JPS6326311Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPS6326311Y2 JPS6326311Y2 JP1462983U JP1462983U JPS6326311Y2 JP S6326311 Y2 JPS6326311 Y2 JP S6326311Y2 JP 1462983 U JP1462983 U JP 1462983U JP 1462983 U JP1462983 U JP 1462983U JP S6326311 Y2 JPS6326311 Y2 JP S6326311Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ship
- hold
- stall
- bulkhead
- double bottom
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000005192 partition Methods 0.000 claims description 20
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 claims description 6
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
- 239000011295 pitch Substances 0.000 description 4
- 230000002787 reinforcement Effects 0.000 description 2
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Filling Or Discharging Of Gas Storage Vessels (AREA)
- Ship Loading And Unloading (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、船体の横隔壁を改良した船体構造に
関する。
関する。
従来の船体構造では、第1〜4図に示すよう
に、各船倉1は前後一対の横隔壁2によつて区画
されている。各隔壁2は二重底6上にあり、アツ
パーストール3と、コルゲート板等の補強板4お
よびロワーストール5とで構成される。
に、各船倉1は前後一対の横隔壁2によつて区画
されている。各隔壁2は二重底6上にあり、アツ
パーストール3と、コルゲート板等の補強板4お
よびロワーストール5とで構成される。
また、船体横断面で見ると、第3図に示すよう
に、二重底6、ホツパータンク7、シヨルダータ
ンク8およびサイドフレーム9が設けられてい
る。ところで、従来のバラ積み貨物船等では、鉱
石などの重量物を積むため、船倉1は二重底6の
強度上船長方向に船倉長さ11を長くできず、船
の大きさによつては二重底6の幅10よりも小さ
い場合がある。
に、二重底6、ホツパータンク7、シヨルダータ
ンク8およびサイドフレーム9が設けられてい
る。ところで、従来のバラ積み貨物船等では、鉱
石などの重量物を積むため、船倉1は二重底6の
強度上船長方向に船倉長さ11を長くできず、船
の大きさによつては二重底6の幅10よりも小さ
い場合がある。
しかしながら、船倉長さ11が小さいと、船舶
は隔壁数が多くなることになり、使用鋼材の重量
増大を招くという不具合がある。
は隔壁数が多くなることになり、使用鋼材の重量
増大を招くという不具合がある。
本考案は、このような問題点の解決をはかろう
とするもので、前述の隔壁間隔がせまいことによ
る重量増加を招かないようにして、船体の軽量化
をはかつた、船体構造を提供することを目的とす
る。
とするもので、前述の隔壁間隔がせまいことによ
る重量増加を招かないようにして、船体の軽量化
をはかつた、船体構造を提供することを目的とす
る。
このため、本考案の船体構造は、船内の二重底
上に所定ピツチで船長方向と直交するごとく配設
された複数のロワーストールと、各ロワーストー
ルに結合された補強板およびアツパーストールと
で船倉間を区画遮断する横隔壁が形成され、隣接
する一対の上記横隔壁で区画遮断された各船倉内
の二重底上に、所要の強度を保持しうるピツチで
船長方向と直交するごとく船倉全幅に延在するロ
ワーストールとしての部分隔壁が配設されたこと
を特徴としている。
上に所定ピツチで船長方向と直交するごとく配設
された複数のロワーストールと、各ロワーストー
ルに結合された補強板およびアツパーストールと
で船倉間を区画遮断する横隔壁が形成され、隣接
する一対の上記横隔壁で区画遮断された各船倉内
の二重底上に、所要の強度を保持しうるピツチで
