JP4639594B2 - 局部洗浄装置 - Google Patents

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Description

本発明は局部洗浄装置に関し、詳しくは使用者にソフトな洗浄感を与えるための技術に関するものである。
局部洗浄装置はトイレに設置される装置であって、図7に示すように局部洗浄装置本体1と、使用者が着座する為の便座2と、この便座2を開閉自在に覆う為の便蓋3とでその主体を構成している。上記局部洗浄装置本体1には、水道配管(図示せず)により供給された水を加熱により温水として貯蔵しておく温水タンク4と、この温水タンク4内に貯蔵された温水を洗浄水として着座状態にある使用者の局部に対して噴出させる為の機構である局部洗浄ノズルブロック5とを備えており、図8に示すような局部洗浄ノズルブロック5に備えてある女性用のビデ洗浄ノズル6Aや、通常の用便後に使用するお尻洗浄ノズル6Bといった局部洗浄ノズル6を前方へと伸長させるとともに先端に設けてあるノズルヘッド10から使用者の局部に対して洗浄水を噴出させることで、所望の局部洗浄を行なうようになっている。
洗浄ノズルブロック5には、ビデ洗浄ノズル6Aとお尻洗浄ノズル6Bとを一つずつ備えており、温水タンク4側から送り込まれる洗浄水が、ビデ/お尻洗浄切換え機構7を介してビデ洗浄ノズル6Aとお尻洗浄ノズル6Bのいずれか一方に供給される。図9にはビデ洗浄ノズル6Aの断面を示しているが、このように局部洗浄ノズル6は、筒型のシリンダ部8と、このシリンダ部8の前端開口から前方に突没自在となるようにシリンダ8部内に嵌入される同じく筒型のスライダ部9と、スライダ部9の先端に装着されるノズルヘッド10とから成り、シリンダ部8とスライダ部9との間にばね11を介在させることでスライダ部9をその後退方向に向けて付勢させている。シリンダ部8とスライダ部9とは両者の内部空間が連通するように連結されており、シリンダ部8とスライダ部9の内部空間によりノズルヘッド10内に洗浄水を供給する為のノズル流路12を形成している。従って、局部洗浄ノズル6のシリンダ部8内に洗浄水を流入させると、スライダ部9はその洗浄水の圧力によりばね11の付勢力に抗してシリンダ部8の前端開口から前方に押出され、スライダ部9が前進限にまで達すると局部洗浄ノズル6内の水圧が上昇し、先端のノズルヘッド10の上面19に穿設してある噴出孔13から局部に向けて洗浄水が勢い良く噴射される。そして、洗浄水の供給が停止されて局部洗浄ノズル6内の水圧が所定圧よりも低下すれば洗浄水の噴射が停止されるとともにばね11の付勢力によりスライダ部9が後退してシリンダ部8内に収納されるものである。
上記のような構造の局部洗浄装置は従来から広く一般に提供されているが(例えば特許文献1を参照)、このように洗浄水の圧力によりスライダ部9の進退を制御する構造のものにおいては、スライダ部9の進退や水の封止を確保する必要があり、この為に図10に示すような圧力調整用のオリフィス14を流路中に形成したものも提案されている。上記オリフィス14はスライダ部9とノズルヘッド10との連結部分15の流路中に形成される絞り孔であり、このオリフィス14を介してスライダ部9の内部空間とノズルヘッド10の内部空間が連通されている。そして、オリフィス14を通じてノズルヘッド10内に流入した洗浄水はノズルヘッド10の内部空間の天井面16に当り、この天井面16に一端側を開口させている複数の噴出孔13を通じて外部に吐出されるものである。
しかしながら、図10に示すような構造の局部洗浄ノズル6を備える局部洗浄装置においては、オリフィス14を通って流入した洗浄水が噴出孔13の開口部近傍に直接当る構造である(図10中の矢印を参照)ことから、各噴出孔13毎に開口部付近の流速が相違して噴出方向や噴出量が不均一となっていた。また、オリフィス14を通りノズルヘッド
10内に流入してきた直後の洗浄水は乱れが大きく、この不安定な状態の洗浄水が噴出孔13を通じて直接外部に吐出される構造であることから各噴出孔13からの噴出方向や噴出量が時間的に変動するものであった。これに対して、特にビデ洗浄においては各噴出孔13毎の洗浄水の噴出方向や噴出量が不均一であったり、また時間的に変動するものであれば、使用者にソフトな洗浄感を与えることが困難であるという問題があった。
特開平9−60086号公報
本発明は上記問題点に鑑みて発明したものであって、使用者にソフトな洗浄感を与えることのできる局部洗浄装置を提供することを課題とするものである。
