JPS63263419A - 荷扱い検出記録装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は輸送途上の荷物に対して、どの程度の衝撃又は
環境変化が発生したかを知るために、検出されたデータ
を、デジタル的に記憶する荷扱い検出記録装置に関する
ものである。

（従来の技術） 車輌、空輸、海上輸送等におけるコンテナ輸送中、荷物
の置かれた状況において、いかなる衝撃又は温度、湿度
、照度及びガス濃度等の環境変化がどの程度起こったか
を時系列に従って記録するのは、記録紙等、膨大な記録
容量を必要とした。

また通常筒板い等に関しては、その荷物の置かれた状況
に対して、一般的な衝撃又は環境の変化がいつ起こった
かは、それ程問題ではなく、特に異常な状態が発生した
か、またその発生頻度はどうであったかを問題としてい
た。

（発明が解決しようとする問題点） そこで本発明は、輸送途上の荷物の置かれた状況におい
て、衝撃あるいは温度、湿度、照度及びガス濃度等の環
境変化の発生頻度が、荷物等の取り扱い上、安全度を越
えた事が発生しなかったかどうかを荷扱い検出記録装置
に記憶された発生回数を示すカウント数のデータに基づ
いて少ない記憶容量で、容易に判断できるようにしよう
とするものである。

（問題点を解決するための手段） そこで本発明は、輸送途上の荷物に対して加えられな衝
撃又は周囲環境を検出、記録するための検出手段を１つ
以上有する荷扱い検出記録装置において、前記検出手段
から得られる信号を各手段毎に複数の等級に分類し、そ
の分類結果を、各等級の発生回数として、少なくとも前
記検出手段とは着脱可能な記憶部分に記憶させることに
よって実現しようとするものである。

（実施例） 本発明の一実施例を図面に基づき説明する。第３図より
本実施例の荷扱い検出記録装置１は荷物の取り汲い状態
を検出記録するために、空輸あるいは海上輸送等に用い
られるコンテナ２の天井裏に固定して取り付けである。

そしてこの荷扱い検出記録装置１（以下本装置という）
は携帯型電源によって駆動され、各種検出手段からの出
力データを記憶する記憶部を有する携帯不揮発性メモリ
ーカード３（以下メモリーカードという）が重装′ｆ１
１内部のコネクター４に挿着されている。そのため必要
なときはいつでもメモリーカード３を別途装置に接続す
ることによって、記憶されたデータを画面表示あるいは
印字出力することができる。

上記のように利用される本装置１１の構成を以下、詳細
に説明する。第１図、第２Ｉ２Ｉより本装置１は輸送途
上の荷物に対して加えられた衝撃の検出手段として加速
度センサーを、周囲環境の変化を検出する手段として、
温度検出計、湿度検出計を装備している。前記加速度セ
ンサーは、水平面上で直交する２つの軸をｘ軸、ｙ軸と
したｘ＋Ｆの直交座橿を基準としてＸ軸線上にＸ軸加速
度センサー５を、またｙ軸線上にｙ軸加速度センサー６
を本装置１内部に固定して取り付け、同様にしてコンテ
ナ２内の温度及び湿度を検出するための温度検出計７、
湿度検出計８を取り付ける。そして、前記×軸加速度セ
ンサー５からの第１の圧電信号ａ、前記ｙ軸加速度セン
サー６からの第２の圧電信号す、及び温度検出計７から
の温度信号Ｃ１湿度検出計からの湿度信号ｄをそれぞれ
増幅するために、Ｘ軸増幅回路９、ｙ軸増幅回路１０、
温度増幅回路１１、湿度増幅回路１２を設け、これら増
幅回路には、前記Ｘ軸、ｙ軸加速度センサー５．６から
入力された第１．第２の圧電信号ａ、ｂと前記温度、湿
度検出計７．８から入力された温度、湿度信号ｅ、ｄを
一定時間毎に取り出すために周期パルス発生回路９を接
続する。そして、この周期パルス発生回路９で発生した
パルス信号に基づいてＸ軸増幅回路１０、ｙ軸増幅回路
１１、温度増幅回路１２、及び湿度増幅回路１３から取
り出された一定時間毎の第１゜第２の圧電信号ａ、ｂ及
び温度、湿度信号ｃ、ｄをデジタル信号に変換するＡ／
Ｄ変換回路として、それぞれＸ軸Ａ／Ｄ変換回路１４、
ｙ軸Ａ／Ｄ変換回路１５、温度Ａ／Ｄ変換回路１６、及
び湿度Ａ／Ｄ変換回路１７を設ける。そして、これらＡ
／Ｄ変換回路でデジタル信号に変換されたＸ軸及びｙ軸
線上の加速度測定値が、加速度の変化の度合によって予
め区分けされたどの等級に該当するかをそれぞれ判定す
るためにＸ軸判定回路１８、及びｙ軸判定回路１９を設
け、また同様にしてデジタル信号に変換された温度、及
び湿度の測定値が、予め区分けされたどの等級に該当す
るかを、それぞれ判定するために温度判定回路２０、及
び湿度判定回路２１を設ける。これら各判定回路から、
それぞれ出力されたｘ軸、ｙ軸加速度センサー５．６、
及び温度、湿度検出計７．８からのデータはコネクター
４を介して、このコネクター４に着脱自在に挿着された
メモリーカード３内に内蔵された記憶部に送り込まれる
。この記憶部は×軸加速度センサー５からのデータを入
力するＸ軸記憶部２２、ｙ軸加速度センサー６からのデ
ータを入力するｙ軸記憶部２３、温度検出計７からのデ
ータを入力する温度記憶部２４、湿度検出計８からのデ
ータを入力する湿度記憶部２５と対応して構成されてお
り、前記各判定回路１８．１９，２０．２１で判定され
た等級に従って、それぞれ設けられた前記Ｘ軸記憶部２
２、ｙ軸記憶部２３、温度記憶部２４、湿度記憶部２５
の該当記憶エリアのカウント数を１単・泣増加させる。

