JPS6326337A - 永久磁石による渦電流制動の抑制効果を有するモ−タ用低透磁率鋼板 - Google Patents

永久磁石による渦電流制動の抑制効果を有するモ−タ用低透磁率鋼板

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JPS6326337A
JPS6326337A JP61168946A JP16894686A JPS6326337A JP S6326337 A JPS6326337 A JP S6326337A JP 61168946 A JP61168946 A JP 61168946A JP 16894686 A JP16894686 A JP 16894686A JP S6326337 A JPS6326337 A JP S6326337A
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motor
cold
steel
steel sheet
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JP61168946A
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Masanori Azuma
東 正則
Mutsumi Abe
睦 安倍
Yoichiro Okano
岡野 洋一郎
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Kobe Steel Ltd
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Kobe Steel Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、永久磁石と励磁コイルを組合わせて構成され
るモータにおける磁気シールド用鋼板に関し、特に、永
久磁石によって生ずる渦電流制動を抑制し、駆動電流の
無駄な消費を最小限に抑えることのできる磁気シールド
用のモータ用鋼板に関するものである。
[従来の技術] 各種の電動玩具、ラシオカセットレコーター、ビデオテ
ープレコーダ、コンパクトディスクプレーヤ、カーステ
レオ等の音響機器や各種家電製品、ブロツビーディスク
ドライブ、電子タイプライタ−、ファクシミリ、PPC
複写機等のオフィスオートメーション関連機器、更には
生産・加工分野における自動化・合理化を目的とするフ
ァクトリ−・オートメーション関連機器等の製作におい
て、マイクロモータは動力部品として重要な使命を担っ
ている。そして上記の様な機器の小型化が進むにつれて
マイクロモータは更に小さなものが要求されるようにな
り、それに伴ってマイクロモータに使用される永久磁石
は、従来のフェライト系磁石から保磁力の大きい稀土類
系磁石に穆行しつつある。他方マイクロモータの配設場
所近傍には多数の関連電子部品が隣接して密に配設され
るが、それらの電子部品は外部磁気によって少なからぬ
悪影響を受けるので、マイクロモータに使用される永久
磁石による磁気漏洩は極力抑えなければならず、磁気シ
ールド材はますます重要なものとなってきている。
たとえば第3図は、磁気ディスクドライブ等に使用され
るフラットモータを例示する一部破断側面図であり、図
中1は回転軸、2はプーリ、3はロータ、4は永久磁石
、5はコア、6は励磁コイル、7はケーシング材、8は
磁気シールド鋼板を夫々示す。図示する様なフラットモ
ータにおいて磁気シールド鋼板8は、永久磁石4や励磁
コイル6の磁気か該鋼板8の上方に配置されるフロッピ
ーディスクに悪影響を及ぼさない様に磁気を遮断する機
能を果たすものである。この様な磁気シールド鋼板ある
いは同様の趣旨で使用される磁気シールドケーシング材
等は安価で成形加工性の優れた低炭素鋼板(たとえばリ
ムド鋼やアルミキルド鋼等の冷延鋼板)が汎用されてお
り、また−部の高級用途(例えばマイクロモータ)につ
