JP2906600B2 - 局部洗浄装置 - Google Patents

局部洗浄装置

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JP2906600B2
JP2906600B2 JP2174956A JP17495690A JP2906600B2 JP 2906600 B2 JP2906600 B2 JP 2906600B2 JP 2174956 A JP2174956 A JP 2174956A JP 17495690 A JP17495690 A JP 17495690A JP 2906600 B2 JP2906600 B2 JP 2906600B2
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  • Bidet-Like Cleaning Device And Other Flush Toilet Accessories (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 発明の目的 〔産業上の利用分野〕 本発明は例えば臀部専用ノズル、ビデ専用ノズル等温
水噴出ノズルの何れか一方あるいは両方のノズルを備え
たトイレ設備用の局部洗浄装置に関するものである。
〔従来の技術〕
かかる従来の局部洗浄装置は、実開昭56−105589号と
しても開示されているが、第12図乃至第13図において説
明すると、水洗用タンクあるいは水道配管に直結する貯
水タンク1の用水をポンプ2により温水タンク3に入
れ、直熱式あるいは傍熱式のヒータ4により温水とな
し、これをホースよりなる給水路5、温水供給制御用の
開閉弁6、ホースよりなる給水路7,8を通し、洗浄ノズ
ル9、10に供給するものである。この洗浄ノズル9、10
はシリンダー11、スライダー12よりなる繰り出し式であ
り、先端部に温水の噴出口を持つアタッチメント13、14
を着脱自在に装着してある。前記シリンダー11には、そ
の後端開口部に給水口15を備えた蓋16を被着し、先端を
開口として、スライダー12が嵌挿されている。シリンダ
ー11とスライダー12間には、ばね17が入れられて、スラ
イダー12をシリンダー11の後端方向に付勢しているもの
である。したがって、ポンプ2により温水タンク3の温
水が開閉弁6を通して一方の洗浄ノズル9のシリンダー
11に入ると、スライダー12は温水圧により、ばね17の弾
発力に抗してシリンダー11の外方に前進して繰り出され
ると共に、先端アタッチメント13より洗浄水としての温
水を噴出する。そして電磁弁6が温水を遮断するとき、
スライダー12は、ばね17の後退方向への付勢によってシ
リンダー11の中に引き戻される。
開閉弁6の切り替えによる他方洗浄ノズル10の作動
も、洗浄ノズル9と同様である。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記従来の局部洗浄装置の問題点は、不使用時に給水
路、開閉弁、シリンダー、及びスライダー中の温度の低
下した残留冷水が、使用時に温水に先立って局部に向け
噴出することであり、この種トイレ使用者の快適性を損
なうことである。本発明はかかる問題の解決のためにな
されたものであって、その目的とするところは、使用時
には残留する冷水を遮断して、最初から温水が噴出する
ことにより快適なトイレ使用が可能な局部洗浄装置とす
ること、更に他の目的はトイレ使用の前後において温水
を噴出するスライダー及び内シリンダーの衛生が保たれ
トイレ使用者の快適感を損なはない局部洗浄装置を提供
することにある。
発明の構成 〔課題を解決するための手段〕 本発明局部洗浄装置は、ビデ用、臀部用の少なくとも
一つの洗浄用ノズルと、該洗浄用ノズルへの温水給水路
を制御する開閉弁とを備え、洗浄ノズルはシリンダーと
該シリンダーへの温水圧とその逆方向に付勢されるばね
により前進、後退する温水噴出用のスライダーとを備え
ると共に、前記シリンダーには温水供給用の第1給水路
と第2給水路を設け、第1給水路を通す温水圧によりス
ライダーを前進させ且つスライダーの先端部から温水を
