JPS63265034A - 衛生洗浄装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、便座に座った人体の局部を洗浄する衛生洗浄
装置に関するものである。

（従来の技術） 従来のいわゆる水道直結式の衛生洗浄装置は、特開昭５
５−１４８８４２号公報に示されるように、洗浄水を噴
出するノズルと給水管とを連絡する主水路と、主水路か
ら分岐する副水路とを設け、分配弁により水を主水路と
副水路とに分配して総水量が水道メータの不感水量以上
になるようにしている。

この種の装置においては、ノズルはシリンダ内部を移動
自在に設けられ、非洗浄時にはバネにより収納方向に付
勢されており、洗浄時には、シリンダ内に流入する給水
圧によりパネカに抗してノズルが突出し、所定の位置に
臨むようにしてあり、水道直結式のものでは低水圧で給
水される場合があるからシリンダとノズルとの間は水密
にして叢低作動水圧を低くしている。

そのため、洗浄終了時に給水圧が遮断されノズルがパネ
カにより収納方向に移動するとシリンダ内の水は主水路
に押し戻され、その水量分は分配弁から副水路に抜けて
排出される。

（発１１Ｊ４が解決しようとする間融点）この従来のも
のでは、上記ノズル収納時において押し戻される水が分
配弁の主水路側弁孔を通って更に副水路側弁孔を通過す
る際の抵抗が大きく、特に、副水路は主水路より通水抵
抗が小さいから副水路側弁孔は開孔面積が／ＩＸさく抵
抗が大きいから、ノズルが収納されるまでに時間がかか
り、洗浄された人体より滴下する汚水がノズルにかかっ
たりする問題点を有していた。

本発明は上記従来の問題点を解決し、洗浄終了時には速
やかにノズルが収納されるようにした衛生洗浄装置の提
供を目的とする。

（問題点を解決するための手段） 上記の問題点を解決するために本発明は次のような構成
としている。すなわち、シリンダ内部を移動自在に設け
られ水圧によりシリンダから突出して人体局部に洗浄水
を噴出するノズルと、該ノズルと給水管とを連絡する主
水路と、主水路中に設けた元電磁弁と、元電磁弁より下
流側に設けた分配弁を介して主水路から分岐する副水路
とを備えるものにおいて、元電磁弁と分配弁との間から
分岐して副水路に連絡するバイパス路を設け、バイパス
路途中にバイパス電を閉成すると共にバイパス弁を一定
時間開成さ八 せる制御回路を設けている。

（作用） 洗浄終了信号が制御回路に入力されると元電磁弁が閉成
されて給水が遮断されると共にバイパス電磁弁が開成さ
れる。ノズルがバネ力により収納方向に移動されるとシ
リンダ内の水は主水路側に押し戻され、主水路内の水は
分配弁の主水路側弁孔を通った後、副水路側弁孔よりも
通過抵抗の小さいバイパス路に抜け、バイパス路から副
水路に流れて排出される。よってシリンダ内の水の抜け
が速くなりノズルは速やかに収納される。

（実施例） 第１図は本発明の実施例を示すものであり、（１）はノ
ズル、（２）はノズル（１）の先端キャップ（３）内に
設けた逆止弁である。（４）はシリンダ、（５）は外側
シリンダであり、ノズル（＋＞はシリンダ（４）内を、
シリンダ（４）は外側シリンダ（５）内を移動自在に設
けられ、バネ（６）、（７）によりそれぞれ収納方向に
付勢されている。（８）は給水管、（９）は元電磁弁、
（１０）は給水量を水道メータの不感水量以上に調節す
るガバナであり、（１１）はスリット状の主水路側弁孔
（１２）と副水路側弁孔（１３）とを有し、第３図に示
す水勢調節つまみ（２５）に連動して回動され、主水路
側弁孔（１２）の絞り度と副水路側弁孔（１３）の絞り
度とを反比例的に調節する。（１４）は電気ヒータ（１
５）を内蔵する温水タンクであり、電気ヒータ（１５）
はフロートスイッチ（１６）、温度検出器（１７）から
の信号に基づいて制御される。（１８）は、温水タンク
（１４）とノズル（１）との間に設けられ、通水時には
大気連通孔（１９）を閉塞し、非通水時には開放するエ
アチャージ弁である。而して主水路（Ａ）は給水管（８
）とノズル（１）とを連絡し、途中に元電磁弁（９）、
ガバナ（１０）　、分〆配弁（＋１）　、温水タンク（
１４）等を備える。（２０）はエアチャージ弁（１８）
の下流の主水路（Ａ）から分岐してシリンダ（４）の背
面に連絡する分岐水路であり、途中に電磁弁（２１）を
設けている。

一方、副水路（Ｂ）は分配弁（１１）の副水路側弁孔（
１３）のところで主水路（Ａ）から分岐し、その先端の
排出孔（２２）をノズル（１）に臨ませるように形成さ
れている。（２３）は主水路（Ａ）のガバナ（１０）と
分配弁（Ｕ）との間から分岐して副水路（Ｂ）に連絡す
るバイパス路であり、途中にバイパス電磁弁（２４）を
設けている。

