JPS63256705A

JPS63256705A - かつら

Info

Publication number: JPS63256705A
Application number: JP8541187A
Authority: JP
Inventors: 昇東
Original assignee: Azuma KK
Current assignee: Azuma KK
Priority date: 1987-04-07
Filing date: 1987-04-07
Publication date: 1988-10-24

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〈産業上の利用分野〉この発明は、かつらに関し、特に、表面に毛髪が植設さ
れるかつら本体が天然皮革から形成されるかつらに関す
る。

〈従来の技術〉天然皮革製のかつら本体は、ナイロン製やポリウレタン
族のかつら本体に比べ、吸湿性及び耐久性の点で優れて
おり、触感も良好であった。

しかし、天然皮革は形状保持性が悪く、ポリウレタン族
等のかつら本体で行なわれていた熱ブレス加工では、か
つら着用者の頭部形状に湾曲して形成することができな
かった。

そのため、天然皮革に切り込みを入れ、かつら着用者の
頭部形状に合うように縫い合わせてかつら本体を形成し
ていた。

〈発明が解決しようとする問題点〉しかしながら、天然皮革の縫い合わせでは、頭部形状の
微妙な曲面を形成することが困難であるとともに、縫合
せ部分に多少の凹凸が生じるため、かつら着用者の頭部
にぴったり合わせることが困難であった。また、凹凸が
できると、外観上もよくなかった。

さらに、天然皮革の縫合せは、熱ブレス加工に比べ時間
がかかつていた。

この発明は、既述の問題を解決するもので、天然皮革の
吸湿性、耐久性及び触感を損うことなく、かつら本体を
かつら着用者の頭部形状にぴったり合うように熱ブレス
加工で容易に形成することができ、かつ、かつら本体の
形崩れを防止することができるかつらを提供することを
目的とする。

く問題点を解決するための手段〉この発明に係るかつらは、表面に毛髪が植設されるかつ
ら本体が天然皮革から形成されるかつらであって、かつ
ら本体は、表面に形状保持性を有する合成樹脂又は合成
ゴムが付着され、かつ、熱ブレス加工によりかつら着用
者の頭部形状に形成され、そのかつら本体の周縁部を糸
状部材で縁取りすることにより、既述の問題を解決する
ものである。

〈発明の作用・効果〉この発明に係るかつらでは、天然皮革製のかつら本体表
面に形状保持性を有する合成樹脂又は合成ゴムが付着さ
れることから、熱ブレス加工での合成樹脂又は合成ゴム
の変形によりかつら本体の形状が規制されるので、熱ブ
レス加工により容易にかつら本体をかつら着用者の頭部
形状にびったり合う形状とすることができる。

また、かつら本体の最も変形の生じ易い周縁部が糸状部
材で縁取りされることから、かつら本体の形崩れを防止
するこができる。

〈実施例〉以下、この発明を図示の実施例に基づいて説明する。

この実施例のかつら１は、天然皮革３から形成されるか
つら本体２と、かつら本体２の表面に植設される毛髪５
と、かつら本体２の裏面周縁に複数配設される取付は部
材７とから構成されているこのかつら１は、次のように
して作成される。

まず、牛・馬・豚等の動物の皮を浸酸処理、なめし処理
、加詣処理等して形成される平板状の天然皮革３を所定
形状に切断してかつら本体２とする。

そして、かつら本体２の表面全体に合成樹脂（又は合成
ゴム）４を付着する０合成樹脂としては、ポリウレタン
樹脂、ポリアミド樹脂等が、合成ゴムとしては、スチレ
ン・ブタジェン共重合物。

ブタジェン・アクリロニトリル共重合物、シリコンゴム
等が、有機溶剤溶液やラテックスなどの形で用いられ、
刷毛でかつら本体３の表面に塗布され、乾燥して付着さ
れる。

そして、合成樹脂等４が付着されたかつら本体２を、か
つら着用者の頭部９形状に合わせて石膏などから作成さ
れた雄型上に載せ、熱ブレス加工する。天然皮革３は、
熱を加えても変形しにくいが、合成樹脂等４が熱で硬化
されるため、かつら本体２をかつら着用者の頭部９形状
にぴったり合う形状に湾曲変形させることができる。

その後、かつら本体２周縁部を糸状部材６で縁取りする
。糸状部材６としては、単なる糸だけでもよく、装飾性
の見地からかつら本体２周端面を被覆する広幅なテープ
状のものとしてもよい、この縁取りにより、最も変形の
生じ易いかつら本体２周縁部が延びて波打らた状態とな
ることや、型が崩れることを防止することができる。

そして、そのかつら本体２表面に所望の毛髪を種々の態
様で植設するとともにかつら本体２裏面に取付は部材７
を縫着して取り付けてかつら１となる。

なお、取付は部材７は縫着たけでなく接着剤や両面テー
プ等で取り付けることもでき、そうした場合、その取付
は部位に上述と同様な合成樹脂等４を付着しておけば（
第３図参照）天然皮革３が破壊されることなくより安定
して取付は部材７を配設するこができる。また、取付は
部材フを使用せず、かつら本体２裏面に直接接着剤ある
いは両面テープをつけて頭部に装着する場合も、接着剤
を塗布する部位や両面テープを貼着する部位に合成樹脂
等４を付着しておけば、上述と同様な効果を奥する。

以上のようにして得られたかつら１は、第１図に示した
如く、取付は部材フに自毛を挟持してかつら着用者の頭
部９に装着される。このとき、かつら本体２の裏面は、
天然皮革３が露出されているので、吸湿性、耐久性及び
触感は従来の縫い合わせで得られたかつらと比べて変わ
らない、この実施例のかつら１では、従来生じていた縫
い合わせの凹凸がなくなるため、装着感が良くなる。

【図面の簡単な説明】

図はこの発明の一実施例を示し、第１図はかつらの装着
態様を示す斜視図、第２図はかつらの断面図、第３図は
かつらの裏面図である。１・・・かつら、２・・・かつら本体、３・・・天然皮革、４・・・合成樹脂又は合成ゴム、５・・・毛髪、６・・・糸状部材、９・・・頭部。特　　許　　出　　願　　人１図ブリ“項槌

Claims

【特許請求の範囲】表面に毛髪が植設されるかつら本体が天然皮革から形成
されるかつらであつて、前記かつら本体は、表面に形状保持性を有する合成樹脂
又は合成ゴムが付着され、かつ、熱ブレス加工によりか
つら着用者の頭部形状に形成され前記かつら本体の周縁
部が糸状部材で縁取りされていることを特徴とするかつら。