JPS63267744A - 高品質テレフタル酸の製法 - Google Patents

高品質テレフタル酸の製法

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JPS63267744A
JPS63267744A JP62101373A JP10137387A JPS63267744A JP S63267744 A JPS63267744 A JP S63267744A JP 62101373 A JP62101373 A JP 62101373A JP 10137387 A JP10137387 A JP 10137387A JP S63267744 A JPS63267744 A JP S63267744A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は高品質テレフタル酸の製法に関するものであり
、詳しくは、直接、グリコール成分と反応させてポリエ
ステルを製造した場合に、優れた白度を有するポリマー
を得ることのできる高品質テレフタル酸の製法に関する
ものである。
(従来技術とその問題点) 近年、ポリエチレンテレフタレート又はポリブチレンテ
レフタレートなどのポリエステルの製造法として、ジメ
チルテレフタレートを出発原料とすることなく、テレフ
タル酸をグリコール成分と直接、反応させる方法(所謂
、直接重合法)が一般的となっているが、ここで原料と
して用いるテレフタル酸としては、できるだけ高品質の
ものが要求されている。
従来、直接重合用のテレフタル酸としては、例えば、パ
ラキシレンの液相空気酸化により得られた粗テレフタル
酸結晶を一旦、分離回収した後、これを高温高圧下、水
溶媒中に溶解してパラジウム−カーボン触媒の存在下、
水添精製することにより製造する方法が知られている。
ところが、この方法で得られる精製テレフタル酸は17
20−≠f Onmの波長において螢光性を発する微量
不純物を含有するので、特に、演色性(光源により色相
に差が生ずる傾向)が問題とされるポリエステルを製造
するための原料としては不向きであった。
一方、パラキシレンの液相空気酸化により生成し九テレ
フタル酸結晶を含むスラリーを引き続き、特定条件下で
追酸化することにより、直接重合用のテレフタル酸を製
造する方法が知られている。この方法では1つのプラン
トにおいて高品質のテレフタル酸が得られると言う製造
面からのメリットに加えて、得られるテレフタル酸中に
含有される螢光性不純物が少ないと言うメリットを有す
る。
しかしながら、一般的にテレフタル酸の品質はアルカリ
透過率で示され、その際の波長は測定感度の面からl4
cO−400 nm程度であるが、前記テレフタル酸の
場合、アルカリ透過率が良好であっても、これを用いて
ポリエステルを裏遺したときのポリマー白変は必ずしも
、十分なものとならないことがあった。
(発明の課題と解決手段) 本発明者等は上記実情に鑑み、パラキシレンの液相空気
酸化により生成したテレフタル酸を含むスラリーを引き
続き追酸化して直接重合用のテレフタル酸を製造する方
法において、ポリエステルを製造した場合のポリマー白
変をより一層向上させることのできる高品質テレフタル
酸を得るべく種々検討したところ、テレフタル酸の品質
はアルカリ透過率を尺度としたのでは不適切であり、特
に、4c00〜j 00 nmにおける分光反射率を尺
度とすることによりポリマー白変との対応がとれること
に着目し、この知見に基づき更に検討した結果、良好な
ポリマー白変を有するポリエステルを製造するための高
品質テレフタル酸を得るためには、追酸化前のスラリー
中のテレフタル酸結晶の分光反射率をある特定範囲に調
整しなければならないことを見い出し本発明を完成する
に到った。
(発明の要旨) すなわち、本発明の要旨は、パラキシレンを酢酸溶媒中
、重金属及び臭素よりなる触媒の存在下、/10−23
0℃の温度で分子状酸素によりパラキシレンの95重量
%以上をテレフタル酸に酸化し、必要に応じて、第1酸