上記課題を解決するために本発明を、ノズル流路12を貫設してあるスライダ部9の先端にノズルヘッド10を連結させて成る局部洗浄ノズル6を具備し、局部洗浄ノズル6のノズル流路12内に洗浄水を供給することでノズルヘッド10の上面19に穿設してある複数の噴出孔13から洗浄水を噴出させる局部洗浄装置であって、ノズルヘッド10内にはその天井面16に複数の噴出孔13の一端側が開口する内部空間を設け、天井面16はスライダ部9の軸線L1に対して上方または下方に傾斜するように形成し、スライダ部9とノズルヘッド10との連結部分15には、スライダ部9のノズル流路12とノズルヘッド10の内部空間とを連通させるオリフィス14を設けてあるとともに、当該オリフィス14の軸線L2が、前記ノズルヘッド10の前記内部空間の前記天井面16と平行、若しくは、先端側にいくほど前記天井面16と離れる方向に向いていることを特徴としたものとする。
上記構成の局部洗浄装置とすることで、ノズル流路12内からオリフィス14を通過してノズルヘッド10内に吐出される洗浄水は天井面16にある噴出孔13の開口部近傍に直接当ることなく他の内面に当り、ノズルヘッド10の内部空間を循環して流れが安定したうえで天井面16側に達して噴出孔13から局部に向けて噴出されることとなる。これにより各噴出孔13からの噴出方向や噴出方向が略均一となり、また時間的な変動も防止されるので、圧力が略均一で発振の安定した洗浄水を局部の広範囲に亘って当てることができ、特にビデ洗浄においてソフトな洗浄感を与えることが可能となる。
また、オリフィス14の軸線L2方向を適当な方向に傾斜させるといった簡単な構造によって、オリフィス14を通過する洗浄水を天井面16以外の内面に当ててノズルヘッド10内を循環させたうえで噴出孔13から噴出させることが可能となる。
また、上記局部洗浄装置においては、オリフィス14をスライダ部9の軸線L1よりも下方に位置させることも好ましい。このようにすることで、スライダ部9とノズルヘッド10とを側面視略ヘ字状に連結させた場合であっても、上記のようにオリフィス14の位置を下方にずらすといった簡単な構造によって、オリフィス14を通過する洗浄水を天井面16以外の内面に当ててノズルヘッド10内を循環させたうえで噴出孔13から噴出させることが可能となる。
また、上記局部洗浄装置において、局部洗浄ノズル6のスライダ部9とノズルヘッド10は着脱自在な構成とし、ノズルヘッド10の基端部分には筒状の連結部28を形成し、連結部28にスライダ部9の先端を嵌挿し、スライダ部9の先端面32とノズルヘッド10の基端面27とを所定距離を隔てて連結させることにより、スライダ部9の先端面32とノズルヘッド10の基端面27と前記連結部28の内面とで空間33を形成し、スライダ部9の先端面32にはノズル流路12を空間33と連通させる流出孔34を開口させ、
ノズルヘッド10の基端面27には内部空間を空間33と連通させる流入孔35を開口させ、前記流入孔35をオリフィス14としてスライダ部9の流出孔34よりも下方に位置させることも好ましい。このようにすることで、ノズル流路12内の洗浄水は流出孔34から空間33内に吐出された直後に流入孔35即ちオリフィス14を通ってノズルヘッド10内に吐出されることとなる。このとき、オリフィス14を流出孔34よりも下方に位置させていることで、オリフィス14を通る洗浄水はスライダ部9の軸線L1方向に対して斜め下方を向いて吐出され、これにより洗浄水はノズルヘッド10内を更に大きく循環したうえで噴出孔13から噴出されるものである。
本発明は、各噴出孔から圧力が略均一で発振の安定した洗浄水を広範囲に亘って噴出させることができ、特にビデ洗浄においてソフトな洗浄感を与えることができるといった効果を奏するものである。
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基いて説明する。なお、本例の局部洗浄装置の基本的構成は背景技術に示した従来の局部洗浄装置と同様であることから、同一の構成については説明を省略し、従来の局部洗浄装置とは異なる特徴的な構成について以下に詳述する。図1には、本発明の実施の形態における第1例の局部洗浄装置の特徴部分を示している。図示の局部洗浄ノズル6はビデ洗浄ノズル6Aであって、筒型を成すスライダ部9の先端から内部空間を有する箱型のノズルヘッド10を斜め下方に延設し、スライダ部9の内部空間(即ちノズル流路12)とノズルヘッド10の内部空間とをオリフィス14を介して連通させている。オリフィス14は、スライダ部9とノズルヘッド10とを仕切る壁部11に穿設した小孔であり、スライダ部9の内径よりも小径である適当な径に設定することで、洗浄水によるスライダ部9の進退が適切に確保されるようにノズル流路12内の圧力を調整し、また、洗浄時以外におけるスライダ部9内の水の封止状態を確保するようになっている。
