JPS63267696A - 巻上ウインチの制御装置 - Google Patents

巻上ウインチの制御装置

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JPS63267696A
JPS63267696A JP10007287A JP10007287A JPS63267696A JP S63267696 A JPS63267696 A JP S63267696A JP 10007287 A JP10007287 A JP 10007287A JP 10007287 A JP10007287 A JP 10007287A JP S63267696 A JPS63267696 A JP S63267696A
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valve
pilot
hoisting
switching
pressure oil
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竹田 孝司
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はクローラクレーン、トラッククレーン等に搭載
される巻上ウィンチの制御装置に係り、特に開閉パケッ
ト用支持ロープの巻上ウィンチに好適な制御装置に関す
る。
〔従来の技術〕
巻上ウィンチにおいて、そのロープが弛まない程度のロ
ープ張力を与えるためにトルクコントロールしなければ
ならない場合がある。従来の巻上ウィンチは、油圧モー
タにより駆動されるドラム軸に巻上ドラムを回転可能に
支持し、該ドラム軸と巻上ドラムとの間に両者の連結、
切離しを行うクラッチを介装し、前記クラッチを滑らせ
る、いわゆるハーフクラッチ状態とすることにより上記
のトルクコントロールを行う構成としている。
ところで、上記のようなトルクコントロールを必要とす
る代表的なものに土砂掘削用の開閉パケットがある。
次にその開閉パケットについて第4図を参照して説明す
る。図において、100は開閉パケット、101は開閉
ロープ、102は支持ロープ、103は開閉ロープ10
1の巻取り、繰り出しを行う開閉ドラム、104は支持
ロープ102の巻取り、繰り出しを行う支持ドラム、1
05はジブを示している。
上記の開閉パケットにおいて、掘削を行う時には、開閉
ロープ101および支持ロープ102を繰り出して開閉
パケット100を図示の如く開いた状態で掘削場所まで
降す。次いで開閉ロープ101を巻取ることにより開閉
パケット100を閉動作させつつ土中にくい込ませ、掘
削土砂を内部に取込む。この時開閉パケット100は土
砂中にくい込んでいくため、支持ローブ102は開閉バ
ケッl−100の降下量分だけ繰り出される必要がある
。実際には、支持ドラム用ブレーキを軽く踏んで支持ロ
ープ102に少し張力を与えておき、掘削の進行に伴な
い支持ロー1102が開閉パケット100に引っ張られ
、必要分繰り出される。そして、開閉ロープ1010巻
取りにより開閉パケット100が完全に閉じたら、開閉
ロープ101を巻取ると同時に、支持ローブ102を巻
取って開閉パケット100を引上げる。また、開閉パケ
ット100に取込んだ土砂をダンプカー等に排土する時
には、ジブ105を排土位置側へ旋回させると共に、開
閉ロー1101および支持ロープ102を同時に繰り出
して開閉パケットlOOを排土位置の直上まで降した後
、支持ロープ102の繰り出しを停止し、開閉ロープ1
01をさらに繰り出して開閉バケツHOOを開き排土す
る。
以上説明した掘削および排土を行う開閉パケットにおい
て、支持ロープ用の支持ドラム104には次に述べるよ
うな過程でトルクコントロールが必要となる。
(1)  掘削時に開閉パケット100は土中にくい込
みながら多少下降するので、その下降に応じて支持ロー
1102も繰り出されることになるが、この時支持ロー
プ102に弛みが生ずると、巻上げ時に支持ドラム10
4で乱巻きとなり、支持ローブ102および支持ドラム
104の寿命が短かくなる。また、繰り出し量が少ない
と、掘削の進行に伴ない開閉バケ′フト100が土砂に