化反応の温度よりも低い温度で分子状酸素により低温追
酸化することにより、下記定義で示される分光反射率が
70%以上で、しかも、反射率比率(≠oo7500)
が0.92以上のテレフタル酸粒子を含有するスラリー
を得、次いで、このスラリーをコ3!〜コタO℃の温度
で分子状酸素により高温追酸化した後、これを晶析し、
次いで、この混合物よりテレフタル酸を回収することを
特徴とする高品質テレフタル酸の製法に存する。
分光反射率=白色光照明法による波長j 00 nmに
おける分光反射率 以下1本発明の詳細な説明する。
本発明で対象となるテレフタル酸の製造法としては、パ
ラキシレンを酢酸溶媒中、重金属及び臭素を含有する触
媒の存在下、分子状酸素と反応させる方法が挙げられる
本発明では、先ず、通常、上部にコンデンサーを有する
攪拌槽型の第1反応器でノくラキシレンの2!重量−以
上、好ましくはりを重量%以上をテレフタル酸に酸化す
るが、通常、その反広温度は180〜230℃、好まし
くは/’PQ〜コ10℃であり、圧力は数Is/ed 
−t o o tey7−1好ましくはlO〜1Oki
/−である。反応温度があまり低いとパラキシレンを十
分に酸化することができず、逆に、あまシ高すぎると高
純度のテレフタル酸が得られないばかりか酢酸溶媒の燃
焼損失が増大するので好ましくない。
また、第1反応器での反応時間はパラキシレンのP!重
t%以上がテレフタル酸に酸化できる時間が必要であり
、通常、30〜500分、好ましくは’1O−1jO分
程度である。この酸化反応においては通常、生成したテ
レフタル酸は殆んど結晶として析出する。
本発明で使用する触媒は通常、コバルト−マンガン−臭
素の三元素を含むものであり1例えば、溶媒に対してコ
バルト金属として/−20〜& 00 ppm−1好ま
しくは/ ! 0〜$ 00 ppmのコバルト化合物
、コバルトに対してマンガン金属として0,3〜i3倍
のマンガン化合物及び溶媒に対して臭素としてjoo−
5000ppm 、好ましくはtoo〜/ j 00 
ppmの臭素化合物が使用される。これらの化合物の具
体例としては、酢酸コバルト、ナフテン酸コバルトなど
のコバルト化合物、酢酸マンガン、ナフテン酸マンガン
などのマンガン化合物及び臭化水素、臭化ナトリウム、
臭化コバルト、臭化マンガンなどの臭素化合物が挙げら
れる。なお、臭化マンガン、臭化コバルトを使用した場
合には、二種の触媒成分を兼ねることもできる。
第1反応器に供給するパラキシレンと溶媒との割合は通
常、パラキシレンに対して一2〜6重量倍であシ、溶媒
があまり少ない場合には、反応器内の攪拌が良好に行な
われず、更に、後述する高温の追酸化が良好に行なわれ
ないので好ましくない。また、酢酸溶媒中には例えば、
20重量%以下の水を含有していてもよい。第1反応器
の液相中に供給する分子状酸素は通常9気でよく、パラ
キシレンに対し分子状酸素として3〜100モル倍の割
合であり、通常、酸化排ガス中の酸素濃度が1.!〜を
容tcsとなるように供給される。
上述の第1酸化反応では反応器からの凝縮性ガスを冷却
して得た凝縮液の一部を反応器に還流することなく系外
に抜き出すことKよりて、反応器内の水分濃度を例えば
%s〜l!重量%と低濃度に調節してもよい。
第1反応器で得られたテレフタル酸を含有するスラリー
は高温追酸化するが、本発明では、その前に必要に応じ
て、前記スラリーを通常、パラキシレンを供給すること
なく、第1反応器の反応温度よりも0〜10℃、好まし
くはコ〜30℃低い温度で分子状酸素により予備的な低
温追酸化を行なうと、よシ一層、効果的に高純度のテレ
フタル酸を得ることができるので望ましい。この予備的
な低温追酸化では、主に、反応母液中の酸化中間体が酸
化されるが、この際の処理温度があまり低い場合には、
酸化中間体を十分に酸化することができない。この追酸
化処理の時間は通常、よ〜20分、好ましくは10−4
0分である。また、この低温追酸化で使用する分子状酸
素は反応混合物中に含まれる被酸化物が少量であるので