本例のノズルヘッド10は、その上面19や内部空間の天井面16がスライダ部9の軸線L1方向に対して先端側が下方に傾斜するように、スライダ部9と側面視ヘ字状に連結させており、ノズルヘッド10の上面19と略直交する方向を向く複数の噴出孔13を該上面19に穿設している。また、ノズルヘッド10の上面19はスライダ部9の上面20と段差を伴うことなく円滑に連続させるとともに、ノズルヘッド10の下面21とスライダ部9の下面22とはノズルヘッド10側の下面21が下方に突出するように段差17を介して連続させ、これによりノズルヘッド10の上下方向の幅をスライダ部9の直径よりも大きく設けているので、ノズルヘッド10の内部空間はその中で洗浄水が循環するのに十分な容積の空間(以下、環流空間18という)となっている。ノズルヘッド10の上面19に複数穿設してある噴出孔13は上記環流空間18にまで連通しており、環流空間18の天井面16に該噴出孔13の一端側が開口している。なお、ここでのノズルヘッド10の上面19とは、洗浄水の噴出時に使用者の局部と対向する側の面であり、下面21はこの上面19と逆側の面である。
しかして、局部洗浄ノズル6のノズル流路12内に洗浄水を流入させると、洗浄水の圧力によりスライダ部9が前方に押出されるとともに、ノズル流路12内の洗浄水はオリフィス14を通ってノズルヘッド10の環流空間18内に吐出される。本例においては、オリフィス14から吐出された洗浄水が環流空間18の天井面16に直接当らず前端面23に直接当るように、該オリフィス14をスライダ部9の軸線L1よりも下方(換言すれば軸線L1に対して洗浄水の噴出方向と逆側)に位置させているので、オリフィス14から吐出された洗浄水はまず緩やかな放物線を描いて前端面23側に当った後に環流空間18内を環流し、流れが安定化したうえで天井面16に達して噴出孔13から局部の洗浄面2
4に向けて噴出されることとなる(図中の矢印を参照)。即ち、本例の局部洗浄装置によれば天井面16近傍の流速が一定し、これにより各噴出孔13の噴出方向や噴出量が略均一となり、また時間的な変動も防止されるので、圧力が略均一で発振の安定した洗浄水を洗浄面24の広範囲に亘って当てることができ、特にビデ洗浄においてソフトな洗浄感を与えることが可能になっている。
次に、本発明の実施の形態における第2例の局部洗浄装置について図2に基づいて説明する。なお、本例の局部洗浄装置は、オリフィス14の軸線L2方向以外の構成は第1例の局部線装置の構成と同様であることから一致する構成については説明を省略して本例の特徴的な構成についてのみ以下に述べる。図示のように、本例のオリフィス14はその軸線L2がノズルヘッド10の環流空間18の天井面16と平行となるように形成している。第1例の局部洗浄装置においては、オリフィス14の軸線L2がスライダ部9の軸線L1と平行となるように形成していたが、軸線L2の方向を本例のように設定することで、オリフィス14から吐出された洗浄水はまず緩やかな放物線を描いて環流空間18の床面25側に当った後に環流空間18内を環流し、流れが安定化したうえで天井面16に達して噴出孔13から局部に向けて噴出されることとなる。そして、このように環流空間18の天井面16を除く他の内面(本例の場合は床面25)に向けてオリフィス14から洗浄水を吐出させることで使用者にソフトな洗浄感を与えることが可能になることは、第1例と同様である。なお、オリフィス14の軸線L2の方向としては天井面16と平行に限定されず、先端側にいくほど天井面16と離れる方向としても構わない。
次に、本発明の実施の形態における第3例の局部洗浄装置について図3に基づいて説明する。なお、本例の局部洗浄装置は、オリフィス14の形状以外の構成は第1例の局部線装置の構成と同様であることから一致する構成については説明を省略して本例の特徴的な構成についてのみ以下に述べる。図示のように、本例においてはオリフィス14をスライダ部9の軸線L1上に略位置させるとともに、オリフィス14の軸線L2の方向を先端側にいくほど天井面16と離れる方向に向けることで、オリフィス14を通る洗浄水が環流空間18の天井面16を除く他の内面(本例の場合は床面25)に向けて吐出されるようにし、これによって使用者にソフトな洗浄感を与えることを可能としている。なお、本例のオリフィス14の軸線L2の方向を天井面16と平行としても構わない。
