定と組合わせて信頼性の高い再生チェック
を行なうことが可能である。

又、記録媒体毎に記録感度が異なったり、環境温度変化
等によりレーザーパワーや記録媒体の記録感度が変化し
ても記録状態の変化が検出された時点で最適な記録条件
に補正されるため、上位制御装置の待ち時間を大幅に低
減できると共に長時間記録等においても逐時記録条件が
補正され、常に最適な記録条件での記録が可能となる効
果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明装置の一実施例を示すブロック図、第２
図は第１図における記録パルス長可変回路の一実施例を
示す図、第３図は第２図における各出力波形例を示す図
、第４図は第１図における計数回路の一実施例を示す図
、第５図は上記計数回路の動作を示すタイミング波形を
示す図、第６図は本発明の一実施例を示すフローチャー
トを示す図である。 １・・・光ディスク　２・・・システム制御部　３・・
・記録パルス長可変回路　４・・・レーザードライバ５
・・・光ピツクアップ　５−１・・・レーザー５−２・
・・再生信号検出器　６・・・再生アンプ７・・・波形
整形器　８・・・・切替器　９・・・計数回路３−１　
、３−２　、３−３　、３−４・・・ディレィライン３
−５・・・マルチプレクサ　３−６・・・正エツジ検出
回路　３−７・・・負エツジ検出回路　３−８．３−９
・・・ＮＡＮＤゲー）９−１．９−２・・・ＡＮＤゲー
ト９−３・・・カウンタ 代理人　弁理士　杉　山　毅　至（他１名）男　／ＩＮ 第２　図 第４図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、記録パルス長を任意に可変できる記録パルス長制御
   手段或いは記録レーザービームパワーを任意に可変でき
   る記録用レーザー光発生手段と再生信号又は記録／再生
   信号の記録側ビット又は未記録側ビットの所定時間当り
   又は所定ビット数当りの長さを計数する手段を具備する
   記録再生装置において 該記録パルス長制御手段或いは該記録用レーザー光発生
   手段を用いて記録パルス長或いは記録レーザービームパ
   ワーを順次変化させながら記録を行ない該計数手段の結
   果により適合する記録パルス長或いは記録レーザービー
   ムパワーを設定する記録条件自己診断機能を有し、 通常の上位制御装置からの指示による記録動作を行なっ
   ている時及び再生チェックを行なっている時、又は再生
   チェックを行なっている時のみに該計数回路を動作させ
   、計数の結果が所定の基準に対し所定の範囲外であった
   場合に上記自己診断機能を実行することを特徴とする記
   録再生装置。 ２、通常の上位制御装置からの指示による記録動作時に
   該計数回路を動作させた結果の基準値、或いは所定の基
   準値と通常の記録後の再生チェックを行なった時に該計
   数回路を動作させた結果の比較を行ない、比較結果によ
   り該記録パルス長或いは記録レーザービームパワーの補
   正を行なうことを特徴とする記録再生装置。 ３、特許請求の範囲第１項と同第２項の機能を合わせて
   有し、通常の記録、再生チェックの該計数結果の差が所
   定の範囲内であった場合は特許請求の範囲第２項による
   該記録パルス長或いは記録レーザービームパワーの補正
   を行ない、該計数結果の差が所定の範囲外であった場合
   には特許請求の範囲第１項による記録条件自己診断機能
   を実行し記録パルス長或いは記録レーザービームパワー
   の設定を行なうことを特徴とする記録再生装置。 ４、特許請求の範囲第１項及び同第３項において、該計
   数結果の差が所定の範囲外であって該記録条件自己診断
   機能を実行した後に、該所定の範囲外と判断された記録
   領域のデータについて再記録を行なう様にして成る記録
   再生装置。