JPS6325584Y2 - - Google Patents

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JPS6325584Y2
JPS6325584Y2 JP8397181U JP8397181U JPS6325584Y2 JP S6325584 Y2 JPS6325584 Y2 JP S6325584Y2 JP 8397181 U JP8397181 U JP 8397181U JP 8397181 U JP8397181 U JP 8397181U JP S6325584 Y2 JPS6325584 Y2 JP S6325584Y2
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JP
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reel
leaf spring
spring
stopper
tape reel
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JP8397181U
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【考案の詳細な説明】 この考案はリールブレーキ手段に特徴を有する
磁気テープカートリツジに関する。
ビデオ磁気テープカートリツジでは不使用時に
テープリールが遊転して磁気テープが弛まないよ
うにブレーキをかけ、ビデオデツキに装填したと
きにはリールブレーキが外れる仕組になつてい
る。
第14図はその一般的なリールブレーキ手段を
例示しており、ケース本体1の後方中央部位にお
いて下ケース1bの底壁内面に枢支軸7及びばね
受部材8をそれぞれ立接し、その枢支軸7にリー
ルストツパー10のボス13を回動自在に嵌合
し、枢支軸7につる巻ばね11′の中央つる巻部
11′aを嵌装し、つる巻ばね11′の一端側をば
ね受部材8に、他端側をリールストツパー10の
ばね受部材にそれぞれ受止め支持する。そしてつ
る巻ばね11′の弾発力でリールストツパー10
を一定方向に回動付勢し、もつて磁気テープカー
トリツジの不使用時にはリールストツパー10の
ブレーキ片14が常にテープリール2の下フラン
ジ2bの外周に連続形成した係合歯5に係合し、
テープリール2の遊転を阻止する。一方、ビデオ
デツキに装填したときには、リールストツパー1
0をつる巻ばね11′に抗してブレーキ片14が
係合歯5から離脱する方向に強制回動し、リール
ブレーキを自動的に解除するようになつている。
これで問題になるのは、つる巻ばね11′を使
用していた点である。すなわち、つる巻ばね1
1′の組付に際しては、これの両端を圧縮状態に
弾性変形したのち、中央つる巻部11′aを枢支
軸7に挿嵌し、次に一端側をばね受部材8に、他
端側をリールストツパー側にそれぞれ接当支持し
なければならず、その組付作業が面倒で手作業に
よるしかなく、組付の自動機械化を図れないうら
みがあつた。また、この種のつる巻ばね11′は
一端側が下向きに、他端側が上向きにそれぞれ移
動しがちになるので、ばね特性に問題が生じるう
えに、組付ライン上において組付けたつる巻ばね
11′が僅かな振動で飛び外れるといつた不具合
がみられた。更に、つる巻ばねは一般に板ばねに
比べてコスト高であるところにも問題があつた。
この考案は、かかる事実に着目してリールブレ
ーキ手段の構成部材のひとつであるばね部材を従
来のつる巻ばねから板ばねに代える。そして、組
付作業性の向上、自動組付への容易化、ばね特性
の向上、コストの低減化を図り、かつ板ばねの装
着状態を確実に位置ずれなく保持できるようにし
ようとするものである。
以下、その詳細を図面に基づいて説明すると、
第1図はビデオ磁気テープカートリツジを例示し
ており、これらのケース本体1は蓋合わせ状にね
じ結合されたプラスチツク製の上下ケース1a,
1bからなり、その内部左右に一組のテープリー
ル2,2が遊転自在に装置され、これら両リール
2,2に磁気テープ3の両端が係止連結されて巻
