JPH0340872Y2 - - Google Patents

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JPH0340872Y2
JPH0340872Y2 JP16722186U JP16722186U JPH0340872Y2 JP H0340872 Y2 JPH0340872 Y2 JP H0340872Y2 JP 16722186 U JP16722186 U JP 16722186U JP 16722186 U JP16722186 U JP 16722186U JP H0340872 Y2 JPH0340872 Y2 JP H0340872Y2
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JP
Japan
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oil passage
rope
drum
hydraulic motor
oil
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JP16722186U
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JPS6371191U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、 ドラムにロープを巻取る際にドラムを駆動する
油圧モータに油を供給する第1油路、ドラムから
ロープを巻戻す際に前記油圧モータに油を供給す
る第2油路、第1油路に配設され第2油路の油圧
力の作用をパイロツト油路を介して受けて開弁す
るカウンタバランス弁を備えたウインチ装置の乱
巻防止装置に関する。
(従来の技術) クレーン作業の能率を高めるためにウインチ装
置によるロープの巻取り、巻戻し速度が高速化し
ている。しかしながらこのように高速化してくる
とロープの先端のフツクが吊荷を下げていない場
合等にはフツクの降下量がドラムから巻戻される
ロープの巻戻し量に追い付かなくなりロープが途
中でたるみ、ドラムに巻き込まれているロープに
張力がかからなくなり乱巻きになることがある。
この乱巻きを防止する技術として特開昭61−
60599号公報記載の技術が知られている。この技
術は、ドラムから巻戻されたロープのたるみを検
出する検出器を設け、この検出器がたるみを検出
したときには、ドラムを駆動する油圧モータの斜
板の傾斜角を変化させて油圧モータの回転速度を
低下させるものである。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら前記した従来技術のものにあつて
は油圧モータの斜板の傾斜角を変化させるもので
ある為に油圧モータが斜板形モータである必要が
あり定容量型の油圧モータである場合には採用で
きないものであつた。
本考案はウインチ装置の油圧回路には荷の自走
防止のためにカウンタバランス弁が備えられてい
ることに着目し、このカウンタバランス弁を利用
してウインチ装置の乱巻防止装置を得るものであ
る。
(問題点を解決するための手段) この問題点を解決するために本考案は、 ドラムにロープを巻取る際にドラムを駆動する
油圧モータに油を供給する第1油路、ドラムから
ロープを巻戻す際に前記油圧モータに油を供給す
る第2油路、第1油路に配設され第2油路の油圧
力の作用を絞りを備えたパイロツト油路を介して
受けて開弁するカウンタバランス弁を備えたウイ
ンチ装置において、 前記ドラムから巻戻されたロープのたるみを検
出して切換わるスイツチを設けると共に、前記パ
イロツト油路を絞りの後段でタンク側に接続する
油路に接続し、当該油路に前記スイツチが切換わ
つたときに開弁する常閉型の開閉弁を配設した構
成にしたものである。
(作用) このように構成したのでロープのたるみが検出
されたときには開閉弁が開弁してパイロツト油路
の絞りとカウンタバランス弁間の油圧力はタンク
圧となりカウンタバランス弁は閉弁するので油圧
モータの回転は規制される。一方ロープはフツク
側の自重によりその移動を継続するところからこ
のたるみはすぐに解消される。
(実施例) 次に本考案を具体的一実施例に基いて詳細に説
明する。
第1図において、1は油圧モータであり、当該
油圧モータ1の回転駆動によりドラム(図示せ
ず)を駆動する。2はドラムにロープ(図示せ
ず)を巻取る際に油圧モータ1に油を供給する第
1油路、3はドラムからロープを巻戻す際に前記
油圧モータ1に油を供給する第2油路である。4
は第1油路2に配設され油圧モータ1方向への油
