JPS63255435A - 組立ハウス - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は柱の代りに回動連結装置を外壁の出隅や内隅、
或いは周壁の所定位置に設けて外壁の全周を連結した状
態で折りた■んだり、或いは分割して、一連の状態や、
複数に解体し、各分割部分を回動連結装置の回動作用に
より折りた■み可能とすると共に分割部の壁体の端縁部
相互を連結具で連結して、組立てる外壁に於ける回動連
結装置の設定と、屋根板の連結に用いた回動連結装置で
隣合う屋根板に角度をあたえ、縦横に強度を増大せしめ
んとするもので、更には外壁の地上えの固定及び、屋根
と外壁との固定の構造に関する。

従来、組立ハウスと云えば、一般的には、柱に壁体を固
定具で一体に取付けていた。その固定具はボルトナット
、或いはそれに代る簡単な取付方法による取付具を用い
ている。そしてそれらの構成は、一般人が一見しただけ
では組立てに骨が折れるので、職人の組立てるところで
ある。そして柱と壁の接合部は取付具で締付けただけで
は、微小な隙間を塞ぐのは難しい。そのため、ゴムや塩
ビ等のシール材を接合部内側に充当しているし、防音効
果も良くない。

本発明は所定の壁体を予め、回動連結装置の型材の一側
に一体に固定し、周壁を個々に分離せず、可能な限り、
隣合う壁体時の部品点数を少なくし、（ロ）組立解体を
省力化し、（ハ）組立時間を短縮し、併せて、（二）出
隅の気密性で埃や騒音を防止し、（ホ）軽量で且つ堅ろ
うな建物を提供することを目的とする。

本発明を実施するには、本願人出願の 昭和５７年特許願第１４７８０１号 発明の名称　回動連結装置　或いは 昭和６２年特許願第０１３３４６号 発明の名称　直面型回動連結装置 による各種の形態の回動連結装置を主要部材として用い
るが、上記２■の特願に於ては、原理による部材と概念
による使用法が提案されているが、個々の具体的な物品
の構造は明示されていない。

そこで、本願に於ては組立ハウスの一実施例をあげ、部
材の配置と使用方法及ぶ構成に必要な補助的な部分の提
供を行なわんとするもので、組立ハウスに用いる回動連
結装置の一例をあげると、０〜９０度回動可能な　９０
度型　１１９０〜１８０度回動可能な　９０／１８０度
型　１２０〜１２０度回動可能な　１２０度型　１３０
〜１８０度回動可能な　複合１８０度型　１４上例の中
間的型等　（第１図参照） が一例としてあげられるが、回動を円滑にするため雄雌
型材を緩■せしめるので、厳密な角度となし難いが、上
記例の如き形態のものを実施するには、組立ハウスの強
度を支持できれば素材を限定するものではないが、合成
樹脂としては例えば、ＡＢＳ樹脂、金属では例えばアル
ミ合金等の型材が望ましい。

壁体は組立ハウスの大きさ用途等によって異るが、小型
軽量のものでは、ＡＢＳ樹脂を型材に用いてあれば壁体
も前記樹脂を使用して、接着剤で双方を速やかに固定で
きる。その他にも軽量新素材を選択して、極めて軽量な
組立ハウスが可能である。

一方大型のものでは、型材はアルミ合金が望ましいので
、それに対応し、アルミを腐蝕させない素材による壁体
が望ましく、例えば、アルミ化粧合板、その他、用途に
応じた選択が望ましい。

そして、本発明による組立ハウスの用途として（イ）事
故の際の冷暖房完備の応急病棟、（ロ）災害地えの応急
的な空輸用の軽量宿舎、（ハ）キャンプ用の小屋（二）
一年以上の中期的防寒工事事務所及び宿舎、（ホ）乗用
車で運搬できる全天候型折りた■みハウス、（へ）各種
の見本市、展示会等の催事用仮設ハウス、（ト）傾斜壁
構造による耐強■ハウス、（チ）自在な形状の変更で、
狭い空地を利用した建物の建設が可能である。

これを一実施例により詳述すると、 実施例―１　〔第３図（イ）（ロ）（ハ）参照〕外壁の
複数分割による組立ハウスの一例で、外壁を２分割して
あり、その出隅は第１図中（イ）、（ロ）、（ハ）、（
ニ）で例示される９０度組１１が使用されている。

