JPS63255116A - 空気調和装置用熱源体検出装置およびその空気調和装置 - Google Patents

空気調和装置用熱源体検出装置およびその空気調和装置

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JPS63255116A
JPS63255116A JP8864687A JP8864687A JPS63255116A JP S63255116 A JPS63255116 A JP S63255116A JP 8864687 A JP8864687 A JP 8864687A JP 8864687 A JP8864687 A JP 8864687A JP S63255116 A JPS63255116 A JP S63255116A
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JP
Japan
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infrared sensor
air conditioner
pyroelectric infrared
air
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JP8864687A
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Takashi Osawa
隆司 大沢
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Bosch Corp
Original Assignee
Diesel Kiki Co Ltd
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    • B60HARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
    • B60H1/00Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices
    • B60H1/00642Control systems or circuits; Control members or indication devices for heating, cooling or ventilating devices
    • B60H1/00814Control systems or circuits characterised by their output, for controlling particular components of the heating, cooling or ventilating installation
    • B60H1/00821Control systems or circuits characterised by their output, for controlling particular components of the heating, cooling or ventilating installation the components being ventilating, air admitting or air distributing devices
    • B60H1/00871Air directing means, e.g. blades in an air outlet
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60HARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
    • B60H1/00Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices
    • B60H1/00642Control systems or circuits; Control members or indication devices for heating, cooling or ventilating devices
    • B60H1/00735Control systems or circuits characterised by their input, i.e. by the detection, measurement or calculation of particular conditions, e.g. signal treatment, dynamic models
