JPS63264981A - 透湿性防水布帛の製造方法 - Google Patents

透湿性防水布帛の製造方法

Info

Publication number
JPS63264981A
JPS63264981A JP9397787A JP9397787A JPS63264981A JP S63264981 A JPS63264981 A JP S63264981A JP 9397787 A JP9397787 A JP 9397787A JP 9397787 A JP9397787 A JP 9397787A JP S63264981 A JPS63264981 A JP S63264981A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resin
water
fabric
solvent
present
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9397787A
Other languages
English (en)
Inventor
古田 常勝
勝博 井上
一利 戸屋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Unitika Ltd
Original Assignee
Unitika Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Unitika Ltd filed Critical Unitika Ltd
Priority to JP9397787A priority Critical patent/JPS63264981A/ja
Publication of JPS63264981A publication Critical patent/JPS63264981A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • DTEXTILES; PAPER
    • D06TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D06NWALL, FLOOR, OR LIKE COVERING MATERIALS, e.g. LINOLEUM, OILCLOTH, ARTIFICIAL LEATHER, ROOFING FELT, CONSISTING OF A FIBROUS WEB COATED WITH A LAYER OF MACROMOLECULAR MATERIAL; FLEXIBLE SHEET MATERIAL NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D06N3/00Artificial leather, oilcloth or other material obtained by covering fibrous webs with macromolecular material, e.g. resins, rubber or derivatives thereof
    • D06N3/12Artificial leather, oilcloth or other material obtained by covering fibrous webs with macromolecular material, e.g. resins, rubber or derivatives thereof with macromolecular compounds obtained otherwise than by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds, e.g. gelatine proteins
    • D06N3/14Artificial leather, oilcloth or other material obtained by covering fibrous webs with macromolecular material, e.g. resins, rubber or derivatives thereof with macromolecular compounds obtained otherwise than by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds, e.g. gelatine proteins with polyurethanes

