JPS63259959A - 自動車用ヘッドランプ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の背景 本発明は、内部反射面を有する密閉型四散物面反射器、
および反射器と協働して非制御光を実質的に含まない前
方照明光を発生する管状形状の単一のフィラメント光源
を有する車両用ヘッドランプに関する。

本発明は主に自動車の空気力学的スタイルに調和させて
利用できる自動車用ヘッドランプに関する。ある形式の
同様なヘッドランプにおいては、傾斜角のような形状寸
法を典型的なシールドビーム型ヘッドランプに対して変
更または縮小し、これにより、自動車のフード・ライン
を変更して自動車前端部の輪郭を空気力学的に生じる抗
力が減少する形状に形成すなわちフンツアリング（Ｃｏ
ｎｔｏｕｒｌｎｇ）できるようにする。このようなヘッ
ドランプは、形状が矩形であり、また自動車のスタイル
の変更ができるようにするのと同時に自動車の所要の前
方照明が得られるようにヘッドランプの光学的性能を改
良するためにヘッドランプの反射器および／またはレン
ズを比較的複雑な幾何学的形状に形成している。このよ
うな改良された反射器−レンズの組合せは比較的高価で
あり、そのためこの組合せを自動車の一体の部品とし、
そのタングステン・ハロゲン光源を取り替え可能な形式
のものとしている。この矩形の自動車用ヘッドランプは
所望の機能を達成しているが、主に取り替え費用に関し
て欠点がある。このようなヘッドランプ、特にその反射
器またはレンズは石が当たったりまたは自動車が衝突し
たことにより破損した場合には、自動車の所有者は場合
によっては小売店から経済的（こ安く交換品を入手する
よりも、その特定の車種の自動車のディラーにより取替
えてもられなければならない。このような高価な取替え
費用を避けるために、自動車の空気力学的スタイルに対
する要求を満足するような単一体の取替え可能なシール
ドビーム型ヘッドランプを提供することが望まれている
。

現在入手可能な従来の単一体のシールドビーム型矩形ヘ
ッドランプは、自動車の前端部のコンツアリングを行う
のに適合可能な寸法形状を有していないとともに、また
取替えできないタングステン・ハロゲン光源を有してい
て、自動車用の前方照明を行なうための少なくとも最少
限の必要条件を満たすためにその前面の物理的寸法が実
際上制限されている。米国ハイウェイ基準を満足する現
在入手可能矩形シールドビーム型ヘッドランプの、自動
車の前面の面積に対する寸法は、９２ｍｍ（高さ）Ｘ１
５０ｍｍ（幅）に制限されている。これらの従来のヘッ
ドランプの反射器およびタングステン・ハロゲン光源の
寸法は相互に関係する。というのは、自動車用に必要な
照明を行なうために、光源からの光は反射器によって効
率よく遮断されて反射されなければならないためである
。反射器の光学的パラメータ（形状および幾何学的寸法
）は、十分な量の方向法めされた指向光を有すると同時
に制御されない非制御光の量を制限したビームΦパター
ンがヘッドランプから得られるように光源のパラメータ
（大きさおよびルーメン出力）に従って選択されなけれ
ばならない。既存の矩形ヘッドランプの物理的寸法を実
際上意に小さくすることは主にタングステン・ハロゲン
光源のフィラメントの寸法形状、球状部の大きさおよび
材料によって制限される。

現状の矩形ヘッドランプは、通常タングステン・ハロゲ
ン光源を使用しており、この光源はガラス材から構成さ
れたシングルエンデツド型の円筒形エンベロープを有し
、その中にはハロゲン物質が封入されていると共に１つ
または２つのフィラメントが配置されている。ガラス製
エンベロープの直径は典型的には１０乃至１５關の範囲
であるが、動作中、封入されたハロゲン物質の適切な化
学反応が行われるようにするのと同時に動作温度をガラ
ス製エンベロープの破損温度よりも低い温度に制限する
ような所望のハウジングを形成するように適切な値に選
択しなければならない。ガラス製エンベロープの動作温
度を超えた場合には、エンベロープが損傷して、自動車
のヘッドランプは動作不良になる。光源の寸法を小さく
して、従来のシールドビーム型矩形ヘッドランプの寸法
も小さくできるようにすることが望ましい。反射器の寸
法を更に小さくできるようにタングステン・ハロゲン光
源のエンベロープの特性を改良することも望ましい。更
に、矩形ヘッドランプの光学的性能を向上させるように
光源の光学的特性を改良することも望ましい。また更に
、光源の効率すなわちルーメン／ワットを改良し、それ
に対応してヘッドランプの効率を改良することも望まし
い。