次に、本発明の実施の形態における第4例の局部洗浄装置について図4に基づいて説明する。なお、本例の局部洗浄装置は、オリフィス14の位置やノズルヘッド10の形状以外は第1例の構成と同様であることから一致する構成については説明を省略して本例の特徴的な構成についてのみ以下に述べる。図示のように、本例のオリフィス14はその軸線L2がスライダ部9の軸線L1と略一致するように形成している。また、本例のノズルヘッド10においては、その上面19や環流空間18の天井面16がスライダ部9の軸線L1方向に対して先端側が下方に傾斜するように、スライダ部9に側面視ヘ字状に連結させるとともに、ノズルヘッド10の下面21をスライダ部9の下面22と段差を伴うことなく円滑に連続させ、ノズルヘッド10の上面19とスライダ部9の上面20とをノズルヘッド10側の上面19が上方に突出するように段差26を介して連続させることで、ノズルヘッド10内に洗浄水が循環するのに十分な容積の環流空間18を確保している。本例においては、上記構造とすることでオリフィス14を通る洗浄水が環流空間18の天井面16を除く他の内面(本例の場合は前端面23)に向けて吐出されるようにし、これによって使用者にソフトな洗浄感を与えることを可能としている。
次に、本発明の実施の形態における第5例の局部洗浄装置について図5に基づいて説明する。なお、本例の局部洗浄装置は、オリフィス14の位置やノズルヘッド10の形状以外は第1例の構成と同様であることから一致する構成については説明を省略して本例の特徴的な構成についてのみ以下に述べる。本例においては、オリフィス14をその軸線L2
がスライダ部9の軸線L1と略一致するように形成するとともに、ノズルヘッド10をその上面19や環流空間18の天井面16がスライダ部9の軸線L1方向に対して先端側が上方に傾斜するように、スライダ部9と側面視逆ヘ字状に連結させている。本例においては、上記構造とすることでオリフィス14を通る洗浄水が環流空間18の天井面16を除く他の内面(本例の場合は床面25)に向けて吐出されるようにし、これによって使用者にソフトな洗浄感を与えることを可能としている。
次に、本発明の実施の形態における第6例の局部洗浄装置について図6に基づいて説明する。なお、本例の局部洗浄装置は、ノズルヘッド10をスライダ部9の先端に着脱自在に装着される別体のアタッチメント部材とした構成以外は第1例の構成と同様であることから、一致する構成については説明を省略して本例の特徴的な構成についてのみ以下に述べる。本例のノズルヘッド10は箱型を成す中空の部材であり、ノズルヘッド10の基端面27には流入孔35を穿設している。また、基端面27の流入孔35を囲む部分からは、スライダ部9の先端に嵌挿される筒状の連結部28を突出させている。連結部28にはスライダ部9の先端の凹段部29に設けた係止突部30が係脱自在に係止する係止孔31を設けており、これにより該連結部28を介してスライダ部9の先端にノズルヘッド10が着脱自在に連結されるようになっている。
ノズルヘッド10を連結した状態において、スライダ部9の先端面32とノズルヘッド10の基端面27とは所定距離を隔てて対向するように位置し、この対向する両面27,32の間には筒状の連結部28により周囲を囲んだ空間33が形成される。スライダ部9の先端面32にはノズル流路12と連通する流出孔34が開口しており、この流出孔34を介してノズル流路12と空間33とが連通し、また、流入孔35を介して空間33とノズルヘッド10の環流空間18とが連通するようになっている。なお、流入孔35は流出孔34よりも下方(換言すれば洗浄水の噴出方向と逆側)に位置させている。