回されている。磁気テープ3は図上右側の供給側
リール2からケース前面に導出されたのち、左側
の巻取側リール2に巻取られる。ケース本体1の
前面には、これが不使用時に磁気テープ3の外側
を被覆して保護するための前蓋4が開閉自在に枢
着されいる。
各テープリール2は上下にフランジ2a,2b
を有し、その下フランジ2bの外周に係合歯5が
連続形成されている。
第2図ないし第5図はリールブレーキ手段6を
示しており、これをケース本体内の後方中央部位
のデツドスペースを利用して配置されている。
すなわち、ケース本体1の後方中央部位におい
て、下ケース1bの底壁内面に左右一対の枢支軸
7,7を一体に立設するとともに、各枢支軸7に
近接する横外側方にばね受部材8,8を一体に立
設し、両枢支軸7,7間の前方に操作孔9を貫設
する。そして、一対のリールストツパー10,1
0、一対の板ばね11,11および操作部材12
を組付けるものとする。
各リールストツパー10は、基端に縦向きの円
筒状ボス13を有し、該ボス13からブレーキ片
14とブレーキ解除用操作片15とが連出され、
操作片15の先端上部にばね受部16が突設され
たプラスチツク成形品であり、そのボス13が各
枢支軸7に上方から回動自在に嵌合する。
各板ばね11は、適当な上下幅を有する帯板状
のもので、長手方向の中間部にV字形の凹曲部1
1aが幅方向にわたつて屈曲形成されている。こ
の板ばね11は枢支軸7、ばね受部材8そして枢
支軸7に装着済のリールストツパー10との間に
上方から水平姿勢で装着し、その中間凹曲部11
aを枢支軸7に嵌合する状態で接当支持し、一端
側をばね受部材8に、他端側をリールストツパー
10の前記ばね受部16にそれぞれ受止め支持す
る。枢支軸7とばね受部材8とが一定の配置関係
にあるように設定して板ばね11に弾発力を付与
し、この板ばね11の弾発力で枢支軸回りに各リ
ールストツパー10をブレーキ片14の先端がテ
ープリール2の係合歯5に係合する姿勢に回動付
勢する。
板ばね11はステンレスや燐青胴板などからな
り、これが製作は例えば第6図に示すように、帯
状の素材板18いわゆるフープに前記凹曲部11
aを長手方向にわたつてプレス加工するととも
に、送り孔19を幅方向の一端側に長手方向にわ
たつて一定間隔置きに穿孔し、次いで素材板18
をロール巻きしたのち、板ばね11の組付位置に
おいて又は他の場所において素材板18を送り孔
19を介して一定の送りピツチで繰り出し、切断
線lに沿つて個々に繰り出し端側から截断して得
る。しかるときは材料の歩留りがよくて大量生産
に適し、板ばね11これ自体の製作コストも大幅
に低減化できる。
次に、板ばね11を装着状態で位置決め保持す
る手段を述べると、まずリールストツパー10の
ばね受部16には、第4図に示すように、上下に
走るばね受突条16aを突設するとともに、該突
条16aの上部に段差部16bを一段高くして形
成し、この段差部16bによつて板ばね11の一
端側での上方への浮き上りを接当規制する。ま
た、ばね受部材8のばね受面側には縦に走るリブ
8aをリールストツパー10のボス13の高さに
揃えて突出形成し、板ばね11の他端側の下縁に
設けた凹部19a、つまり送り孔19の分断によ
つて形成された半円状の凹部を該リブ8aの上端
に上方から係合し、もつて板ばね11の長手方向
への位置ずれを規制する。更に、第4図、第5図
および第7図に示すように、下ケース1bに所要
部品を組付けて下ケース1bに上ケース1aを被
せ付けたとき、各枢支軸7に嵌合する筒状突起1
7を上ケース1aの内面に垂設し、この突起17
の下端には左右に貫通するスリツト20を設ける
とともに、前後に部分円弧状の縦壁部21,22
を形成する。そして、一方の縦壁部21にて板ば
ね11の中間凹曲部11aが横外側方に浮き離れ
るのを接当規制し、スリツト20の上端面20a
にて板ばね11の浮き上がりを接当規制し、かつ
両縦壁部21,22の下端でリールストツパー1
0のボス13が浮き上がるのを接当規制してい
る。但し、リールストツパー10は少しでも浮き
上がると、ブレーキ片14の先端がテープリール