吐出し、第2給水路を通す温水圧によりスライダーの前
進を制動し且つシリンダーとスライダーとの間の小間隙
から温水を吐出する如く構成し、第1給水路への温水の
供給と同時又は第1給水路への温水の供給に先行して第
2給水路に温水を供給して給水路に滞留する水を所定時
間排出し、所定時間経過後に第2給水路への温水の供給
を停止し且つ第1給水路に温水を供給する如く構成して
なることを特徴とする。
〔作用〕
従って、開閉弁が開放されると揚水ポンプよりの温水
が開閉弁、第1給水路を通してシリンダーに流入し、そ
の温水圧により噴出用のノズルは付勢されたばねに抗し
てシリンダーより外方に前進しようとするが、同時或い
は先行して、温水は第2給水路よりシリンダーに流入す
るものであり、この温水圧によって噴出用ノズルはその
前進を制動される。この制動時間はタイマ手段により設
定され、その所定時間中はシリンダーと噴出用ノズル間
に設けられた小間隙及び噴出口を通して、第1、第2給
水路、開閉弁、洗浄ノズル中に残留する冷水が外部に流
出し、温水と入れ代わることとなる。
前記温水との入れ代わり期間の排水は噴出用ノズル又
は内シリンダーを伝って流れ噴出口を洗うノズル洗浄水
となる。
シーケンス制御によって、所定時間経過後に第2給水
路が遮断されるとき、噴出用ノズルは前進し所定長さに
繰り出して、噴出口より局所への温水噴出を行うことと
なる。
次いで、第1給水路の温水が遮断されると、噴出用ノ
ズルはばねの弾発力によってシリンダに引っ込むことと
なるが、この後退動作に応動してポンプを強制駆動し、
第1給水路への温水の供給と同時又は第1給水路への温
水の供給に先行して洗浄水を供給して小間隙、およびノ
ズル噴出口より温水を流し、噴出ノズルを洗浄すること
となる。この洗浄を効果的に行うために、シーケンス制
御される開閉弁により給水路の遮断を二段階に変える
か、あるいは第1、第2給水路を後退時に僅かな時間作
用させて洗浄水の供給と噴出用スライダーの遅延後退を
行ってもよい。
その余の詳細な構成並びに作用は以下の実施例の記載
によって明らかとなる。
〔実施例〕
第1図乃至第9図は二段繰り出し構成の洗浄ノズルを
備えた局部洗浄装置の一実施例を示しており、第1図は
本発明の概要図である。貯水タンク1は図外水洗用タン
クあるいは水道配管に直結され内部に用水が蓄えられ
る。ポンプ2はホースよりなる給水路5を通して用水、
温水を送る。温水タンク3は例えばシーズヒーターの如
きヒータ4を投入装備し用水を温水とする。この温水は
ポンプ2より給水路5を通して温水供給制御用としての
開閉弁6につながり、第1給水路7、8を通して便器内
に下方傾斜し前方を接近させて配設することにより、並
設される洗浄ノズル9、10の後端側に供給されるもので
ある。前記洗浄ノズル9,10の各先端側と開閉弁6間には
第2給水路18が設けられる。
尚、前記貯水タンク1、ポンプ2、温水タンク3、開
閉弁6、洗浄ノズル9、10等は第13図の如く便座Aと共
に一体に組合せされる。
開閉弁6はその一例を第2図に示している通り、3個
の開閉弁6a、6b、6cを備える。開閉弁6a、6bは洗浄ノズ
ル9、10への第1給水路の開閉用として、また開閉弁6c
は第2給水路の開閉用として用いられる。洗浄ノズル
9、10が択一的に繰り出される構成であるから、前記第
1給水路7、8の各別の開閉弁6a、6bは一つの切り替え
開閉弁で共用できる構成のものが使用されてもよい。
或いはまた、第2給水路の開閉弁6cは1秒程度で切り
替えられるものであるから、第1給水路の開閉弁6a、6b
と共用した切り替え開閉弁に置き換えられてもよい。
洗浄ノズル9は第6図乃至第7図にその詳細を示して
いる如く、ビデ専用ノズルとして多数の噴出口を設けた
アタッチメント13とし、他方洗浄ノズル10は第8図乃至
第9図にその詳細を示している如く、単噴出口のアタッ
チメント14としてある。両洗浄ノズル9、10は局部に適
合し、より効果的に洗浄が行えるように第3図乃至第5
図の如く並設されている。
第6図乃至第7図において、前記一方の洗浄ノズル9
のシリンダー11は、外部シリンダー11aと継ぎ足し用の