いては0.5〜3,5%程度のStを含む極低炭素珪素
鋼板が使用されている。これらの磁気シールド鋼板の製
造にあたってはいずれも磁気特性に主眼を置いた加工法
が採用されており、冷間圧延後焼鈍した状態で使用する
か、あるいは鋼板表面のストレッチャー・ストレイン等
の表面状況を良くするため加工率3%以下の調質圧延が
施された状態(即ち焼鈍状態に近いもの)で使用するの
が常識とされていた。
(発明が解決しようとする問題点] フラットモータに使用される磁気シールド鋼板は、前述
の如くモータ駆動源に設けられた磁石がフロッピーディ
スク等に悪影響を及ぼさない様にするために配設される
ものであり、前述の様な既開発の磁気シールド鋼板でも
一応目的は果たされている。ところがモータの小型化及
び永久磁石の磁力アップが進むにつれて、次の様な新た
な問題が生じることか明らかになってきた。
たとえは第4図(八)はフラットモータの原理を示す横
断面略図、第4図(B)は同平面略図であり、図中の符
号は第3図の符号に対応させている。第4図(Δ)に示
す如く磁気シールド鋼板(以下単に鋼板と略記すること
がある)8を静止的に配置し、且つ該鋼板8の周縁側下
面に設けた励磁コイル6の作用によって永久磁石4が鋼
板8の下面近傍で回転するものとした場合(永久磁石4
を静止的に配置し鋼板8を回転させる様に構成した場合
も木質的には同じであり)、鋼板8にはフレミングの右
手の法則に従う方向の起電力が誘起され、その結果とし
て第4図(B)に破線矢印で示す様な渦電流が発生する
。そうすると該渦電流と磁極の間にフレミングの左手の
法則に従って、永久磁石4の回転方向く白抜き矢印)と
は逆方向の回転力が生じ、永久磁石の運動を阻止する方
向の力が銹発される(一般にこれを渦電流制動と称して
いる)。この様な渦電流制動が生じると千−夕の駆動電
流が無駄に消費されることになり、消費電力が増大する
ばかりでなく、同一駆動力を得るためには磁石の磁力自
体も増大しなければならなくなり、小型化の要請にも答
えられなくなる。」下記渦電流制動は、永久磁石の6n
力が増大すればするほど顕著に現われる傾向が見られ、
モータの高性能化及び小型化を推進していくうえで大き
な障害になることが明白である。
本発明は上述の様な事情に着目してなされたものであっ
て、その目的は、モータの永久磁石に起因する渦電流制
動を低レベルに抑えることのできる低透磁率鋼板を提供
しようとするものである。
[問題点を解決するための手段] 本発明に係るモータ用低透磁率鋼板の構成は、C: 0
.001〜0.2%(重量%二以下同じ)M n  :
  0.05  〜5% を含有する他、下記Si、Al、Cu、Ni及びCrよ
りなる群から選択される少なくとも1種の元素を含み、 S i : 0.001〜3.5% A  1  :  0.001 〜5%Cu  :  
0.005 〜3 % N  i  :  0.005 〜3%Cr  :  
0.005 〜3 % 残部がFe及び不可避的不純物からなり、冷間加工まま
であるところに要旨を有するものである。
[作用] 渦電流によって生じるモータ回転の制動力(We)は、
下記[I]式に示す如く板材の電気抵抗(p)に反比例
すると共に透磁率(μ)の累乗(X)に比例することが
知られている。
μ8 Weccm  ・・・・・・[■コ ρ そこで本発明者らは透磁率(μ)を小さくすることによ
って渦電流制動を抑制しようとして研究を進めた。
モータの磁気シールド用鋼板としては、前述の如く磁気
特性に主眼を置き加工性を考慮して成分調整及び調質な
行なったものが使用されており、代表的なものは■加工
歪等の最も少ない焼鈍羽あるいは調質圧延された焼鈍材
と、■磁気特性の良好な0.5〜3.5%のStを含む
珪素鋼焼鈍旧であり、いずれにしても焼鈍を施すことが
必須の要件であると考えられていた。ところが本発明者
らが透磁率の低減に主眼を置いて鋼材の成分組成や調質
処理法について様々の研究を進めるうち、特定成分組成
の鋼材を選択した場合はむしろ冷間圧延ままの方が低透