本例においては上記流入孔35がノズル流路12と環流空間18とを連通させるオリフィス14の機能を果たすようになっており、ノズル流路12内に供給された洗浄水は流出孔34から空間33内に吐出された直後に流入孔35即ちオリフィス14を通ってノズルヘッド10の環流空間18内に吐出される。このとき、上記したようにオリフィス14を流出孔34よりも下方に位置させていることで、オリフィス14を通った洗浄水はスライダ部9の軸線L1方向やオリフィス14の軸線L2方向に対して斜め下方に向けて吐出されることとなり、環流空間18内に吐出された洗浄水は床面25側に当った後に環流空間18内を大きく環流し、流れが安定化したうえで天井面16に達して噴出孔13から局部に向けて噴出されることとなる。本例においては第1例と同様にオリフィス14がスライダ部9の軸線L1よりも下方に位置するようになっているが、これに加えて上記のようにオリフィス14である流入孔35をスライダ部9の流出孔34よりも下方に位置させて洗浄水が斜め下方に吐出されるようにしてあることで、洗浄水が更に大きく循環されるようになっており、使用者に更にソフトな洗浄感を与えることが可能となっている。
なお、本例においてはスライダ部9の軸線L1とオリフィス14の軸線L2との間の距離Dが、流出孔34の半径とオリフィス14の半径の和よりも大きくなるように設定しており、これによりスライダ部9の軸線L1方向から見て流出孔34の開口縁とオリフィス14の開口縁とが重ならないようにしているので、オリフィス14から吐出される洗浄水は斜め下方に大きく傾斜した方向に吐出され、大きく循環した後に天井面16にまで至るようになっている。
また、本例と同様の構成を第2〜第5例の局部洗浄装置に適用して、ノズルヘッド10がスライダ部9の先端に着脱自在に装着される別体のアタッチメント部材となるように設けることも好適である。
本発明の実施の形態における第1例の局部洗浄装置のビデ洗浄ノズルの主要部断面図である。 本発明の実施の形態における第2例の局部洗浄装置のビデ洗浄ノズルの主要部断面図である。 本発明の実施の形態における第3例の局部洗浄装置のビデ洗浄ノズルの主要部断面図である。 本発明の実施の形態における第4例の局部洗浄装置のビデ洗浄ノズルの主要部断面図である。 本発明の実施の形態における第5例の局部洗浄装置のビデ洗浄ノズルの主要部断面図である。 本発明の実施の形態における第6例の局部洗浄装置のビデ洗浄ノズルの主要部断面図である。 従来の局部洗浄装置の全体斜視図である。 同上の局部洗浄装置のノズルブロックを示しており、(a)は側面図、(b)は正面図である。 同上のノズルブロックの一部断面図である。 同上のノズルブロックの主要部断面図である。
6 局部洗浄ノズル
6A ビデ洗浄ノズル
9 スライダ部
10 ノズルヘッド
12 ノズル流路
13 噴出孔
14 オリフィス
15 連結部分
16 天井面
18 環流空間
19 ノズルヘッドの上面
27 ノズルヘッドの基端面
32 スライダ部の先端面
33 空間
34 流出孔
35 流入孔
L1 スライダの軸線
L2 オリフィスの軸線

Claims (3)

  1. ノズル流路を貫設してあるスライダ部の先端にノズルヘッドを連結させて成る局部洗浄ノズルを具備し、前記局部洗浄ノズルの前記ノズル流路内に洗浄水を供給することで前記ノズルヘッドの上面に穿設してある複数の噴出孔から洗浄水を噴出させる局部洗浄装置であって、前記ノズルヘッド内にはその天井面に複数の前記噴出孔の一端側が開口する内部空間を設け、前記天井面は前記スライダ部の軸線に対して上方または下方に傾斜するように形成し、前記スライダ部と前記ノズルヘッドとの連結部分には、前記スライダ部の前記ノズル流路と前記ノズルヘッドの前記内部空間とを連通させるオリフィスを設けてあるとともに、当該オリフィスの軸線が、前記ノズルヘッドの前記内部空間の前記天井面と平行、若しくは、先端側にいくほど前記天井面と離れる方向に向いていることを特徴とする局部洗浄装置。
  2. 前記オリフィスを、前記スライダ部の軸線よりも下方に位置させることを特徴とする請求項1に記載の局部洗浄装置。
  3. 前記局部洗浄ノズルの前記スライダ部と前記ノズルヘッドは着脱自在な構成とし、前記ノズルヘッドの基端部分には筒状の連結部を形成し、前記連結部に前記スライダ部の先端を嵌挿し、前記スライダ部の先端面とノズルヘッドの基端面とを所定距離を隔てて連結させることにより、前記スライダ部の先端面と前記ノズルヘッドの基端面と前記連結部の内面とで空間を形成し、前記スライダ部の先端面には前記ノズル流路を前記空間と連通させる流出孔を開口させ、前記ノズルヘッドの基端面には前記内部空間を前記空間と連通させる流入孔を開口させ、前記流入孔をオリフィスとして前記スライダ部の前記流出孔よりも下方に位置させることを特徴とする請求項1または2に記載の局部洗浄装置。
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