内部シリンダー11bよりなる構成とし、その内部シリン
ダー11b中には先端開口よりスライダー12を嵌挿してあ
り、スライダー12の先端部には前記アタッチメント13が
着脱自在に装着される。
前記外部シリンダー11aは、その後端開口部19aに蓋20
をOリング20aで密封して被着し、この蓋20に第1給水
路7を連結する第1給水口21を設けると共に、先端開口
部19b側の外周胴には第2給水路18を連結する第2給水
口22を設けてある。第2給水路18は、これと連通して並
設する他の洗浄ノズル10に供給する第2給水口22aが併
せ設けられる。
外部シリンダー11aの先端開口部19bより前記内部シリ
ンダー11bが嵌挿され、その内部シリンダー11bにスライ
ダー12が嵌挿されている。
外部シリンダー11aの先端開口部19bの内側と内部シリ
ンダー11bのパッキン23aを具備したフランジ部23との間
には内部シリンダー11bを後退方向である外部シリンダ
ー11aの後端側に付勢するばね24a、及び内部シリンダー
11bの先端開口部25bの内側とスライダー12の後端26a側
にあるパッキン27aを具備したフランジ部27との間に前
記同様後退方向に付勢するばね24bを設けてある。
内部シリンダー11bには周胴を貫通してスライダー12
のストッパーピン28が設けられ、外部シリンダー11a、
内部シリンダー11bにはフランジ部23,27の前進側ストッ
パー19c、25cが設けられている。またスライダー12の先
端にはアタッチメント13との間にOリング29が入れられ
ている。
さらに、内部シリンダー11bのパッキン23aの部分及
び、外部シリンダー11aの先端開口部19bと内部シリンダ
ー11bとの間に夫々小間隙Xが設けられて、スライダー1
2の洗浄水の流出通路となる。この小間隙はスライダー1
2のパッキン27aの部分、内部シリンダー11bの先端開口
部25bとスライダー11b間にも必要に応じて、全周または
局部的に設けられる。
第8図乃至第9図において、他方の洗浄ノズル10は、
前記洗浄ノズル9の第2給水口22aとの連結口30、そし
て臀部用単口のアタッチメント14を装着したほかは、洗
浄ノズル9と同一構造である。
尚、この洗浄ノズル10では洗浄水を通過させながら水
流抑制としても作用させるために、蓋20に植設し先端に
Oリング31aを装着したピン31をスライダー12中に軸方
向に嵌挿し、スライダー12の後端開口部26aに位置し、
ピン31に貫挿する駒体32を設けてある。この駒体32とス
ライダー12間には前記洗浄水を通過させるに必要な隙間
が設けられている。
前記内部シリンダー11b後端のパッキン23a部の往復動
作は外部シリンダー11aの第1給水口21と、第2給水口
となる連通口30との間で行われるように、第2給水口22
の位置が設定されている。
今外部操作によって開閉弁6が洗浄ノズル9に切り替
えられると共に、ポンプ2が作動すると、第1給水路7
を通し、外部シリンダー11aの第1給水口21へ温水供給
が開始される。図外シーケンス制御によって同時あるい
は先行して第2給水路8を通して外部シリンダー11aの
先端側給水口22より温水が供給される。
したがって、第2給水路8よりの供給温水は前記内部
シリンダー11bの後端パッキン23aを備えたフランジ部23
を外部シリンダー11aの後端方向に押し、内部シリンダ
ー11bの前進を制動する。したがってスライダー12の前
進も所定位置には到達しない。この状態にあって、第1
給水路7より第1給水口21を通す温水は、開閉弁6、第
1給水路7、内部シリンダー11b乃至スライダー12中の
冷水を押出し、アタッチメント13の噴出口から放出する
と共に、小間隙Xを通しても外方に流出させて使用前の
スライダー12及びアタッチメント13の外表面を洗浄す
る。
この洗浄時間はシーケンス制御されるタイマ手段(図
示しない)により設定される。
次いで、図外タイマ手段によって、開閉弁6が第2給
水路18を遮断すると、内部シリンダー11b、スライダー1
2は第1給水路7よりの給水による温水圧によってばね2