物理的寸法を小さくし且つ電力要求条件を低減した矩形
ヘッドランプが自動車の前方照明の必要条件を満足する
ように上記の全ての改良が達成されることも望ましい。

従って、本発明の目的は、主にタングステン・ハロゲン
光源の寸法を小さくすることによって物理的寸法を小さ
くした矩形の車両用ヘッドランプを提供することにある
。

本発明の他の目的は、矩形ヘッドランプの光学的特性お
よび動作特性を向上させるように光学的特性および動作
特性を改良し且つ電力要求条件を低減したタングステン
・ハロゲン光源を提供することにある。

発明の概要〜 本発明は、反射器（好ましくは矩形状の反射器）の前面
の物理的寸法を小さくすることができるような物理的パ
ラメータおよび動作パラメータを有するタングステン・
ハロゲン光源を有し、光源と反射器との協働作用により
非制御光が実質的に存在しない前方照明を行なうように
した車両用ヘッドランプを提供する。この改良されたヘ
ッドランプは内部反射面を有する密閉型口放物面反射器
および支持部材によって反射器内に同軸に整列して配置
された単一のフィラメント光源を有する。この光源はダ
ブルエンデッド型のものであって、中央に位置する球状
部およびその両端のそれぞれに設けられた細長い管状部
を持つエンベロープを有する。球状部の内部には単一の
フィラメン）・が配置され、また大気圧以上の封入ガス
ならびにハロゲン物質が封入されている。

球状部は、ヘッドランプの光学的性能とともに光源の光
学的性能を改良するために楕円体の形状であってよい。

更に、光源の外面には赤外線（ＩＲ）反射被膜を設けて
、光源およびヘッドランプの効率を増大させることがで
きる。

この光源は従来のヘッドランプに対してヘッドランプの
前面の物理的寸法を約４０％小さくすることができる。

好適実施例の詳細な説明 第１図は本発明による車両用ヘッドランプ１０の部分破
断斜視図である。ヘッドランプ１０は反射器１２を有し
、この反射器１２は断面がほぼ矩形であって、互いにほ
ぼ平行でほぼ平坦な上部および底部と中央の放物面空洞
を有する。反射器は更に前部または正面部１２Ａおよび
後部または背面部１２Ｂを有する。反射器は前部１２Ａ
に係合した、好ましくは封止された光透過性のレンズ（
図示せず）によって密閉される。

反射器はプラスチックおよびガラスから成る群から選択
された材料で形成される。プラスチックまたはガラスで
形成されたこのような、反射器を有するヘッドランプは
好ましくは２つの部品から成る部材であり、その一方の
部品は反射器と同じ材料で形成されて反射器の前部に封
止または接合されたレンズである。希望により、ヘッド
ランプの反射器およびレンズは、米国特許第４，２１０
゜８４１号に開示されているような、光源の上方に設け
られた熱遮蔽体を有するプラスチックのヘッドランプと
同様にプラスチック材料で形成してもよい。

更に、ヘッドランプ１０はダブルエンデッド型の光源１
４を有する。この光源１４は中心部１８を持つ単一のフ
ィラメント１６を有し、反射器１２内に同軸に整列して
位置ぎめされている。第１図に示す実施例においては、
光源の位置ぎめは導。

電性支持部材２０．２２および２４から成る支持手段に
よって行われる。部材２０は一端が光源１４のフィラメ
ントの導入線に接続され、他端が反射器１２の後部１２
Ｂの中央部分に配置された部材２２に接続されている。

