JPS63264003A - くつ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 行うための靴に関するものである。さらに詳しく述べる
と、本発明は足の様々な形状に応じて靴内で足部保持を
確実にするために使用する手段に関するものである。

従来のやり方によれば、このような靴は靴甲部の上部分
に形成したスリットを含み、このスリットは足首にほぼ
対応する区域に延びている。また、足に対して靴を緊締
する装置は、該足部に対して靴甲部の押圧を生じさせる
ため、例えば紐締めによって、該スリットの両縁部を互
いに接近させるように構成されている。この種の構造の
靴は、スリットの縁部の間隔を調節てきるため様々な形
状の足に比較的適合てき、また特に、一定寸法の靴につ
いて、複数の異なる寸法の足首を受は容れ可能とする。

足の寸法か小さくなればなるほど、足甲部は対応する靴
甲部の部分に対して遊びを有し、紐締めと共働するスリ
ットの両縁部の接近による規制を受けない。また、スリ
ットの閉鎖端部と接続する位置近傍て、靴の寸法に比し
て、足首に対する締め付けと足甲部の遊びとが大きくな
ればなるほど、靴甲部にしわＳよび／または変形か生じ
ることか分る。このような欠点を除去するための解決方
法として、各々の足の形状と寸法に合わせて個別に靴を
製作すればよいことは明白であるか、このような解決方
法は産業的観点ならびに経済的観点に立った場合、実状
において現実性を欠くものである。これに対して、各種
公知の解決方法が案出されており、これらの方法は、例
えばフランスの寸法では６．６＋ａｍ　、アメリカの寸
法では８．４６■■というように、国によって変わる長
さの諸段階（　ｐａｌｉｅｒｓ　ｄｅ　Ｉｏｎｇｕｅｕ
ｒｓ　）により靴の寸法を標準化することに在る。さら
に、調節可能な寸法を有するか、または、足に対して調
節可能で、かつ、靴甲部の内部に設けた足保持装置を有
する靴が提案されている。この点に関して、アメリカ合
衆国特許第２１１２０５２号および第１６３３４１３号
明細書に記載された靴を引用することかできる。これら
の特許には、それぞれ、靴の端部に対して踵を相対的に
移動させることにより長さを調節できる靴、および内部
支承部材が足の長さに応じて靴甲部に対し長手方向に移
動できる靴が示されている。このような靴は、長さを調
節可能とするために使用されるか、競技および／または
歩行に際して使用するには不向きな手段を備えているた
め複雑な構造であることが明らかである。

フランス特許第２５４１０９３号および第２５３４４５
９号明細書に教示されている他の型式の靴は、足の被覆
を確保するだけの、調節可能で、かつ、靴甲部の内部に
設けた足保持装置を示している。これらの靴において、
足保持を確実に行うためのヨークは、該足部の第１と第
５中足骨頭部の位置にほぼ対応する区域まで、該足に対
して対称的に延びている。したがって、該ヨークの自由
端か互いに接近することにより、靴底に対する足部の緊
締、特に足甲部区域内て長手方向に加えられる保持力が
確保される。さらに、−例としてドイツ特許第３９９４
９１号を引用する。

この特許明細書には、足の土踏まずを支承する内部小雪
状部材を調節するための内側緊締部材とこの足部に対し
て靴甲部の緊締装置を備えた靴が記載されている。この
ような足保持手段の構成もまた対象となる靴に対応する
寸法の段階内で許容される最小寸法の足に対して足甲部
の最適な緊締を可能にするものではない。

本発明の目的とするところは、一定寸法に対して様々な
寸法の足を受容し、かつ、その足保持装置が、靴甲部の
紐締めされた上部分に、特に足甲部区域まで、大きな開
口を必要とせずに、また、この一定寸法に受容される最
小寸法の足の場合、該靴甲部自体の外観に変化を生じさ
せずに、足部に対する靴甲部の押圧と足甲部の緊締とを
同時に確保する靴を提供して１以上述べたような様々な
欠点を除去することにある。