磁率を示し前記渦電流制動の非常に小さな磁気シールド
鋼板になり得ることを確認することに至ったものである
以下、鋼材の化学成分を特定した理由及び冷間圧延まま
と定めた理由を詳細に説明する。
まず鋼材の化学成分を特定した理由は次の通りである。
C: 0.001〜0.2% Cは鋼板の強度及び加工性に影響を与える元素として知
られているが、その他モータの性能向上に欠くことので
きない飽和磁束密度、更には渦電流制動抑制効果を左右
する透磁率にも影響を及ぼす元素であることが分かった
。そして冷間圧延ままの状態で使用する場合において、
飽和磁束密度を低下させることなく透磁率のみを低下さ
せ、その結果として良好な渦電流制動抑制効果を発揮さ
せるためには0.001%以上含有させなければならな
い。尚C量を0.001%未満にしようとすれば製鋼時
の脱炭極限近くまで進行させなければならず、製造コス
トの面から実用性を欠くばかりでなく、鋼材の強度も不
足気味となる。一方、Cが0.2%を超えると熱間加工
性及び冷間加工性のいずれも劣悪となり、加工性の面か
ら実用性を欠くものとなる。C量のより好ましい含有率
は0.02〜0.1%である。
Mn:0.05〜5% Mnは鋼板の飽和磁束密度を低下させずに透磁率を低下
させるための最も重要な元素であり、0.05%未満で
は透磁率を十分に低くすることができず、目的とする渦
電流制動抑制効果が得られなくなる。しかもMnは微量
不純物として混入してくるSを固定して熱間圧延時の加
工性低下を防止する作用も有しており、Mn量が0.0
5%未満ではSに対する上記固定効果も不十分となって
熱間加工性が低下する。一方Mnが5%を超えると、鋼
板の飽和磁束密度が低下しモータ構成部材としての適性
を欠くものとなる。Mnのより好ましい含有率範囲は0
.1〜2.0%であり、この範囲であれば加工性及び渦
電流制動抑制効果の両面を満足し、且つ高磁束密度を与
える鋼板を得ることができる。
S i : 0.001〜3.5% A t : o、oot〜5% Cu : 0.005〜3% N i : 0.005〜3% Cr : 0.005〜3% 上記各元素は、上記Mnとの共存下で鋼板の飽和磁束密
度や透磁率及び加工性に影響を及ぼす元素であり、特に
飽和磁束密度を低下させないで低透磁率を得るためには
、上記元素の少なくとも1つを前記所定量以上含有させ
なければならない。
しかもこれらの元素は何れも鋼材の電気抵抗を高めて渦
電流制動を抑制する機能も有しており、こうした機能を
発揮させるためにも、少なくとも1種を規定量以上含有
させなければならない。しかしながら上記元素のうちS
iやAIが規定範囲を超えると鋼板の冷間加工性が極端
に悪くなって実用不能となり、またCu、Ni、Crの
量が規定範囲を超えると鋼板の飽和磁束密度が低下しモ
ータ構成体としてのlin気シールド性が発揮されなく
なる。
上記各元素のより好ましい含有率範囲は夫々S i :
 0.05〜3.0%、 A I + 0.05〜3.
0%、Cu: 0.5〜2.5%、 N i : 0.
5〜2.5%、Cr:05〜2.5%である。
尚上記鋼材の残部成分はFeおよび不可避不純物であり
、不可避不純物としてはPやS等が例示されこれらは不
純物量に止まる限り本発明の目的を害することはないが
、強度や加工性等を合わせ考えても少ないにこしたこと
はない。
本発明は上記化学成分からなる鋼材を素材として使用す
るもので、その加工に当たっては熱間圧延、中間焼鈍、
冷間圧延を順次施して最終の板厚に調整されるが、最終
的には冷間圧延ままの状態で使用することを必須とする
しかしてモータの磁気シールド用に使用される鋼板は、
前述の如く所定の磁気特性を確保するため仕上げ冷間圧
延の後焼鈍処理することが必須であると考えられており
、現に冷間圧延ままの状態で使用する例はない。ところ
か本発明者らが上記化学成分の鋼材を対象として種々研
究を行なったところでは、従来の常識に反して該鋼材を
冷間圧延ままの状態で使用すれば、渦電流制動抑制効果