光源１４のフィラメントの他方の導入線は、部材２２と
同様に反射器の後部１２Ｂの中央部に配置された部材２
４に接続されている。部材２２および２４は密封された
またはボッティングされた領域２６を通って延在して、
ヘッドランプ１０を収容した自動車の要求に応じてヘッ
ドランプに必要な電力を供給するためのレセプタクル手
段２８（完全に示さず）に電気的に接続されている。

ヘッドランプ１０は自動車用の高または低ビーム照明源
として機能する。低ビーム用途においては、眩光遮蔽体
３０を適当な手段によって支持部材２０に接続して、反
射器の前部に面する光源１４の球状部の周りに配置する
ことが好ましい。眩光遮蔽体３０は、反射器の放物面部
分に当らないフィラメントからの光が制御されないでレ
ンズを通って出ていくことを実質的に防止する。眩光遮
蔽体は薄い金属部材で形成され、フィラメントの直接の
像がヘッドランプ１０によって送出されることを実質的
に防止する。眩光遮蔽体３ｏは米国特許第４，０２９，
９８５号に開示されているようなものであってよい。更
に、低ビームまたは高ビーム用途においては、フィラメ
ントの中心部１８は反射器の焦点に対して予め決められ
た所に配置される。

高ビーム用途においては、眩光遮蔽体は必要でないが、
ヘッドランプの接着剤に関連したホットスポットを減ら
すようにヘッドランプ内の対流する熱を拡散するために
前述の米国特許４，２１０゜８４１号に開示されている
ような熱遮蔽体を設けることが望ましい。

光源１４の詳細は第２図に示されている。光源１４は、
図示のように、ダブルエンデッド型のものであり、（第
１図の部材２０および２４に接続される）導入線３２お
よび３４を有する。この導入線３２および３４は光源１
４の密封された両端部にそれぞれ配置されて、金属箔部
材３６および３８のような導電手段にそれぞれ接続され
ている。

金属箔部材３６および３８の他端は適当な手段によって
フィラメント１６の各端部にそれぞれ接続されている。

フィラメント１６は、約１２．８ボルトの電圧で作動さ
れて、動作ワット数が約３５乃至約７０ワットの範囲に
なるように、ワイヤ直径およびコイル巻数のようなパラ
メータが選択される。

光源１４は球状部１４Ａを有し、この球状部１４Ａの内
部にはフィラメント１６が配置され、また、大気圧以上
の封入ガスと共にハロゲン物質が封入されている。

光源１４のエンベロープは、ガラスで形成される典型的
な光源と比較して壁の動作温度を増大できるように石英
材料で形成することが好ましい。

石英エンベロープを有する光源１４は壁温度および内部
圧力を増大して動作させることによりガラスで形成され
た従来の光源と比較して効率すなわちルーメン／ワット
が改良される。石英製の管状の光源１４は従来のガラス
製の光源と比較して球状部の大きさおよび長さが小さく
なっており、このため後で詳しく説明するような光学的
利点が得られる。

光源の外面には反射被膜を設けてもよい。反射被膜の特
性は、フィラメント１６によって放出された光の電磁ス
ペクトルの赤外線部分を遮断し反射してフィラメント１
６に戻すように選択することが好ましい。この反射され
た赤外線エネルギーは、自動車からフィラメントに供給
される励振電力を増大させないでもフィラメントの動作
温度を」二昇させる。フィラメントの動作温度が上昇す
ると、対応して光源の効率が増大し、従ってヘッドラン
プ１０の性能が改良される。ヘッドランプ１０のこの性
能の改良により自動車の電気系統のアンペア定格のよう
な電気的容量を低減することができる。ヘッドランプ１
０の電力要件が低減すると、自動車の電気系統の重量を
減らすことができ、このため燃料効率を改良することが
できる。

第２図に示す光源１４は中央の球状部１４Ａおよびその
両端の細長い真直な管状の密封部分１４Ｂを持つエンベ
ロープを有する。細長い密封部分の外径は球状部の平均
直径よりも実質的に小さい。