2の係合歯5から抜け外れるので、両縦壁部2
1,22とボス13との間隔C1はスリツト20
の上端面20aと板ばね11との間隔C2より小
さく設定してある。
操作部材12は、第3図に示すように、水平板
部12aと垂直立上げ部12bとを有するプラス
チツク成形品であり、下ケース1bの内面に揺動
自在に枢支され、水平板部12aが前記操作孔9
を蓋し、立上げ部12bが両リールストツパー1
0,10の操作片15,15に接当作用する。
しかるときは、前述の要領で組付けた各板ばね
11はその中間凹曲部11aが枢支軸7に嵌合す
る状態で接当支持されるとともに、板ばね11の
凹部11aがばね受部材8のリブ8aの上端に係
合するので、板ばね11の長手方向への位置ずれ
が規制され、上ケース側の筒状突起17及び各リ
ールストツパー10のばね受部16の段差部16
bで各板ばね11の浮き上がりが接当規制され、
更に筒状突起17の縦壁部21で板ばね11の中
間凹曲部11aが枢支軸7から浮き離れることが
接当規制される。したがつて、組付後の各板ばね
11は位置ずれることなく水平姿勢によく保持さ
れ、この板ばね11の弾発力で各リールストツパ
ー10が一定方向に回動付勢され、磁気テープカ
ートリツジの不使用時には各リールストツパー1
0のブレーキ片14が各テープリール2の係合歯
5に確実に係合してテープリール2の遊転を阻止
する。しかしいま、磁気テープカートリツジをビ
デオデツキに装填すると、第3図及び第5図に示
すように、ビデオデツキ側のプツシヤ23が操作
孔9に突入して操作部材12を突き上げ、この操
作部材12の揺動で各リールストツパー10が板
ばね11に抗して枢支軸回りに回動し、ブレーキ
片14が係合歯5から外れてリールブレーキが解
除されるに至つたものである。
図示例のものは以上のようになつているが、本
考案はこれに限られるものではなく、板ばね11
の長手方向へのずれ動きを接当規制する手段とし
て例えば次のようにしたものが考えられる。
(1) 第8図において、板ばね11の一端部にばね
受部材8に略沿う屈曲部11bを形成し、板ば
ね11の他端側への移動を阻止する。
(2) 第9図において、板ばね11の前記ばね受部
16側の端部に一対の突片24,24を下向に
連出し、これら突片24,24をばね受部16
の基端部分に上方から係合させて板ばね11を
長手方向のいずれにも移動しないようにする。
(3) 第10図において、板ばね11の下縁にばね
受部材8のリブ8aの上端に係合する凹部25
を切込み形成する。この例では板ばね11のば
ね受部16への接当部分11cを山形に屈曲し
てなるが、これは板ばね11の枢支軸7に支持
される点からばね受部16に接当支持される点
までのスパンを大にし、繰返し弾性変形に対す
る疲労耐久性を高めるためであり、前述の突条
16aも同趣旨から出るものである。
(4) 第11図において、下ケース1bから立設し
たばね受部材8の外側に横断面形状L形の接当
部材26を立設し、板ばね11の一端縁の長手
方向一方へのずれ動きを接当規制する。この場
合、ばね受部材8の後側には下ケース1bの後
側壁が近接しており、板ばね11がばね受部材
8側に位置ずれすると上ケース1aを被せ付け
る際に板ばね11の一端縁に触れて該板ばね1
1が外れるので、これを防止するうえからも有
利である。
なお、板ばね11の凹曲部11aも平面視に
おいて第12図イに示す如く枢支軸7の外周に
嵌合する半円形状にしてもよいし、第12図ロ
に示す如く角形状にしたものであつてもよい。
更に、第13図に示す如く、リールストツパ
ー10のブレーキ片14にばね受部16を突設
し、各板ばね11の一端側を該ばね受部16
に、他端側を前記ばね受部材8に接当支持する
ようにしてもよい。この場合、リールストツパ
ー10の操作片15を省略して他の方式をもつ
てリールブレーキを解除するようにしてもよい
であろう。
また、図示例の磁気テープカートリツジは
VHS型としたが、ベータ型のものにも本考案
は適用できる。すなわち、リールブレーキ手段
をケース本体内の左右に分離して配置し、リー
ルブレーキの解除は前蓋4の開放動作に連動さ
せて行なうようにしてもよい。