    • B60H1/00742Control systems or circuits characterised by their input, i.e. by the detection, measurement or calculation of particular conditions, e.g. signal treatment, dynamic models by detection of the vehicle occupants' presence; by detection of conditions relating to the body of occupants, e.g. using radiant heat detectors

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (発明の利用分野) 本発明は車両等の乗員の有無あるいはその位置に応じた
空気調和が行なえるようにした空気調和装置用熱源体検
出装置およびその空気調和装置にかかわるもので、とく
に焦電型赤外線センサを利用した空気調和装置用熱源体
検出装置およびその空気調和装置に関する。
(従来技術) 従来より自動車やバスその他の車両あるいは所要の空間
内の空気調和を空気調和装置により行 ゛なう際には、
その空間内を空気調和するのに必要な温度、湿度および
風量などを調製した空調空気を吹き出すようにしている
が、とくにベント吹出し口などから空調空気を吹き出す
場合などのように、その空間内にいる人間や乗員に向け
て空気調和空気を吹き出すときには、その人間の位置に
無関係に空調空気を吹き出すようにしていた。
したがって、とくに車両等の車室内など上記所要の空間
が狭いときには、その空間内にいる入間や乗員の空気調
和の体感程度が、それぞれの乗員等の位置などによって
は極端に異なることとなり、最適な空気調和が行なわれ
るとは限らない場合があった。
なお、車両の車室内の乗(Xの位置を検出するための装
置として実公昭55−50894号があるが、この考案
は座席を利用したスイッチであり、座席の下にスイッチ
(センサ)を設置しであるため、乗員が座席に座ってい
なくても荷物等の荷重により2(作動する欠点があり、
したがって空気調和装置用の乗員有無あるいは位置検出
装置としては不向きであるという問題があった。
(発明の目的) 本発明は以上のような諸問題にかんがみなされたもので
、車両の車室内その他の空間内に位置する乗員等の人間
の有無あるいは位置を誤作動なく確実に検出し、これら
の有無あるいは位置に応じて空気調和制御を行なうこと
により上記乗員等の人間の有無あるいは位置に適確に対
応することができる空気調和装置用熱源体検出装置およ
びその空気調和装置を提供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) すなわち、本発明は車両の車室内その他の空間内に位置
する乗員等の人間を熱の発生源すなわち熱源体とみなせ
ることに着目し、この熱源体の有無あるいは位置を検出
するにあたり、焦電型赤外線センサを採用し、さらにこ
の焦電型赤外線センサを上記所要範囲を有する空間を走
査できるように駆動するようにした空気調和!It置用
熱源熱源出装置である。
また、本発明は乗員等の人間その他の熱源体の位置検出
手段として焦電型赤外線センサを採用し、この焦電型赤
外線センナにより検出した乗員等熱源体の有無あるいは
位置に応じて、空気調和空気のXにや温度、湿度環、空
気調和の程度を適宜調節できるようにして最適な空気調
和を行なえるようにした空気調和装置である。
なおもちろん、乗員等の人間に限定されず、熱源体であ
れば、各種装置や物体を空気調和するにあたっても応用
可能な空気調和装置用熱源体検出装置およびその空気調
和装置である。
(実施例) つぎに、本発明の詳細な説明するが、まず本発明におい
て採用する焦電型赤外線センサについて第1図ないし第
6図にもとづき概説する。
第1図を1本発明において採用する焦電型赤外線センサ
lの縦断面図であって、この焦電型赤外線センサlはベ
ース2およびケース3を有する。
このケース3には特定波長の赤外線を透過させる透明な
窓材4を設けである。また、ベース2にはリード線5を
配して、このリード線5により基板6を支持し、この基
板6の上に上記特定波長の赤外線を吸収する焦電体素子
7を配設する。また、基板6の下部には焦電体素子7に
接続した電界効果トランジスタ(FET)8を設けであ
る。
上記焦電型赤外線センサlとしては、単一の焦電体素子
7を設けたシングルタイプの焦電型赤外線センサis(
第2図)、あるいは一対の焦電体素子7を設けたデュア
ルタイプの焦電型赤外線センサld(第3図)のどちら
を用いてもよいものである。
第4図は、第1図に示した焦電型赤外線センサlの等価
回路を示すもので、素子容量Cpおよび素子抵抗Rpを
有する焦電体素子7に外部抵抗Rgを並列に接続するこ
とにより焦電流Ipを電圧に変換する。なお、焦電体素
子7は高インピーダンスなので電界効果トランジスタ(
FET)8によりインピーダンス変換して出力として取
り出す。
このような焦電型赤外線センサlの作用を、第5図にも