これら主水路（Ａ）、副水路（Ｂ）等を構成する部材は
、第３図に示す機能装置本体（２６）内に収能されてい
る。（２７）は便座、（２８）は洗浄スイッチである。

第２図は制御回路を示すものであり、（２９）は電源、
（３０）は電源スィッチ、（３１）は整流器、（３２）
は時限回路である。

第２図において非洗浄時には洗浄スイッチ（２８）は接
点（２８ｇ）　　側にあり、使用者が洗浄スイツチ（２
８）をオンすると、すなわち接点（２８ｂ）側に切り換
わると、元電磁弁（９）に通電されると共に、時限回路
（３２）を介してバイパス電磁弁（２４）に一定時間通
電される。すると給水管（８）から供給された水は元電
磁弁（９）、ガバナ（１０）を通り、分配弁（１１）よ
りも通水抵抗の小さいバイパス路（２３）へと流れる。

バイパス路（２３）から副水路（Ｂ）を通った水は排出
孔（２２）から噴出して収納位置にあるノズル（叉）を
洗浄する。一定時間経過すると時限回路（３２）により
バイパス電磁弁（２４）への通電が遮断されバイパス電
磁弁（２４）は閉成される。よってバイパス路（２３）
は遮断され水は分配弁（ＩＩ）を通って主水路（Ａ）と
副水路（Ｂ）とに分かれる。主水路（ＡＪ側に流れた水
は温水タンク（１４）に流入し、温水タンク（１４）内
で暖められた温水を押し出し、温水はノズル（１）に供
給され、ノズル（１）は温水の供給圧力によりシリンダ
（４）から突出する。ノズル（１）が突出しきると温水
供給圧力は全て逆止弁（２）に加わり、逆止弁（２）が
開いて温水はノズル（０より噴出する。副水路（Ｂ）側
に流れた水は便器に捨てられる。使用者は水勢調節つま
み（２５）を介して分配弁（１１）を回動し、ノズル（
１）からの噴出水量を調節でき、測水ｒ′″！（Ｂ）か
らの捨て水量はノズル（１）からの噴出水量と反比例的
に増減する。

尚、女性局部洗浄時には電磁弁（２１）を開いて分岐水
路（２０）からシリンダ（４）の背面に水を供給しシリ
ンダ（４ンを外側シリンダ（５）から突出させることに
よりノズル（１）の噴出位置を更に前進させる。

洗浄終了時、洗浄スイッチ（２８）を接点（２８ａ）側
に切り換えると、元電磁弁（９）が通電を断たれて開成
すると共に時限回路（３２）がリセットされバイパス電
磁弁（２４）に一定時間通電される。

元電磁弁（９）の開成により給水が遮断されると逆止弁
（２）が閉成し、次いでノズル（１）がバネ（６）に付
勢されて収納方向に移動し、シリンダ（４）内の水は主
水路（Ａ＞に押し戻される。尚、エアチャージ弁（１８
）は主水路（ＡＪ内の圧力が副水路（Ｂ）に抜けて平衡
状態になるまで低下すると大気連通孔（１９）を開放す
る。主水路（Ａ）に押し戻された水の圧力は温水タンク
（］４）から分配弁（１１）に伝わり、抵抗の大きい副
水路側弁孔（１３）は通らず、抵抗の小さいバイパス路
（２３）に抜けて副水路（Ｂ）から排出される。

したがってシリンダ（４）内の水圧はスムーズに副水路
（Ｂ）に抜け、ノズル（１）は速やかにシリンダ（４）
内に収納される。

ト ′　　（発明の効果ン 本発明は以下に示すようなすぐれた効果を奏するもので
ある。すなわち、洗浄終了時には分配弁の副水路側弁孔
の絞り度に関係なく速やかにノズルが収納され、洗浄後
の人体から滴下する汚水がノズルにかかる心配がなくな
るのである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例を示す全体構成図、争ｊ 第２図は同実施、の制御回路を示す回路図、第３図は同
実施例の外観図である。 （１）・・・ノズル （４）・・・シリンダ （８）・・・給水管 （９）・・・元’ｆｌ！磁弁 （］０）・・・ガバナ （０）・・・分配弁 （１２）・・・主水路側弁孔 （１３）・・・副水路側弁孔 （２３）・・・バイパス路 （２４）・・・バイパス電磁弁 （２８）・・・洗浄スイッチ （３２）・・・時限回路

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. シリンダ内部を移動自在に設けられ水圧によりシリンダ
   から突出して人体局部に洗浄水を噴出するノズルと、該
   ノズルと給水管とを連絡する主水路と、主水路中に設け
   た元電磁弁と、元電磁弁より下流側に設けた分配弁を介
   して主水路から分岐する副水路とを備えるものにおいて
   、元電磁弁と分配弁との間から分岐して副水路に連絡す
   るバイパス路を設け、バイパス路途中にバイパス電磁弁
   を設け、洗浄終了信号の入力時、元電磁弁を閉成すると
   共にバイパス電磁弁を一定時間開成させる制御回路を設
   けたことを特徴とする衛生洗浄装置。