船長方向と直交するごとく船倉全幅に延在するロ
ワーストールとしての部分隔壁が配設されたこと
を特徴としている。
すなわち、本考案は、第1〜4図に示すような
バラ積み貨物船等の船舶において、アツパースト
ール3、コルゲート板等の補強板4およびロワー
ストール5よりなる隔壁構造のうち、アツパース
トール3と補強板4とをはぶいた、ロワーストー
ル5のみからなる部分隔壁を、必要強度をたもて
る範囲内で従来の隔壁のいくつかと替えて設けよ
うとするものである。
バラ積み貨物船等の船舶において、アツパースト
ール3、コルゲート板等の補強板4およびロワー
ストール5よりなる隔壁構造のうち、アツパース
トール3と補強板4とをはぶいた、ロワーストー
ル5のみからなる部分隔壁を、必要強度をたもて
る範囲内で従来の隔壁のいくつかと替えて設けよ
うとするものである。
なお、上記部分隔壁の個数は任意であるが、例
えば従来の7隔壁を(4隔壁+3部分隔壁)とす
ることができる。
えば従来の7隔壁を(4隔壁+3部分隔壁)とす
ることができる。
また、二重底高さを低くして、隔壁間にロワー
ストール状のものを設ける場合もある。
ストール状のものを設ける場合もある。
隔壁2およびホツパータンク7で区切られた二
重底6のパネル14の中央に生ずる応力について
は、第5図に示すように、隔壁2が両端の支点1
5を介して支持され、積荷の荷重13を受けるパ
ネル14として計算される。
重底6のパネル14の中央に生ずる応力について
は、第5図に示すように、隔壁2が両端の支点1
5を介して支持され、積荷の荷重13を受けるパ
ネル14として計算される。
隔壁2のパネル14の剛性を一定とすると、応
力は船倉長さ11の二乗に比例する。したがつ
て、船倉長さ11には強度上の限界がある。
力は船倉長さ11の二乗に比例する。したがつ
て、船倉長さ11には強度上の限界がある。
この場合、第6図に示すように隔壁2のパネル
14の支点15間にたわみを支えるバネ16を設
けることによつて応力をへらしうる。
14の支点15間にたわみを支えるバネ16を設
けることによつて応力をへらしうる。
このようなバネ16は、部分隔壁(従来の隔壁
のうちのロワーストール5のみにより構成され、
アツパーストール3とコルゲート板等の補強板4
をはぶいたもの)により成立する。
のうちのロワーストール5のみにより構成され、
アツパーストール3とコルゲート板等の補強板4
をはぶいたもの)により成立する。
また、積荷の積み方は、通常第7図に示すよう
に、山型に積まれ、隔壁2位置での積荷高さ17
はさほど高くなく、前記部分隔壁を採用した場
合、その高さに留意すれば、積荷が隣接の船倉部
分内へこぼれることもない。
に、山型に積まれ、隔壁2位置での積荷高さ17
はさほど高くなく、前記部分隔壁を採用した場
合、その高さに留意すれば、積荷が隣接の船倉部
分内へこぼれることもない。
なお、本考案は、船舶のみならず隔壁を有する
海上貯蔵装置や海洋構造物等にも適用できる。
海上貯蔵装置や海洋構造物等にも適用できる。
本考案の実施例を第8図および第9図に示す。
この実施例で従来例と異なる点は、従来隔壁2で
区画されていた船倉1A、各船倉部分1B,1c
のうち、船倉部分1Bと船倉部分1Cとの間の隔
壁2をとり除き、代わりに従来よりも若干高さの
高いロワーストール5Aを、とり除かれた隔壁2
の存在していた位置に設けたことであり、このよ
うにして船倉部分1B,1Cにより1つの船倉が
形成される。他の部分隔壁5B,5Cも、部分隔
壁5Aと同様の新型式のロワーストールのみとな
つている。
この実施例で従来例と異なる点は、従来隔壁2で
区画されていた船倉1A、各船倉部分1B,1c
のうち、船倉部分1Bと船倉部分1Cとの間の隔
壁2をとり除き、代わりに従来よりも若干高さの
高いロワーストール5Aを、とり除かれた隔壁2
の存在していた位置に設けたことであり、このよ
うにして船倉部分1B,1Cにより1つの船倉が
形成される。他の部分隔壁5B,5Cも、部分隔
壁5Aと同様の新型式のロワーストールのみとな
つている。
すなわち、本考案の船体構造では、船内の二重
底上に所定ピツチで船長方向と直交するごとく配
設された複数のロワーストール5と、各ロワース
トール5に結合された補強板4およびアツパース
トール3とで船倉間を区画遮断する横隔壁2が形
成され、隣接する一対の横隔壁2,2で区画遮断
された各船倉内の二重底上に、所要の強度を保持
しうるピツチで船長方向と直交するごとく船倉全
幅に延在するロワーストールとしての部分隔壁5
A,5Bが配設されており、本実施例では最前部
の船倉内にも同様の部分隔壁5Cが設けられてい
る。
底上に所定ピツチで船長方向と直交するごとく配
設された複数のロワーストール5と、各ロワース
トール5に結合された補強板4およびアツパース