4a、24bに抗して前進しアタッチメント13又は14が所定
の位置に達すると共に、噴出口より局部に向けて温水を
噴出することとなる。
そして開閉弁6が第1給水路7を遮断するとき、内部
シリンダー11b、スライダー12は、ばね24a、24bの付勢
によって外部シリンダー11aの中に後退するよう引き戻
される。この後退の途中では、後退動作に応動しポンプ
を強制駆動して、第2給水路18より洗浄水を供給する。
外部シリンダー11a、内部シリンダー11b、及びスライダ
ー12中の温水は温水圧及び又はスライダー11の下方傾斜
によって、スライダー12及び小間隙を通し外方に排水
し、使用後におけるスライダー12及びアタッチメント13
又は14自体への洗浄水を供給する。
第10図乃至第11図は本発明の他の実施例を示してお
り、ビデ専用の洗浄ノズル9のシリンダー11は外部シリ
ンダー11aのみであり、その中にスライダー12が直接嵌
挿された一段繰り出し構成となっている。
スライダー12の先端部には温水の噴出口を持つアタッ
チメント13を着脱自在に装着してある。このアタッチメ
ント13は多数の噴出口を有するソフト噴出のビデ専用の
ものである。
前記外部シリンダー11aは、その後端開口部19aに蓋20
を被着しOリング20aをもって密封されている。この蓋2
0に第1給水路7を連結する第1給水口21を設けると共
に、先端側の外周胴には第2給水路18に連結する第2給
水口22を設けてある。第2給水路22は、これと連通して
並設する他の洗浄ノズル10に供給する第2給水口22aが
併せ設けられている。
外部シリンダー11aの先端開口19bより前記スライダー
12が嵌挿され、外部シリンダー11aの先端開口19bの内側
とスライダー12の後端のパッキン27aを施したフランジ
部27との間には、ばね24bが入れられて、スライダー12
を外部シリンダー11aの後端開口部19a方向即ち後退方向
に付勢している。
前記スライダー12の後端パッキン27a部の往復動作は
外部シリンダー11aの第1給水口21と第2給水口22との
間で行われるように、第2給水口22の位置が設定されて
いる。
また、パッキン27aと外部シリンダー10の内面間、外
部シリンダー11aの先端開口19bとスライダー12の外面間
にそれぞれ小間隙Xが全周又は局部的に設けられてい
る。
第11図に臀部専用として用いられる洗浄ノズル10が示
されている。
この洗浄ノズル10は、前記洗浄ノズル9の第2給水口
22aとの連結口30、そして臀部用単口のアタッチメント1
4を装着したほかは、洗浄ノズル9と同一構造である。
尚、この洗浄ノズル10では流水を通過させながら水流
抑制としても作用させるため、蓋20に植設し、先端にO
リング31aを装着したピン31をスライダー12中に軸方向
に嵌挿し、スライダー12の後端開口部26aに位置し、ピ
ン31に貫挿する駒体32を設け、この駒体32とスライダー
12間には前記流水通過に必要な隙間が設けられている。
前記スライダー12の後端のパッキン23a、27a部の往復
動作は外部シリンダー11aの第1給水口21と、第2給水
口22aの連結口30との間で行われるように、連結口30の
位置が設定されている。
貯水タンク1の用水が温水タンク3により加熱され、
常時この温水タンク3中に温水として蓄えられている。
今外部操作によって開閉弁6が切り替えられると共にポ
ンプ2が作動し、例えば一方の臀部専用の第1給水路8
に温水が供給され、外部シリンダー11aの第1給水口21
へ温水供給が開始されると共に、同時あるいは先行して
第2給水路18を通して外部シリンダー11bの先端側第2
給水口22との連結口30より温水が供給される。
したがって、第2給水路18よりの供給温水は前記スラ
イダー12の後端パッキン23a部を外部シリンダー11aの後
端方向に押し、スライダー12の前進しようとするのを制
動しており、第1給水路8より第1給水口21を通す温水
は、開閉弁6、第1給水路8、外部シリンダー11a乃至
スライダー12中の冷水を押出し、アタッチメント14の噴
出口から放出すると共に、小間隙Xを通しても流出して
スライダー12及びアタッチメント14の外面を洗浄する。