さらに、本発明によれば、足部に対して靴の緊締手段を
調節することができるので、本発明の他の目的は、あら
ゆる寸法の足を含めるために、その長さの諸段階が規格
化された長さの諸段階よりも比較的大きな限られた寸法
範囲の靴を提供することにある。

本発明による靴は公知のように靴底を含み、該靴底上に
は一般にＶ字形をしたスリットを覆う横断フラップをそ
の前方上部に有する靴甲部が固定されていて、該Ｖ字形
の広がり部分は靴胴部の上方に向かって通じている。該
スリットの長手方向中実軸を横断方向するこのフラップ
は、該スリットの上方を経て靴の内側面から延び、かつ
、スリットの地縁部に対応する靴甲部の他側面に配設さ
れたバックル、ボタン、フック等のような引っ掛は手段
と、足部に対して閉じられた靴の位置で、共働するため
の何方小舌状部材を介して延びている。本発明の目的に
よれば、該スリットの縁部のうちの１のみか、緊締手段
に連結されており、該緊締手段は該縁部の接近にともな
って、ヨークの自由端の上級を固定し、該ヨークは該靴
底に接合されていて、該スリットの地縁部に相対する靴
甲部の内部側面で少なくとも部分的に自由に延びている
。該ヨークは、足の第１中足骨頭部の位置にほぼ対応す
る区域から、緊締手段に連結された該スリットの縁部に
対して縫付け、貼着等の公知手段により該ヨークが結合
されている靴甲部の前方上縁部まで、少なくとも自由な
遊間を有する。このような靴の構造は、小さな寸法の足
の場合、少なくとも第１中足骨自体から足甲部の領域で
側方の遊びを吸収するとともに足車部の大部分に対して
分散された緊締力をもたらす。

さらに、この遊びの吸収は上述したヨークによって靴甲
部の内側て行われるので、該靴甲部の外観変形（すなわ
ち、ひだ等）は全く現われない。したがって、一定寸法
の靴については、靴甲部の外観を著しく変えることなし
に、中足／指骨関節の周辺領域で、足と足甲部に対して
同時に靴の最適緊締状態を保証することにより、寸法の
小さな各種の足を収容することができるのである。その
ことにより、広範囲の寸法の足を被覆するためには、比
較的限られた数の靴の寸法を準備するたけでよい。

ヨークの自由端縁を靴甲部のスリット縁部に接近させて
固定する緊締手段は、締め紐、留め金（バックル）、草
餅装置等によって任意に構成することができる。

本発明の目的である靴の一実施態様によれば、被覆用の
横断小舌状部材は該靴甲部の前方上部全体に広がり、か
つ、靴甲部のスリットならびにそれに連結された緊締手
段を全面的に覆いかくず。

さらに、該横断小舌状部材は、靴甲部に対してぴったり
合うように形成され、またとの靴甲部と結合して靴の前
方上部を確実に密閉するための部材を含むものが有利で
ある。