とづいて説明すると、焦電型赤外線センサlはその定常
状態において自発分極していても電気的に中和状態であ
るが、ここに赤外線が入力信号として照射されると、焦
電体素子7の温度が上昇し、上記自発分極の状態が変化
して分極電荷に差が生じる。このような焦電効果による
電荷の差を焦電型赤外線センサlの出力信号として取り
出すようにして赤外線のセンサとして機能するようにし
たものである。
しかしながら、第5図に示すように人体あるいはその他
の熱源となる何らかの物体からの赤外線が入力信号とし
て入力されると、焦電型赤外線センサ1の出力は鋭く立
ち上がり、ただちに減衰し、赤外線信号の立下りでマイ
ナス方向に立ち上がったのち、定常状態にもどる。
このように焦電型赤外線センサ1は、赤外線の入力信号
が立ち上がって赤外線による温度変化が生じたときのみ
隣間的に出力信号を出力するため、つまり赤外線による
温度変化が生じないと検出信号を出力しないため、通常
は赤外線を所定時間間隔で遮断するチョッパ(図示略)
を設けて赤外線を断続するようにしている。したがって
、はじめから静止ないしはあまり動かない熱源体ないし
は物体の赤外線検出のためには、その物体が移動するか
、あるいは赤外線センサ自体を移動させるかが必要とな
り、本発明ではこの点に着目し、後述するように、後者
のように焦電型赤外線センサ1を移動させるようにして
いる。
なお第6図は、赤外線の波長分布と、人体の赤外線放射
エネルギとの関係を示す特性図であって、人体を光学的
にS/N比よく検出する波長域は約6ミクロンから14
ミクロンであり、前記窓材4は、既述のようにこの間の
波長の赤外線を透過するようなフィルターとして形成し
たものである。
つぎに、本発明の具体的な一実施例を第7図ないし第1
6図にもとづき説明する。
第7図は焦電■赤外線センサ1を車両用空気調和装置の
スイングルーパー10に設けた例を示す。このスイング
ルーバー10は、車両のインストルメントパネル11部
分に配置されているベント吹出し口12(第9図)から
の吹出し空調空気を車室内の左右に均等に吹き出すため
に、左右に首振りするもので、第7図に示すように、往
復直線連動を行なう駆動リンク13に所定間隔をおいて
その複数個を枢着したルーパー14からなり、駆動リン
ク13の往復運動に応じてその固定回動軸15を軸点と
して所定範囲の空間に空調空気を吹き出すように往復回
動するものである。なお。
焦電型赤外線センサlの前面には集光用の集光レンズ1
6を設けるようにしてもよい。
このように焦電型赤外線センサ1をスイングルーパー0
に連動させたため、該焦電型赤外線センサ1の方向を変
えるための新たな駆動用モータが不要となり、空気調和
装置によるエア吹出し時にスイングルーバー10の往復
回動と同時に乗員の検出を行なえるものである。
この焦電型赤外線センサ1の配置については第8図に示
すように好ましくは、前記インストメントハネル11の
中央部に配設したセンターペントルーパー 7 (FS
 9図)のいずれかのルーパー14の頂部に設けること
が望ましい。
なお、第7図および第8図に示すように、上記駆動リン
ク13の端部にはタッチスイッチ18を該端部に当接可
能に設け、この例では駆動リンク13が上方向(第7図
、第8図では右方向)に移動したときに駆動リンク13
の移動によりタッチスイッチ18がオンあるいはオフ、
たとえばオンとなるようにしであるものである。
すなわち、上記焦電型赤外線センサ1は運転者UNと助
手席者JSとの間の中心線Cを中心として左右に車室1
9内を走査することとなり、運転者UNおよび助手席者
JSからの赤外線を検出できるようにし、かつ焦電型赤
外線センサlが助手席者JSの方向に駆動されたときに
上記タッチセンサ18がオンとなるようになっている。
なお、上記タッチスイッチ18としては、マイクロスイ
ッチ、あるいは伸張導電素子など任意のセンサを採用す
ることができる。
第10図は、上述のように配設した焦電型赤外線センサ
1による検出状態の特性図であって、検出する対象とし
て運転者UNと助手席者JSとを取った場合の例である
上記タッチスイッチ18は、既述のように焦電型赤外線
センサ1が運転者UNの方向を向いているときにオフと
なり、助手席者JSの方向を向いているときにオンとな
る。したがってタッチスィッチ18オフ時に運転者UN
の方向から赤外線の人力信号が無電型赤外線センサlに
あれば、焦電型赤外線センサlの出力信号は図示のよう
な状態となり、運転者UNがいることを検出することが
できる。また、タッチスイッチ18がオンのときに助手
席者JSの方向から赤外線の人力信号があれば、助手席
者JSがいることを検出できることとなる。
逆にタッチスイッチ18がオフのときに運転者UNの方
向から赤外線の人力信号がなければ、焦電型赤外線セン
サ1の出力信号が立ち上がらず運転者UNはその運転席
にいないことが検出される。また、タッチスイッチ18
がオンのときに助手席者JSの方向から赤外線の入力信