このスライダー12の前進抑制時間はシーケンス制御さ
れる図外タイマ手段により設定される。
次いで、タイマ手段によって、電磁弁6が第2給水路
18を遮断すると、スライダー12は第1給水路8よりの給
水による温水圧によってばね24bに抗してアタッチメン
ト14が所定の位置に達するまで前進し、噴出口より局部
に向けて温水を噴出する。
そして開閉弁6が第1給水路8を遮断するとき、スラ
イダー12は、ばね24bの付勢によって外部シリンダー11a
の中に後退するよう引き戻される。この後退の途上では
外部シリンダー11a及びスライダー12中の温水は温水圧
及び又はスライダー12の下方傾斜によって小間隙X、ス
ライダー12を通し、スライダー12及びアタッチメント14
自体への洗浄水を供給する。
発明の効果 上述する如く本発明によれば、シリンダーに温水供給
用の第1給水路と第2給水路を設け、第1給水路を通す
温水圧によりスライダーを前進させ且つスライダーの先
端部から温水を吐出し、第2給水路を通す温水圧により
スライダーの前進を制動し且つシリンダーとスライダー
との間の小間隙から温水を吐出する如く構成し、第1給
水路への温水の供給と同時又は第1給水路への温水の供
給に先行して第2給水路に温水を供給して給水路に滞留
する水を所定時間排出し、所定時間経過後に第2給水路
への温水の供給を停止し且つ第1給水路に温水を供給す
るので、第2給水路に温水を供給している間は給水路に
滞留する水を排出すると共にスライダーを洗浄すること
ができ、しかも、この給水路に滞留する水を排出すると
共にスライダーを洗浄する期間である第2給水路に温水
を供給している間には、スライダーの前進が制動される
と共にスライダーの先端部から洗浄時と同様に勢い良く
温水が噴出することがなく、したがって、第2給水路へ
の温水の供給を停止しない限り、スライダーが局部洗浄
位置まで前進して勢い良く水を噴射することがないもの
であって、第2給水路への温水の供給停止の時点を設定
するという簡単な構成で、スライダーが洗浄位置まで前
進して冷たい滞留水を勢い良く局部に噴射しないように
できるものである。このように本発明においては、第2
給水路への温水の供給停止後(つまりスライダーのプレ
洗浄が終わり且つ滞留水が完全に排出された後)に始め
てスライダーが制動を解除されて前進し、この前進によ
り所定位置まで前進した後にスライダーの先端部から所
定温度の温水が勢いよく噴出して局部洗浄ができて、ス
ライダーのプレ洗浄及び冷たい滞留水の除去が確実に行
われた状態で温水により快適な局部洗浄ができるもので
ある。しかも、給水路の長さにより滞留する水の量が異
なるが、本願においては給水路の長さに応じて第2給水
路に温水を供給する時間(つまり供給から停止までの時
間)を設定することで、確実に滞留水の排水が終わって
からでなければスライダーの前進の制動が解除されない
ことになり、これによりスライダーを局部洗浄位置まで
前進させて先端から温水を噴射させる際に確実に冷水が
噴射されないようにできることとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第9図は本発明の一実施例を示し、第1図は
概要図、第2図は開閉弁・洗浄ノズル間の配管図、第3
図は洗浄ノズルの組立上面図、第4図はビデ専用洗浄ノ
ズルの組立側面図、第5図は臀部専用洗浄ノズルの組立
側面図、第6図はビデ専用洗浄ノズルの断面正面図、第
7図はビデ専用洗浄ノズルの側面図、第8図は臀部専用
洗浄ノズルの断面正面図、第9図は臀部専用洗浄ノズル
の側面図である。第10図乃至第11図は本発明の他の実施
例を示し、第10図はビデ専用洗浄ノズルの断面正面図、
第11図は臀部専用洗浄ノズルの断面正面図である。第12
図乃至第13図は本発明の従来例を示し、第12図は概要
図、第13図は外観斜視図である。 1…貯水タンク、2…ポンプ、3…温水タンク、4…ヒ
ータ、5…主給水路、6…開閉弁、7,8…第1給水路、
9,10…洗浄ノズル、11…シリンダー、11a…外部シリン
ダー、11b…内部シリンダー、12…スライダー、13…ビ