、その供給量は第1反応器への供給量の///θ〜17
ioooであシ、通常、酸化排ガス中の酸素濃度が/〜
j容t%となる量が好ましい。分子状酸素としては通常
、9気又は不活性ガス、で希釈した空気が用いられる。
本発明においては、上述のような処理によって得られ九
スラリーを高温追酸化して高品質テレフタル酸を得るが
、本発明ではテレフタル酸の品質を下記定義で示す分光
反射率及び反射率比率を基準として見ることを特徴とし
、液絡的に回収されるテレフタル酸の分光反射率が70
チ以上、望ましくは10%以上で、しかも、反射率比率
(400 / j 00 )がQ、りを以上、望ましく
はOlり41−/、00.tとする必要がある。更に。
波長! 00 nmに対するtl ! Onmの反射率
比率(4!!0/!00)もOoりt!以上、望ましく
はO,タタ〜/、00 !の値を満1足するのが好まし
い。
この分光反射率及び反射率比率が前記範囲を満足する場
合には、ポリエステルを製造し念際のポリマー自席が常
に良好なものとなるのである。
分光反射率=白色光照明法による波長j 00 nmに
おける分光反射率 その九め、上記の如き高品質テレフタル酸を製造する皮
めには、高温追酸化に供するスラリー中のテレフタル酸
結晶の分光反射率を7Q%以−ヒ、望ましくけ10%以
上、反射率比率(If00/100)をQ、タコ以上、
望ましくはo、ys〜O0りtに調整することが必要で
ある。更に。
波p300nmに対する≠1 Onmの反射率比率(≠
307100)も0027以上、望ましくは0.りt〜
/、00 !の値を満足するのが好ましい。すなわち、
この分光反射率及び反射率比率が低い場合には、このよ
うなテレフタル酸結晶を含むスラリーを高温追酸化して
も、本発明で目的とする高品質テレフタル酸を得ること
は難しく、逆に1分光反射率及び反射甲比率のより高い
ものを得ることは高品質テレフタル酸を得る上で望まし
い方向であるが、そのための製造コストが極端に高くな
り現実的ではない。なお、従来、公知の高温追酸化法に
よるテレフタル酸の製法では、高温追酸化前のテレフタ
ル酸結晶の反射率比率が低かったため、これを高温追酸
化して得たテレフタル酸はポリマー自席の面からは不安
定な点があった。
このようなテレフタル酸結晶を含有するスラリーを第7
Wl化及び必要に応じて、低温追酸化において調整する
が、そのためのコントロール要因としては、種々の要因
が相互に関係するが、例えば、次のものが挙げられ、こ
ね、らを各々、組合せることにより酸化反応の内容を制
御する必要がある。
■ 酸化反応温度及び圧力を上げる ■ 触媒の使用量を増加する ■ 第1酸化の滞留時間を長くする ■ 酸化排ガス中の酸素濃度を高める 次いで、上述のようなテレフタル酸結晶を含有するスラ
リーを高温追酸化するが、この操作は通常、スラリーを
ポンプにより高圧部に圧入しモノ又はマルチチェープの
熱交換器により所定温度に加熱して追酸化する。高温追
酸化の方法は公知法に従って実施でき、例えば、熱交換
器及び/又は高温追酸化反応器に分子状酸素を供給する
方法が採用できる。′d17′?、、高瀉追酸化反応器
としては通常、第1反応器と同タイプのものでよい。
高温追酸化は23!〜コタO℃、好ましくはコ≠θ〜2
10℃の温度で実施され、その際の圧力は反応混合物を
液相に保持できる圧力が必要であり、通常、JO−10
0に9/−である。
この高温追酸化により、スラリー中のテレフタル酸粒子
の一部が溶解し、その結果、粒子中の酸化中間体が母液
中に抽出され、そして、抽出された酸化中間体が酸化処
理されるのである。
したがって、高温追酸化の温度があまシ低い場合には、
テレフタル酸粒子中の酸化中間体の抽出が良好に行なわ
れず、逆に%あまり高い場合には、エネルギー的に不利
となるばかりか、着色不純物が生成する恐れがあり好ま
しくない。
ここで供給する分子状酸素のfは、通常、スラリー中の
テレフタル酸に対して、0.007〜0.3倍モル、好
ましくは0.0 /〜o、i倍モルであり、また、酸化
排ガス中の酸素濃度が実質的にゼロ、例えば、O0j容