また木製２１はコンテナ２内に固定して設置しであるた
め、木製！１を駆動させる手段として、携帯型電源であ
るバッテリー電源２６を装備しており、常時本装置１に
供給されている。

以上の構成よりなる本装置について以下説明する。既述
したように、コンテナ２の輸送途上、コンテナ２内に収
められた荷物に対して起こった衝撃及び環境の変化を、
本装置１内に装備されたＸ軸加速度センサー５、Ｆ軸加
速度センサー６、温度検出計７、及び湿度検出計８が検
知すると、第１の圧電信号ａ、第２の圧電信号ｂ、温度
信号Ｃ５及び湿度信号ｄが得られる。そして、これらの
各種信号ａ、ｂ、ｃ、ｄは順次それぞれＸ軸増幅回路１
０、ｙ軸増幅回路１１、温度増幅回路１２、湿度増幅回
路１３に入力される。順次Ｘ軸、ｙ軸、温度、及び湿度
増幅回路１０．１１，１２．１３に入力された前記各種
信号ａ、ｂ、ｅ、ｄは周期パルス発生回路９からの定期
的なパルス信号に同期して、その時の前記各種信号ａ、
ｂ、ｅ、ｄをｘ＠Ａ／Ｄ変換回路１４、ｙ軸Ａ／Ｄ変換
回路１５、温度Ａ／Ｄ変換回路１６、及び湿度Ａ／Ｄ変
換回路１７にそれぞれ出力し、各データを記憶部に記憶
させるためにデジタル信号に変換する。そしてデジタル
信号に変換された第１、第２の圧電信号ａ、ｂの加速度
測定値、及び温度、湿度の検出信号ｃ、ｄの測定値がＸ
軸判定回路１８、ｙ軸判定回路１９、温度判定回路２０
、湿度判定回路２１に既に登録され、区分けされた等級
のどの範囲に該当するかを判定して、この判定信号がコ
ネクター４を介して、このコネクター４に挿着されたメ
モリーカード３に内蔵されたＸ軸記憶部２２、ｙ軸記憶
部２３、温度記憶部２４、湿度記憶部２５に入力される
たびに該当記憶エリアのカウント数を１単位加算する。

即ち、周期パルス発生回路９からのパルス信号に基づい
て、定期的にその時の測定値を判定回路で判定し、記憶
部の該当する記憶エリアのカウント数を加算していくた
め、１的としたコンテナ輸送が終了した時の各等級毎の
カウント数の大小で、その時の始点から終点までの各加
速度の発生頻度及び温度、湿度の各測定値の発生頻度に
よって、規定内の慎重さで輸送されたか、あるいは耐え
られない衝撃、環境の変化を荷物に与えたかを判断する
。第１図、第２図に図示したように荷扱い検出記録装置
１に着脱可能に挿着されたメモリーカード３を本装置１
から取り出し、たとえば第４図の出力プリンター装置２
７に挿着し、メモリーカード３に記憶されたデータを出
力、印字する。印字された出力用紙２８には、第５図に
図示したように、たとえばサンプリング周期、合計、及
び延長時間と環境の変化として、まず温度について、最
高温度到達時、最低温度到達時、及び一定区間毎に区分
けられた等級毎にその発生回数を出力する欄等を設ける
ことによって、コンテナ輸送された荷物がその輸送途上
いかなる状態にあったかを容易に知ることができる。