号がなければ、無電型赤外線センサlの出力信号が立ち
上がらず、助手席者JSはいないことが検出されること
となる。
要約すれば、タッチスイッチ18の出力信号と運転者O
Nあるいは助手席者JSの位置での赤外線の入力信号と
の論理積を取ることにより、乗員有無の検出を行なうも
のである。
しかも、無電型赤外線センサlは既述のように赤外線入
力時のみ出力信号が発生するため、この焦電型赤外線セ
ンサlを固定してしまうと、乗員が車室19内に侵入し
たときのみ反応することとなる。したがって、たとえば
助手席に乗員がいなくても、運転者UNがコンソールボ
ックスに手を伸ばせばこれを検出して誤検出を起こす可
能性もあるわけであるが、本発明のように焦電型赤外線
センサlを所定サイクルで車室19内等必要空間内を走
査し、しかも数回にわたっであるいは所定時間内にわた
って同−乗L1を検出するようにすれば誤検出は防止で
きるものである。
本発明においては、運転者UNの席あるいは助手席者J
Sの席の位置に乗員がいることが検出されれば、そのま
まその情報にもとづいて運転者UNあるいは助手席者J
Sの位置に空調空気を吹き付ける、ないしは運転者UN
、助手席者JSまでの距離が一定であるという前提の下
で吹き付ける風量や温度を調製することとしてもよく、
またその空気調和手段としては公知の任意のものを採用
することができ、その詳述は省略する。
しかしてより好ましくは、正確な乗員の位置ないしは向
きを検出し、その方向に空調空気を吹き付けるようにす
ることもできる。
このような空調制御を行なう場合には、運転者UNある
いは助手席者JSの位置に乗員がいるか否かにくわえて
、前記ベント吹出し口12からどの方向に、どの距離だ
け離れているかを演算する必要がある。
すなわち、第11図に示すように前記インストメンドパ
ネル11に配設した一対のサイドルー/(: −20の
中央に設けた前記センターベントルーバー17に焦電型
赤外線センサlを取り付け、第12図に示すように、焦
電型赤外線センサ1を所定範囲の車室19内を走査でき
るように往復回動させる。
ここでこの往復回動の中心線Cからの最大角度をA、中
心線Cから運転者UNまでの求めたい角度をAun、中
心線Cから助手席者JSまでの求めたい角度をAjs(
第12図参照)、ある設定初期時刻から運転者UNより
の赤外線検出時の焦電型赤外線センサlの出力信号のピ
ーク値またはその付近における時刻までの経過時間をT
un、上記ある設定初期時刻から助手席者JSを検出し
たときの時刻までの経過時間をTjs、角度2Aだけ焦
電型赤外線センサlが移動するのに要する単一サイクル
の時間をT 5canとする(第10図参照)。
なお、上記角度A1時間T un、 T js、 T 
5canは、モータアクチュエータあるいはクロックカ
ウンタ(ともに図示せず)その他任意の公知な方法ある
いは手段によりこれを計測するものとする。
また、焦電型赤外線センサlから運転者UNあるいは助
手席者JSまでの中心線Cからの直線距離をLCO(こ
の値は車両によ′り通常は一定)。
焦電型赤外線センサ1から実際の運転者UNまでの求め
たい直線距離をLun、実際の助手席者JSまでの求め
たい直線距離をLjsとする(第12図参照)。
まず上記焦電型赤外線センサlが運転者UN側の最大走
査境界線Bstから走査を開始したと仮定すると、 運転者UNの最大走査境界!!aBstからの角度は、
2 A (T un/ T 5can) + Zとなる
。ただし、Zは焦電型赤外線センサlの出力のピーク値
の補正値にもとづく角度補正値である。
したがって、運転者UNの中心線Cからの上記角度Au
nは、 Aun  =  A −(2A (Tun/Tscan
) +z)となる。
また、助手席者JSの最大走査境界線Bstからの角度
は、 2 A (T js/ Tscan) + Zとなる。
したがって、助手席者JSの中心線Cからの上記角度A
jsは、 Ajs  =  (2A (Tjs/Tscan) +
Z) −Aとなる。
かくして、AunおよびAjsが演算され、つぎに焦電
型赤外線センサ1からの運転者UNの上記距@Lun、
および助手席者JSの上記距離Ljsが以下のように演
算される。すなわち、焦電型赤外線センサ1.運転者U
N、助手席者JSが中心線Cをはさんで描く三角形にお
いて、 Lun (s i nAun)  =  Lc。
Ljs (s i nAjs)  =  Lc。
の関係式が成り立ち、これらの関係式から、Lun  
=  Lco/ (s i nAun)Ljs  = 
 Lco/ (s i nAjs)のように求めること
ができる。
したがって、第12図の仮想線に示すように助手席者J
Sがたとえばその座席21を後方に移動させても該助手
席者JSの位置(角度、距離)を正確に計測することが
できることとなる。もちろん、運転者UNがその座席2
2を前後に移動させた場合も同様である。
つぎに、このようにして検出し、また演算して求めた運
転者UN、および助手席者JSの乗員の有意あるいはそ