光源１４のエンベロープの典型的な寸法は、球状部１４
Ａの外径が約６ｍｍ乃至約１０ｍｍであり、密封部分１
４Ｂの厚さが約３ｍｍ乃至６ＩＩＩ１１であり、その長
さ１４Ｃが約８■乃至１４ｍｍであり、全体の長さ１４
Ｄが約２５１１Ｉ１１乃至約４５市である。球状部１４
Ａは楕円体の形状であることが好ましい。

楕円体の形状の球状部１４Ａと共にダブルエンデッド型
の光源１４の寸法は本発明にとって重要なものであり、
前記の「背景部分」で述べたような従来の光源を参照す
ることにより更によりよく評価されよう。

タングステン・ハロゲン型の従来の光源は、ガラス材料
から形成されて外径が約１０ｍｍ乃至約１５ｍｍ＋の円
筒形の内部エンベロープ（内管）を有し、通常シングル
エンデツド型ランプとして知られているものである。シ
ングルエンデツド型の光源はその一方の端部に典型的な
長さが約５ｍ＋ｓ乃至約１Ｑｍｍで、典型的な厚さが約
４ｍｕ乃至約６關のピンチ領域を有している。シングル
エンデツド型光源と比較して楕円体形状の球状部１４Ａ
を有するダブルエンデッド型光源の本発明による利点の
いくつかについて次にｍ３　（ａ）図および第３（ｂ）
図を参照して説明する。

第３（ａ）図および第３（ｂ）図はそれぞれシングルエ
ンデツド型の従来の円筒形光源１１４（第３（ａ）図）
と楕円体形状の球状部１４Ａを有する管状光源１４（第
３（ｂ）図）とを比較するために使用さｂる概略図であ
る。第３（ａ）図にはシングルエンデツド型光源１１４
が（フィラメントの導電性支持部材を省略して）示され
ており、この光源はヘッドランプの関連する反射器１１
２に対して位置ぎめされている。同様に、第３（ｂ）図
にはダブルエンデッド型管状光源１４が示されており、
この光源はヘッドランプ１０の関連する反射器１２に対
して位置ぎめされている。

光源１４はフィラメント１６の中心部１８が反射器１２
の光軸４０に沿って焦点に対して同軸に予め定められた
所に配置される。同様に、シングルエンデツド型光源１
１４のフィラメント１１６の中心部１１８は反射器１１
２の光軸１４０に沿って焦点に対して予め定められた所
に同軸に配置される。好ましくは楕円体形状の球状部１
４Ａををする光源１４では、シングルエンデツド型の光
源１１４と比較してフィラメントに関する二次反射が減
少する。この減少について図を参照して説明する。

フィラメント１１６は光線１４０として例示した一次光
線を放出する。この−次光線は光源１１４の円筒形エン
ベロープ１１４Ａを透過して光線１４２として放射され
、放物面反射器１１２に当って反射される。放物面反射
器は光線１４２を入射角度と同じ角度で反射する。従っ
て、光線１４２は光軸１４０にほぼ平行に反射されて、
ヘッドランプの所望の指向光ビームを形成する。しかし
−次光線１４０の一部たとえば約８％乃至１０％は、光
源１１４の円筒形エンベロープ１１４Ａの壁により反射
されて、規定された経路から外れた二次反射光１４４と
して進む。二次反射光１４４はフィラメント１１６によ
って出自°された領域またはその近くを通過しないよう
な方向に光源１１４から放出された、一般に「二次フィ
ラメント像（焦点外れ）」反射光と呼ばれる反射光にな
る。

二次反射光１４４は光源１１４によって、その規　□定
された経路から外れて歪み、下方へ好ましくない角度で
反射器１１２に向う。反射器１１２はこの反射光を光軸
１４０に対して平行でない方向に望ましくない角度で反
射する。この光線１４４はヘッドランプから非制御光線
として送出される。

この非制御光線１４４は典型的には光ビーム出力の約８
％乃至１０％である。

光源１４では二次反射光は楕円体形状の球状部１４Ａに
よって実質的に低減させ、また除去することさえもでき
る。フィラメント１６は実質的に楕円体形状の球状部１
４Ａの主軸に沿って中心に位置ぎめされ、また楕円体形
状の球状部の焦点間の距離を完全に占有する。フィラメ
ント１６は一次光線４２を発生する。この−次光線４２
は光源から放出され、光源１１４における光線１４２に
ついて説明したのと同様に反射器１２によって光軸４０
にほぼ平行になるように反射されて指向光を形成する。