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Dispersion Chemistry (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、優れた防水性を有する透湿性防水布帛の製造
方法に関するものである。
(従来の技術) ポリアミノ酸ウレタン樹脂やポリウレタン樹脂とイソシ
アネート化合物、極性有機溶剤および揮発性溶剤よりな
る樹脂溶液を繊維布帛に塗布した後、溶剤を20〜b 中に浸漬して樹脂分を凝固せしめる。いわゆる半乾湿式
凝固法による透湿性防水布帛の製造方法は。
本出願人が先に特願昭61−314237号にて提案し
たが、このような半乾湿式凝固法によって製造される透
湿性防水布帛は、透湿度7000g/rrf・24hr
s(JISZ−0208) ニテ耐水圧4000 m1
lzO(JISL−1096低水圧法)程度のものが得
られ、これらの性能面では充分満足できる′もであるが
、近年同程度の性能にてより柔軟な風合のものが求めら
れるようになり、このような要望に対しては上述の如き
方法ではもはや対応することができな(なった。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明は上述の現状に鑑みて行われたもので。
特に風合の良好な高透湿性の透湿性防水布帛を得ること
を目的とするものである。
(問題点を解決するための手段) 本発明は上述の目的を達成するもので1次の構成を有す
るものである。
すなわち本発明は「ポリアミノ酸ウレタン樹脂ポリウレ
タン樹脂、イソシアネート化合物、極性有機溶剤、水お
よび揮発性溶剤よりなる樹脂溶液を繊維布帛に塗布した
後2溶剤を15〜b発させ、しかる後に水中に浸漬して
樹脂分を凝固せしめることを特徴とする透湿性防水布帛
の製造方法」を要旨とするものである。
以下1本発明の詳細な説明する。
本発明では皮膜形成のためにポリアミノ酸ウレタン樹脂
、ボリウレクン樹脂、イソシアネート化合物、極性有機
溶剤、水および揮発性溶剤よりなる樹脂溶液を用い、こ
れを繊維布帛に塗布する。
本発明で用いるポリアミノ酸ウレタン樹脂(以下、PA
U樹脂という。)はポリアミノ酸とポリウレタンとから
なる共重合体であり、アミノ酸としてはDL−アラニン
、L−アスパラギン酸、L−シスチン、L−グルタミン
酸、グリシン、L−リジン、L−メチオニン、L−ロイ
シン及びその誘導体が挙げられ、ポリアミノ酸を合成す
る場合にはアミノ酸とホスゲンから得られるアミノfi
N−カルボン酸無水物(以下、N−カルボン酸無水物を
NCAという。)が一般に用いられる。ポリウレタンは
そのイソシアネート成分として芳香族ジイソシアネート
脂肪族ジイソシアネート及び脂環族ジイソシアネートの
単独又はこれらの混合物が用いられ2例えばトリレン2
・4−ジイソシアネート、4・4” −ジフェニルメタ
ンジイソシアネート、l・6−ヘキサンジイソシアネー
ト。
l ・4−シクロヘキサンジイソシアネート等が挙げら
れる。ポリオール成分としてはポリエーテルポリオール
、ポリエステルポリオールが使用される。ポリエーテル
ポリオールにはポリエチレングリコール、ポリプロピレ
ングリコール、ポリテトラメチレングリコール等が挙げ
られ、また、ポリエステルポリオールとしてはエチレン
グリコールプロピレングリコール等のジオールとアジピ
ン酸セパチン酸等の二塩基酸との反応生成物やカプロラ
クトン等の開環重合物が挙げられる。アミノ酸とポリウ
レタンとの共重合で使用されるアミン類としてはエチレ
ンジアミン、ジエチルアミン、トリエチルアミン、エタ
ノールアミン等が用いられる。このようにPAU樹脂は
各種アミノ酸NCAと末端にイソシアネート基を有する
ウレタンプレポリマーとの反応系にアミン類を添加して
得られるものである。
上述のPAU樹脂を構成するアミノ酸成分としては皮膜
性能面から光学活性T−アルキルーグルタメート−NC
Aが好ましく用いられ、中でも価格と皮膜物性の面から