デ専用アタッチメント、14…臀部専用アタッチメント、
18…第2給水路、21…第1給水口、22…第2給水口、24
a,24b…ばね、23a,27a…パッキン。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E03D 9/00 - 9/16

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ビデ用、臀部用の少なくとも一つの洗浄用
    ノズルと、該洗浄用ノズルへの温水給水路を制御する開
    閉弁とを備え、洗浄ノズルはシリンダーと該シリンダー
    への温水圧とその逆方向に付勢されるばねにより前進、
    後退する温水噴出用のスライダーとを備えると共に、前
    記シリンダーには温水供給用の第1給水路と第2給水路
    を設け、第1給水路を通す温水圧によりスライダーを前
    進させ且つスライダーの先端部から温水を吐出し、第2
    給水路を通す温水圧によりスライダーの前進を制動し且
    つシリンダーとスライダーとの間の小間隙から温水を吐
    出する如く構成し、第1給水路への温水の供給と同時又
    は第1給水路への温水の供給に先行して第2給水路に温
    水を供給して給水路に滞留する水を所定時間排出し、所
    定時間経過後に第2給水路への温水の供給を停止し且つ
    第1給水路に温水を供給する如く構成してなることを特
    徴とする局部洗浄装置。
  2. 【請求項2】前記第1給水路と第2給水路とはシリンダ
    ーとスライダー間に設けられたパッキン装着部の前後に
    配設され、スライダーの前進、後退動作に応動して、第
    1給水路及び第2給水路より、噴出口、スライダーに所
    定時間洗浄水を供給する如くしてなる請求項1記載の局
    部洗浄装置。
  3. 【請求項3】洗浄ノズルと、該洗浄ノズルへの給水路を
    制御する開閉弁とを備え、洗浄ノズルは外部シリンダー
    と内部シリンダーよりなる複数のシリンダー及び内部シ
    リンダー中の温水噴出用のスライダーよりなる複数段繰
    り返し構成となし、外部シリンダーへの温水圧とその逆
    方向に付勢されるばねにより内部シリンダー及び該内部
    シリンダー中のスライダーを前進、後退させる如くな
    し、前記外部シリンダーには温水供給用の第1給水路と
    第2給水路を設け、第1給水路を通す温水圧により内部
    シリンダー及びスライダーを前進させ且つスライダーの
    先端部から温水を吐出し、第2給水路を通す温水圧によ
    りスライダーの前進を制動し且つ外部シリンダーと内部
    シリンダーとの間の小間隙から温水を吐出する如く構成
    し、第1給水路への温水の供給と同時又は第1給水路へ
    の温水の供給に先行して第2給水路に温水を供給して給
    水路に滞留する水を所定時間排出し、所定時間経過後に
    第2給水路への温水の供給を停止し且つ第1給水路に温
    水を供給する如く構成してなることを特徴とする局部洗
    浄装置。
  4. 【請求項4】前項第1給水路と第2給水路とは、外部シ
    リンダーと内部シリンダー間に設けられたパッキン装着
    部の前後に配設され、スライダーの前進、後退動作に応
    動して、第1給水路及び第2給水路より、噴出口、スラ
    イダー、及び内部シリンダーに所定時間洗浄水を供給す
    る如くしてなる請求項3記載の局部洗浄装置。
  5. 【請求項5】前項外部シリンダーと内部シリンダー間の
    パッキン装着部及び外部シリンダーの先端開口部と内部
    シリンダー間に夫々排水用小隙間が設けられてなる請求
    項3または請求項4記載の局部洗浄装置。
  6. 【請求項6】前項内部シリンダーとスライダー間のパッ
    キン装着部及び内部シリンダー先端開口部とスライダー
    間に排水用の小間隙が設けられてなる請求項5記載の局
    部洗浄装置。
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