しかしながら、楕円体形状の球状部１４Ａの壁で反射さ
れた一次光線４２は第３（ｂ）図に点線で示すように二
次反射光４４としてフィラメントの領域を通過し、これ
はフィラメントから直接放出される光線と区別できない
。この二次反射光４４は放物面反射器１２により光軸４
０にほぼ平行な方向に反射されて指向光を形成する。

楕円体形状の球状部１４Ａは、約８％乃至１０％の二次
反射光を低減して光源１４の光学的性能を改良すること
に加えて、赤外線反射被膜を設けることにより光源１４
の動作の利点が得られる。外面上に赤外線被膜を設けた
楕円体形状の内部エンベロープの利点については米国特
許第４．５３５゜２６９号に記載されている。

シングルエンデツド型光源１１４と比較してダブルエン
デッド型光源１４により得られる別の利点は反射器の後
部と光源のピンチ領域との相互作用に関連する。第３（
ａ）図および第３（ｂ）図と同様な第４（ａ）図および
第４（ｂ）図は、ピンチ部分１１４Ｂを有する光源１１
４（第４（ａ）図とピンチ部分１４Ｂを有する光源１４
（第４（ｂ）図）と光学的作用を比較するために使用さ
れる概略図である。

光源１４はフィラメント１６と、反射器１２の後部１２
Ｂに向って伸びてそれに近接したピンチ部分１４Ｂを有
する。シングルエンデツド型円筒形先源１１４はフィラ
メント１１６、と後部１１２Ｂに近接したピンチ部分１
１４Ｂを有する。

光源１１４に関する所望の動作は光線１４６を参照して
説明する。光線１４６は、フィラメント１１６から放出
されると、ピンチ部分１１４Ｂに当たらず、放物面反射
器の後部１１２Ｂに当たり、前に光線１４２について説
明したように反射されて指向光を形成する。

光源１１４の好ましくない欠点については、フィラメン
ト１．１６から放出されて、光源１１４のピンチ部分１
１４Ｂに当たる光線１４８を参照して説明する。ピンチ
部分１１４Ｂにより、光線１４８は意図した規定の経路
から外れて反射器後部１１２Ｂの方へ好ましくない角度
で下方に向う。

この歪んだ光線１４８は反射器後部１１２Ｂによって光
軸１４０に対して平行でない方向に反射されて、上方に
向う望ましくない非制御光線を形成する。フィラメント
１１６から放出されてピンチ部分１１４Ｂに当る全ての
光線は、第４（ａ）図でフィラメント１１６の中心部１
１８からピンチ領域１１４Ｂの各々の縁を通って引いた
一点鎖線の間の区域１５０内に含まれる。

ピンチまたは密封部分１４Ｂを有する第４（ｂ）図の光
源１４も上記の区域１５０に類似した好ましくない区域
４６を形成する。しかしながら、密封部分１４Ｂの大き
さがピンチ部分１１４Ｂの大きさよりもかなり小さいの
で、第４（ｂ）図の区域４６は第４（ａ）図の区域１５
０よりもずっと狭くなる。従来のピンチ部分１１４Ｂに
比較して小さい密封部分１４Ｂを存する光源１４による
光学的利点について光’ＩＡ４Ｂを参照して説明する。

フィラメント１６から放出された光線４８は、第４　（
ａ）図でｌよピンチ部分１１４の範囲内にあるものであ
るが、第４（ｂ）図に示すように放物面反射器の後部１
２Ｂによって反射されて、ランプ１０の指向光を形成す
る。ランプ１ｏの方向法めされた指向性のビーム・パタ
ーン内にある光線４８は従来のヘッドランプにまさる本
発明のヘッドランプの利点を表わすものである。