の供給は許容するも油圧モータ1からの油の排出
は規制する逆止弁である。5は第1油路2にあつ
て逆止弁4と並列接続されたカウンタバランス弁
であり、当該カウンタバランス弁5には第2油路
3の油圧力がパイロツト油路6を介して作用する
ようにしている。7はパイロツト油路6に設けた
絞りである。8は方向切替弁であり当該方向切替
弁8の切替操作によつて、ポンプ9、タンク10
と第1油路2、第2油路3間を接続する。11
は、ポンプ9の吐出路に設けたリリーフ弁であ
る。12はパイロツト油路6を絞り7の後段でタ
ンク側に接続する油路であり、13はこの油路1
2に配設した常閉型の開閉弁である。14はスイ
ツチであり、常時はOFFであるがロープのたる
みが検出されたときにONになる。なお、このス
イツチ14の位置は前記特開昭61−60599号公報
に開示されたように、ドラムから繰り出されたロ
ープを案内するガイドシーブの外側にガイドシー
ブの溝と対峙してガイドシーブ側に付勢されたロ
ツドを設け、このロツドがロープのたるみに起因
して前記溝と反対方向へ押されたときにONにな
るようにしている。
以上のように構成しているので、ドラムを巻き
戻す方向に駆動するとき第2油路3の昇圧ととも
にパイロツト油路6が昇圧してカウンタバランス
弁5が開弁して油圧モータ1はドラムからロープ
を繰り出す方向に駆動される。この駆動中におい
てロープにたるみが発生するとスイツチ14が
ONになり油路12はタンク圧になりカウンタバ
ランス弁5は閉弁する。従つてこのとき、ポンプ
9からの吐出油はリリーフ弁11を介してタンク
へ還流するので、油圧モータ1の回転は停まる。
一方ロープはフツク側の自重によりその移動を継
続するところからこのたるみはすぐに解消されド
ラムが乱巻になるのを防止する。
なお、以上の実施例においては、ロープにたる
みが発生したときにカウンタバランス弁5が完全
に閉弁するようにしたが、前記開閉弁13とタン
ク間の油路に、前記カウンタバランス弁5の閉弁
が不完全閉弁となるように低圧リリーフ弁を設け
てロープにたるみが発生したときに油圧モータの
回転速度を大幅に低下させてロープのたるみを解
消してもよい。
(考案の効果) この考案では、ドラムの自走防止の目的で備え
られたカウンタバランス弁をウインチ装置の乱巻
防止装置に兼用するものであるのでその実用上の
効果大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示すウインチ装置
の乱巻防止装置の説明図である。 1……油圧モータ、2……第1油路、3……第
2油路、7……絞り、6……パイロツト油路、5
……カウンタバランス弁、12……油路、13…
…開閉弁、14……スイツチ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ドラムにロープを巻取る際にドラムを駆動する
    油圧モータに油を供給する第1油路、ドラムから
    ロープを巻戻す際に前記油圧モータに油を供給す
    る第2油路、第1油路に配設され第2油路の油圧
    力の作用を絞りを備えたパイロツト油路を介して
    受けて開弁するカウンタバランス弁を備えたウイ
    ンチ装置において、 前記ドラムから巻戻されたロープのたるみを検
    出して切換わるスイツチを設けると共に、前記パ
    イロツト油路を絞りの後段でタンク側に接続する
    油路に接続し、当該油路に前記スイツチが切換わ
    つたときに開弁する常閉型の開閉弁を配設したこ
    とを特徴とするウインチ装置の乱巻防止装置。
JP16722186U 1986-10-29 1986-10-29 Expired JPH0340872Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP16722186U JPH0340872Y2 (ja) 1986-10-29 1986-10-29

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JP16722186U JPH0340872Y2 (ja) 1986-10-29 1986-10-29

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Publication Number Publication Date
JPS6371191U JPS6371191U (ja) 1988-05-13
JPH0340872Y2 true JPH0340872Y2 (ja) 1991-08-28

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