t%以下となるようにするのが好ましい。この量があま
り多過ぎると、系内が高温で、被酸化物の量が少ないの
で、酢酸溶媒の燃焼量が増大することとなり、逆K。
あまり少々過ぎると、高温追酸化の効果が十分に得られ
ない。ここで用いる分子状酸素としては、通常、空気又
は不活性ガスで希釈した9気が挙げられる。
高温追酸化を終えた反応混合物は、通常、2〜参段の複
数の晶析槽を用いて、順次、降温、降圧し、最終的に得
られる混合物からテレフタル酸結晶を分離するが、この
晶析工程において、混合物の温度がito〜コ30℃の
ゾーン(晶析槽又は移送パイプ中)にて分子状酸素を供
給すると、得られる製品テレフタル酸の品質がより一層
改善されるので望ましい。この分子状酸素の供給量は排
ガス中の酸素濃度がO,S〜を容量チ、好壕しくはコ〜
を容量チとなるように調節される。このゾーンでは反応
混合物の温度が低いため、多量の分子状酸素を供給して
も、酢酸溶媒の燃焼はあまり問題とならない。
晶析処理を終えた混合物は通常、遠心分離などの固液分
離によってテレフタル酸の結晶を回収することができる
。テレフタル酸の結晶は必要に応じて、例えば、水又は
酢酸などにて洗浄したのち乾燥処理され製品となる。一
方、反応母液は通常、蒸留塔に送られ生成水、触媒、副
生物を除去し酢酸を回収する。また、本発明では反応母
液中の副生物、特に、酸化反応を妨害する不純物が極め
て少ないので、反応母液の10−180重量%をそのま
ま第1反応器ヘリサイクルすることもできる。
以上、本発明によれば、ポリエステルを製造した場合の
ポリマー白変が優れた高品質テレフタル酸を工業的に安
定して製造することができるので、工業的且つ経済的に
極めて有利なものである。
(実施例) 次に、本発明を実施例により更に詳細に説明するが、本
発明はその要旨を越えない限シ以下の実施例に限定され
るものではない。
なお、実施例中、「部」とあるのは「重量部」を表わす
実施例1−φ及び比較例1−コ 第1図に示すフローシートに従ってテレフタル酸を連続
的に製造した。
還流冷却装置、攪拌装置、原料及び溶媒送入口、空気導
入口及び反応スラリー抜出口を備えた耐圧チタン製の第
1反応器lにパイプrよシパラキシレン1部、水j%を
含む酢酸≠、j部と第1表に示す量の酢酸コバルト(≠
水和物)と酢酸コバルト(≠水和物)に対して/、07
重量倍の酢酸マンガン(F水和物)、酢酸コバルト(4
c水和物)に対してへj1重量倍の臭化水素酸($7%
水溶液)からなる混合物を供給し、第1表に示す滞留時
間、温度、圧力の条件下、酸化ガスとして空気を用い、
酸化反応の排ガス中の01濃度がjvo1%となるよう
に、パイブタより供給し、パイプioより還流液i、z
部を抜き出し、反応器l中の水分濃度を約IO%にコン
トロールしパラキシレンの液相酸化反応を行なった。
第1反応器lからの混合物はパイプ13より第1反応器
/と同様の装備を持つ第コ反応器コに連続的に供給した
。第2反応器コでは第1反応器に比べ10℃低い温度、
同じ<3に9/−低い圧力、滞留時間30分の条件下、
酸化反応の排ガス中のO!濃度がII vo1%となる
ようにパイプllがら空気を供給し低部追酸化を行なっ
た。
ここで得られたスラリー中に含有されるテレフタル酸結
晶の分光反射率及び反射率比率を測定したところ第1表
に示す通りの結果であった。
ま念、実施例/におけるテレフタル酸結晶の310〜7
00 nmの波長での分光反射率を第2図のグラフに示
す。
第コ反応器コからの混合物はパイプ/4Cを通シ、次い
で、ポンプJにより圧力! ! Ay / ad GK
昇圧したのち、パイプ/!の途中で、パイプlコよシ空
気0.07部を加え、更に、モノチェーブ型加熱器≠に
供給し、混合物の温度を270℃まで昇温し、更に、加
熱器≠を出た混合物はパイプ/jを通って第1反応器と
同型の攪拌槽!に供給し、パイプ17よシ空気0.03
部を供給し温度270℃、圧力jjkg/cdG、滞留
時間30分間の条件下、高温追酸化を行なった。
次いで、高温追酸化を終えた混合物を3段(晶析器4.