望ましくない区域４６内の後部１２Ｂの部分および区域
１５０内の後部１１２Ｂの部分は制御されない広がった
眩しい光を生じさせ、光は自動車用ヘッドランプの先ビ
ームの所望の指向性のある主要な有益な先ビームを形成
しない。有効な反射面におけるこの損失を補償するため
に、ヘッドランプの残りの部分には十分な反射面を設け
て、反射器が自動車の要求にあった十分な前方照明光を
発生することができるようにする。

区域１５０（従来のヘッドランプ）と区域４６（本発明
のヘッドランプ１０）とを比較すれば、本発明のヘッド
ランプ１０は従来のヘッドランプと比較して非制御光を
発生する反射面が大幅に減少していることがわかる。非
制御光を発生する反射面が減ったことによる効果は、自
動車の要求を満たし且つこの要求を超えるような前方照
明光を発生しながら、本発明のランプ１０の全体の寸法
、特に前面の寸法を従来のヘッドランプと比較して小さ
くできることである。

本発明を実施して、２つのヘッドランプ、すなわち楕円
体形状の球状部を有すると共に赤外線（ＩＲ）反射被膜
を設けた光源１４を用いたランプと、楕円体形状の球状
部を有するが、ＩＲ被被膜設けていない光源を用いたラ
ンプを製造して、米国車両安全基準に規定されているよ
うな自動車用照明条件を満足するかどうか試験した。こ
れらのヘッドランプは自動車の照明必要条件を超えてい
た。

この製造したヘッドランプはほぼ矩形の形状であり、前
面全体の寸法は６０ｍｍ（高さ）Ｘ１３５關（幅）であ
った。また、この製造したヘッドランプは深さが８３ｍ
ｍであった。これらのヘッドランプは、前の「背景部分
」で説明した９２ｍｍ（高さ）Ｘ１５０ｍｍ（幅）の前
面寸法を有する従来の矩形ヘッドランプと比較して前面
寸法が約り０％小さい。

本発明により、従来のガラス製の円筒形光源と比較して
反射器内に同軸に整列して配置され、ピンチ部分を小さ
くした本発明の石英製の管状光源１４によって主に物理
的大きさの小さい自動車用ヘッドランプが提供されるこ
とが理解されよう。