特にγ〜メチルーL〜グルタメートNCA又はγ−メチ
ルー〇−グルタメートが有利に選択される場合が多い。
次に本発明で用いるポリウレタン樹脂はポリイソシアネ
ートとポリオールを反応せしめて得られる重合物であり
、ポリイソシアネートとしては公知の脂肪族並びに芳香
族ポリイソシアネートが使用でき7例えばヘキサメチレ
ンジイソシアネート。
トルエンジイソシアネートキシレンジイソシアネート、
及びこれらの過剰と多価アルコールとの反応生成物があ
げられる。ポリオールとしては。
ポリエーテルあるいはポリエステルなど通常のポリウレ
タン樹脂製造に使用される公知のものが使用可能である
。ポリエステルとしては1例えばエチレングリコール、
ジエチレングリコール又は1.4−ブタンジオールなど
の多価アルコールとアジピン酸、シュウ酸又はセバシン
酸などの多塩基性カルボン酸の反応物があげられる。ポ
リエーテルとしては1例えばエチレングリコール、プロ
ピレングリコールなどの多価アルコールにエチレンオキ
シド、プロピレンオキシド、ブチレンオキシドなどのア
ルキレンオキシドのI Jil!又は2種以上を付加さ
せたものがあげられる。
ポリウレタン樹脂はPAU樹脂に対して10〜200%
の範囲で混合して使用することができる。
10%未満では防水性が悪くなり、又200%を越える
と透湿性が悪くなる。
本発明では、樹脂皮膜と布帛との耐剥離性を向上するU
的で、樹脂溶液に繊維基布との親和性の高い化合物を(
jt−用する。本発明ではその化合物としてイソシアネ
ート化合物を併用する。イソシアネート化合物としては
、2・4−トリレンジイソシアネート、ジフェニルメタ
ンジイソシアネート。
イソフォロンジイソシアネート、ヘキサメチレンイソシ
アネート又はこれらのジイソシアネート類3モルと活性
水素を含有する化合物(例えばトリメチロールプロパン
、グリセリンなど)1モルとの付加反応によって得られ
るトリイソシアネート類が使用される。上述のイソシア
ネート類はイソシアネート基が遊離した形のものであっ
ても、あるいはフェノール、メチルエチルケトオキシム
などを付加することにより安定させ、その後の熱処理に
よりブロックを解離させる形のものであっても、いずれ
でも使用でき1作業性や用途などにより適宜使い分けれ
ばよい。イソシアネート化合物の使用量とし°ζはPA
U樹脂とポリウレタン樹脂の総計に対して0.1〜10
%、好ましくは0.5〜5%の割合で使用することが望
ましい。使用量が0.1%未満であれば、布帛に対する
樹脂の接着力が乏しく、逆に10%を超えると風合が硬
化するので好ましくない。
本発明では、上述のPAU樹脂、ポリウレタン樹脂、イ
ソシアネート化合物と極性有機溶剤、水および揮発性溶
剤とを混合して使用するが、ここで用いる極性有機溶剤
にはジメチルホルムアミド。
ジメチルアセトアミド、ジメチルスルホキサイド。
N−メチルピロリドン、ヘキサメチレンホスホンアミド
等があり、揮発性溶剤にはケトン類溶剤や芳香族炭化水
素系溶剤、アルコール類等があり。
ケトン類溶剤としてはアセトン、メチルエチルケトン、
メチルイソブチルケトン等を、また芳香族炭化水素系溶
剤としてはトルエン、キシレン等を挙げることができ、
アルコール類としてはエチルアルコール、プロピルアル
コール、イソプロピルアルコール等を挙げることができ
る。
本発明では、PAU樹脂およびポリウレタン樹脂皮膜の
凝固速度をコントロールする目的で水を使用するが8樹
脂溶液に対して1〜4%の・割合で使用するのが望まし
い。使用量が1%より少ないと柔軟な風合が得られず、
4%を超えると樹脂がゲル化するので好ましくない。
樹脂溶液を繊維布帛に塗布するには通常のコーティング
法1例えばナイフコータやコンマコータ等を用いたコー
ティング法などにより行えばよい。
塗布厚は一般に機械の性能上10−150μm程度が適
当である。
ここで用いる繊維布帛としては、ナイロン6やナイロン
66で代表されるポリアミド系合成繊維。
ポリエチレンテレフタレートで代表されるポリエステル
系合成繊維、ポリアクリロニトリル系合成繊維、ポリビ
ニルアルコール系合成繊維、トリアセテート等の半合成
繊維あるいはナイロン6/木綿、ポリエチレンテレフタ
レート/木綿等の混紡繊維から構成された織物2編物、
不織布等をあげることができる。