4’、6“)で順次、常圧まで冷却晶析した後、これを
遠心分離機7で濾過してテレフタル酸結晶を回収した。
また、第1晶析器6はコOO℃、//に9/−dGの条
件であり、ここでパイプ/lより空気を排ガス中の0部
濃度が≠マo1%となるように供給した。
このようにして回収したテレフタル酸について、分光反
射率比率を測定するとともに、このテレフタル酸を用い
てポリエステルを製造した場合のポリマー色調(b値)
を測定したところ、第2表に示す結果を得た。!!た、
実施例1におけるテレフタル酸結晶の3jO〜700 
nmの波長での分光反射率を第3図のグラフに示す。
第−表 比較例3 比較例1の方法において、高温追酸化の温度を27j’
Cとし、滞留時間を≠j分と延長して、同様な方法で処
理したところ、回収されたテレフタル酸の分光反射率は
I A、7 % 、反射率比率は 4’ 00/j00
 = 0.2#/、  4c!0/!00==Oj7?
、ポリマー色調(b値)は3.vであった。
注l)分光反射率の測定方法 試料のテレフタル酸を石英セルに充填し高滓製作所製、
 177−46Jr形カラーバツクシステム17形にて
光源としてキセノンランプを用い白色光照明法により7
00〜!rOnm間でj nmごとの分光反射率を測定
した。
注コ)ポリマー色調(b値)の測定方法テレフタル酸1
.1モルとエチレングリコール3.7!そルを二酸化ゲ
ルマニウムo、ooo2rモルと正リン酸0.0002
2モルの存在下、コ3!℃、コ、!辞/−Gの条件でl
コO分間エステル化反応を行ない、次いで、≠j分間で
降圧と昇温を行ない、210℃、/mHyのφ件で72
0分間重合を行なった。
このようKして得九ポリマーのチップを石英セルに充填
し、色差計(東京電色■製、TC−jjD型)Kてb値
を測定した。(b値は+が黄色味、−が青色味を意味し
、ポリマー色調としては数値が小さい方が良好なもので
ある。)
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例で使用した反応装置を示すフロ
ーシートであり、第2図は実施例1で得られた高温追酸
化前におけるスラリー中のテレフタル酸結晶の分光反射
率を示すグラフであり、第3図は実施例1で回収された
テレフタル酸結晶の分光反射率を示すグラフである。 出 μm 人  三菱化成工業株式会社代 理 人  
弁理士 長径用   −はか1名 反射子(Z)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)パラキシレンを酢酸溶媒中、重金属及び臭素より
    なる触媒の存在下、180〜230℃の温度で分子状酸
    素によりパラキシレンの 95重量%以上をテレフタル酸に酸化し、必要に応じて
    、第1酸化反応の温度よりも低い温度で分子状酸素によ
    り低温追酸化することにより、下記定義で示される分光
    反射率が 70%以上で、しかも、反射率比率(400/500)
    が0.92以上のテレフタル酸粒子を含有するスラリー
    を得、次いで、このスラリーを235〜290℃の温度
    で分子状酸素により高温追酸化した後、これを晶析し、
    次いで、この混合物よりテレフタル酸を回収することを
    特徴とする高品質テレフタル酸の製法。 分光反射率=白色光照明法による波長500nmにおけ
    る分光反射率 反射率比率(400/500)=(波長400nmおけ
    る分光反射率)/(波長500nmおける分光反射率)
    (2)回収された高品質テレフタル酸の分光反射率が7
    0%以上で、しかも、反射率比率 (400/500)が0.96以上であることを特徴と
    する特許請求の範囲第(1)項記載の高品質テレフタル
    酸の製法。
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