以上説明したように、この考案によれば、従来
のつる巻きばねに代えて板ばね11を使用する形
態としたので、この板ばね11は上方から差込む
だけで簡単に所定位置に装着でき、組付作業性の
向上を図ることができるとともに、自動組付化へ
の発展も容易となつた。
また、板ばね11の長手方向の少なくとも一方
向への移行を阻止する規制手段を設けたので、板
ばね11の中間凹曲部11aと枢支軸7との嵌係
合作用とあいまつて板ばね11のずれ動きを確実
に接当規制できる。したがつて、板ばね組付時の
不測のずれ動きによる組付ミスを防止するに有効
であるとともに、凹曲部11aと枢支軸7との嵌
合を確実に維持して板ばね11を該凹曲部11a
を支点として適正に弾性変形させ得るので、リー
ルストツパー10のばね受部16に正しく弾発力
を安定的に作用でき、リールブレーキ手段の作動
を確実なものにできる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第7図は本考案の一実施例を示し
ており、第1図は磁気テープカートリツジの一部
切欠き全体平面図、第2図はそのリールブレーキ
手段を示す要部拡大平面図、第3図はリールブレ
ーキ手段の斜視図、第4図はリールブレーキ手段
の異なる方向からの斜視図、第5図は第2図にお
けるA−A線断面図、第6図は板ばねの製作例を
示す斜視図、第7図は第5図におけるB−B線断
面図である。第8図、第9図、第10図、第11
図はそれぞれ本考案の別実施例を示す斜視図であ
る。第12図のイ図およびロ図は板ばねの別変形
例を示す要部の平面図である。第13図は本考案
の更に別実施例を示す要部の平面図である。第1
4図は従来例のリールブレーキ手段を示す要部の
平面図である。 1……ケース本体、1a……上ケース、1b…
…下ケース、2……テープリール、2b……下フ
ランジ、3……磁気テープ、5……係合歯、6…
…リールブレーキ手段、7……枢支軸、8……ば
ね受部材、9……操作孔、10……ストツパー、
11……板ばね、11a……板ばねの凹曲部、1
2……操作部材、13……ボス、14……ブレー
キ片、15……操作片、16……ばね受部、17
……筒状突起、23……プツシヤ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 蓋合わせ状に結合される上下ケース1a,1b
    からなるケース本体1と、このケース本体内に遊
    転自在に装置され、外周に係合歯5が連続形成さ
    れた下フランジ2bを有するテープリール2と、
    縦向きの筒状ボス13および該ボス13と一体の
    ブレーキ片14を有するリールストツパー10
    と、中間部位に凹曲部11aを有する板ばね11
    とからなり、下ケース1bの底壁内面に立設した
    枢支軸7にリールストツパー10のボス13を上
    方から回動自在に嵌合枢支し、板ばね11の中間
    凹曲部11aを枢支軸7に接当支持するととも
    に、板ばね11の一端側を下ケース1b側に設け
    たばね受部材8に、他端側をリールストツパー1
    0に設けたばね受部16にそれぞれ受止め支持
    し、板ばね11でリールストツパー10をそのブ
    レーキ片14の先端がテープリール2の係合歯5
    に係合する姿勢に弾圧付勢して不使用時における
    テープリール2の遊転を阻止できるものとし、か
    つ板ばね11の端部近くに接当作用して該板ばね
    11の長手方向の少なくとも一方向への移行を阻
    止する係止手段を講じてあることを特徴とする磁
    気テープカートリツジ。
JP8397181U 1981-06-08 1981-06-08 Expired JPS6325584Y2 (ja)

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JPS57195681U JPS57195681U (ja) 1982-12-11
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