本発明ではこれらの繊維布帛に予め撥水剤処理を施した
ものを用いてもよい。この場合布帛、のt8水性はJI
S L−1096スプレー法にて撥水度90以上あるこ
とが望ましい。用いる力水剤はパラフィン・ 系塙水剤
やポリシロキサン系撥水剤、フッ素系撥水剤等公知のも
のでよく、その処理は一般に行われている公知の方法で
行ったものでよい。特に良好な撥水性を必要とする場合
にはフッ素系撥水剤を使用し1例えば旭硝子株式会社製
のアサヒガード730(フッ素系撥水剤エマルジョン)
を5%の水溶液でパディング(絞り率35%)後、16
0℃にて1分間の熱処理を行う方法等によって行えばよ
い。
本発明では前述の樹脂溶液を繊維布帛に塗布した後、使
用した溶剤を均一に15〜b せる。溶剤の蒸発が15%未満では充分な防水性が得ら
れず、また60%を越えるとコーティングされた樹脂の
濃度が高くなりすぎて溶媒の水中への溶出が困難になる
とともに、得られるコーテイング膜の透湿度が著しく低
下するので、溶剤の蒸発は15〜60%であることが必
要である。この時の蒸発は用いる揮発性溶剤の沸点以下
、好ましくは20℃以下の温度で行うのが望ましい。か
かる方法で溶媒を蒸発させると、塗布された樹脂層の厚
さは溶媒の蒸発率に反比例して減少する。溶剤を15〜
b した布帛を水中に浸漬し樹脂分を凝固せしめる。
このときの水温は常温でよく、また、浸漬時間は20秒
以上あることが望ましく、20秒未満では樹脂の凝固が
不十分となり、満足な樹脂被膜が得られにくい。
水中で樹脂分を凝固せしめた後、必要に応じて布帛を5
0〜80℃の温水にて湯洗し、残留している溶剤を除去
する。このときの湯洗の条件は使用樹脂と使用溶剤の混
合比率により異なるが9通常は30〜80℃の温度で5
分間以上行えばよい。湯洗後、乾燥し、必要に応じてi
n水処理を行う。
ここで用いる撥水剤及び撥水処理の方法については、前
述のごとくあらかじめ繊維布帛を18水処理した場合の
方法に準じて、適宜パディング法。
スプレー法、コーティング法等により1a水処理を行え
ばよい。また、ta水性の耐久性を高めるためメラミン
樹脂等の樹脂を併用してifl水処理を行うこともでき
る。
本発明方法においては、撥水処理をコーティング加工の
前後の双方に行っても一層にさしつかえなく、この場合
にはより一層耐水圧の良好なものが得られる。また、布
帛の平滑性や柔軟性を高めるため、さらに布帛にポリシ
ロキサン樹脂付与を行ってもよい。付与するポリシロキ
サンとしてはジメチルポリシロキサン、フェニル基含有
ポリシロキサン、アミノ変性やオレフィン変性等の変性
シリコンオイル、メチル水素ポリシロキサンあるいはジ
メチルポリシロキサンとメチル水素ポリシロキサンとの
混合物などが使用でき、用途により適宜選択すればよい
が2本発明においてジメチルポリシロキサンの分子量5
,000〜30,000のものが好ましく用いられる。
このポリシロキサン処理はまず第一に布帛に平滑性を与
え、生地間の摩擦による皮膜の摩擦損傷を低減させるこ
とができる。
またこの平滑効果により裏地を使用しなくてもスムーズ
に着脱できるメリットもある。第二にシリコン樹脂が織
物組織間に付着し、IQ物を構成する糸条間の摩擦を減
少することにより風合が柔軟になることである。このポ
リシロキサン処理は水分散液、エマルジョン等の形態で
付与してもよいが。
処理斑を発生させない目的で1.1..1−)ジクロロ
エタン。トリクロロエチレン、パークロルエチレン等の
塩素化炭化水素やトルエン、ヘキサン。
ミネラルターペンなどの溶剤溶液として付与してもよい
。ポリシロキサン樹脂の付与方法は通常行われているパ
ッディング法、コーティング法又はスプレー法等で行え
ばよい。ポリシロキサンの付着量は繊維重量に対し固形
分で0.1%以上が望ましい。
本発明は以上の構成を有するものである。
(作用) 本発明方法はPAU樹脂、ポリウレタン樹脂。
イソシアネート化合物、極性有機溶剤、水および揮発性
溶剤よりなる樹脂溶液を繊維布帛に塗布した後、溶剤を
15〜b 水中に浸漬して樹脂分を凝固せしめる構成を有するもの
である。
このようにPAU樹脂とポリウレタン樹脂を併用すると
、水中への浸漬時にPAU樹脂が速く凝固し1次いでポ
リウレタン樹脂が凝固するため。
両樹脂間に微細な空隙が形成されるが、この時本発明で