くい込まないため、掘削性が低下する。従って、支持ド
ラム104は若干の巻上トルクを与えて支持ロー−11
02が弛まないようにする必要がある。この時の巻上ト
ルクは掘削の進行に伴ない支持ローブ102が繰り出さ
れる程度のものである。
(2)排出の時に支持ロー1102に弛みがあると、開
閉パケット100を開くために開閉ロープ101を繰り
出した瞬間、支持ロープ102の弛み分だけ開閉パケッ
ト100が落下し非常に危険となるので、支持ドラム1
04に若干の巻上トルクを与えて支持ロー1102が張
った状態で保持されるようにする。開閉パケット100
を開ける時、支持ドラム104は足踏みブレーキにより
制動されている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記従来技術は、ハーフクラッチ状態とすることにより
トルクコントロールするようにしているので、そのコン
トロールが難しい問題がある。そして、この巻上ウィン
チを開閉ドラム用の支持ドラムとして使用した場合にお
いて、トルクコントロールを適確に行えなかった時には
、掘削時での開閉パケットの掘削性が低下したり、排土
時に支持ローブの弛み分だけ開閉パケットが落下すると
いった危険を招くことになる。
本発明の目的は、巻上レバーの操作によってトルクコン
トロールできるようにして、そのコントロールを容易に
かつ適確に行え、特に開閉パケットの支持ドラムに使用
して最適な巻上ウィンチの制御装置を提供することにあ
る。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的は、巻上ドラムを巻上側および巻下側に回転駆
動させる油圧モータと、油圧モータへ圧油を供給する油
圧ポンプおよび油圧モータへの圧油の方向を制御する方
向切換弁を有する油圧モータ駆動回路と、前記方向切換
弁の切換用パイロット圧油を発生するパイロット油圧ポ
ンプおよび方向切換弁へのパイロット圧油の方向を制御
するパイロット弁を有する方向切換弁操作用パイロット
回路とを備えて成る巻上ウィンチにおいて、前記油圧モ
ータの巻上側ポートと巻下側ポートとを短絡する回路と
、その短絡回路に設けられ、外部圧力の大きさに応じて
セント圧力が変わり油圧モータの巻上側圧力を調整する
リリーフ弁と、前記パイロット回路の最高圧油を外部圧
力として前記リリーフ弁に導入させる第1切換部および
巻上側に操作された前記パイロット弁から出るパイロッ
ト圧油を外部圧力として前記リリーフ弁に導入させる第
2切換部を有する制御弁と、巻上側に操作されたパイロ
ット弁から出るパイロット圧油をそのま一前記方向切換
弁に導入させる第1切換部および巻上側に操作されたパ
イロット弁から出るパイロット圧油を前記制御弁の上流
側に導く第2切換部を有するセレクト弁とを備え、前記
セレクト弁を第2の切換部に切換えた時、該切換部から
出るパイロ−/ ト圧油の一部によって前記制御弁が第
2切換部に切換わるように構成し、かつ該制御弁が第2
切換部に切換ねった時、前記パイロット油圧ポンプから
のパイロット圧油が前記第2切換部を通って前記方向切
換弁の受圧部に作用し、該方向切換弁が巻上位置に切換
わるように構成することで、達成される。
〔作用〕
セレクト弁を第2切換部に切換えた状態において、パイ
ロット弁の操作レバーである巻上レバーを巻上側に動か
すと、該パイロット弁から出るパイロット圧油がセレク
ト弁の第2切換部を通って制御弁の上流側に導かれると
共に、前記パイロット圧油の一部によって前記制御弁が
第2切換部に切換ねる。この制御弁が第2切換部に切換
ねると、パイロット油圧ポンプからのパイロット圧油が
制御弁の第2切換部を通って方向制御弁に作用し該方向
制御弁が巻上位置に切換わる。また制御弁が第2切換部
に切換ねることにより該制御弁の上流側に導かれたパイ
ロット圧油はその第2切換部を通ってリリーフ弁に作用
する。このパイロット圧油の圧力は巻上レバーのストロ
ークに比例して変わるので、油圧モータの巻上側圧力を
調整するリリーフ弁のセット圧力は前記巻上レバーのス
トロークに応じて変わる、つまり巻上レバーを小さくス
トロークさせた場合には前記リリーフ弁のセット圧力は
低くなって巻上側に回転する油圧モータの出力トルクが