その他の実施例として、第６図に図示したように前記実
施例に加えて、鉛直線上に２軸を設け、舅。

Ｆ＋２の空間座標を基準として、この２軸線上にはコン
テナ２に積載された荷物の上下バウンドを検出するため
に、Ｚ軸に対して２軸加速度センサー２９を同様に設置
する。そして、この２軸加速度センサー２９から出力さ
れる圧電信号に対するＺ軸増幅回路、２軸Ａ／Ｄ変換回
路、２軸判定回路、及び２軸記憶部を前記実施例の構成
と同様に設けることによって、前記実施例での加速度に
よる衝撃、進路変更による横揺れに加えて、上下バウン
ドによる衝撃の度合いを検出し記憶することができる。

また他の実施例として、ｘ、ｙ軸上の加速度を別途に記
憶するのに加えて、必要ならＸ軸加速度センサー、及び
ｙ軸加速度センサーを同時に検出し、それらを演算して
、Ｘ軸加速度センサーがらのＸ軸上の測定値と、ｙ軸加
速度センサーからのｙ軸上の測定値を合成回路で合成し
、新たな方向と大きさをもったベクトルを演算し、この
ベクトルが予め定められた数値のどの範囲に該当す−る
がを判定回路で判定して、この判定結果に基づいて合成
記憶部の該当記憶エリアのカウント数を１単位加算する
。これによって、１つに合成された加速度によって、輸
送中の荷物に対する衝撃の度合を記憶することができる
。

以上既述した各実施例はいずれも、周期パルス発生回路
を設け、この回路から出力される一定の定まった周期毎
のパルス信号に同期して検出記憶するものであるが、こ
れらの実施例にとられれず、輸送中の荷物に対して、あ
る決められた以上の衝撃等が加わったかどうかを判断す
るために、ある測定値以上の数値が発生したときのみ、
検出記憶するようにしてもよい。

また、周囲環境の変化を検出する手段として、温度検出
計、湿度検出計の他に照度検出計、及びガス濃度検出計
があり、これらの検出計を適宜装備した荷扱い検出計記
録装置をコンテナ輸送する荷物に応じて選択して使用で
きることはいうまでもない。

（発明の効果） 以上詳記したように輸送途上の荷物に対し加えられた衝
撃又は周囲環境を、衝撃の度合、また環境の変化の度合
によって区分けし、これら発生頻度を区分けされた等級
ごとに記憶する記憶部分を荷扱い検出記憶装置に対して
着脱可能に設ける。

これによって輸送途上の荷物に対してどの程度の衝撃が
加わったか、また環境の変化があったか、そしてまたそ
の衝撃の強さの頻度、及び周囲環境の変化は荷物の取り
扱い上、安全度を越えた事が発生しなかったかどうかを
、荷扱い検出記録装置に着脱可能に挿着された記憶部分
に記憶されたカウント数のデータに基づいて容易に判断
できるようになった。そして、前記記憶部分を荷扱い検
出記録装置から取り出し、必要に応じて別途読み取り装
置に接続し、ＣＲＴ画面又は、印字装置により記憶デー
タを一括して出力することができ、これはまた輸送中の
測定値を記録紙等に時系列に記録する必要をなくした。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示すブロック図。 第２図は第１図の概略を示す斜視図、第３図はコンテナ
を図示した斜視図、第４図は出力プリンター装置を図示
した斜視図、第５図は出力用紙、第６図は他の実施例を
示す加速度検出手段の斜視図。 １・・・荷扱い検出記録装置　２・・・コンテナ３・・
・メモリーカード　　　４・・・コネクター５・・・×
軸加速度センサー ６・・・ｙ軸加速度センサー ７・・・温度検出計　　　　　８・・・湿度検出計９・
・・周期パルス発生回路 １０・・・ｘ軸増幅回路　　　　１１・・・ｙ軸増幅回
路１２・・・温度増幅回路　　　１３・・・湿度増幅回
路１４・・・Ｘ軸Ａ／Ｄ変換回路 １５・・・ｙ軸Ａ／Ｄ変換回路 １６・・・温度Ａ／Ｄ変換回路 １７・・・湿度Ａ／Ｄ変換回路 １８・・・Ｘ軸判定回路　　　　１９・・・ｙ軸判定回
路２０・・・温度判定回路　　　２１・・・湿度判定回
路２２・・・×軸記憶部　　　　　２３・・・ｙ軸記憶
部′２４・・・温度記憶部　　　　２５・・・湿度記憶
部２６・・・バッテリー電源　　２７・・・出力プリン
ター２８・・・出力用紙 ２９・・・２軸加速度センサー

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 輸送途上の荷物に対して加えられた衝撃又は周囲環境を
   検出、記録するための検出手段を１つ以上有する荷扱い
   検出記録装置において、前記検出手段から得られる信号
   を各手段毎に複数の等級に分類し、その分類結果を、各
   等級の発生回数として、少なくとも前記検出手段とは着
   脱可能な記憶部分に記憶させることを特徴とする荷扱い
   検出記録装置。