は水中への浸漬に際して予め溶剤を15〜b しであるので、水中浸漬時に溶剤が微細な形で抽出され
つつ空隙が形成され、従って形成される細孔は極微細な
無数の微細孔となる。これが耐水圧の向上に寄与してい
る。特に本発明では予め樹脂溶液中に水を入れているた
め、繊維布帛にくい込んだ樹脂皮膜内により多くの微細
孔が形成され。
風合が柔軟となる。また無数の微細孔や微細な空隙に加
えて、PAU樹脂中のポリアミノ酸成分サイドのαヘリ
ックス構造に起因した水蒸気拡散能があいまって、透湿
性能が相乗的に向上するようになる。
(実施例) 次に実施例により本発明をさらに具体的に説明するが2
本実施例における布帛の性能の測定、評価は次の方法に
よって行った。
(1)耐水圧    JIS L−1096(低水圧法
)(2)透湿度    JIS Z−0208(3)風
合測定 純曲げ試験i (KES−F2型、カド−ティク■製)
を使用し1曲げ剛性と曲げヒステリシスにて評価した。
実施例1 まず始めに1本実施例で用いるPAU樹脂(ポリアミノ
酸ウレタン樹脂)の製造を次の方法で行った。
ポリテトラメチレングリコールCOll 価56.9 
”)1970gと1−6−へキサメチレンジイソシアネ
ー)504gを90℃で5時間反応させて末端にイソシ
アネート基を有するウレタンプレポリマー (NGO当
量2340)を得た。このウレタンフ。
レポリマ−85gとγ−メチルーL −クルクメートー
NCA35gをジメチルホルムア起ド/ジオキサン(重
量比=7/3)の混合溶媒666gに溶解し、かきまぜ
ながら2%トリエチルアミン溶液50gを添加し、30
℃で5時間反応を行うと粘度32,000 CPS(2
5℃)の黄褐色乳濁状の流動性の良好なPAU樹脂溶液
を得た。
このPAU樹脂は後述の処方lにて用いるものである。
上述のpAuH4脂を用いて次の方法により本発明の透
湿性防水布帛を製造した。
まず、基布として経糸にナイロン70デニール/24フ
イラメント、緯糸にナイロン70デニール/34フイラ
メントを用いた経糸密度120本/インチ、緯糸密度9
0木/インチの平織物(タフタ)を用意し、これに通常
の方法で精練および酸性染料による染色を行った後、鏡
面ロールを持つカレンダ、−加工機を用いて温度170
℃、圧力30kg/am、速度20m/分の条件にてカ
レンダー加工を行った。次に下記処方1に示す樹脂固形
分濃度20%の樹脂溶液をナイフオーバーロールコータ
−を使用して塗布量50g/rrrにて塗布した後、4
0℃にて3分間の熱風処理を行って使用した溶剤を45
%蒸発させ、続いて20℃の水浴中に2分間浸漬して樹
脂分を凝固させた後、60℃の温水中で10分間洗浄し
、乾燥した。         30部処方! PAU樹脂           100部クリりボン
1IP812(ポリウレタン樹脂、大日本インキ化学工
業株式会社)      50部クりスボンBL−50
(イソシアネート化合物。
大口本インキ化学工業株式会社製品) 2部ジメチルホ
ルムアミド        3部メチルエチルケトン 
       17部水              
         2部このあと上記布帛にフッ素系撥
水剤エマルジョンのアサヒガード710 (旭硝子株式
会社製品)5%水溶液にてパッティング(絞り率30%
)処理を行い、160℃で1分間の熱処理を行い、引続
き信越シリコンオイル)[F −96(ジメチルポリシ
ロキサン、信越化学工業株式会社製品)の4%ミネラル
ターペン溶液をパッディング(絞り率30%)シ、乾燥
後テンターにて130℃で3分間の熱処理を行って本発
明の透湿性防水布帛を得た。
本発明との比較のため9本実施例における処方1の樹脂
液の水を除くほかは1本実施例と全く同一の方法により
比較用の透湿性防水布帛を得た。
上述の如くして得られた本発明および比較用の透湿性防
水布帛について性能を測定、評価し、その結果を第1表
に示した。
第  1  表 第1表から明らかなように2本発明による透湿性防水布
帛は優れた耐水圧と良好な透湿性を示しかつ、柔軟な風
合を有していた。
(発明の効果) 本発明では、PAU樹脂とポリウレタン樹脂の溶剤とし
て掻性有機溶剤と水と揮発性溶剤の混合体を用いて布帛
に樹脂液のコーティングを行ったあと溶剤を20〜70
・%蒸発して樹脂濃度を高(した状態で湿式凝固法にて
製膜を行う構成を有し。