の数、ならびに焦電型赤外線センサ1からの距離Lun
、 Ljsおよび角度(向き)Aun、Ajsに応じて
空調空気の調製を行なうものである。
たとえば、第13図に示すように、焦電型赤外線センサ
1と乗員との間の距離に対するファン風端の関係として
、距離が大きくなるほどファン風敬を大きくするように
空気調和装置(図示略)を制御するものである。もちろ
ん、これ以外の空調制御を適宜性なうものとする。
すなわち、このような空調制御および叙述のような検出
、演算のための機構として、第14図に示すように車両
用空気調和装置の制御回路30には、インターフェース
31および他のインターフェース32を介して各種セン
サ群33、および焦電型赤外線センサl、タッチスイッ
チ18を接続しである。なお、各種センサ群33には温
度設定器、内気温度を検出するインカーセンサ、外気温
度を検出するアンビエシトセンサ、ダクトセンサ、日射
センサなどがある。
また、上記制御回路30には、上記空気調和装置のコン
プレッサ駆動回路34、各種ドア駆動回路35、プロア
ファン駆動回路36、グリル方向制御駆動回路37を接
続しである。なお、各種ドア駆動回路35によりエアミ
ックスドア、モードドア、インティクドア等を駆動制御
するものである。
つぎに、以上のような構成の制御回路30において乗員
の有無および焦電型赤外線センサ1からの距離ならびに
向きを演算検出した上に、どのように空気調和装置を制
御するかを説明する。
第15図は本発明の基本的な制御システムのフローチャ
ートを示すもので、まず前記スイングルーバー10ない
しはルーパー14の向きを所定の設定向き、たとえば既
述した運転者UN側の最大走査境界線Bstに設定する
ことにより初期設定を行なう(ステップSl)。
つぎに、ステップS2において車室内の温度trと所定
設定低温度11、所定設定高温度t2どの比較を行なっ
て、車室内温度trが所定設定高温度t2より大きい場
合には、当該空調制御不可能としてステップSlにもど
る。すなわち、車室内の温度trが所定領置1−である
と、前記座席21.22等の温度も上昇し、着座してい
る運転者UNおよび助手席者JSの検出が困難となるた
めである。
車室内温度trが所定設定低温度t1より小さいことを
確認した上で、スイングルーパー10を一定の角速度で
所定領域、つまり車室内を所定サイクルで走査作動させ
る(ステップS3)、なお、制御システム立上がり時に
おいて車室内の温度trの初期値がElとE2との1m
の場合には、tr>t2と同一に判断してステップSl
にもどることとする。
ついで、ステップS4において、乗員と焦電型赤外線セ
ンサlとの間の距離を演算検出し、ステップS5におい
て第13図のグラフにしたがったファン風量の調製制御
を行なうものとする。
つぎに、第16図は、運転者UNあるいは助手席者JS
と、焦電型赤外線センサ1との間の距離、角度を演算し
た上での空調装置の調製制御のフローチャートを示すも
ので、まず前記ステップSlと同様にスイングルーバー
10ないしはルーパー14の向きを所定の設定向きに設
定することにより初期設定を行なう(ステップ5tt)
、ついで、前記ステップS2と同様にして車室内温度t
rと設定温度ti、t2との比較を行なって、車室内温
度trが所定設定高温度t2より大きい場合には、当該
空調制御が不可能としてステップSllにもどる(ステ
ップS 12)。
またステップS12において車室内温度trが所定設定
低温度tlより小さいことを確認した上で、前記ステッ
プS3と同様にしてスイングルーバー10を一定の角速
度で所定領域、つまり車室内を所定サイクルで走査作動
させる(ステップ513)。
つぎに、助手席者JSがいるか否かを判断しくステップ
514)、助手席者JSがいなければステップ515に
おいて運転者UN側への風量と助手席者JS側への風量
とを同一とする。
また、ステップ514において助手席者JSがいること
が検出された場合には、運転者UNおよび助手席者JS
の方向、すなわち既述の角度を検出演算しくステップ5
16)、ついでスイングルーバー10の方向を所定位置
に再設定しくステップ317)、運転者UNおよび助手
席者JSと焦電型赤外線センサlとの間の距離を演算し
くステップ518)、:513図に示したグラフにした
がってそれぞれの乗員に向って左右独立にファン風量を
調製制御する(ステップ319)、なお、このように乗
員の向きが決定されれば、その向きに正確に空調空気を
送ることができることとなって、より快適な空調を実現
できる。
つぎに1本発明においては焦電型赤外線センサ1を所定
範囲の空間にわたって走査させる駆動手段としては、既
述の機構に限定されるものではなく、以下にその他の駆
動手段の実施例を説明する。
まず、第17図ないし第19図に示す例は、上記駆動手
段として正逆回転可能なモータ40を用いた場合であっ
て、車両の前記インストルメントパネル11の所定箇所