この９０度型組１１の雌雄型材２、１の端縁には壁体７
が一体に固定してあり、分割した２連の外壁の端縁相互
が連結具１５で一体に結合してある〔第５図（イ）〕。

この外壁の解体時には連結具１５を外し、９０度型組１
１を内方に約９０度回動せしめて〔第３図（イ）〕の矢
印の如く折りた■むことができる。

又、２分割による六角形の組立ハウスでは出隅に第１図
（ト）、（チ）で示す１２０度組１３が用いられていて
、解体時には１２０度型組１３は３組とも約１２０度回
動するので、第３図中（ロ）の矢印で示す如く折りた■
める。

上記２例は出隅のみの形状であるが、第３図（ハ）で示
す内隅のものでは、９０度型組１１が外方に回動可能に
外壁に設けてあり、２分割により矢印で示す如く、５個
の９０度型組１１から成る一速の外壁と、９０度型組１
１１個から成る一速の外壁とに分割して折りた■むもの
である。

上記例に示す如く、出隅は各型組の回動の向きを内向き
に、内隅は外向きに設定し、分割個所を適切に選択すれ
ば、外壁を２分割して、多角形及び内隅１個を有する外
壁の全壁面を折りた■むことができるのは明白である。

従って、柱が不要であり、（イ）部品点数が少ない、（
ロ）組立解体時間が短縮できる、（ハ）省力化できる、
（ニ）軽量化が容易である、（ホ）出隅内隅が気密堅固
である、（へ）多様な外壁形態が簡単に構成できる等の
効果を生じる。

実施例―２〔第１図、第３図、第５図参照〕連壁折りた
たみ組立ハウスの一例で、出隅に配した９０度型組１１
の四組と、複合１８０度型組１４〔第１図中（リ）、（
ヌ）〕の２組を主としてなる外壁で、壁体７の分割部に
は前述の複合１８０度型組１４が配してあって連結して
いる。そして第３図（ニ）の矢印で示す如く、９０度型
組１１は内方に約９０度、複合１８０度型組１３は外方
に約１８０度回動して〔第５図（ロ）参照〕折りたたむ
ことができる。

本例の作用効果は前例とほぼ同様であるが、全く分解の
必要がないのが特徴である。

実施例―３（第２図より第６図参照） 複数分割外壁の１８０度型組による組立ハウスの一例で
、外壁は２分割してあるが、分割壁の各２個の９０度型
組１１の間に配した１８０度型組１４を回動方向を外向
きにして設けてある〔第５図（イ）参照〕。

９０度型組１１は実施例―１で述べた如くであり、複合
１８０度回動型組１４は■に実施例―２で述べた如くで
あり、第３図中（ホ）の矢印で示すのは、２分割した外
壁の折りたたみの形態で、より詳細には第５図に於て、
組立てた外壁は（イ）図の如く拡がるが、連結具１５を
外して、複合１８０度型組１４を中心に折りたたんで、
（ロ）図の如くにできる。尚、９０度型組１１として（
ハ）図を用いても同じように折りたためることは明白で
ある。この場合、外面に突条が生じないので、外観を重
視する場合は（ハ）図の９０度型組が望ましい。

次に、かく構成した外壁を地面に安定させ、固定せしめ
る支持具１７は、第５図（ハ）で示す９０度型組１１に
適用する一例を詳述すると、低部に支持孔２０を開孔し
、外支持片２１、内支持片２２及び取付孔１９を設けた
取付棚１８が内支持片の内側上部に設けてある〔第４図
（イ）〕。

そして、第４図（ロ）に示す破断線１１′が、９０度型
組の位置であり、壁体と共に固定具２３で下方が固定し
てあり〔第２図（イ）〕、９０度の開き角度を保持せし
めている。又、必要の際は取付棚１８の上部に床材を取
付けることができる 上述の支持具１７は９０度型組１１の形態により、外支
持片２１、内支持片２２の形状が変わるが、基本的には
内外の支持片で外壁下方を地面、或いは基礎材の上に固
定することができる。又、１２０度型組１３複合１８０
度型組１４に於ても、同様の支持具を設定できることは
明白である。

尚、第３図（へ）の六角形の外壁も、１２０度型組１３
を９０度型組１１の代りに用いていると、折りたたみ箇
所が増えた点が異なる位で、複数分割外壁の１８０度型
組による組立ハウスの一例に含まれることは明白である
。