の良好な鋼板となることを知った。この理由は必ずしも
理論的に究明し得た訳ではないが、次の様に考えること
ができる。
即ち上記化学成分からなる鋼板に冷間加工歪を残してお
くと焼鈍材に比べて透磁率が著しく低い値を示し、永久
磁石によって磁化される王が低減し、結果的に渦電流が
抑制されるものと考えられる。ちなみに本発明に係る鋼
板の渦電流制動抑制効果を有効に発揮させるためには、
少なくとも3%以上の冷間加工率を加えたものでなけれ
ばならず、冷間加工率が3%未満のものでは加工歪が少
なく満足のいく渦電流制動抑制効果を得ることかできな
い。
尚本発明において「冷間加工まま」とは最終的に玲間加
工率約3%を超える加工歪を有する状態のものを意味す
るものであり、最終仕上げ冷間圧延ままの状態、あるい
は冷間圧延後−旦焼鈍処理を施し次いで再び所定の加工
率で冷間圧延を施した状態のものを総称する。
たとえば第1図は、第1表に示す4種の鋼コイル(10
00mmwx 0.70 mmt)を対象として、冷間
加工率と渦電流制動(回転制動カニ測定法は後述)を調
べた結果を示したものであり、何れの調料についても冷
間加工率を3%以上、より好ましくは8%以上とするこ
とによって、回転制動力を著しく低減させることがてき
、殊に本発明で規定する上記成分組成を満たす鋼板は、
珪素鋼板に比べても回転制動力が一段と低いことを確認
することかできる。
第1図からも明らかである様に冷間加工率の上限は特に
存在しないが、実用性を考えれば90%程度以下が適当
である。
また第2図は、冷間圧延まま(加工率50%)の鋼板と
該鋼板を歪取り焼鈍(720℃X3hr)したものにつ
いて、夫々の電気比抵抗と回転制動力の関係を示したグ
ラフである。但し用いた鋼板の化学成分は何れも本発明
の規定要件を満たすものとし、電気比抵抗は主としてS
i、Mn及びAIの含有率を増減することによって調整
した。
第2図からも明らかな様に回転制動力は電気比抵抗が増
大するにつれて減少する傾向があり、これは前記[1]
式から求められる傾向と合致する。しかしながら電気比
抵抗が同一であっても、冷間圧延ままの本発明材は焼鈍
材比べて格段に小さな回転制動力値を示しており、本発
明の特徴が端的に現われている。またこの図からも明ら
かな様に本発明鋼板においても電気抵抗は高4−1れば
高いほど高い渦電流制動抑制効果が得られるので、前記
化学成分範囲内で電気抵抗をできるだけ高め得る様に化
学成分を調整することは極めて有効な手段である。
本発明の鋼板は、たとえば第3図で説明した様にモータ
とフロッピーディスク等を仕切る磁気シールド板として
、あるいはモータ外への磁気漏れを防止するための磁気
シールドケーシング材として使用されるが、第3図に示
した様な使用態様の場合該鋼板自体がモータの磁気回路
を構成しており、コイル位置での磁束密度が大きくなる
様に設計される。そのため該鋼板か薄くなるとモータに
所定の回転力を与えることかで籾なくなるばかりでなく
強度不足や磁気漏れの問題も生じてくるので、該鋼板の
肉厚は0.1 mm以上、より好ましくは0.5 mm
以上とするのがよい。また本発明の鋼板を実用化するに
当たっては、回転子(ロータ)永久磁石側に本発明の鋼
板を使用し、永久磁石の反対側に、軟鉄の如き磁束を通
す材料を貼り合わせたラミネート板を使用することもで
き、この場合は永久磁石側に位置する鋼板さえ本発明の
規定要件を満たずものであれば、目的を十分に果たすこ
とができる。
[実施例] 実施例1 第3図に示す様なブラッンユレス・フラットモータの磁
気シールド鋼板として第2表に示す化学成分の鋼板(焼
鈍ままのもの及びその後50%の冷間圧延を施したもの
;板厚は0.3〜1mmに調整)を用いてモータを組立
て、渦電流によって生じる回転制動力を調べた。
(回転制動力測定法) 定速回転の動力源を使用し、各供試鋼板を用いたモータ
の回転軸を定速回転させる。このとき、モータは駆動電
流を流さない状態で回転制動力によって回転軸にかかる