小さくなり、巻上レバーを大きくストロークさせた場合
には前記リリーフ弁のセント圧力は大きくなり油圧モー
タの出力トルクが大きくなる。このように巻上レバーの
ストロークにより油圧モータの出力トルクをコントロー
ルできるので、巻上ドラムのロープの張力を容易にコン
トロールすることが可能となる。
また、前記セレクト弁を第1切換部に切換えると前記制
御弁が第1切換部に切換ねり、パイロット油圧ポンプか
らの最高圧油が制御弁の第1切換部を通って前記リリー
フ弁に作用し、該リリーフ弁のセント圧力は高く保たれ
る。そして、巻上レバーを巻上側または巻下側に動かせ
ばパイロット弁から出るパイロット圧油によって方向切
換弁が巻上位置または巻下位置に切換ねり、油圧モータ
は負荷に応じたトルクを出力しながら巻上側または巻下
側に回転する。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を第1図ないし第3図により説
明する。第1図は本発明による巻上ウィンチの制御用油
圧回路を示している。この油圧回路は、巻上ドラム駆動
用回路と、その駆動用回路に有する方向切換弁の操作用
パイロット回路およびリリーフ弁の制御回路とから成っ
ている。
前記巻上ドラム駆動用回路は、巻上ドラム1を正回転(
巻上側)および逆回転(巻下側)させる油圧モータ2と
、その油圧モータ2へ圧油を供給してこれを駆動する油
圧ポンプ3と、油圧モータ2への圧油の方向を切換える
パイロット式の方向切換弁4と、この方向切換弁4と油
圧モータ2との間に介設され、油圧モータ2の逸走を防
止するカウンタバランス弁5と、油圧モータ2の巻上側
ポートMaと巻下側ポート肚とを短絡する回路6と、そ
の短絡回路6に設けられ、外部圧力の大きさに応じてセ
ット圧力が変わり油圧モータ2の巻上側ポートMaの圧
力を調整するリリーフ弁7とを備えている。
前記方向切換弁4の操作用パイロット回路は、巻上レバ
ー9を有するパイロット弁8と、パイロット油圧ポンプ
10およびパイロット油圧ポンプ10の吐出側圧力を一
定に保つリリーフ弁11とを備えている。そして、巻上
レバー9を巻上側に動かすとパイロット弁8の切換部A
がパイロット油圧ポンプ10とパイロット回路12Aと
を接続し、かつ切換部Bがパイロット回路12Bと油タ
ンク13とを接続して、パイロット圧油をパイロット回
路12Aを通して方向切換弁4の一方の受圧部に作用さ
せてこれを巻上位置Aに切換える。これにより油圧ポン
プ3からの圧油が方向切換弁4の巻上位置Aを通って油
圧モータ2の巻上側ポー)Maに供給され、該油圧モー
タ2が巻上側に回転する。また巻上レバー9を巻下側に
動かすとパイロット弁8の切換部Bがパイロット油圧ポ
ンプ10とパイロット回路12Bとを接続し、かつ切換
部Aがパイロット回路12Aと油タンク13とを接続し
て、パイロット圧油をパイロット回路12Bを通して方
向切換弁4の他方の受圧部に作用させてこれを巻下位置
Bに切換える。これにより油圧ポンプ3からの圧油が方
向切換弁4の巻下位置Bを通って油圧モータ2の巻下側
ポート肚に供給され、該油圧モータ2が巻下側に回転す
る。また巻上レバー9を中立位置に戻すとパイロット弁
8の切換部A、Bがパイロット回路12A、12Bを油
タンク13に接続させ、方向切換弁4はばね4aのばね
力により中立位置に切換わる。これにより油圧ポンプ3
がアンロード運転され、油圧モータ2は停止する。
前記リリーフ弁7の制御回路は、セレクト弁14と制御
弁15とを備えている。前記制御弁15はリリーフ弁1
1で設定された最高圧力のパイロット圧油を外部圧力と
して前記リリーフ弁7に導入させる切換部Bおよび巻上
側に操作された前記パイロット弁8から出るパイロット
圧油を外部圧力としてリリーフ弁7に導入させる切換部
Aを有している。
前記セレクト弁14は巻上側に操作されたパイロット弁
8から出るパイロット圧油をそのま\パイロット回路1
2Aに流通させる切換部Aおよび巻上側に操作されたパ
イロット弁8から出るパイロット圧油を前記制御弁15
の上流側に導く切換部Bを有している。このセレクト弁
14は操作レバー14aを動かすことにより前記の切換
部AおよびBに切換わるようになっている。また前記制