に取り付けた樹脂ケース41の前面に前記集光レンズ1
6を有している前記焦電型赤外線センサlを設ける。
すなわち、樹脂ケース41の前面に焦電型赤外線センサ
支持部42を形成し、この焦電型赤外線センサ支持部4
2に樹脂材等による球形状の回動支持部材43を回動可
能に取り付ける。なお、焦電型赤外線センサlはこの球
形状の回動支持部材43の中心位置に取り付けることと
しく第18図)、球形状の回動支持部材43の回動に応
じて所定範囲内の空間、たとえば型室19内を走査でき
るようになっている。
上記球形状の回動支持部材43の支持軸44にはラック
45を設け、モータ40の回転軸に固定したピニオン4
6と係合させる。なお、焦71!型赤外線センサlのリ
ード線5を樹脂ケース41の外部に引き出して前記制御
回路30(第14図)に接続する。
このような構造において、モータ40を正逆回転させ、
第19図に示すようにモータ40の信号として正転時に
赤外線入力信号があれば、焦電型赤外線センサlの出力
信号があって、運転者UNがいることと判断し、モータ
40逆転時に赤外線入力信号があれば、焦電型赤外線セ
ンサl出力信号があって助手席者JSがいると判断する
こうして乗員の有無を検出したあとのシステム処理、な
いしは乗員の位置(距離、角度)を演算した上での制御
についてはすでに述べた実施例と同様であるので、詳述
は省略する。
なお、この実施例によれば、乗員の位置検出用信号とし
てモータ40の正転信号および逆転信号を用いているの
で、乗員の位置検出のためのスイッチを別に設ける必要
がない。
つぎに、焦電型赤外線センサ1を車室19内の天井部5
0に配置して、運転者UN、助手席者JSのみでなく後
部座席の乗員まで検出できる実施例について第20図な
いし第25図にもとづき説明する。
すなわち、第20図は第17図に示したと同様の焦電型
赤外線センサ支持部42、球形状の回動支持部材43に
旋回用連結棒部材51を取り付け、この旋回用連結棒部
材51を所定範囲の車室19内を旋回させることにより
、乗員の検出および焦電型赤外線センサ1からの距離、
角度等を検出しようとするものである。
より具体的には、焦電型赤外線センサ1は球形状の回動
支持部材43の垂直中心線からはずれた位置に設けるこ
ととし、球形状の回動支持部材43の旋回にともなって
、車室19内を走査可能とする。上記旋回用連結棒部材
51の一方の端部にはリング状のギア52を固定し、そ
のキア回転輔53を袖として回転可能としである。この
リング状のギア52に係合するウオームギア54をリン
グ状のギア52の外方に設け、モータ55により回転駆
動させる。
さらに第21図に示すように、旋回用連結棒部材51の
旋回軌跡範囲内には運転者UN、助手席者JS、後部左
座席者BL、後部右座席者BRの位置に対応して四個の
導電性伸張素子56を導電性伸張素子用リブ57に国定
してそれぞれ設ける。また第22図に示すように、上記
モータ55の回転によってリング状のギア52が回転し
、このリング状のギア52の回転にともなって球形状の
回動支持部材43すなわち焦電型赤外線センサ1が旋回
駆動を行ない車室19内の空間を走査し、これのともな
う上記旋回用連結棒部材51の旋回によって、乗員が各
々位置するひとつの区切られた空間D un、 D j
s、D b!、Dbrのいずれかのみで旋回用連結棒部
材51と接触し、導電性伸張素子56が伸張するように
なっている。なお、符号58は導電性伸張素子56のリ
ード線を示す。
第23図は、第20図に示す構造の等両回路を示すもの
で、それぞれの導電性伸張素子56が並列に接続され、
かつそれぞれの導電性伸張素子56には、それぞれ大き
さの異なる抵抗体R1、R2、R3、R4を直列に接続
してあり、この出力をコントロールユニットたとえば前
記制御回路30に供給するようになっている。
しかして、第24図に示すように導電性伸張素子56は
その伸張度に応じてその抵抗値を変化させるもので、第
22図に示したように旋回用連結棒部材51との当接に
より伸張されると、その抵抗値が変化し、空間Dun、
 Djs、 Dbl、Dbr、のうち、どの空間に旋回
用連結棒部材51が旋回してきたかが判断できるように
しであるものである。
上記のような構造において、モータ55の回転により旋
回駆動される焦電型赤外線センサ1の旋回の過程で第2
5図に示すような検出状態の出力特性が得られ、車室内
の四箇所のどの位置に乗員がいるか判断検出することが
できる。
すなわち、旋回用連結棒部材51がどの位置の導電性伸
張素子56と接触しこれを伸張させるかによって導電性
伸張素子56からの出力信号のレベルが異なり、赤外線
入力信号および焦電型赤外線センサl出力信号との論理
積により既述のような手順により位置検出を行なうこと
ができるものである。
また、焦電型赤外線センサlと各乗員との間の距離ある
いは角度についても、既述の手法と同様な手法によりこ
れを演算することができるものである。
なお、この実施例において、旋回用連結棒部材51がど
