JPS6325761Y2 - - Google Patents

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JPS6325761Y2
JPS6325761Y2 JP5133279U JP5133279U JPS6325761Y2 JP S6325761 Y2 JPS6325761 Y2 JP S6325761Y2 JP 5133279 U JP5133279 U JP 5133279U JP 5133279 U JP5133279 U JP 5133279U JP S6325761 Y2 JPS6325761 Y2 JP S6325761Y2
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JP
Japan
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core
dielectric
case
adhesive
inner conductor
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JP5133279U
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JPS55152701U (ja
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  • Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、殊にVHF帯から比較的低周波のマ
イクロ波帯に使用して好適する誘電体フイルタの
構造に関するものである。
第1図は半同軸共振器を用いた誘電体フイルタ
の概略的断面図を示す。図において1は内導体、
2は周波数調整用ネジ、3は誘電体コア、4は遮
蔽板、5は導体皮膜、6はケース、7は入力端子
である。従来の誘電体フイルタにおけるコアの固
定部の構造について第2図a〜dを用いて説明す
る。図において8はコア固定の為の押しネジ、9
はウレタン又はゴム又はバネ等の弾力性を持つ材
料、10は誘電損失の少ない例えば損失係数tanδ
=0.001以下の接着剤、11は半田である。
図aにおいて押ネジ8で誘電体コア3を固定す
る。この場合、誘電体コア3とケース6との線膨
張率の差により、温度変化(例えば−40〜+90
℃)に対して伸びに違いができる。この為、押ネ
ジ8では、コア3の固定が不可能となる。ここ
で、誘電体コア3の材質は例えばセラミツクより
なり、線膨張率は8×10-6/℃、ケース6は例え
ば黄銅又はプラスチツクよりなり、線膨張率は18
×10-6/℃又は60×10-6/℃である。さらに押ネ
ジ方法の場合、コアの回転方向の振れに対して処
置しなければならない。
図bにおいても図aと同様に誘電体コア3とケ
ース6との線膨張率の差により完全にコアの固定
は不可能となるばかりでなく、遮蔽板4をケース
6に固定する際、ゴム等の弾性材料9を圧縮する
ことが必要となり、作業性が悪いことの欠点もあ
る。
図cにおいて誘電損失の少ない接着剤10をコ
ア3の上部に塗布し固定した場合、接着剤10が
ケース6とコア3の間に流れ込み均一な塗布がで
きない。さらに図cの誘電体フイルタにおいて内
導体1の管軸方向に対して内導体1上部で電界が
最大になることにより導体5上に接着剤等の誘電
体が在る場合、損失も電界に比例し大きくなる。
すなわち、コア3上部に塗布することは、電気特
性のせん鋭度Qを10%程度低下させる。一方、接
着剤のコストは誘電損失を少なくしてある為、通
常のエポキシ系等の絶縁性の接着剤に比べ、約2
倍と高い。ここで通常の損失係数tanδ=0.01〜
0.02である。
図dにおいて、通常の半田11を使用してコア
3の下部で固定する場合、導体5の表面上を高周
波電流が流れるわけであるが低抵抗の導体皮膜5
(例えば銅、又は銀)の上に半田が介在した場合、
高周波電流は半田11上を流れることになり、損
失が大きくなり、その結果電気特性が悪くなる。
又、半田接合する上で誘電体コア3はセラミツク
よりなつている為予め金属皮膜を接合面に付着し
ておかなければならない(例えば銀を焼き付け
る、無電解で部分的に銅メツキする等)。接合後
においては電気特性に悪影響を及ぼすフラツクス
の除去の問題がありケース6、コア3、内導体1
間のギヤツプが小さいことにより困難な作業とな
つていた。
以上のように従来構造第2図a〜dにおいては
電気特性、作業性、経済性、量産性の面で劣つて
いた。
本考案はこのような点を取り除く為になされた
ものであり、低廉なエポキシ系等の絶縁性接着剤
を用い、電流密度の小さいケース底面とコア底面
との間で固定したことにより電気特性の優れた誘
電体フイルタを提供することを目的とする。以下
図を用いて詳述する。
第3図は本考案の一実施例を示す。12は通常
のエポキシ系等の絶縁性の接着剤である。一部拡
大図bにおいてxは接着剤12の塗布巾、yは厚
さを示す。所望の電気特性を得る為には接着剤1
2の塗布量、塗布位置が非常に重要な事となり、
前述したように接着剤12はコア3の側面に付着
することは許されない。一方、強度的には、振
動、衝撃等の過酷な試験に対し充分に保持できる
ものであれば良い。すなわち、上記の電気的、機
械的な性能を充分に満たす接着剤12の塗布位置
は第3図aまたはbおよびa図のA−A′断面図
cに示すようにコア3を加圧した時の接着剤の広
がりを見込み、さらにコア挿入時に内導体、及び
ケースに付着する心配をなくすコア底部の同心円
状の中心線部分(図3a〜cの12)が良いこと
になる。また、この位置はコア3とケース6の線
膨張の差の影響も受けない。塗布巾xは接着剤の
強度例えば2Kg/mm2から決定できる。尚、接着剤
の厚さyについては、指圧程度の加圧により最適
な厚み例えば0.05〜0.15mmが得られる。このよう
にして決めた塗布位置、塗布巾xをもとにして簡
単な治具例えばスクリーン印刷する要領で接着剤
12をコア3に均等に塗布し、導体皮膜5を付着
したケース6に挿入し、指圧程度の力で加圧し固
定するものである。本考案のコア固定に関する接
着剤及び塗布位置について誘電体フイルタを例に
説明したが本考案の構造は同様な電気特性を必要
とする部品にも使用できる。
以上述べた如く本考案によれば従来の欠点をこ
とごとく除去できる優れた効果が得られ、廉価な
エポキシ系等の絶縁性接着剤を用い、電気的にも
優れた誘電体フイルタを提供し得る利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、半同軸共振器を用いた誘電体フイル
タの断面図、第2図a〜dは従来のコア固定構造
の例を示す断面図、第3図a〜cは本考案に係る
エポキシ系接着剤によるコア固定を示す断面図、
b図はa図の一部拡大図、c図はa図のA−
A′断面図。 1……内導体、2……調整用ネジ、3……誘電
体コア、4……遮蔽板、5……導体皮膜、6……
ケース、7……入力端子、8……押ネジ、9……
ウレタン又はゴム等の弾性材料、10……低誘電
損失接着剤、11……半田、12……絶縁性接着
剤。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 一端が地導体を兼ねたケースの底面に短絡され
    他端は開放条件にある所定長の内導体と、該内導
    体と前記ケースとの間に配設する誘電体コアから
    なる1/4波長同軸共振器と、この共振器と外部と
    の間または隣接共振器間の電気的結合手段とを具
    備した誘電体フイルタにおいて、 複数の誘電体コアを収容するケースと、 中心に内導体を配設する貫通穴と該貫通穴と同心
    円であつて外径と内径の中間部に所定の幅で絶縁
    性接着剤を設けた誘電体コアとからなり、 前記ケース底面に誘電体コアを固着したことを特
    徴とする誘電体フイルタ。
JP5133279U 1979-04-19 1979-04-19 Expired JPS6325761Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP5133279U JPS6325761Y2 (ja) 1979-04-19 1979-04-19

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JP5133279U JPS6325761Y2 (ja) 1979-04-19 1979-04-19

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS55152701U JPS55152701U (ja) 1980-11-04
JPS6325761Y2 true JPS6325761Y2 (ja) 1988-07-13

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JPS55152701U (ja) 1980-11-04

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