御弁15は通常はばね15aのばね力によって切換部B
に切換わっており、前記セレクト弁14を切換部Bに切
換えた状態においてパイロット弁8が巻上側に操作され
た時にセレクト弁14の切換部Bから出るパイロット圧
油の一部により前記ばね15aのばね力に抗して切換部
Aに切換わるようになっている。そして、第2図に示す
如くこの切換えが低圧のパイロット圧油で行われるよう
前記ばね15aのばね力が設定されている。また、この
制御回路においては、前記制御弁15が切換部Aに切換
わった時、前記パイロット油圧ポンプ10からのパイロ
ット圧油が切換部Aおよびシャトル弁16を通してパイ
ロット回路12Aへ導入されるようになっている。
次に本実施例の作用について説明する。
この実施例ではセレクト弁14を切換部Aに切換えた時
には巻上ドラム駆動用回路がスピードコントロールモー
ドとなり、またセレクト弁14を切換部Bに切換えた時
には啓上ドラム駆動用回路がトルクコントロールモード
となるもので、まずセレクト弁14を切換部Aに切換え
てスピードコントロールモードにした場合を説明する。
この状態においては制御弁15の受圧部がセレクト弁1
4の切換部Aを介して油タンク13に通じているので、
該制御弁15はばね15aのばね力により切換部Bに切
換わっている。
いま、巻上レバー9を巻上側に動かすとパイロット油圧
ポンプ10から吐出するパイロット圧油がパイロット弁
8の切換部A、セレクト弁14の切換部A、シャトル弁
16を通って方向切換弁4の受圧部に作用し、これを巻
上位置Aに切換える。これにより油圧ポンプ3から吐出
する圧油が方向切換弁4、カウンタバランス弁5のチェ
ック弁5cを通って油圧モータ2の巻上側ポー)Maへ
供給され、該油圧モータ2は巻上側に回転する。方向切
換弁4に作用する前記パイロット圧油の圧力は第2図に
示すように巻上レバー9のストロークに比例して高くな
るので、巻上レバー9のストロークを大きくすればパイ
ロット圧力も高くなり方向切換弁4の開口面積が大きく
なって油圧モータ2へ流れる油量も多くなり、油圧モー
タ20回転が速くなる。
次に巻上レバー9を巻下側に動かすとパイロット油圧ポ
ンプ10から吐出するパイロット圧油がパイロット弁8
の切換部Bを通って方向切換弁4の他方の受圧部に作用
し、これを巻下位iBに切換える。これにより油圧ポン
プ3から吐出する圧油が方向切換弁4を通って油圧モー
タ2の巻下側ポート肚へ供給され、仕事をした後巻上側
ポートMaより出る。巻上側ポートMaから出た圧油は
カウンタバランス弁5のチェック弁5cと調圧弁5bと
でブロックされる。このため油圧モータ2の巻下側ポー
)Mb部の圧力が上昇し、この上昇圧力が調圧弁5bに
作用して開き、巻上側ポー)Maを出た油を流し、油圧
モータ2は巻下側に回転する。このときの回転速度も巻
上レバー9のストロークで調節できる。
また、巻上レバー9を中立位置にした時にはパイロット
圧力は立たないので、方向切換弁4はばね4aのばね力
により中立位置に切換わり、油圧ポンプ3がアンロード
状態となり油圧モータ2は停止する。この状態では油圧
モータ2の巻下方向はチェック弁5cと調圧弁5bとで
ブロックされているので、巻上ドラムlのロープで荷を
吊っていても油圧モータ2は回転しない。
また、前述した巻上、巻下操作において、前記制御弁1
5が切換部Bに切換わっていてパイロット油圧ポンプ1
0からのパイロット圧油が該制御弁15の切換部Bを通
ってリリーフ弁7に作用するので、リリーフ弁7のセッ
ト圧力は第3図に示すようにカウンタバランス弁6のリ
リーフ弁6aと同じ圧力の最高圧力に設定されている。
従って、巻上、巻下時に巻上レバー9を最大ストローク
した場合には、油圧ポンプ3からの圧油の全量が油圧モ
ータ2に供給され、該油圧モータ2は高速回転すると共
に、負荷に応じた最大トルクを出力する。
次にセレクト弁14を切換部Bに切換えてトルクコント
ロールモードにした場合について説明する。
この状態において、巻上レバー9を巻上側に動かすと、
パイロット油圧ポンプ10から吐出したパイロット圧油
がパイロット弁8の切換部A、セレクト弁14の切換部
Bを通って制御弁15の上流側に導かれると共に、前記