次に本例の組立てた外壁の上部をお■う屋根の折りたた
み構造は〔第２図（イ）第６図参照〕９０度型材１１三
組と屋根材８端縁部に固定した双差型材１６で屋根材８
四枚を連結して、一連の屋根を構成している。

そして、外壁上部に接合する９０度型組１１の両端には
、取付具２４を外からかぶせて、取付片２５で、外壁上
部にボルトナット等の固定具で固着せしめである。

又、棟の頂上部を構成する９０度型組１１の両端部には
前述の支持具１７が取付けられて、壁体７の三角頂点部
に支持片２１が外方から、ナットビス等の固定具２３で
一体に固定してある。

又、屋根材８の両端縁部には双差型材１６が設けてあり
、壁体７の上部に双差しにして固定してある。

この屋根は上述の支持具１７、取付具２４等を取外した
あと、中央の９０度型組１１を上方にその両側の９０度
型組を下方に回動させ、第６図（ロ）の如く折りたたむ
ことができる。

尚、屋根の頂上部には第６図（ハ）に示す９０度型組１
１を用いることが、防水対策上一層望ましい。

更に屋根の形態としては中央突出型があり、〔第２図（
ロ）参照〕この場合、頂上部は９０度型組１１、その両
側には屋根材８を間在せしめて、１２０度型組１３が組
付けてある。それに続く両側の屋根材８の両側端縁には
、９０度型組１１の一雌型材２の一端が固着せしめてあ
って側壁上部に雄型材１の一端が固定具で一体に固着せ
しめてある。

かく構成された一速の屋根は前述の屋根と同様に支持具
１７、取付具２４の如き固定具により外壁と一体に固定
してある。

この屋根を折りたたむには、先ず支持具１７、取付具２
４等を取り外してから、頂上の９０度型組は下方、１２
０度型組は上方えと回動せしめ折りた■むことができる
〔第７図（ロ）〕。

このように構成した本例の組立ハウスは前述の実施例と
同じくコンパクトに折りたためるので、その効果も前例
と同様である。

実施例―４〔第４図（ハ）、第７図参照〕斜壁面型組立
ハウスの例で、外壁の出隅四箇所には１２０度型組１３
設けてあり、壁体７の出隅側の下方は鋭角となっている
。そして扉３１を支持する複合１８０度型組１４は外向
きに回動して、外側に扉３１を開くことができる。

扉３１の把手側に接する壁体７は上方の三角壁３２及び
下方の基礎材２８と一体に固定してある。

この斜壁面型の組立ハウスの屋根は前述例と同様に一連
に構成されている。

即ち、棟の中央頂上部には９０度型１１、屋根材８を隔
てた両側に１２０度型組１３、その両外方の屋根材の端
縁に双差型材１６が配されて構成してあり、９０度型組
１１は下方に１２０度型組１３は上方に回動可能となっ
ていて、前例の第７図（ロ）の両端の９０度型組１１を
双差型材１６に取替えただけで、前例とほぼ同じように
折りたためる。

従って本例の斜壁面型の組立ハウスでは、斜壁面で風当
りをやわらげるので、防風効果が得られる。そして、小
型軽量、例えばＡＢＳ樹脂で製作して乗用車に積載でき
る全天候型のキャンプ用組立ハウスが実現できる。