トール3とで船倉間を区画遮断する横隔壁2が形
成され、隣接する一対の横隔壁2,2で区画遮断
された各船倉内の二重底上に、所要の強度を保持
しうるピツチで船長方向と直交するごとく船倉全
幅に延在するロワーストールとしての部分隔壁5
A,5Bが配設されており、本実施例では最前部
の船倉内にも同様の部分隔壁5Cが設けられてい
る。
次に、本考案の船体構造について計算による確
認を行なつてみる。部分隔壁5A,5B,5Cの
採用で主に問題となる二重底6の強度は、簡略的
に第10図に示すように周辺固定の板として取り
扱われる。
認を行なつてみる。部分隔壁5A,5B,5Cの
採用で主に問題となる二重底6の強度は、簡略的
に第10図に示すように周辺固定の板として取り
扱われる。
二重底の幅10をa、船倉長さ11をb、隔壁
2の剛性をD、積荷圧をqとすると、第10図に
示すように、b/a=1とした場合、中央のたわ
みは0.00126qa4/Dとなり、モーメントは
0.0231qa2となる。
2の剛性をD、積荷圧をqとすると、第10図に
示すように、b/a=1とした場合、中央のたわ
みは0.00126qa4/Dとなり、モーメントは
0.0231qa2となる。
隔壁2を取り除き部分隔壁5A,5B,5C
(計算上はバネ16)を設けないとすると、第1
1図のようにb/a=2であり、中央のたわみは
0.0026qa4/D、モーメントは0.0417qa2となつ
て、b/a=1をb/a=2とすることによりモ
ーメント、たわみ共に約2倍になる。
(計算上はバネ16)を設けないとすると、第1
1図のようにb/a=2であり、中央のたわみは
0.0026qa4/D、モーメントは0.0417qa2となつ
て、b/a=1をb/a=2とすることによりモ
ーメント、たわみ共に約2倍になる。
b/a=2のものに部分隔壁5A,5B,5C
(計算上はバネ16)を設けると、梁のたわみは
0.0054wa3/EIとなる。ただし、Eはヤング率、
Iは梁の剛性、wはqa2/2である。一方、梁の
たわみを0.0026qa4/Dの1/10にするには、部分
隔壁5A,5B,5Cの高さをh′、二重底の高さ
をh、隔壁の幅をa/3とすると、 I∝h3,I=5h′3,h3≒I/a より、 h′=3√3=1.44h となる。
(計算上はバネ16)を設けると、梁のたわみは
0.0054wa3/EIとなる。ただし、Eはヤング率、
Iは梁の剛性、wはqa2/2である。一方、梁の
たわみを0.0026qa4/Dの1/10にするには、部分
隔壁5A,5B,5Cの高さをh′、二重底の高さ
をh、隔壁の幅をa/3とすると、 I∝h3,I=5h′3,h3≒I/a より、 h′=3√3=1.44h となる。
すなわち二重底6の高さの1.5倍程度の部分隔
壁5A,5B,5Cでも、強度を保ち得る。
壁5A,5B,5Cでも、強度を保ち得る。
したがつて積荷の隣りの船倉部分へのこぼれを
生じないような高さに部分隔壁5A,5B,5C
を設ければ、強度的に安全な構造となる。
生じないような高さに部分隔壁5A,5B,5C
を設ければ、強度的に安全な構造となる。
このようにして、本考案の船体構造によれば、
十分な強度を確保しながら、船体の軽量化を実現
できる利点がある。
十分な強度を確保しながら、船体の軽量化を実現
できる利点がある。
第1〜4図は従来の船体構造を示すもので、第
1図はその縦断面図、第2図は第1図の−矢
視断面図、第3図は第2図の−矢視断面図、
第4図は上記船体構造における横隔壁の一部を示
す斜視図であり、第5図および第6図はいずれも
船体を梁とみなして示す模式図であり、第7図は
船倉内における積荷の状態を示す説明図であり、
第8,9図は本考案の一実施例としての船体構造
を示すもので、第8図はその縦断面図、第9図は
第8図の−矢視断面図であり、第10図およ
び第11図はいずれも上記本考案の船体構造につ
いての計算例を示す説明図である。 1,1A……船倉、1B,1C……船倉部分、
2……横隔壁、3……アツパーストール、4……
補強板、5……ロワーストール、5A,5B,5
C……部分隔壁、6……二重底、7……ホツパー
タンク、8……シヨルダータンク、9……サイド
フレーム、10……二重底の幅、11……船倉長
さ、12……船体の深さ、13……積荷の荷重、
14……パネル、15……支点、16……バネ、
17……積荷高さ。
1図はその縦断面図、第2図は第1図の−矢
視断面図、第3図は第2図の−矢視断面図、
第4図は上記船体構造における横隔壁の一部を示
す斜視図であり、第5図および第6図はいずれも
船体を梁とみなして示す模式図であり、第7図は
船倉内における積荷の状態を示す説明図であり、
第8,9図は本考案の一実施例としての船体構造
を示すもので、第8図はその縦断面図、第9図は