パイロット圧油の一部が制御弁15の受圧部に作用する
。すると前記制御弁15は第2図に示すように低い圧力
で切換部Aに切換わり、該制御弁15の上流側に導かれ
ている前記パイロット圧油が切換部Aを通ってリリーフ
弁7に作用する。また制御弁15が切換部Aに切換ねる
ことによりパイロット油圧ポンプlOからのパイロット
圧油が制御弁15の切換部A1シャトル弁16を通って
方向切換弁4の受圧部に作用し、これを完全に巻上位置
Aに切換える。前記パイロット弁8を出て前記リリーフ
弁7に作用するパイロット圧油の圧力は第2図で示した
ように巻上レバー9のストロークに比例して高くなるの
で、巻上レバー9のストロークを大きくすることにより
第3図に示すように前記リリーフ弁7のセット圧力をカ
ウンタバランス弁5のリリーフ弁5aと同じセット圧力
まで上げることができる。つまり、巻上レバー9のスト
ロークに応じて前記リリーフ弁7のセット圧力が変化し
て、油圧モータ2の巻上側ポートMaの圧力もそれに応
じて調整される。従って、巻上レバー9を小さくストロ
ークさせた場合には前記すリーフ弁7のセット圧力が低
く設定されて、巻上側に回転する油圧モータ2の出力ト
ルクが小さくなり、また巻上レバー9を大きくストロー
クさせた場合にはリリーフ弁7のセット圧力が高く設定
されて、油圧モータ2の出力トルクを大きくすることが
できる。
今、荷を吊っていて第3図の圧力p、に相当する負荷が
油圧モータ2にかかっている場合、リリーフ弁7に作用
するパイロット圧油の圧力がS、以下の時は、該リリー
フ弁7のセット圧力が圧力P1よりも低いためリリーフ
弁7が開き、油圧ポンプ3からの圧油は油圧モータ2へ
流れず全量短絡回路6を通って油タンク13に戻る。こ
のため油圧モータ2は回転しない。しかし、巻上レバー
9のストロークを徐々に大きくしていくとパイロット圧
油の圧力が高くなり、その圧力がSIに達するとリリー
フ弁7のセット圧力がP、となり、油圧モータの出力ト
ルクが前記負荷よりも上まわって該油圧モータ2は巻上
側に回転する。この時の油圧モータ2の巻上速度はリリ
ーフ弁7のオーバーライド特性を無視するとフルスピー
ドになる。即ち、このトルクコントロールモードの場合
、巻上ドラム1に巻かれている巻上ローブには巻上レバ
ー90ストロークに応じた一定のローブ張力をかけてお
(ことができ、負荷がこのロープ張力を下まわると巻上
ドラムlはフルスピードで回転するという特性を有する
次に上記巻上ウィンチの制御装置を開閉ドラムの支持ロ
ーブ用支持ドラムに適用した場合について説明する。こ
の場合、セレクト弁14が切換部Bに切換えられてトル
クコントロールモードにされる。第4図に示すように開
閉ローブ101および支持ロープ102を繰り出して開
閉パケット100を開いた状態で掘削場所までした後、
巻上レバー9を少し巻上側に動かし支持ドラム104に
一定の巻上トルクを与える。仮に第3図の圧力P、を空
の開閉パケット100の巻上げに必要な圧力とした時、
リリーフ弁7のセット圧力が前記圧力P1より低い圧力
となるように巻上レバー9を操作する。次に開閉ロー1
101を巻取って開閉バケツ) 100を閉動作させて
掘削を行うと共に、その土砂を内部に取り込む。この時
、空パケツト重量〉支持ローブ巻上方の関係となるため
、掘削の進行に伴い開閉パケット100は降下し地中に
くい込む。これにより支持ローブ102は強制的に繰り
出される、即ち油圧モータ2は開閉パケット100の重
量により巻下側に廻わされる。これにより油圧モータ2
側の油はその巻上側ポートMa、リリーフ弁7、巻下側
ポート肺と流れ、また油圧ポンプ3から吐出される圧油
は方向切換弁4の巻上位置A、チェック弁5C、リリー
フ弁7、方向切換弁4の巻上位置Aを経て油タンク13
に戻る。そして開閉パケット100が完全に閉じ、開閉
ロープ101の巻取りにより開閉パケット100が巻上
ると、支持ロープ102の張力が低下するため、リリー
フ弁7に作用しているパイロット圧油の圧力が勝ちリリ
ーフ弁7は閉じる。
これにより、今まで油圧ポンプ3より吐出されリリーフ
弁7を通って油タンク13に戻っていた油の全量が油圧
モータ2の巻上側ボー)Maに供給され、支持ドラム1