の旋回範囲にあるかの駆動方向検出部材として導電性伸
張素子56を採用した例を説明したが、これに限定され
るものではなく、モータアクチュエータのような抵抗値
の相違を応用したり、リング状のギア52の回転角にも
とづいて判断するようにしてもよい。もちろん、上記駆
動方向検出部材は既述の他の実施例のようなタフチスイ
ッチ18(第7図、第8図)や、モータ40の正逆回転
信号など、その他任意の部材ないしは信号を採用するこ
とが可能である。
さらに、本発明は車両用空気調和装置に応用して最適な
ものではあるが、倉庫、工場その他所定の限定された空
間内の熱源となる人物あるいは物体、装置への空気調和
装置に応用することも可能である。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明によれば、車両の車室その
他の所要空間内に存在する熱源体の有無、数、位は、さ
らには向きを焦電型赤外線センサを用いて検出するにあ
たり、この焦電型赤外線センサを当該空間内を走査でき
るように可動としたので、適確な検出が可能となった。
とともに、この検出結果をもとに空気調和装置の程度を
適宜調製制御するようにしたので、乗員その他の熱源体
の位置、向きに応じた適正な空調が可能となるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明において使用する焦電型赤外線センサ1
の断面図、 第2図は同、シングルタイプの焦電型赤外線センサls
の正面図、 第3図は同、デュアルタイプの焦電型赤外線センサld
の正面図、 第4図は同、焦電型赤外線センサlの等価回路図。 第5図は同、焦電型赤外線センサlの出力信号特性図、 第6図は同1人体の赤外線放射エネルギの波長分布図、 第7図は本発明の一実施例による焦電型赤外線センサl
の取付は状態の平面図、 第8図は同、要部概略正面図、 第9図は同、正面図、 第10図は同、検出状態の特性図、 第11図は同、焦電型赤外線センサlの取付は状態の正
面図、 第12図は同、位置(距離、角度)検出のための演算を
説明するための平面図、 第13図は同、乗員および焦電型赤外線センサlの間の
距離と、ファン風量との関係を示すグラ乙 第14図は同、制御回路30のブロック図、第15図は
同、空気調和制御のフローチャート 図 。 第16図は同、他の空気調和制御のフローチャート図、 第17図は本発明の他の実施例の断面図、第18図は同
、正面図。 第19図は同、検出状態の特性図、 第20図は本発明のさらに他の実施例の断面図、 第21図は同、要部平面図、 第22図は同、作動状態を説明するための要部平面図、 第23図は同、検出装置の等価回路図、第24図は同、
導電性伸張素子56の特性図、 第25図は同、検出状態の特性図である。 1、、、、、焦電型赤外線センサ lS・・・・シングルタイプの 焦電型赤外線センサ ld・・ ・・デュアルタイプの 焦電型赤外線センサ 2、、、、、ベース 3、、、、、ケース 4、、、、、窓材 5、、、、、リード線 6、、、、、基板6 7、、、、、焦電体素子7 8、、、、、電界効果トランジスタ(FET)10、、
、、、スイングルーバー 11、、、、、インストルメントパネル12、、、、、
ベント吹出し口 13、、、、、駆動リンク 14、、、、、ルーバー 15、、、、、固定回動軸 16.、、、、集光レンズ 17、、、、、センタールーバー 18、、、、、タッチスイッチ 19、、、、、車室 20、、、、、サイドルーバー 21、、、、、助手席者JSの座席 22、、、、、運転者UNの座席 30、、、、、制御回路 31.320.インターフェース 33、、、、、各種センサ群 34、、、、、コンプレッサ駆動回路 35、、、、、各種ドア駆動回路 36、、、、、プロアファン駆動回路 37、、、、、グリル方向制御駆動回路40、、、、、
モータ 41、、、、樹脂ケース 42、、、、、焦電型赤外線センサ支持部43、、、、
、球形状の回動支持部材 44、、、、、支持軸 45、、、、、ラック 46、、、、、ピニオン 50、、、、、天井部 51、、、、、旋回用連結棒部材 52、、、、、リング状のギア 53、、、、、ギア回転軸 54、、、、、ウオームギア 55、、、、、モータ 56、、、、、導電性伸張素子 57、、、、、導電性伸張素子用リブ 58、、、、、導電性伸張素子56のリード線cp、、
、、、素子容量 Rp、、、、、素子抵抗 Rg、、、、、外部抵抗 Ip、、、、、焦電流 UN、、、、、運転者 JS、、、、、助手席者 BL、、、、、後部左座席者 BR,、、、、後部右座席者 C01,中心線 A19.往復運動の中心線Cからの最大角度Aun、、
中心線Cから運転者UNまでの角度Ajs、、中心線C
から助手席者JSまでの角度Tun、、i転者UNから
の赤外線の検出時間Tjs、、助手席者JSからの赤外
線の検出時間T 5can 、焦電型赤外線センサ1が