また、この改良された自動車用ヘッドランプは従来のヘ
ッドランプと比較して非制御光が少ない。

更に、管状光源１４の光学的性能は楕円体形状の球状部
を有することによって更に向上できることが理解されよ
う。また、光源の動作特性は、光源の外面に赤外線（Ｉ
Ｒ）反射被膜を設けることによって改良できる。すなわ
ち、この赤外線反射被膜はフィラメントから放出された
不必要な赤外線を反射してフィラメントに戻して、フィ
ラメントの動作温度°を上昇させ、これにより光源の効
率を改筈七、従って本発明のヘッドランプの全体の効率
を向上させる。これはまた自動車の電力要求条件を低減
させて、燃料効率を改善することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による光源を収容しｈ反射器の部分破断
斜視図である。 第２図は本発明の光源の拡大図である。 第３（ａ）図および第３（ｂ）図はシングルエンデツド
型の従来の光源および楕円体形状の球状部を有する本発
明のダブルエンデッド型光源の動作を比較して説明する
ためのヘッドランプの概略図である。 第４（ａ）図および第４（ｂ）図は円筒形シングルエン
デツド型の従来の光源および従来のヘッドランプと比較
して小さいピンチ部分を有する本発明あダブルエンデッ
ド型光源の動作を比較して説明するためのヘッドランプ
の概略図である。 ［主な符号の説明］ １０・・・ヘッドランプ、１２・・・反射器、１４・・
・光源、１４Ａ・・・楕円体形状の球状部、１４Ｂ・・
・管状の密封部分、１６・・・フィラメント１８・・・
フィラメントの中心部、 ２０．２２．２４・・・導電性支持部材。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、前方を照明するための車両用ヘッドランプにおいて
   、 内部反射面を有する中央の放物面空洞ならびに互いにほ
   ぼ平行でほぼ平坦な上部および底部を有するほぼ矩形の
   断面の反射器と、 前記反射器の前部に係合して、この前部を閉鎖する光透
   過性レンズと、 前記反射器の後部に配設され、前記空洞の中へ伸びる導
   電性部材を有するレセプタクル手段と、中央に位置する
   球状部および該球状部の両端の各々に設けられた細長い
   真直ぐな管状の部分を持つエンベロープを有する光源と
   を含み、 前記管状部分は外径が前記球状部の平均直径よりも実質
   的に小さく、前記球状部の内部にはフィラメントが配置
   されていると共に、大気圧以上の封入ガスとハロゲン物
   質が封入されており、前記フィラメントは各々の前記管
   状部分を貫通して伸びて前記管状部分内で密封されたそ
   れぞれの導電性手段の間に接続され、前記フィラメント
   の前記導電性手段の一方は前記レセプタクル手段の前記
   導電性部材の一方に接続されており、前記フィラメント
   の前記導電性手段の他方は前記レセプタクル手段の前記
   導電性部材の他方に接続するための手段を有し、前記光
   源は支持手段に接続されて、該支持手段により、前記フ
   ィラメントの中心部が前記反射器内に同軸に整列し、且
   つ前記管状部分の一方が前記反射器の後部の方を向いて
   該後部の近くに位置するように配置されていることを特
   徴とする車両用ヘッドランプ。 ２、特許請求の範囲第１項記載の車両用ヘッドランプに
   おいて、前記反射器がプラスチックおよびガラスから成
   る群から選択された材料で形成されている車両用ヘッド
   ランプ。 ３、特許請求の範囲第２項記載の車両用ヘッドランプに
   おいて、前記反射器および前記レンズがガラスで形成さ
   れている車両用ヘッドランプ。 ４、特許請求の範囲第２項記載の車両用ヘッドランプに
   おいて、前記反射器および前記レンズがプラスチックで
   形成されている車両用ヘッドランプ。 ５、特許請求の範囲第１項記載の車両用ヘッドランプに
   おいて、前記矩形の反射器が、高さが約６０ｍｍおよび
   幅が約１３５ｍｍの前面寸法を有する車両用ヘッドラン
   プ。 ６、特許請求の範囲第１項記載の車両用ヘッドランプに
   おいて、前記光源の前記球状部が楕円体である車両用ヘ
   ッドランプ。 ７、特許請求の範囲第１項記載の車両用ヘッドランプに
   おいて、前記光源の前記エンベロープの外面が反射被膜
   で被覆されている車両用ヘッドランプ。 ８、特許請求の範囲第６項記載の車両用ヘッドランプに
   おいて、前記光源の外面が反射被膜で被覆されている車
   両用ヘッドランプ。 ９、特許請求の範囲第７項記載の車両用ヘッドランプに
   おいて、前記被膜が電磁スペクトルの赤外線部分を反射
   するように選択されている車両用ヘッドランプ。 １０、特許請求の範囲第８項記載の車両用ヘッドランプ
   において、前記被膜が電磁スペクトルの赤外線部分を反
   射するように選択されている車両用ヘッドランプ。 １１、特許請求の範囲第１項記載の車両用ヘッドランプ
   において、前記光源が石英で形成されている車両用ヘッ
   ドランプ。 １２、特許請求の範囲第１項記載の車両用ヘッドランプ
   において、前記フィラメントが約１２．８ボルトの電圧
   によって約３５ワット乃至約７０ワットの範囲の定格ワ
   ット数で作動するのに有効なパラメータを有する車両用
   ヘッドランプ。 １３、特許請求の範囲第１項記載の車両用ヘッドランプ
   において、前記フィラメントの中心部が前記反射器の光
   軸に沿って前記反射器の焦点に対して予め定められた所
   に配置されている車両用ヘッドランプ。 １４、特許請求の範囲第１３項記載の車両用ヘッドラン
   プにおいて、前記支持手段に接続されて、前記光源の前
   記球状部のうち、前記反射器の前部に向いた部分の周り
   に設けられた眩光遮蔽体を含む車両用ヘッドランプ。 １５、特許請求の範囲第１４項記載の車両用ヘッドラン
   プにおいて、前記光源の上方に熱遮蔽体が設けられてい
   る車両用ヘッドランプ。