かくて本発明により、柱不要で、折りたたむことができ
、全天候型で、運搬が容易で従来の組立ハウスと全く異
る新しい利点のある組立ハウスを提供するものである。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明による組立ハウスの一実施例をあげたもの
で、 第１図は組立ハウスに使用する回動連結装置の一例で、 （イ）、（ロ）、（ハ）、（二）はその９０度型組の一
例、（ホ）、（へ）は９０／１８０度型組の一例、（ト
）、（チ）は１２０度型組の一例、（リ）、（ヌ）は複
合１８０度型組の一例、第２図は組立ハウスの一例の縮
小斜視図で、（イ）、（ロ）は実施例―３の全体図、（
ハ）は実施例―４の全体図 第３図は外壁の各種の構成法の説明図で、（イ）、（ロ
）、（ハ）は実施例―１の外壁の説明図、（二）は実施
例―２の外壁の説明図、 （ホ）、（へ）は実施例―３の外壁の説明図、第４図は
、実施例―３の支持具の一例で、（イ）はその斜視図、
（ロ）は（イ）図中の断面（ａ−・−ａ′）、第５図は
外壁の部分断面図で、 （イ）はその組立状態図、 （ロ）はその折りたたみ状態図、 （ハ）はそれに用いる９０度型組の一例、（ニ）は外壁
の基礎型材の一例、 第６図は実施例―３の屋根の部分断面説明図で（イ）は
その組立状態、 （ロ）はその折りたたみ状態図、 （ハ）はその取付具の一例、 第７図は実施例―４の屋根の部分断面説明図で、（イ）
はその組立状態図、 （ロ）はその折りたたみ状態図である。 １■雄型材、　２■雌型材、　３■中心軸、　４■第１
アーク片、　５■第２アーク片、　６■第３アーク片、
７■壁体、　８■屋根材、　９■複合雄型材　１０■組
立ハウス、　１１■９０度型組　１２■９０／１８０型
組、１３■１２０度型組、　１４■１８０度型組、　１
５■連結具、１６■双差型材、　１７■支持具、　１８
■取付棚、　１９■取付孔、２０■支持孔　２１■外支
持片、　２２■内支持片　２３■固定具、２４■取付具
　２５■取付片、　２６■ナット２７■ビス、　２８■
基礎型材、　２９■複合雌型材、　３０■回動窓、　３
１■扉、　３２■三角壁。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １個の回動中心軸３と少なくとも１個のアーク片即ち第
   ２の■のアーク片５を有する雄型材１と、少なくとも２
   個のアーク片即ち、第１の■のアーク片４と第３の■の
   アーク片６を有する雌型材２とで成りかつ、第１の■の
   アーク片４は中心軸３と２の■のアーク片５との空隙に
   、第２の■のアーク片５は第１の■のアーク片４と第３
   の■のアーク片６との空隙に滑動自在に支持されている
   回動連結装置（１１、１２、１３、１４等）の少なくと
   も１組が使用されている組立ハウスに於て、 （１）外壁を構成する出隅には、約０度に始まり、９０
   度か、或いはそれ以上の回動角の組（１１、１３、等）
   を内向きに、内隅には同じ組（１１、１３等）を外向き
   に設けてなる組立ハウス （２）解体時に分離する壁体７の結合部を連結具１５で
   結合して成る特許請求の範囲第１項記載の組立ハウス。 ３、雄型材１又は雌型材２のそれぞれを逆向きに複合し
   て構成した複合型材（９、２９）両側に、他方の型材（
   ２、１）を嵌合して成る複合型の回動連結装置（１４）
   。 ４、雄型材１又は雌型材２のそれぞれを逆向きに複合し
   て構成した複合型材（９、２９）両側に他方の型材（２
   、１）を嵌合してなる両方向回動連結装置の複合１８０
   度型組（１４）を壁体７の所定位置に設けて成る特許請
   求の範囲第１項乃至第３項記載の組立ハウス。 ５　各種（１１、１２、１３、１４）の組立固定時の外
   面及び内面に近接する内取付片２２と外取付片２１とを
   設けた支持具１７で固定して成る特許請求の範囲第１項
   乃至第４項記載の組立ハウス。 ６　支持具１７の内取付片２２に取付棚１８を設けてあ
   る特許請求の範囲第５項記載の組立ハウス。 ７　外壁の出隅の下方コーナー角度を９０度より小なる
   鋭角となし、底面より天井面を小となした特許請求の範
   囲第１項乃至第６項記載の組立ハウス。 ８　屋根１０が屋根材８を連結する回動連結装置（１１
   、１２、１３、１４）で少なくとも１棟の頂上部をを構
   成して成る特許請求の範囲第１項乃至第７項記載の組立
   ハウス。 ９　屋根１０の端縁部に双差型材１６を設け、壁体７上
   部に内外両面からかぶせて固定して成る特許請求の範囲
   第１項乃至第８項記載の組立ハウス。 １０　屋根１０に使用してある回動連結装置の端部を支
   持具１７又は取付具２４を用いて、壁体上部に固定して
   なる特許請求の範囲第８項乃至第９項記載の組立ハウス
   。 １１　壁体７の所定位置に開口部を設けると共に、開口
   部の端縁に回動連結装置の９０／１８０度型組或いは１
   ８０度より９０＋α度迄回動する型組の一方の型材を取
   付け、他方の型材に採光板を設けて成る特許請求の範囲
   第１項乃至第１０項記載の組立ハウス。