04はフルスピード、即ち開閉ドラム103と同じスピ
ードで巻上げ回転する。従って、掘削時に支持ロープ1
02を張った状態で開閉パケット100の下降骨だけ繰
り出せるので、掘削性の低下を防ぐことが可能となり、
また掘削後は支持ロープ102を張った状態でフルスピ
ードで巻取れるので、該支持ロープ102の乱巻きを防
止できる。
また、支持ロープ102に弛みがないため、排土時にお
いて開閉ロープ101を繰り出しても開閉パケット10
0が開いた瞬間に該開閉パケット100が支持ロープの
弛み分だけ落下するという危険もなくなる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、巻上レバーの操
作によって油圧モータの出力トルクをコントロールでき
るので、従来のようなハーフクラッチでコントロールす
る方式に比べてトルク制御を簡単かつ適確に行うことが
できる。また、セレクト弁の切換えにより巻上ドラム駆
動用回路をスピードコントロールモードとトルクコント
ロールモードとに選択切換えできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す油圧回路図、第2図は
パイロット圧力の特性線図、第3図はリリーフ弁のセッ
ト圧力の特性線図、第4図は本発明が対象とする開閉バ
ケットの説明図である。 1896巻上ドラム、2・・・油圧モータ、3・・・油
圧ポンプ、4・・・方向切換弁、5・・・カウンタバラ
ンス弁、6・・・短絡回路、7・Vリリーフ弁、8・・
・パイロ・7ト弁、9・・・巻上レバー、10・・・パ
イロット油圧ポンプ、11・・・リリーフ弁、14・・
・セレクト弁、15・・・制御弁、16・・・シャトル
弁、100・・・開閉バケット、101・・・開閉ロー
プ、102・・・支持ロープ、103・・・開閉ドラム
、104・・・支持ドラム。 代理人 弁理士  秋 本 正 実(外1名)・第2図 ノド辷レバー9のストロー7 第3図 6Kg/Cm21

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、巻上ドラムを巻上側および巻下側に回転駆動させる
    油圧モータと、油圧モータへ圧油を供給する油圧ポンプ
    および油圧モータへの圧油の方向を制御する方向切換弁
    を有する油圧モータ駆動回路と、前記方向切換弁の切換
    用パイロット圧油を発生するパイロット油圧ポンプおよ
    び方向切換弁へのパイロット圧油の方向を制御するパイ
    ロット弁を有する方向切換弁操作用パイロット回路とを
    備えて成る巻上ウインチにおいて、前記油圧モータの巻
    上側ポートと巻下側ポートとを短絡する回路と、その短
    絡回路に設けられ、外部圧力の大きさに応じてセット圧
    力が変わり油圧モータの巻上側圧力を調整するリリーフ
    弁と、前記パイロット回路の最高圧油を外部圧力として
    前記リリーフ弁に導入させる第1切換部および巻上側に
    操作された前記パイロット弁から出るパイロット圧油を
    外部圧力として前記リリーフ弁に導入させる第2切換部
    を有する制御弁と、巻上側に操作されたパイロット弁か
    ら出るパイロット圧油をそのまゝ前記方向切換弁に導入
    させる第1切換部および巻上側に操作されたパイロット
    弁から出るパイロット圧油を前記制御弁の上流側に導く
    第2切換部を有するセレクト弁とを備え、前記セレクト
    弁を第2切換部に切換えた時、該切換部から出るパイロ
    ット圧油の一部によって前記制御弁が第2切換部に切換
    わるように構成し、かつ該制御弁が第2切換部に切換わ
    った時、前記パイロット油圧ポンプからのパイロット圧
    油が前記第2切換部を通って前記方向切換弁の受圧部に
    作用し、該方向切換弁が巻上位置に切換わるように構成
    したことを特徴とする巻上ウインチの制御装置。
JP10007287A 1987-04-24 1987-04-24 巻上ウインチの制御装置 Granted JPS63267696A (ja)

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