角度2Aだけ移動するのに要する時間 Lco、、中心線Cから運転者UN ないし助手席者JSまでの距離 Lun、、焦電型赤外線センサ1から運転者UNまでの
距離 Ljs、、焦電型赤外線センサlから 助手席者JSまでの距離 Bst、、運転者UN側の最大走査境界線Z09.補正
角度値 ’tr、、車室19内の温度 Llo、所定設定低温度 t20.所定設定高温度

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)空気調和装置により空気調和を行なう所要の空間
    に臨むように配置する焦電型赤外線センサと、 この焦電型赤外線センサが前記空間を走査するように、
    該焦電型赤外線センサを駆動する駆動手段と、 前記焦電型赤外線センサによって前記空間内における熱
    源体の存在を検出する熱源体検出手段と、 を有する空気調和装置用熱源体検出装置。
  2. (2)前記所要の空間が、車両の車室であるとともに、
    前記熱源体が、該車室に乗り込んだ乗員であることを特
    徴とする特許請求の範囲第1項に記載の空気調和装置用
    熱源体検出装置。
  3. (3)前記熱源体検出手段により前記熱源体の位置を検
    出するようにしたことを特徴とする特許請求の範囲第1
    項に記載の空気調和装置用熱源体検出装置。
  4. (4)前記熱源体検出手段が、前記焦電型赤外線センサ
    の駆動方向を検出する駆動方向検出部材を備えているこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の空気調和
    装置用熱源体検出装置。
  5. (5)前記駆動手段を、前記空気調和装置のエア吹出し
    口に設けたスイングルーバーとしたことを特徴とする特
    許請求の範囲第1項に記載の空気調和装置用熱源体検出
    装置。
  6. (6)前記スイングルーバーを、センターベントルーバ
    ーとしたことを特徴とする特許請求の範囲第5項に記載
    の空気調和装置用熱源体検出装置。
  7. (7)前記駆動手段を、前記所要の空間の天井部に配設
    した旋回部材としたことを特徴とする特許請求の範囲第
    1項に記載の空気調和装置用熱源体検出装置。
  8. (8)前記駆動手段を、モータとし、このモータと前記
    焦電型赤外線センサとの間にラックおよびピニオンを介
    装したことを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の
    空気調和装置用熱源体検出装置。
  9. (9)空気調和装置により空気調和を行なう所要の空間
    に臨むように配置する焦電型赤外線センサと、 この焦電型赤外線センサが前記空間を走査するように、
    該焦電型赤外線センサを駆動する駆動手段と、 前記焦電型赤外線センサによって前記空間内における熱
    源体の存在を検出する熱源体検出手段と、 前記空間内を空気調和する空気調和手段と、前記熱源体
    検出手段により検出した熱源体の有無に応じて前記空気
    調和手段による空気調和の程度を制御するようにした空
    気調和制御手段と、を有する空気調和装置。
  10. (10)前記所要の空間が、車両の車室であるとともに
    、前記熱源体が、該車室に乗り込んだ乗員であることを
    特徴とする特許請求の範囲第9項に記載の空気調和装置
  11. (11)前記熱源体検出手段により前記熱源体の位置を
    検出するようにしたことを特徴とする特許請求の範囲第
    9項に記載の空気調和装置。
  12. (12)前記熱源体検出手段により検出した熱源体の位
    置に応じて前記空気調和手段による空気調和の程度を制
    御するようにしたことを特徴とする特許請求の範囲第1
    1項に記載の空気調和装置。
  13. (13)前記熱源体検出手段が、前記焦電型赤外線セン
    サの駆動方向を検出する駆動方向検出部材を備えている
    ことを特徴とする特許請求の範囲第9項に記載の空気調
    和装置。
  14. (14)前記駆動手段を、前記空気調和装置のエア吹出
    し口に設けたスイングルーバーとしたことを特徴とする
    特許請求の範囲第9項に記載の空気調和装置。
  15. (15)前記スイングルーバーを、センターベントルー
    バーとしたことを特徴とする特許請求の範囲第14項に
    記載の空気調和装置。
  16. (16)前記駆動手段を、前記所要の空間の天井部に配
    設した旋回部材としたことを特徴とする特許請求の範囲
    第9項に記載の空気調和装置。
  17. (17)前記駆動手段を、モータとし、このモータと前
    記焦電型赤外線センサとの間にラックおよびピニオンを
    介装したことを特徴とする特許請求の範囲第9項に記載
    の空気調和装置。
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