本発明は、靴の実施態様の一例を示す添付の図面を参照
して、以下の記載を読むことによりさらに良く理解でき
るであろう。

第１図、第２図および第３図に示す靴は、「低側型」と
呼ばれる形式のものてあって、公知の要領により、靴底
ｌと、該靴底に一体的に結合されその前方上部がスリッ
ト３を有する靴甲部２とを含み、該スリット３の長子方
向縁部４．１６のうちの一方（この場合は縁部４）は紐
締め装置６に連結され、また縁部１６に重なり合う第二
外側縁部５は該スリット３の長手方向軸を横切る被覆用
フラップ７を備えている。この被覆用フラップ７の端部
（あるいは小舌状部）８には、この実施態様では、該フ
ラップの折り返し方向に対応する側の靴甲部２に連結さ
れた留め金（ピン付きバックル）１０と共働するため、
複数個の孔９を穿設しである。実際、本発明による靴に
おいて、被覆用フラップ７は靴甲部２の両側面の一方に
固定されるか、あるいは、一体重に形成される延長部分
で構成される。該フラップが靴の開放位置へ折り曲げら
れると、折り目区域はスリット３の第二外側縁部５を画
定する。本発明によれば、靴底と一体になっているヨー
ク１１は、第一中足骨頭部の位置にほぼ対応する区域２
０から該スリット３の縁部４と向き合う胴部の前方上部
１３まで、該靴甲部２の内側で延びている。このヨーク
１１は、その上端部１５を介して、靴甲部２の前方上縁
部１３の近傍に例えば縫付けＩ４によって結合され、締
め付けに際して足の踵部のまわりで該靴甲部の再緊締を
可能にする一方、自由端を画定するその他方の縁部１６
は該自由端の長子方向縁部４に対応するスリット３に通
ずる。該紐締め装Ｍ６は、ヨーク１１か相対する縁部４
に接近する方向に、該靴甲部のスリット３の縁部Ｉ６お
よび４にそれぞれ穿設した複数個の孔Ｉ７と共働する。

したかって、紐締め装置６を引張すると、該ヨーク１１
の自由端の縁部１６は靴甲部の縁部４に近づこうとし、
さらに該ヨークを引き寄せて、連結区域２０と紐締め用
の前端孔１７−どの間にある該ヨークの一部１１′か足
甲部１２を押圧する。このようにして、特に足首区域で
足部を押圧する紐締めされた縁部１６，４が互いに接近
することにより、足の良好な保持が確保される。バック
ル１Ｇ内に挿入した小舌状部材８によって該靴甲部に固
定されるようになるフラップ７を介して紐締め区域を覆
うことにより、課のまわって足甲部の高所部分の閉鎖か
完了する。

北述したように、フラップ７は少なくとも部分的に該ス
リット３および紐締め装置６を覆う役目をする。また、
このフラップ７は接合箇所を備えるか、または、靴甲郁
とぴったり合うようにして靴の前方上部分の密閉を確保
すると有利である。

第４図には、靴の一定寸法に対して最大寸法を有する足
を緊締する場合が略示されている。

この図てより詳しく分るように、靴中部の縁部４とヨー
クＩＩの縁部１６とが接近することによって、前方から
後方に向かう方向２１に、また、靴底ｌと該縁部１６の
紐締め端部孔１７′に対して該ヨーク１１の一体連結区
域２０を通過する直線方向にほぼ対応する方向に該ヨー
クの一部分ＩＩを引き寄せる効果がある。

第５図に示す小さな寸法の足に対して靴を緊締する場合
、縁部４と縁部１６との接近は中足／指骨関節の周囲が
小さければ小さい程大きくなる。この締め付けは先に説
明したようにヨーク１１によって行われるので、足は靴
の外側から押圧されたままとなる。したがって、中足／
指骨関籠の周囲の差２２は、足部の第１中足骨頭部２４
に対して該ヨーク１１の前方部分１１′が対応移動する
ことにより補正される。

このような足部緊締装置が、本発明の範囲を逸脱するこ
となく「窩洞型」の靴にも、また「低側型」の靴にも等
しく適合可能であることは言うまでもない。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明による足部緊締装置を備えた靴を示す
概略斜視図。 第２図は足部緊締装置、特に靴内に足を保持する内側ヨ
ークの位置の詳細を示す第１図の靴の上面図。 第２ａ図は、第２図に示す靴の■−■線に沿って見た横
断面図。 第３図は、内側ヨークと靴甲部との結合を示す第１図の
靴の側面図。 第４図および第５図は、足部緊締装置の作用および該装
置を異なる寸法の足に適合させる態様を概略的に示す上
面図。 〔主要部分の符号の説明〕 １・・・・・・・・・・靴底 ２・・・・・・・・・・靴甲部 ３・・・・・・・・・・スリット ４・・・・・・・・・・長手方向縁部 ５・・・・・・・・・・第二の外縁部 ７・・・・・・・・・・閉鎖用フラップ１１　・・・・
・・・・・・ヨーク １１′・・・・・・・・・ヨークの一部分１２・・・・
・・・・・・足甲部 １３・・・・・・・・・・前方上部 １４・・・・・・・・・・縫付け １５・・・・・・・・・・上端部 １６・・・・・・・・・・長手方向縁部Ｉ７・・・・・
・・・・・複数の穿孔 １７′・・・・・・・・・孔 ２０・・・・・・・・・・連結区域 出願人　　サロモン　ニス、ニー。 ＦＩＧ、　２ａ ＦＩＧ、　３ ＼　　　　　　　ＦＩＧ・５