第8図の−矢視断面図であり、第10図およ
び第11図はいずれも上記本考案の船体構造につ
いての計算例を示す説明図である。 1,1A……船倉、1B,1C……船倉部分、
2……横隔壁、3……アツパーストール、4……
補強板、5……ロワーストール、5A,5B,5
C……部分隔壁、6……二重底、7……ホツパー
タンク、8……シヨルダータンク、9……サイド
フレーム、10……二重底の幅、11……船倉長
さ、12……船体の深さ、13……積荷の荷重、
14……パネル、15……支点、16……バネ、
17……積荷高さ。
Claims (1)
- 船内の二重底上に所定ピツチで船長方向と直交
するごとく配設された複数のロワーストールと、
各ロワーストールに結合された補強板およびアツ
パーストールとで船倉間を区画遮断する横隔壁が
形成され、隣接する一対の上記横隔壁で区画遮断
された各船倉内の二重底上に、所要の強度を保持
しうるピツチで船長方向と直交するごとく船倉全
幅に延在するロワーストールとしての部分隔壁が
配設されたことを特徴とする、船体構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1462983U JPS59120694U (ja) | 1983-02-03 | 1983-02-03 | 船体構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1462983U JPS59120694U (ja) | 1983-02-03 | 1983-02-03 | 船体構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59120694U JPS59120694U (ja) | 1984-08-14 |
JPS6326311Y2 true JPS6326311Y2 (ja) | 1988-07-18 |
Family
ID=30145985
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1462983U Granted JPS59120694U (ja) | 1983-02-03 | 1983-02-03 | 船体構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59120694U (ja) |
-
1983
- 1983-02-03 JP JP1462983U patent/JPS59120694U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59120694U (ja) | 1984-08-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPS6342076Y2 (ja) | ||
JPS6326311Y2 (ja) | ||
JPH07156860A (ja) | 液体運搬船の自立角型タンク及びその支持装置 | |
KR100215952B1 (ko) | 컨테이너선의 선창 | |
KR20210072891A (ko) | 래싱 브리지 | |
JPS62227889A (ja) | バラ積貨物船の横隔壁の構造 | |
US3356060A (en) | Ship stabilizer | |
JPH09118289A (ja) | ばら積貨物船の船艙構造 | |
JP2528990B2 (ja) | コンテナ船の船体 | |
JPH07257475A (ja) | コンテナ船の船底構造 | |
JPS63173785A (ja) | タンカーの甲板構造 | |
US11518479B2 (en) | Partially fixed tween decks | |
JP2020164019A (ja) | 船舶 | |
CN211167823U (zh) | 包装箱 | |
JPS6068893U (ja) | 船体構造 | |
JPH0433192Y2 (ja) | ||
JPH0623895U (ja) | ばら積み貨物船の貨物艙構造 | |
JPH05221379A (ja) | 貨油流出防止型タンカー | |
KR20210072880A (ko) | 래싱 브리지 | |
JPS5845994Y2 (ja) | 船舶におけるコンテナ搭載用セルガイド構造物 | |
JPH0134960Y2 (ja) | ||
KR840002451Y1 (ko) | 상갑판위에 복수개의 액상 화학제품 수납용 탱크를 구비한 운반선 | |
JP2891606B2 (ja) | 船体横隔壁構造 | |
JPS6342077Y2 (ja) | ||
KR20210072894A (ko) | 래싱 브리지 |