ねじり応力を、ひずみゲージ又はトルクセンサー等によ
って測定する。この回転制動力測定に用いた各鋼板の電
気比抵抗及び回転制動力を第2表に一括して示す。
第2表から次の様に考察することができる。
■実験No、  1〜10は何れも本発明で規定する化
学成分を満足する鋼材であり、加工性等には全く問題が
なく、またその焼鈍材の回転制動力は高い値を示してい
るが、冷間圧延材はいずれの場合も低い値が得られてい
る。また回転動力値は、電気比抵抗(ρ)の高いものほ
ど低い値を示しており、電気抵抗の大きいものが優れた
渦電流制動抑制効果を発揮し得ることを確認することが
できる。
■実験No、11〜14は、C,Si、Mn。
Alのいずれかの化学成分が本発明で規定する化学成分
を超える鋼材であり、飽和磁束密度の低下によると考え
られる。漏洩磁気を防止する磁気シールド効果に難があ
る。しかしながら、50%の冷間圧延した状態で回転制
動力効果を発揮し得る。
実施例2 第3表に示す3種の鋼板(板厚は0.25〜1.0 m
mで焼鈍材及び冷延まま材を含む)を色々組合せて積層
鋼板を作製し、各積層板について実施例1と同様の方法
で回転制動力を調べた。
結果を第4表に一括して示す。尚焼鈍材と冷延まま材を
積層して使用する場合においては、冷延まま材が永久磁
石側となる様に配置して実験を行なった。また各板材の
肉厚は夫々の符号の後の()内に記入した。
第   4   表 * ポリ塩化ビニル 第4表の結果からも明らかな様に、本発明の規定要件を
満たす鋼板及び積層板は何れも低い制動電流値を示して
いるのに対し、本発明の規定要件を欠く比較材の回転制
動力(任意スケール)はいずれも非常に高い値を示して
いる。
[発明の効果コ 本発明は以上の様に構成されており、鋼材の化学成分を
特定すると共に冷間圧延ままの状態で使用することによ
って、飽和磁束密度に悪影響を及ぼすことなく、磁気シ
ールド性及び渦電流制動効果の卓越した鋼材を提供し得
ることになった。
従って高磁力を有する永久磁石を用いた場合に顕著に現
われる渦電流に起因するモータ出力の低下乃至動力の無
駄な消費を抑制することができ、特にマイクロモータの
高性能化、小型化に寄与する効果は極めて大とい。しか
も本発明に係る鋼材の主たる配合元素はMnであり非常
に安価であるので、従来の低炭素珪素鋼板等に比べても
格安に提供することができ、コスト面からの要請にも十
分に答えることかできる。
【図面の簡単な説明】
第1.2図は実験データを示したもので、第1図は冷間
加工率と回転制動力の関係を示すグラフ、第2図は焼鈍
材と冷延材について電気比抵抗と回転制動力の関係を対
比して示すグラフ、第3図はプラッシュレスタイプのフ
ラットモータを例示する一部破断側面図、第4図(約、
(B)は渦電流制動が生ずる要因を説明するための概略
説明図である。 1:軸        2:ブーリ 3:ロータ      4:永久磁石 5:コア       6:励磁コイル7:鉄ケース 
    8:磁気シールド鋼板0−菊赫R 回嚇薯−R

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 C:0.001〜0.2%(重量%:以下同じ)Mn:
    0.05〜5% を含有する他、下記Si、Al、Cu、Ni及びCrよ
    りなる群から選択される少なくとも1種の元素を含み、 Si:0.001〜3.5% Al:0.001〜5% Cu:0.005〜3% Ni:0.005〜3% Cr:0.005〜3% 残部がFe及び不可避的不純物からなり、冷間加工まま
    であることを特徴とする、永久磁石による渦電流制動の
    抑制効果を有するモータ用低透磁率鋼板。
JP61168946A 1986-07-17 1986-07-17 永久磁石による渦電流制動の抑制効果を有するモ−タ用低透磁率鋼板 Pending JPS6326337A (ja)

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