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、靴底と、前記靴底上に固定されて靴の胴部を構成す
   る靴甲部とを含み、前記靴甲部が、その前方上部におい
   て、前記胴部の上方に向かって開放し、かつ、閉鎖用フ
   ラップを介して緊締兼覆い手段に接続しているスリット
   を有する靴、特にスポーツ用靴において、 前記スリット（３）の縁部の一方（４）が前記靴甲部（
   ２）の第一側の自由端で構成される一方、該スリットの
   縁部の他方（１６）が前記靴甲部（２）の他側において
   靴底（１）の内部に接合されたヨーク（１１）の自由端
   で構成され；前記閉鎖用フラップ（７）が、前記靴甲部
   の第一側上に位置する閉鎖手段と共働するよう、該靴の
   長手方向軸を横切る方向に延びる前記靴甲部（２）の第
   二側からの延長部で構成され；かつ、 前記内部ヨーク（１１）が、自由端を有する前記他縁部
   （１６）の上部位置（１５）で、前記靴甲部の第二側と
   部分的に一体となっていることを特徴とする靴。 ２、前記ヨーク（１１）が、第一中足頭（２４）の位置
   に対応する区域から靴甲部に対応する前方上部（１３）
   まで、ほぼ踵方向に、前記靴甲部（２）内で自由に延び
   、該ヨークは縫付手段、貼着手段等（１４）により前記
   靴甲部に接合されていることを特徴とする請求項１に記
   載の靴。 ３、前記スリット（３）が、足の第一中足骨のレベルに
   ほぼ位置する足甲部（１２）に対応する少なくとも１の
   区域から足の踝部を閉鎖する区域まで、前記靴甲部（２
   ）の前方上部へ延びていることを特徴とする請求項１ま
   たは２に記載の靴。 ４、前記緊締手段が、複数個の穿孔（１７）を備えた縁
   部（４、１６）のおのおのに接続された紐締め装置（６
   ）で構成されることを特徴とする請求項１、２または３
   に記載の靴。 ５、前記ヨーク（１１）の縁部（１６）が前記スリット
   （３）の閉端部にほぼ対応する前端部に孔（１７）を含
   み、前記孔の前記ヨークを靴底（１）に連結する区域（
   ２０）に対する位置が中足／指骨関節の周囲のレベルで
   前記ヨーク（１１）の一部分（１１′）の緊締方向（２
   １）を実質的に決定することを特徴とする請求項４に記
   載の靴。 ６、前記靴甲部（２）の第二側を延伸させる前記閉鎖用
   フラップ（７）の折り返し区域が靴の開放位置において
   該スリット（３）の第二外縁部（５）を画定することを
   特徴とする請求項１乃至５のいずれかに記載の靴。 ７、前記フラップ（７）が縫い付け、貼着等の手段によ
   り靴甲部（２）に固定されていることを特徴とする請求
   項１乃至５のいずれかに記載の靴。 ８、前記フラップ部材（７）が、覆い区域において、前
   記靴甲部（２）との調節兼密閉手段を含むことを特徴と
   する請求項１乃至７のいずれかに記載の靴。