かかる構成の本発明によれば柔軟な風合を有する優れた
耐水性能と高透湿性の透湿性防水布帛を製造することが
できる。
また、スパン織物のような表面形状を有する感性素材の
防水性を高めるためには、従来多重コーティング方式し
か不可能であったが、このような素材においても本発明
方法によれば一回のコーティングで柔軟な風合を有する
高耐水圧性能の透湿性防水布帛を製造することができる
ので、非常に合理的である。
本発明の透湿性防水布帛は、そのすぐれた性能から特に
スポーツ衣料に適した素材である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ポリアミノ酸ウレタン樹脂、ポリウレタン樹脂、
    イソシアネート化合物、極性有機溶剤、水および揮発性
    溶剤よりなる樹脂溶液を繊維布帛に塗布した後、溶剤を
    15〜60%蒸発させ、しかる後に水中に浸漬して樹脂
    分を凝固せしめることを特徴とする透湿性防水布帛の製
    造方法。
JP9397787A 1987-04-16 1987-04-16 透湿性防水布帛の製造方法 Pending JPS63264981A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9397787A JPS63264981A (ja) 1987-04-16 1987-04-16 透湿性防水布帛の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9397787A JPS63264981A (ja) 1987-04-16 1987-04-16 透湿性防水布帛の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS63264981A true JPS63264981A (ja) 1988-11-01

Family

ID=14097461

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9397787A Pending JPS63264981A (ja) 1987-04-16 1987-04-16 透湿性防水布帛の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS63264981A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4636424A (en) Moisture-permeable waterproof laminated fabric and process for producing the same
JPS63264981A (ja) 透湿性防水布帛の製造方法
JPS63165584A (ja) 透湿性防水布帛の製造方法
JPH0327184A (ja) 透湿性防水布帛
JPS63182475A (ja) 透湿性防水布帛の製造方法
JPS6354830B2 (ja)
JP2595288B2 (ja) 透湿性防水布帛の製造方法
JPH02112480A (ja) 透湿性防水布帛およびその製造方法
JPH0413469B2 (ja)
JPH01239174A (ja) 透湿性防水布帛の製造方法
JPS6312768A (ja) シワを有する透湿性防水織物の製造方法
JPS61679A (ja) 透湿性防水布帛の製造方法
JPS6354831B2 (ja)
JPS61284431A (ja) 透湿性防水布帛及びその製造方法
JPS62141183A (ja) 透湿性防水布帛の製造方法
JP4328552B2 (ja) 制電性透湿防水布帛
JPS6385162A (ja) 透湿性防水布帛の製造方法
JPS63175177A (ja) 透湿性防水布帛の製造方法
JPS6170082A (ja) 透湿性防水布帛の製造方法
JPH06123077A (ja) 透湿防水性コーティング布帛
JPS61138778A (ja) 透湿性防水布帛およびその製造方法
JPH02112479A (ja) 透湿性防水布帛およびその製造方法
JPS61183327A (ja) 透湿性防水布帛の製造方法
JPH0585671B2 (ja)
JPS63282378A (ja) コ−テイング布帛の製造方法